JP3107550U - ワイパー - Google Patents

Abstract

【課題】丈夫で耐用性が高く、設置と交換に便利であり、かつ、製造コストを低減することができると共に、無駄な資源の浪費を減らし、実用性を高めることができるワイパーの提供。
【解決手段】主に弾性アーム１０、留め具２０、ゴムカバー３０及びワイパーブレード４０から成り、該留め具を直接弾性アーム中央の留め孔内にリベット留めし、さらにゴムカバー及び端カバーを弾性アーム左右両端から挿入して固定し、最後にワイパーブレードを固定孔の側辺部の開孔からスライドさせて挿入し該固定孔内に嵌入して、留め具により自動車のワイパーモーターアーム上に固定されることを特徴とし、該ゴムカバーが弾性アーム上に位置し、弾性アームの弾力性と強靭度が補強され、丈夫で耐用性があるだけでなく、部品の数量を減らし、効果的に製造コストを低減することができると共に、設置に嵌入方式の設計を採用しているため、設置と交換に便利であり、ワイパーブレードのみを単独で交換でき、資源の無駄を減少する。
【選択図】図２

Description

本考案はワイパーの改良構造に関し、特に、弾性アーム、留め具、ゴムカバー及びワイパーブレードから成るワイパーであって、丈夫で耐用性があり、且つ効果的に製作コストを低減することができ、設置と交換に便利なだけでなく、ワイパー全体を交換せずにワイパーブレードのみを交換でき、資源の無駄を減らし、ワイパーの実用性を向上した、ワイパーに関する。

図１に一般的な自動車で使用されるワイパーaを示す。数本の金属製のアームa1を連結した後、さらにゴム製のワイパーブレードbを最も低い位置のアームa1上に設置し、最も高い位置のアームa1中央に留め具a2を設け、設置して使用するとき、ワイパーa上方の留め具a2を自動車のワイパーモーターアーム上に取り付け、ワイパーモーターの牽引により、ワイパーaがウインドガラス上で往復移動し、ウインドガラス上の雨水をはじくという目的を達する。しかしながら、この構造は多くの部品が必要であり、製造と組み立てにおいて非常に不便であるだけでなく、時間の経過と共にゴム製のワイパーブレードが材料の変質により完全にウインドガラス上の雨水をはじくことができなくなり、雨天時の走行の安全に影響するため、このとき新しいワイパーに交換する必要がある。しかし、従来のワイパーは、ワイパーブレードを夾設於最も下の位置のアームに挟んで設けているため、その交換の作業が非常に困難であることから、一般的な使用者の多くはワイパー全体を交換しており、無駄な浪費となるだけでなく、交換の際に取り外したワイパーも資源の無駄となる。

このため、本考案は特に弾性アーム、留め具、ゴムカバー及びワイパーブレードから成るワイパーを提供し、そのうち、弾性アームは一枚設計であり、且つ該弾性アームの中央部に固定孔を設け、2本のゴムカバーをそれぞれ弾性アームの左右両端から挿入し、該ゴムカバーが弾性アーム上方に位置し、弾性アームの弾力性と強靭度が補強され、丈夫で耐用性があるだけでなく、部品の数量を減らし、効果的に製造コストを低減することができる。また、設置に嵌入方式の設計を採用しているため、設置と交換に便利であり、ワイパー全体を交換せずにワイパーブレードのみを単独で交換することができ、資源の無駄を減少し、ワイパー全体の実用性が向上される。

本考案は、上述の従来構造の欠点に鑑みて、考案者の該項事業における長年の経験に基づき研究を重ね、斬新なワイパーの改良構造を提供するものである。

本考案の主な目的は、丈夫で耐用性が高く、設置と交換に便利であり、かつ、製造コストを低減することができると共に、無駄な資源の浪費を減らし、実用性を高めることができるワイパーを提供することにある。

上述の目的のため、本考案のワイパーは、主に弾性アーム、留め具、ゴムカバー及びワイパーブレードから成り、そのうち、該弾性アームは一枚設計であり、その中央部に固定孔を備え、該留め具は該弾性アーム上方の中央位置に固定され、該ゴムカバーは断面がA字形であり、底部に開口部を備え、さらに、弾性アームの左右両端からそれぞれ挿入して固定され、該ゴムカバーが該弾性アーム上方に位置すると共に、該弾性アーム底部の固定孔が下方に露出されており、さらに、該ワイパーブレードは固定孔の側辺部からスライドさせて挿入する方式で該固定孔内に嵌合される。

上述の構造を組み立てる時は、まず始めに留め具を直接弾性アーム上方の中央位置に固定し、次にゴムカバーを弾性アーム左右両端から挿入して固定し、最後にワイパーブレードを固定孔の側辺部からスライドさせて挿入し該固定孔内に嵌合する。

本考案のワイパーは、設置が非常に簡単で、弾性アームにゴムカバーを加えると厚さが増加するため、該弾性アームの弾力性と強靭性が補強され、また、使用する部品が少ないため製造コストを減少することができ、さらに、本考案のワイパーブレードは交換式を採用しているため、無駄な資源の浪費を減らすことができるだけでなく、使用者にとっても交換費用を節約することができ、非常に実用性が高い。

本考案の構造、装置及びその特徴について、以下、最良の実施例と図面に基づき詳細に説明する。

図２、図３に示すように、本考案のワイパーは、主に弾性アーム１０、留め具２０、ゴムカバー３０及びワイパーブレード４０から成り、そのうち、該弾性アーム１０は、金属片を湾曲させて略弧形に形成され、且つ、中央に固定孔１１が開設され、該固定孔１１は長細い線状であり、且つ、固定孔１１の一方の側にやや大きい開孔１１aが設けられ、ワイパーブレード４０の設置に用いられ、且つ、該弾性アーム１０中間の適当な位置に４つの留め孔１２が開設される。留め具２０は、金属製であり、その上方に留め具２０とワイパーモーターとの連結部２１を備え、底部には弾性アーム１０上に固定される固定部２２を設け、４つの小固定ツメ２２aにより留め具２０を緊密に弾性アーム１０の留め孔１２に結合させる。ゴムカバー３０は、ゴム射出し一体成形により製造され、その断面はA字形を呈し、且つ、底部に開口部３１を備え、該開口部３１の大きさは該弾性アーム１０の大きさに対応し、さらに同じ材質から成る端カバー３２は、その形状がゴムカバー３２に対応しており、且つ大きさはゴムカバー３０よりやや大きく、弾性アーム１０の最も外側を覆うために用いられる。

図４A、図４Bに示すように、組み立て時には、まず留め具２０を直接弾性アーム１０中央の留め孔１２内に固定し、さらにゴムカバー３０及び端カバー３２をそれぞれ弾性アーム１０の左右両端から挿入した後固定し、最後にワイパーブレード４０をスライドして挿入する方法で該固定孔１１内に嵌入し、且つ、留め具１０で自動車のワイパーモーターアーム上に固定する。

上述のように、本考案のワイパーの改良構造は、ワイパーが弾性アーム、留め具、ゴムカバー及びワイパーブレードから成り、部品数が少なく設置及び交換に便利であるだけでなく、弾力性及び強靭性が補強されるため、従来品より丈夫で耐用性が高く、且つ、交換式のワイパーブレードを採用することにより、無駄な資源の浪費を回避でき、実用性が向上される。本考案は実用性と進歩性を兼ね備えており、特許法の規定に基づき、ここに実用新案登録の出願をするものである。

従来品の立体斜視図である。 本考案の立体分解図である。 本考案の組み立て後の立体斜視図である。 本考案の組み立て後の留め具部分断面図である。 本考案の組み立て後の端カバー部分断面図である。

符号の説明

１０ 弾性アーム
１１ 固定孔
１１a 開孔
１２ 留め孔
２０ 留め具
２１ 連結部
２２ 固定部
２２a 小固定ツメ
３０ ゴムカバー
３１ 開口部
３２ 端カバー
４０ ワイパーブレード

Claims (5)

1. 主に自動車の前後ウインドガラスに設置され、主に、弾性アーム、留め具、ゴムカバー及びワイパーブレードから成り、弾性を備え緊密にウインドガラス上に貼り付き、ウインドガラス上の雨水をはじくワイパーであって、該留め具を直接弾性アーム中央の留め孔内にリベット留めし、さらにゴムカバー及び端カバーを弾性アーム左右両端から挿入して固定し、最後にワイパーブレードを固定孔の側辺部の開孔からスライドさせて挿入し該固定孔内に嵌入して、留め具により自動車のワイパーモーターアーム上に固定されることを特徴とするワイパー。
2. 前記のうち、該弾性アームが金属片を湾曲させた略弧形状であり、且つ、中央に固定孔が開設され、該固定孔が長細い線状であり、且つ、該固定孔の一方の側に、ワイパーブレードの設置に用いるやや大きい開孔が開設され、且つ、該弾性アーム中間の適当な位置に４つの留め孔を設けた、請求項１に記載のワイパー。
3. 前記のうち、該留め具が金属製であり、その上部が留め具とワイパーモーターとの連結部であり、底部が弾性アーム上の固定部に固定するために用いられ、４つの小固定ツメにより該留め具が弾性アームの留め孔に緊密に連結される、請求項1に記載のワイパー。
4. 前記のうち、該ゴムカバーがゴム射出し一体成形により製造され、その断面がA字形を呈し、且つ、底部に開口部を備え、該開口部の大きさが該弾性アームの大きさに対応している、請求項１に記載のワイパー。
5. 前記のうち、該ゴムカバーの外側に端カバーが設置され、該端カバーがゴム射出し一体成形により製造され、その形状が該ゴムカバーに対応しており、且つ、大きさが該ゴムカバーよりやや大きく、弾性アームの最も外側部分を覆うために用いられる、請求項４に記載のワイパー。

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