JP3103662U - 耳垢防止ベント耳栓 - Google Patents

Abstract

【課題】耳栓の芯材の最奥部に設けたハブの通気孔に詰まった耳垢を容易に取り除くことが出来,また伝音孔に耳垢が詰まらないベント機能を備えた耳栓の開発。
【解決手段】スポンジ状のスリーブ２は円板状の張り出しハブ５を複数個そなえる伝音孔４を有する芯材１と一体構成されている。最奥部のハブ８には通気孔は設けず、芯材伝音孔４の最奥部に極細の線で作った網目９を構成し、伝音孔４に耳垢が入らない形状とし、最奥部のハブ８と一つ手前のハブの間に伝音孔に通じる通気孔１０を設け、他のハブにはそれぞれ対角となる角度に通気孔６，７を設け、最前ハブの通気孔を経て外気とつながる穴に通じており外気との気圧差を無くしている。
【選択図】図３

Description

この考案は、騒音防止用防音耳栓や補聴器など音響機器に用いられる耳栓の構造にかかるものである。

従来の耳栓は図１に示すごとくスポンジ状のスリーブ２は伝音孔４を有する芯材１を中心に一体構成されている。芯材の前部に外気とつながる穴３が開いていて外気との気圧差を無くしている。
また図２スポンジ状のスリーブ２は伝音孔４を有する芯材１を中心に一体構成されている。芯材の最奥部ハブ８および各ハブ５には通気孔６，７を設け前部に外気とつながる穴３に連結して外気との差を無くしている。

耳栓の芯材の最奥部に設けたハブの通気孔には直に耳垢が詰まってしまい容易に取り除くことが出来なかった。また伝音孔にも耳垢がつまり音を伝えなくなることが有り、耳垢が詰まらないベント機能を備えた耳栓の開発が望まれていた。
以上のような欠点を無くすためになされたものである。

耳栓の芯材最奥部のハブには通気孔を設けず、芯材伝音孔の最奥部に極細の線で網目を構成し、伝音孔に耳垢が入らない形状となし、かつ該網目手前の伝音孔に通気孔を開け、他の各ハブにも通気孔を設け耳孔と外気の気圧差を無くすことが出来る。
伝音孔に耳垢が入らないのでベント効果が長期間保たれる。

耳栓の芯材最奥部ハブの伝音孔に網目を構成し該ハブの手前に通気孔を備えた構成とし、耳穴と外気とは長い経路を経て外気とつながる穴３に通じており、外気との差をなくしている。耳垢が伝音孔に入らないためベント作用は衰えず、耳垢が伝音孔をふさぐことは無くイヤホンの故障の原因を取り除くことが出来る。

考案を実施するための最良の状態

以下、本考案の実施例について説明する。
図３は改善された構造の例である。スポンジ状のスリーブ２は円板状の張り出しハブ５を複数個そなえる伝音孔４を有する芯材１と一体構成されている。
最奥部のハブ８には通気孔は設けず、芯材伝音孔４の最奥部に極細の線で作った網目９を構成し、伝音孔４に耳垢が入らない形状とし、最奥部のハブ８と一つ手前のハブの間に伝音孔に通じる通気孔１０を設け、他のハブにはそれぞれ対角となる角度に通気孔６，７を設け、最前ハブの通気孔を経て外気とつながる穴に通じており外気との気圧差を無くしている。
スリーブ２と芯材１とは接着剤で一体化されるがハブの先端部で接着するので、ハブ空隙となり、耳穴と外気とは長い経路を経て連通し、耳穴内と外気との間に気圧差が発生する等の問題点が解決する。

従来の耳栓を示す断面図である。 従来の伝音孔を備え、芯材に通気孔を有するハブを備えた耳栓の断面図である 本考案の伝音孔の最奥部に網目を構成し、手前に通気孔を備えた耳栓の断面図である。

符号の説明

１・・・・・芯材
２・・・・・スリーブ
３・・・・・外気とつながる穴
４・・・・・伝音孔
５・・・・・ハブ
６，７・・・ハブの通気孔
８・・・・・最奥部のハブ
９・・・・・網目
１０・・・・伝音孔に通じる通気孔

Claims (2)

1. スポンジ状のスリーブと芯材からなる耳栓において芯材最奥部のハブには通気孔を設けず、伝音孔に網目を構成したことを特徴とする耳栓の構造。
2. 耳栓の芯材の最奥部のハブの手前に伝音孔に至る通気孔を設け、最奥部のはぶを除く各ハブに通気孔を設け、外気に通じる通気孔を備えたことを特徴とする第１項記載の耳栓の構造。

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