JP3101233U

JP3101233U - 通気性衣類

Info

Publication number: JP3101233U
Application number: JP2003272038U
Authority: JP
Inventors: 勝年徳永
Original assignee: 勝年徳永
Priority date: 2003-10-27
Filing date: 2003-10-27
Publication date: 2004-06-10
Anticipated expiration: 2009-10-27

Abstract

【課題】暑さを凌ぐために通気性の向上を図ったズボン等の衣類を提供する。
【解決手段】適宜箇所に所望形状の窓穴３を形成した衣類本体１と、窓穴３を衣類本体１の外面側から塞ぐ布製の蓋体２とで構成し、蓋体２の一方端部を窓穴３の一方側近傍に固定部材４によって固定し、蓋体２の他方端部に面ファスナー、チャック、ボタン等の掛止具５の片方掛止部５ａを設け、蓋体２を閉じて窓穴３を塞いだ姿勢および開けた姿勢のそれぞれにおいて、衣類本体１の片方掛止部５ａに対応する箇所に、当該片方掛止部５ａに係止する第一他方掛止部５ｂおよび第二他方掛止部５ｃを設ける。
【選択図】図１

Description

本考案は、通気性の向上を図ったズボン等の衣類に関するものである。

一般に、大人は夏期などの暑い時期でも長ズボンを着用する。特に、会社勤めをする者は、真夏の酷暑時でも長ズボンの着用が慣習上義務付けられている。

この長ズボンに代えて、半ズボンなどの丈の短いズボンを着用することができれば少しでも暑さを凌ぐことができるが、慣習上、そうすることは難しい。

本考案はこうした点に鑑み創案されたもので、暑さを凌ぐために通気性の向上を図ったズボン等の衣類を提供することを課題とする。

図１乃至図３を参照して説明する。本考案に係る通気性衣類は、適宜箇所に所望形状の窓穴３を形成した衣類本体１と、前記窓穴３を衣類本体１の外面側から塞ぐ布製の蓋体２とで構成し、前記蓋体２の一方端部を前記窓穴３の一方側近傍に固定部材４によって固定し、前記蓋体２の他方端部に面ファスナー、チャック、ボタン等の掛止具５の片方掛止部５ａを設け、前記蓋体２を閉じて前記窓穴３を塞いだ姿勢および開けた姿勢のそれぞれにおいて、前記衣類本体１の前記片方掛止部５ａに対応する箇所に、当該片方掛止部５ａに係止する第一他方掛止部５ｂおよび第二他方掛止部５ｃを設けてなるものである。

本考案に係る通気性衣類は、窓穴３を形成した衣類本体１と、それを外面側から塞ぐ布製の蓋体２とで構成し、蓋体２の一方端部を窓穴３の一方側近傍に固定部材４で固定し、蓋体２の他方端部に掛止具５の片方掛止部５ａを設け、さらに、蓋体２を閉じて窓穴３を塞いだ姿勢および開けた姿勢のそれぞれにおいて、衣類本体１の片方掛止部５ａに対応する箇所に、当該片方掛止部５ａに係止する第一他方掛止部５ｂおよび第二他方掛止部５ｃを設けているので、必要に応じて蓋体２を開けて通気性を高めることができる。

すなわち、通常時においては、蓋体２の片方掛止部５ａを衣類本体１の第一他方掛止部５ｂに掛止させて窓穴３を塞ぐ。そして、夏期などにおいて衣類本体１の通気性を高めたい場合は、蓋体２を固定部材４を中心として裏返すように開け、その片方掛止部５ａを衣類本体１の第二他方掛止部５ｃに掛止する。これにより、窓穴３は開放され、通気性が向上する。

また、この考案に係る通気性衣類は、チャイナドレスのように窓穴３を通して肌が見えるようにすることも出来るため、新感覚のデザインであり、ファッション性に優れている。

本考案に係る通気性衣類の実施形態を、図１乃至図３に示す。この通気性衣類は長ズボンであり、前側と後側の膝上部分にそれぞれ異なる形状の窓穴３を形成した衣類本体１と、この窓穴３を外面側から塞ぐ布製の蓋体２とで構成されている。そして、蓋体２の一方端部を、窓穴３の一方側近傍に糸（固定部材４）によって縫い付けて固定し、当該蓋体２の他方端部に掛止具５の片方掛止部５ａを設けている。

掛止具５とは、面ファスナー、チャック、ボタンなどであり、片方掛止部５ａとは、ループとフックで構成される面ファスナーであれば、その内の一方であり、ボタン本体とそれが挿通する孔部で構成されるボタンであれば、その内の一方である。

さらに、この通気性衣類は、蓋体２を閉じて窓穴３を塞いだ姿勢および開けた姿勢のそれぞれにおいて、衣類本体１の片方掛止部５ａに対応する箇所に、当該片方掛止部５ａに係止する第一他方掛止部５ｂおよび第二他方掛止部５ｃを設けている。本実施形態では、蓋体２を閉じた際に対応する箇所に第一他方掛止部５ｂを設け、開けた際に対応する箇所に第二他方掛止部５ｃを設けている。

なお、蓋体２は、衣類本体１と同一の生地を使用して統一感を図っても良いし、異なる色や材質の生地を使用して装飾感を現出させても良い。固定部材４と掛止具５の設置数は限定されない。

また、掛止具５としてボタンを使用し、片方掛止部５ａとして孔部を形成する場合には、当該片方掛止部５ａは第一他方掛止部（ボタン本体）５ｂおよび第二他方掛止部（ボタン本体）５ｃと掛止させることができるが、例えば、掛止具５として面ファスナーを使用する場合には、蓋体２の表裏両面のそれぞれに片方掛止部（ループまたはフック）５ａを設ける必要がある。

本実施形態における通気性衣類において、気温が高くない場合には、蓋体２の片方掛止部５ａを衣類本体１の第一他方掛止部５ｂに掛止させて窓穴３を塞いでおく（図３（ａ）参照）。そして、気温が高い場合などにおいては、片方掛止部５ａと第一他方掛止部５ｂの掛止を解除して蓋体２を開け、そのまま裏返すようにして片方掛止部５ａを第二他方掛止部５ｃに掛止する（図３（ｂ））。これにより、蓋体２は開けた姿勢に維持されて、窓穴３は開放され、衣類の通気性が向上する。

本考案は、ズボンのみでなく、上着やその他の衣類にも同様に適用することができる。

本考案に係る通気性衣類の実施形態を示す正面図である。図１に示す通気性衣類の背面図である。図１に示す通気性衣類において、蓋体の開閉姿勢を示すもので、（ａ）は蓋体を閉じた姿勢、（ｂ）は開けた姿勢を示す背面図である。

符号の説明

１衣類本体
２蓋体
３窓穴
４固定部材
５掛止具
５ａ片方掛止部
５ｂ第一他方掛止部
５ｃ第二他方掛止部

Claims

適宜箇所に所望形状の窓穴（３）を形成した衣類本体（１）と、前記窓穴を衣類本体の外面側から塞ぐ布製の蓋体（２）とで構成し、前記蓋体の一方端部を前記窓穴の一方側近傍に固定部材（４）によって固定し，前記蓋体の他方端部に面ファスナー，チャック，ボタン等の掛止具（５）の片方掛止部（５ａ）を設け、前記蓋体を閉じて前記窓穴を塞いだ姿勢および開けた姿勢のそれぞれにおいて，前記衣類本体の前記片方掛止部に対応する箇所に，該片方掛止部に係止する第一他方掛止部（５ｂ）および第二他方掛止部（５ｃ）を設けてなる通気性衣類。