JP3101191B2 - 光電式煙感知器における煙センサ回路 - Google Patents
光電式煙感知器における煙センサ回路Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災システムに利
用されるもので、煙による散乱光を検出することによ
り、その煙を感知する光電式煙感知器における煙センサ
回路に関する。
用されるもので、煙による散乱光を検出することによ
り、その煙を感知する光電式煙感知器における煙センサ
回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７はこの種従来の光電式煙感知器にお
ける煙センサ回路の電気回路図を示している。図７につ
いて説明する。発光素子ａ，受光素子ｂ及び抵抗素子Ｒ
１は温度係数を有しているが、光変換回路Ａの出力電圧
ＶＯを温度に関係なく一定とする必要がある。そのため
に、受光素子ｂ及び抵抗素子Ｒ１の温度特性により決定
される光変換回路Ａの受光量に対する温度係数を打ち消
すように、発光回路Ｈにおいては、発光素子ａの温度係
数を考慮して発光素子ａのドライブ電流Ｉの温度特性に
より調節している。なお、図７中のＧは発光駆動回路、
Ｃは基準電圧回路である。
ける煙センサ回路の電気回路図を示している。図７につ
いて説明する。発光素子ａ，受光素子ｂ及び抵抗素子Ｒ
１は温度係数を有しているが、光変換回路Ａの出力電圧
ＶＯを温度に関係なく一定とする必要がある。そのため
に、受光素子ｂ及び抵抗素子Ｒ１の温度特性により決定
される光変換回路Ａの受光量に対する温度係数を打ち消
すように、発光回路Ｈにおいては、発光素子ａの温度係
数を考慮して発光素子ａのドライブ電流Ｉの温度特性に
より調節している。なお、図７中のＧは発光駆動回路、
Ｃは基準電圧回路である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した従来
の光電式煙感知器における煙センサ回路において、光変
換回路Ａの出力電圧ＶＯを温度に関係なく一定とする温
度補正手段では、発光素子ａ，受光素子ｂ及び抵抗素子
Ｒ１の温度係数によりドライブ電流Ｉの温度特性を決定
するために、非常に大きな温度勾配を持つ発光回路Ｈが
必要となり、そのため発光回路Ｈの回路構成が非常に困
難となる問題がある。
の光電式煙感知器における煙センサ回路において、光変
換回路Ａの出力電圧ＶＯを温度に関係なく一定とする温
度補正手段では、発光素子ａ，受光素子ｂ及び抵抗素子
Ｒ１の温度係数によりドライブ電流Ｉの温度特性を決定
するために、非常に大きな温度勾配を持つ発光回路Ｈが
必要となり、そのため発光回路Ｈの回路構成が非常に困
難となる問題がある。
【０００４】またドライブ電流Ｉの量（電流の大きさ）
の増加により、発光素子ａ及びドライブ素子に電流容量
の大きい素子を使用する必要があり、大電流素子化に起
因してコストアップとか、発光素子ａにより消費電流が
増加するという問題もある。さらにまた従来の煙センサ
回路では、サンプルホールド（Ｓ／Ｈ）回路Ｓ及びアナ
ログ出力回路Ｊではその温度特性は考慮されていないた
め、光変換回路Ａの出力電圧ＶＯを、サンプルホールド
回路Ｓ及びアナログ出力回路Ｊを介して出力するとき、
アナログ出力Ｖshout が温度の影響を受けて変動すると
いう問題もある。
の増加により、発光素子ａ及びドライブ素子に電流容量
の大きい素子を使用する必要があり、大電流素子化に起
因してコストアップとか、発光素子ａにより消費電流が
増加するという問題もある。さらにまた従来の煙センサ
回路では、サンプルホールド（Ｓ／Ｈ）回路Ｓ及びアナ
ログ出力回路Ｊではその温度特性は考慮されていないた
め、光変換回路Ａの出力電圧ＶＯを、サンプルホールド
回路Ｓ及びアナログ出力回路Ｊを介して出力するとき、
アナログ出力Ｖshout が温度の影響を受けて変動すると
いう問題もある。
【０００５】本発明に係る光電式煙感知器における煙セ
ンサ回路はこのような問題点に鑑み、その目的とすると
ころは、アナログ出力回路を介して光変換回路の出力電
圧を出力するとき、そのアナログ出力が温度の影響を受
けることにより変動することを防止することにある。
ンサ回路はこのような問題点に鑑み、その目的とすると
ころは、アナログ出力回路を介して光変換回路の出力電
圧を出力するとき、そのアナログ出力が温度の影響を受
けることにより変動することを防止することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、請求項１の発明に係る煙感知器における
煙センサ回路は、煙感知器の本体内で光を照射する発光
回路と、煙による発光回路から照射された光の散乱光を
受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変換
回路の出力電圧をサンプルホールドするサンプルホール
ド回路と、サンプルホールド回路の出力を煙濃度に応じ
たアナログ信号として出力するアナログ出力回路と、発
光回路と光電変換回路及びアナログ出力回路に動作信号
を供給してアナログ出力を受信するシステムとから構成
された光電式煙感知器において、発光回路を動作させな
いで光電変換回路及びアナログ出力を動作させたときの
アナログ信号と、発光回路と光電変換回路及びアナログ
出力を動作させたときのアナログ信号とを検出し、前記
した両者のアナログ信号を演算してアナログ出力を得る
ことを特徴としている。
成するために、請求項１の発明に係る煙感知器における
煙センサ回路は、煙感知器の本体内で光を照射する発光
回路と、煙による発光回路から照射された光の散乱光を
受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変換
回路の出力電圧をサンプルホールドするサンプルホール
ド回路と、サンプルホールド回路の出力を煙濃度に応じ
たアナログ信号として出力するアナログ出力回路と、発
光回路と光電変換回路及びアナログ出力回路に動作信号
を供給してアナログ出力を受信するシステムとから構成
された光電式煙感知器において、発光回路を動作させな
いで光電変換回路及びアナログ出力を動作させたときの
アナログ信号と、発光回路と光電変換回路及びアナログ
出力を動作させたときのアナログ信号とを検出し、前記
した両者のアナログ信号を演算してアナログ出力を得る
ことを特徴としている。
【０００７】請求項１の発明はこのように構成すること
により、発光素子に発光駆動回路で駆動電流を供給して
いないときのアナログ出力回路のアナログ出力電圧と、
発光素子に発光駆動回路で駆動電流を供給しているとき
のアナログ出力回路のアナログ出力電圧とを受信システ
ムで保持し、両者のアナログ信号の差を煙濃度電圧とし
て表すものである。
により、発光素子に発光駆動回路で駆動電流を供給して
いないときのアナログ出力回路のアナログ出力電圧と、
発光素子に発光駆動回路で駆動電流を供給しているとき
のアナログ出力回路のアナログ出力電圧とを受信システ
ムで保持し、両者のアナログ信号の差を煙濃度電圧とし
て表すものである。
【０００８】また請求項２の発明に係る煙感知器におけ
る煙センサ回路は、煙感知器の本体内で光を照射する発
光回路と、煙による発光回路から照射された光の散乱光
を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変
換回路の出力電圧をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路と、サンプルホールド回路の出力を煙濃度に応
じたアナログ信号として出力するアナログ出力回路とか
ら構成された光電式煙感知器において、発光回路と受光
素子の温度係数に合わせて光電変換回路の温度係数を任
意に調整する手段を設けたことを特徴としている。
る煙センサ回路は、煙感知器の本体内で光を照射する発
光回路と、煙による発光回路から照射された光の散乱光
を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変
換回路の出力電圧をサンプルホールドするサンプルホー
ルド回路と、サンプルホールド回路の出力を煙濃度に応
じたアナログ信号として出力するアナログ出力回路とか
ら構成された光電式煙感知器において、発光回路と受光
素子の温度係数に合わせて光電変換回路の温度係数を任
意に調整する手段を設けたことを特徴としている。
【０００９】請求項２の発明はこのように構成すること
により、光電変換回路の基準電圧回路の出力電圧の温度
変動分を、発光素子、受光素子，帰還抵抗及び発光回路
の特性により、光電流による信号電圧の温度変動分に合
わせて任意の値に設定することでサンプルホールド出力
の温度変動を零とするものである。
により、光電変換回路の基準電圧回路の出力電圧の温度
変動分を、発光素子、受光素子，帰還抵抗及び発光回路
の特性により、光電流による信号電圧の温度変動分に合
わせて任意の値に設定することでサンプルホールド出力
の温度変動を零とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。図１は本発明に係る光電式煙感
知器における煙センサ回路の全体構成を示すブロック図
である。図１について説明する。信号処理システムＸの
ＬＥＤ点灯信号ｘにより発光素子ａを間歇的に駆動し、
信号処理システムＸの煙感知動作信号ｘ′により受光素
子ｂの電流信号を電圧信号に変換し、所定のアナログ出
力（電圧）ｙを出力する煙感知システムＹと、その煙感
知システムＹのアナログ出力ｙを受信して演算を行う受
信システム（信号処理システムＸ）とから構成されてい
る。
実施の形態を説明する。図１は本発明に係る光電式煙感
知器における煙センサ回路の全体構成を示すブロック図
である。図１について説明する。信号処理システムＸの
ＬＥＤ点灯信号ｘにより発光素子ａを間歇的に駆動し、
信号処理システムＸの煙感知動作信号ｘ′により受光素
子ｂの電流信号を電圧信号に変換し、所定のアナログ出
力（電圧）ｙを出力する煙感知システムＹと、その煙感
知システムＹのアナログ出力ｙを受信して演算を行う受
信システム（信号処理システムＸ）とから構成されてい
る。
【００１１】図１に示すブロック図の動作について図２
を参照しながら説明する。煙感知システムＹは、煙感知
動作信号ｘ′とＬＥＤ点灯信号ｘがハイレベル（Ｈｉｇ
ｈ）のとき動作する。今、煙感知動作信号ｘ′とＬＥＤ
点灯信号ｘとが、ともにハイレベル（Ｈｉｇｈ）のとき
（図２中の符号ｍの区間）、煙感知システムＹは、ＬＥ
Ｄ点灯信号ｘの点灯タイミングにより発光素子ａを間歇
的に駆動して、発光素子ａから照射された光による煙等
による散乱光を受光する受光素子ｂの電流信号を、電流
電圧変換回路Ｆ（図３参照）で電圧信号に変換すること
で所定のアナログ出力ｙを出力する。そして、アナログ
出力ｙによる信号を信号処理システムＸで受信して保存
する。
を参照しながら説明する。煙感知システムＹは、煙感知
動作信号ｘ′とＬＥＤ点灯信号ｘがハイレベル（Ｈｉｇ
ｈ）のとき動作する。今、煙感知動作信号ｘ′とＬＥＤ
点灯信号ｘとが、ともにハイレベル（Ｈｉｇｈ）のとき
（図２中の符号ｍの区間）、煙感知システムＹは、ＬＥ
Ｄ点灯信号ｘの点灯タイミングにより発光素子ａを間歇
的に駆動して、発光素子ａから照射された光による煙等
による散乱光を受光する受光素子ｂの電流信号を、電流
電圧変換回路Ｆ（図３参照）で電圧信号に変換すること
で所定のアナログ出力ｙを出力する。そして、アナログ
出力ｙによる信号を信号処理システムＸで受信して保存
する。
【００１２】次に煙感知動作信号ｘ′がハイレベル（Ｈ
ｉｇｈ）で、ＬＥＤ点灯信号ｘがローレベル（Ｌｏｗ）
のとき（図２中の符号ｎの区間），煙感知システムＹ
は、発光素子ａを駆動しないで上記した動作と同じ一連
の動作を行う。この動作の終了後、信号処理システムＸ
には発光素子ａが発光したときのアナログ出力電圧値Ｖ
Ａ、発光素子ａが発光しなかったときのアナログ出力電
圧値ＶＢが保存される。
ｉｇｈ）で、ＬＥＤ点灯信号ｘがローレベル（Ｌｏｗ）
のとき（図２中の符号ｎの区間），煙感知システムＹ
は、発光素子ａを駆動しないで上記した動作と同じ一連
の動作を行う。この動作の終了後、信号処理システムＸ
には発光素子ａが発光したときのアナログ出力電圧値Ｖ
Ａ、発光素子ａが発光しなかったときのアナログ出力電
圧値ＶＢが保存される。
【００１３】この動作中は一定濃度の煙が感知器本体内
に存在しており、そのときの周囲温度をＴａとすると、
アナログ出力電圧値ＶＡは、ＶＡ＝常温での散乱光があ
るときのアナログ出力電圧値＋ｘ×( Ｔａ−常温）とな
り、一方アナログ出力電圧値ＶＢは、ＶＢ＝常温での散
乱光が零のときのアナログ出力電圧値＋ｘ×( Ｔａ−常
温）となる（ｘはアナログ出力電圧の温度係数）。
に存在しており、そのときの周囲温度をＴａとすると、
アナログ出力電圧値ＶＡは、ＶＡ＝常温での散乱光があ
るときのアナログ出力電圧値＋ｘ×( Ｔａ−常温）とな
り、一方アナログ出力電圧値ＶＢは、ＶＢ＝常温での散
乱光が零のときのアナログ出力電圧値＋ｘ×( Ｔａ−常
温）となる（ｘはアナログ出力電圧の温度係数）。
【００１４】ここで（ＶＡ−ＶＢ）の演算を行い、これ
をアナログ出力電圧とすることで、アナログ出力電圧を
温度Ｔａの変動に関係なく一定とすることができる。図
３は本発明に係る光電式煙感知器における煙センサ回路
の具体的な一例を示す電気回路図である。図３について
説明する。発光素子ａから照射された光による煙等の散
乱光を受光する光電変換回路Ａと、光電変換回路Ａの出
力をサンプルホールドするサンプルホールド回路Ｂを具
えている。光電変換回路Ａは、発光素子ａから照射され
た光による煙等の散乱光を受光する受光素子ｂと、オペ
アンプＡ１と基準電圧回路Ｃと電流電圧変換用の帰還抵
抗Ｒ１より構成されている。受光素子ｂは散乱光を受け
て光電流を発生する。
をアナログ出力電圧とすることで、アナログ出力電圧を
温度Ｔａの変動に関係なく一定とすることができる。図
３は本発明に係る光電式煙感知器における煙センサ回路
の具体的な一例を示す電気回路図である。図３について
説明する。発光素子ａから照射された光による煙等の散
乱光を受光する光電変換回路Ａと、光電変換回路Ａの出
力をサンプルホールドするサンプルホールド回路Ｂを具
えている。光電変換回路Ａは、発光素子ａから照射され
た光による煙等の散乱光を受光する受光素子ｂと、オペ
アンプＡ１と基準電圧回路Ｃと電流電圧変換用の帰還抵
抗Ｒ１より構成されている。受光素子ｂは散乱光を受け
て光電流を発生する。
【００１５】この光電流はオペアンプＡ１と帰還抵抗Ｒ
１により、基準電圧回路Ｃの出力電圧Ｖvef を基準とし
て電流−電圧変換される。オペアンプＡ２の出力電圧
は、アナログスイッチＳ１、コンデンサＣ１により変換
されるサンプルホールド回路Ｂでサンプルホールドされ
る。これにより、サンプルホールド回路Ｂの出力電圧Ｖ
shout は受光素子ｂに流れる電流をＩ１とすると、Ｖ
shout ＝Ｖvef −（Ｉ１×Ｒ１）となる。
１により、基準電圧回路Ｃの出力電圧Ｖvef を基準とし
て電流−電圧変換される。オペアンプＡ２の出力電圧
は、アナログスイッチＳ１、コンデンサＣ１により変換
されるサンプルホールド回路Ｂでサンプルホールドされ
る。これにより、サンプルホールド回路Ｂの出力電圧Ｖ
shout は受光素子ｂに流れる電流をＩ１とすると、Ｖ
shout ＝Ｖvef −（Ｉ１×Ｒ１）となる。
【００１６】図５は基準電圧回路Ｃの一例を示している
が、定電圧を発生させる抵抗Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３、ダイオ
ードＤ１，Ｄ２及びオペアンプＡ１で構成されたバンド
ギャツプリファレンス回路Ｄと、バンドギャツプリファ
レンス回路Ｄの出力電圧ＶＡをＶＡ×（Ｒ５／Ｒ４）に
変換するためのオペアンプＡ２と抵抗Ｒ４，Ｒ５とで電
圧シフト回路Ｅが構成されている。またバンドギャツプ
リファレンス回路Ｄは抵抗Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３の比により
その温度特性と抵抗Ｒ４，Ｒ５によりその電圧値を任意
の値に設定できる。
が、定電圧を発生させる抵抗Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３、ダイオ
ードＤ１，Ｄ２及びオペアンプＡ１で構成されたバンド
ギャツプリファレンス回路Ｄと、バンドギャツプリファ
レンス回路Ｄの出力電圧ＶＡをＶＡ×（Ｒ５／Ｒ４）に
変換するためのオペアンプＡ２と抵抗Ｒ４，Ｒ５とで電
圧シフト回路Ｅが構成されている。またバンドギャツプ
リファレンス回路Ｄは抵抗Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３の比により
その温度特性と抵抗Ｒ４，Ｒ５によりその電圧値を任意
の値に設定できる。
【００１７】図６は本発明の動作特性図である。図６に
ついて説明する。発光素子ａ，受光素子ｂ，帰還抵抗Ｒ
１及び発光回路の特性により、光電流による信号電圧Ｖ
ｓ（Ｖｓ＝Ｉ１×Ｒ１）が傾きを持ち、勾配Ｄ１で変化
するとき基準電圧回路Ｃの出力電圧の温度による電圧勾
配を−Ｄ１に設定すると、Ｖshout は温度の変動に関係
なく一定となる。このように基準電圧回路Ｃの抵抗Ｒ
１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５の値を適当に選択すること
で、図３及び図４に示す電気回路はサンプルホールド回
路Ｂの出力の温度特性を総合的に温度変動分を零とする
ことができる。
ついて説明する。発光素子ａ，受光素子ｂ，帰還抵抗Ｒ
１及び発光回路の特性により、光電流による信号電圧Ｖ
ｓ（Ｖｓ＝Ｉ１×Ｒ１）が傾きを持ち、勾配Ｄ１で変化
するとき基準電圧回路Ｃの出力電圧の温度による電圧勾
配を−Ｄ１に設定すると、Ｖshout は温度の変動に関係
なく一定となる。このように基準電圧回路Ｃの抵抗Ｒ
１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５の値を適当に選択すること
で、図３及び図４に示す電気回路はサンプルホールド回
路Ｂの出力の温度特性を総合的に温度変動分を零とする
ことができる。
【００１８】図４は本発明に係る光電式煙感知器におけ
る煙センサ回路の具体的な他の一例を示す電気回路図で
ある。この電気回路の全体構成を示すブロック図は図１
の場合と同様である。図４について説明する。発光素子
ａから照射された光による煙等の散乱光を受光する光電
変換回路Ａと、光電変換回路Ａの出力をサンプルホール
ドするサンプルホールド回路Ｂを具えている。光電変換
回路Ａは、発光素子ａから照射された光による煙等の散
乱光を受光する受光素子ｂと、オペアンプＡ１と基準電
圧回路Ｃと電流電圧変換用の帰還抵抗Ｒ１より構成され
ている。そして受光素子ｂは散乱光を受けて光電流を発
生する。
る煙センサ回路の具体的な他の一例を示す電気回路図で
ある。この電気回路の全体構成を示すブロック図は図１
の場合と同様である。図４について説明する。発光素子
ａから照射された光による煙等の散乱光を受光する光電
変換回路Ａと、光電変換回路Ａの出力をサンプルホール
ドするサンプルホールド回路Ｂを具えている。光電変換
回路Ａは、発光素子ａから照射された光による煙等の散
乱光を受光する受光素子ｂと、オペアンプＡ１と基準電
圧回路Ｃと電流電圧変換用の帰還抵抗Ｒ１より構成され
ている。そして受光素子ｂは散乱光を受けて光電流を発
生する。
【００１９】この光電流はオペアンプＡ１と帰還抵抗Ｒ
１により、基準電圧回路Ｃの出力電圧Ｖvef を基準とし
て電流−電圧変換される。オペアンプＡ２の出力電圧は
アナログスイッチＳ１、コンデンサＣ１により変換され
るサンプルホールド回路Ｂでサンプルホールドされる。
そして、サンプルホールド回路Ｂの出力電圧Ｖshoutは
受光素子ｂに流れる電流をＩ１とすると、Ｖshout ＝Ｖ
vef −（Ｉ１×Ｒ１）となる。なお、図４中のＧは発光
駆動回路である。
１により、基準電圧回路Ｃの出力電圧Ｖvef を基準とし
て電流−電圧変換される。オペアンプＡ２の出力電圧は
アナログスイッチＳ１、コンデンサＣ１により変換され
るサンプルホールド回路Ｂでサンプルホールドされる。
そして、サンプルホールド回路Ｂの出力電圧Ｖshoutは
受光素子ｂに流れる電流をＩ１とすると、Ｖshout ＝Ｖ
vef −（Ｉ１×Ｒ１）となる。なお、図４中のＧは発光
駆動回路である。
【００２０】
【発明の効果】請求項１の発明は、アナログ出力は同温
度で発光素子を発光させたときのアナログ出力電圧と、
発光素子を発光させなかったときのアナログ出力電圧と
の差により表すことで、アナログ出力回路の温度変動の
影響を受けることなく安定したアナログ出力を得る利点
がある。
度で発光素子を発光させたときのアナログ出力電圧と、
発光素子を発光させなかったときのアナログ出力電圧と
の差により表すことで、アナログ出力回路の温度変動の
影響を受けることなく安定したアナログ出力を得る利点
がある。
【００２１】請求項２の発明は、光電変換回路の基準電
圧回路の出力電圧の温度変動分を、発光素子、受光素
子，帰還抵抗及び発光回路の特性により、光電流による
信号電圧の温度変動分に合わせて任意の値に設定するこ
とでサンプルホールド出力の温度変動を零とする利点が
ある。
圧回路の出力電圧の温度変動分を、発光素子、受光素
子，帰還抵抗及び発光回路の特性により、光電流による
信号電圧の温度変動分に合わせて任意の値に設定するこ
とでサンプルホールド出力の温度変動を零とする利点が
ある。
【図１】本発明に係る光電式煙感知器における煙センサ
回路の全体構成を示すブロック図である。
回路の全体構成を示すブロック図である。
【図２】同上の動作説明図である。
【図３】同上の具体的な回路の一例を示す電気回路図で
ある。
ある。
【図４】同上の具体的な回路の他の一例を示す電気回路
図である。
図である。
【図５】基準電圧回路の一例を示す電気回路図である。
【図６】本発明の動作特性図である。
【図７】従来の光電式煙感知器における煙センサ回路の
電気回路図である。
電気回路図である。
【符号の説明】 Ｘ 信号処理システム Ｙ 煙感知システム ｘ ＬＥＤ点灯信号 ｘ′煙感知動作信号 ａ 発光素子 ｂ 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G08B 17/02 - 17/12 G08B 29/16
Claims (2)
- 【請求項１】 光電式煙感知器の本体内で光を照射する
発光回路と、煙による発光回路から照射された光の散乱
光を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電
変換回路の出力電圧をサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路と、サンプルホールド回路の出力を煙濃度に
応じたアナログ信号として出力するアナログ出力回路
と、発光回路と光電変換回路及びアナログ出力回路に動
作信号を供給してアナログ出力を受信するシステムとか
ら構成されており、発光回路を動作させないで光電変換
回路及びアナログ出力を動作させたときのアナログ信号
と、発光回路と光電変換回路及びアナログ出力を動作さ
せたときのアナログ信号とを検出し、前記した両者のア
ナログ信号を演算してアナログ出力を得ることを特徴と
する光電式煙感知器における煙センサ回路。 - 【請求項２】 光電式煙感知器の本体内で光を照射する
発光回路と、煙による発光回路から照射された光の散乱
光を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電
変換回路の出力電圧をサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路と、サンプルホールド回路の出力を煙濃度に
応じたアナログ信号として出力するアナログ出力回路と
から構成されており、発光回路と受光素子の温度係数に
合わせて光電変換回路の温度係数を任意に調整する手段
を設けたことを特徴とする光電式煙感知器における煙セ
ンサ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07248109A JP3101191B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 光電式煙感知器における煙センサ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07248109A JP3101191B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 光電式煙感知器における煙センサ回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0991564A JPH0991564A (ja) | 1997-04-04 |
| JP3101191B2 true JP3101191B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=17173371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07248109A Expired - Lifetime JP3101191B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 光電式煙感知器における煙センサ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3101191B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2948152B2 (ja) * | 1996-08-23 | 1999-09-13 | キリンビバレッジ株式会社 | 自動販売機の商品投出装置 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP07248109A patent/JP3101191B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0991564A (ja) | 1997-04-04 |
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