JP3105520U - 皮剥き器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多種類の用途に使用でき、良好な使用効果を有する皮剥き器の提供。
【解決手段】 ハンドル前端に挟持口が設けられ、該挟持口内に刀身が設けられ、該刀身にスロットが設けられた皮剥き器において、刀身のスロットの前後両側に鋸歯状のエッジが設けられ、皮剥き器が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドルはU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドルの断面がく形状を呈し、ハンドルの底端部に円弧状のくり抜き部が設けられ、くり抜き部で果物の芯を取り除くことができ、また、ハンドルの両側で魚の鱗を削ぎ取ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ハンドル前端に挟持口が設けられ、該挟持口内に刀身が設けられ、該刀身にスロットが設けられた皮剥き器において、刀身のスロットの前後両側に鋸歯状のエッジが設けられ、皮剥き器が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドルはU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドルの断面がく形状を呈し、ハンドルの底端部に円弧状のくり抜き部が設けられ、くり抜き部で果物の芯を取り除くことができ、また、ハンドルの両側で魚の鱗を削ぎ取ることができる。
【選択図】 図1
Description
本考案は一種の皮剥き器に係り、特に刀身のスロットの前後両側それぞれに鋸歯状のエッジが設けられ、刀身を前に押し出す或いは後ろに引く時のいずれでも皮剥きが行なえ、且つ皮剥き器のハンドルがU形板を折り曲げてなり、その底端部にくり抜き部が設けられて果物の芯を抜き取るのに用いられ、これにより多種用途を有する皮剥き器に関する。
一般に瓜類、人参、大根、林檎、梨等の野菜や果物の皮を剥く時に、包丁操作に慣れていない人は皮剥き器を使用する。周知の皮剥き器は図8及び図9に示されるように、Y形のハンドルaの前端に横向きに刀身bが設けられ、該刀身bにスロットb1が設けられ、スロットb1の後端がエッジb2とされ、これにより刀身bで野菜や果物上で後ろに引くか或いは前進させることで、野菜や果物の表皮を削ぎ取ることができる。
周知の皮剥き器は刀身bの一側のみにエッジb2が設けられているため、皮剥き器が単一方向の前進或いは後退により野菜や果物の表皮を向くことしかできず、このため皮剥きの動作行程上、空行程があり、皮剥きの効率が低く、皮剥きに多くの時間がかかる。
更に瓜類やパパイヤ等の野菜や果物の中心の芯や種を採る時、通常はスプーンでくり抜くが、スプーンの形状はさまざまであり、スプーンの匙面が浅い球面形状であれば、くり抜く時も対応する形状となるため、何度もゆっくりとくり抜かねばならず、くり抜きの効率が悪く、速やかにきれいにくり抜くことができない。
また、一般に魚類の鱗を削ぎ取る時は、鱗取り器を使用し、鱗取り器がない場合は包丁で削ぎ取る。鱗取り器は使用に便利であるが、使用上、別に単一機能の単独の用具を準備することになり、台所の器具を増し、収納上の不便と問題を形成する。また、包丁で鱗を取る場合は、包丁操作に慣れていなければ、野菜や果物の場合と較べて魚を痛めることになる。
本考案の主要な目的は、一種の皮剥き器を提供することにあり、それは、刀身のスロットの前後両側それぞれに鋸歯状のエッジが設けられ、刀身を前に押しても後ろに引いても野菜や果物の皮を剥くことができ、良好な使用効果を具備するものとする。
本考案の別の目的は、一種の皮剥き器を提供することにあり、それは、ハンドルがU形板を折り曲げて構成され、その底端部にくり抜き器が設けられ、果物の中心部分の芯や種を取り除くのに使用でき、良好なくり抜き効果を有するものとする。
本考案のまた別の目的は、一種の皮剥き器を提供することにあり、それは、ハンドルがU形板を折り曲げて構成され、ハンドルを往復移動させてその両側で魚の鱗を削ぎ取ることができ、別に鱗取り器を購入する面倒と不便をなくせるものとする。
請求項1の考案は、ハンドル前端に挟持口が設けられ、該挟持口内に刀身が設けられ、該刀身にスロットが設けられた皮剥き器において、
該刀身のスロットの前後両側に鋸歯状のエッジが設けられ、皮剥き器が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドルはU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドルの断面がく形状を呈し、ハンドルの底端部に円弧状のくり抜き部が設けられ、くり抜き部で果物の芯や種を取り除くことができ、また、ハンドルの両側で魚の鱗を削ぎ取ることができるよう形成されたことを特徴とする、皮剥き器としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の皮剥き器において、ハンドルの断面がく形状を呈し、そのく形の傾斜角度が10度から20度であることを特徴とする、皮剥き器としている。
該刀身のスロットの前後両側に鋸歯状のエッジが設けられ、皮剥き器が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドルはU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドルの断面がく形状を呈し、ハンドルの底端部に円弧状のくり抜き部が設けられ、くり抜き部で果物の芯や種を取り除くことができ、また、ハンドルの両側で魚の鱗を削ぎ取ることができるよう形成されたことを特徴とする、皮剥き器としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の皮剥き器において、ハンドルの断面がく形状を呈し、そのく形の傾斜角度が10度から20度であることを特徴とする、皮剥き器としている。
本考案は、野菜や果物の表皮を剥き、果物の芯や種をくり抜き、魚の鱗を削ぎ取るのに使用される皮剥き器、スプーン、及び鱗取り器の上述の欠点を鑑み、一種の皮剥き器を提供するものである。それは、ハンドル前端に挟持口が設けられ、該挟持口内に刀身が設けられ、該刀身にスロットが設けられた皮剥き器において、刀身のスロットの前後両側に鋸歯状のエッジが設けられ、皮剥き器が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドルはU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドルの断面がく形状を呈し、ハンドルの底端部に円弧状のくり抜き部が設けられ、くり抜き部で果物の芯や種を取り除くことができ、また、ハンドルの両側で魚の鱗を削ぎ取ることができる。以上の構造により、本考案は多用途を有し、良好な使用効果を具備している。
図1、2及び図3に示されるように、本考案はハンドル1前端に挟持口11が設けられ、該挟持口11内に刀身2が枢設され、該刀身2にスロット21が設けられた皮剥き器において、図4及び図5に示されるように、刀身2のスロット21の前後両側に鋸歯状のエッジ21aが設けられ、刀身2が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドル1はU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドル1の断面がく形状を呈し、ハンドル1の底端部に円弧状のくり抜き部12が設けられ、図6に示されるように、くり抜き部12で果物の芯や種を取り除くことができ、また、ハンドル1の両側で図7に示されるように魚の鱗を削ぎ取ることができる。
以上の構造により、図4、5に示されるように、皮剥き器2のスロット21前後両側にそれぞれ鋸歯状のエッジ21aが設けられて、刀身が双方向のエッジを具えたことにより、前に押しても後ろに引いても野菜や果物の皮剥きを行なうことができ、これにより空行程を免除し、良好な皮剥き効率を具備するようにし、速やかに野菜や果物の皮を剥くことができる。
さらに、刀身2のスロット21の両側が鋸歯状のエッジ21aとされ、鋸歯状のエッジ21aが良好な突き刺し効果を有するため比較的硬い皮、例えばさつまいもの皮剥きも行なえ、周知の皮剥き器より良好な使用効果を得られる。
また、瓜類や果物(胡瓜、苦瓜、パパイヤ等)の芯や種を取り除く時、先ず瓜類や果物を二つ割りにした後、ハンドル1底端のくり抜き部12を直接瓜類や果物の中心部に当てて、その後、内向きに食い込ませ、更に別の一端に剥けて引けば、図6に示されるように、一回で芯や種を取り除くことができ、これにより従来のようにスプーンで何度もくり抜く面倒さと不便さが解消され、良好な使用効果を得られる。
このほか、魚の鱗を取る時には、ハンドル1を魚に平らに当てて、その後、左右に往復移動させれば、ハンドル1の両側で鱗を削ぎ取ることができ、図7に示されるようであり、従来のように包丁で鱗を取る面倒さと不便さを免除できる。
該ハンドル1は板片が折り曲げられて成るU形状を呈し、その断面はく形状とされ、このく形状の両端の傾斜角度θは約10〜20度であり、図3に示されるようであり、ハンドル1のくり抜き部12及びハンドル1両側が果物や野菜の芯や種のくり抜きと魚の鱗取りに使用される。
本考案の刀身2は双方向の鋸歯状のエッジ21aを具え、双方向に皮剥きの動作を行なえ、且つ該鋸歯状のエッジ21aは良好な突き刺し効果を有してさつまいも等の硬い表皮も剥くことができる。且つ、ハンドル1は断面がく形状の板体を折り曲げてなるU形状を呈し、底端にくり抜き部12が設けられて果物や野菜の芯や種をくり抜くのに便利であり、並びにハンドル1の両側により魚の鱗取りが行なえる。このように本考案は多種類の使用効果を有し、従来のように多種類の用具を準備する面倒と不便をなくし、ゆえに相当に優れた使用効果を得ることができる。
総合すると、本考案の構造はこれまでに無く、且つ確実に上述の機能を達成し、実用新案登録の要件を具備するものである。
1 ハンドル
11 挟持口
12 くり抜き部
2 刀身
21 スロット
21a 鋸歯状のエッジ
11 挟持口
12 くり抜き部
2 刀身
21 スロット
21a 鋸歯状のエッジ
Claims (2)
- ハンドル前端に挟持口が設けられ、該挟持口内に刀身が設けられ、該刀身にスロットが設けられた皮剥き器において、
該刀身のスロットの前後両側に鋸歯状のエッジが設けられ、皮剥き器が前に押されるか或いは後ろに引かれる時のいずれも皮剥きを行なうことができ、またハンドルはU形状板を折り曲げてなり、且つ該ハンドルの断面がく形状を呈し、ハンドルの底端部に円弧状のくり抜き部が設けられ、くり抜き部で果物の芯や種を取り除くことができ、また、ハンドルの両側で魚の鱗を削ぎ取ることができるよう形成されたことを特徴とする、皮剥き器。 - 請求項1記載の皮剥き器において、ハンドルの断面がく形状を呈し、そのく形の傾斜角度が10度から20度であることを特徴とする、皮剥き器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002978U JP3105520U (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 皮剥き器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002978U JP3105520U (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 皮剥き器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3105520U true JP3105520U (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=43258880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004002978U Expired - Lifetime JP3105520U (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 皮剥き器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3105520U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3125038U (ja) * | 2006-06-23 | 2006-09-07 | 株式会社レーベン販売 | 調理用皮剥き器 |
JP2016189889A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | プリンス工業株式会社 | 皮むき器 |
-
2004
- 2004-05-27 JP JP2004002978U patent/JP3105520U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3125038U (ja) * | 2006-06-23 | 2006-09-07 | 株式会社レーベン販売 | 調理用皮剥き器 |
JP2016189889A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | プリンス工業株式会社 | 皮むき器 |
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