JP3107357B2 - 部分放電判別法 - Google Patents

部分放電判別法

Info

Publication number
JP3107357B2
JP3107357B2 JP07144825A JP14482595A JP3107357B2 JP 3107357 B2 JP3107357 B2 JP 3107357B2 JP 07144825 A JP07144825 A JP 07144825A JP 14482595 A JP14482595 A JP 14482595A JP 3107357 B2 JP3107357 B2 JP 3107357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial discharge
signal
signals
pulse
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07144825A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08338856A (ja
Inventor
敦 戸谷
正明 栗原
弘高 江島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Hitachi Cable Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP07144825A priority Critical patent/JP3107357B2/ja
Publication of JPH08338856A publication Critical patent/JPH08338856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107357B2 publication Critical patent/JP3107357B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分放電判別法に関
し、特に、測定データの経時変化を考慮に入れて部分放
電発生の有無を高精度に判別することができる部分放電
判別法に関する。
【0002】
【従来の技術】長距離電力ケーブルの部分放電測定にお
いては、電力ケーブルの絶縁接続部の絶縁筒両端に設け
られた静電結合用の検出電極(箔電極)と、検出電極の
間に接続された検出インピーダンスとを用い、検出イン
ピーダンスの両端に生じる電位差から部分放電発生の有
無を判断している。図5に上記方法で検出された交流課
電圧eの位相φと各部分放電パルスの関係の一例を示
す。上記方法においては一般に、測定者が検出された波
形をモニタ上で監視し、例えば、課電圧eのピーク値前
後にパルスpが観測された場合で、かつ、部分放電パル
スの放電電荷量や発生頻度が課電圧値により変化するこ
とを考慮して部分放電の発生の有無を判断している。
【0003】また、図6に示されるような、多層構造を
有するニューラルネットワーク(以下「NN」とい
う。)を用いて部分放電発生の有無を判別する方法があ
る。これは、図7(a)に示される部分放電信号波形
と、図7(b)に示される外部ノイズ信号波形とをNN
に学習させ、実測データである未知の信号波形を学習済
のNNに入力することによって、未知の信号が部分放電
信号か外部ノイズ信号かを判別させるという方法であ
る。この図6に示されるNNは、入力層23、中間層2
4及び出力層25から構成され、入力層各セルは、中間
層の各セルと接続され、また、中間層の各セルは、出力
層の一方のセル25a(部分放電あり)と他方のセル2
5b(部分放電なし)とに接続されている。
【0004】具体的には、特願平3−329735号
に、電力ケーブルから検出された信号からスペクトラム
アナライザ等を用いてS/N比が高い信号を検出し、図
8に示されるこの信号の放電電荷量の大きさq、課電圧
波形に対する発生位相φ及び発生頻度nの情報をNNに
入力し、部分放電発生の有無を判別する方法が提案され
ている。この方法では、未学習の測定データであるφ−
q−n分布パターンをNNに入力すると、図9の出力が
得られる。この図9中の「pd:86%」の表示は、学
習させた部分放電信号波形に対する測定データの類似度
を示しており、その値が100%に近くなる程、この測
定データは学習させた部分放電パターンと似ていること
を示している。同様に、「noise:29%」の表示
は、外部ノイズに対する測定データの類似度を示してい
る。したがって、部分放電発生の有無は、所定のしきい
値(例えば70%)を決め、上記値との大小関係を比較
して部分放電発生の判別が行われる。
【0005】更に、特開平6−11535号に、部分放
電信号の時系列情報に基づいて、対パルス率P又は連続
パルス率PC を定義して、その値から部分放電発生の有
無を判別する方法が提案されている。この対パルス率P
とは、図10に示されるように、例えば1秒間の全パル
ス数の中で、ある半周期中のパルスと、そのパルスと対
になる次の逆極性の半周期中のパルスとが存在すれば
1、存在しなければ0として、対となるパルスが存在す
る確率を求めたものである。この対パルス率Pは、図1
1に示される装置構成を用いて求められる。すなわち、
正、負極性パルス検出器13で検出された正、負極性パ
ルスは、正極性パルスを加算するパルスカウンタ14
と、負極性パルスを加算するアップダウンカウンタ15
へそれぞれ入力され、それぞれのパルス数を求めて、信
号処理回路16へ入力して対パルス率Pが求められる。
また、連続パルス率PC とは、図12に示されるよう
に、例えば、1秒間の半周期毎に正、負のパルスが交互
に連続して発生する数を全パルス数で除算することによ
って求めたものである。この連続パルス率も図11と同
様の装置構成によって求めることができる。
【0006】上記方法によって求めた対パルス率P及び
連続パルス率PC は、以下のように用いられる。まず、
対パルス率Pを用いた部分放電の判別においては、図1
3に示されるように、半周期毎に1.0発のパルスが生
じる確率につき、ホワイトノイズの場合は0.32、ボ
イド放電パルスの場合は0.95であり、対パルス率P
を用いることによって容易に部分放電を識別することが
できる。次に、連続パルス率PC においては、図14に
示されるように、半周期当りパルス数1.0の場合、ホ
ワイトノイズは0.03〜0.1、ボイド放電パルスの
場合は0.3〜1.0であり、連続パルス率PC を用い
ることによって容易に部分放電を識別することができ
る。
【0007】なお、上記各部分放電判別法は、1回の測
定データから得られた出力値のみを用いて部分放電発生
の判別を行うという方式を採っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記部
分放電判別法は、いずれも1回の測定データから得られ
た出力値のみを用いて判別を行っているため、信号の経
時的変化が考慮されていない。すなわち、部分放電が発
生している部分は、部分放電によって絶縁層が変質し、
この変質によって部分放電の挙動が変化すること、更に
は、外部ノイズも多種多様な発生形態を有しているた
め、上記のように1回の測定データから得られた出力値
から部分放電の判別を行うのでは、判別精度が低いとい
う問題がある。
【0009】したがって、本発明の目的は、部分放電発
生の有無を高精度に判別することができる簡便な部分放
電判別法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、電力ケーブルの絶縁接続部等の所定の検
出場所から部分放電信号及びノイズ信号を含む信号をn
回検出し、検出されたn個の信号をそれぞれ周波数分析
して各周波数に対する信号成分強度に対応した数値を求
め、 各周波数に対する信号成分強度に対応した数値を
ューラルネットワークにそれぞれ入力して、個の信号
に関する評価値を求め、個の信号に関する評価値につ
いて平均化を行い、平均化による平均値と所定のしきい
値との間で大小を比較して部分放電の有無を判別するこ
とを特徴とする部分放電判別法を提供する。
【0011】また、本発明では、電力ケーブルの絶縁接
続部等の所定の検出場所から部分放電信号及びノイズ信
号を含む信号を所定の時間を1単位としてn回検出し、
検出されたn個のそれぞれの信号中の正極性時パルス及
び負極性時パルスの数をそれぞれ加算して正極性時パル
スの加算値N1 及び負極性時パルスの加算値N 2 を求
め、数1に従い各n個の信号に関する対パルス率Pを演
算し、
【数3】 各n個の信号に関する対パルス率Pについて平均化を行
い、平均化による平均値と所定のしきい値との大小を比
較して部分放電の有無を判別することを特徴とする部分
放電判別法を提供する。
【0012】更に、本発明では、電力ケーブルの絶縁接
続部等の所定の検出場所から部分放電信号及びノイズ信
号を含む信号を所定の時間を1単位としてn回検出し、
検出された各n個の信号から正負のパルスが交互に連続
して発生する数NP と全パルス数NT を求め、数2に従
い前記各n個の信号に関する連続パルス率PCを演算
し、
【数4】 各n個の信号に関する連続パルス率PC について平均化
を行い、平均化による平均値と所定のしきい値との大小
を比較して部分放電の有無を判別することを特徴とする
部分放電判別法を提供する。
【0013】
【実施例1】以下に、本発明の第1実施例を図面を参照
しつつ詳細に説明する。図1には、NNを用いた部分放
電判別装置が示されている。この装置は、電力ケーブル
1の絶縁接続部2に設けられた静電結合用の検出箔電極
3と、検出箔電極3の間に接続された検出インピーダン
ス4と、検出インピーダンス4で検出された信号のスペ
クトル分布を得るためのスペクトラムアナライザ5と、
各信号に対する部分放電発生の有無を判別するNN6
と、n回のNN6からの出力からそれらの平均値を求め
る平均化回路7と、2つのしきい値発生回路9、10か
らの入力を受け、平均値との大小を比較する比較回路8
と、比較回路で比較された結果を表示するディスプレイ
11と、上記装置を制御する制御部12とから構成され
ている。
【0014】次に、上記装置を用いて部分放電発生の有
無を判別する方法について説明する。まず、模擬欠陥を
有する電力ケーブル1を課電し、絶縁接続部2に検出箔
電極3を介して取り付けられた検出インピーダンス4の
両端に発生する電圧に基づく信号を検出し、スペクトラ
ムアナライザ5で信号のスペクトル分布を得る。
【0015】NN6は、従来技術の欄で説明したように
予め学習されており、このNN6に上記スペクトラムア
ナライザで得られた各周波数に対する信号成分強度に対
応した数値が入力される。NN6は、既に学習した部分
放電信号に基づいて、入力された信号を検討し、評価値
を出力する。なお、NN6における評価の過程の説明
は、既に知られているためここでは省略する。
【0016】以上の信号に対する評価を本実施例におい
ては10回繰り返し、表1に示されるNN6の評価結果
を得た。
【表1】
【0017】また、模擬欠陥を有しない電力ケーブル1
についても同様に10回繰り返し評価を行い、表2に示
される評価結果を得た。
【表2】
【0018】この評価結果は、平均化回路7に入力さ
れ、平均値が求められる。表1のデータの平均値は8
1.7%で、表2のデータの平均値は18.2%であ
る。求められた平均値は、比較回路8に入力され、70
%と30%の2つのしきい値に対して大小が比較され
る。比較された結果は、ディスプレイ11に出力され、
平均値が70%以上である場合は、部分放電あり、70
%未満30%以上である場合は、部分放電の疑いあり、
30%未満である場合は、部分放電なしと表示される。
したがって、上記模擬欠陥を有する電力ケーブル1から
得た信号の部分放電信号との類似度の平均値は、81.
7%であるため、部分放電ありと表示される。また、模
擬欠陥を有しない電力ケーブル1から得た信号の部分放
電信号との類似度の平気値は、18.2%であるため、
部分放電なしと表示される。
【0019】ここで、実際に電力ケーブルに本実施例を
適用し、10回測定した場合のデータを表3及び表4に
示す。
【表3】
【表4】 なお、表3のデータは、課電圧値が低い場合、表4のデ
ータは、課電圧値が高い場合のデータである。
【0020】そして、上述したように、上記データから
平均値をもとめて上記しきい値と大小を比較した結果、
表3のデータの平均値は、18.5%で部分放電なし、
表4のデータの平均値は、84.1%で部分放電ありと
いう結果を得た。そして、これらのデータを得る際に同
時にオシロスコープで信号を波形を観察した結果と比較
して見た。図2は、表3のデータを得たケーブルの検出
信号波形s1 及び課電圧波形e1 を示し、図3は、表4
のデータを得たケーブルの検出信号波形s2 及び課電圧
波形e2 を示している。図3からは部分放電を検出する
ことはできないが、図4からは部分放電pdを検出する
ことができた。このように、同一のケーブルから異なる
結果がでたのは、部分放電の発生が課電圧値eによって
変化するためである。以上の結果から、本実施例の部分
放電判別法によって得られた結果と経験者がオシロスコ
ープを用いて判断した結果は一致することが確認され
た。
【0021】なお、第1実施例においては、信号のスペ
クトル分布を得るため、スペクトラムアナライザ5を用
いているが、これをフーリエ変換機能を有するディジタ
イザ等に代えることもできる。
【0022】
【実施例2】以下に、本発明の第2実施例を図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する第2実施
例は、上記第1実施例と共通する構成及び作用の説明は
省略し、相違する点についてのみ説明する。
【0023】図4には、対パルス率を用いる部分放電判
別装置が示されている。この装置は、検出インピーダン
ス4で検出された正、負極性パルスを検出する正、負極
性パルス検出器13と、正極性時のパルスを加算し、加
算結果N1 を出力するパルスカウンタ14と、負極性時
のパルスを加算し、加算結果N2 を出力するアップダウ
ンカウンタ15と、加算結果N1 及びN2 から対パルス
率Pを演算する信号処理回路16と、n個の対パルス率
から平均値を演算する平均化回路17と、平均値としき
い値発生器19、20から入力される所定のしきい値と
で大小関係を比較する比較回路18と、比較された結果
を表示するディスプレイ21と、上記各装置を制御する
制御部22とから構成されている。
【0024】次に、上記装置を用いて部分放電を判別す
る方法について説明する。まず、電力ケーブル1の信号
を1秒間検出する。同様に10回検出を繰り返す。そし
て、この10回検出した各信号から正極性パルスの加算
値N1 をパルスカウンタ14で、負極性パルスの加算値
2 をアップダウンカウンタ15で求め、各加算値N 1
及びN2 は信号処理回路16に入力される。信号処理回
路では、以下の数1に従って各信号に対する対パルス率
Pが演算される。
【数5】 演算された対パルス率Pは、平均化回路に入力され、平
均値が演算される。この平均値は、比較回路に入力され
て所定のしきい値と大小関係が比較される。比較された
結果は、ディスプレイ上に表示され、部分放電発生が判
別される。
【0025】なお、第2実施例においては、対パルス率
を演算するためのデータを検出するために1秒間信号検
出を行うこととしたが、検出時間を10秒、100秒或
いは1秒以下等であることは問わない。
【0026】
【実施例3】以下に、本発明の第3実施例を図面を参照
しつつ詳細に説明する。本実施例は、連続パルス率PC
を用いて部分放電発生を判別する方法である。本実施例
の部分放電判別装置は、上記第2実施例の装置と共通す
るため、以下に部分放電を判別する方法について説明す
る。
【0027】まず、電力ケーブル1の信号を1秒間検出
する。同様に10回検出を繰り返す。そして、この10
回検出した各信号から正極性パルスの加算値N1 をパル
スカウンタ14で、負極性パルスの加算値N2 をアップ
ダウンカウンタ15で求め、各加算値N1 及びN2 は信
号処理回路16にそれぞれ入力される。信号処理回路で
は、各信号に対する加算値N1 及びN2 から1秒間の半
周期に正、負のパルスが交互に連続して発生する数NP
と、1秒間の全パルス数NT が求められる。次に、この
P 及びNT を用い、以下の数2に従って各信号に対す
る連続パルス率PC が演算される。
【数6】 演算された各信号に対する連続パルス率PC は、平均化
回路に入力され、平均値が演算される。この平均値は、
比較回路に入力されて所定のしきい値と大小関係が比較
される。比較された結果は、ディスプレイ上に表示さ
れ、部分放電発生が判別される。
【0028】なお、第3実施例においては、連続パルス
率PC を演算するためのデータを検出するために1秒間
信号検出を行うこととしたが、検出時間を10秒、10
0秒或いは1秒以下等であることは問わない。
【0029】以上説明した第1実施例乃至第3実施例に
おいては、電力ケーブルからの信号検出を絶縁接続部に
検出電極3を設けることによって行っているが、この検
出方法に代えて、ケーブルのアース線に検出インピーダ
ンスを設けて信号を検出する方法や、ケーブルの所定の
位置にコイルを設けて電磁結合により信号を検出する方
法を用いる等、信号検出の場所及び方法は問わない。ま
た、平均値を求めるためのデータを10回測定するとし
ているが、10回に限らず、データの数は多い方がより
精度の高い部分放電発生の判別を行うことができること
は言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の部分放電判別法
によれば、複数の測定データからその平均値を求めて部
分放電発生の判別を行うことにしたため、測定データの
経時変化をも含めて部分放電発生の判別を行うことがで
き、判別精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例における信号波形の説明図
である。
【図3】本発明の第1実施例における信号波形の説明図
である。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】部分放電信号の説明図である。
【図6】NNの構成の説明図である。
【図7】部分放電信号波形及びノイズ信号波形の説明図
である。
【図8】NNに学習させる部分放電信号のモデルであ
る。
【図9】NNの出力例である。
【図10】従来の対パルス率を用いた部分放電判別装置
のブロック図である。
【図11】対パルス率の説明図である。
【図12】連続パルス率の説明図である。
【図13】対パルス率による部分放電判別法の説明図で
ある。
【図14】連続パルス率による部分放電判別法の説明図
である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル 2 絶縁接
続部 3 検出箔電極 4 検出イ
ンピーダンス 5 スペクトラムアナライザ 6 ニュー
ラルネットワーク 7 平均化回路 8 比較回
路 9、10、19、20 しきい値発生器 11、21 ディスプレイ 12、22
制御部 13 正、負極性パルス検出器 14 パルス
カウンタ 15 アップダウンカウンタ 16 信号処
理回路 17 平均化回路 18 比較回
路 23 入力層 24 中間層 25 出力層 25a、25
b セル
フロントページの続き (72)発明者 江島 弘高 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社パワーシステム研究所内 (56)参考文献 特開 平6−11535(JP,A) 特開 平6−331686(JP,A) 特開 平5−288795(JP,A) 特開 平2−176580(JP,A) 特開 平5−256895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの絶縁接続部等の所定の検
    出場所から部分放電信号及びノイズ信号を含む信号をn
    回検出し、 前記検出されたn個の信号をそれぞれ周波数分析して各
    周波数に対する信号成分強度に対応した数値を求め、 前記各周波数に対する信号成分強度に対応した数値を
    ューラルネットワークにそれぞれ入力して、前記n個の
    信号に関する評価値を求め、 前記n個の信号に関する評価値について平均化を行い、 前記平均化による平均値と所定のしきい値との間で大小
    を比較して部分放電の有無を判別することを特徴とする
    部分放電判別法。
  2. 【請求項2】 電力ケーブルの絶縁接続部等の所定の検
    出場所から部分放電信号及びノイズ信号を含む信号を所
    定の時間を1単位としてn回検出し、 前記検出されたn個のそれぞれの信号中の正極性時パル
    ス及び負極性時パルスの数をそれぞれ加算して正極性時
    パルスの加算値N1 及び負極性時パルスの加算値N2
    求め、数1に従い前記各n個の信号に関する対パルス率
    Pを演算し、 【数1】 前記各n個の信号に関する対パルス率Pについて平均化
    を行い、 前記平均化による平均値と所定のしきい値との大小を比
    較して部分放電の有無を判別することを特徴とする部分
    放電判別法。
  3. 【請求項3】 電力ケーブルの絶縁接続部等の所定の検
    出場所から部分放電信号及びノイズ信号を含む信号を所
    定の時間を1単位としてn回検出し、 前記検出された各n個の信号から正負のパルスが交互に
    連続して発生する数N P と全パルス数NT を求め、数2
    に従い前記各n個の信号に関する連続パルス率PC を演
    算し、 【数2】 前記各n個の信号に関する連続パルス率PC について平
    均化を行い、 前記平均化による平均値と所定のしきい値との大小を比
    較して部分放電の有無を判別することを特徴とする部分
    放電判別法。
JP07144825A 1995-06-12 1995-06-12 部分放電判別法 Expired - Fee Related JP3107357B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07144825A JP3107357B2 (ja) 1995-06-12 1995-06-12 部分放電判別法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07144825A JP3107357B2 (ja) 1995-06-12 1995-06-12 部分放電判別法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08338856A JPH08338856A (ja) 1996-12-24
JP3107357B2 true JP3107357B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=15371337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07144825A Expired - Fee Related JP3107357B2 (ja) 1995-06-12 1995-06-12 部分放電判別法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107357B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004328810A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Hitachi Ltd ガス絶縁開閉装置の部分放電診断方法および装置
CA2909903C (en) 2013-05-10 2020-11-24 Prysmian S.P.A. Partial discharge signal processing method and apparatus employing neural network
CN106353648B (zh) * 2016-08-30 2024-04-09 浙江新图维电子科技有限公司 一种综合的局放监测方法
CN106199362A (zh) * 2016-09-18 2016-12-07 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种gis设备快速异常检出方法
CN109959845A (zh) * 2019-04-04 2019-07-02 中国电力科学研究院有限公司 一种用于对电缆线路局部缺陷进行定位的方法及***
JP7297575B2 (ja) * 2019-07-16 2023-06-26 株式会社東芝 部分放電診断装置、部分放電診断方法、部分放電診断システム及びコンピュータプログラム
CN110554290B (zh) * 2019-10-22 2024-05-24 广东电网有限责任公司 一种基于状态感知的电缆绝缘状态监测装置及监测方法
CN113763205A (zh) * 2021-09-07 2021-12-07 南方电网电力科技股份有限公司 一种电缆绝缘状态检测方法及相关装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08338856A (ja) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI107083B (fi) Menetelmä ja järjestelmä osittaispurkauksen aiheuttajan tunnistamiseksi
JPH07508146A (ja) 電気伝送線路の故障検出方法
KR102063097B1 (ko) 누전 탐사 정확도 향상을 위한 누전검출장치 및 누전검출방법
JP3107357B2 (ja) 部分放電判別法
WO2022054482A1 (ja) 部分放電監視装置及び部分放電監視方法
JP3201959B2 (ja) 部分放電測定方法
CN107132458B (zh) 一种供电***低频绝缘检测装置及方法
JPH09184866A (ja) ケーブルの活線下劣化診断方法
JP2001519911A (ja) 部分放電の位置を確定する方法
JP2011237182A (ja) 部分放電判別装置及び部分放電判別方法
US20230018215A1 (en) Noise intrusion position estimation device and noise intrusion position estimation method
JP2871695B2 (ja) ガス絶縁機器の絶縁異常診断装置
JP3106884B2 (ja) 部分放電測定方法
JPH0611535A (ja) 部分放電パルスの識別法
RU2685048C1 (ru) Способ определения мест появления неоднородностей и повреждений линий электропередачи
JPH05249175A (ja) 部分放電測定装置
JP3172626B2 (ja) 高圧機器の部分放電検出方法
JP3419924B2 (ja) 部分放電測定方法
JP2701635B2 (ja) 部分放電判別法
JP7523403B2 (ja) 絶縁劣化診断モデル作成装置、絶縁劣化診断装置、及び絶縁劣化診断方法
JP2654792B2 (ja) 部分放電検出装置
JP2654794B2 (ja) 部分放電検出装置
JP3122544B2 (ja) 高調波発生方向検出方法及びその装置
JPH01131467A (ja) 部分放電計測における外来ノイズの判別装置
JPH05264642A (ja) ケーブルの劣化診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees