JP3099477B2 - 圧電素子駆動装置 - Google Patents

圧電素子駆動装置

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JP3099477B2 JP03328258A JP32825891A JP3099477B2 JP 3099477 B2 JP3099477 B2 JP 3099477B2 JP 03328258 A JP03328258 A JP 03328258A JP 32825891 A JP32825891 A JP 32825891A JP 3099477 B2 JP3099477 B2 JP 3099477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電素子駆動装置に関す
る。具体的にいうと、直流電圧を印加して駆動する圧電
素子の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、圧電素子はヒ
ステリシス特性を有している。図1は圧電素子のヒステ
リシス特性の一例を示すものであって、横軸は圧電素子
に印加する電圧Vを示し、縦軸は圧電素子の変位量(伸
張量)Lを示し、閉曲線APBQはヒステリシスループ
を表わしている。
【0003】いま、V=0の始状態OからV=V1まで
未分極の圧電素子の印加電圧を増加させると、圧電素子
は破線Sに沿って原点Oから点Bまで変化する。つい
で、圧電素子の印加電圧を再びV=0まで下げると、圧
電素子は上側曲線Qに沿って点Bから点Aまで変化し、
V=0においても圧電素子には残留変位量Laが残る。
再び、圧電素子の印加電圧をV=0からV=V1まで上
昇させると、圧電素子は下側曲線Pに沿って点Aから点
Bまで変化する。また、下側曲線P上の点Cから印加電
圧VをV=0まで下げると、圧電素子は曲線Rに沿って
点Cから点Aまで変化する。
【0004】したがって、圧電素子にV2の電圧を印加
する場合も、例えば、点AからV2まで印加電圧Vを上
昇させた場合には圧電素子の変位量はL1となり、点C
からV2まで印加電圧Vを下降させた場合には圧電素子
の変位量はL2となり、点BからV2まで印加電圧Vを下
降させた場合には圧電素子の変位量はL3となる。この
ように、圧電素子の変位量Lと印加電圧Vとが1対1に
対応せず、それ以前の状態(履歴)によって圧電素子の
変位量Lが異なるため、圧電素子による変位量Lの精密
な制御を妨げていた。
【0005】このため、従来にあっては、コンデンサと
圧電素子とを直列に接続し、圧電素子に供給される電荷
を制御することによって圧電素子のヒステリシス特性を
改善する方法がとられているが、コンデンサの容量に
よって駆動増幅器の出力電圧の利用率が低下し、駆動増
幅器を直接圧電素子に接続する場合よりも出力電圧の大
きな駆動増幅器が必要になる、完全なヒステリシスを
除くことが困難である、などの欠点があった。
【0006】そこで、圧電素子にある電圧を印加する場
合には、常に圧電素子の印加電圧をヒステリシス曲線に
沿って一旦上昇させた後、印加電圧をひとまず0まで下
げ、再び目的とする電圧まで印加電圧を上昇させるよう
にすることにより、ヒステリシスループの下側曲線によ
って圧電素子の変位量が決まるようにする方法が提案さ
れている。
【0007】しかしながら、このような制御方式にあっ
ては、駆動電圧(直流電源)をヒステリシス曲線に沿っ
て上昇、下降、さらに上昇させなければならず、圧電素
子の制御方法が複雑になるという問題があった。また、
圧電素子の変位量を変化させる都度、ヒステリシスルー
プ(大ループ)の1周相当のエネルギーが浪費され、エ
ネルギー利用効率も悪かった。さらに、純粋な直流電圧
では、圧電素子やコンデンサの漏れ抵抗等により、圧電
素子に充電する電荷制御も困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、圧電素子のヒステリシスの影響を除去して駆
動電圧に対する圧電素子の変位量の再現性を高め、さら
に、制御方法が簡単でエネルギー利用効率も高い圧電素
子駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による圧電素子駆
動装置は、直流駆動電圧を入力する入力部に整流素子を
介して接続されたコンデンサと、前記整流素子の両端間
電圧を監視することによって前記コンデンサの充電電圧
と前記駆動電圧とを比較する比較手段と、前記駆動電圧
が前記コンデンサの充電電圧よりも低い場合に、前記コ
ンデンサを放電させる放電手段と、前記コンデンサの充
電電圧と比例した電圧を圧電素子へ出力する出力部とを
備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明にあっては、駆動電圧がコンデンサの充
電電圧よりも高い場合には、コンデンサを駆動電圧まで
充電し、コンデンサの充電電圧と比例した電圧を圧電素
子に印加して圧電素子を駆動する。したがって、圧電素
子は、ヒステリシスループの下側曲線に沿って変化す
る。
【0011】一方、駆動電圧がコンデンサの充電電圧よ
りも低い場合には、比較手段でこれを検知し、放電回路
を働かせてコンデンサに充電されていた電荷を十分に放
電させ、出力部の電圧を一旦0電圧まで低下させる。つ
いで、駆動電圧によってコンデンサを充電し、コンデン
サの充電電圧に比例して出力部の出力電圧を上昇させ、
圧電素子を目的とする電圧で駆動する。したがって、圧
電素子は、ヒステリシスループの下側曲線の下端まで一
旦下がった後、下側曲線に沿って目標とする駆動状態ま
で変化する。
【0012】よって、圧電素子の駆動電圧が上昇する場
合も、下降する場合も、ヒステリシスループの下側曲線
に沿って圧電素子の状態が変化し、駆動電圧に応じて常
に同じ変位量を出力させることができ、圧電素子の変位
量の再現性が向上する。
【0013】しかも、常にヒステリシスループ(大ルー
プ)を1周するように変化する従来例に比較して電力の
浪費を少なくすることができる。
【0014】
【実施例】図2は本発明の一実施例による圧電素子駆動
装置の電気回路を示す。1a,1bは圧電素子2を駆動
するための駆動電圧(変位指令電圧)Viを入力するた
めの入力端子であって、正電位側の入力端子1aには、
入力抵抗3が接続されており、入力抵抗3の他端にはダ
イオード4のアノードが接続され、ダイオード4のカソ
ードにはコンデンサ5が接続され、コンデンサ5の他端
は接地されている。したがって、入力端子1aに入力さ
れる駆動電圧Viが、コンデンサ5の充電電圧VCよりも
高い場合には、入力端子1aからコンデンサ5に電荷が
充電される。
【0015】コンデンサ5の正電位側は、駆動増幅器6
を介して正電位側の出力端子7aに接続されており、駆
動増幅器6からはコンデンサ5の充電電圧VCと等しい
電圧(あるいは、コンデンサ5の充電電圧VCと比例し
た電圧でも差し支えない。)が出力されている。圧電素
子2は、この出力端子7a及び接地側の出力端子7b間
に接続され、駆動増幅器6からの出力電圧によって駆動
される。また、コンデンサ5の正電位側には、ダイオー
ド4のアノード=カソード間電圧Vakが逆バイアスとな
った時に、コンデンサ5にチャージされている電荷を放
電させるための放電回路8が接続されている。
【0016】この放電回路8は図2の破線枠内のように
構成されており、コンデンサ5の高電位側には放電抵抗
9が接続され、放電抵抗9とアース間には放電用スイッ
チング素子(FET)10が接続され、放電用スイッチ
ング素子10のゲートとアース間にはゲート保護用のツ
ェナーダイオード11が接続されており、放電用スイッ
チング素子10にツェナー電圧以上のゲート電圧が加わ
るのを防止している。さらに、放電用スイッチング素子
10のゲートには抵抗12が接続されており、この抵抗
12の両端はそれぞれ抵抗13,14を介して接地され
ている。抵抗12の他端にはゲートドライブトランジス
タ15のエミッタが接続され、当該トランジスタ15の
コレクタには抵抗16を介して電圧Vccが印加されてお
り、当該トランジスタ15のベースにはタイミング回路
17の出力が接続されている。
【0017】しかして、タイミング回路17からゲート
ドライブトランジスタ15のベースにH(ハイ)レベル
の信号が出力され、ゲートドライブトランジスタ15が
オンしている場合には、放電用スイッチング素子10の
ゲートに電圧が加わり、放電用スイッチング素子10が
オンになるので、コンデンサ5に充電されていた電荷
は、放電抵抗9及び放電用スイッチング素子10を通し
て放電される。一方、タイミング回路17からゲートド
ライブトランジスタ15のベースにL(ロー)レベルの
信号が出力され、ゲートドライブトランジスタ15がオ
フしている場合には、放電用スイッチング素子10のゲ
ート電位はアースレベルにあり、放電用スイッチング素
子10がオフになっているので、コンデンサ5の電荷は
放電されない。
【0018】また、タイミング回路17の入力側には、
ダイオード4のアノード=カソード間電圧Vakが順バイ
アスか、逆バイアスかを監視するためのコンパレータ回
路18が接続されている。コンパレータ回路18は、図
2の鎖線枠内のように+/−電圧出力の比較器(オペア
ンプ)19を用いて構成されている。すなわち、比較器
19の反転入力端子には抵抗20を介してダイオード4
のアノードが接続されており、非反転入力端子には抵抗
21を介してダイオード4のカソードが接続されてい
る。また、比較器19の反転入力端子と非反転入力端子
間には、逆並列接続した2個の保護ダイオード22が接
続されており、反転入力端子と非反転入力端子間に保護
ダイオード22の順方向降下電圧以上の電圧が加わるの
を防止し、比較器19を保護している。さらに、比較器
19の出力には、抵抗23、シュミットトリガ回路(イ
ンバータ)24、RCフィルタ25及びインバータ(シ
ュミットトリガ回路;一般のロジックゲートのインバー
タでもよい。)26を介してタイミング回路17が接続
されており、抵抗23とシュミットトリガ回路24との
間にカソードを接続されたダイオード27のアノードを
接地している。
【0019】したがって、駆動電圧Viがコンデンサ5
の充電電圧VCよりも高い場合(ダイオード4が順バイ
アスの場合)には、比較器19から−Vt(−15ボル
ト)の電圧信号が出力され、シュミットトリガ回路24
には0(Lレベル)の電圧が入力され、コンパレータ回
路18からはLレベルの信号Vcomが出力される。ま
た、駆動電圧Viがコンデンサ5の充電電圧VCよりも低
い場合(ダイオード4が逆バイアスの場合)には、比較
器19からVt(15ボルト)の電圧信号が出力され、
シュミットトリガ回路24にはVt(Hレベル)の電圧
が入力され、コンパレータ回路18からはHレベルの信
号Vcomが出力される。しかも、コンパレータ回路18
の出力はシュミットトリガ回路24の働きでヒステリシ
スを持たせられており、ダイオード4の沿層電流やノイ
ズで誤動作しないようになっている。すなわち、ダイオ
ード4が逆バイアスとなってコンパレータ回路18から
H信号が出力されると、ダイオード4が順バイアスとな
っても直ちにコンパレータ回路18からL信号が出力さ
れず、順バイアス電圧が所定値(上側しきい値)を超え
るとL信号が出力される。同様に、ダイオード4が順バ
イアスから逆バイアスとなっても直ちにコンパレータ回
路18からH信号が出力されず、逆バイアス電圧が所定
値(下側しきい値)を超えるとH信号が出力される。
【0020】つぎに上記圧電素子駆動装置の動作を説明
する。始めに、圧電素子2にVi1の電圧が印加されてい
て圧電素子が図4に破線で示すヒステリシスループ(大
ループ)の下側曲線P上のp点にあるとし、時刻t1
圧電素子2の駆動電圧がVi1からVi2(>Vi1)に上昇
し、さらに時刻t3に駆動電圧がVi2からVi3(<
i 1)に下降した場合を考える。図3はこの場合の圧電
素子駆動装置の動作を示すタイムチャートであって、
(a)は入力端子1aに入力される駆動電圧Vi
(b)はダイオード4のアノード=カソード間電圧
〔(アノード電圧)−(カソード電圧)〕Vak、(c)
はコンデンサ5の充電電圧VC、(d)はコンパレータ
回路18の出力Vcom、(e)はタイミング回路17か
らの出力信号Vgを表わしている。また、図4はこの場
合の圧電素子2の状態の変化を示している。
【0021】いま、時刻t1以前(t<t1)には、入力
端子1aに駆動電圧Vi=Vi1が入力されている。コン
デンサ5の充電電圧VCは駆動電圧Viと等しい電圧Vi1
(ダイオードの順方向電圧降下分δVだけ電圧低下して
いるが、ここでは無視する。)となっており、駆動増幅
器6から圧電素子2へもVi1の電圧が印加されている。
【0022】時刻t1に駆動電圧ViがVi2に上昇する
と、ダイオード4のアノード=カソード間電圧Vakが瞬
間的に(Vi2−Vi1)だけ上昇し、ダイオード4が順バ
イアスであるためダイオード4からコンデンサ5へ電流
が流れる。このとき、ダイオード4は順バイアスとなっ
ているから、コンパレータ回路18からは信号が出力さ
れず、放電回路8も動作しない。よって、コンデンサ5
に充電され、コンデンサ5の充電電圧VCが上昇するに
つれてダイオード4のアノ−ド=カソード間電圧Vak
下がり、時刻t2にコンデンサ5の充電電圧VCがVi2
で上昇すると、ダイオード4のカソード=アノード間電
圧Vakは元の電圧δVに戻る。こうして圧電素子2の状
態は、t1〜t2の間に図4のヒステリシスループの下側
曲線Pに沿ってp点からq点へ移動する。q点では、コ
ンデンサ5の充電電圧がVi2となっているので、駆動増
幅器6から圧電素子2にもVi2の電圧が印加されてい
る。従って、この場合には、通常の圧電素子の駆動方法
と同様な動作をする。なお、コンデンサの充電時間(t
2−t1)は、抵抗4とコンデンサ5の時定数によって調
整することができる。
【0023】つぎに、時刻t3に駆動電圧をVi3まで下
げると、ダイオード4のアノード=カソード間電圧Vak
が瞬間的に(Vi2−Vi3)だけ低下し、ダイオード4が
逆バイアスとなる。ダイオード4のアノード=カソード
間電圧Vakが逆バイアスになると、コンパレータ回路1
8から信号Vcomが出力され、タイミング回路17から
放電回路8へH信号が出力され、放電用スイッチング素
子10がオンとなり、コンデンサ5に充電されていた電
荷は放電抵抗9及び放電用スイッチング素子10を通じ
て放電される。コンデンサ5の充電電圧VCが下がる
と、ダイオード4が順バイアスとなり、t=t4にコン
パレータ回路18からの信号が停止するが、タイミング
回路17は一定時間H信号を持続するので、コンデンサ
5は放電を続ける。従って、t=t5にタイミング回路
17からのH信号が停止した時には、コンデンサ5の充
電電圧VCは約0ボルトまで下がっており、図4におい
て電圧素子2の状態はq点からA点へ変化している。
【0024】t=t5にタイミング回路17からのH信
号が停止すると、放電回路8が動作を停止し、放電用ス
イッチング素子10がオフとなるので、再び駆動電圧V
i=Vi3によってコンデンサ5が充電され、コンデンサ
5の充電電圧VCが上昇する。従って、圧電素子2の状
態は、図4のヒステリシスループの下側曲線Pに沿って
r側へ移動する。そして、t=t6にコンデンサ5の充
電電圧VCがVi3に達するとコンデンサ5への充電が停
止し、圧電素子2は駆動増幅器6によってVi3の電圧を
印加される。この時、圧電素子2は、図4のr点の状態
にある。
【0025】従って、圧電素子2の駆動電圧Viを下げ
ると、圧電素子2の印加電圧はA点まで下がり、ヒステ
リシスループの下側曲線Pに沿って印加電圧が増加し、
駆動電圧Vi3まで上昇する。このとき、圧電素子2は従
来例のように大ループに沿って変化するのでなく、小ル
ープA→p→q→(t4)→Aに沿って変化するので、
エネルギー消費は小ループA→p→q→(t4)→A内
の面積に相当し、従来例に比べてエネルギー消費が低減
される。また、圧電素子2は、常に図4のヒステリシス
ループ(大ループ)の下側曲線Pの上でのみ駆動され、
圧電素子2の再現性が良好となる。
【0026】図5(a)(b)及び(c)(d)はいず
れも圧電素子2の別な動作モードを示す図である。図5
(a)(b)は圧電素子2に駆動電圧V4とV5を印加
し、非駆動時に変位量をL4とし、駆動時に変位量をL5
として使用する場合を示している。また、図5(c)
(d)は圧電素子2に駆動電圧V6とV1を印加し、非駆
動時に変位量をL6とし、駆動時に変位量をLmとして使
用する場合を示している。このように、圧電素子2は常
にヒステリシスループの下側曲線P上で動作しており、
変位量の再現性も良好となっている。
【0027】なお、タイミング回路17内に放電用スイ
ッチング素子10をドライブする能力のバッファが用意
されていれば、ゲートドライブトランジスタ15は必要
ない。さらに、放電抵抗9や充電抵抗3も省略してもよ
い。また、放電抵抗9はインダクタに置き換え、放電電
流の立ち上がりのみを抑制するようにしてもよい。さら
に、場合によっては、抵抗12,13,14も省略可能
な場合がある。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、駆動電圧が上昇した場
合には通常の動作しかせず、駆動電圧が下降した場合に
は、圧電素子はほぼ完全にヒステリシスループの始点に
戻ってからヒステリシスループの下側曲線に沿って制御
される。したがって、圧電素子は、常にヒステリシスル
ープの下側曲線に沿ってのみ制御され、従来例に比べて
圧電素子の変位量の再現性が向上する。
【0029】しかも、駆動電圧が上昇側へ変化する場合
には、通常の動作と変りないので、余分なエネルギー消
費がない。また、駆動電圧が下降側へ変化する場合も従
来例のように大ループに沿って変化するのでなく、小ル
ープに沿って変化するので、ヒステリシスループを1周
する際のエネルギー消費も小さくなる。したがって、圧
電素子を駆動するための電力消費を抑制でき、圧電素子
駆動用増幅器(電源)の電圧利用効率の低下も防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電素子のヒステリシス特性を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による圧電素子駆動装置の電
気回路図である。
【図3】同上の圧電素子駆動装置の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図4】同上の動作における圧電素子の状態の変化を示
すヒステリシス特性図である。
【図5】(a)(b)及び(c)(d)はそれぞれ圧電
素子の駆動状態の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
2 圧電素子 4 ダイオード 5 コンデンサ 6 駆動増幅器 8 放電回路 18 コンパレータ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流駆動電圧を入力する入力部に整流素
    子を介して接続されたコンデンサと、 前記整流素子の両端間電圧を監視することによって前記
    コンデンサの充電電圧と前記駆動電圧とを比較する比較
    手段と、 前記駆動電圧が前記コンデンサの充電電圧よりも低い場
    合に、前記コンデンサを放電させる放電手段と、 前記コンデンサの充電電圧と比例した電圧を圧電素子へ
    出力する出力部とを備えた圧電素子駆動装置。
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