JP3099597U - 肩パット - Google Patents
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Abstract
【課題】 繰り返しの外力や洗濯による型崩れが少なく、更に、軽量、薄手にもかかわらず、ものを担いで肩に荷重が集中的にかかったときに、その荷重を分散して緩和する効果を有する肩パットを提供しようとする。
【解決手段】 クッション層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層され、前記クッション層を構成するクッション体と前記他のクッション層を構成する他のクッション体で袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し、前記フィルム層と、前記クッション層及び前記他のクッション層とが接着されていない肩パットであり、クッション層、布層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層され、前記布層を構成する布と前記他のクッション層を構成するクッション体とで袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し、前記フィルム層と、前記布層及び前記他のクッション層とが接着されていない肩パットである。
【選択図】 図2
【解決手段】 クッション層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層され、前記クッション層を構成するクッション体と前記他のクッション層を構成する他のクッション体で袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し、前記フィルム層と、前記クッション層及び前記他のクッション層とが接着されていない肩パットであり、クッション層、布層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層され、前記布層を構成する布と前記他のクッション層を構成するクッション体とで袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し、前記フィルム層と、前記布層及び前記他のクッション層とが接着されていない肩パットである。
【選択図】 図2
Description
本考案は衣服の肩パットに関する。
従来、肩パットは、クッション体を曲面板型に成形して製造されてきた。クッション体がウール等の天然繊維から成る場合は、縫製により曲面を形成したが、これは非常に手間のかかるものであった。これに対して、熱可塑性を有する合成繊維のクッション体を用いて熱プレス成形によりクッション体を曲面板型に成形することが手間がかからず近来は一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このようなクッション体を用いた肩パットは、繰り返しの外力やドライクリーニング等の洗濯により型崩れしやすく長期の使用に耐えない場合がある。特に近年は、流行により服地の軽量化、薄化の傾向が著しく、それに伴って肩パットも軽量化、薄化されてきたので繰り返しの外力による型崩れの問題が無視できなくなっている。
更に、肩パットの軽量化、薄化により、ものを担いで肩に荷重が集中的にかかったときに、肩パットでその荷重を分散して緩和する効果が殆んどなくなっている。
特開平9−31727号公報(特許請求の範囲)
本考案は、これら問題点に鑑み、繰り返しの外力やドライクリーニング等の洗濯による型崩れが少なく、更に、軽量、薄手にもかかわらず、ものを担いで肩に荷重が集中的にかかったときに、その荷重を分散して緩和する効果を有する肩パットを提供しようとする。
本考案の要旨とするところは、クッション層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層され、前記クッション層を構成するクッション体と前記他のクッション層を構成する他のクッション体とで袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し、前記フィルム層の一の面、又は、他の面、又は、両面それぞれにおいて、該面の少なくとも60%の領域が、該面と対面する層と接着されていない肩パットであることにある。
又、本発明の要旨とするところは、クッション層、布層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層された肩パットであることにある。
前記肩パットにおいては、前記布層を構成する布と前記他のクッション層を構成するクッション体とで袋体が形成され得、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し得る。
更に、本発明の要旨とするところは、クッション層、布層、フィルム層、他の布層、他のクッション層がこの順に積層された肩パットであることにある。
前記肩パットにおいては、前記布層を構成する布と前記他の布層を構成する布とで袋体が形成され得、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し得る。
前記肩パットにおいては、前記他のクッション層と前記他の布層とが接着され得る。
前記肩パットにおいては、前記フィルム層の一の面、又は、他の面、又は、両面それぞれにおいて、該面の少なくとも60%の領域が、該面と対面する層と接着されていないようになされ得る。
前記肩パットにおいては、前記クッション層と前記布層とが接着され得る。
前記フィルム体には、切り込みが形成され得る。
本考案の肩パットは、肩に集中荷重がかかったときに、その荷重が分散されて、その荷重がかかった位置のみが目立って凹むことが防げ、服のスタイルが大きく崩れることがなく好ましい
本考案の肩パットは、柔軟性を損なうことなく外力、特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に格別に優れる。
本考案の肩パットは、柔軟性が確保されかつ折り曲げられたときに永久変形することによる永久変形シワが発生しにくい。
本考案に係る態様を図面に基づいて詳しく説明する。図1は本考案の肩パット2の構成を示す要部斜視模式図であり、肩パット2は、クッション層4、フィルム層8、他のクッション層10がこの順に積層された積層物から成る。肩パット2の形状は、肩の面に沿わせて湾曲した略三角形であり、外断面形状が略三日月形である。
図2は、図1のA−A´方向の断面模式図であり、肩パット2の構造を示す。図2において、クッション層4を構成するクッション体と、他のクッション層10を構成するクッション体とはそれぞれの縁部12で接合されている。この接合は、接着剤又は縫合によってなされる。フィルム層8は、クッション層4及び他のクッション層10と面しているがそれぞれと全面にわたっては接着されていない。これにより、肩パット2が外力で変形したときフィルム層8がクッション層4や他のクッション層10との間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和するので特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に優れる。
フィルム層8と、クッション層4とが互いに対面する面において、少なくとも60%の領域が、接着されていないと、肩パット2が外力で変形したときフィルム層8がクッション層4との間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和する。又、フィルム層8と、他のクッション層10とが互いに対面する面において、少なくとも60%の領域が、接着されていないと、肩パット2が外力で変形したときフィルム層8が他のクッション層10との間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和する。
即ち、フィルム層8の一の面、又は、他の面、又は、両面それぞれにおいて、その面の少なくとも60%の領域が、その面と対面する層と接着されていないときに、肩パット2が外力で変形したときフィルム層8が隣接の層との間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和し、特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に優れる。
クッション層4、他のクッション層10は構成繊維が接着あるいは絡合により互いに拘束されている嵩高な繊維集合体から成る。その構成繊維は合成繊維であってもよい。天然繊維であってもよい。再生繊維であってもよい。これらの繊維が混合して用いられてもよい。
クッション層4、他のクッション層10は樹脂発泡シートから成るものであってもよい。その素材としてはウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂が挙げられる。
クッション層4の縁部12と他のクッション層10の縁部12とを接着する接着剤は、予めその縁部付与された熱溶融性のパウダであることが肩パットの成形の容易さのうえで好ましく、熱プレスによりクッション層4の縁部と他のクッション層10の縁部とが接着されることが好ましい。熱溶融性のパウダの素材としては、ホットメルト接着剤として用いられる樹脂、例えばポリエステル系やポリアミド系やポリオレフィン系の樹脂や共重合樹脂が挙げられる。接着剤は、熱硬化性であってもよい。エマルジョン型や溶剤型の接着剤であってもよい。
フィルム層8は厚さが5〜500μmであることが好ましい。又、フィルム層8を構成するフィルム体は熱可塑性樹脂から成ることが好ましい。その素材としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレート共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸(またはその塩)共重合体)、ビニルアルコール系重合体、アクリロニトリル系共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンをはじめとする種々の樹脂があげられる。熱成形性や、外力や水分や溶剤に対する形態の安定性からポリエステル系や、ポリオレフィン系の樹脂が好ましい。
フィルム層8を構成するフィルム体は1枚のフィルムから成るものであってもよいが、複数枚のフィルムが重畳されて成るものであってもよい。
更に、フィルム層8を構成するフィルム体は、図3(a)、図3(b)に示すように、切り込み70が形成されて曲面形成しやすくされているものであってもよい。この態様は、厚さ0.1mm以上の厚いフィルムを使用しても肩の面になじみやすく、かつフィルムの剛性により高荷重に耐えて力を分散する機能に優れるので好ましい。又、厚さ0.1mm以上の厚いフィルムはこの態様は加熱加圧による曲面形成が薄いフィルムに比べて難しいが、切り込み70により厚さ0.1mm以上の厚いフィルムを使用してもフィルム体の加熱加圧成形が容易であり好ましい。切り込み70は、複数個形成されることが曲面形成のしやすさの点で好ましい。又、隣接の切り込みが互いに平行になり、隣接の切り込みの間に存在するフィルム素材が帯形状をなすように切り込みが形成されることが肩の面にそった滑らかな曲面を実現するうえで好ましい。切り込み70は、図3(a)に示すように終端がフィルム体80の中央部に列配されるように形成されてもよい。図3(b)に示すように終端がフィルム体80の縁部に至るように形成されてもよい。
本考案の肩パット2は、かかる構成により、クッション層4と他のクッション層10との間にフィルム層8が層状に配されて、柔軟性を損なうことなく寸法安定性に優れる。更に、フィルム層8が、クッション層4、他のクッション層10と接着されていないので柔軟性が確保されかつ折り曲げられたときに永久変形することによる永久変形シワが発生しにくい。
フィルム層8を構成する熱可塑性樹脂フィルム体の厚さは、20〜200μmであることが更に好ましい。厚さがこの範囲であると肩に集中荷重がかかったときに、その荷重が分散されて、その荷重がかかった位置のみが目立って凹むことが防げ、服のスタイルが大きく崩れることがなく好ましい。厚さがこの範囲を下まわると、この荷重分散の効果が損なわれる。厚さがこの範囲をこえて大きくなると、肩パットの剛性が過大となり肩パットの風合いが損なわれる。フィルム体が複数枚のフィルムから成るときは、個々のフィルムの厚さが20〜200μmであることが好ましい。
図4は本考案の肩パット2の他の態様の一例の構成を示す要部斜視模式図であり、肩パット2aは、クッション層4、布層6、フィルム層8、他のクッション層10がこの順に積層された積層物から成る。肩パット2aの形状は、肩の面に沿わせて湾曲した略三角形であり、外断面形状が略三日月形である。
図5は、図4のB−B´方向の断面模式図であり、肩パット2aの構造を示す。図5において、クッション層4を構成するクッション体と、他のクッション層10を構成するクッション体とはそれぞれの縁部12で、互いに布層6を構成する布の縁部を介して接合されている。この接合は、接着剤によってなされる。
布層6とクッション層4とは面接して点状あるいは面状の不図示の接着部を介して接着されている。フィルム層8は、他のクッション層10や布層6と面しているがそれぞれと接着されていないことが好ましい。フィルム層8が、他のクッション層10や布層6と接着されていないと、肩パットが外力で変形したときフィルム層8が他のクッション層10や布層6との間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和するので、特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に優れる。
布層6としては、タフタ、ジョーゼット、モスリンのような薄手の織物、あるいはトリコット地等が好適に用いられる。布層6としては不織布であってもよい。不織布は、合成繊維、天然繊維、再生繊維もしくはこれらの混合物から成る目付け20〜100g/m2の不織布であることが好ましい。
接着剤は、予め布層6を構成する布に付与された熱溶融性のパウダであることが肩パットの成形の容易さのうえで好ましく、熱プレスによりクッション層4や他のクッション層10と接着されることが好ましい。熱溶融性のパウダの素材としては、ホットメルト接着剤として用いられる樹脂、例えばポリエステル系やポリアミド系やポリオレフィン系の樹脂や共重合樹脂が挙げられる。接着剤は、熱硬化性であってもよい。エマルジョン型や溶剤型の接着剤であってもよい。
本考案の他の態様においては、図5と同様の位置での断面模式図(図6)に示すように、本考案の肩パット2bは、クッション層4、布層6、フィルム層8、他の布層6a、他のクッション層10がこの順に積層された積層物から成る。クッション層4を構成するクッション体と、他のクッション層10を構成するクッション体とはそれぞれの縁部12で、互いに布層6を構成する布の縁部及び他の布層6aを構成する布の縁部を介して接合されている。又、布層6を構成する布の縁部と他の布層6aを構成する布の縁部とが接合されている。これらの接合は、接着剤によってなされる。
布層6とクッション層4とは面接して点状あるいは面状に接着部を介して接着されている。他の布層6aとクッション層4とは面接して点状あるいは面状に接着部を介して接着されている。これにより、本考案の肩パットは、柔軟性を損なうことなく外力、特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に格別に優れる。フィルム層8は、布層6や他の布層6aと面しているがそれぞれと接着されていないと更に柔軟性が損なわれない。又、肩パットが外力で変形したときフィルム層8が布層6や他の布層6aとの間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和するので特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に更に優れる。
肩パット2の製造の態様の一例を図7に示す。図7において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、フィルム体48、他のクッション体54がこの順に重畳された重畳体55xが設置される。フィルム体48の縁部60は、クッション体44の縁部71からフィルム体48の面方向に後退している。縁部71には熱溶融性のパウダ64が散布されて付着している。パウダ64は加熱プレスにより溶融しクッション体44と他のクッション体の縁部73とがパウダ64により接着される。
この製造の態様により、重畳体55xが肩パットの形状に加圧加熱成形されるとともに、クッション体44と他のクッション体54とで袋体15(図2)が形成され、その袋体のなかにフィルム体48が存在する状態となる。フィルム体48は、クッション体44や他のクッション体54と接着されていないので、肩パットが外力で変形したときフィルム体48がクッション体44や他のクッション体54との間でスリップして肩パット内部の歪応力が逃がされて緩和する。これにより、この肩パットは特に繰り返しの力や、ドライクリーニング等の洗濯時の外力に対する寸法安定性に優れる。
肩パット2aの製造の態様の一例を図8に示す。図8において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、布46、フィルム体48、他のクッション体54がこの順に重畳された重畳体55が設置される。フィルム体48の縁部60は、布46の縁部62からフィルム体48の面方向に後退している。布46には熱溶融性のパウダ64が散布されて付着している。パウダ64は加熱プレスにより溶融しクッション体44と布46とを接着する。更に、パウダ64は加熱プレスにより溶融し、布46の目をくぐり、他のクッション体54に達し、他のクッション体54の縁部63とクッション体44の縁部とがパウダ64により布46を介して接着される。パウダ64の素材とフィルム体48の素材とが相溶性を有する場合は、加熱プレスにより布46とフィルム体48とが接着されることもある。
この製造の態様により、重畳体55が肩パットの形状に加圧加熱成形されるとともに、布46と他のクッション体54とで袋体15a(図5)が形成され、袋体15aのなかにフィルム体48が存在する状態となる。
肩パット2aに類似の本考案の肩パットの製造の態様の他の一例を図9に示す。図9において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、布46a、フィルム体48、他のクッション体54がこの順に重畳された重畳体55aが設置される。フィルム体48の縁部60は、布46の縁部62からフィルム体48の面方向に後退している。布46aの縁部62aに、フィルム体48の縁部60を巻き込む折り目68が形成されている。熱プレスにより折り目68の部分で布46aと他のクッション体54とが接着される。
肩パット2bの製造の態様の一例を図10に示す。図10において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、布46、フィルム体48、他の布46b、他のクッション体54がこの順に重畳された重畳体55bが設置される。フィルム体48の縁部60は、布46の縁部62からフィルム体48の面方向に後退している。布46、他の布46bには熱溶融性のパウダ64が散布されて付着している。パウダ64は加熱プレスにより溶融しクッション体44と布46とを接着する。又、クッション体54と他の布46aとを接着する。更に、パウダ64は加熱プレスにより溶融し、布46、他の布46aの目をくぐり、他のクッション体54の縁部63とクッション体44の縁部65とが布46、他の布46aを介してパウダ64により接着される。パウダ64の素材とフィルム体48の素材とが相溶性を有する場合は、加熱プレスにより布46とフィルム体48とが接着されることもある。
この製造の態様により、重畳体55bが肩パットの形状に加圧加熱成形されるとともに、布46と他の布46aとで袋体15b(図6)が形成され、その袋体のなかにフィルム体48が存在する状態となる。
肩パット2bに類似の本考案の肩パットの製造の態様の更に他の一例を図11に示す。図11において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、布46a、フィルム体48、他の布46c、他のクッション体54がこの順に重畳された重畳体55cが設置される。布46aの縁部62aに、フィルム体48の縁部60を巻き込む折り目68が形成されている。折り目68の部分で布46aと他の布46cとが接着される。
この製造の態様により、重畳体55cが肩パットの形状に加圧加熱成形されるとともに、布46aと他の布46cとで袋体が形成され、その袋体のなかにフィルム体48が存在する状態となる。
肩パット2bに類似の本考案の肩パットの製造の態様の又更に他の一例を図12に示す。図12において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、布46d、フィルム体48、他のクッション体54が重畳された重畳体55dが設置される。布46dは二つ折りされて間にフィルム体48が挿入された状態となっている。
この製造の態様により、重畳体55dが肩パットの形状に加圧加熱成形されるとともに、二つ折りされた布46dから袋体が形成され、その袋体のなかにフィルム体48が存在する状態となる。
肩パット2bに類似の本考案の肩パットの製造の態様の又更に別の一例を図13に示す。図13において、熱プレス成形用の型盤20、20aの間に、クッション体44、布46e、フィルム体48、他のクッション体54が重畳された重畳体55eが設置される。布46eは袋状に三つ折りされて間にフィルム体48が挿入された状態となっている。
この製造の態様により、重畳体55eが肩パットの形状に加圧加熱成形されるとともに、三つ折りされた布46eから袋体が形成され、その袋体のなかにフィルム体48が存在する状態となる。
なお、本明細書においては、各図にわたって記される同じ符号は同一又は同様の部材やものを示す。
以上本考案の肩パットの態様を説明したが、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本考案の範囲に属するものである。例えば、本考案の肩パットは、更に外層として編物や織物や不織布のカバーを付けて使用されてもよい。
本考案は衣服の肩パットに好適に利用される。
2、2a、2b:肩パット
4:クッション層
6:布層
6a:他の布層
8:フィルム層
10:他のクッション層
15、15a、15b:袋体
70:切り込み
48、80:フィルム体
4:クッション層
6:布層
6a:他の布層
8:フィルム層
10:他のクッション層
15、15a、15b:袋体
70:切り込み
48、80:フィルム体
Claims (9)
- クッション層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層され、前記クッション層を構成するクッション体と前記他のクッション層を構成する他のクッション体とで袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在し、前記フィルム層の一の面、又は、他の面、又は、両面それぞれにおいて、該面の少なくとも60%の領域が、該面と対面する層と接着されていない肩パット。
- クッション層、布層、フィルム層、他のクッション層がこの順に積層された肩パット。
- 前記布層を構成する布と前記他のクッション層を構成するクッション体とで袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在する請求項2に記載の肩パット。
- クッション層、布層、フィルム層、他の布層、他のクッション層がこの順に積層された肩パット。
- 前記布層を構成する布と前記他の布層を構成する布とで袋体が形成され、該袋体中に前記フィルム層を構成するフィルム体が存在する請求項4に記載の肩パット。
- 前記他のクッション層と前記他の布層とが接着された請求項4又は5に記載の肩パット。
- 前記フィルム層の一の面、又は、他の面、又は、両面それぞれにおいて、該面の少なくとも60%の領域が、該面と対面する層と接着されていない請求項2乃至6のいずれかに記載の肩パット。
- 前記クッション層と前記布層とが接着された請求項2乃至7のいずれかに記載の肩パット。
- 前記フィルム体に切り込みが形成された請求項1乃至8のいずれかに記載の肩パット。
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WO2007039962A1 (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-12 | Lighthouse Inc. | 保護パッド用衝撃吸収体、これを用いた保護パッド及び保護用衣類 |
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2003
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