JP3105036U - 板状建材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 枠体11の枠部111の内側を複数の縦桟113aと複数の横桟113bにより縦横に複数の空間部112に区画し、さらに、枠体11の両面に表面板材12,13を接合した後の各空間部112内に、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボン142を通気性の袋体141内に詰めて封止した袋詰め多孔性物質体14を敷き詰める構成にした。
【選択図】 図1
Description
従来、この種の板状建材は、合成樹脂または厚紙等の材質でハニカム等の区画された多数の空間を有する中空コアを形成し、この中空コアの表裏両面には通気性を有する表面材をそれぞれ接着し、この両表面材で閉塞された中空コアの各空間内には顆粒状または粉末状の活性炭が充填されている。
また、中空コアの空間内に直接充填された活性炭は流動し易いため、中空コアの空間に活性炭の充填不足があると、この空間内の活性炭が重力沈降することによって、空間部内の上部個所に活性炭のない隙間が発生し、この隙間が空気の通路となって板状建材の断熱性能、脱臭性能及び吸放湿性能を低下させてしまうという問題があった。
請求項5の考案は、請求項2記載の板状建材において、前記多孔性物質は、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンであることを特徴とする。
図1は本考案の実施例1における板状建材の一部を切り欠いて示す斜視図、図2は図1の2−2線に沿う拡大断面図、図3は本考案の実施例1における袋詰め多孔性物質体の斜視図である。
図1及び図2において、板状建材10は、枠体11と、一対の表面板材12,13と、袋詰め多孔性物質体14及び一対のシート材15,16とを備えている。
前記枠体11は、例えば、1800mm×900mmの大きさを有しており、また、縦桟113aは枠体11の短尺方向に150mmの間隔に設けられ、横桟113bは枠体11の長尺方向に230mmの間隔に設けられている。
また、前記シート材15,16は、ポリプロピレン等の通気性を有する不織布から構成されている。
このような袋詰め多孔性物質体14は、前記空間部112の大きさに対応する形状、例えば150mm×250mmの大きさに成形された、ポリプロピレン等の通気性を有する袋体141と、この袋体141内に充填された所望量の多孔性物質142とから構成されている。
また、多孔性物質142には、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンなどが用いられる。
まず、袋詰め多孔性物質体14の製作について述べる。
袋詰め多孔性物質体14の製作に際しては、まず、工業用硫酸亜鉛(白色粉末)500gを温水2.8リットルに溶解して、コーティング処理液を生成する。次に、この硫酸亜鉛の水溶液(濃度調整済み)を約50℃(50±5℃)に加温し、この水溶液中にコーティング処理用の袋に詰めた多孔性物質、すなわちナノセラミックスカーボンを浸漬する。この浸漬に際しては、水溶液の液面を袋詰めしたナノセラミックスカーボンの上面より約10cm程度に保つ。そして、時々水溶液を静かに攪拌して空気を抜き、かつ温度を設定温度に保持して、約60分間浸漬する。
この場合は、まず、図4(A)に示すように、合板、単板積層板、繊維板またはメラミン板からなる一方の表面板材12の一方の面に接着剤21を塗布し、この接着剤21の塗布面に上記ナノセラミックスカーボン142の袋体141と同材質からなるシート材15を貼り付ける。
また、枠体11の各空間部112内に袋詰め多孔性物質体14を敷き詰めた構造の板状建材10を仕切り板や壁材、床材、天井材またはドアーなどの建具材などに使用することにより、これらの製品自体に断熱、脱臭及び吸放湿の各効果を持たせることができる。
また、袋詰めされる多孔性物質はナノセラミックスカーボンに限らず、木炭、活性炭などの炭素系の顆粒または粉末からなる炭素系物質であってもよい。
11 枠体
111 枠部
111a 縦棒状部材
111b 横棒状部材
112 空間部
113a 縦桟
113b 横桟
12,13 表面板材
14 袋詰め多孔性物質体
141 袋体
142 多孔性物質(ナノセラミックスカーボン)
15.16 シート材
Claims (6)
- 棒状部材を矩形状または正方形状に接続してなる枠部及び該枠部の内側を縦横に複数の空間部が形成されるように区画する縦桟及び横桟とを有する枠体と、前記枠体の両面にそれぞれ接合され全域に通気孔を有する表面板材と、前記両表面板材により囲まれた前記枠体の各空間部内に該空間部が満杯状態になるように敷き詰められる袋詰め多孔性物質体とを備えることを特徴とする板状建材。
- 前記袋詰め多孔性物質体は、前記空間部の大きさに対応する形状に成形された通気性を有する袋体と、この袋体内に充填した所望量の多孔性物質とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の板状建材。
- 前記枠体と前記表面板材との接合面間に通気性を有するシート材がそれぞれ介在されていることを特徴とする請求項1記載の板状建材。
- 前記多孔性物質は、木炭、活性炭などの炭素系の顆粒または粉末からなる炭素系物質であることを特徴とする請求項2記載の板状建材。
- 前記多孔性物質は、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボンであることを特徴とする請求項2記載の板状建材。
- 前記表面板材の一方または両方を全域に通気孔を有する化粧板にしたことを特徴とする請求項1記載の板状建材。
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JP2004002479U JP3105036U (ja) | 2004-05-06 | 2004-05-06 | 板状建材 |
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JP2004002479U JP3105036U (ja) | 2004-05-06 | 2004-05-06 | 板状建材 |
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