JP3102285U - 目盛付き電源コードを有する医療用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本考案の目的は、医療用装置を輸液スタンドなどの可搬式架台に取り付けて使用する際に、転倒事故を防ぎ安全に使用できる設置高さを簡単に操作者に知らせる手段を有する医療用装置を提供することにある。
【解決手段】 外部電源を電源とし、可搬式架台の支柱に取り付けて使用される医療用装置にであって、電源コードに装置本体の床面からの高さを示す目盛またはマーキングを有することを特徴とする医療用装置。
【選択図】 図2

Description

本考案は、外部電源を用いて、可搬式架台の支柱に設置して使用する医療用装置に関するものである。さらに具体的には、患者に薬液を注入する輸液ポンプ、シリンジポンプ、または体外循環方式の血液浄化療法において使用される血液浄化装置等の医療用装置に関するものである。
医療施設において患者に薬液を注入する際には、通常は、輸液ポンプやシリンジポンプなどの定流量ポンプを、キャスター付きの可搬式架台に、適当な高さになるように固定治具を用いて取り付け、さらに薬液バッグやチューブ等を接続する。そして、前記のポンプを動力源として治療に必要な薬液を患者に定量注入する。
また、体外循環を行なう血液浄化療法においては、チューブを介して患者の血液を体外に取り出し、血液濾過器や血液透析器等の血液処理モジュールに通して血液を浄化処理した後、処理後の血液を再び患者の体内に戻している。この際、血液流量の他に濾過流量や透析液流量を一定値に制御するために血液浄化装置が用いられ、体外循環システムの一部を構成するが、血液浄化装置が小型の場合には可搬式架台の適当な高さに設置して使用することがある。
医療施設でよく用いられる可搬式架台としては、図1に示すような輸液スタンドが一般的であり(これは「IV(intravenous)ポール」または「イルリガートル台」と称することもある)、これは、通常は長さ25cm程度の3〜5本の足部と、2m弱程度の1本の直立した支柱および薬液バッグ等のハンガーから構成されている。また、総重量は3〜8kg程度と比較的軽量であり、しかも各足部にキャスターを有しているので可搬性に富んでいる。そのため、点滴中に疾病患者自身が施設内を自由に移動することもできる。
ところが、通常の輸液ポンプやシリンジポンプ等の定流量ポンプの重量は2〜4kg、血液浄化装置の重量は5kg前後あり、輸液スタンドの足部サイズの割には、その総重量に対して占める割合がかなり大きい。そこで、これらを輸液スタンドに設置する際は、転倒等のトラブルを防止するために重心に配慮しつつ設置位置(高さ)を決める必要があったが、従来の装置には設置位置(高さ)の目安がなかったため操作者の経験のみに任されていた。したがって、設置位置が高過ぎる場合には輸液スタンド全体が不安定となり、不意の接触等によって容易に転倒してしまう恐れがあった。
本考案の目的は、数kg程度の重量を有する医療用装置を可搬式架台に取り付けて使用する際に、転倒事故を防ぎ安全に使用できる設置高さを簡単に操作者に知らせる表示手段を有する医療用装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る医療用装置の代表的な構成は、外部電源用の電源コードを有し、可搬式架台に取り付けて使用される医療用装置であって、前記電源コードに、装置の床面に対する高さを特定できる表示手段が付されていることを特徴とする。これにより、電源コードに付された表示手段を指標として、医療用装置を可搬式架台の適切な位置(高さ)に設置できるので、可搬式架台の重心が不安定となって転倒する恐れを軽減でき、医療用装置を安全に使用できる。
前記表示手段が、前記電源コードの所定範囲にわたって付された目盛であることが好ましい。これにより、ある程度の範囲において装置の床面に対する任意の高さを示すことができる。
また、前記表示手段が、前記電源コードの所定位置に付されたマーカーであることが好ましい。その場合、前記電源コードには前記マーカーを複数箇所に付しており、複数のマーカーのそれぞれが、装置を取り付け可能な種類の前記可搬式架台において適切な装置の床面に対する高さに対応していることが好ましい。さらに、前記複数のマーカーが、色または模様、または付記した記号もしくは文字によって区別されていることが好ましい。これにより、特定の高さについて簡易かつ適切に示すことができる。
また、前記可搬式架台が輸液スタンドであることを特徴とする。輸液スタンドにおいて特に有益に本考案を利用することができる。
本考案によれば、医療用装置に設けられた目盛またはマーカー等の表示手段を指標として、医療用装置を可搬式架台の適切な位置(高さ)に設置できるので、可搬式架台の重心が不安定となって転倒するおそれを軽減でき、医療用装置を安全に使用できる。
以下、本考案の幾つかの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、可搬式架台への医療用装置の設置状態を示す概略構成図である。この図においては、可搬式架台は輸液スタンドである。輸液スタンドのポール21の下部にはポール21を直立させるための足22が3〜5本あり(図1では4本の場合を示している)、それぞれの足は移動のためのキャスター23を有する。また、ポール21の上部には生理食塩液バッグ等の薬液容器を吊るすためのハンガー24が備えられている。医療用装置1にはポール21に取り付けるためのホルダ11があり、ホルダ11の溝にポール21をはめ込み、ネジ付きのノブ12のねじを締め込むことで医療用装置1はポール21に固定される。
なお、本考案でいう医療用装置1とは、外部電源から電源コードを介して電力を受給する重量数kg程度の装置であり、例えば、輸液ポンプやシリンジポンプ等の定量ポンプや血液浄化装置である。そして、輸液スタンドのような可搬式架台は一般に電源コンセントを持たないので、通常は前記医療用装置から側壁等のコンセントに電源コードを接続して電力を受給している(電源コードは図示していない)。
図2は、本考案の一実施形態を示す概略構成図であるが、電源コード4を見やすくするために、以下の図3および4も含めてポール21の足22を1本省略して図示している。
この図においては、電源コード3は、医療用装置1の電源インレット部2から床面まで垂下して床面に達しており、もう一方の端は外部電源のコンセントに接続される。電源コード3の所定範囲(長さ方向の少なくとも一部)には、装置の床面に対する高さ(装置取り付け位置から床面までの垂直距離)を特定できる表示手段の一例として目盛4が印字されている。所定範囲とは、図2に示すように、装置1を設置するのに適する範囲である。目盛の間隔は1cm程度で十分であり、数値も併記されていることが好ましい。また、目盛は電源コード3の長さ方向全域に印字されている必要はなく、垂下した際に床面に接する付近にあればよい。
本実施例によれば、使用者が、装置1をポール21に一旦固定して電源コード3を床面まで垂下させ、電源コード3が床面に接触する位置の目盛を読み取ることで正確な高さの情報を得ることができ、この情報に基づいて装置1を適正な高さに固定できる。また、用いる輸液スタンドの型式や医療用装置の重量、サイズ等に応じて、それらの組合せ毎の適切な設置高さの情報を予め取得しておき使用時に照合すると、より好ましく使用できる。
図3は、本考案の他の実施形態を示す概略構成図である。この図においては、電源コード3の所定位置にはマーカー5が1ヶ所印字あるいはテーピングされている。所定位置とは、装置を架台に設置して電源コードを垂下させた場合に、適切な装置の高さを示す位置である。図2の例と同様に、電源コード3は装置1から床面まで垂下して床面を這ったのち、外部電源のコンセントに接続される。マーカーについては特に限定する必要はなく、一目で判別できる形態、形状で、かつ頻繁に取り扱っても位置がずれないものであれば何れでもよい。例えば、印字やテーピングが好ましい。
本実施例によれば、使用者が、装置1をポール21に一旦固定して電源コード3を床面まで垂下させ、垂下点においてマーカー5が床面に接触することを指標にすることで簡便かつ正確に高さの情報を得ることができ、この情報に基づいて装置1を適正な高さに固定できる。
図4は、本考案の更に他の実施形態を示す概略構成図である。この図においても、図2の例と同様に電源コード3が装置1から床面まで垂下しているが、この例では電源コード3には複数のマーカー5、6、7が印字されている。マーカーについては特に限定する必要はなく、一目で判別できる形態・形状で、かつ頻繁に取り扱っても位置がずれないものであれば何れでもよい。例えば印字やテーピングが好ましいが、この例では複数個所あるため、それぞれのマーカー5、6、7を青、黄、赤などの別々の識別色にしたり、あるいはマーカー毎に模様を変えたり、付記した記号もしくは文字によって区別を施すことが好ましい。
本実施例によれば、使用者が、装置1をポール21に一旦固定して電源コード3を床面まで垂下させ、垂下点においてマーカー5〜7が床面に接触することを指標に装置1を設置できる。この点は図2の例と同様であるが、本実施例ではさらに、マーカー5が装置1を取り付け可能な種類の架台の数だけ付されており、それぞれが種類の前記可搬式架台において適切な装置の床面に対する高さに対応している。それにより、例えば、足22が3本のポール21に装置1を固定する場合にはマーカー5を、足22が4本のポール21の場合にはマーカー6を、足22が5本のポール21の場合にはマーカー7を指標にして装置1の設置高さを調整する等、輸液スタンドの仕様に応じて簡便かつ正確に装置1を設置できる。
なお、これらの図2〜4は、何れも装置の設置高さを表示手段によって確認する状態を示すものであり、設置完了後は、電源コードを垂下させる必要はなく任意の状態に設置すればよい。また、何れの図面においても、本考案の電源コードを中心に例示するに過ぎないので、それ以外の物品の有無や配置については何ら限定しない。
本考案の医療用装置は、装置の床面に対する高さを特定できる表示手段を有するため、薬液注入や、血液濾過などの血液浄化療法を実施する際、可搬式架台の適切な位置(高さ)に設置でき、使用時の転倒等がおこりにくい安全な装置として利用できる。
可搬式架台に対する医療用装置の設置状態を示す概略構成図である。 本考案の一実施形態を示す概略構成図である。 本考案の他の実施形態を示す概略構成図である。 本考案の更に他の実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 …医療用装置
2 …電源インレット部
3 …電源コード
4 …目盛
5〜7 …マーカー
11 …ホルダ
12 …ノブ
21 …ポール
22 …足
23 …キャスター
24 …ハンガー

Claims (6)

  1. 外部電源用の電源コードを有し、可搬式架台に取り付けて使用される医療用装置であって、
    前記電源コードに、装置の床面に対する高さを特定できる表示手段が付されていることを特徴とする医療用装置。
  2. 前記表示手段が、前記電源コードの所定範囲にわたって付された目盛であることを特徴とする請求項1に記載の医療用装置。
  3. 前記表示手段が、前記電源コードの所定位置に付されたマーカーであることを特徴とする請求項1に記載の医療用装置。
  4. 前記電源コードには前記マーカーを複数箇所に付しており、複数のマーカーのそれぞれが、装置を取り付け可能な種類の前記可搬式架台において適切な、装置の床面に対する高さに対応していることを特徴とする請求項3記載の医療用装置。
  5. 前記複数のマーカーが、色または模様、または付記した記号もしくは文字によって区別されていることを特徴とする請求項4記載の医療用装置。
  6. 前記可搬式架台が輸液スタンドであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の医療用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10918787B2 (en) 2015-05-26 2021-02-16 Icu Medical, Inc. Disposable infusion fluid delivery device for programmable large volume drug delivery
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