JP3102951U

JP3102951U - 簡易型大容量お尻洗浄器

Info

Publication number: JP3102951U
Application number: JP2003272078U
Authority: JP
Inventors: 勝中村
Original assignee: 勝中村
Priority date: 2003-09-24
Filing date: 2003-09-24
Publication date: 2004-07-22
Anticipated expiration: 2009-09-24

Abstract

【目的】従来、ホテルや賃貸住宅のトイレは、用便後のお尻を洗浄する装置を手軽に設置できなかったり、簡易型洗浄器は高価で、洗浄には水量が不十分であったりした。そこで、簡易型で安価かつ洗浄に、ほぼ十分な水量を供給できる大容量のお尻洗浄器を提案する。
【構成】トイレの貯水タンク１０の上に支え台９を置き、その上に口部２を下にし、ぬるま湯を貯めたペットボトル形貯水用容器１を置く。貯水用容器１とチューブ４の接合部は対応する雄ネジ、雌ネジとなっており、締めれば接合し、緩めれば外れる。チューブ４の先には空洞で弾力のある弾力性容器５が接合され、更に弾力性容器５は、空洞で逆止弁８を設けた中空棒７と対応する雄ネジ、雌ネジのかみ合せ状態で接合されている。用便後、中空棒７の先端部側面にある小さな穴６を肛門部位に向け、弾力性容器５を押し、小さな穴６よりぬるま湯を放出させ、お尻の洗浄を行うことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

産業上の利用分野

この考案は用便後、お尻を紙で拭くだけでは、不快に感じる際、ぬるま湯でお尻を洗浄することにより不快感を軽減する、あらゆるトイレに手軽に設置でき、安価で洗浄に必要なぬるま湯も十分な量供給できるお尻洗浄器に関するものである。

従来、用便後の洗浄器には装置として大きなものがあったが、旅行等の時、持ち運びには、難があったり、又簡易型のものは、洗浄する為に必要とする水の量が、少ないという難点があった。

考案が解決しようとする課題

特に、用便後、水でお尻を洗浄することを習慣としている人は、ホテルや賃貸住宅を利用する際、簡易型のお尻洗浄器を必要とするが、今までの簡易型のものは、高価であったり、用便後、お尻を洗浄するには不十分な水量であったりした。本考案は、このような不都合点を解決する為、簡易型で安価かつ十分な水量を供給できる、お尻の洗浄器を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

ペットボトル形貯水用容器１の口部２からぬるま湯を入れ、貯水用容器４にぬるま湯をためる。チューブ４の先端にあるキャップ形状部３は雌ネジ、貯水用容器１の口部２は雄ネジの関係にあり、キャップ形状部３を口部２に被せ、回転させて閉め、貯水用容器１とチューブ４を接合する。チューブ４のもう片方先端部に、中が空洞状態でチューブ４と接合する部分にはチューブ４の太さと同じ大きさの穴、中が空洞構造の中空棒７と接合する部分には中空棒７の雌ネジ部に対応する中空の雄ネジ部を設けた、弾力のある弾力性容器５を接合する。弾力性容器５の雄ネジ部に中空棒７の雌ネジ部を被せてネジ込むようにし、先端部側面に小さな穴６が空いている中空棒７を接合する。中空棒７の中に水が弾力性容器５から中空棒７の先端部へ流れる場合は弁が開き放し、その逆方向に流れる場合は弁が閉じる逆止弁８を設ける。これにより中空棒７の先端部が下向き状態では、小さな穴６から水が放出されるが、先端部を上向きにすると水の流れを止め易くし、小さな穴６から水を放出しないようにする。支え台９は、大きな円柱の上に小さな円柱を置き両方の円柱を接続した形状で、中が空洞構造となっており、縦方向にチューブ４の太さよりも広い幅で切れ目がある構成となっている。貯水用容器１と支え台９が接触する部分にはすべり止めゴム１１を装着する。支え台９をトイレの貯水タンク１０の上に置く。貯水用容器１の口部２を下向きにして支え台９の上に置く。用便後、中空棒７の先端部側面にある小さな穴６を肛門部に向ける。貯水用容器１からぬるま湯が流れ出しチューブ４の中を伝わって弾力性容器５の中に入ってくる。弾力性容器５を押すことにより、ぬるま湯が中空棒７の先端部側面にある小さな穴６から通常よりも強い圧力で吹き出してくることにより、お尻の洗浄を行う。

作用

以上の如き構成であるから賃貸住宅に住む時やホテルで外泊する時等、手軽に持ち運べて、設置するのも簡単にでき、安価である。又ペットボトルを貯水用容器として用いることにより必要とする水量を２リットルまで、貯めておけるので、用便後、お尻を程よい量のぬるま湯で洗浄できる。

図１の如くペットボトル形貯水用容器１の口部２にキャップ形状部３を被せて回転させてネジ込むように、閉めることによって貯水用容器１とチューブ４とを接合する。中が空洞で、弾力のある弾力性容器５の一端にはチューブ４の太さと同じ大きさの穴を開け、反対側の端には中が空洞構造の中空棒７の雌ネジ部に対応する中空の雄ネジ部を設ける。弾力性容器５のチューブ４の太さと同じ大きさの穴を開けた部分にチューブ４の先端部を接合する。そして弾力性容器５の中空の雄ネジ部には中空棒７の雌ネジ部を被せて回転させ、ネジ込むようにして接合する。弾力性容器５から中空棒７の先端部方向へ水が流れる場合は弁が開き放し、逆方向に流れる場合は弁が閉じる逆止弁８を中空棒７の中に設けておく。これにより、中空棒７の先端部が下向きの時、小さな穴６から水が放出され、上向きにすると水の放出を止め易くする。又は、逆止弁８を強制的に開け閉めする場合、逆止弁８と接触する棒を設け、その先端を中空棒７の上に出す。この棒を押せば弁が閉じ引けば開くようにする。外部支え台９の中は空洞で、大小の円柱が上下で連結されているような構造、更にチューブ４の太さよりも広い幅で、縦方向に切れ目を設けている。支え台９はトイレの貯水タンク１０の上に置いておく。貯水用容器１にぬるま湯を貯める場合はキャップ形状部３を緩めて外し、口部２よりぬるま湯を注ぎ入れる。ぬるま湯を貯めた貯水用容器１の口部２にキャップ形状部３を被せて回転させ、ネジ込むようにして閉めて接合する。貯水用容器１の口部２を下向きにして、チューブ４を支え台９にある切れ目の間に通し、トイレの貯水タンク１０の上に置かれた支え台９の上に貯水用容器１を置く。支え台９と貯水用容器１が接触する部分にはすべり止めゴム１１を装着しておく。用便後、中空棒７の先端部側面にある小さな穴６をお尻の肛門部位に向け、弾力性容器５を押す。これによりぬるま湯は、貯水用容器１からチューブ４の中を伝わり弾力性容器５の中へ流れていき、更に中空棒７の先端部へと流れ小さな穴６からぬるま湯が通常よりも勢いよく放出され、お尻を洗浄する。
又、支え台９として中は空洞で富士山形状、縦方向にチューブ４の太さよりも広い幅で切れ目を入れた構造のものを使う方法もある。

考案の効果

賃貸住宅やホテルを利用する時等、簡易的に持ち運べ、ほとんどのトイレで手軽に設置でき、又貯水用容器１としてペットボトルを用いれば、資源の再利用且つ安価となり、用便後、お尻の洗浄に多量の水を必要とする場合でも、対応でき、十分なお尻の洗浄ができる。

本考案の正面図である。本考案にある貯水用容器１とチューブ４が接合した側面図である。本考案にある中空棒７の先端部を上向きにした時の断面図である。本考案にある中空棒７の先端部を下向きにした時の断面図である。本考案にある支え台９を上から見た図である。本考案を使用中、便器部を一部切り欠いた側面図である。

符号の説明

１貯水用容器２口部３キャップ形状部４チューブ５弾力性容器６小さな穴７中空棒８逆止弁９支え台１０トイレの貯水タンク１１すべり止めゴム

Claims

ペットボトル形貯水用容器１の口部２とチューブ４の先端にあるキャップ形状部３を合せながら回転させてネジ込むように、閉めることによって貯水用容器１とチューブ４を接合する構成を成す。チューブ４のもう片方先端部には、中が空洞で弾力のある弾力性容器５が接合され、更に弾力性容器５の先には先端部側面に小さな穴６が空いている中空棒７が接合されている。この弾力性容器５の中空棒７と接合する部分と中空棒７の弾力性容器５に接合する部分は互いに対応する雄ネジ、雌ネジの関係にあり、弾力性容器５の雄ネジ部を中空棒７の雌ネジ部が被い回転させてネジ込むことにより弾力性容器５に中空棒７を取り付ける。中空棒７は中が空洞構造となっており、この中を水が弾力性容器５から中空棒７の先端部へ流れる際開き放し、逆方向の際には閉じる逆止弁８を中空棒７の中に設ける。支え台９は、大きな円柱の上に小さな円柱を置き両方の円柱を接続した形状で、中が空洞構造となっており、縦方向にチューブ４の太さよりも広い幅で切れ目がある構成となっている。支え台９は、トイレの貯水タンク１０の上に置く。貯水用容器１の口部２からぬるま湯を入れ、キャップ形状部３を口部２に被せ回転させてネジ込むようにして閉め接合する。貯水用容器１の口部２を下向きにして、チューブ４を支え台９にある切れ目の間に通し、トイレの貯水タンク１０の上に置かれた支え台９の上に貯水用容器１を置く。支え台９と貯水用容器１が接触する部分にはすべり止めゴム１１が装着してある。
用便後、中空棒７の先端部側面にある小さな穴６を肛門部位に向け、弾力性容器５を押して小さな穴６よりぬるま湯を噴出させ、お尻を洗い流すお尻洗浄器。