JP3108335B2 - 光ファイバケーブルの分岐接続方法 - Google Patents

光ファイバケーブルの分岐接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ネットワークを
構築するために、光ファイバケーブルを分岐接続するた
めの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、スター型の光ネットワークの一
例を示している。
【0003】同図において、Aはセンター、B,B,…
はデータ端末、C,C,…はクロージャと呼ばれる分岐
ボックス、F1,F2,F3,…は幹線用の光ファイバケ
ーブル、f,f,…は分岐用の光ファイバケーブルであ
る。
【0004】そして、たとえばセンターAから発信され
た光信号は、幹線用の各光ファイバケーブルF1,F2
3,…を介して伝送されるとともに、各分岐ボックス
C,C,…において分岐された後、分岐用の光ファイバ
ケーブルf,f,…を介して各データ端末B,B,…に送
られる。
【0005】このような光ネットワークを構築するため
使用される光ファイバケーブルF1,F2,…、f,f,…
としては、たとえば図10に示される構成のものが使用
されることがある。
【0006】この光ファイバケーブルは、いわゆるスロ
ット型と称されるものであって、ポリエチレン樹脂など
でできたスロットロッドaを備える。このスロットロッ
ドaは、その外周部の数箇所(この例では5箇所)におい
て、軸方向に沿う螺旋状あるいはSZ状の溝(スロット)
bが形成されており、各溝b内には、テープ心線eが複数
層(この例では5層)にわたって積層されて収納される一
方、スロットロッドaの中心には、たとえば7本の鋼線
を撚り合わせたテンションメンバgが埋設されている。
そして、このスロットロッドaの表面には、各溝bを封鎖
する状態でAlテープなどでできた押さえ巻層hが形成さ
れ、さらに、この押さえ巻層hの上には、ポリエチレン
樹脂などでできた保護シースiが設けられている。な
お、符号jは各溝bの位置を特定するためのトレーサマー
クである。
【0007】上記のテープ心線eは、たとえば、図11
に示すように、コアとクラッドからなる光ファイバ素線
kの上に紫外線硬化型樹脂からなる一次被覆層pを形成し
て構成された光ファイバ心線qの複数本(この例では4
本)を並列配置した状態で、同じく紫外線硬化型樹脂か
らなる二次被覆層rを形成して一体化したものである。
【0008】図9に示した光ネットワークを、図10お
よび図11に示したようなスロット型の光ファイバケー
ブルを使用して構築するためには、従来、次のような分
岐接続が行われていた。
【0009】ここでは、説明を簡単化するために、セン
ターAから各データ端末B,B,…ごとに均等にm本の
テープ心線eを分岐、接続するものとし、かつ、センタ
ーAに接続される最初の光ファイバケーブルF1は、n本
(n>m)のテープ心線eを有しているものと仮定する。
【0010】まず、センターAに近接した初段の分岐ボ
ックスCに関しては、図12に示すように、後続側の幹
線用の光ファイバケーブルF2として、(n−m)本のテー
プ心線を有するものを、また、分岐用の光ファイバケー
ブルfとして、m本のテープ心線eを有するものをそれぞ
れ準備する。
【0011】そして、各光ファイバケーブルF1,F2
fについて、その保護シースiや押さえ巻層hを除いてス
ロットロッドaを露出させてテープ心線eを引き出し、引
き出したテープ心線eを余長部分が確保された状態で切
断する。
【0012】続いて、各幹線用の光ファイバケーブルF
1,F2の(n−m)本のテープ心線e同士、および幹線用の
光ファイバケーブルF1と分岐用の光ファイバケーブルf
のm本の各テープ心線e同士をその切断箇所においてそれ
ぞれ融着接続(図中×印で示す)した後、各光ファイバケ
ーブルF1,F2,fを分岐ボックスCに固定するととも
に、余長部分を分岐ボックスC内に収納する。
【0013】同様に、次段の分岐ボックスCに関して
は、後続側の幹線用の光ファイバケーブルF3として
は、(n−2m)本のテープ心線を有するものを、また、分
岐用の光ファイバケーブルfとしては、m本のテープ心線
eを有するものを用いて分岐接続を行う。
【0014】しかしながら、図12に示したような分岐
接続の方法は、次の問題がある。
【0015】幹線用の各光ファイバケーブルF1,F2
3,…として、上記の例ではテープ心線eの本数がn
本,(n−m)本,(n−2m),…というように、それぞれ異
なる種類のものを予め準備せねばならず、幹線用の光フ
ァイバケーブルF1,F2,F3,…の統一化が図れな
い。このため、光ネットワークを構築する場合の全体的
なコストが高くなる。
【0016】また、各分岐ボックスC,C,…内におい
て、幹線用の光ファイバケーブルF1,F2,F3,…と
分岐用の光ファイバケーブルf,f,…とを互いに融着接
続するだけでなく、幹線用の光ファイバケーブルF1
2,F2とF3,…同士も融着接続せねばならず、接続
箇所が多くなる分だけ接続作業に手間がかかる。しか
も、接続箇所が多くなると、それだけ接続損失が増大す
ることにもなる。
【0017】そのような不都合を改善するため、従来技
術では、図13に示したような分岐接続の方法も提案さ
れている。
【0018】ここでも説明を簡単にするために、センタ
ーAから各データ端末B,B,…ごとに均等にm本のテ
ープ心線eを分岐、接続するものと仮定する。
【0019】そして、幹線用の光ファイバケーブルFと
しては、図12に示した分岐接続方法のように、各分岐
ボックスC,C,…の前後でそれぞれ異なる種類のもの
を使用するのではなくて、n本のテープ心線を有する1
本の連続したケーブルを使用する。また、各分岐用の光
ファイバケーブルf,f,…としては、m本のテープ心線e
を有するものをそれぞれ準備する。
【0020】次に、たとえばセンターAに近接した初段
の分岐ボックスCに関しては、幹線用の光ファイバケー
ブルFについて、その保護シースiや押さえ巻層hを除い
てスロットロッドaを露出させる。次いで、n本のテープ
心線eの内、分岐に必要なm本のテープ心線eのみをスロ
ットロッドaから引き出して切断する。この場合、スロ
ットロッドa自体は切断することなく、その露出状態の
まま保持しておく。
【0021】一方、分岐用の光ファイバケーブルfにつ
いては、テープ心線eの余長部分が確保されるように、
その保護シースiや押さえ巻層hを除いてスロットロッド
aを露出させてからテープ心線eを引き出す。
【0022】そして、各幹線用の光ファイバケーブルF
と分岐用の光ファイバケーブルfの各m本のテープ心線e
同士をそれぞれ融着接続(図中×印で示す)した後、各光
ファイバケーブルF,fを分岐ボックスCに固定すると
ともに、余長部分を分岐ボックスC内に収納する。
【0023】次段の分岐ボックスC2に関しても、同様
にして分岐、接続を行う。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このように、図13に
示した分岐接続方法においては、幹線用の光ファイバケ
ーブルFとしては、1本の連続したケーブルのみを使用
できるために、光ネットワークを構築する場合の全体的
なコストが安くなる。また、各分岐ボックスC,C,…
内において、幹線用の光ファイバケーブルFと分岐用の
光ファイバケーブルfの各テープ心線e同士を互いに融着
接続するだけでよく、幹線用の光ファイバケーブルF同
士の融着接続は不要となるから、接続作業の手間が省
け、接続損失も無くなるという利点が得られる。
【0025】しかしながら、このような分岐接続の方法
においても、未だ次の問題が残されている。
【0026】この方法では、幹線用の光ファイバケーブ
ルFにおいて、スロットロッドaの露出部分の長さLが
長いほど、分岐接続すべきテープ心線eの引き出し長さ
を十分に確保できる。そして、テープ心線eの引き出し
長さが長いと、それだけテープ心線eの切断や融着接続
を容易に行うことができて作業性がよい。
【0027】しかし、その反面、幹線用の光ファイバケ
ーブルFのスロットロッドaの露出部分の長さLが長い
と、それだけ各分岐ボックスC,C,…全体の寸法形状
が大きくなり、その結果、各分岐ボックスC,C,…の
設置場所が制限されたり、邪魔になるなどの弊害が生じ
る。
【0028】これとは逆に、幹線用の光ファイバケーブ
ルFのスロットロッドaの露出部分の長さLを短くすれ
ば、各分岐ボックスC,C,…全体の寸法形状を小型化
できるが、テープ心線eの引き出し長さが短くなるの
で、テープ心線eの切断や融着接続の際の作業性が悪く
なる。
【0029】さらに、図13に示した分岐接続方法で
は、幹線用の光ファイバケーブルFの非切断のテープ心
線eについては、スロットロッドaに巻き付けられた状態
であるから、十分な余長部分を確保することができな
い。
【0030】このため、たとえば、幹線用の光ファイバ
ケーブルFの1本のテープ心線eの余長部分を利用して
浸水検知センサsを構成することが難しい。
【0031】すなわち、この浸水検知センサsは、幹線
用の光ファイバケーブルFの1本のテープ心線eの周り
に高分子吸収体を設け、この高分子吸収体が浸水により
膨張してテープ心線eを屈曲させると曲げ損失が増大す
ることにより浸水を検出するものであるが、図13に示
した分岐接続方法では、十分な余長部分を確保できない
ので、従来は、同図の破線で示すように、1本テープ心
線eを切断してから、浸水検知センサsを構成するための
テープ心線を別途、融着接続するなどしており、センサ
sを構成する上で極めて手間がかかっていた。
【0032】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、光ネットワークを構築する場合の全体
的な工事の手間と費用の削減を図るとともに、各分岐ボ
ックス全体の寸法形状の小型化を図り、分岐ボックスの
設置場所の制約をできるだけ解除できるようにし、さら
に、浸水検知センサを容易に構成できるようにすること
を課題とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、次の構成を採る。
【0034】すなわち、本発明の光ファイバケーブルの
分岐接続方法では、幹線用の光ファイバケーブルの途中
の分岐位置において、当該光ファイバケーブルを構成す
る各光ファイバが所定の余長が確保されるように、光フ
ァイバを除く残余の部分を全て切断するとともに、切断
端部に割スリーブを被せたうえで光ファイバと前記残余
の部分とを切断端部において割スリーブごと接着剤で固
定し、その切断端部どうしを突き合わせることで、非切
断の各光ファイバの余長部分を弛ませ、さらに、非切断
の各光ファイバの内、分岐に必要な数の光ファイバのみ
を切断した後、その切断した光ファイバに対して分岐用
の光ファイバケーブルを接続する。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、図9に示したような光ネ
ットワークを、本発明の分岐接続方法を適用して構成し
た場合の、分岐ボックスCの部分を示す概略構成図であ
る。
【0036】同図において、符号Fは幹線用の光ファイ
バケーブル、fは分岐用の光ファイバケーブルである。
両ケーブルF,fは、本例では、図10に示したスロッ
ト型のものであって、幹線用の光ファイバケーブルF
は、n本のテープ心線を有する1本の連続したケーブル
が使用されている。また、本例においても、各データ端
末ごとに均等にm本のテープ心線eを分岐、接続するもの
とすれば、各分岐用の光ファイバケーブルfとしては、m
本(m<n)のテープ心線eを有するものが使用される。そ
して、この実施形態においては、テープ心線eが特許請
求の範囲における光ファイバに対応するものとする。
【0037】また、分岐ボックスC内においては、幹線
用の光ファイバケーブルFのn本のテープ心線を除い
て、スロットロッドaやテンションメンバgは切断されて
おり、各光ファイバケーブルF,fの端部はケーブルク
ランプw1で、各ケーブルF,fのテンションメンバgはテ
ンションメンバクランプw2によってそれぞれ分岐ボック
スCに固定されている。
【0038】そして、幹線用の光ファイバケーブルFの
n本のテープ心線eの内、(n−m)本のテープ心線eは余長
を確保した状態でそのまま分岐ボックスC内を通過して
おり、また、残りのm本のテープ心線eは、分岐用の光フ
ァイバケーブルfのm本のテープ心線eに接続されてい
る。
【0039】次に、本発明の分岐接続方法の実施の一形
態を、図2ないし図8に沿って説明する。
【0040】まず、幹線用の光ファイバケーブルFとし
ては、n本のテープ心線eを有する1本の連続したケーブ
ルを使用する。また、各分岐用の光ファイバケーブルf
としては、m本のテープ心線eを有するものをそれぞれ準
備する。
【0041】そして、幹線用の光ファイバケーブルFに
ついては、その配線途中の分岐位置において、図2に示
すように、テープ心線eの余長L0が十分に確保されるよ
うに、所定長さ分だけ保護シースiや押さえ巻層hを取り
除いて、スロットロッドaを露出させる。
【0042】次に、露出したスロットロッドaに巻き付
けられているn本のテープ心線eを全てスロットロッドa
から引き出すとともに、それらn本のテープ心線eはその
ままにして、分岐ボックスCへ光ファイバケーブルFを
固定するための固定代L1を確保した状態で、露出して
いる残りのスロットロッドaをテンションメンバgととも
に切除する。さらに、固定代L1におけるスロットロッ
ドaの端部を除いてテンションメンバgを所定長さだけ露
出させた後、テンションメンバgの切断部分を互いに突
き合わせる。
【0043】続いて、図3に示すように、押さえ巻層h
同士を電気的に接続するためのアース線uをPVCテー
プyを用いて固定した後、図4に示す形状の割りスリー
ブvを切断箇所に被せて接着剤で固定する。これは、テ
ープ心線eがスロットロッドaの溝bに沿って軸方向に容
易に移動してしまうのを防止するためである。この割り
スリーブvを取り付ける際には、図5に示すように、ア
ース線uは、割りスリーブvの一カ所に設けた透孔v1を通
って外部に引き出されるようにする。さらに、その割り
スリーブvの両端にPVCテープyを巻き付ける。
【0044】次に、図6および図8に示すように、幹線
用の光ファイバケーブルFの保護シースiの部分をケー
ブルクランプw1によって、また、テンションメンバgが
露出している部分をテンションメンバクランプw2によっ
てそれぞれ締着する。これにより、幹線用の光ファイバ
ケーブルFが各クランプw1,w2を介して分岐ボックスC
に固定される。
【0045】一方、分岐用の光ファイバケーブルfにつ
いては、図7に示すように、その一端側においてテープ
心線eの余長部分L2が十分に確保されるように、その保
護シースiや押さえ巻層hを除いてスロットロッドaを露
出させてからテープ心線eを引き出した後、分岐ボック
スCへ光ファイバケーブルfを固定するための固定代L3
を確保した状態で、露出している残りのスロットロッド
aをテンションメンバgとともに切除する。さらに、固定
代L3におけるスロットロッドaの端部を除いてテンショ
ンメンバgを所定長さだけ露出させる。
【0046】そして、図8に示すように、光ファイバケ
ーブルfの保護シースiの部分をケーブルクランプw1によ
って、また、テンションメンバgが露出している部分を
テンションメンバクランプw2によってそれぞれ締着す
る。これにより、分岐用の光ファイバケーブルfが各ク
ランプw1,w2を介して分岐ボックスCに固定される。
【0047】続いて、幹線用の光ファイバケーブルFの
n本のテープ心線eの内、分岐に必要な数(本例ではm本)
のテープ心線eのみを切断し、これらのテープ心線eを分
岐用の光ファイバケーブルfのm本のテープ心線eに融着
接続(図8中×印で示す)する。
【0048】そして、幹線用および分岐用の各光ファイ
バケーブルF,fのテープ心線eの余長部分を分岐ボック
スCに取り付けたトレイtに巻き付けて収納すること
で、分岐接続が終了する。
【0049】本発明の分岐接続方法では、幹線用の光フ
ァイバケーブルFの非切断のテープ心線eについては、
十分な余長部分を確保することができるので、図13に
示した従来のように、浸水検知センサsを構成するため
のテープ心線を別途、融着接続する必要がなく、図1の
破線で示すように、余長部分をそのまま利用して浸水検
知センサsを容易に構成することができる。
【0050】なお、上記の実施形態においては、テープ
心線e同士を融着接続するようにしているが、テープ心
線eを構成する光ファイバ素線qの内の一部同士を接続す
る場合でも本発明は適用できる。さらに、本例では、光
ファイバケーブルF,fは、図10に示したように、ス
ロット型のものについて説明したが、これに限定される
ものではなく、光ファイバ心線を撚り合わせて集合し
た、いわゆるストランド型のものにも適用できることは
勿論である。その場合には、光ファイバ心線が特許請求
の範囲における光ファイバに対応することになる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0052】(1) 幹線用の光ファイバケーブルとし
て、1本の連続したケーブルを使用するので、幹線用の
光ファイバケーブル同士の融着接続は不要であり、比較
的安価に光ネットワークを構築することができる。
【0053】(2) 幹線用の光ファイバケーブルについ
て、十分な光ファイバの余長部分を確保できるにもかか
わらず、ケーブルの固定代は短尺のもので済むから、光
ファイバの切断や融着接続の作業を容易に行えるととも
に、分岐ボックス全体の寸法形状も小さくでき、分岐ケ
ースを比較的自由な場所に設置することができる。
【0054】(3) 幹線用の光ファイバケーブルの非
切断の光ファイバについて十分な余長部分を確保できる
ので、予長部分をそのまま利用して浸水検知センサを簡
単に構成することができる。(4)光ファイバを除く残余の部分を全て切断するとと
もに、切断端部に割スリーブを被せたうえで光ファイバ
と前記残余の部分とを切断端部において割スリーブごと
接着剤で固定するので、光ファイバが 残余部分に対し
て軸方向に容易に移動することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐接続方法を適用して光ネットワー
クを構成した場合の、分岐ボックスの部分を示す概略構
成図である。
【図2】本発明の分岐接続方法の手順を示すもので、幹
線用の光ファイバケーブルにおいて、そのスロットロッ
ドからテープ心線を引き出して、スロットロッドとテン
ションメンバとを切断した状態を示す正面図である。
【図3】本発明の分岐接続方法の手順を示すもので、ス
ロットロッドを切断した箇所の近傍にPVCテープを巻
き付けてアース線を取り付けた状態を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の分岐接続方法に使用する割りスリーブ
の斜視図である。
【図5】本発明の分岐接続方法の手順を示すもので、図
4の割りスリーブを光ファイバケーブルに被せた状態の
斜視図である。
【図6】本発明の分岐接続方法の手順を示すもので、幹
線用の光ファイバケーブルの一端をクランプで締着した
状態の斜視図である。
【図7】本発明の分岐接続方法の手順を示すもので、分
岐用の光ファイバケーブルにおいて、そのスロットロッ
ドからテープ心線を引き出して、スロットロッドとテン
ションメンバとを切断した状態を示す正面図である。
【図8】本発明の分岐接続方法の手順を示すもので、幹
線用の分岐用の各光ファイバケーブルを分岐ボックスに
取り付けた状態を示す正面図である。
【図9】光ネットワークの構成図である。
【図10】スロット型の光ファイバケーブルの一例を示
す断面図である。
【図11】図10の光ファイバケーブルを構成するテー
プ心線の断面図である。
【図12】従来の分岐接続方法の説明図である。
【図13】従来の他の分岐接続方法の説明図である。
【符号の説明】
1,F2,F3,F…幹線用の光ファイバケーブル、C
…分岐ボックス、f…分岐用の光ファイバケーブル、a…
スロットロッド、b…溝(スロット)、g…テンションメン
バ、e…テープ心線、w1…ケーブルクランプ、w2…テン
ションメンバクランプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 益充 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (56)参考文献 特開 平8−43639(JP,A) 特開 昭58−169114(JP,A) 特開 平8−160231(JP,A) 特開 平8−334631(JP,A) 特開 昭63−236938(JP,A) 特開 平4−160350(JP,A) 特開 平3−13905(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24 G02B 6/46 H02G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバが集合されてなる光フ
    ァイバケーブルの分岐接続方法であって、 前記幹線用の光ファイバケーブルの途中の分岐位置にお
    いて、当該光ファイバケーブルを構成する各光ファイバ
    が所定の余長が確保されるように、光ファイバを除く残
    余の部分を全て切断するとともに、切断端部に割スリー
    ブを被せたうえで光ファイバと前記残余の部分とを切断
    端部において割スリーブごと接着剤で固定し、その切断
    端部どうしを突き合わせることで、非切断の各光ファイ
    バの余長部分を弛ませ、さらに、非切断の各光ファイバ
    の内、分岐に必要な数の光ファイバのみを切断した後、
    その切断した光ファイバに対して分岐用の光ファイバケ
    ーブルを接続することを特徴とする光ファイバケーブル
    の分岐接続方法。
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