JP3101717U - 薄葉体ラミネート用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ラミネート作業中に薄葉体(印刷物など)の歪み、たわみや透明シートのしわが修正可能であり、また、いったんラミネートした薄葉体をその後に取除くことが出来、薄葉体とラミネート用シートが両者共に再使用可能なラミネート用シートを提供する。
【解決手段】合成樹脂製の第1シート11と、第1シートと平面形状が同一の第2シート12からなり、第1シート11の第2シートと対面する面に粘着力が0.3〜5.0N/25mmである粘着剤層15が形成され、粘着剤層15は、周囲線から第1シート面の内側へ10mm以内の周囲面は全面塗布されており、粘着剤層15を剥離紙16で覆った薄葉体ラミネート用シート1。
【選択図】図1

Description

本考案は、紙、織物、押し花などの薄葉体を2層のシートの間にサンドイッチ状に挿み込み、薄葉体を保護、強化するために用いるラミネート用シートに関するものである。
近年のコンピュータ、印刷機器の発達により、商店の値段表・飲食店のメニューなどの卓上用、掲示用印刷物が小部数、手軽に作成できるようになっている。このような印刷物の平面姿勢を保持し、表面を保護するために、印刷物の表面を合成樹脂シートで覆い、ラミネートされたシートやカードを作成することが行われている。
ラミネートされたシート等を作成する方法として、専用の機器(ラミネーター)とフィルムを使用する方法がある。また、表面に粘着層を形成した基板と、裏面に粘着層を形成した透明板を組み合わせたラミネート用シートを使用して、両粘着層を利用してポスターをサンドイッチ状に一体粘着するポスターパネルも知られている(例えば特許文献1参照。)。
実開昭55−84670号公報
粘着層を形成した透明板を含むラミネート用シートは、小部数の印刷物を手軽にラミネートする場合にふさわしい。
しかし、ラミネート作業中に印刷物が歪んだりたわんだり、透明板にしわが生じたりなどの不具合が往往に発生する。また、印刷物と透明板がいったん粘着すると再度引き剥がすことは困難であり、前記不具合を修正することができず、また、いったんラミネートした印刷物上の印字等を修正・訂正することができず、同様に、いったんラミネートした印刷物だけを取り出すことも困難である。さらに、ラミネートに際し、印刷物とラミネート用シートの位置決めが難しく、ラミネート作業に極度の精神集中が要求される。
そこで、本考案はラミネート作業中に印刷物の歪み、たわみや透明シートのしわが修正可能なラミネート用シートを提供することを課題とする。
また、本考案は、いったんラミネートした印刷物をその後に取除くことが出来、印刷物とラミネート用シートが両者共に再使用可能なラミネート用シートを提供することを課題とする。
さらに本考案は、ラミネート作業時の印刷物とラミネート用シートの位置決めが容易なラミネート用シートを提供することを課題とする。
また、本考案は、写真プリントなどを汚損することなく葉書として郵送し、受領者が写真プリントを取り出すことが可能な、郵便葉書用のラミネート用シートを提供することを課題とする。
本考案の他の課題は、以下に述べる本考案に関する記述により明らかになる。
上記の課題を解決するため、請求項1の薄葉体ラミネート用シートは、平面形状が方形ないし多角形であって合成樹脂製の第1シートと、第1シートと平面形状が同一の第2シートからなり、第1シートと第2シートは整合して積層されて二層体を形成し、前記二層体の一辺ないし一辺の近傍で第1シートと第2シートが連結され、第1シートの第2シートと対面する面に粘着力が0.3〜5.0N/25mmである粘着剤層が形成され、前記粘着剤層は、第1シートの非連結部分の外周囲から内側へ10mm以内の外周囲面は全面塗布されており、前記粘着剤層を剥離紙で覆ったことを特徴とする。
請求項2の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、前記剥離紙は、前記連結された一辺に平行に、前記連結部分と非連結部分の境界線から、3〜10mmの位置に切断線が設けられていることを特徴とする。
請求項3の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1ないし2いずれか記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、第1シートの厚さが25〜188μmであり、第2シートが合成樹脂製であってその厚さが50〜1000μmであることを特徴とする。
請求項4の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1ないし3いずれか記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、第1シートの平面面積の70%以上の部分が無色透明であることを特徴とする。
請求項5の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1ないし4いずれか記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、第1シートの輪郭線であって、前記連結部分と重なり合わない位置に前記輪郭線から切り欠き部を設けたことを特徴とする。
請求項6の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1ないし5いずれか記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、第1シートと第2シートは、厚さが50〜188μmの合成樹脂製シートを1の線で折り曲げたものであり、前記折り曲げ線が前記連結部分であることを特徴とする。
請求項7の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1ないし5いずれか記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、第1シートと第2シートが両面テープを挿み込んで連結したことを特徴とする。
請求項8の薄葉体ラミネート用シートは、請求項1ないし7いずれか記載の薄葉体ラミネート用シートにおいて、第1シートは平面形状が長方形で、かつ、定型郵便葉書範囲の大きさであり、第2シートが有する2つの平面の中で第1シートに対面する面以外の面に、インク受容表面を有し、前記インク受容表面に宛名が記入され、郵便葉書として送付する用途に用いられることを特徴とする。
請求項9の一対の薄葉体ラミネート用シートは、合成樹脂製の第1シートと、第1シートと平面形状が同一の第2シートからなり、第1シートの一方の面に粘着力が0.3〜5.0N/25mmである粘着剤層が形成され、前記粘着剤層を剥離紙で覆ったことを特徴とする。
請求項1の考案は弱粘着性の粘着剤を使用したので、ラミネート作業中に、印刷物の歪み、たわみや透明シートのしわが修正可能な薄葉体ラミネート用シートが提供される。また、本考案は、いったんラミネートした印刷物をその後に取り出すことが出来、印刷物と薄葉体ラミネート用シートが両者共に再使用可能となる。
請求項2の考案によれば、さらに、ラミネート作業時の印刷物と薄葉体ラミネート用シートの位置決めが容易な薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項3の考案によれば、さらに、適度な平面形状保持能力を有し、掲示用あるいは卓上用として好ましいラミネートされた印刷物などを得ることが出来る薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項4の考案によれば、さらに、印刷物などの内容を容易に視覚認識可能なラミネートされた印刷物などを得ることが出来る薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項5の考案によれば、さらに、いったん作成したラミネートされた印刷物を取り出すことが容易な、ラミネートされた印刷物などを得ることが出来る薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項6の考案によれば、さらに、材料調達が容易な薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項7の考案によれば、さらに、作成時に第1シートと第2シートの連結が容易となり、また、連結部が外れ難い薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項8の考案によれば、さらに、写真やカードなどが汚損することなく郵便葉書で送付出来、受領者が写真やカードを取り出して保存することが可能な薄葉体ラミネート用シートが提供される。
請求項9の考案は、弱粘着性の粘着剤を使用したので、ラミネート作業中に、印刷物の歪み、たわみや透明シートのしわが修正可能な一対の薄葉体ラミネート用シートが提供される。また、本考案は、いったんラミネートした印刷物をその後に取り除くことが出来、印刷物と薄葉体ラミネート用シートが両者共に再使用可能となる。
本考案において、薄葉体とは、紙特にその印刷物、インク受容体を表面に設けた合成樹脂フィルム、特にその印刷物、写真プリント、織物、押し花、押し葉などを意味する。
合成樹脂とは、ポリエチレンテレフタレート(以下PETという)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどをいい、さらには、ポリ乳酸などの生分解性プラスチックをも含む。
第1シートは、通常、無色透明であるが、着色したり、半透明にしたり、部分的に絵付けをしたりすることも任意である。
第1シートの形状は、通常は長方形であるが、正方形、6角形、8角形などにすることができる。さらには、角部を円形に切り落とした方形も、本考案の方形に含まれる。
第2シートは、合成樹脂、木、紙等で作ることができる。両面印刷物などを挟み込む用途に用いる場合には、無色又は着色で、透明又は半透明の合成樹脂板で作成することが好ましい。紙を用いる場合には、第1シートと対面する面に、合成樹脂などで被覆処理をしてもよい。また、薄葉体ラミネート用シートを郵便葉書郵送用途に作成する場合には、第2シートの第一シートと対面する面以外の面は、紙そのままに放置されていることが好ましい。さらに表面にインク受容加工をした合成樹脂シートを用いることもできる。住所印字と切手貼付けの容易のためである。
第1シートと第2シートは、二層体の一辺が連結される。連結方法は、弱粘着層を連結部分にも形成し、この粘着剤にて粘着することが出来る。この場合に弱粘着層を連続して形成し、連結面と剥離紙で覆われる粘着剤層の間に、紙や合成樹脂製のテープを介在させて実質的な非粘着面を形成してもよい。このように作成した一対の薄葉体ラミネート用シートは請求項9の範囲に含まれる。また、別種の粘着剤層や接着剤層を形成して、または両面粘着テープを介在させて、これにて、粘着(接着)することもできる。さらに、熱や圧力で、自己接着または、これらにより活性化される接着剤にて接着することができる。また、第1シートと第2シートを一枚のシートから形成する場合には、特別な連結方法を採用する必要はなく、折畳み線がそのまま連結部となる。
本考案の粘着剤層は、いわゆる弱粘着性の粘着剤で形成される。第1シートと第2シートが粘着されると、両シートを平行にずらせる力に対して強い抵抗を示し、弱粘着剤であっても両シートを粘着状態に保つことができる。
また、当該両シートは、引き剥がし力には弱いので、両シートを引裂くように剥がすと、容易に剥離することができる。
さらに、印刷紙との相互作用は弱いので、第1シートに粘着した印刷紙も容易に剥がすことができる。
このような弱粘着剤層は、公知の粘着剤、例えばアクリル系、ゴム系、ウレタン系の粘着剤を使用して、塗布する粘着剤の濃度を調製する、塗布する粘着剤液に微粒子を添加するなど公知の手法により作成することができる。
粘着剤層の粘着力は、JIS−Z−0237に準じて測定される。当該数値は、SUS板上での、180度引き剥がし法による測定値の中央値である。
弱粘着剤は、第1シート面上の粘着剤層境界線(前記連結された部分と非連結部分の境界から1〜5mmの距離をおいた線分をいう)と第1シートの輪郭線を連続してなる周囲線から、第1シート面の内側へ10mm以内の周囲面は全面塗布される。二層体の周囲面を略全面粘着して、水や大気が内部に浸透することを避けるためである。前記外周囲面を除く内部面は、弱粘着剤を全面塗布してもよく、あるいは、弱粘着剤を散在させてもよく、さらに特に面積の小さいラミネート用シートの場合であれば、粘着剤を塗布しなくてもよい。散在とは、散点状、格子状、線状、交差線状、ランダムな小面状などに塗布した状態をいう。内部面の粘着剤は、主として、二層体間に保持される印刷物などと第1シートの位置を保持する役割を担うものであり、散在させれば、この役割に十分である。また、請求項9にかかる一対の薄葉体ラミネート用シートの場合にも、第1シートに弱粘着剤を全面塗布してもよく、必要な範囲にのみ塗布してもよい。
また、第2シートには、粘着剤は通常不必要であるが、必要に応じて、第2シート上の必要な範囲に弱粘着剤層を形成しても良い。
第1シートの弱粘着剤層は剥離紙で覆われる。剥離紙は通常の粘着ラベルなどに使用する剥離紙を使用することができる。例えば、上質紙にシリコン化合物やフッ素化合物からなる剥離剤を塗布して作成される。
剥離紙は、第1シートに形成された粘着剤層部分を覆う大きさ形状であればよい。例えば、前記周囲面のみに弱粘着剤層を形成した場合には、剥離紙の平面形状は、中心部を取除いた一定幅の方形とすることも可能である。通常は、前記第1シートの連結部分を除く部分(開閉自在部分)全面を覆う平面形状とされる。
剥離紙は、粘着剤層境界線から3〜10mmの位置に切断線を設けることが好ましい。切断線は、通常、連結部分が形成される一辺に平行な直線であるが、波線状など任意の線状で設けることもできる。また、通常連続した切断線であるが、極短い非切断部分(アンカー部分)を介在させてもよい。切断線を設けると、剥離紙の一部分をテープ状に剥がすことができ、これにより露出する弱粘着剤層に印刷物などの一部を貼り付けて、印刷物と第1シートの位置決めをさらに容易とすることが出来る。
第1シートは、厚さを25〜188μmとすることが好ましい。この範囲であれば、適当な柔軟性を有するので、第1シートを連結部分近傍から連結部分よりも遠い部分に向かって徐々に第2シートに貼り付けていくのに好都合である。
第2シートは、50〜1000μmとすることが好ましい。この範囲であれば、印刷物などが平面形状を保持するに必要な強度を有し、ラミネートされた印刷物などの取扱いが容易になるからである。
第1シートは、その平面面積の70%以上の部分が、無色透明であることが好ましい。挟み込む印刷物の印字などが見やすくなるからである。
第1シートの輪郭線であって、前記連結部分と重なり合わない位置に前記輪郭線から切り欠き部を設けることが好ましい。切欠き部を指係りとして、いったん粘着された第1シートと第2シートを容易に引き剥がすことができるからである。このため、ラミネートの失敗にも容易に対処出来、また、印刷物などを取り出す作業も容易となる。
第1シートと第2シートは連続した合成樹脂シートを折り曲げて作成することもできる。この場合には、特別の連結加工を行う必要がない。
本考案において定型葉書の大きさとは、現在、通常葉書として許容される大きさである、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmの長方形をいう。しかし、また、今後、郵便関連法規または郵便事業を行う事業体の規則が変更される場合には、変更後の通常葉書として許容される大きさをも意図したものである。
以下に実施例により、本考案にかかるラミネート用シートをさらに説明する。この考案の実施例に記載されている部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は第1の実施例にかかる薄葉体ラミネート用シートの断面説明図であり、図2は第1シートの平面説明図である。図2は薄葉体ラミネート用シートを第1シートと第2シートに分離し、第2シート側から見た第1シートを図示している。
薄葉体ラミネート用シート1は、第1シート11と第2シート12からなり、2つのシートが整合して積層された二層体13を形成している。
第1シート11はPET製、厚さ50μmの無色透明板であり、その平面形状は縦307mm、横220mmの長方形である。第2シート12はPET製、厚さ188μmの無色透明板であり、その平面形状は縦307mm、横220mmの長方形である。
薄葉体ラミネート用シート1は両面印刷したA4印刷紙を挟み込む用途に好適なものである。
第1シート11の片側の面全面にはアクリレート系の粘着剤が塗布され弱粘着剤層15が形成されている。JIS−Z−0237に準じて測定した弱粘着剤層15の粘着力(SUS)の中央値は2.0N/25mm(180度引き剥がし法)、ボールタックの中央値はNo.9(J.Dow法)である。
図2も併せて参照して、第1シート11と第2シート12は、第1シート11の1の輪郭線24に平行な幅5mmの連結部分14(図2において連結部分14は、輪郭線24、第1シート11の輪郭線21の一部分、連結部分と非連結部分の境界線18、および第1シート11の輪郭線23の一部分に囲まれる縦長の細長い四角形部分である)で、弱粘着剤層15により連結されている。
境界線18と境界線20の間隔は3mmであり、この部分は弱粘着剤層15が形成されていない。この間隔を設けることにより、剥離紙(16a、16b)特にテープ状に分割された剥離紙の一部分16bの剥離が円滑に行える。
16は粘着剤層15を覆う剥離紙であり、弱粘着剤層15を覆っている。
剥離紙16は、弱粘着剤層の境界線20から7mmの距離をおいて、境界線20と平行な切断線17により、剥離紙16aと剥離紙16bに2分割されている。剥離紙(16a、16b)の剥離面は、上質紙にシリコン樹脂溶液を塗布して形成されている。
図2を参照して、19は第1シート11の輪郭線22から第1シートの内側に向けて切り抜かれた切欠き部分である。
続いて、図3を参照して薄葉体ラミネート用シート1の使用方法を説明する。
(a)に示すように、第2シート12を下にして、薄葉体ラミネート用シート1を机などの作業台の上に置く。
次に、(b)に示すように、印刷物2を第2シート12と第1シート11の間にはさんで、薄葉体ラミネート用シート1と印刷物2の位置を合わせる。印刷物2が片面印刷物である場合には、印刷面が第2シートに対面するように配置することが好ましい。
続いて、(c)に示すように、剥離紙の一部分16bを取除き、露出する弱粘着剤層15の一部分で第1シート11と印刷物12を粘着する。
さらに、(d)に示すように、剥離紙16aを剥がしつつ、定規等で第1シート11を押さえながら、印刷物2および第2シート12と第1シートを貼り合わせる。
図4は第2の実施例にかかる薄葉体ラミネート用シート3の断面説明図であり、図5は第1シートの平面説明図である。図5は薄葉体ラミネート用シートを第1シートと第2シートに分離し、第2シート側から見た第1シートを図示している。また、第1の実施例である薄葉体ラミネート用シート1と同一の部材、同一部分には同一の符号を付している。
薄葉体ラミネート用シート3は、第1シート11と第2シート12が、両面粘着テープ(31a、31b)により連結されている。両面粘着テープの基材31aは合成樹脂製であり、無色透明である。31bは基材31aの両面に形成された粘着剤層であり、強粘着性の粘着剤層からなる。ここで強粘着性とは粘着力が6.9〜20.0N/25mmを意味する。
図5を参照して、弱粘着剤層15の塗布状態を説明する。境界線20、輪郭線21、輪郭線22、輪郭線23に囲まれた弱粘着剤層15において、ハッチングを付して図示した周囲面35aには、弱粘着剤層が全面に塗布されている。線40は、境界線20から距離10mmで、境界線20に平行な線分である。線41は、輪郭線21から距離10mmで、輪郭線21に平行な線分である。また、線42は輪郭線22と、線43は輪郭線23と、それぞれ前記と同様な関係にある。
また、線分40、41、42、43にかこまれた部分35bには、弱粘着剤層は、格子間隔4mmの格子点を中心とした、直径3mmの円状面が多数配置されて、散在的に形成されている。
上記に説明した以外の薄葉体ラミネート用シート3の構成は、薄葉体ラミネート用シート1と同様であり、その使用方法も同様である。
第1の実施例にかかる薄葉体ラミネート用シート1の断面説明図である。 薄葉体ラミネート用シート1の構成部分である第1シートの平面説明図である。 薄葉体ラミネート用シートの使用法の説明図である。 第2の実施例にかかる薄葉体ラミネート用シート3の断面説明図である。 薄葉体ラミネート用シート3の構成部分である第1シートの平面説明図である。
符号の説明
1 第1実施例にかかる薄葉体ラミネート用シート
2 薄葉体である印刷物
3 第2実施例にかかる薄葉体ラミネート用シート
11 第1シート
12 第2シート
13 二層体
14 連結部分
15 弱粘着剤層
16 剥離紙
17 剥離紙の切断線
18 連結部分と非連結部分の境界線
19 切り欠き部
20 弱粘着剤層の境界線
31a 両面テープの基材
31b 両面テープの粘着剤層

Claims (9)

  1. 平面形状が方形ないし多角形であって合成樹脂製の第1シートと、第1シートと平面形状が同一の第2シートからなり、第1シートと第2シートは整合して積層されて二層体を形成し、
    前記二層体の一辺ないし一辺の近傍で第1シートと第2シートが連結され、
    第1シートの第2シートと対面する面に粘着力が0.3〜5.0N/25mmである粘着剤層が形成され、
    前記粘着剤層は、第1シート面の前記連結された部分と非連結部分の境界から1〜5mmの距離をおいた線分である粘着剤層境界線と、第1シートの輪郭線を連続してなる周囲線から第1シート面の内側へ10mm以内の周囲面は全面塗布されており、
    前記粘着剤層を剥離紙で覆ったことを特徴とする薄葉体ラミネート用シート。
  2. 前記剥離紙は、前記粘着剤層境界線から、3〜10mmの位置に切断線が設けられていることを特徴とする請求項1記載の薄葉体ラミネート用シート。
  3. 第1シートの厚さが25〜188μmであり、第2シートが合成樹脂製であってその厚さが50〜1000μmであることを特徴とする請求項1ないし2いずれか記載の薄葉体ラミネート用シート。
  4. 第1シートの平面面積の70%以上の部分が無色透明であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の薄葉体ラミネート用シート。
  5. 第1シートの輪郭線であって、前記連結部分と重なり合わない位置に前記輪郭線から切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の薄葉体ラミネート用シート。
  6. 第1シートと第2シートは、厚さが50〜188μmの合成樹脂製シートを1の線で折り曲げたものであり、前記折り曲げ線が前記連結部分であることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の薄葉体ラミネート用シート。
  7. 第1シートと第2シートが両面テープを挿み込んで連結したことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の薄葉体ラミネート用シート。
  8. 第1シートは平面形状が長方形で、かつ、定型郵便葉書範囲の大きさであり、第2シートが有する2つの平面の中で第1シートに対面する面以外の面に、インク受容表面を有し、前記インク受容表面に宛名が記入され、郵便葉書として送付する用途に用いられることを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の薄葉体ラミネート用シート。
  9. 合成樹脂製の第1シートと、第1シートと平面形状が同一の第2シートからなり、第1シートの一方の面に粘着力が0.3〜5.0N/25mmである粘着剤層が形成され、前記粘着剤層を剥離紙で覆ったことを特徴とする一対の薄葉体ラミネート用シート。
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