JP3105751U - 円錐状傾斜パイプ - Google Patents

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宏樹 金井
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株式会社カナイ
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Abstract

【課題】 設定した傾斜角度で固定しやすく、屋内側のダクトと緊密に接続できる接続用パイプの提供。
【解決手段】 壁面構成材6に固定する鍔2とこれに貫通させたパイプ3を備える円錐形状傾斜パイプ1とする。パイプ3は壁4の外側と内側に突出する長さであると共に外端側よりも内端側の径が小さく、面を垂直に配置した鍔2に、パイプ3の側面視下辺7が水平面に対して外端側が低く内端側が高くなるように固定する。
【選択図】 図2

Description

この考案は、通気用あるいは配線・配管用に建物の壁面を貫通させて取付けるパイプに関する。
この種のパイプは通気用として、建物内の換気や有害な気体の排気に用いる。換気の場合は、パイプの屋外側に換気フードや換気扇を取付けることが多い。排気の場合は、通常、パイプの屋内側端にダクトが接続され、排気が発生元からダクトによりパイプまで誘導されてくる。配管・配線用の場合は、主として屋根裏や床下の隔壁部分に使用される。
特開2003−314780号公報 特開2002−81708号公報 特開2000−120938号公報 特開2002−372173号公報 特開2001−50431号公報
特に、この種のパイプを通気用に使用するとき、屋外側からの雨水の侵入、パイプ内での結露の室内側への侵入を防ぐために屋外側をわずかに低く傾斜させて取付けている。しかし、パイプだけではパイプを傾斜させて固定するときの基準となるものがないので、壁に形成した貫通孔へパイプを通して、わずかな傾斜状態で適正に固定することが困難である。また、吸排気用に使用するときは、傾斜させたパイプの屋内側端にダクトを接続することが多いが、パイプとダクトの接続部を緊密にする必要からパイプの内端側外径とダクトの接続側内径がほぼ同じであり、ダクトをパイプへ接続しにくい。また、わずかに傾斜させて取付ける関係で、内端側の傾斜で切り口が上向いているため、接続のための差込み作業が困難となることが多い。
この考案は、壁に貫通させて取付ける傾斜パイプを屋内外方向に適正な角度をもって簡単に固定することができ、また、パイプの内端側にダクトを接続し易い構造の傾斜パイプを提供する。
鍔と、これに貫通させるパイプ(筒体)で構成する。パイプは、その直径を外端側よりも内端側をわずかに小さく円錐状の一部として形成する。パイプの長さは壁の厚さよりも大きく壁の外側と内側の双方に突出する長さとしてある。鍔に対してパイプは、鍔の面を垂直にしたときパイプの側面視(パイプの長手軸方向を正面・背面方向とする)で下辺となる部分(以下、側面視下辺という)が外端側で低く内端側で高くなる配置で固定される。パイプの長手方向軸は、平面視で鍔の面に直交する場合と傾斜する場合がある。
鍔を壁面構成材に釘打ちなどで固定するとパイプは、自動的に設定した角度で外端側が低く内端側が高い傾斜状態で壁に固定される。
このように、鍔を壁面構成材に固定するだけでパイプが設定した傾斜角度で壁へ簡単に固定される。また、パイプの内端側は径が小さく、わずかにテーパーとなっているので、ダクトを接続しやすく、また、パイプと緊密に接続することができる。
合成樹脂でパイプと鍔を一体成形する。パイプは外端側の径よりも内端側の径をわずかに小さくして円錐状とする。外端側の径と内端側の径との差は素材が合成樹脂の場合は、パイプの肉厚程度とする。また、側面視下辺の傾斜は水平面に対して0.5〜2.5°程度とする。側面視下辺に対向した側面視上辺は、パイプの前記外端側の径と内端側の径との差及び側面視下辺の傾斜の程度によって、鍔の垂直面に対して直交する状態となる場合や側面視下辺と同様に外端側が低くなる場合のほか、内端側が低くなる場合も生じる。
図1〜3は第1の実施例である。円錐状傾斜パイプ1は、鍔2とパイプ3を備える。鍔2とパイプ3はこの実施例において、塩化ビニールの一体成形品であり、肉厚はどの部分も約2.5mmである。この円錐状傾斜パイプ1は木造家屋の通気用であり、鍔2は一辺が211mmの正方形、パイプ3は外端側の外径が155mm、内端側の外径が150mm、パイプ3の長さは287mmである。
パイプ3は鍔2の面を垂直に配置したとき、パイプ3の側面視下辺が水平面と約1.4°の角度で交わるように外端側を低く内端側が高くなるように一体に固定される(図2)。このとき、この実施例ではパイプの側面視上辺は水平面と平行である。
図3は、建築中の木造住宅の壁4にこの円錐状傾斜パイプ1を取付けた状態を示したものであり、円錐状傾斜パイプ1は、壁4に形成した貫通孔5に屋外側からパイプ部分を差込み、鍔2を壁面構成材6に釘打ちで固定してある。鍔2を壁面構成材6に固定すると、壁面構成材6は予め垂直に構成されているから、円錐状傾斜パイプ1の側面視下辺7は設定された角度、すなわち、この実施例では水平面に対して約1.4°の角度で外端側が低く傾斜して壁4に固定される。壁4の屋内外方向の厚さはこの場合180mmであるから、円錐状傾斜パイプ1のパイプ3は屋外側と屋内側に突出する。
円錐状傾斜パイプ1の屋外側の突出部分には換気フード8が取付けられて風雨の侵入や昆虫、鳥などの侵入を防止する。屋内端側には、この場合、スパイラル管のダクト9が接続される。接続はパイプ3の内端側の径が小さいのでダクト9を接続しやすく、また、パイプ3とダクト9の嵌合部が密着する。
図4は第2の実施例である。第1の実施例と異なる点は、パイプ3が回転体としての円錐体の一部であり、その中心軸pが水平となり、パイプ3の側面視下辺と上辺が約0.7°角度を持った傾斜となる。パイプ3の側面視下辺7の傾斜は外端側が低く内端側が高い。その傾斜は前記のように0.7°であるが、雨水や結露水が室内側へ侵入するのを防止するのに充分である。この、円錐状傾斜パイプは、パイプ3を回転による円錐体の一部として形成できるので製造が容易である。
図5は第3の実施例であり、第1、第2の実施例と素材が異なり、スチール製である。素材としてのスチール板の厚さはこの場合0.8mmであり、パイプ3の側面視下辺と同上辺の傾斜程度は第1、第2実施例の場合と同様である。合成樹脂製の場合に比べて素材が薄い分だけパイプ3の外径を小さくすることができる。鍔2とパイプ3は溶接などにより固定する。
その他の実施例として、図5に誇張して示すように、パイプ3の外端側の面s1、内端側の面s2を面q1、q2のように鍔2と平行に形成することがある。このように形成すると、端面が正面を向くので作業者が換気フード8やダクト9を正確に嵌め込みやすい。
以上、実施例を示したが、鍔2の位置、鍔2やパイプ3の寸法は基本的に任意である。また、鍔2を壁4に固定する手段は釘打ちに限らない。木造住宅以外に用いることもできる。
斜視図 模式的に示す側面図 使用状態を断面で示した断面による側面図 模式的に示す側面図(第2の実施例) 模式的に示す側面図(第3の実施例) 概略で示す側面図
符号の説明
1 円錐状傾斜パイプ
2 鍔
3 パイプ
4 壁
5 貫通孔
6 壁面構成材
7 パイプの側面視下辺
8 換気フード
9 ダクト

Claims (6)

  1. 壁面構成材に固定する鍔と、これに貫通させたパイプを備え、パイプは壁の外側と内側に突出する長さであると共に外端側よりも内端側の径が小さく、面を垂直に配置した鍔に、パイプの側面視下辺が水平面に対して外端側が低く内端側が高くなるように固定されていることを特徴とする円錐状傾斜パイプ。
  2. 壁面構成材に固定する鍔と、これに貫通させたパイプを備え、パイプは壁面の厚さ以上の長さであると共にパイプの長手方向軸を軸とした回転体円錐体の一部であり外端側よりも内端側の径が小さく先すぼまりとなっており、パイプの軸を鍔の面と直行させて鍔と一体にしてあることを特徴とした円錐状傾斜パイプ。
  3. 鍔とパイプの素材が合成樹脂であることを特徴とした請求項1又は2に記載の円錐状傾斜パイプ。
  4. パイプの外端側径と内端側径の差がパイプを構成する素材の肉厚程度としてあることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1つに記載の円錐状傾斜パイプ。
  5. 鍔とパイプの素材がステンレス板を含むスチール板であることを特徴とした請求項1〜3のいずれか一つに記載の円錐状傾斜パイプ。
  6. パイプの外端側面及び内端側面が鍔の面と平行に形成されていることを特徴とした請求項1〜5のいずれか一つに記載の円錐状傾斜パイプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101450862B1 (ko) * 2012-12-26 2014-10-14 주식회사 이지하임 덕트용 접속구

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