JP3107759U - 透明なセパレーターを用いた貼付型使い捨てカイロ - Google Patents

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Abstract

【課題】扁平袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱性組成物が封入されており、その扁平袋の粘着部と反対の面が実質的に内容物が外部から見えない材質からなる貼付型使い捨てカイロにおいて、製造ライン内での内容物の噛み込みなどの目視による製品検査を可能にすることを目的とする。
【解決手段】実質的に可視光線を透過しない通気性シート、ならびに基材フィルム、粘着剤層およびセパレーターより構成される粘着部からなる扁平型袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱性組成物が封入されており、該扁平型袋が気密性袋内に収納されてなる貼付型使い捨てカイロであって、前記セパレーターが実質的に透明な材質からなることを特徴とする貼付型使い捨てカイロである。
【選択図】図1

Description

本考案は貼付型使い捨てカイロに関する。さらに詳しくは、粘着部と反対の面が実質的に内容物が外部から見えない材質からなる場合であっても、製造ライン内での製品検査が可能な貼付型使い捨てカイロに関する。
従来より空気の存在下で発熱する発熱性組成物を通気性の収納袋(内袋)に収容し、この内袋を非通気性の袋(外袋)で包装した使い捨てカイロが知られている。かかるカイロとしては、所定の部位に貼り付けて当該部位を効果的に暖めるために内袋の表面に粘着部材を設けた貼付型のものも提案されている。
このような貼付型使い捨てカイロは、外袋を開封して、内袋内の発熱性組成物を空気と接触させることにより発熱が開始し、所定の時間温かい状態が維持されるが、一般的な貼付型使い捨てカイロでは、内袋の材質として柔らかく、かつ所定の強度を有する不織布が使用されている。
しかしながら、一般的な貼付型使い捨てカイロでは、製造ラインでの製品検査を可能せしめるために、粘着部と反対の面において実質的に内容物が外部から目視可能なように白色もしくは淡色の不織布を用いており、デザイン性としては画一的なものであった。また、粘着部は一般的に紙のセパレーターが使用されており、外部から内部を目視不可能となっていた。
本考案は上記事情に鑑み、白色もしくは淡色ではなく、粘着部と反対の面が実質的に内容物が外部から見えない材質からなる場合であっても、製造ライン内での製品検査が可能な貼付型使い捨てカイロを提供することを目的とする。
すなわち、本考案は、実質的に可視光線を透過しない通気性シート、ならびに基材フィルム、粘着剤層およびセパレーターより構成される粘着部からなる扁平型袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱性組成物が封入されており、該扁平型袋が気密性袋内に収納されてなる貼付型使い捨てカイロであって、前記セパレーターが実質的に透明な材質からなることを特徴とする貼付型使い捨てカイロに関する。
粘着剤層が実質的に透明な粘着剤からなることが好ましい。
基材フィルムが、該基材フィルムを通じて扁平型袋内の発熱性組成物を目視確認できる程度の可視光線透過度を有することが好ましい。
基材フィルムが2〜4重量%のフィラーを含むことが好ましい。
本考案の貼付型使い捨てカイロによれば、粘着部を構成するセパレーターが実質的に透明な材質からなるため、粘着部と反対の面が内容物が外部から見えない材質からなる場合であっても、製造ライン内での内容物の噛み込みなどの目視による製品検査が可能となる。
以下、本考案の実施の形態を添付の図面を参照して説明するが、本考案が以下の実施の形態に限られるわけではない。
図1は本考案の貼付型使い捨てカイロを示す。
図1に示すように、本考案の貼付型使い捨てカイロは、通気性シート2、ならびに基材フィルム6、粘着剤層5およびセパレーター4より構成される粘着部3からなる内袋1内に発熱性組成物7が封入されており、該内袋1が気密性の外袋8に収納されてなる。
内袋1の大きさは特に限定されるものではなく、各種用途に応じて適宜選定すればよい。また、形状としては扁平状であれば矩形に限らず、例えば、円形、楕円形舌片形状、ハート型などの形状を採用することができる。
本考案の使い捨てカイロにおける通気性シート2は、内袋1に封入された内容物を隠蔽せしめるため、実質的に可視光線を透過しない材質からなるものである。このような材質を有するものとしては、例えば、黒色など濃色に着色された不織布、着色剤を練り込まれた合成樹脂フィルム、アルミ箔やアルミ蒸着を施された合成樹脂フィルムやそれらを積層したものが使用できる。なかでも、肌触りや使用感を鑑み、不織布で作製されていることが好ましい。
不織布の着色の方法は、あらかじめ着色された原料を用いて不織布を製造する原料着色、不織布製造後のディッピング、印刷などの方法を採用することができるが、使用時の色落ちの問題より、原料着色であることが好ましい。
通気性シート2の通気性については、とくに限定はないが、通気孔の大きさは内容物がこぼれない程度であればよく、たとえば0.5mm以下程度であり、また通気量は、発熱性組成物7が発熱し得る範囲であればよく、本考案においてとくに限定されるものではない。
また、通気性シート2の厚さは70〜1500μmであることが好ましく、100〜500μmであることがより好ましい。通気性シート2の厚さが70μm未満であると強度が不足し高速生産が困難となる。一方、1500μmを超えると手触りが硬くなり充分な風合いを提供できない、経済的に不利益であるなどの問題が生じる。
通気性シート2には、粘着部3と固着するためのシーラント層が設けられている。通気性シート2に通気性をもたせる手段としては、シーラント層に小さな穿孔を施す、多孔質のシーラントを用いるなどの方法を採用することができる。なお、シーラント層は通気性シート2の外周部のみに設けてもよい。
本考案における粘着部3を構成する基材フィルム6は、該基材フィルム6を通じて扁平型袋内の発熱性組成物7を目視確認できる程度の可視光線透過度を有する材料で作製されていることが好ましい。
通常のカイロにおいては、内容物を隠蔽するために、フィルム材質中に酸化亜鉛などの金属酸化物フィラーを含有させる手法が好ましく用いられるが、本考案においては、その配合割合を少なくすることにより、内容物の検品が可能となっている。具体的には、基材フィルム6中のフィラーの配合量は2〜4重量%であることが好ましい。ここで、フィラーの配合量が少なすぎると、発熱終了時に発熱性組成物7が錆びた様子が見えすぎてしまい、見栄えが悪くなるため好ましくない。なお、フィラーとしては、亜鉛もしくはその他の金属の酸化物、硫化物、フェロシアン化物、クロム酸塩、炭酸塩およびケイ酸塩;真珠顔料などの無機系フィラー、またはアゾ化合物、フタロシアニン系化合物、アントラキノン系化合物、インジゴ系化合物、金属錯塩、蛍光顔料などの有機系フィラーが使用される。
基材フィルム6の材質としては、プラスチックフィルムを主とする2〜3層基材が好ましく用いられる。ここで、通気性シート2とヒートシールするためにホットタック性が良好である必要があり、シート全体としての耐熱性や機械的強度をも有する必要があるので、エチレン−酢酸ビニル共重合体、EMMAやメタロセン触媒などのシングルサイト触媒によって重合または共重合されたポリエチレンをシーラント層に用いることがより好ましい。
なお、基材フィルム6の厚さは0.02〜0.75mmであることが好ましく、0.05〜0.3mmであることがより好ましい。基材フィルム6の厚さが0.02mm未満であると強度が不足し高速生産が困難になるとともに、通気性シート2との充分なヒートシール性が得られない。一方、0.75mmを超えた場合は、ヒートシール性が低下し高速生産が困難になるとともに経済的にも不利益となる傾向がある。
本考案における粘着部3を構成するセパレーター4は、実質的に透明な材質からなる合成樹脂フィルムで作製されている。合成樹脂フィルムはたとえばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンの単層体やそれらを積層したものを用いることができる。透明性、製袋加工時の熱による収縮の問題を鑑み、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。また、当該フィルムの厚みは、25〜50μmが好ましい。25μm未満であると、フィルムのこしが無いため、加工時にしわなどが発生する。50μmより厚いと、内袋1作製時において通気性シート2と粘着部3とのヒートシール性に影響を及ぼすとともに、経済的に不利益となる。またカイロ使用時に、粘着剤層5との剥離性を高めるために、粘着剤層5と接触する面にはシリコーン処理を施してもよい。
本考案における粘着剤層5は実質的に透明な粘着剤からなることが好ましい。粘着剤としてはアクリル系、ウレタン系、シリコン系、ポリイソプレン系、ポリイソブチレン系、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン)系、スチレンイソプレン系、またはポリアクリル酸系水溶性高分子などがあげられるが、ホットメルト加工できるアクリル系、SIS系を用いることが特に好ましい。粘着剤層5の形成にあたっては、基材フィルム6に従来公知の塗工方法により直接形成してもよいし、セパレーター4上に粘着剤層5を形成した粘着シートを、基材フィルム6にラミネートしてもよい。粘着剤層5の厚みは通常1〜100μm、好ましくは10〜50μmとされる。
なお、本考案において「実質的に透明」とは、セパレーター4または粘着剤層5を介して内袋1中に封入された内容物が見える程度であることをいう。
内袋1に封入する発熱性組成物7としては、たとえば鉄粉などの金属粉、活性炭、水、保水剤(木粉、バーミキュライト、パーライト、シリカゲル、吸水性樹脂など)、食塩などからなるものを用いることができるが、これに限定されるものではない。
外袋8はポリエチレン、ポリプロピレン、シリカ蒸着フィルム、塩化ビニリデンコートフィルムやその積層フィルムからなっている。なかでも、酸素や水蒸気の非透過性、水素の適度な透過性の点から塩化ビニリデンコートフィルムを用いることが好ましい。
本考案の貼付型使い捨てカイロの実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 内袋
2 通気性シート
3 粘着部
4 セパレーター
5 粘着剤層
6 基材フィルム
7 発熱性組成物
8 外袋

Claims (5)

  1. 実質的に可視光線を透過しない通気性シート、ならびに基材フィルム、粘着剤層およびセパレーターより構成される粘着部からなる扁平型袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱性組成物が封入されており、該扁平型袋が気密性袋内に収納されてなる貼付型使い捨てカイロであって、前記セパレーターが実質的に透明な材質からなることを特徴とする貼付型使い捨てカイロ。
  2. 粘着剤層が実質的に透明な粘着剤からなる請求項1記載の貼付型使い捨てカイロ。
  3. 基材フィルムが、該基材フィルムを通じて扁平型袋内の発熱性組成物を目視確認できる程度の可視光線透過度を有する請求項1記載の貼付型カイロ。
  4. 基材フィルムが、該基材フィルムを通じて扁平型袋内の発熱性組成物を目視確認できる程度の可視光線透過度を有する請求項2記載の貼付型カイロ。
  5. 基材フィルムが2〜4重量%のフィラーを含む請求項3または4記載の貼付型使い捨てカイロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017109945A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 小林製薬株式会社 使い捨てカイロ包装用外袋及び使い捨てカイロ
US10322860B2 (en) 2015-12-25 2019-06-18 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. Outer bag for disposable body warmer packaging and disposable body warmer

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