JP3104708U - 入力装置の発光構造 - Google Patents

Abstract

【課題】斬新な視覚的効果を提供することで実用性を高めたマウスなどの入力装置の発光構造を提供する。
【解決手段】内部に少なくとも一つ以上の発光ダイオード２０を設け、該発光ダイオードより発せられる光線を導光板１３の周縁より該導光板１３中に進入させると同時に、更に該発光ダイオードの一側面には光反射装置４０を設けることにより、該光線が導かれて該導光板に向けて同一方向に射出されるようにし、透明な後部蓋などを通して発光させる。
【選択図】 図１

Description

本考案は入力装置の発光構造に係り、特に光反射装置を利用した発光構造に関わる。

コンピュータに係る技術が発展する中、その周辺設備の技術も絶えず進歩しており、特にマウスなどを初めとする入力装置も初期のボールタイプのものから光学感知式へと発展している。こういった入力装置の外形においては、人の手で操作するのにちょうどよい形状でなければならないといった制限から変化に乏しくなりがちであるが、しかし製品の競争力は増す一方であり、各メーカー等は工夫を凝らし、外殻内部に多様な色彩を持つ光源（単色或いはフルカラー発光ダイオード、レーザー、蛍光など）により、製品の付加価値を高めており、視覚に訴えるものとしている。

しかし上述のような各タイプの入力装置においても、外観には大きな差異はなく、まだまだ改善の余地があると言える。
そこで上述の欠点に鑑み、斬新な視覚的効果を提供することで実用性を高めるべく本考案の入力装置の発光構造を提供する。

内部に少なくとも一つ以上の発光ダイオードを設け、該発光ダイオードより発せられる光線を導光板の周縁より該導光板中に進入させると同時に、更に該発光ダイオードの一側面には光反射装置を設けることにより、該光線が導引されて同一方向に射出されるようにする。

本考案によると、発光構造に工夫を凝らしたことで入力装置の付加価値を高めることに成功した。

図１に示すように、本考案の第一実施例においては、入力装置をマウスやキーボード、ゲームのコントローラ、タブレット、トラックボールなどとしている。マウスを例とした場合、外殻を含み、該外殻には上部蓋５０と中蓋１０、底部８０及び回路基板７０が含まれ、該中蓋１０と上部蓋５０との間には透光性を具有する後部蓋６０が設けられる。導光板１３を設けるほか、光反射装置として光反射片４０及びアルミ箔シール３０などによるもの、或いは該外殻の内表面に任意の色の光反射性を具有する塗料（図中無し）を塗布したものとする。

本実施例中では該中蓋１０は該導光板１３と一体成形することにより組み立ての手間を省くが、図１、２に示すように該導光板１３上には数個の孔１１が設けられており、該孔１１が該導光板１３を貫通して、該回路基板７０上の発光ダイオード２０が下方より上方に該孔１１内に設置され、且つ各該孔１１上にはアーチ型を呈した固定架１２が設けられており、該発光ダイオード２０が該固定架１２によってその方向及び高さが固定される。該孔１１の上方及び下方は必要に応じてアルミ箔シール３０を貼設してもよく、該導光板１３底部には光反射片４０を設けてもよい。

該回路基板７０を該底部８０に固定するとき、該回路基板７０上の発光ダイオード２０を該導光板１０の孔１１内に設置し、該上部蓋５０と後部蓋６０並びに中蓋１０を結合させ、更に該底部８０と相互に固定する。該発光ダイオード２０が発光すると、該孔１１上下に貼設されたアルミ箔シール３０が該発光ダイオード２０より発せられる光線を反射して同一方向（即ち後方）へ向け、該導光板１３の周縁より進入させる。また該光反射片４０は該発光ダイオード２０の下方へスキャッタリングする光線を再度上方へ反射させ、該光線が該導光板１３の中で均等に拡散した状態となり、使用者に対し透光性を具有する該後部蓋６０から眩しいほどの光が提供される。

上述の光源とは発光ダイオード２０に限られるものではなく、レーザーや蛍光等をはじめとする他の光源でも構わず、また光源の色においても、単色でも多色としてもよく、入力装置の視覚効果を提供するのに相応しいものであればよい。同時に該外殻は透光性を具有するものとするが、材質においては該発光ダイオード２０により生ずる光線が透過されるものとする。

図３に示すように、本考案における第二実施例では導光板１３は該中蓋１０上に嵌設され、上部蓋５０の表面より露出しており、該導光板１３は細長い形状を呈したものとする。該導光板１３の任意の一端或いは突出した部分は該導光板１３の周縁であり、該中蓋１０上には発光ダイオード２０を設置する穿孔１４が設けられているものとする。

上述の構造により、該発光ダイオード２０が発光するとき、該発光ダイオード２０より発射される光線が、該導光板１３の後部より入り、該導光板１３により集光されると同時に同一方向に導かれて射出され、眩しいほどの光を視覚効果として提供する。該視覚効果とは直接該上部蓋５０の表面から見えるため、第一実施例中に挙げるような透光性を具有する後部蓋６０を設置する必要はない。

また必要に応じては適当な位置に光反射装置を増設或いは上述以外の個所に設置してもよく、例えば更にキラキラとした眩い光線を提供するべく上述のような光反射板４０やアルミ箔シール３０等を設け、設置個所を該中蓋１０や底部８０の内側等とすることにより、また光反射性及び各種色を具有する塗料を塗布することで、更に多様な光反射効果を提供するものとしてもよい。

本考案における立体分解図である。 本考案における断面図である。 本考案におけるもう一つの実施例の立体分解図である。

符号の説明

１０ 導光板
１１ 孔
１２ 固定架
１３ 導光板
１４ 穿孔
２０ 発光ダイオード
３０ アルミ箔シール
４０ 光反射片
５０ 上部蓋
６０ 後部蓋
７０ 回路基板
８０ 底部

Claims (13)

1. 外殻、及び該外殻内に設けられた少なくとも一つの光源を備えるマウスなどのコンピュータ入力装置の発光構造において、
   該外殻内には導光板が設けられており、該外殻内に設けられた光源は該導光板の片側に位置し、該光源の発する光線が該導光板の周縁より射入して該外殻外部に向けて発光することを特徴とする入力装置の発光構造。
2. 該外殻は透光性を具有するものであることを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。
3. 該外殻内には光反射装置を具有することを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。
4. 該光反射装置は少なくとも該導光板の一側面に設けられていることを特徴とする請求項３記載の入力装置の発光構造。
5. 該光反射装置は少なくとも一つの光源上に設けられており、且つ該一つの光源の少なくとも一側面に設けられていることを特徴とする請求項３記載の入力装置の発光構造。
6. 該光反射装置とは光反射片やアルミ箔シール、或いは光反射塗料などであることを特徴とする請求項３記載の入力装置の発光構造。
7. 該導光板と外殻とは一体成形されていることを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。
8. 該外殻は上部蓋、中蓋、底蓋より構成され、且つ該中蓋は該導光板と一体成形されていることを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。
9. 該上部蓋と中蓋の間には、透光性を具有する後部蓋が設けられていることを特徴とする請求項８記載の入力装置の発光構造。
10. 該導光板上には少なくとも一つの孔が設けられており、該孔に対応した個所に少なくとも一つの光源が設けられていることを特徴とする請求項８記載の入力装置の発光構造。
11. 該導光板は該外殻上に嵌設されていることを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。
12. 該光源は発光ダイオードやレーザー、或いは令などであることを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。
13. 該光源は単色或いはフルカラーの光であることを特徴とする請求項１記載の入力装置の発光構造。

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