JP3109501B2 - パトローネ情報検出装置 - Google Patents

パトローネ情報検出装置

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JP3109501B2 JP10368591A JP36859198A JP3109501B2 JP 3109501 B2 JP3109501 B2 JP 3109501B2 JP 10368591 A JP10368591 A JP 10368591A JP 36859198 A JP36859198 A JP 36859198A JP 3109501 B2 JP3109501 B2 JP 3109501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムを備えたパト
ローネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フィルムと該フィルムを収容
する容器とを備え、該フィルムが撮影等に使用される際
には、該容器から該フィルムが引き出されるをパトロー
ネが知られている。また特開昭53−8133号公報に
記載されているように、フィルム収納容器上に磁気記録
媒体を設け、該媒体に使用量を記録し、該収納容器を本
体に装填するときに該媒体から情報を再生し、本体側は
該再生した情報に基づき表示を行うものが知られてい
る。
【0003】また特開昭56−154720号公報に記
載されているように、フィルムカセット上に磁気記録媒
体を設け、カセット装填後のフィルム巻き上げ時に、該
媒体から再生ヘッドにより情報(フィルム残駒数)を再
生し、該再生した情報を駒数表示に利用するものが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパトローネには、フィルムの給送制御やパトロ
ーネの装填制御に利用される情報を具備するものがなか
った。また上記公報に記載のパトローネは、容器外に引
き出されたフィルムを容器内に巻き戻すタイプ(以後巻
戻タイプと言う)のパトローネに関する情報設定につい
ての記載が無く、巻戻タイプのパトローネにおける情報
設定を、どのように構成するのかが不明であった。
【0005】本発明は、パトローネが装填される装置側
での利用価値の高い情報を備えた、巻戻タイプのパトロ
ーネを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、情報
が記録された情報記録部(202A)を備えたパトロー
ネ(202)を取扱い可能であり、前記情報記録部から
の情報検出が可能な装置において、前記情報記録部に記
録されている情報は前記パトローネの軸方向に設けられ
ており、前記パトローネを第1位置(パトローネ室20
1Aの右端位置)から該第1位置とは異なる第2位置
(パトローネ室201Aの左端位置)へ前記軸方向に移
動させ、該第2位置への移動が完了すると動作を停止す
る移動手段(モータM、送りねじ207、ホルダー本体
204)と、前記パトローネの前記第2位置への移動完
了前には前記情報記録部からの情報検出が可能であり、
前記パトローネの前記第2位置への移動が完了すると前
記情報記録部からの情報検出が不可能な情報検出手段
(記録検出装置252、磁気ヘッド210)と、前記パ
トローネの前記第2位置への移動完了前に、前記情報検
出手段に、前記情報記録部からの情報検出を行わせる制
御手段(CPU)とを設けた。また、本願特許請求の範
囲第2項にかかる発明においては、請求項1にかかるパ
トローネ情報検出装置において、前記制御手段が、前記
移動手段の前記動作も制御するように構成した。また、
本願特許請求の範囲請求項3にかかる発明においては、
請求項1又は2いずれか一項にかかるパトローネ情報検
出装置において、前記制御手段が、前記パトローネの前
記第1位置から前記第2位置への移動中に、前記情報検
出手段に前記情報記録部からの情報検出を行わせるよう
に構成した。また、本願特許請求の範囲請求項4にかか
る発明においては、請求項1乃至3いずれか一項にかか
るパトローネ情報検出装置において、前記情報記録部を
情報が磁気記録された磁気記録部とした。また、本願特
許請求の範囲請求項5にかかる発明においては、請求項
1乃至4いずれか一項にかかるパトローネ情報検出装置
において、前記情報記録部には、使用済信号又は撮影済
駒数信号が記録されているものとした。また、本願特許
請求の範囲請求項6にかかる発明においては、請求項1
乃至5いずれか一項にかかるパトローネ情報検出装置に
おいて、前記パトローネがリーダー部を有し、該リーダ
ー部が引き出された状態で挿入されるものとした。ま
た、本願特許請求の範囲請求項7にかかる発明において
は、請求項1乃至6いずれか一項にかかるパトローネ情
報検出装置において、前記第2位置への移動が完了した
前記パトローネからフィルムを引出し可能な引出手段
(巻取り巻戻し手段254)をさらに設けた。さらに、
本願特許請求の範囲請求項8にかかる発明においては、
請求項7にかかるパトローネ情報検出装置において、前
記引出手段は撮影のために前記フィルムを引出し可能な
カメラのフィルム引出手段とし、前記第1位置は、前記
パトローネを前記カメラへ挿入するために前記パトロー
ネが置かれる位置であり、前記第2位置は、前記撮影の
ために前記カメラのフィルム引出手段による前記フィル
ムの引出しが可能となる位置であるように構成した。な
お以上の説明においては本発明の構成に後述実施例の構
成、参照番号を併記したが、これは本発明と後述実施例
との対応を容易にするためであって、本発明が後述実施
例の構成に限定さえれることを示すものではない。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明によれば、移動手段は、前記パトローネ
を第1位置(パトローネ室201Aの右端位置)から該
第1位置とは異なる第2位置(パトローネ室201Aの
左端位置)へ前記軸方向に移動させ、該第2位置への移
動が完了すると動作を停止し、情報検出手段は、前記パ
トローネの前記第2位置への移動完了前には前記情報記
録部からの情報検出が可能であり、前記パトローネの前
記第2位置への移動が完了すると前記情報記録部からの
情報検出が不可能であり、前記制御手段は、前記パトロ
ーネの前記第2位置への移動完了前に、前記情報検出手
段に、前記情報記録部からの情報検出を行わせる。ま
た、本願特許請求の範囲第2項にかかる発明によれば、
前記制御手段は、前記移動手段の前記動作も制御する。
また、本願特許請求の範囲請求項3にかかる発明によれ
ば、前記制御手段は、前記パトローネの前記第1位置か
ら前記第2位置への移動中に、前記情報検出手段に前記
情報記録部からの情報検出を行わせる。また、本願特許
請求の範囲請求項4にかかる発明によれば、前記情報記
録部は磁気記録部であって、該磁気記録部には情報が磁
気記録されている。また、本願特許請求の範囲請求項5
にかかる発明によれば、前記情報記録部には、使用済信
号又は撮影済駒数信号が記録されている。また、本願特
許請求の範囲請求項6にかかる発明によれば、前記パト
ローネはリーダー部を有し、前記パトローネは前記リー
ダー部が引き出された状態で挿入される。また、本願特
許請求の範囲請求項7にかかる発明によれば、引出手段
が前記第2位置への移動が完了した前記パトローネから
フィルムを引出し可能である。また、本願特許請求の範
囲請求項8にかかる発明によれば、前記引出手段は撮影
のために前記フィルムを引出し可能なカメラのフィルム
引出手段であり、前記第1位置は、前記パトローネを前
記カメラへ挿入するために前記パトローネが置かれる位
置となり、前記第2位置は、前記撮影のために前記カメ
ラのフィルム引出手段による前記フィルムの引出しが可
能となる位置となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て詳しく説明する。図1は本発明の第1実施例の概略構
成を示す斜視図で、図2は、図1におけるカメラ裏蓋を
閉じた状態でのパトローネ部の断面図である。図1にお
いて、カメラ本体1のパトローネ室1Aに装填されてい
るパトローネ2のフィルム引出し口部(リップ部)の背
面には磁気誘導により磁化される情報記録部2Aが設け
られている。また、この情報記録部2Aに対向する裏蓋
3の裏面には、図2に示すように、磁化用電磁石4とホ
ール効果素子のような磁気検出素子5とが互いに近接し
て配置されている。この磁化用電磁石4をもって情報記
録手段が構成される。
【0011】裏蓋3は、不図示の蝶番によってカメラ本
体1に開閉可能に支持され、その一端部の内面から突出
して、錠止用の裏蓋爪6とカメラ本体1に固設された常
閉の裏蓋スイッチSw1 を作動させる突起7とが設け
られている。この裏蓋スイッチSw1 は、裏蓋3が閉
じられたときに、突起7によって開成され、その際、裏
蓋信号を出力するように構成されている。
【0012】裏蓋3を閉じたときに裏蓋爪6と係合可能
な鉤部10aが設けられた錠止部材10は、カメラ本体
1に固設されたピン11、12とそれぞれ係合する1対
の直進溝10bを有し、これにより錠止部材10は、鉤
部10aと裏蓋爪6とが係合する上昇位置と、その係合
を解除する下降位置との間で上下に摺動可能に構成さ
れ、また、引張コイルばね13によって常時上昇位置側
(図1中で上方)に付勢されている。
【0013】さらに、この錠止部材10には、引張コイ
ルばね13の付勢力に抗して錠止部材10を下降位置へ
移動させるための指掛け14が設けられ、また錠止部材
10の一方の側面には、後述の係止レバー15と係合す
る被係止段部10c、斜面10d、及び後述の第2係合
ピン23と係合する斜面10e、平坦部10fが形成さ
れている。
【0014】引張コイルばね13の付勢力に抗して錠止
部材10をその下降位置に係止する係止レバー15、は
カメラ本体1に固設された支軸16にて回転可能に支持
され、引張コイルばね17によって常時時計方向に付勢
されている。また、この係止レバー15は、錠止部材1
0の被係止段部10cと係合する鉤部15aと腕15b
とを有し、その腕部15bは、解除レバー20に突設さ
れた第1係合ピン21Aと係合可能に構成されている。
【0015】係止レバー15の係止を解除するための解
除レバー20は、その係止レバーを支持する支軸16に
よって同軸に回転可能に支持され、引張コイルばね22
により常時反時計方向に付勢されている。この解除レバ
ー20は、反時計方向に回動して、第1係合ピン21A
を係止レバー15の腕部15bに当接させることによ
り、係止レバー15の係止を解除する第1位置と、時計
方向に回動して第1係合ピン21Aを腕部15bから離
す第2位置との間で回動可能である。また解除レバー2
0の下端部20aに突設された第2係合ピン21Bは、
錠止部材10が引張コイルばね13の付勢力によって下
降位置から上昇位置に変位する際に、錠止部材10の斜
面10e及び平坦部10fに係合可能である。
【0016】解除レバー20の上端部には、カメラ本体
1に固設された第1コンビネーションマグネット23に
吸着されるアーマチャ24が設けられている。この第1
コンビネーションマグネット23は、通常は永久磁石の
磁力によりアーマチャ24を吸着しているが、磁気検出
素子5を含むパトローネ判別回路50(図3参照)から
の、パトローネ2の情報記録部2Aから磁気が検出され
無いという信号、すなわちパトローネ2が新しいもので
あるとの信号により、制御回路51を介してコイルに通
電されると、永久磁石の磁力が打ち消されるような形式
(すなわちOFFタイプ)のものである。なお、解除レ
バー20を付勢する引張コイルばね22の付勢力は、係
止レバー15を付勢する引張コイルばね17の付勢力よ
り強く、錠止部材10を付勢する引張コイルばね13の
付勢力は引張コイルばね22の付勢力よりさらに強く構
成されている。
【0017】一方、パトローネ2を収容するカメラ本体
1のパトローネ室1A内に突出する押圧部30aを一端
に有する押出しレバー30は、カメラ本体1に植設され
た支軸31によって回転可能に支持され、パトローネ2
が装填されていないときはその押圧部30aがパトロー
ネ室内に突出するように、強い引張コイルばね32によ
って常時時計方向に付勢されている。また、カメラ本体
1に固設されたパトローネスイッチSw2 は、パトロ
ーネ2の装填によって引張コイルばね32の付勢力に抗
しその押圧部30aが変位したときに開成し、その際、
パトローネ2の装填信号を出力するように構成されてい
る。さらに、押出しレバーの他端には、カメラ本体1に
固設されたOFFタイプの第2コンビネーションマグネ
ット33に吸着されるアーマチャ34が設けられてい
る。この第2コンビネーションマグネット33は、磁気
記録部2Aが既に磁化されたパトローネ(すなわち使用
済パトローネ)を磁気検出素子5が検出した時にOFF
となり、アーマチャ34の吸着を中止するように構成さ
れている。
【0018】図3は上記第1実施例の電気系統を説明す
るためのブロック図である。図3中で、フィルム巻戻し
装置53は、公知のフィルム終端検出装置(不図示)を
有し、フィルムのリーダー部を残して巻戻しが完了する
と、その完了信号を制御回路51に出力するように構成
されている。また、図4及び図5は、裏蓋錠止部の作用
説明図で、図4は、裏蓋が錠止されている状態を、また
図5は、その錠止が解除された状態を示している。以
下、図3乃至図5を参照して上記の実施例の動作を説明
する。
【0019】図4は、巻戻し完了直後の状態を示し、錠
止部材10は上昇位置に在り、裏蓋爪6は錠止部材10
の鉤部10aによって係止されている。また、裏蓋3の
突起7によって裏蓋スイッチSw1 は開成状態に置か
れ、裏蓋3が閉じ状態にあることを示す裏蓋信号が、図
3中の制御回路51に送られている。さらに、解除レバ
ー20の第2係合ピン21Bは、錠止部材10の平坦部
10fに係合し、解除レバー20に設けられたアーマチ
ャ24は第1コンビネーションマグネット23に吸着さ
れている。
【0020】一方、図4に示す巻戻し完了直後の状態に
おいては、図1中で、押出しレバー30の押圧部30a
は、パトローネを介して押圧されているので、パトロー
ネスイッチSw2 は開成状態にあり、パトローネ2が
装填されていることを示すパトローネ信号が制御回路5
1に入力されている。また、押出しレバー30に設けら
れたアーマチャ34は、第2コンビネーションマグネッ
ト33によって吸着されている。
【0021】図4において、錠止部材10の指掛け14
を下方へ押すと、錠止部材10は、引張コイルばね13
の付勢力に抗して下降する。これにより、係止レバー1
5の鉤部15aは、引張コイルばね17の付勢力に抗し
て錠止部材10の斜面10dを乗り上げ、錠止部材10
が図5に示す下降位置に達すると、係止レバー15は引
張コイルばね17の付勢力により図5中で時計方向に回
動し、錠止部材10の被係止段部10cを係止する。従
って、指掛け14から指を離しても、錠止部材10は、
下降位置に保持される。また同時に、錠止部材10の鉤
部10aと裏蓋爪6との係合が外れ、裏蓋3の錠止が解
除され、裏蓋3は開成可能となる。
【0022】一方、錠止部材10の平坦部10fは、下
方へ移動して解除レバー20の第2係合ピン21Bから
図5に示すように離れる。しかし、アーマチャ24が第
1コンビネーションマグネット23に吸着されているの
で、不動の状態に保持される。また、裏蓋3が開かれる
と、突起7が裏蓋スイッチSw1 から離れるので、裏
蓋スイッチSw1 は閉成され、これにより裏蓋3が閉
成状態を示す裏蓋信号は消失する。この裏蓋信号の消失
により、制御装置51は、第2コンビネーションマグネ
ット33に一瞬通電して、アーマチャ34の吸着を解除
する。従って押出しレバー30は、引張コイルばね32
の付勢力によって図1中で時計方向に回動し、パトロー
ネ2を押し出すと同時に、パトローネスイッチSw2
を開成する。このパトローネスイッチSw2 の閉成に
より、パトローネ2が装填されていることを示すパトロ
ーネ信号が消失する。
【0023】パトローネ2をパトローネ室に装填して裏
蓋3を閉じると、パトローネ2は裏蓋3に押され、パト
ローネ室内部に突出していた押出しレバー30の押圧部
30aは、そのパトローネ2に押されて、パトローネ室
から引込み、それに応じて、押出しレバー30が反時計
方向に回動する。その際、記録装置52を構成する磁化
用電磁石5と検出装置50を構成する磁気検出素子5と
は図2に示すように、パトローネ2の情報記録部2aに
接触する。また、押圧部30aの変位によりパトローネ
スイッチSw2 は開成され、パトローネ2が装填され
たことを示すパトローネ信号が制御回路51に出力され
る。さらに、押圧レバー30が引張コイルばね32の付
勢力に抗して反時計方向に回動するので、アーマチャ2
4は第2コンビネーションマグネット33の永久磁石に
吸着される。
【0024】一方、裏蓋3が閉成されると、裏蓋爪6
は、錠止部材10の鉤部10aと係合可能な位置まで図
5中で2点鎖線Aにて示すように変位する。また、突起
7は図5中で2点鎖線Bにて示す位置まで変位して、裏
蓋スイッチSw1 を開成する。これにより、裏蓋スイ
ッチSw1 は裏蓋3が閉じていることを示す裏蓋信号
を制御回路51へ出力する。
【0025】この裏蓋スイッチSw1 とパトローネス
イッチSw2 との出力信号を入力した制御回路51
は、パトローネ判別装置50に制御信号を送り、その信
号に応じて磁気検出素子5は、パトローネ2の情報記録
部2Aが磁化されているか否か、すなわち、パトローネ
2の使用済か未使用かを判別し、その結果を制御回路5
1に送る。以下、パトローネ2が使用済の場合と未使用
の場合とに大別して動作を説明する。 A.使用済パトローネの場合 (1) 磁気検出素子5が、パトローネ2の情報記録部2
Aが既に磁化されていることを検出すると、パトローネ
判別回路50は、使用済信号を制御回路51に出力す
る。
【0026】(2) 制御回路51は、その使用済信号を
入力すると、直ちに第2コンビネーションマグネット3
3に一瞬通電し、アーマチャ34の吸着を解除する。 (3) アーマチャ33の吸着が解除されると、押出しレ
バー30は、引張コイルばね32の付勢力により時計方
向に回動して、パトローネ2を裏蓋3の方へ押圧する。
【0027】(4) 裏蓋3の錠止は解除状態に置かれて
いるので、パトローネ2が押されると、裏蓋3は自動的
に開成される。 (5) 裏蓋3が開くと同時に、パトローネ2がパトロー
ネ室1A外に押出され、裏蓋スイッチSw1 及びパト
ローネスイッチSw2 が閉成される。 B.未使用パトローネの場合 (1) 磁気検出素子5がパトローネ2の情報記録部2A
に磁気が無いことを検知すると、パトローネ判別回路5
0は、パトローネ未使用信号を制御回路51に出力す
る。
【0028】(2) 制御回路51は、その未使用信号を
入力すると、直ちに第1コンビネーションマグネット2
3に一瞬通電する。 (3) その通電により第1コンビネーションマグネット
23がOFFすると、アーマチャ24の吸着が解除さ
れ、解除レバー20が引張コイルばね22の付勢力によ
り解除位置まで反時計方向に回動する。
【0029】(4) この解除レバー20の回動により、
第1係合ピン21Aが係止レバー15の腕部15bを押
し下げるので、係止レバー15は、引張コイルばね17
の付勢力に抗して反時計方向に図5中で鎖線Cにて示す
ように回動する。 (5) この回動により、係止レバー15の鉤部15aが
錠止部材10の被係止段部10cから外れ、錠止部材1
0の下降位置での係止が解除される。
【0030】(6-1) 係止レバー15の係止解除によ
り、錠止部材10は、図5に示す下降位置から、引張コ
イルばね13の付勢力により、図4に示す上昇位置へ上
昇する。 (6-2) この錠止部材10の上昇の途中で、錠止部材1
0の斜面10eが、図3中で鎖線Dにて示す解除位置に
在る解除レバー20の第2係合ピン21Bに当接して、
これを押しのけ、解除レバー20を時計方向に回動させ
て図4に示す位置まで復帰させる。
【0031】(7) さらに錠止部材10が図4に示す上
昇位置まで上昇すると、ピン11、12が直進溝10b
の下端に当接する。 (8) 錠止部材10が上昇位置に達すると、第2係合ピ
ン23は、錠止部材10の平坦部10fに乗り上げ、解
除レバー20はアーマチャ24を第1コンビネーション
マグネット23に接触吸着させ、図4の位置に保持され
る。
【0032】(9) 一方、錠止部材10の上昇により、
鉤部10aは裏蓋爪6と係合し、これにより裏蓋3は閉
じ位置で図4に示す如く錠止される。 (10) パトローネ2中のフィルムの撮影が全部完了する
と、制御回路51は、フィルム巻戻し装置53に信号を
送り、フィルムを巻戻させる。このフィルムの巻戻しが
完了すると、制御回路51は、フィルム巻戻し装置53
が出力する巻戻し完了信号を入力する。
【0033】(11) 制御回路51は、フィルム巻戻し装
置53から巻戻し完了信号を受けると、記録装置52に
その信号を送り、磁化用電磁石を一瞬磁化させる。これ
によりパトローネ2の情報記録部2Aが磁化され、パト
ローネ2の使用済信号が記録される。 (12) 次に、上昇位置(図4)に在る錠止部材10の指
掛け14を押し上げ、錠止部材10を図5に示す下降位
置まで下降させると、鉤部10aと裏蓋爪6との係合が
外れ、裏蓋3の錠止が解除される。
【0034】(13) 一方、錠止部材10の下降の途中
で、錠止部材10の傾斜部10dが係止レバー15の鉤
部15aに当接し、引張コイルばね17の付勢力に抗し
て係止レバー15を反時計方向に回動させ、鉤部15a
が傾斜部10dを乗り越えると、鉤部15aは錠止部材
10の被係止段部10cと係合し、錠止部材10を下降
位置に保持する。
【0035】(14) 裏蓋3が開かれると、突起7は裏蓋
スイッチSw1 を閉成する。 (15) この裏蓋スイッチSw1 の閉成信号により、制
御回路51は、第2コンビネーションマグネット33に
一瞬通電し、アーマチャ34の吸着を解除する。 (16)
アーマチャ34の吸着解除により、押出しレバー30
は引張コイルばね32の付勢力により時計方向に回動し
て、パトローネ2を裏蓋3の方へ押圧する。 (17) 押
出しレバー30の押圧により、パトローネ2はパトロー
ネ室1Aの外に押し出され、同時に裏蓋スイッチSw1
が閉成される。
【0036】上記の第1実施例においては、使用済情報
の記録を、フィルムの巻戻し完了動作に関連して行うよ
うに構成されているが、これに限ることなく、フィルム
の巻上げから巻戻し完了までの、例えば、フィルムの空
送り完了時、巻上げ完了時、巻戻し開始時等適当な制御
信号発信時期にパトローネの使用済情報を記録するよう
に構成してもよい。
【0037】上記の第1実施例においては、パトローネ
に使用済情報を磁気記録によって付した、未使用パトロ
ーネ判別カメラを示したが、その使用済情報を掻痕等の
物理的変形によって記録し、その記録の有無を検出する
ように構成してもよい。次に物理的変形によって使用済
情報を記録する未使用パトローネ判別カメラを示す。図
6は本発明の第2実施例を示す未使用パトローネ判別カ
メラにおいて、裏蓋を開いた状態を示す斜視図で、図7
は使用済情報記録部の概略構成を示す一部破断側面図で
ある。
【0038】図6において、カメラ本体101のパトロ
ーネ室101Aに装填されたパトローネ102のフィル
ム引出し口平面部102aと対向する裏蓋103には、
パトローネ2に使用済情報を記録するための先端が尖っ
た圧子104と、その記録された情報を検出するための
検出器105と支持して裏蓋103の裏面に沿って摺動
可能な、摺動板106が設けられている。この摺動板1
06は図7に示すように、裏蓋爪107を有する錠止板
108を保持し、且つ裏蓋103の裏面に固設された保
持板109上に摺動可能に支持され、引張コイルばね1
10にて常時図7中で右方へ付勢されている。また、そ
の摺動板106には、裏蓋103と保持板109とに形
成された逃げ孔111を貫通して、指掛け112が一体
に形成されている。
【0039】錠止板108は、保持板109に植設され
た2個の案内ピン113がそれぞれ係合する2個の案内
溝114を有し、引張コイルばね115により、常時図
7中で右方へ付勢力されている。また錠止板108に設
けられた2個の裏蓋爪107は、裏蓋103が閉じられ
たときに、カメラ本体1側に固設された固定鉤116と
係合するように構成されている。さらに、錠止板108
の図7中で左端部には、保持板109に設けられた逃げ
孔117を貫通して、摺動板106と係合可能な突出腕
118が設けられ、摺動板106が左方へ移動したとき
に摺動板106の左端に設けられた係合突起106aが
当接するように構成されている。また、摺動板106の
図7中で左方への移動量aは、圧子104と検出器10
5との間隔bより大きく、また、錠止板108の突出腕
118と摺動板106の係合突起106aとの距離Cと
の差は、裏蓋爪107と固定鉤116との係合量dより
わずかに大きくなるように構成されている。
【0040】図8は、検出器105の一例を示す光電検
出器の概略構成図で、光源105aからレンズ105b
を通して射出される並行光束にてパトローネ102の平
面部102aを照明し、その反射光をレンズ105cを
通して集光し、位置センサー(CCd)のような光電変
換素子105dにて受光し、圧子104によって記録さ
れた直線マーク(掻き痕)mの有無を検出するように構
成されている。この光電検出器105で、パトローネ1
02の平面部102aに図6に示すように、直線マーク
mが記録されると、その直線マークmを検出した検出器
105からの信号により、図9に示すカメラ本体1の所
定位置に設けられたレリーズ釦120は、レリーズロッ
クされるように構成されている。
【0041】図9において、ロックレバー121は、引
張コイルばね122により常時時計方向に変位可能に付
勢され、その一端には、レリーズロック用マグネット1
23に吸引されるアーマチャ124が設けられている。
また、マグネット123が給電されてアーマチャ124
が吸引されると、ロックレバー121は引張コイルばね
122の付勢力に抗して反時計方向に回動し、他端12
1aがレリーズ釦120の係止溝120a内に挿入され
ることにより、レリーズ釦120の押下を阻止するよう
に構成されている。
【0042】図10は、第2実施例の電気系統図で、裏
蓋スイッチSw1 は図1に示す第1実施例と同様に、
裏蓋103が閉成するとOFFする常閉スイッチであ
る。パトローネスイッチSw2 も第1実施例と同様に
パトローネ102がパトローネ室101Aに装填される
とOFFとなる常閉スイッチである。図11は、パトロ
ーネ102を装填した後、裏蓋103を閉じた直後の状
態を示す断面図で、また、図12は第2実施例の動作を
説明するための流れ線図である。以下、図12の流れ線
図を参照して、図6に示す第2実施例の動作を説明す
る。
【0043】パトローネ102が使用済か否かに拘ら
ず、パトローネ102をカメラ本体1のパトローネ室1
01A内に装填し(ステップS1)、裏蓋103を閉じ
ると、裏蓋爪107の傾面がカメラ本体1側の固定鉤1
16に当接するので、錠止板108は、引張コイルばね
115の付勢力に抗して図7中で左方へ変位する。さら
に裏蓋爪107の尖端が固定鉤116の傾斜部を乗り上
げると、裏蓋爪107は固定鉤116に係止され、錠止
板108は、引張コイルばね115の付勢力により右方
へ移動し、元位置に復帰して錠止が完了する(ステップ
S2)。また、その間に裏蓋スイッチSw1 とパトロ
ーネスイッチSw2 とは共に開成され、裏蓋信号とパ
トローネ信号とが制御回路151に送られる。また、裏
蓋103が開成されると、パトローネ102の平面部1
02aには、図11に示すように圧子104の尖端部が
押し込まれ、微小圧痕が付与される。この場合、指掛け
112を図7中で左方へ変位させ、圧子104を摺動板
106と共に引張コイルばね110の付勢力に抗して左
方へ移動させない限り、図6に示すようなパトローネ1
02の軸方向に長い直線マークm(使用済情報)は記録
されない。
【0044】双方のスイッチSw1 、Sw2 からの
裏蓋信号とパトローネ信号との双方を受信した後、所定
時間(錠止完了までの時間)経過後に、制御回路151
は、パトローネ判別回路150に出力信号を送り、検出
器105に直線マークmの有無を検出させる(ステップ
S3)。パトローネ判別回路150は、検出器105の
光源115aを点灯して平行光束にて平面部102aを
図8に示すように照明し、その反射光をCCdのような
光電変換素子115dで受光し、その出力信号からマー
クmの有無を検出してパトローネの使用済か否かを判別
する。
【0045】パトローネに使用済マークmが付されてい
ない場合、すなわち、未使用パトローネが装填されてい
る場合は、パトローネ判別回路150は未使用パトロー
ネ信号を制御回路151に出力する。制御回路151は
その信号を入力すると、レリーズ釦120がレリーズロ
ック状態にあるか否かを判断し、レリーズロック状態の
ときは、それを解除してレリーズ釦120によるレリー
ズを許可する(ステップS4)。そこでレリーズ釦を最
初に押圧すると、フィルムの空送りが行われ(ステップ
S5)、次にレリーズ釦を押す毎に撮影が行われる(ス
テップS6)。パトローネ102内の全フィルムに対し
て撮影が終了すると、制御回路151は巻戻し信号を自
動巻上げ巻戻し装置152に送り、フィルムのリーダー
部を残して、全フィルムを巻戻す(ステップS7)。
【0046】フィルムの巻戻しが完了すると、指掛け1
12を図7中で左方へ移動する。指掛け112と共に摺
動板106が引張コイルばね110の付勢力に抗して左
方へ変位量Cだけ移動すると、摺動板106の係合突起
106aが錠止板108の突出腕118に当接し、さら
に摺動板106が変位量dだけ左方へ移動すると、裏蓋
爪117と固定鉤116との係合が外れ、裏蓋の錠止が
解除される。さらに、この摺動板106と共に圧子10
4が変位量aだけ左方へ移動すると、パトローネ102
の平面部102aには、長さaの直線マーク(掻き痕)
mが図11中で鎖線にて示すように付される(ステップ
S8)。
【0047】次、指掛け112を変位量aだけ左方へ移
動させたまま(すなわち錠止解除の状態)で、裏蓋11
3を開成(ステップS9)すると、直線マークmの付さ
れたパトローネ102をパトローネ室101Aから取り
出すことができる(ステップS10)。一方、ステップ
S3において、直線マークmが検出された場合、パトロ
ーネ判別回路150は、使用済パトローネ信号を制御回
路151へ送る。この出力信号を受けた制御回路151
は、直ちに、レリーズロックマグネット123に通電
し、アーマチャ124を吸引することにより、ロックレ
バー122を反時計方向に回動させ、レリーズ釦120
をロックして、レリーズを不能とする(ステップS1
1)。そこでステップS8と同様に指掛け112を図7
中で左方へ移動し、裏蓋103の錠止を解除する(ステ
ップS12)。ただし、このステップS12において
は、直線マークmが既に付されているので、圧子104
は、その直線マークmの上を移動するのみで、二重にマ
ークmが付されることはない。
【0048】指掛け112が図11中で左方へ移動する
と、摺動板106に設けられた検出器105は圧子10
4と共に左方へaだけ変位する。従って検出器105は
使用済マークmから更に左方へbだけ離れた位置に置か
れるので、その位置では、直線マークmは検出されな
い。そのため、パトローネ判別回路150は、未使用パ
トローネ信号を制御回路151に送り、その信号を入力
した制御回路151はレリーズロック用マグネット12
3への通電を停止し、レリーズロックを解除する(ステ
ップ13)。
【0049】レリーズロックが解除されると、ステップ
S9に移行し、裏蓋開成(ステップS9)、パトローネ
取出し(ステップS10)が順次行われる。なお、ステ
ップS8の終了後、裏蓋113を開成することなく指掛
け112から指を離すと、検出器105は、摺動板10
6と共に引張コイルばね110の付勢力により右方の元
位置(図11)に示す位置に自動復帰する。この場合に
は、既に付与された使用済マークmを検出することにな
るので、ステップS11に移行し、レリーズロックがな
される。
【0050】上記の第2実施例においては、比較的簡単
な構成でパトローネの二重撮りを防止することができ
る。なお、未使用パトローネを装填して裏蓋を閉じた
後、まだ撮影を開始しない前にパトローネを取り出した
場合には、パトローネに使用済マークmが付されてしま
う。このような場合は、使用済マークmの上を塗料等で
被覆すればよい。
【0051】なおまた、図9には、機械的にレリーズを
阻止するレリーズ禁止手段を示したが、制御回路151
中に電気的にレリーズを禁止する手段を設け、レリーズ
釦が押圧されてもレリーズ不能となるように構成しても
よい。上記の図1及び図6に示す実施例は、いずれもパ
トローネをフィルム面に直角な方向から装填する型式の
カメラに本発明を適用した例であるが、パトローネを巻
戻し軸の軸方向に移動して装填する、いわゆるドロップ
インローディングカメラに適用した本発明の実施例を図
13に示す。
【0052】図13は、カメラ本体を逆さにしてパトロ
ーネを装填する状態を示す本発明の第3実施例の斜視図
で、図14はパトローネの装填を完了して裏蓋を閉じた
状態を示すパトローネ室部の断面図、図15はパトロー
ネを取り出す時の状態を示すパトローネ室部の断面図で
ある。図13において、カメラ本体201の底部には、
パトローネ202を軸方向(矢印Y方向)に挿入可能な
パトローネ室201Aとフィルムのリーダー部Fの挿入
口201Bとが設けられ、裏蓋203は、その底部をも
覆うように開閉可能に設けられている。裏蓋スイッチS
w1 は、常閉型スイッチであって、裏蓋203の閉じ
動作によって開成されるように構成されている。パトロ
ーネ202は、図14に示すようにパトローネ室201
A内で軸方向に移動可能な半円筒状のホルダー本体20
4と係止部材205とから成るパトローネホルダー内に
収容されている。
【0053】ホルダー本体204の一端には、図15に
示すようにピン軸205Aを中心として回動可能な係止
部材205が設けられ、パトローネ202を挿入して係
止部材205を図15中で反時計方向に回動すると、先
端の鉤部205Bが図14に示す如くパトローネ202
の右端縁を係止するように構成されている。係止部材2
05には、常閉型のパトローネスイッチSw2 が設け
られ、係止部材205がパトローネ202を係止したと
きに、パトローネ202の円筒面に係合して開成状態と
なる。また、係止部材205とパトローネホルダー20
4との結合部には、クリックばね206とクリックボー
ル207を含むクリック装置が設けられ、係止部材20
5が図15に示す解除位置から反時計方向に回動する
と、図14に示す係止位置に保持されるように構成され
ている。
【0054】ホルダー本体204の下部には、モータM
によって駆動される送りねじ207と螺合する突出部2
04Aが設けられ、これによりホルダー本体204は、
送りねじ207の回転に応じて軸方向に移動可能であ
る。また、その突出部204Aは、ホルダー本体204
が図14に示すようにパトローネ室201Aの左端位置
まで移動すると、第1リミットスイッチSw3 と係合
してこれを開成し、図5に示すように右端位置まで移動
すると、第2リミットスイッチSw4 と係合してこれ
を開成させるように構成されている。
【0055】パトローネ202は、フィルム引出し口部
に図13に示す如く磁気誘導によって磁化される情報記
録部202Aを有し、その情報記録部202Aに接触可
能な磁気ヘッド210は板ばね211の一端に固設され
ている。また、板ばね211の他端はレバー212の一
方の腕212aに固設されている。レバー212は、カ
メラ本体201の固定部に植設されたピン軸213によ
って回転可能に支持され、引張コイルばね214により
常時反時計方向(磁気ヘッド210が情報記録部202
Aから離れる方向)に付勢されている。さらにレバー2
12の他方の腕部にはアーマチャ215が設けられ、、
そのアーマチャ215が引張コイルばね214の付勢力
に抗して電磁石Mgに吸着されると、磁気ヘッド210
が図14示の如くパトローネ202の磁気記録部202
Aに接触するように構成されている。
【0056】図16は、上記第3実施例における電気系
統を示すブロック図で、パトローネ移動用のモータMを
制御するモータ回路251、磁気ヘッド210を共通に
含む情報記録回路252Aと情報検出回路252Bとか
ら成る記録検出装置252及び磁気ヘッド210を変位
させる電磁石Mgを制御するマグネット制御回路253
等は、中央処理装置CPU(以下単に「CPU」と称す
る。)によってそれぞれ制御される。さらに、カメラ本
体201に設けられたフィルムの自動巻取り巻戻し装置
254、撮影駒数等を表示する表示装置255もCPU
にて制御され、また、フィルムの巻上げ終端及び巻戻し
終端を検出するためのフィルム移動検出装置256やフ
ィルム端検出装置257からの信号をCPUは入力す
る。スイッチSw5 は、全フィルムの撮影完了前で
も、任意にフィルムを巻戻し可能な巻戻しスイッチであ
って、巻戻し許可釦267を押圧することによって閉成
され、巻戻しが行われる。なお、フィルム移動検出装置
256は、フィルムのパーフォレーションに噛み合うス
プロケットホイールと、そのスプロケットホイールの回
転を検出する検出器とを含み、フィルムの移動に応じて
パルス信号を出力し続け、フィルムが停止するとパルス
信号の発信を停止するように構成されている。従って、
CPUはその検出信号の出力停止によってフィルムの全
巻取りを完了したものと判断し、巻戻しを司令する。ま
た、フィルム端検出装置は、スイッチと連動するピンを
フィルム通路に突出可能に設け、フィルム端が通過した
ときにフィルム通路に突出するピンの位置を検出して、
フィルム端を検出する公知の装置で、その検出信号を入
力することによりCPUは巻戻し動作を停止させるよう
に構成されている。
【0057】図17〜図19は、パトローネ202の装
填から取り出しまでの動作を説明するための流れ線図で
ある。以下、この図17〜図19を用いて上記第3実施
例の動作を説明する。図13に示す如く、裏蓋203を
開いた状態では、裏蓋スイッチSw1は閉成されてい
る。また、ホルダー本体204は、図15に示すように
パトローネ室201Aの右端位置に在り、パトローネス
イッチSw2も閉成状態に置かれている。さらに、第1
リミットスイッチSw3 は閉成され、第2リミットス
イッチSw4は開成されている。さらにまた、電磁石M
gはアーマチャ215の吸着を解除しているため、磁気
ヘッド210は、パトローネ202の情報記録部202
Aから離れた接触解除位置に置かれている。
【0058】上記の状態において、図15に示すように
パトローネ202をパトローネ室201Aのホルダー本
体204内に挿入し、同時に、フィルムのリーダー部F
をフィルム挿入口201B内に挿入する。次に、係止部
材205を反時計方向に回動して、鉤部205Bをパト
ローネ202の右端縁に係合させ、パトローネ202を
ホルダー本体204に固定する。その際、パトローネス
イッチSw2はパトローネ202の円筒部に当接して開
成される。また、係止部材205はクリックストップ装
置(206、207)によって、時計方向への復帰が阻
止される。
【0059】このパトローネスイッチSw2の開成信号
は、図16に示すCPUに送られ、CPUの動作は開始
(スタート)される。パトローネスイッチSw2 から
の開成信号を受信したCPUは、直ちにモータ制御回路
251に制御信号を送り、モータMを駆動させる。モー
タMの駆動による送りねじ207の回転に応じて、ホル
ダー本体204が図15中で左方へ移動し、パトローネ
202の送り込みが開始される(ステップS101)。
パトローネ202の送り込みが開始されると、直ちに第
2リミットスイッチSw4が閉成され、そのSw4 の
信号に基づいてCPUは、マグネット制御回路253に
信号を送り、電磁石Mgに通電させる。これにより、ア
ーマチャ215は電磁石Mgに吸引されるので、レバー
212は引張コイルばね214の付勢力に抗して時計方
向に回転し、磁気ヘッド210をパトローネ202の情
報記録部202Aの表面に接触させる(ステップS10
2)。その際、板ばね211の弾性力により、磁気ヘッ
ド210は情報記録部202Aに適当な軽い圧力で接触
される。
【0060】一方、CPUは、マグネット制御回路25
3に信号を送ると、直ちに、情報記録検出装置252に
信号を送り、ホルダー本体204と共にパトローネ20
2が送り込まれている間に、情報記録部に既に使用済信
号や撮影済駒数等の磁気記録がなされているか否かを検
出させる(ステップS103)。また、その結果はCP
Uにメモリーされる。
【0061】ホルダー本体204が、図14に示すよう
に左端位置まで送り込まれると、第1リミットスイッチ
Sw3が開成され、その第1リミットスイッチSw3
からの信号に基づいて、CPUはモータ制御回路251
に信号を送り、モータMを停止させ、パトローネの送り
込みが完了する(ステップS104)。また、CPUは
モータ制御回路251にモータ停止信号を送ると直ち
に、マグネット制御回路253に信号を送り、電磁石M
gへの給電を中止させる。これにより、アーマチャ21
5は電磁石Mgの吸着から解除され、レバー212は引
張コイルばね214の付勢力により反時計方向に回動し
て、磁気ヘッド210の情報記録部202Aとの接触を
解除させる(ステップS105)。
【0062】次に、裏蓋203が閉成(ステップS10
6)されると、裏蓋スイッチSw1が開成され、その裏
蓋信号がCPUに送られる。ここで、CPUはステップ
S103において検出され、メモリーされた検出信号に
基づいて、装填されたパトローネ202が未使用のもの
であるか否かが判断される(ステップS107)。ここ
で、情報記録部202Aに使用済信号または撮影済み駒
信号が記録されていない場合、すなわち信号が検出され
ない場合には、そのパトローネ202は未使用と判断さ
れる。
【0063】ステップS107において、ステップS1
03での検出情報からパトローネが未使用品であると判
断すると、CPUは自動巻取り巻戻し装置254に信号
を送り、フィルムを所定量空送りさせた後、フィルムの
巻上げを一旦停止させ(ステップS108)、レリーズ
釦が押されるまで待期する。次に、レリーズ釦が押され
たか否かの判断がなされ(ステップS109)、レリー
ズ釦が押されると、所定の撮影処理が行われ(ステップ
S110)、その撮影処理が終了すると引き続いてCP
Uからの指令によってフィルムの巻上げが開始される
(ステップS111)。上記のフィルム巻上げが開始さ
れると、直ちにフィルムが一駒分送られたか否かが、フ
ィルム移動検出装置256からの出力信号に基づいて判
断され(ステップS112)、一駒分送られると、表示
装置255に撮影駒数を表示し(ステップS113)、
フィルムの巻上げを停止させて(ステップS114)、
ステップS109に戻り、次のレリーズ動作がなされる
まで待機する。
【0064】ステップS112において、フィルムの巻
上げが一駒分に達していない場合は、一駒分の巻上げ途
中か、または、フィルムの全駒数が巻上げられ、それ以
上の巻上げが途中で不能な状態になった場合である。そ
こで、次のステップでフィルム移動検出装置256から
の信号によりフィルムの全駒数の送りが終了したかどう
かを判断し(ステップS115)、撮影すべき駒数が残
されているときは、ステップS112に戻され、全駒数
の巻上げが終了していると判断したときは、巻上げ動作
を停止させ(ステップS116)、直ちにフィルムが全
駒使用済となったことをCPUはメモリーする(ステッ
プS117)。
【0065】一方、ステップS109において、レリー
ズ釦が押される前に、全駒数の撮影が終了する前に途中
で巻き戻すか否かの判断、すなわち巻戻し釦が押された
か否かの判定がなされ(ステップS118)、途中の巻
戻しを行わない場合にはステップS109に戻りレリー
ズ釦が押されるまで待機し、巻き戻す場合には、そのと
きの表示装置255に表示されている撮影駒数がCPU
にメモリーされる(ステップS119)。
【0066】ステップS117またはステップS119
においてメモリーを完了すると、CPUは自動巻取り巻
戻し装置254に指令してフィルムを巻き戻させる(ス
テップS120)。その巻戻し動作は、フィルム端検出
装置257から信号が出力するまで、すなわち巻戻し完
了まで続行される(ステップS121)。ステップS1
21で巻戻しが完了した後、裏蓋の開かれると、それに
応じて裏蓋スイッチSw1 が閉成され(ステップS1
22)、裏蓋スイッチSw1 の閉成に応じて、電磁石
Mgに通電し、磁気ヘッド201をパトローネの情報記
録部202Aに接触させる(ステップS123)。
【0067】電磁石Mgへの通電に引き続いて、さらに
モータMを駆動させ、ホルダー本体204と共にパトロ
ーネの送り出(図14中で右方への移動)を開始させる
(ステップ124)。パトローネの送り出しが開始され
ると、第1リミットスイッチSw3 が閉成され、その
スイッチSw3 の閉成に応じて、ステップS117及
びステップS119においてメモリーされた全駒使用済
または撮影駒数のような使用済情報をパトローネ202
の移動中に磁気ヘッド210によって情報記録部202
Aに記録する(ステップS125)。
【0068】さらに、パトローネ202がホルダー本体
204と共に送り出され、第2リミットスイッチSw4
が開成されると、モータMが駆動を停止し、パトロー
ネの送り出しが完了する(ステップS126)。その第
2リミットスイッチSW4の開成に応じて、再び電磁石
Mgに通電し、引張コイルばね214の付勢力に抗して
アーマチャ215を吸引し、磁気ヘッド210を情報記
録部202Aから切り離し、その接触を解除させる(ス
テップS127)。次に、係止部材205をクリックば
ね206の付勢力に抗して時計方向に回動させて、パト
ローネ202の右端縁と鉤部205Bとの係合を解除
し、パトローネ202がパトローネ室201Aから取り
出される(ステップS128)。パトローネスイッチS
w2 は係止部材205の時計方向の回動に応じて閉成
され、パトローネの装填から取出しまでの一連の動作を
終了する。
【0069】また一方、ステップS107において、装
填されたパトローネが未使用品では無いと判断される
と、情報記録部202Aに既に記録されている情報に従
って、パトローネは全駒撮影済み(使用済)か途中で巻
戻された半使用品かの判断がなされ(ステップS12
9)、半使用の場合には、情報記録部202Aに記録さ
れている撮影駒数情報に基づいて、その駒数より1駒分
多く再空送りをし(ステップS130)、ステップS1
09に移行する。
【0070】ステップS129において全駒撮影済み
(使用済)パトローネと判断された場合には、先ず表示
装置255に裏蓋開成記号を点滅表示して裏蓋203を
督促し(ステップS131)、裏蓋203の開成される
まで待機する(ステップS132)。ステップS132
において裏蓋203が開成されたならば、電磁石Mg
に、通電すること無く、裏蓋ステップSw1 の開成に
応じてモータMを駆動し、パトローネ202の送り出し
を開始させる。(ステップS133)。またこの場合に
は、情報記録部202Aに使用済情報を再記録すること
なく、送り出しを続行し、第2リミットスイッチSw4
の開成により、モータMを停止させ、パトローネの送
り出しを完了し(ステップS134)、引き続いてパト
ローネを取り出すスイッチS128に移行する。
【0071】なお、図15において、パトローネ202
を取り除いた後にパトローネスイッチSw2 を指で押
して開成させると、モータMの駆動によりホルダー本体
204が左方へ送り込まれ、裏蓋203を図14の如く
開成可能となり、パトローネスイッチSw2 を再び押
すと、モータMは逆転してホルダー本体204を右方へ
送り出し、パトローネ202のホルダー本体204への
取付けが可能となる。
【0072】この実施例の、パトローネの情報記録部2
02Aには、全駒使用済みか、半使用か、未使用かを識
別するための情報が記録されたが、その他の識別情報を
記録しても良い。例を以下に列挙してみる。 (1) フィルム固有の感度以外の感度を設定して撮影
がなされたことを示す増感撮影情報。
【0073】(2) パトローネがカメラに装填された
時、またはカメラから取り出された時を示す日付情報。 (3) 撮影者等を示す識別情報。 (4) 現像の際に自動的にトリミングができるよう
に、トリミングを希望する駒の撮影に伴いその駒の枠外
等にトリミング範囲(プリントしたい範囲)を示す情報
を記録する、特開昭54−26721号、米国特許46
78299号、同4678300号の各公報に示されて
いるようなカメラがあるが、このカメラの場合にトリミ
ング範囲の記録がなされた駒があるか否か、あるときに
はどの駒かを示すトリミング情報。
【0074】(1)の場合は、パトローネ上に設けられ
ている情報(いわゆるDX情報)のうちのフィルム感度
情報を読み取って、カメラでこれ以外の感度が設定され
たことを判別し、そのときはその設定された感度を示す
情報を記録部202Aに記録すれば良い。(2)の場合
は、CPU内のメモリに記憶しておいたパトローネ装填
の日付、または取り出し時の日付を記録部202Aに記
録すれば良い。
【0075】(3)の場合は、記録すべき情報を予め設
定できるようにしておき、これを記録部202Aに記録
すれば良い。(4)の場合は、トリミング範囲の記録を
伴う撮影がなされたことをCPU内のメモリに記憶して
おき、これを記録部202Aに記録すればよい。またト
リミング範囲の記録を伴う撮影が何駒、どの駒になされ
たかを示す情報を記録するようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、パトローネの第2位置
への移動完了前には情報検出手段による情報記録部から
の情報検出が可能であり、パトローネの第2位置への移
動が完了すると情報検出手段による情報記録部からの情
報検出が不可能となると共に、制御手段は、パトローネ
の第2位置への移動完了前に、情報検出手段に情報記録
部からの情報検出を行わせる。つまり、パトローネの第
2位置への移動が完了すると情報記録部からの情報検出
が不可能となる情報検出手段を含む構成において、制御
手段は情報検出手段による情報検出が不可能となる前に
情報検出手段に情報検出を行わせるため、タイミングを
逸して情報検出をし損なうことがなく、情報検出を正確
に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図2は本発明の要部を示すパトローネ室部の断
面図である。
【図3】図3は図1に示す実施例の電気系統を説明する
ためのブロック図である。
【図4】図4は、図1に示す裏蓋錠止部の作用説明図
で、裏蓋が錠止された状態の平面図である。
【図5】図5は、図1に示す裏蓋錠止部の作用説明図
で、裏蓋の錠止が解除された状態を示す平面図である。
【図6】図6は本発明の第2実施例を示す斜視図で、裏
蓋が開かれ状態を示す。
【図7】図7は図6における裏蓋の錠止解除部を示す一
部破断側面図である。
【図8】図8は検出器の一実施例の概略構成を示す断面
図である。
【図9】図9はレリーズ禁止装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図10】図10は図6に示す第2実施例の電気系統を
説明するためのブロック図である。
【図11】図11は図6の実施例における裏蓋を閉じた
状態でのパトローネ室部の断面図である。
【図12】図12は図6に示す第2実施例の動作説明用
流れ線図である。
【図13】図13は本発明の第3実施例を示すドロップ
インローディング方式のカメラの裏蓋を開いた状態を示
す斜視図である。
【図14】図14は第3実施例において、パトローネが
装填された後裏蓋が閉じられた状態を示すパトローネ室
の断面図である。
【図15】図15はパトローネを取り出す時の状態を示
すパトローネ室の断面図である。
【図16】図16は図13に示す第3実施例の電気系統
を説明するためのブロック図である。
【図17】図17は第3実施例の動作説明用流れ線図で
ある。
【図18】図18は第3実施例の動作説明用流れ線図で
ある。
【図19】図19は第3実施例の動作説明用流れ線図で
ある。
【主要部分の符号の説明】
1、101、102 カメラ本体、 1A、101A、201A パトローネ室、 2、102、202 パトローネ、 3、103、203 裏蓋、 4 電磁石 5 磁気検出素子 104 圧子 105 検出器 106 摺動板 108 錠止板 210 磁気ヘッド 51、151 制御回路 252A 記録回路 252B 検出回路 CPU 中央処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 17/18 G03B 17/18 Z 17/24 17/24 17/30 17/30 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 571 G03C 3/00 572 G03C 3/00 599 G03B 7/24 G03B 17/18 G03B 17/24 G03B 17/30

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録された情報記録部を備えたパ
    トローネを取扱い可能であり、前記情報記録部からの情
    報検出が可能な装置であって、 前記情報記録部に記録されている情報は前記パトローネ
    の軸方向に設けられており、 前記パトローネを第1位置から該第1位置とは異なる第
    2位置へ前記軸方向に移動させ、該第2位置への移動が
    完了すると動作を停止する移動手段と、 前記パトローネの前記第2位置への移動完了前には前記
    情報記録部からの情報検出が可能であり、前記パトロー
    ネの前記第2位置への移動が完了すると前記情報記録部
    からの情報検出が不可能な情報検出手段と、 前記パトローネの前記第2位置への移動完了前に、前記
    情報検出手段に、前記情報記録部からの情報検出を行わ
    せる制御手段とを有することを特徴とするパトローネ情
    報検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1にかかるパトローネ情報検出装
    置であって、前記制御手段は、前記移動手段の前記動作
    も制御することを特徴とすることを特徴とするパトロー
    ネ情報検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2いずれか一項にかかるパ
    トローネ情報検出装置であって、前記制御手段は、前記
    パトローネの前記第1位置から前記第2位置への移動中
    に、前記情報検出手段に前記情報記録部からの情報検出
    を行わせることを特徴とするパトローネ情報検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれか一項にかかるパ
    トローネ情報検出装置であって、前記情報記録部は情報
    が磁気記録された磁気記録部であることを特徴とするパ
    トローネ情報検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれか一項にかかるパ
    トローネ情報検出装置であって、前記情報記録部には、
    使用済信号又は撮影済駒数信号が記録されることを特徴
    とするパトローネ情報検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5いずれか一項にかかるパ
    トローネ情報検出装置であって、前記パトローネはリー
    ダー部を有し、該リーダー部が引き出された状態で挿入
    されることを特徴とするパトローネ情報検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか一項にかかるパ
    トローネ情報検出装置であって、前記第2位置への移動
    が完了した前記パトローネからフィルムを引出し可能な
    引出手段(巻取り巻戻し手段254)を有することを特
    徴とするパトローネ情報検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7にかかるパトローネ情報検出装
    置であって、前記引出手段は撮影のために前記フィルム
    を引出し可能なカメラのフィルム引出手段であって、前
    記第1位置は、前記パトローネを前記カメラへ挿入する
    ために前記パトローネが置かれる位置であり、前記第2
    位置は、前記撮影のために前記カメラのフィルム引出手
    段による前記フィルムの引出しが可能となる位置である
    ことを特徴とするパトローネ情報検出装置。
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