JP3106773U - 屋根用骨組み材及び建物の簡易骨組み構造 - Google Patents

屋根用骨組み材及び建物の簡易骨組み構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 熟練を要することなく、素人でも簡単かつ安全に建築物の骨組みを組み立てることができ、又、屋根傾斜材として型鋼材と木材の複合材を使用することで強度を向上させながら、釘打ちによる取付けを可能にさせ、日曜大工のレベルで施工できるようにした屋根用骨組み材の提供。
【解決手段】 屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材10の上端に合掌用板11が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒12が固定され、屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材10aの内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材10bが嵌め込まれて形成されている。
【選択図】 図2

Description

本考案は、建物の骨組み用建材としての屋根用骨組み材、及びこの屋根用骨組み材を用いた建物の簡易骨組み構造に関する。
一般に、建物は、大工、鉄骨業者などの熟練工によって建築されている。
ところが、農業従事者や休日を利用した会社員など、個人で物作りをする人達が増えている現在では、利便性を考慮して多くの建築用資材がホームセンター等で販売されている。
しかしながら、本格的に建物を建築するとなると、特に、屋根の合掌部分は素人には施工が難しく、あきらめている人が多いのが実情である。
又、従来、片面に開口部が形成された型鋼材の内部に、前記型鋼材の開口部から突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている建築用の骨組み材が知られている(特許文献1参照)。
この従来の骨組み材は、型鋼材と木材を組み合わせた複合材であり、木材によって釘打ちができるようにしたものであった。
しかしながら、従来の骨組み材は、屋根傾斜材、柱、間柱、梁等に使用される単なる一本の材料であり、例えば、屋根傾斜材同士を合掌結合させたり、屋根傾斜材と柱を結合させるといった際の施工を簡単にするための工夫はない。
特開昭49−36114号公報
本考案は、熟練を要することなく、素人でも簡単かつ安全に建築物の骨組みを組み立てることができ、又、屋根傾斜材として型鋼材と木材の複合材を使用することで強度を向上させながら、釘打ちによる取付けを可能にさせ、日曜大工のレベルで施工できるようにした屋根用骨組み材及び建物の簡易骨組み構造を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本考案(請求項1)の屋根用骨組み材は、
屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端に合掌用板が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒が固定され、
前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている構成とした。
又、本考案(請求項2)の建物の簡易骨組み構造は、前記請求項1記載の屋根用骨組み材を用いた簡易骨組み構造であって、
屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端に合掌用板が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒が固定されている一対の屋根用骨組み材と、基礎に立設された一対の木柱とで構成された骨組み枠を備え、
前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている建物の簡易骨組み構造であって、
前記一対の屋根用骨組み材は、合掌用板同士を面合結合させた状態で連結され、
前記一対の木柱は、下端を基礎の上に固定させた基礎連結金具の柱用嵌合筒内に嵌合結合させた状態で基礎に立設されると共に、上端を前記屋根用骨組み材の柱用連結筒内に嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材に連結されている構成とした。
又、本考案(請求項3)の建物の簡易骨組み構造は、前記請求項1記載の屋根用骨組み材を用いた簡易骨組み構造であって、
屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端に合掌用板が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒が固定されている屋根用骨組み材と、基礎に立設された木柱とで構成された骨組み枠を備え、
前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている簡易骨組み構造であって、
前記屋根用骨組み材は、合掌用板を既設建物の外壁面に面合結合させた状態で連結され、
前記木柱は、下端を基礎の上に固定させた基礎連結金具の柱用嵌合筒内に嵌合結合させた状態で基礎に立設されると共に、上端を前記屋根用骨組み材の柱用連結筒内に嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材に連結されている構成とした。
又、本考案(請求項4)の屋根用骨組み材は、
屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端及び下端に柱用連結筒がそれぞれ固定され、
前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている構成とした。
又、本考案(請求項5)の建物の簡易骨組み構造は、前記請求項4記載の屋根用骨組み材を用いた簡易骨組み構造であって、
屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端及び下端に柱用連結筒がそれぞれ固定されている屋根用骨組み材と、基礎に立設された一対の木柱とで構成された骨組み枠を備え、
前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている簡易骨組み構造であって、
前記一対の木柱は、下端を基礎の上に固定させた基礎連結金具の柱用嵌合筒内に嵌合結合させた状態で基礎に立設されると共に、上端を前記屋根用骨組み材の柱用連結筒内に嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材に連結されて構成とした。
また、前記請求項2又は3又は5記載の建物の簡易骨組み構造において、
前記骨組み枠が棟方向に3体以上で配設され、その隣り合う3体の骨組み枠の間に組み付けられる開口部用梁材を備え、
この開口部用梁材は、両端に柱連結板が固定されると共に、中央部に柱用連結筒が固定され、
前記3体の骨組み枠における中央骨組み枠の木柱は、壁面開口部の高さで下側部分が切除された垂下木柱に形成され、
前記開口部用梁材は、両端の柱連結板を3体の骨組み枠における両側骨組み枠の木柱に面合結合させた状態で両木柱間に連結されると共に、中央部の柱用連結筒内に前記垂下木柱を嵌合結合させた状態で連結されて、この開口部用梁材と、両側骨組み枠の木柱とで囲まれた壁面開口部が形成されている態様がある。
本考案では、屋根傾斜材に合掌用板や柱用連結筒を固定させた屋根用骨組み材を用いているため、熟練を要することなく、素人でも簡単かつ安全に建築物の骨組みを組み立てることができる。
又、屋根傾斜材が型鋼材と木材との複合材であるため、型鋼材を使用することによる強度向上を図りながら、木材を使用することによって屋根のタル木を釘打により取り付けることができ、日曜大工のレベルで建物の骨組み施工ができるという効果が得られる。
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例により説明する。
図1は本考案の請求項1記載の屋根用骨組み材及び請求項2記載の簡易骨組み構造に対応した第1実施例にかかる簡易骨組み構造を妻面側から見た側面図、図2はその簡易骨組み構造の分解斜視図、図3は図1A−A断面図、図4は図1B部の拡大断面図、図5は図1C−C矢視図、図6は図1D−D矢視図である。
図において、1は屋根用骨組み材で、屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材10の上端に合掌用板11が固定されると共に、前記屋根傾斜材10の下端に柱用連結筒12が固定されている。
前記屋根傾斜材10は、図2及び図3に示すように、型鋼材10aと木材10bとの複合材であり、上面開口部が形成された型鋼材10aの内部に、上面が前記型鋼材10aの上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材10aの内部に木材10bが嵌め込まれて形成されている。
この場合、木材10bの両面に長手方向に延長して細溝18を形成し、この細溝18に型鋼材10aのリップ片14を嵌め込んで、型鋼材10aと木材10bとを一体化させるようにしている。
このように、屋根傾斜材10を型鋼材10aと木材10bとの複合材に形成したので、木材10bを使用することによって屋根のタル木等(図示省略)を釘打により取り付けることができるし、木材10bによって型鋼材10aを補強でき、全体的強度を向上させることができる。
前記屋根用骨組み材1は、木柱2との結合によって骨組み枠Hを形成するもので、この骨組み枠Hは、一対の屋根用骨組み材1,1と、基礎に立設された一対の木柱2,2とで構成されている。
この場合、一対の屋根用骨組み材1,1同士は、上端に固定した合掌用板11,11同士をボルト90とナットにより面合結合させた状態で連結される。
また、一対の木柱2,2は、その下端を基礎3の上にアンカーボルト30とナット31で固定させた基礎連結金具4の柱用嵌合筒40内にボルト91とナットにより嵌合結合させた状態で基礎3に立設され、かつ上端を前記屋根用骨組み材1の柱用連結筒12内にボルト92とナットにより嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材1に連結される。
なお、前記基礎連結金具4は、ベース板41の上に柱用嵌合筒40が固定されたもので、基礎3の上にアンカーボルト30とナット31で固定される。なお、基礎3のコーナ部に用いる基礎連結金具(図示省略)は、ベース板41を直角に形成させ、その角位置に柱用嵌合筒40を固定させることになる。
このように、屋根傾斜材10に合掌用板11と柱用連結筒12を固定した屋根用骨組み材1を用いているため、屋根用骨組み材1,1同士の合掌結合、屋根用骨組み材1と木柱2との結合が簡単できる。
又、基礎連結金具4を用いているため、木柱2を基礎3上に簡単に立設させることがでできる。
なお、前記屋根用骨組み材1,1の間には、パイプトラス材13が渡されており、図4に示すように、パイプトラス材13の両端をそれぞれ屋根傾斜材10の下面にU字ボルト93とナット94で結合させている。
なお、前記U字ボルト93は、型鋼材10aと木材10bとの隙間Sを利用して取り付けられている。
このように、パイプトラス材13を設けることで、合掌結合された屋根用骨組み材1,1同士の結合を補強することができる。
又、棟方向(図1の紙面表裏方向)に隣り合う骨組み枠H,H間は、図5に示すように屋根用筋交い5により連結されると共に、図6に示すように壁用筋交い6により連結されている。
図5で示した屋根用筋交い5は、屋根傾斜材10の下面に上端側ブラケット50及び下端側ブラケット51をボルト95によって固定し、隣り合う骨組み枠H,H間において、上端側ブラケット50と下端側ブラケット51の間にたすき掛け状態に連結されている。
なお、図3に示すように、前記上端側ブラケット50及び下端側ブラケット51を固定するためのボルト95を、型鋼材10aを貫通して木材10bに螺合させるようにしており、これにより、型鋼材10aに対する木材10bの固定を確実にさせている。
図6で示した壁用筋交い6は、隣り合う屋根用骨組み材1,の柱用連結筒12,12間にアングル型鋼による柱つなぎ材15を連結させ、隣り合う骨組み枠H,H間において、柱つなぎ材15と基礎連結金具4の柱用嵌合筒40の間にたすき掛け状態に連結されている。
このように、棟方向に隣り合う骨組み枠H,Hを、屋根用筋交い5及び壁用筋交い6により連結させたので、簡単な施工で建物の骨組み構造全体を補強することができる。
次に、図7〜図12は骨組み枠の他の実施例を示している。
図7及び図8で示す骨組み枠Hは、図1で示した第1実施例の骨組み枠Hと比べて、屋根用骨組み材1の屋根傾斜材10の長さを長く形成させたもので、図7の骨組み枠Hでは、パイプトラス材13が長くなることに対応して途中の左右2ヶ所に傾斜パイプ13aを連結させ、又、図8の骨組み枠Hでは、パイプトラス材13が更に長くなることに対応して途中の左右2ヶ所及び中央部に傾斜パイプ13a,13bを連結させている。
図9で示す骨組み枠Hは、長さの異なる屋根傾斜材10−1,10−2を用いた屋根用骨組み材1,1同士を合掌結合させたもので、この場合、パイプトラス材13は、長さが短い方の屋根傾斜材10−1に対応させるため、長さが長い方の屋根傾斜材10−2には、補強パイプ材13cを取り付けて補強している。
この補強パイプ材13cは、図10に示すように、屋根傾斜材10−2の下面に沿うように、U字ボルト96とナット97で結合されると共に、その先端を絞り加工して形成した小径部13dをパイプトラス材13の中に嵌合させた取付け構造になっている。
なお、屋根用骨組み材1の屋根傾斜材10の長さが長くなると、台風や強風時に横揺れが生じ易くなるため、図11に示すように、屋根傾斜材10と木柱2の入り隅部にコーナ補強パイプ13eを渡すようにしている。
このコーナ補強パイプ13eは、パイプ下端に固定したブラケット13fを木柱2の内面にビス等で締結させ、パイプ先端に絞り加工で形成した小径部13gをパイプトラス材13の端部に嵌合させ、パイプ中程に固定したブラケット13hを屋根用骨組み材1の入り隅補強板19にボルトとナットで取付けた構造になっている。
図12で示す骨組み枠Haは、母屋の片方(両方も可能)に下屋を降ろすための骨組み枠Haで、母屋用の屋根用骨組み材1の下端に下屋用の屋根用骨組み材1aの上端を結合させたもので、この下屋用の屋根用骨組み材1aは、屋根傾斜材10の上端に合掌用板11aが固定され、下端に柱用連結筒12aが固定されている。
この場合、母屋用の柱用連結筒12に下屋用の合掌用板11aを結合させ、かつ下屋用の柱用連結筒12aに木柱2の上端を嵌合結合させると共に、木柱2の下端を基礎3の上に固定した基礎連結金具4の柱用嵌合筒40内に嵌合結合させている。
このように、母屋用の柱用連結筒12に対して下屋用の合掌用板11aを結合できるようにするために、母屋用の柱用連結筒12の結合穴と、合掌用板11aの結合穴を同一穴径及び同一ピッチに形成されている。
以上のように、屋根傾斜材10の長さが異なる複数種の屋根用骨組み材1を規格化して用意しておくと、消費者は、建物を建築する現場の地形に応じてサイズを選択することができるようになる。
なお、サイズが異なる複数種の屋根用骨組み材1及び関連部品を規格化する際には、部品の共通化、パイプトラス材の水平配置、結合穴同士の位置符合性等を考慮して、結合穴の穴径や位置(ピッチ等)を設定することは当然である。
なお、前記図7〜図12で示した各骨組み枠において、その他の構成は第1実施例の骨組み枠と同様である。
次に、図13は本考案の請求項3記載の簡易骨組み構造に対応した第2実施例にかかる簡易骨組み構造を妻面側から見た側面図である。
この簡易骨組み構造は、屋根用骨組み材1を既設建物7に片流れ傾斜状に結合させたもので、屋根用骨組み材1の合掌用板11を既設建物7の外壁面70に面合結合させ、かつ柱用連結筒12に木柱2の上端を嵌合結合させると共に、木柱2の下端を基礎3の上に固定した基礎連結金具4の柱用嵌合筒40内に嵌合結合させている。
この第2実施例で示した骨組み枠Hにおいて、その他の構成は第1実施例の骨組み枠と同様である。
次に、図14は本考案の請求項4記載の屋根用骨組み材及び請求項5記載の簡易骨組み構造に対応した第3実施例にかかる簡易骨組み構造を妻面側から見た側面図である。
この場合の屋根用骨組み材1Aは、屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材10の上端及び下端に柱用連結筒12,12がそれぞれ固定されている。
前記屋根傾斜材10は、上面開口部が形成された型鋼材10aの内部に、上面が前記型鋼材10aの上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材10aの内部に木材10bが嵌め込まれて形成されている点は同様である。
また、この屋根用骨組み材1Aでは、屋根傾斜材10と平行に型鋼材による下側傾斜材16が設けられ、この下側傾斜材16と屋根傾斜材10との間をトラス材17で連結させて、全体強度を補強させている。
この屋根用骨組み材1Aは、基礎3に立設された一対の木柱2とで骨組み枠Hに構成される。
この場合、一対の木柱2,2を、その下端を基礎3の上に固定させた基礎連結金具4の柱用嵌合筒40内に嵌合結合させることで基礎3に立設させ、かつ上端を前記屋根用骨組み材1Aの柱用連結筒12内に嵌合結合させることで、屋根傾斜材10を片流れ傾斜状に設置させるようになっている。
次に、図15は本考案の請求項6記載の簡易骨組み構造に対応した第4実施例にかかる簡易骨組み構造を棟面側から見た側面図である。
この簡易骨組み構造では、骨組み枠Hが棟方向に3体以上で配設され、その隣り合う3体の骨組み枠Hの間に組み付けられる開口部用梁材8を備えている。
前記開口部用梁材8は、両端に柱連結板80が固定されると共に、中央部に柱用連結筒81が固定されている。
又、前記開口部用梁材8は、型鋼材による上下梁材8a,8aがトラス材82で連結されたもので、全体強度を補強させると共に、外面又は内面にシャッターを取り付けることができるように、梁の面が平面をなすように形成されている。
又、前記3体の骨組み枠Hにおける中央骨組み枠Hbの木柱2は、壁面開口部9の高さで下側部分が切除された垂下木柱2aに形成されている。
そして、前記開口部用梁材8を、両端の柱連結板80を3体の骨組み枠Hにおける両側骨組み枠の木柱2に面合結合させた状態で両木柱2,2間に連結させ、かつ中央部の柱用連結筒81内に前記垂下木柱2aを嵌合結合させている。
このように、開口部用梁材8を用いることにより、この開口部用梁材8と、両側骨組み枠H,Hの木柱2,2とで囲まれた壁面開口部9を容易に形成することができる。
本考案の請求項1記載の屋根用骨組み材及び請求項2記載の簡易骨組み構造に対応した第1実施例にかかる簡易骨組み構造を妻面側から見た側面図である。 その簡易骨組み構造の分解斜視図である 図1A−A断面図である。 図1B部の拡大断面図である。 図1C−C矢視図である。 図1D−D矢視図である。 骨組み枠の他の実施例を示す側面図である。 骨組み枠の他の実施例を示す側面図である。 骨組み枠の他の実施例を示す側面図である。 補強パイプ材の取り付け構造を示す断面図である。 コーナ補強パイプの取り付け構造を示す側面図である。 骨組み枠の他の実施例を示す側面図である。 本考案の請求項3記載の簡易骨組み構造に対応した第2実施例にかかる簡易骨組み構造を妻面側から見た側面図である。 本考案の請求項4記載の屋根用骨組み材及び請求項5記載の簡易骨組み構造に対応した第3実施例にかかる簡易骨組み構造を妻面側から見た側面図である。 本考案の請求項6記載の簡易骨組み構造に対応した第4実施例にかかる簡易骨組み構造を棟面側から見た側面図である。
符号の説明
1 屋根用骨組み材
10 屋根傾斜材
10a 型鋼材
10b 木材
11 合掌用板
12 柱用連結筒
13 パイプトラス材
15 柱つなぎ材
16 下側傾斜材
17 トラス材
2 木柱
2a 垂下木柱
3 基礎
4 基礎連結金具
40 柱用嵌合筒
41 ベース板
5 屋根用筋交い
50 上端側ブラケット
51 下端側ブラケット
6 壁用筋交い
7 既設建物
70 外壁面
8 開口部用梁材
80 柱連結板
81 柱用連結筒
9 壁面開口部
H 骨組み枠

Claims (6)

  1. 屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端に合掌用板が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒が固定され、
    前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されていることを特徴とした屋根用骨組み材。
  2. 屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端に合掌用板が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒が固定されている一対の屋根用骨組み材と、基礎に立設された一対の木柱とで構成された骨組み枠を備え、
    前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている建物の簡易骨組み構造であって、
    前記一対の屋根用骨組み材は、合掌用板同士を面合結合させた状態で連結され、
    前記一対の木柱は、下端を基礎の上に固定させた基礎連結金具の柱用嵌合筒内に嵌合結合させた状態で基礎に立設されると共に、上端を前記屋根用骨組み材の柱用連結筒内に嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材に連結されていることを特徴とした建物の簡易骨組み構造。
  3. 屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端に合掌用板が固定されると共に、前記屋根傾斜材の下端に柱用連結筒が固定されている屋根用骨組み材と、基礎に立設された木柱とで構成された骨組み枠を備え、
    前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている簡易骨組み構造であって、
    前記屋根用骨組み材は、合掌用板を既設建物の外壁面に面合結合させた状態で連結され、
    前記木柱は、下端を基礎の上に固定させた基礎連結金具の柱用嵌合筒内に嵌合結合させた状態で基礎に立設されると共に、上端を前記屋根用骨組み材の柱用連結筒内に嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材に連結されていることを特徴とした建物の簡易骨組み構造。
  4. 屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端及び下端に柱用連結筒がそれぞれ固定され、
    前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されていることを特徴とした屋根用骨組み材。
  5. 屋根の傾斜方向に延長させる屋根傾斜材の上端及び下端に柱用連結筒がそれぞれ固定されている屋根用骨組み材と、基礎に立設された一対の木柱とで構成された骨組み枠を備え、
    前記屋根傾斜材が、上面開口部が形成された型鋼材の内部に、上面が前記型鋼材の上面開口部よりも上方に突出するように、この型鋼材の内部に木材が嵌め込まれて形成されている簡易骨組み構造であって、
    前記一対の木柱は、下端を基礎の上に固定させた基礎連結金具の柱用嵌合筒内に嵌合結合させた状態で基礎に立設されると共に、上端を前記屋根用骨組み材の柱用連結筒内に嵌合結合させた状態で屋根用骨組み材に連結されていることを特徴とした建物の簡易骨組み構造。
  6. 請求項2又は3又は5記載の建物の簡易骨組み構造において、
    前記骨組み枠が棟方向に3体以上で配設され、その隣り合う3体の骨組み枠の間に組み付けられる開口部用梁材を備え、
    この開口部用梁材は、両端に柱連結板が固定されると共に、中央部に柱用連結筒が固定され、
    前記3体の骨組み枠における中央骨組み枠の木柱は、壁面開口部の高さで下側部分が切除された垂下木柱に形成され、
    前記開口部用梁材は、両端の柱連結板を3体の骨組み枠における両側骨組み枠の木柱に面合結合させた状態で両木柱間に連結されると共に、中央部の柱用連結筒内に前記垂下木柱を嵌合結合させた状態で連結されて、この開口部用梁材と、両側骨組み枠の木柱とで囲まれた壁面開口部が形成されている建物の簡易骨組み構造。
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