JP3110146U - リモコン装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 リストバンドに着脱可能なリモコン装置を提供する。
【解決手段】 リモコン装置１の本体３の裏面には、のツバ状の凸部３９１を２個有する取り付け部３９を、リストバンド５には、カギ状の爪５３を有する取り付け部５１を設け、本体３のツバ状の凸部３９１を、リストバンド５の取り付け部５１の爪５３に噛み合わせることにより、リモコン装置１の本体３をリストバンド５に取り付け、凸部３９１を爪５３からはずすことにより本体３をリストバンド５から取り外すことを可能にする。
【選択図】 図８

Description

本発明は、リストバンドに着脱自在なリモコン装置に関する。

従来から、様々な機器を制御するためのリモコン装置が存在する（特許文献１参照）。

特開２００４−２７５２５６

しかしながら、従来、リモコン装置は、その置き場所を定めておいても見当たらなくなったり、紛失してしまう等の管理上の問題があった。

本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、リストバンドに着脱自在なリモコン装置を提供することである。

前述した目的を達成するために本考案は、複数のボタンと、押されたボタンに関する情報を送信する送信部を有する本体と、本体に対して着脱自在に設けられるリストバンドと、を有することを特徴とするリモコン装置である。
本体は、リストバンドに取り付けられている場合でも、リストバンドから取り外されている場合でも操作可能であることが望ましい。

また、本体下部は、ツバ状の凸部を有し、リストバンドに形成された爪に凸部を噛み合わせることにより、本体をリストバンドに取り付ける。凸部は、円形のツバに、2ヶ所の切り込みを円周上の対称な位置に設けることにより2個形成され、爪は、円周上の対称な位置に２個形成されていることが好ましく、２個の爪を、2ヶ所の切り込みにそれぞれ合わせ、本体を円平面で回転させ、2個の凸部を２個の爪にそれぞれ噛み合わせることにより、本体をリストバンドに取り付ける。

このように、リストバンドに設けた2個の爪に、本体に設けた2個の凸部を噛み合わせることにより、本体をリストバンドに取り付けることが可能になり、本体がリストバンドに着脱可能となる。これにより、リモコン装置の携帯が容易になるとともに、紛失を防止し、リモコン装置の管理を容易に行うことが可能になる。

さらに、本体は、紐を通すための紐通し穴をさらに有することが望ましい。この紐通し穴に、首に掛けるための紐を通すことにより、リモコン装置をリストバンドに取り付けない場合に、リモコン装置を首に掛けておくことが可能になる。

本考案により、携帯が可能で、紛失等を防止可能な管理しやすいリモコン装置を提供することが可能になる。

以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を詳細に説明する。図１は、本考案のリモコン装置の表側の平面図、図２は、リモコン装置の裏面の平面図、図３は、リストバンドへ取り付けてある本体の斜視図、図４は、リストバンドの平面図、図５は、リストバンドの斜視図、図６は、本体裏面の平面図、図７は、本体の裏面の斜視図、図８は、リモコン装置のリストバンドへの取り付け方法を示す図、図９（ａ）および図９（ｂ）は、紐通し穴を示す図である。

図１、図２、図３に示すように、本考案のリモコン装置１は、本体３およびリストバンド５から成る。
本体３は、本体蓋３７と本体ケース３８より構成され、その内部にリモコンとして機能させるためのシステムが備えられている。すなわち、表示部３１、複数のボタン（３３１〜３４０）、送信部３５、図示されていない制御部等が収納されている。
表示部３１は液晶ディスプレイであり、数字等を表示する。また、送信部３５は、赤外線等による信号の送信を行う。複数のボタン（３３１〜３４０）は、各ボタンに設けられた接点と押されたボタンを検出するための回路より構成される。また、表示されていない制御部は、マイコン等で構成され、表示部３１の制御を行うとともに、ボタンの回路からの入力により、表示部３１および送信部３５を制御する。

本体蓋３７には表示部３１用の窓と、ボタン（３３１〜３４０）を突出させるための穴が開けられており、本体蓋３７は、本体ケース３８裏面の四隅に設けられたネジ穴と、本体蓋３７内部の対応する位置に設けられた４つのネジ穴を合わせることにより、ネジ３８１で本体ケース３８と固定される。

リストバンド５は、通常の腕時計と同様の形状であり、腕時計の時計部分が取り付け部５１になっている。この取り付け部５１については後述するが、ここに本体３を着脱する。

本実施の形態のリモコン装置１は、パチンコ等の遊戯場の遊戯機制御用であり、遊技場の管理者や店員が腕に着けて携帯する。本体３をリストバンド５に取り付けたまま、あるいは、取り外してリモコン装置１を操作することが可能である。本体ケース３８には紐通し穴３８３が設けられており、本体３に紐を通して、首に掛けて携帯することもできる。

本体３の表示部３１には、例えば、通常は時刻が表示されており、ボタン（３３１〜３４０）のいずれかを押した場合に、そのボタンに関する情報を表示する。
各ボタン（３３１〜３４０）の機能を簡単に説明する。例えば、ボタン３３１、ボタン３３２、ボタン３３３は、それぞれ、遊戯機が無制限の台、継続中の台、あるいは、呼出しボタンが押されている台であることを示す遊戯機上のランプをＯＮ/ＯＦＦするためのボタンで、これらのいずれかのボタンを押すと、本体ケース３８内の図示していない制御部が表示部３１に押されたボタンの種類を表示するとともに、送信部３５を制御し、送信部３５からボタン３３１、３３２、３３３のいずれかが押されたことを示す信号が送信される。
この信号を遊戯機上のランプ付近に設けられた受信部が受信すると、遊戯機は、ボタン３３１が押されていた場合には、遊戯機上のランプの無制限を示す表示をＯＦＦならばＯＮに、ＯＮならばＯＦＦに切り替える。ボタン３３２の場合も同様に、継続を示すランプの表示をＯＮ/ＯＦＦする。一方、ボタン３３３の場合は、客の呼出しにより点灯された呼出し用ランプをリセットする。

その他のボタン（３３４〜３４０）も、それぞれ異なる機能を持つ。
また、遊戯機には、呼出しランプ付近、および、遊戯機のロック機構付近の２ヶ所に受信部が設けられており、リモコン装置１をどちらの受信部に向けて送信するかによって、２通りの機能を実現する。
例えば、リモコン装置１を呼び出しランプに向け、ボタン３３４を押すと、その遊戯機がお勧め台であることを示すランプをＯＮ/ＯＦＦさせ、ロック機構付近の受信部にリモコン装置１を向けて同ボタン３３４を押すと、その遊戯機のロックを1分解除させる。この場合、表示部３１には、解除の残り時間が表示される。

同様に、ボタン３３５〜３４０にも２つずつの機能があり、ボタン３３５は、客が食事中で席をはずすことを示すランプをＯＮ／ＯＦＦさせる機能とロックを５分解除させる機能、ボタン３３６は、遊戯機のタロットの数字表示をＯＮ／ＯＦＦさせる機能とロックを３０分解除させる機能、ボタン３３７は、ランプを前もって定めた点灯方法でＯＮ／ＯＦＦさせる機能と、複数の遊戯機を含む島の全遊戯機のロックを解除する機能、ボタン３３８は、客が席を離れている離席時間を表示させる機能と、島の全遊戯機をロックする機能、ボタン３３９は、不正があった旨の呼出しランプのリセット機能と、その遊戯機のロック機能を持つ。

図２、３に示すように、本体ケース３８には切り溝３８５が設けられている。図３に示されている取り付け部５１は、後述するようにリストバンド５に附属する部分であり、これも後述するが、切り溝３８５にこの取り付け部５１をスライドさせてはめ込むことにより、本体３をリストバンド５に固定する。

図４、図５は、リストバンド５の取り付け部５１の構造を示す平面図と斜視図、図６、図７は、本体３側の取り付け部３９を示す図であり、それぞれ、本体３を裏側から見た平面図と斜視図である。

図４、図５に示すように、取り付け部５１は、リストバンド５に取り付けられている。通常の腕時計と同様に、ベルト部分を取り付ける金具が両側にあり、通常の時計の表示部が取り付け部５１になっている。
図４、図５では、取り付け部５１は、ベルト部分と別の素材で構成されているが、例えば、ベルトと取り付け部５１を同一の素材で一体成形したものであってもよい。
取り付け部５１は略円形であり、その外周の中心に対して対象な位置にカギ状の爪５３が２個設けられている。取り付け部５１は例えば樹脂性であり、２個の爪５３とともに一体成形される。

一方、図６、図７に示すように、本体３の裏面には切り溝３８５および取り付け部３９が設けられる。切り溝３８５は、本体３の本体ケース３８の中央部を送信部３５のある面と略平行に溝状にくぼませたもので、溝の幅は、リストバンド５の取り付け部５１の直径と略等しく、また、溝の深さは、リストバンド５の取り付け部５１の爪５３の高さ、すなわち、爪５が取り付け部５１から突出している高さと略等しい。

切り溝３８５の中央には、円柱状の取り付け部３９が突出しており、その上部にはツバ状の２つの凸部３９１が設けられている。取り付け部３９の直径はリストバンド５の取り付け部５１の内径に略等しく、その回りにあるツバ状の２つの凸部３９１を含めた直径は、リストバンド５の取り付け部５１の外径に略等しい。また、取り付け部３９の高さは、切り溝３８５の深さよりもやや高い。
取り付け部３９は中空であり、中空部はリチウム電池等の電池の収納ケースになっており、上部には電池ケース蓋３９３がネジで固定される。

凸部３９１は、円形の平面状のツバに２つの切り込みを入れたような形状で、２つの凸部３９１は円周上の対称な位置に設けられ、その外周の弧の長さは、リストバンド５の爪５３の弧の長さに比して十分に長い。
２つの凸部３９１は、その外周の中点を結んだ直線が、切り溝３８５の幅方向と平行ではなく、ある角度を持つように傾けて設けられる。これは、凸部３９１をリストバンド５の爪５３に掛けやすくするためである。

次に、リモコン装置本体３の着脱方法を説明する。リストバンド５を片腕にはめていることを前提とする。図８に示すように、リモコン装置１の本体３をリストバンド５のベルト方向に対して少し斜めにもう片方の手で持ち、凸部３９１を２つの爪５３の間を通すようにＡ方向にスライドし、本体３の取り付け部３９とリストバンド５の取り付け部５３が重なるようにする。その後、本体３をＢ方向に回転させ、２つの凸部３９１を２つの爪５３にかけ、リストバンド５と本体３が図１の位置関係、すなわち、本体３の中心線の方向がリストバンド５の方向と等しくなるような向きにする。これにより、本体３がリストバンド５に取り付けられる。
逆に、本体３を方向Ｂとは反対方向に回転させて２つの凸部３９１を爪５３からはずし、方向Ａと逆方向にスライドさせることにより、本体３はリストバンド５から取り外せる。

以上のように、リストバンド５に２つの爪５３を持つ取り付け部５１を設け、また、リモコン装置１の本体３に、２つの凸部３９１を持つ取り付け部３９を設けることにより、容易にリモコン装置１の本体を着脱することが可能になる。

図９（ａ）および図（ｂ）は、リモコン装置１の本体３を紐で首にかけて携帯する場合の紐通し穴の構造を示す図である。
図９（ａ）のように、本体ケース３８裏面と送信部３５のある面とを貫通するような紐通し穴３８３を設けてもよいし、同図（ｂ）のように、本体ケース３８の裏面に穴の貫通した凸状の紐通し穴３８３を設けてもよい。これらの紐通し穴に、首に掛けるのに十分な長さの紐を通すことにより、リモコン装置１を首にかけて携帯することも可能になる。

尚、本考案は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能であり、それらも、本考案の技術範囲に含まれる。

本考案のリモコン装置の表側の平面図 リモコン装置の裏面の平面図 リストバンドへ取り付けてある本体の斜視図 リストバンドの平面図 リストバンドの斜視図 本体裏面の平面図 本体の裏面の斜視図 リモコン装置のリストバンドへの取り付け方法を示す図 紐通し穴を示す図

符号の説明

１………リモコン装置
３………本体
３１………表示部
３５………送信部
３７………本体蓋
３８………本体ケース
３８３………紐通し穴
３８５………切り溝
３９………取り付け部
３９１………凸部
５………リストバンド
５１………取り付け部
５３………爪

Claims (5)

1. 複数のボタンと、押されたボタンに関する情報を送信する送信部を有する本体と、
   前記本体に対して着脱自在に設けられるリストバンドと、
   を有することを特徴とするリモコン装置。
2. 前記本体下部は、ツバ状の凸部を有し、
   前記リストバンドに形成された爪に前記凸部を噛み合わせることにより、前記本体を前記リストバンドに取り付けることを特徴とする請求項１記載のリモコン装置。
3. 前記凸部は、円形のツバに、2ヶ所の切り込みを円周上の対称な位置に設けることにより2個形成され、
   前記爪は、円周上の対称な位置に２個形成され、
   前記２個の爪を、前記2ヶ所の切り込みにそれぞれ合わせ、前記本体を円平面で回転させ、2個の前記凸部を前記２個の爪にそれぞれ噛み合わせることにより、前記本体をリストバンドに取り付けることを特徴とする請求項２記載のリモコン装置。
4. 前記本体は、前記リストバンドに取り付けられている場合でも、前記リストバンドから取り外されている場合でも操作可能であることを特徴とする請求項１記載のリモコン装置。
5. 前記本体は、紐を通すための紐通し穴をさらに有することを特徴とする請求項１記載のリモコン装置。

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