JP3102129B2 - ガス絶縁機器の内部アーク検出装置 - Google Patents

ガス絶縁機器の内部アーク検出装置

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JP3102129B2
JP3102129B2 JP04095208A JP9520892A JP3102129B2 JP 3102129 B2 JP3102129 B2 JP 3102129B2 JP 04095208 A JP04095208 A JP 04095208A JP 9520892 A JP9520892 A JP 9520892A JP 3102129 B2 JP3102129 B2 JP 3102129B2
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和彦 堀越
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密封された容器内に電
気機器を絶縁ガスと共に封入したガス絶縁機器に関し、
その密封された容器内部に地絡等が発生した場合、内部
アークの発生によるアーク光を検出して、ガス絶縁機器
の異常を検出する内部アーク検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内部アーク検出装置を図4を用い
て説明する。図において、1はガス絶縁機器のタンク、
2はタンク1内に絶縁ガスと共に収納された導体、9は
地絡等の内部アークの発生によるアーク光である。3は
センサ部で、タンク1に取りつけられ、その先端をタン
ク1内に臨ませる。アーク光9が発生した場合、アーク
光9はセンサ部3に入る。センサ部3に入射したアーク
光9は、光信号として光ファイバ4により、O/E変換
器5へ送られる。
【0003】O/E変換器5は光信号を電気信号に変換
する。変換された電気信号をアンプ6により増幅し、コ
ンパレータ7へ出力する。コンパレータ7は、増幅され
た信号とノイズレベルとを比較し、一定値以上の信号を
検出すると、タンク1内部で内部アーク発生の警報を出
す。
【0004】このような内部アーク検出装置において
は、タンク1内部に地絡等によるアーク光が発生するこ
とは著しく稀である。したがって、長期にわたり装置が
確実にアーク光を検出し得る状態であるかを装置自身が
点検する自己点検機能が必要となる。
【0005】自己点検機能の一例として点検パルス発生
器8が設けられる。点検パルス発生器8は、自己点検時
にパルス信号を発生し、アンプ6の前段およびコンパレ
ータ7に入力する。コンパレータ7はアンプ6の出力と
点検パルス発生器8の出力とを比較することにより、装
置の異常を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のものにお
いては、自己点検時には、コンパレータ7の検出信号を
無効とするため、自己点検時にアーク光の検出ができな
いという問題があった。また、自己点検の対象がO/E
変換器5より後段部分のみとなるため、光ファイバ4の
切断や、O/E変換器5の故障検出は困難である。
【0007】本発明は、これに対して、自己点検時にも
アーク光の検出が可能であり、かつ装置全体について故
障検出が可能なガス絶縁機器の内部アーク検出装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、自己点検機能を備えたガス絶縁機器の内部
アーク検出装置において、パルス状の点検信号を光信号
に変換し、その光信号をアーク光を検出するセンサ部に
導入し、前記センサ部から得た信号と前記点検信号とを
用いて、内部アーク光の発生および装置の異常の存在を
検出するものである。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、光に変換されて点検信
号がセンサ部に導入されるから、センサ部から後段の部
分全てについて装置の異常を検出できる。また、センサ
部により検出されたアーク光と点検信号とが重畳された
信号と点検信号とを比較することにより、自己点検の最
中にアーク光が発生した場合でも、アーク光の検出が可
能となる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3を用いて説明す
る。
【0011】図1は、本例の概略を示す。図において、
1はガス絶縁機器のタンク、2はタンク1内に絶縁ガス
と共に収納された導体、9は地絡時に発生するアーク光
である。
【0012】3はセンサ部で、タンク1に取りつけら
れ、その先端をタンク1内に臨ませる。センサ部3の前
面にはハーフミラー10が設けられる。アーク光9が発
生した場合、アーク光9はハーフミラー10を通過し、
センサ部3に入る。センサ部3により集光されたアーク
光9は、光信号として光ファイバ4により、O/E変換
器5へ送られる。
【0013】O/E変換器5は光信号を電気信号に変換
する。変換された電気信号はアンプ6にて増幅し、コン
パレータ7へ出力する。コンパレータ7は、増幅された
信号とノイズレベルとを比較し、タンク1内部での発光
を検出するが、コンパレータ7の動作の詳細については
後述する。
【0014】自己点検を行うための点検パルス発生器8
は、パルス信号の点検信号をコンパレータ7とE/O変
換器11へ出力する。E/O変換器11は、点検信号を
光に変換して点検光とする。その点検光は光ファイバ1
2を通してセンサ部3の前面のハーフミラー10へ導入
される。ハーフミラー10は、点検光をセンサ部3の方
向のみに反射し、点検光はセンサ部3に入る。
【0015】次に、本例の動作を図2および図3を用い
て説明する。図2は、動作説明用の波形を示し、図3は
コンパレータ7の詳細を示すブロック図である。
【0016】図2aは地絡時に発生するアーク光9の波
形を示す。この波形は、導体2に印加される商用周波数
と同じ周波数成分を有している。図2bは、点検パルス
発生器8に発生したパルス信号を、E/O変換器11に
より変換した点検光の波形を示す。図2cは、自己点検
時に内部アークが発生した場合の、アーク光と点検光と
が重畳した波形を示す。
【0017】図1に示したセンサ部3からコンパレータ
7までの内部アーク検出装置に異常がない場合、O/E
変換器5の出力は、次のようになる。自己点検を行って
いない時に内部アークが発生した場合、図2aの波形と
なる。内部アークが発生していない時に自己点検を行っ
た場合、図2bの波形となる。そして、自己点検を行っ
ている時に内部アークが発生した場合、図2cの波形と
なる。
【0018】上記のO/E変換器5の出力は、アンプ6
にて増幅され、適当な閾値を用いてディジタル化され
る。図2dに、図2cの波形をアンプ6にて処理した波
形を示す。
【0019】ここで、コンパレータ7について図3を用
いて説明をする。コンパレータ7には、アンプ6および
点検パルス発生器8よりの信号が入力される。コンパレ
ータ7は、アーク検出論理回路31と装置異常検出論理
回路32とからなる。
【0020】アーク検出論理回路31においては、アン
プ6よりの信号がアンド回路33の一方の入力端子に入
力され、点検パルス発生器8よりの信号がインバータ3
4を通してアンド回路33の他方の入力端子に入力され
る。アンド回路の出力は、アーク光検出回路37へ入力
される。
【0021】装置異常検出論理回路32においては、ア
ンプ6よりの信号がアンド回路36の一方の入力端子に
入力され、点検パルス発生器8よりの信号がアンド回路
36の他方の入力端子に入力される。アンド回路36の
出力と点検パルス発生器8よりの信号がEOR回路35
に入力される。EOR回路35の出力は装置異常検出回
路38へ入力される。
【0022】次に、コンパレータ7の動作について説明
をする。初めに、アーク検出論理回路の動作の説明をす
る。
【0023】(1)自己点検を行っておらず、地絡も発
生していない場合、センサ部3は光を検出せず、アンプ
6よりの信号は常に0であるからゲートは閉じられ、ア
ンド回路33からアーク光検出回路37への出力はな
い。
【0024】(2)自己点検を行っていない時に内部ア
ークが発生した場合、点検パルス発生器8の出力は常に
0で、インバータ34により反転した出力は常に1であ
るから、アンド回路33のゲートは開かれている。アン
プ6はアーク光に応じた信号を出力すから、アンド回路
33はアーク光検出回路37へ出力を出す。これによ
り、アーク光検出回路37はアーク光検出の警報を出
す。
【0025】(3)自己点検を行っていて、内部アーク
は発生していない場合、センサ部3は図2bの点検光を
検出し、点検パルス発生器8よりの信号はアンプ6より
の信号と波形および位相共に同一になる。したがって、
アンド回路33の2つの入力端子には交互に入力がさ
れ、同時に入力されることはないから、アーク光検出回
路37へ出力を出さない。つまり、点検信号によってア
ーク光検出回路37が動作することはない。
【0026】(4)自己点検中に内部アークが発生した
場合、アンド回路33へのアンプ6の出力波形は、図2
dに示すとおりであり、点検パルス発生器8の出力波形
は図2bに示す波形と同一である。そして、アンド回路
33の出力は両入力が1の時出力されるから図2eに示
すようになる。したがって、これがアーク光検出回路3
7に入力されて、アーク光検出の警報を出す。
【0027】以上説明したように、自己点検を行ってい
るといないとに関わらず、アーク光の検出は確実に行わ
れ、また、自己点検によるアーク光検出の誤動作は生じ
ない。
【0028】次に、装置異常検出論理回路32の動作に
ついて説明する。なお、自己点検と内部アークが同じに
発生した場合については、上記(2)で説明済みであ
る。
【0029】(5)センサ部3、光ファイバ4、O/E
変換器4およびアンプ6を含めた内部アーク検出装置全
体に異常が無い場合、アンプ6の出力と点検パルス発生
器8の出力は共に、図2bの波形と同一になるから、ア
ンド回路36の2つの入力端子に同一入力がされ、アン
ド回路36の出力も同一波形となる。したがって、EO
R回路35の2つの入力端子には同一波形が入力される
から、E/O変換器35から装置異常検出論理回路37
へは出力がされず、装置異常の警報はされない。
【0030】(6)以上の(5)とは逆に、内部アーク
検出装置の一部に異常がある場合、アンプ6の出力はな
くなる。これによりアンド回路36のゲートは閉じられ
出力は常に0となるから、EOR回路35の一方の入力
端子の入力も常に0になる。したがって、E/O変換器
35の他方の端子に点検パルス発生器8よりの信号が入
力される毎に、EOR回路35は装置異常検出論理回路
37に出力を出し、装置異常論理回路37は装置異常の
警報を行う。
【0031】以上説明したように、センサ部3、光ファ
イバ4、O/E変換器4およびアンプ6を含めた内部ア
ーク検出装置全体について装置異常を検出することが可
能となる。
【0032】以上本発明を実施例に基づき具体的に説明
したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0033】例えば、アーク光と点検光の両方をセンサ
部に導入する素子としては、ハーフミラーに限ることは
ない。センサ部のアーク光検出の障害にならずに、光フ
ァイバ12からの光をセンサ部に導入できるものであれ
ば、どのような構造のものでも採用可能である。また、
各機能を実現する手段についても、その具体的構成は種
々変更可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、装置自身の異常を検出
する自己点検機能を持たせたガス絶縁機器の内部アーク
検出装置において、自己点検を行っている間に地絡等に
より内部アークが発生した場合でも、確実に内部アーク
の発生を検出し警報等を行える。したがって、内部アー
ク検出装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明するための概略図。
【図2】 本発明の実施例の動作を説明するための波形
を示すグラフ。
【図3】 本発明におけるコンパレータのブロック図。
【図4】 従来例を説明するための概略図。
【符号の説明】
1…タンク、2…導体、3…センサ部、4,12…光フ
ァイバ、5…O/E変換器、6…アンプ、7…コンパレ
ータ、8…点検パルス発生器、9…アーク光、10…ハ
ーフミラー、11…E/O変換器、31…アーク検出論
理回路、32…装置異常検出論理回路、37…アーク光
検出回路、38…装置異常検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁機器の内部アークのアーク光を
    センサ部により検出するガス絶縁機器の内部アーク検出
    装置において、自己点検のための点検パルス信号を光信
    号に変換する手段と、その光信号を前記センサ部に導入
    する手段と、前記センサ部から得た信号と前記点検パル
    ス信号とを比較することにより、内部アーク光の発生お
    よび装置の異常の存在を検出する手段とを備えたことを
    特徴とする内部アーク検出装置。
JP04095208A 1992-04-15 1992-04-15 ガス絶縁機器の内部アーク検出装置 Expired - Fee Related JP3102129B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004059232A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Mitsubishi Electric Corp エレベータの振動低減装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004059232A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Mitsubishi Electric Corp エレベータの振動低減装置

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