JP3109115U - 包装要素としての緩衝補強中枠台 - Google Patents

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Abstract

【課題】在来の宙づり緩衝包装では包装要素としての中枠台に中抜き窓穴を大きく開けているため、より薄い材料を採用するのに限度があった。
【解決手段】柔軟で伸縮性に富む高張力性の薄膜を張る中枠台の天板天板平面内周の沈込み中窓枠をなす矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の中抜窓の4隅から内折曲げ溝枠の4隅に向かって放射状の切り込みを入れると共に、その切り込みにより生成される切り出し片を可撓板とし剛性強化要素としての押し出し加工・波形条痕加工・立て起し加工を施すか段ボール材を折りたたんで、必要なら、矩形の内折曲げ溝枠線を軸として包装容器内周に向かって回動を可能とするフラップ状にしこのフラップの溝枠線側に平行な外曲げ線溝を設けた可撓板を中枠台の天板内周に配したことで、在来の中抜き窓内の板材により耐緩衝力を補強できた。また、段ボール紙によってこれを構成することもできた。
【選択図】図3。

Description

本考案は、宙づり包装システムに使用する包装要素である、薄膜を張った中枠台の緩衝支援機能改良に関わるものである。
宙づり包装システムの基礎的特許文献を5件あげる。
特開平7−330034 日本フルート株式会社 包装装置
特開平10−35737 川上産業株式会社 包装箱
特開平11−268770 大日本印刷株式会社 緩衝機能付き包装体
特開2000−309377 小杉博俊 挟み型包装装置
特開2004−51163 大日本印刷株式会社 緩衝機能付き容器
以上の全文献に観るように、宙づり包装システムの要件の1は、
樹脂フィルム・プラスチック・弾性部材・弾性シートと呼んでいる緩衝性薄膜を、
各々が貼着・貼り合わせ・固定・張り渡し・窓張りという名で、要するに接合した、
枠体・箱・中枠・窓枠状保持枠・矩形状の天板と称する中枠台を、
相対抗するように配置して物品を挟持することであり、
要件の2は中枠台の天板中央に大きな抜き窓が存在することである。
これを図1:宙づり包装構成要素模式図に示す。図1の注記には、当考案で用いる名称と共に上記文献内で用いられている名称を括弧内に添えて示した。次文段で援用する図2においても同じである。
かように、中枠台の天板中央に大きな抜き窓が存在するのは、図2:在来宙づり包装緩衝機能模式図の中太2点鎖線に示すように、薄膜に挟持されて宙づり状態になった物体が急速に変動する外力を受けた際に緩衝性薄膜の伸張に伴う張力で衝撃力を弱め吸収する振動としての場所を与えるためである。従って、大きな抜き窓穴は、必至要件と考えられてきた。
しかし、最近の下記特許文献では、中枠台に上記常識外の変化が、中枠台の足回りに観られるも、当然ながら、中枠台天板の大きな抜き窓穴の存在は変わっていない。
実用新案登録3101993 緩衝包装具
これは、本文献要約に示されている2点、つまり、
1)搬送時の被梱包品の姿勢を望ましい状態に保つ、
2)非使用時の包装材折りたたみ嵩の極小化、
とされているが、注目すべきは、中枠台の構成要素によって被梱包品の衝撃時の位置を制御しようという視点であろう。本考案の方向もこれであるが、上記特許文献では在来の中枠台周りに他要素を負荷しているのとは異なる。
[0005]と[0006]で触れた大きな抜き窓穴の存在は、中枠台全体の強度を弱めるため、中枠台の板材質には厚い材料や腰の強いものを選択せざるを得なかったので、コスト削減要求に応える方策を制限され、下記特許文献例にみるように中枠台の台板を折まげたりなどの天板変形補強方策を講じるのが一般的であった。従って、下記先頭文献のようにご大層な考案名称を付すのも無理からぬと理解できる。
実用新案登録3076355 株式会社ユニテム 緩衝用ポリウレタンフィルムを溶着した製品梱包支持枠体
特許3359001 日本通運株式会社 製品の包装構造
上文段のような事例を避けて、本考案は、宙づり包装システム構成要素材をよりエコノミーな中枠台材質の選択を可能とし、より簡素な構造で、被梱包物を挟持する薄膜材を選定したさいに必要とされる耐衝撃力の向上を意図するものである。
本考案の宙づり包装緩衝機能を示す模式図である図3にみるように、本来あるはずの中窓台の大きな抜き窓穴を天板に開けないで、在来の抜き窓穴相当サイズを天板平面内周の沈込み中窓枠をなす矩形の内折曲げ溝枠で代替えし、在来の抜き窓穴相当サイズを中心部から抜き窓穴相当コーナーに向かって放射状に入れた切り込みで4切片に分けたフラップ状の可撓板として、これでもって宙づり状の被梱包品を緩衝性薄膜を介して支持するものである。
断面形状的には、在来の抜き窓穴相当サイズの穴は形成されるものの、凹状の穴内周四周は窪みの中心部に向かって傾斜する可撓板を壁と為して、この上に位置する被梱包品を緩衝性薄膜を介して遮る構造を形成している。従って、この傾斜した可撓板によって被梱包品の衝撃に伴う運動を多少なりと制限できるなら、中枠台の構成材をより薄くできるかあるいはより簡素な構造にできると思われる。
かように、宙づり包装の耐衝撃力は多少増加すると考えられる。しかし、図3の上部に示したように可撓板先端が梱包容器内壁に接していない状態では、宙づりにされた被梱包品の当図における上下振動を制御できる筈がない。それは、矩形折り曲げ溝枠の溝線が可撓板の振動軸線として作動するからである。といって、この溝線が無ければ中抜き窓無しとなり、中枠台の天板全体で被梱包品を挟持する形となり構造的に不可能である。
しかし、図3の右下部にみるように、可撓板先端が梱包容器内壁に接している状態では可撓板の曲げ応力が働き、振動を押さえるよう制御できる。だが、単なる平板切片形状の可撓板ではかなり弾性のある素材または厚みのある板材で中枠台を製作しなくてはならない。とすると、よりエコノミーな中枠台材質の選択方向に反する。
よって本考案では下記実施例に詳述するように実施した。これによりフラップ状の可撓板の弾力剛性は使用切片厚さの素材の10倍から300倍に向上する。なぜなら、弾力剛性強度は同一厚みなら厚み方向の高さの3乗で働くからである。したがって、可撓板の厚み方向に高さを持てる部分を、天板内の矩形折り曲げ溝枠内の4内周となる可撓板に、曲げ応力の加わる法線方向に作成すればよい。この剛性強化要素部分は各要素の強度に応じて、予想される最大衝撃力に見合う数だけ設ける必要があるのは当然である。
本考案では、この剛性強化要素部分を請求項に記述した4方式がエコノミーな要求に対応できる考案である。これを、以下に詳述する。また以下において実施例1・2・3は、ボール紙やカートン紙またはプラスチックフイルムなどの均一な材質の板材による製造を前提にしているが、実施例4は段ボール板によるものゆえ、構造と構成が多少変わる。
実施例1は図4・5・6・7の4図で01押し出し加工可撓板中枠台を、実施例2を図8・9・10・11の4図で02波形条痕加工可撓板中枠台を、実施例3には図12・13・14・15で03立て起し加工可撓板中枠台を説明し、04段ボール可撓板中枠台が実施例4として図16・17・18・19・20の5図を当てた。各図で用いている破線線には2種あり、普通の破線は中枠窓の天板材料が表面がわに凸を成すように用紙の裏側を合わせる向きに内折りするための押圧溝であり、長破線はその逆の外折り押圧溝で表面側が合わさるように凹をなす向きに折るものとする。
可撓板に設ける剛性強化要素部分が押し出し加工のもので[請求項1]の説明である。構造を図4の斜視図とそのA−A矢視切断面である図5に示し、図6の斜視図とそのB−B矢視切断面である図7で機能の説明を行う。
図4:押し出し加工可撓板中枠台斜視図は中枠台全体を示している。この10中枠台全体は、12天板を上に向けた状態で、これの四周の腰板は11a短台板と11b長台板からなり方形状の箱で下方に向かって凹をなしている方形状の箱であり、11a短台板と11b長台板は相互に結合していてもしていなくとも構わない。
12天板に在来ならあけられる筈の大きな抜き窓穴が無く、それに相当する矩形内折り曲げ溝を、14a矩形内折り曲げ溝の短辺と14b矩形内折り曲げ溝の長辺の各2ヶで構成し、その4隅の角に13角抜き穴が隅の交点を頂点とする形の三角形や交点を中心とする4半分円形状に抜かれている。なおこれは、14a矩形内折り曲げ溝の短辺と14b矩形内折り曲げ溝の長辺の各2ヶとその4隅の角に13角抜き穴でもって14矩形内折り曲げ溝枠を構成したものと捉えて頂きたい。
12天板の中央に矩形を為す16中抜き窓穴が小さく空けられ、これの4つの角から、矩形内折り曲げ溝の4隅の13角抜き穴の頂点に向かう17cコーナ切り込みが設けられているため、12天板内周は4つの梯形を成す20切り出し片に切断されている。この20切り出し片の幅Lの値は向きに関係ない等幅値をとるので、Lの値を最大にするとき、16中抜き窓穴は長手方向の線上切り抜きになるが、この状態も13角抜き穴に含めるものとして扱うものとする。
ここまでは、図3:本考案宙づり包装緩衝機能模式図にもそのまま適合するが、上文段の切断されて4つの梯形を成す20切り出し片を外曲げ溝で2分するのも、本考案の各実施例の特徴である。これにより、15a外曲げ溝の短辺と15b 外曲げ溝の長辺とから、12天板の面の14矩形内折り曲げ溝枠内周に15外曲げ溝枠が構成されたとも解釈できる。この15外曲げ溝枠の機能については[0027]文段で述べる。
以上のように梯形を成す20切り出し片は、15外曲げ溝枠で2分されて18内腰板と19可撓板を成す。これは図4では18a内腰板の短片と梯形の19a短可撓板、あるいは、18b内腰板の長片と梯形の19b長可撓板とからなる20切り出し片として読める。
この20切り出し片の内周側の19可撓板の上に細長い21押し出し加工を複数配置するが、押し出しの向きは12天板方向にし、押し出し加工の長手方向が12天板の外周に直交する向きとする。ここで言う複数とは図4に見るように、個々の19a短可撓板や19b長可撓板のいずれであっても最低2ヶは配置することを指し、奇数偶数を問わない。
以上のように構成されてなる10中枠台全体の長手方向中心部を図4ではA−A矢印で示しているが、これによる切断面を図5:A−A切断押し出し加工可撓板中枠台図で示した。図5はA−A矢印の向きではないことに注意されたい。また、図4と図5は無負荷時の10中枠台の外観と切断面を示しているので、図5のW0無負荷時の中抜き穴の長手方向長さは最少値を取っている。また、21押し出し加工上面は12天板の面と同じ位置であり、無負荷時には19可撓板が殆ど傾いていない。
この図4の中枠台に、図示していない緩衝性薄膜に挟持された被梱包品が設計時に推定した衝撃力に倍する最大負荷が12天板上方から10中枠台に掛けられたと想定したときの10中枠台の姿の全体を斜視図として画いたのが図6:最大負荷時の押し出し加工可撓板中枠台斜視図であり、これの長手方向中心線に沿うた断面図が図7:B−B切断押し出し加工可撓板中枠台であり、B−Bとは図6に示した切断面矢印線である。
図7に示した矢印は瞬間最大負荷時に19可撓板に設けた21押し出し加工上表面に加わるG曲げ外力作動方向である。このさい図6と図7に見るように、14矩形内折り曲げ溝枠の溝すなわち14a矩形内折り曲げ溝の短辺と14b矩形内折り曲げ溝の長辺の溝線線を中心軸として、その内周の18内腰板(18a内腰板の短片と18b内腰板の長片)とそれに繋がるさらに内周の19可撓板(19a短可撓板と19b長可撓板)がともにG曲げ外力作動方向に回動して、19ae長可撓板先端または19aae短可撓板先端が図示されていない梱包容器内壁に相当する図7の10中枠台の底面に押し当たり、4ヶある19可撓板(19a短可撓板と19b長可撓板)のいずれかまたは同時に2ヶを変形させようと曲げ外力が働くことになる。
このさい、18内腰板と19可撓板をつなぐ部分に15外曲げ溝枠(15a外曲げ溝の短辺と15b外曲げ溝の長辺)の溝線があるため、図7に見るように、外力を大きく受ける19可撓板の各先端(19be長可撓板先端または19ae短可撓板先端)が図示されていない梱包容器内壁面に突きあたるため、外力は19可撓板を許された可動方向である12天板外周方向すなわち各11台板に向かって押し出されるので、L切り出し片の幅は縮まり、W1最大負荷時の中抜き穴の長手方向長さはW0無負荷時の中抜き穴の長手方向長より大きくさらに伸びる。したがって、15外曲げ溝枠が12天板外周方向に押し出され14矩形内折り曲げ溝枠の溝を軸に回動できるために18内腰板は図示されていない梱包容器内壁面に向くように回転し、単数または複数の18内腰板の傾きはより増大し、結果として、18内腰板は15外曲げ溝枠の溝線で屈曲し19可撓板の傾きより大きく傾斜する。
この上段の19可撓板先端が梱包容器内壁を膨らませる方向と梱包容器外周に広がろうという方向とに外力を消費させることで衝撃力を低下させる効果もあるだろうが、本考案が期待したのは21押し出し加工形状の高さによる剛性の強化である。これにより、緩衝性薄膜の伸縮弾力で振動エネルギーとして挟持した被梱包品への衝撃が予想を遙か越えたさいの梱包容器内壁への衝突をこの21押し出し加工表面に受け、軟着陸させるように作動することができる。これに実験などの経験を加えることで、中枠台の材料厚さと材質による最適化は計算で処理できるようにすることは[0014]文段の記述からも推定できよう。
以上の[0016]文段から[0027]文段までに述べたように、10中枠台の12天板平面内周の沈込み中窓枠をなす14矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の16中抜窓穴の4隅から14矩形内折曲げ溝枠の4隅に向かって放射状の17cコーナ切り込みを入れると共に、その切り込みの間に複数の21押し出し加工を施して、14矩形の内折曲げ溝枠線を軸として包装容器内周に向かって回動を可能とするフラップ状にし、このフラップの14矩形内折曲げ溝枠に平行な15外曲げ溝枠を設けた19可撓板を10中枠台の12天板内周に生成して、外曲げと内曲げの2重の回動をなす緩衝機能を高める
10中枠台を構成するのは、実施例1である。
均質板材から成る可撓板に設ける剛性強化要素部分を波形条痕加工としたもので[請求項2]の説明を以下に行う。02中枠台の構造構成を無負荷状態での02中枠台を図8の斜視図とその長手方向に沿う短辺中央断面を図9に示し、図10の斜視図とその短辺中央切断面である図11で機能の説明を行う。
図8:波形条痕加工可撓板中枠台斜視図は02波形条痕加工可撓板中枠台全体を示している。基本的には01押し出し加工可撓板中枠台と比較すると、台周りである11台板・12天板・13画抜き穴・14矩形折り曲げ溝・15外曲げ溝・16中抜き窓穴・17cコーナ切り込み・18内腰板は01押し出し加工可撓板中枠台のものと変らない。
異なる箇所は、19可撓板は19a短可撓板と19b長可撓板ともにその先端部幅いっぱいに22波形条痕を押印されていることである。細長い22波形条痕の配置は条痕の長手方向が12天板の外周に直交する向きとする。22波形条痕数は奇数偶数を問わないものの19可撓板両翼端部すなわち両端の17cコーナ切り込み側にフラットな面を多少残した方が無難で有ることは、美的感覚に関係なく必要とされる。
図8における18a内腰板の短片と19a短可撓板および18b内腰板の長片と19b長可撓板がそれぞれ20切り出し片として括られているのは、共に各両翼の17cコーナ切り込みにより形成された内腰板と可撓板の繋がった部分であって、かつ、14矩形内折り曲げ溝と15外曲げ溝をもち、2段に屈曲回動できる切り込み部分であることを強調したものである。図5・6・9・11・12・13・15の他の各図においてもこのことはかわらない。
以上のように構成されいる02中枠台全体の短辺中央で切断した長手方向に平行な面を図9に示した。当図のW0無負荷時の中抜き穴の長手方向長さは最少値をる。また、22波形条痕加工上面は12天板の面と同じ位置であり、無負荷時には19可撓板が殆どないしさほど傾いていない。
この図8の中枠台に、図示していない緩衝性薄膜に挟持された被梱包品が設計時に推定した衝撃力に倍する最大負荷が12天板上方からこの02波形条痕加工可撓板中枠台に掛かると想定したときの10中枠台の姿の全体を斜視図として画いたのが図10:最大負荷時の波形条痕加工可撓板中枠台斜視図であり、これの11a短台板中心から11b 長台板に沿うた断面図が図11:最大負荷時の波形条痕加工可撓板中枠台である。
本考案は構成模式を図3に示してあり、これの10中枠台に関するものゆえに梱包容器や緩衝性薄膜などは図示していないが、図11に示したG矢印は瞬間最大負荷時に19可撓板に設けた22波形条痕加工上表面に加わるG曲げ外力作動方向である。
このさい図10と図11に見るように、14矩形内折り曲げ溝枠の溝すなわち14a矩形内折り曲げ溝の短辺と14b矩形内折り曲げ溝の長辺の溝線を中心軸として、その内周の18内腰板(18a内腰板の短片と18b内腰板の長片)とそれに繋がるさらに内周の19可撓板(19a短可撓板と19b長可撓板)がともにG曲げ外力作動方向に回動して、19ae長可撓板先端または19be短可撓板先端が図示されていない梱包容器内壁に相当する図11の10中枠台の底面に押し当たり、4ヶある19可撓板(19a短可撓板と19b長可撓板)のいずれかまたは同時に長短2可撓板を変形させようと曲げ外力が働くことになる。
このさい、どのような変形が衝撃をどのように吸収するのかは[0027]文段以降に記述したのと変わらない。しかし、22波形条痕数加工を施した19可撓板ではこれに加えて、衝撃加圧による22波形条痕が横に広がるように変形する際のやや弱いが柔らかい変形効果に加え、梱包容器との摩擦効果が衝撃吸収力をさらに高めるので、21押し出し加工可撓板より優れた耐衝撃効果を期待できる。
以上の[0031]文段から[0038]文段までに述べた実施例2では、10中枠台の12天板平面内周の沈込み中窓枠をなす14矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の16中抜窓穴の4隅から14矩形内折曲げ溝枠の4隅に向かって放射状の17cコーナ切り込みを入れると共に、14矩形の内折曲げ溝枠内周に15外曲げ溝枠を設けて梯形状の19可撓板を形成し、この19可撓板先端に直角な向きに長い22波形条痕を多数設け、外曲げと内曲げの2重の回動をなす緩衝機能を高める10中枠台を構成した。
実施例3は[請求項3]の詳説明に相当し、03立て起し加工可撓板中枠台を指す。これも、均質板材から成る可撓板に設ける剛性強化要素部分を立て起し加工としていて、図12:立て起し加工可撓板中枠台斜視図と図13:立て起し加工可撓板中枠台切断図を用いて構成を説明し、図14:最大負荷時の立て起し加工可撓板中枠台斜視図と図15:最大負荷時の立て起し加工可撓板中枠台切断図で効果を述べる。
03立て起し加工可撓板中枠台も基本的には01押し出し加工可撓板中枠台と比べ、異なる箇所は図12:立て起し加工可撓板中枠台斜視図に見るように、23立て起し加工を剛性強化要素部分として梯形状の19可撓板のに設けている。19b長可撓板両翼端や中心部に、19a短可撓板では両翼に配置してある。各23立て起し加工では、折り曲げて立て起した端部の板は下を向いており、内曲げである。1つの10中枠台では1ダース配置されている。
その他の部分、台周りである11台板・12天板・13画抜き穴・14矩形折り曲げ溝・15外曲げ溝・16中抜き窓穴・17cコーナ切り込み・18内腰板は01押し出し加工可撓板中枠台や02波形条痕加工可撓板中枠台のものとも変らない。
以上のように構成されいる03中枠台全体の短辺中央で切断した長手方向に平行な面を図13に示しており、W0無負荷時の中抜き穴の長手方向長さは最少値をる。また、19可撓板上面は12天板の面と同じ位置であり、無負荷時には23立て起しの鍔端は嘉穂上尾向いていることが矢印で示されている。また、19可撓板が全く傾いていない。
図12の中枠台に、図示していない緩衝性薄膜に挟持された被梱包品が設計時に推定した衝撃力に倍する最大負荷が負荷となったと想定したときの10中枠台の姿の全体を斜視図として画いたのが図14:最大負荷時の立て起し加工可撓板中枠台斜視図であり、これの11a短台板中心から11b 長台板に沿うた断面図が図15:最大負荷時の立て起し加工可撓板中枠台であり、これに示したG矢印は瞬間最大負荷時に19可撓板表面に加わるG曲げ外力作動方向である。
このさい図14と図15に見るように、14矩形内折り曲げ溝枠の溝線とその内周の15外曲げ溝がともに挫屈回動して、4ヶある19可撓板のいずれかまた長短2可撓板にG曲げ外力が働くことになる。図14と図15でも見るように23立て起し加工の折り曲げて立て起した端部板は、図示されていない梱包容器の内壁に突き当たり、19可撓板の撓りが立て起した端部板の高さによる剛性でG外力に耐える。
23立て起し加工の折り曲げて立て起した端部板が挫屈しない限り衝撃に耐える荷重は可撓板そのものの((高さ方向÷19可撓板の厚さ)の3乗倍)までとみられるが、立て起した端部板の内曲げ折り目が先に外に開く可能性もあるので、安全率が高いとは言えない。また、被梱包物の形状により23立て起し加工の折り曲げて立て起した端部板より先に19可撓板の両翼方向の撓りが遙かに弱いという欠点もある
この欠点を補うために、図12に見られるように、19b長可撓板の中央にも23立て起しが2ヶずつ備えて、19可撓板長手方向サイズの短縮化を図っている。この位置に17tT字状切り込みの矢印があるのは、図12に表示された斜視図では23立て起し加工処理後の形状でしめしているが、10中枠台組み立て前の展開図ならこの部分に17tT字状切り込み画あって、それを折り曲げて立て起した履歴が有ったことを説明したいためである。
[0046]文段で触れた短所はみとめられるものの、ここまでの実施例中で最も低廉名加工で有り、かつ、19可撓板両翼端を歪ませないことを評価すると、被梱包物の大半は方形の箱形状であるので実用性が高く、捨てがたい。
以上の[0041]文段から[0048]文段までに記述した実施例3では、10中枠台の12天板平面内周の沈込み中窓枠をなす14矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の16中抜窓穴の4隅から14矩形内折曲げ溝枠の4隅に向かって放射状の17cコーナ切り込みを入れると共に、14矩形の内折曲げ溝枠内周に15外曲げ溝枠を設けて梯形状の19可撓板を形成し、この19可撓板両翼や中央に23立て起し加工を施して、外曲げと内曲げの2重の回動をなす緩衝機能を高める10中枠台を構成した。
実施例1・2は共に初期投資すべき押圧金型や設備並びに加工人件費を必要とするのに実施例3では金型の必要は無く、抜き型かNC裁断機で済む。実施例4は実施例3並に当明細書頭書に述べた「中枠台の緩衝補助機能」強化を意図したもので[請求項4]に要約された考案である04段ボール可撓板中枠台を解説する。
04段ボール可撓板中枠台は均質板材を採用した上記3実施案と違い、段ボール紙を用いる。この板紙は方向的な偏りはあるもの波板を剛性要素として含んでいる。この点を生かした考案が、図16:段ボール可撓板中枠台斜視図に示した外観で、図17:段ボール可撓板中枠台切断図のような構成を持ち、最初は図18:段ボール撓板中枠台展開例図のような形の組み立て出来、高負荷下では図19:最大負荷時の段ボール可撓板中枠台斜視図の外観で働くさい図20:最大負荷時の段ボール可撓板中枠台切断図に説明するように機能する。
図16:段ボール可撓板中枠台斜視図に示した04段ボール可撓板中枠台の外観は既述済み3実施例の01押し出し加工可撓板中枠台・02波形条痕加工可撓板中枠台・03立て起し加工可撓板中枠台とは大きく異なり、天板は無く段差のある枠組みで、16中抜き窓は無いのに16?中抜き窓穴形状を有し、17cコーナ切り込みもしないのに17?切り込み形状を示している。これは図18に示すような四つの梯形形状を持つように展開裁断された段ボール紙を矩形に巻いて11c 台板接合部で接着して、図16状に組むからである。
図18の段ボール紙は梯形を頂点とする方向に内部の波形条の流れ方向を設定したものであって、各部の記号は図16の記号と同じ部分である。記号は付けていないが、底のない箱状にするための四つ折りする縦の内曲げ溝線の他に、各梯形の下に二段の内曲げ溝線があり、その下段側の記号のない内曲げ溝線は梯形部分を頂点として直角に折りたたまれたさい図16の16?中抜き窓穴形状と17?切り込み形状を構成する。この図の左端に示した11c 台板接合部片は上文段で理解できよう。
図16の11a 短台板の中心位置で04段ボール可撓板中枠台の長手方向に平行に切断した面をその法線方向から見た図が図17:段ボール可撓板中枠台切断図であって、この図で判るように既述3実施例のものと違い簡素な構成である。これは図16で天板相当面を段ボール紙内波方条が四面とも中央を目指す梯形の20切り出し片(各2つの20a段ボール可撓板の切り出し片の短辺と20b段ボール可撓板の切り出し片の長辺からなる)で構成し各方向への剛性の最大化を図った結果であり、この剛性値を損なう15外曲げ溝を意図的に除外したからである。
最大負荷下の04段ボール可撓板中枠台は図19:最大負荷時の段ボール可撓板中枠台斜視図に示すように、20a段ボール可撓板の切り出し片(短辺)の先端も20b段ボール可撓板の切り出し片(長辺)の先端も図示されていない梱包容器内壁に突き当たるように回動している。このため図20に示したようにG曲げ外力作動方向に撓みながら衝撃を吸収する梯形状の20a段ボール可撓板(短辺)も20b段ボール可撓板(長辺)も記述20切り出し片と同じく緩衝可撓板として機能する。よって、図20ではその先端を19ae短可撓板先端と19be長可撓板先端として図示した。
[0051]から[0055]文段に記述した実施例4の04段ボール可撓板中枠台のことを要約すると、段ボール紙内の波形溝の長手方向が矩形箱側面高さ方向で、頂点をなす梯形形状部分をそのまま可撓板としながら集約して矩形の内折曲げ溝枠形成させるように構成した、高張力性の柔軟な薄膜を相対抗配置せしめその間に被搬送品を挟持した全体を包装容器に収納する宙づり包装方式に用いる薄膜を張る中枠台となり、これが請求項4になっている。
宙づり包装システムに使用する包装要素である中枠台に限られるが、本考案によるときより薄いか強度の劣る板材を用いて、要求される耐衝撃性に見合った緩衝性を強化した中枠台を製造出来る。
宙づり包装構成要素模式図 在来宙づり包装緩衝機能模式図 本考案宙づり包装緩衝機能模式図 押し出し加工可撓板中枠台斜視図 A−A切断押し出し加工可撓板中枠台 最大負荷時の押し出し加工可撓板中枠台斜視図 B−B切断押し出し加工可撓板中枠台 波形条痕加工可撓板中枠台斜視図 波形条痕加工可撓板中枠台切断図 最大負荷時の波形条痕加工可撓板中枠台斜視図 最大負荷時の波形条痕加工可撓板中枠台 立て起し加工可撓板中枠台斜視図 立て起し加工可撓板中枠台切断図 最大負荷時の立て起し加工可撓板中枠台斜視図 最大負荷時の立て起し加工可撓板中枠台切断図 段ボール可撓板中枠台斜視図 段ボール可撓板中枠台切断図 段ボール撓板中枠台展開例図 最大負荷時の段ボール可撓板中枠台斜視図 最大負荷時の段ボール可撓板中枠台切断図
符号の説明
01 押し出し加工可撓板中枠台
02 波形条痕加工可撓板中枠台
03 立て起し加工可撓板中枠台
04 段ボール可撓板中枠台
10 中枠台(数字1で始まる全要素で構成される全体)
11 台板(下記2部品の総称)
11a 短台板
11b 長台板
11c 台板接合部(段ボール可撓板のみ)
12 天板
12a 天板短辺枠
12b 天板長辺枠
13 角抜き穴
14 矩形内折り曲げ溝枠(下記2溝の総称)
14a 矩形内折り曲げ溝の短辺
14b 矩形内折り曲げ溝の長辺
15 外曲げ溝(下記2溝の総称)
15a 外曲げ溝の短辺
15b 外曲げ溝の長辺
16 中抜き窓穴
16? 中抜き窓穴形状
17? 切り込み形状
17c コーナ切り込み
17t T字状切り込み
18 内腰板(下記2部品の総称)
18a 内腰板の短片
18b 内腰板の長片
19 可撓板(下記2部品の総称)
19a 短可撓板
19ae 短可撓板先端
19b 長可撓板
19be 長可撓板先端
20 切り出し片(内腰板と可撓板の繋がった部分)
20a段ボール可撓板(短辺)
20b段ボール可撓板(長辺)
21 押し出し加工
22 波形条痕加工
23 立て起し加工
A−A 図5の切断面を示す矢印
B−B 図7の切断面を示す矢印
G 曲げ外力作動方向
L 切り出し片の幅
W0 無負荷時の中抜き穴の長手方向長さ
W1 最大負荷時の中抜き穴の長手方向長さ

Claims (4)

  1. 高張力性の柔軟な薄膜を相対抗配置せしめその間に被搬送品を挟持した全体を包装容器に収納する宙づり包装方式に用いる薄膜を張る中枠台において、均質な板材から成る中枠台の天板平面内周の沈込み中窓枠をなす矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の中抜窓穴の4隅から矩形内折曲げ溝枠の隅に向かって放射状にコーナ切り込みを入れると共に、その切り込みの間に複数の押し出し加工を施して、矩形の内折曲げ溝枠線を軸として包装容器内周に向かって回動を可能とするフラップ状にし、このフラップの矩形内折曲げ溝枠に平行な外曲げ溝枠を設けた可撓板を中枠台の天板内周に生成して、外曲げと内曲げの2重の回動をなす中枠台。
  2. 高張力性の柔軟な薄膜を相対抗配置せしめその間に被搬送品を挟持した全体を包装容器に収納する宙づり包装方式に用いる薄膜を張る中枠台において、均質な板材から成る天板の中枠台の天板平面内周の沈込み中窓枠をなす矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の中抜窓穴の4隅から矩形内折曲げ溝枠の4隅に向かって放射状のコーナ切り込みを入れると共に、矩形の内折曲げ溝枠内周に外曲げ溝枠を設けて梯形状の可撓板を形成し、この可撓板先端に直角な向きに長い波形条痕を多数設け、外曲げと内曲げの2重の回動をなすうる中枠台を構成した。
  3. 高張力性の柔軟な薄膜を相対抗配置せしめその間に被搬送品を挟持した全体を包装容器に収納する宙づり包装方式に用いる薄膜を張る中枠台において、均質な板材から成る中枠台の天板平面内周の沈込み中窓枠をなす矩形の内折曲げ溝枠の中央部に設けた小方形の中抜窓穴の四隅から矩形内折曲げ溝枠の四隅に向かって放射状のコーナ切り込みを入れると共に、矩形の内折曲げ溝枠内周に外曲げ溝を設けて梯形状の可撓板を形成し、この可撓板両翼や中央に立て起し加工を施して、外曲げと内曲げの二重の回動をなすうる中枠台。
  4. 高張力性の柔軟な薄膜を相対抗配置せしめその間に被搬送品を挟持した全体を包装容器に収納する宙づり包装方式に用いる薄膜を張る中枠台において、段ボール紙内の波形溝の長手方向が矩形箱側面高さ方向で頂点をなす梯形形状部分をそのまま可撓板としながら集約して矩形の内折曲げ溝枠を構成させるようになした中枠台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011079573A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Asahi Kasei E-Materials Corp ペリクル収納ケースの梱包体
JP2011184107A (ja) * 2011-06-28 2011-09-22 Japan Plus Kk 衝撃緩和運搬容器

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