JP3099304B2 - 解れ止め方法 - Google Patents

解れ止め方法

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JP3099304B2
JP3099304B2 JP06318792A JP31879294A JP3099304B2 JP 3099304 B2 JP3099304 B2 JP 3099304B2 JP 06318792 A JP06318792 A JP 06318792A JP 31879294 A JP31879294 A JP 31879294A JP 3099304 B2 JP3099304 B2 JP 3099304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横編機において編地を編
成する際に、編成始端部または編成終端部における編糸
に結び目を形成する編地の解れ止め方法に関する。
【0002】
【従来技術】図34に示すような1番色の周囲を2番色
が取り囲む柄の編地300をインターシャ編により矢印
Uの方向に編成する場合、編成領域Xを編成する1番色
の給糸口と、編成領域Yを編成する2番色の給糸口およ
び編成領域Zを編成する2番色の給糸口の3つの給糸口
が必要となる。各編成領域の糸入れを行う箇所では、針
床の側方に設けられる糸端保持器により糸端を保持した
状態から、給糸口をそれぞれの編成領域の編始めの箇所
に移動させて編針に編糸を供給して編成を行い、適宜コ
ースの編成を行った後、糸端保持器から糸端を開放す
る。この時、糸端保持器と編始めの箇所の間に渡る編糸
が糸入れ側の渡り糸となる。また各編成領域の糸出しを
行う箇所では、編成領域の最終の編目を形成した後、給
糸口を編成領域外の針床側方に移動させ、針床側方に設
けた糸端保持器により編糸を保持した状態で糸端保持器
とともに設けられる糸切断器により編糸を切断する。こ
の時編成領域の最終の編目と糸切断器により切断される
切断箇所の間に渡る編糸が糸出し側の渡り糸となる。図
34では、編地の中央域に位置する編成領域Xに生じる
糸入れ側の渡り糸s及び糸出し側の渡り糸tのみを示し
ている。上記例のインターシャ編地に限らず編成された
編地には、編成に使用された編糸の数だけそれぞれの編
糸の編成始端部と編成終端部においては編糸が渡ること
になる。しかし従来のかがりつける方法ではかがり付け
た編糸が編地の表面に露出してしまったり、かがり付け
ていた部分が解け出してしまう等の問題があった。また
これらの処理方法は手作業で行われるため、非効率的で
あり、生産性の低下および生産コストの上昇の原因とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題に鑑み発明されたものであり、編地編成の際に編成始
端部または編成終端部における編糸に結び目を形成させ
て編地の解れ止めを施す方法を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した問題を
解決するため、少なくとも前後一対の針床を有し、その
何れか一方または双方が左右摺動可能な横編機を使用し
て編地を編成する際に、編糸により編成される編地の編
成始端部または編成終端部の解れ止め方法において、給
糸口を移動させて前後何れか一方の針床の所定の針に編
糸を供給して編目を形成する工程、前記形成された編目
から給糸口に延びる側の編糸が前記編目から他方に延び
る側の編糸の下側を通過し編糸同士が交差するように、
給糸口を反転移動させて前記編目の前を通過させること
と、前記編目を前後針床間で受渡しすることを適宜順序
で行う工程、前記交差した状態から給糸口を移動させて
前記編目を係止する針に編糸を供給して前記編目に続く
編目を形成することで新たに形成された編目を越えてノ
ックオーバーする先に形成された編目により結び目を形
成させる工程、を含むことを特徴とする。
【0005】また、少なくとも前後一対の針床を有し、
その何れか一方または双方が左右摺動可能な横編機で糸
入れまたは糸出し等を行う際に生じる渡り糸の解れ止め
を行う方法であって、糸入れまたは糸出しを行う給糸口
により、前後何れか一方の針床の空針に編糸を供給して
空針ニットの編目を形成する工程、給糸口を反転させ、
前記空針ニットを行った編針を越えて移動させる工程、
空針ニットの編目を対向する針床の空針に目移しする工
程、前記空針ニットの編目を係止した針に再度給糸口に
より編糸を供給してニット編目を形成することにより、
新たに形成された前記ニット編目を越えてノックオーバ
ーされる空針ニットの編目により結び目を作る工程、前
記形成したニット編目を編地を構成する編目と重ねる工
程、編目が重ねられた状態で保持している編針に編糸を
供給し、次コースの編目を形成する工程、を含むことも
特徴の一つである。
【0006】また、少なくとも前後一対の針床を有し、
その何れか一方または双方が左右摺動可能に構成された
横編機で糸入れまたは糸出しを行う際に生じる渡り糸の
解れ止めを行う方法であって、前後何れか一方の針床の
空針に給糸口により編糸を供給して空針ニットの編目を
形成する工程、給糸口を反転させ、前記空針ニットの編
目を形成した編針を越えて移動させる工程、再度給糸口
を反転させ、前記空針ニットの編目を形成した針に再度
編糸を供給して次コースの編目を形成する工程、前記次
コースの編目を係止している編針に編糸を供給して次コ
ースの編目を形成する工程新たに形成した次コースの編
目を編地を構成する編目と重ねた状態で次コースの編目
を形成する工程、を含むことも特徴の一つである。
【0007】また、上記したいずれか一つの解れ止め方
法により形成された編地の糸入れまたは糸出しを行う際
に生じた渡り糸を編地から引き出す方向に引っ張り、結
び目を引き締めた後、渡り糸を編地の近傍箇所で切断す
ることも特徴の一つである。
【0008】また、解れ止め方法は編地を構成する編目
を係止する針から編目を対向する針床の針へ移動させる
ことにより空針とした針を使用することにより行うこと
を特徴も特徴の一つである。
【0009】また、側面の一側に目移し用羽根部材を有
する編針を複数植設した針床を少なくとも前後一対に設
け、その何れか一方または双方が左右摺動可能に構成さ
れた横編機で糸入れまたは糸出しを行う際に生じる渡り
糸の解れ止めを行う方法であって、給糸口を結び目を形
成する編針の目移し用羽根部材が設けられる側と逆方向
に移動させ、前後何れか一方の針床の空針に編糸を供給
して空針ニットの編目を形成する工程、給糸口を反転さ
せ、前記空針ニットの編目を形成した編針を越えて移動
させる工程、再度給糸口を反転させ、前記空針ニットの
編目を係止した編針に割り増やしを行うことにより、空
針ニットの編目を対向する針床の編針に目移しすると同
時に空針ニットの編目を係止していた編針に編糸を供給
して新たに編目を形成するとともに結び目を形成する工
程、前記目移しした空針ニットの編目および前記新たに
形成した編目に次コースの編目を形成する工程、を含む
ことを特徴とする。
【0010】また、少なくとも前後一対の針床を有し、
その何れか一方または双方が左右摺動可能に構成された
横編機で糸入れまたは糸出しを行う際に生じる渡り糸の
解れ止めを行う方法であって、前後何れか一方の針床の
2本の空針に給糸口により編糸を供給してそれぞれ空針
ニットの編目を形成する工程、給糸口を反転させ、前記
空針ニットの編目を形成した編針を越えて移動させる工
程、前記空針ニットの編目を形成した針の内、前記移動
させた給糸口側に位置する針の空針ニットの編目を対向
する針床の針に目移しする工程、給糸口を反転させ、前
記もう一方の空針ニットの編目を係止している針に編糸
を供給して新たに編目を形成するとともに結び目)を形
成する工程、前記対向する針床に移した空針ニットの編
目および新たに形成した編目のそれぞれに次コースの編
目を形成する工程、を含むことも特徴の一つである。
【0011】また、結び目を形成する工程が対向する針
床の針に目移しした空針ニットの編目を係止している編
針および新たに形成した編目を係止している編針を編糸
を供給することなく引き下げ、結び目を引き締める工程
を含むことも特徴の一つである。
【0012】
【作用】編目を形成した後に給糸口を移動させて前記編
目から給糸口に延びる側の編糸が前記編目から他方に延
びる側の編糸の下側を通過し編糸同士が交差させ、次い
で前記交差した状態から給糸口を移動させて前記編目を
係止する針に編糸を供給して前記編目に続く編目を形成
することで前記先に形成された編目により結び目が形成
される。また、給糸口により形成された編目を編地を構
成する編目と重ねた状態で編目を係止している針に次コ
ースの編目を形成するため、糸入れまたは糸出しを行う
際に生じた渡り糸が結び目を持つ編目により保持され
る。また、結び目を保持した状態で編糸を編地から引き
出す方向に引っ張り、結び目を引き締めた状態で編糸を
編地の近傍箇所で切断することにより、糸端が結び目に
より保持されるので編地が解れ出すのを防止できる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の解れ止め方法をインターシ
ャ編地を編成する場合を例として図面とともに説明す
る。なお、説明の便宜を図るため実際の編成に使用され
る針数より少なくして説明を行う。また編成コース図に
おいて、大文字のアルファベットA,B,C…はフロン
トベッドの針を、小文字のアルファベットa,b,c…
はバックベッドの針を示す。図1に示すような3つの編
成領域P,Q,Rからなる編地1を編成する場合、それ
ぞれの編成領域で糸入れおよび糸出しが行われるのであ
るが、いずれの編成領域についても本発明を実施するこ
とが可能であるため、説明の便宜上編成領域Pを編成す
る給糸口2の糸入れおよび糸出しを行う場合を例に説明
を行う。
【0014】まず、糸入れの場合を、編成コース図であ
る図2および図3と、給糸口2と供給される編糸の状態
を示す図4と、編成が完了した時点での編地の糸入れ箇
所の部分拡大図である図5を使用して説明する。今、仮
に図1に示す編地1の編成が編地の下端から矢印Uの方
向に向かって行われ、編成領域Pおよび編成領域Rが存
在するコースの前のコースまでの編成が完了したとす
る。この時点では、図2−1に示すように、フロントベ
ッドの針A〜Iには編成領域Qの編目が係止された状態
にある。次に次コースにおいてフロントベッドの針D〜
Fで編成領域Pを編成するため給糸口2の糸入れを行
う。この時、編成領域Pの編成に使用する給糸口2は編
地編成領域外の針床の左側方に設けられた図示しない糸
端保持器により糸端を保持された状態にある。まず図2
−2に示すように編成領域Pの編成が開始されるコース
の前のコースまでの編成が完了した時点で、糸入れを行
う給糸口2により最初に編目を形成しようとするフロン
トベッドの針Dに係止されている編成領域Qの編目3を
バックベッドの針dに目移しする。次に図2−3におい
ては、バックベッドを糸入れを行う給糸口2が存在する
側と逆の右方向に針1本分ラッキングした後、給糸口2
の編糸を空針の状態にあるフロントベッドの針Dに供給
する。この時、編糸は図4−1に示すように、針が空
針の状態にあるため、編糸が針のフックに係止された
状態となる。本明細書ではこの状態を空針ニットと呼ぶ
ことにし、この時に形成された編目を空針ニットの編目
と呼ぶことにする。次に図2−4においては給糸口2を
反転させ、図4−2に示すように、空針ニットの編目を
形成したフロントベッドの針Dを越えて左方向に移動さ
せる。次に図3−1ではフロントベッドの針Dに係止さ
れている空針ニットの編目6をバックベッドの針cに目
移しする。この時、空針ニットの編目6がバックベッド
の針に目移しされることにより、図4−3に示すように
糸端保持器から編針cに渡っている編糸4が、針cから
給糸口2に渡っている編糸5の上方に位置する状態とな
る。次に図3−2ではバックベッドを左に針1本分ラッ
キングした後、バックベッドの針dに目移ししていた編
成領域Qの編目3をフロントベッドの針Dに移し戻す。
次に図3−3では給糸口2を反転させて空針ニットの編
目6を係止しているバックベッドの針cに給糸口2によ
り編糸を供給する。この時、空針ニットの編目6をバッ
クベッドの針に目移ししたことにより編糸がクロスした
状態にあるため、糸端保持器からバックベッドの針cに
渡っている編糸4の下側にある針cから給糸口2に渡っ
ている編糸5が折り返され編糸4の上側を越えて空針ニ
ットの編目6に続くニット編目7を形成することにな
る。したがって針cからニット編目7を越えてノックオ
ーバーされた空針ニットの編目6によりニット編目7の
根元部に結び目8が作られる。次に図3−4では、バッ
クベッドを右方向に針1本分移動させた後、糸入れを行
う給糸口2により形成したニット編目7をフロントベッ
ドの針Dに目移しする。これにより、フロントベッドの
針Dに係止されていた編成領域Qの編目3とバックベッ
ドの針cに係止されていた編成領域Pを編成する給糸口
2により形成されたニット編目7が重ねられた状態とな
る。次に給糸口2によりフロントベッドの針D〜Fに編
糸を供給して編成領域Pの編成を行う。そして、編成領
域Qの編目3及び編成領域Pの編成に使用される給糸口
2により形成された編目7が重ねられた状態で保持して
いるフロントベッドの針Dに編糸が供給され次コースの
編目が形成されると、給糸口2により形成されたニット
編目7は編成領域Qを構成する編目3とともに、編成領
域Pを構成する最初のコースの編目9により保持された
状態となる。
【0015】上記のようにして編成された編地1が編機
から外された状態では、図5に示すように糸入れを行っ
た給糸口2により形成されたニット編目7は、編成領域
Qの編目3と重ねられた状態で編成領域Pの最初に形成
される編目9により保持された状態にある。この状態か
ら糸端4と編地間に生じた渡り糸10を編地1から引き
出す方向に引っ張り、ニット編目7の根元部の結び目8
を引き締めた状態で渡り糸10を編地の近傍箇所で切断
する。すると切断された渡り糸10の残りの部分は結び
目8により保持されるので、従来のように切断した渡り
糸10の残りの部分を周辺部分の編地にかがり付ける等
の処理を施す必要がない。
【0016】上記した実施例において、仮に編成領域P
と編成領域Qが異なる色の編糸により編成されていたと
しても、編成領域Pを編成する給糸口2より形成された
ニット編目7よりも編成領域Qを構成する編目3が編地
1の表面側に位置する。したがって編成領域Pを構成す
る編糸が編成領域Q内に存在しても、給糸口2により形
成されたニット編目7が目立ち難いため、柄の境界が明
確に表れた編地を編成することが可能である。また、上
記した実施例においては、ニット編目7をフロントベッ
ドの針Cに係止されていた編成領域Qの編目3と重ねた
が、例えば形成したニット編目7をバックベッドの針に
係止した状態で編成領域Pを適宜コース編成した後、ニ
ット編目7を編成領域Pの編目と重ねるようにしても良
い。この方法により編成した場合には、形成されたニッ
ト編目7は同じ糸で編成された編成領域Pの編目と重ね
られるので、異なる色の糸が編成領域Q内に存在するこ
とがなく、柄の境界が明確な編地を編成することが可能
である。また、編成領域Pの編成が開始されるコースよ
りも適宜コース前のコースでニット編目7を形成すると
ともに、形成したニット編目7を編成に使用しない針で
保持した後、編成が完了した編成領域Pの編目と重ねる
ようにしてもよく、形成したニット編目7は適宜の編目
と重ねることが可能である。
【0017】次に糸出しについて説明する。糸出しの場
合にも糸出しを行う給糸口により結び目を作ったニット
編目を形成し、該形成したニット編目を編地を構成する
編目と重ねた状態で次コースの編目を形成する点につい
ては同じである。しかし、糸入れの場合には、図2−2
において対向する針床に移した編目を図3−2において
移し戻す際に、糸端保持器から針cに渡っている編糸が
邪魔にならないようにするため、図2−3においては対
向する針床に移した編目を空針となった針Dに対し、糸
入れを行う給糸口が存在する側と反対側に移動させる必
要があった。それに対し糸出しの場合には、糸出しを行
う給糸口2によりニット編目を形成した後は給糸口2を
移動させることで目移しの際に邪魔にならない位置に移
動させることができるので、対向する針床に目移しした
編目を左右何れの方向に移動させてもよい。
【0018】次に糸出しの場合について編成コース図で
ある図6および図7と、給糸口2と供給される編糸の状
態を示す図8と、編成が完了した時点での編地の糸出し
箇所の部分拡大図である図9を使用して説明する。今、
仮に図1に示す編地1の編成が矢印Uの方向に向かって
行われ、編成領域Pの最後の編目11までの編成が完了
したとする。この時点では図6−1に示すように、フロ
ントベッドの針A〜Cには編成領域Qの編目が、針D〜
Fには編成領域Pの編目が、針G〜Iには編成領域Rの
編目が係止された状態にある。次に編成が完了した編成
領域Pの編成に使用した給糸口2の糸出しを行う。ここ
で図6−2に示すように編成領域Pの最後の編目11の
編成が完了した時点で、フロントベッドの針Dに係止さ
れている最後に形成された編成領域Pの編目11をバッ
クベッドの針dに目移しする。次に図6−3においては
バックベッドを右方向に針1本分ラッキングした後、給
糸口2の編糸を空針の状態にあるフロントベッドの針D
に編糸を供給する。この時、編糸は図8−1に示すよう
に針Dが空針の状態にあるため、編糸が針Dのフックに
係止された空針ニットと呼ばれる状態となる。次に図6
−4においては給糸口2を反転させ、図8−2に示すよ
うに、空針ニットの編目を形成したフロントベッドの針
Dを越えて左方向に移動させる。次に図7−1ではフロ
ントベッドの針Dに係止されている空針ニットの編目を
対向するバックベッドの針cに目移しする。この時、空
針ニットの編目がバックベッドの針に目移しされること
により、図8−3示すようにバックベッドの針dに係止
された編目から針cに渡っている編糸12が、針cから
給糸口2に渡っている編糸13の上方に位置する状態と
なる。次に図7−2ではバックベッドを左に針1本分ラ
ッキングした後、バックベッドの針dに目移ししていた
編成領域Pの最後に形成された編目11をフロントベッ
ドの針Dに移し戻す。次に図7−3では給糸口2を反転
させて空針ニットの編目14を係止しているバックベッ
ドの針cに給糸口2により編糸を供給する。この時、空
針ニットの編目14をバックベッドの針に目移しするこ
とにより編糸がクロスしているため、編成領域Pにおい
て最後に形成された編目から針cに渡っている編糸13
の下側にある給糸口2から針cに渡っている編糸12が
折り返され編糸13の上側を越えて空針ニットの編目1
4に続くニット編目15を形成することになる。したが
って針からニット編目15を越えてノックオーバーされ
た空針ニットの編目14によりニット編目15の根元部
に結び目16が形成される。次に図7−4では、バック
ベッドを右方向に針1本分移動させた後、糸出しを行う
給糸口2により形成されたニット編目15をフロントベ
ッドの針Dに目移しする。これにより、フロントベッド
の針Dに係止されていた編成領域Pの編目11とバック
ベッドの針cに係止されていた糸出しを行う給糸口2に
より形成されたニット編目15が重ねられた状態とな
る。次に編成領域Pの最後の編目11と給糸口2により
形成された編目15が重ねられた状態で後続する編地1
の編成が行われフロントベッドの針Dに編成領域Qの編
目17が形成されると、給糸口2の編糸で形成されたニ
ット編目15は編成領域Pの最後に形成された編目11
とともに、編成領域Qの編目17により保持された状態
となる。
【0019】上記のようにして編成された編地1が編機
から外された状態では、図9に示すように糸出しを行っ
た給糸口2により形成されたニット編目15は編成領域
Pの最後に形成された編目11と重ねられた状態で次コ
ースで形成された編成領域Qの編目17により保持され
た状態にある。この状態から糸端と編地間に生じた渡り
糸18を編地1から引き出す方向に引き締め、ニット編
目17の根元部の結び目10を緊縮した状態で渡り糸1
8を編地の近傍箇所で切断する。すると切断された渡り
糸18の残りの部分が結び目10により保持されるの
で、従来のように切断した渡り糸の残りの部分を周辺部
分の編地にかがり付ける等の処理を施す必要がない。
【0020】(変形例)次に上記実施例の変形例につい
て説明する。ここでは、特公昭51−42225号公報
に開示されている横編機や同タイプの株式会社島精機製
作所製のコンピュータ制御横編機(機種名SPL−09
2FF)を使用して行った例を示す。前記した横編機
は、前記実施例において説明される給糸口2の編成に加
え、経糸給糸用の管状の給糸部材(以下、レースパイプ
という)を針の周囲を囲むように上下左右に移動して針
に経糸を導く経糸供給装置を有している。前記した経糸
供給装置は、バックベッドの上方に配設され、編糸を担
持したレースパイプ20と呼ばれる給糸口を対向配置さ
れるフロントベッドの針に対して上下左右に移動させて
編糸を供給する。レースパイプ20による編目形成はフ
ロントベッド上でしか行うことができず従ってレースパ
イプ20による編成では、図2及び図3に対応する編成
コース図は、図10及び図11となる。また、図6及び
図7に対応する編成コース図は、図12及び図13とな
る。
【0021】(第2実施例)上記に示した実施例では、
編地の編成の途中で新たな編糸を導入させてインターシ
ャパターン(編成領域P)を編成する例を説明したが、
第2実施例では、編地編成の開始部及び編み終わり部に
対し、本発明の解れ止め方法を適用させた例を示す。こ
こでは、フロントベッドの針B,C,Dにより平編み編
成される紐状の編地を例に説明する。図14は、紐状編
地40を示し、図15は編み始め部41の解れ止めの編
成を示した編成コース図である。図16は、紐状編地4
0の編み始め部41のループ図を示す。図15−1で
は、バックベッドの針bに対し給糸口2により編糸を供
給する。次に給糸口2を反転移動させた後、針bに係止
される編目をフロントベッドの針Bに移動させる(図1
5−2、図15−3)。この編成によって給糸口2から
バックベッドの針bに延びている編糸66が、針bから
他側に延びている編糸65の下側を通過する状態となり
編目50が形成される。続く図15−4及び図15−5
では、紐状編地40の所要の編巾を得るためにインター
ロック編みを行った後、図15−6では、針B,C,D
に編糸を供給して編目列53を形成させ、以下図15−
6の編成を所要数繰り返すことで所望の丈の紐状編地4
0が編成される。
【0022】図17及び図18は、紐状編地40の編み
終わり部42の解れ止めの編成を示した編成コース図で
ある。図19−Aは、紐状編地40の編み終わり部42
のループ図を示す。図17−1は、紐状編地40の最終
コースに形成された編目列55がフロントベッドの針
B,C,Dに係止されている状態を示す。図17−1の
状態から図17−2の状態にするために公知の伏目処理
が行われる。伏目編成としては特開昭59−21758
号公報や特開平2−91254号公報に開示された方法
を用いて行われる。ここでは伏目処理については省略す
る。伏目処理により針Cに係止された編目が針Bの編目
に重ねられた後、図17−3で針Bに編糸を供給して編
目56を形成する。続く図17−4では編目56に続く
編目57を形成する。図17−5では給糸口2を反転移
動させるだけで編目形成は行わない。図17−6では、
編目57を後方の針bに目移する。これにより、給糸口
2からバックベッドの針bに延びている編糸68が針b
から他側に延びている編糸67の下側を通過する状態と
なる。図18−1で針bに編糸を供給して編目58を形
成する。このようにして解れ止め編成が行われた後、図
18−2では、針bに係止された編目58を針から外し
て編成を終了する。
【0023】上記のように編成された紐状編地40が編
機から外された後は、編み始め部41の外側に延びる編
糸の始端部60を引き出して結び目54を緊縮させた後
に切断する。編み終わり部41の外側に延びる編糸の処
理については編目58を摘んで引っ張ることで編糸の終
端部61を編目57から抜き、更に引き出すことで図1
9−Bに示すように編目56の上縁部の結び目64を緊
縮させる。緊縮させた後は結び目の近傍で切断し処理を
完了する。上記した第2実施例においては、針床上に編
目が全くない状態で編地編成に使用される編糸により直
接編み始めているが、編地の編成に先立ち抜糸等を使用
して編成し、編み終わりの解れ止め編成終了後に編目を
針から払い落とさないで初期編成に戻って繰り返し編成
することで後続の編地との間が抜き糸によって連結され
た状態で複数枚の編地を編成した後、各編地に対して結
び目の緊縮等の解れ止め処理を行うようにしてもよい。
図20は、経糸供給装置を備えた横編機を使用してマフ
ラー70を編成する場合に上記の紐状編地40をマフラ
ーの上下端縁部に複数個並べて編成することでフリンジ
部71を形成することができる。この場合、紐状編地4
0の数の分だけの経糸が使用され、各紐状編地の編み始
め部及び編み終わり部に本発明の解れ止め方法が施され
る。
【0024】(第3実施例)次に本発明の第3実施例を
説明する。第3実施例においては特公昭62−5206
3号公報に開示される増目方法を利用して結び目を形成
する。該公報に開示される増目方法は、図33に示すよ
うに、前後一対に設けた第1、第2の針床の針の内、第
1の針200に係止されている編目201を針右側面に
設けられる目移し用羽根部材202により押し広げた状
態で第2の針203を挿入係止すると同時に、第1の針
200に新たに編糸204を供給することにより、第1
の針に係止していた編目201に新たに形成した編目2
05をくぐらせるとともに前記第1の針200に係止し
た第2の針203も引き下げ、対向する1組の第1、第
2の両針200、203に編目201、205を係止さ
せる増目方法である。該増目方法は一般に割り増やし
(スプリットニットとも呼ばれる)と呼ばれるため、以
下の説明においては上記した増目編成を行うことを割り
増やしを行うと表現する。第3実施例は割り増やしを利
用した結び目編成方法であり、そのバリエーションとし
ては3つの方法があるため、以下、第3−1実施例、第
3−2実施例、第3−3実施例として順次説明する。ま
た、糸入れと糸出しでは、糸入れの場合には解れ止めを
行うための結び目を形成する編成が行われた後、糸入れ
を行った給糸口により引き続いて編成が行われるのに対
し、糸出しの場合には最終の編目を形成した後、解れ止
めを行うための結び目を形成する編成を行った後、給糸
口を編成領域外に移動されるという違いが存在するが、
結び目を形成するための編成に関しては共通である。
今、仮に図1に示されるインターシャ編地1の編成領域
Pの編成に使用する編糸の糸入れまたは糸出しを行うと
した場合、糸入れの場合には編成領域Pを編成する前に
結び目を形成する編成を行い、糸出しの場合は編成領域
における最終の編目を形成した後、次に説明する結び目
を形成するための編成を行う。
【0025】(第3−1実施例)次に第3−1実施例を
編成コース図21および針と供給される編糸の状態を示
す図22を使用し、糸入れを行う場合を例に説明する。
ます、図21−1においては糸入れを行う給糸口2を右
方向に移動させ、前コースの編目を係止しているフロン
トベッドの針Bにタックを行うとともにバックベッドの
針cに編糸を供給し空針ニットの編目101を形成する
(図22−1)。フロントベッドの針Bにタックを行う
のは、後の図21−3において割り増やしを行う際に編
目のつけあがりを防止するためである。次に図21−2
においては給糸口2を反転させバックベッドの針cを越
えて左方向に移動させる(図22−2)。次に図21−
3においてはバックベッドの針cに係止されている空針
ニットの編目101をフロントベッドの針Cに目移しす
ると同時に、バックベッドの針cに新たに編糸を供給し
て編目102を形成する割り増やしを行う。これにより
バックベッドの針cに係止されていた空針ニット101
の編目は、フロントベッドの針Cに係止されていた編地
1を構成する前コースの編目103と重ねられフロント
ベッドの針Cには2つの編目が係止された状態となると
ともに結び目104が形成される(図22−3)。次に
図21−4においては、バックベッドを右に針1本分ラ
ッキングした後、バックベッドの針cに新たに形成した
編目102をフロントベッドの針Dに目移しすることに
より、フロントベッドの針Dには前コースの編目105
と図21−3でバックベッドの針cに形成された編目1
02の2つの編目が重ねられた状態となる。次に図21
−5ではバックベッドを左に針1本分ラッキングすると
ともに、給糸口2を反転させフロントベッドの針Dを越
えて左方向に移動させる。そして図21−6においては
給糸口2によりフロントベッドの針D〜Fに編糸を供給
して編成領域Pを編成することによりフロントベッドの
針Dに次コースの編目106が形成される。同様に引き
続く編成によりフロントベッドの針Cに編糸が供給され
次コースの編目107が形成される(図22−4は結び
目104を引き締めていない状態を示す)。また糸出し
の場合には図21−5において給糸口2を編成領域外へ
移動させる。なお本実施例においては、空針ニットの編
目101および新たに形成した編目102のそれぞれに
次コースの編目106、107が形成されることが必要
であるが、新たに形成した編目102を重ねる編目は任
意に変更できる。なお上記した実施例の図21−3に示
される編成を行った後、図21−4に示される編成を行
う前に、キャリッジ(図示なし)を給糸口2を連行する
ことなく走行させ、キャリッジに設けたカムによりフロ
ントベッドの針Cおよびバックベッドの針cに編糸を供
給することなく引き下げるようにしてもよい。このよう
にすることで図22−3に示すように、結び目104を
形成する空針ニットの編目101および編目102を形
成する編糸がそれぞれ矢印SおよびTの方向に引かれる
ことで結び目104が引き締められる。したがって編機
上での編成により自動的に結び目104を引き締めるこ
とができ、編地の編成後に人手により結び目104を引
き締める必要がなく、渡り糸を編地の近傍箇所で切断す
るだけで効率的に解れ止めを行うことができる。
【0026】(第3−2実施例)次に第3−2実施例を
編成コース図23および針と供給される編糸の状態を示
す図24を使用し糸入れを行う場合を例に説明する。本
実施例においては特公昭62−52063号公報に開示
されるのと同じように右側面に目移し用羽根部材202
を備えた編針を使用しているため、割り増やしを行う際
の給糸方向により編糸の交差状態は異なったものとな
る。第3−1実施例においては、図21−3においてバ
ックベッドの針cの目移し用羽根部材202が存在する
側(紙面において左側)と反対の右側に給糸口2を移動
させて割り増やしを行っているのに対し、第3−2実施
例においては目移し用羽根部材202が存在する側(紙
面において右側)に給糸口2を移動させて割り増やしを
行う点が異なる。
【0027】第3−2実施例では、まず図23−1にお
いては給糸口2を右方向に移動させ、前コースの編目を
係止しているフロントベッドの針Dにつけあがりを防止
するためのタックを行う。次に図23−2においては給
糸口2を反転させた後、バックベッドの針cに編糸を供
給して空針ニットの編目111を形成する(図24−
1)。次に図23−3においては給糸口2を反転させ、
バックベッドの針cを越えて右方向に移動させる(図2
4−2)。次に図23−4では給糸口2を反転させ、バ
ックベッドの針cに係止されている空針ニットの編目1
11をフロントベッドの針Cに目移しすると同時に、バ
ックベッドの針cに編糸を供給して新たに編目112を
形成する割り増やしを行う。これにより、バックベッド
の針cに係止されていた空針ニットの編目111はフロ
ントベッドの針Cに係止されていた編地1を構成する前
コースの編目113と重ねられた状態となる(図24−
3)。次に図23−5においてはバックベッドを右に針
1本分ラッキングした後、バックベッドの針cに新たに
形成した編目112をフロントベッドの針Dに目移しす
る。これにより前コースの編目114と図23−4で新
たに形成された編目112の2つの編目が重ねられた状
態となる。そして図23−6においては給糸口2により
フロントベッドの針D〜Fに編糸を供給して編成領域P
を編成することによりフロントベッドの針Dに次コース
の編目115が形成される。同様に引き続く編成により
フロントベッドの針Cに編糸が供給され次コースの編目
116が形成されることにより結び目117の形成が完
了する(図24−4)。また糸出しの場合には、図23
−5において給糸口2を編成領域外へ移動させる。な
お、上記した実施例においては、空針ニットの編目11
1および新たに形成した編目112のそれぞれに次コー
スの編目115、116が形成されることが必要であ
り、新たに形成した編目112を重ねる編目は任意に変
更できる。
【0028】(第3−3実施例)次に第3−3実施例を
編成コース図25および図26と、編成完了後の結び目
の状態を示す図27および図28を使用し、糸入れを行
う場合を例に説明する。なお、第3−3実施例では第3
−1実施例を利用する方法と第3−2実施例を利用する
2つの方法があり、以下第3−1実施例を利用する場
合、第3−2実施例を利用する場合の順に説明する。第
3−3実施例は編地を構成する編目を移動させることに
より空針とした針を使用し、第3−1実施例または第3
−2実施例により形成した2つの編目を重ねた状態で次
コースの編目を形成することを特徴とする。
【0029】第3−1実施例を利用する場合から説明す
る。まず、図25−1ではフロントベッドの針Cに係止
されている前コースの編目103(第3−1実施例と共
通する部分には同じ符号を付して説明する)をバックベ
ッドの針cに目移しする。次に図25−2ではバックベ
ッドを糸入れを行う給糸口2が存在する側と反対側の右
方向に針一本分ラッキングする。図25−2の編成に引
き続いて、図25−3の編成を行う前に第3−1実施例
の図21−1から図21−4に示される編成を行うこと
により図25−3に示す状態とする。この時、フロント
ベッドの針Cに係止されていた編地1を構成する前コー
スの編目103はバックベッドの針cに目移しされてい
るため針Cには図21−1で形成された空針ニットの編
目101だけが係止された状態となる。引き続いて図2
5−4ではバックベッドの針bに新たに形成した編目1
02をフロントベッドの針Cに目移しし、前記空針ニッ
トの編目101と重ねた状態とする。次に図25−5で
は給糸口2を反転させ、フロントベッドの針Cに編糸を
供給して次コースの編目121を形成する。そして図2
5−6ではフロントベッドの針Cからバックベッドの針
bに編目121を目移し、図26−1においては、バッ
クベッドを左に針1本分ラッキングした後、バックベッ
ドの針cに目移ししていた前コースの編目103をフロ
ントベッドの針Cに移し戻す。次に図26−2ではバッ
クベッドを右に針一本分ラッキングした後、バックベッ
ドの針bに目移ししていた編目121をフロントベッド
の針Cに目移して前コースの編目103と重ねる。そし
て図26−3では給糸口2を右方向に移動させフロント
ベッドの針D〜Fに編糸を供給して編成領域Pを編成す
る。そして引き続く編成によりフロントベッドの針Cに
次コースの編目122が形成される。
【0030】第3−1実施例を利用して第3−3実施例
を行った場合の編成完了後の状態を図27に示す。空針
ニットの編目101(説明の便宜を図るため第3−1実
施例と共通する部分には同一の符号を付して説明する)
と割り増やしにより新たに形成された編目102が重ね
られた状態で図25−5で形成された次コースの編目1
21により保持され、編目121は編地1を構成する前
コースの編目103と重ねられた状態で次コースの編目
122により保持される状態となる。
【0031】次に第3−2実施例を利用して第3−3実
施例を行った場合を説明する。第3−2実施例を利用し
た場合には図25−2に示される状態とした後、図23
−1から図23−4に示される編成を行う。そして図2
3−4の編成に引き続いて図25−3以降に示される編
成を行うのであるが、第3−2実施例では図23−4の
編成が完了した時点で給糸口2は針Cの左側に位置する
ため、図25−3以降の編成においてフロントベッドの
針Cに対する給糸口2の位置は左右逆となる。第3−2
実施例を利用して第3−3実施例を行った場合の編成完
了後の状態を図28に示す。空針ニットの編目111
(第3−2実施例と共通する部分には同一の符号を付し
て説明する)と割り増やしにより新たに形成された編目
112が重ねられた状態で図25−4で形成される次コ
ースの編目131により保持され、編目131は編地1
を構成する前コースの編目113と重ねられた状態で次
コースの編目132により保持された状態となる。
【0032】(第4実施例)次に第4実施例を編成コー
ス図29および針と供給される編糸の状態を示す図30
を使用し、糸入れを行う場合を例に説明する。第4実施
例は第1実施例の変形例であり、バックベッドの針のみ
を使用して結び目を形成する点が異なる。第4実施例で
は、まず図29−1に示すように糸入れを行う給糸口2
によりフロントベッドの針Bに編目のつけあがりを防止
するためのタックを行うとともにバックベッドの針cに
編糸を供給して空針ニットの編目141を形成する(図
30−1)。次に図29−2においては給糸口2を反転
させ、空針ニットの編目141を形成したバックベッド
の針cを越えて左方向に移動させる(図30−2)。次
に図29−3においては再び給糸口2を反転させた後、
バックベッドの針cに編糸を供給して編目142を形成
する(図30−3)。次に図29−4では給糸口2を反
転させ、再度バックベッドの針cに編糸を供給し新たに
次コースの編目143を形成する(図30−4)。続い
て図29−5ではバックベッドの針cに新たに形成した
編目143をフロントベッドの針Cに目移しすることに
より編地1を構成する前コースの編目144と重ねる
(図30−5)。そして図29−6においては給糸口2
を右方向に移動させフロントベッドの針D〜Fに編糸を
供給して編成領域Pを編成する。そして引き続く編成に
よりフロントベッドの針Cに次コースの編目145が形
成されることで結び目147の形成が完了する(図30
−6)。編地1の編成完了後、編地1に生じた渡り糸1
46を編地1から引き出す方向に引くことにより結び目
147が引き締められる。また糸出しの場合には、図2
9−5において給糸口2を編成領域外へ移動させる。そ
して編地1の編成完了後、編地1と給糸口2間に生じた
渡り糸148を編地1から引き出す方向に引くことによ
り結び目147が引き締められる。第4実施例では、第
1実施例と比較して前コースの編目をバックベッドの針
に目移しして空針とする必要がなく、バックベッドの針
だけを使用して結び目147を形成することができるの
でコース数を節約することが可能である。
【0033】(第5実施例)次に本発明の第5実施例を
編成コース図31および針と供給される編糸の状態を示
す図32を使用し、糸入れを行う場合を例に説明する。
第5実施例は第3−1実施例の変形例である。第3−1
実施例では割り増やしを行うことにより結び目を形成す
るのに対し、第5実施例では第3−1実施例により形成
される結び目と同じ結び目を割り増やしを行うことなく
形成する点が異なる。第5実施例においてはまず図31
−1においてフロントベッドの針Bにつけあがり防止の
タックを行うとともにバックベッドの針c、dに順次編
糸を供給して空針ニットの編目151、152を形成す
る(図32−1)。次に図31−2では給糸口2を反転
させ、バックベッドの針cを越えて左方向に移動させる
(図32−2)。次に図31−3ではバックベッドの針
cに係止されている空針ニットの編目151を前ベッド
の針Cに目移しする。この時バックベッドの針cの編目
は給糸口2からバックベッドの針dに渡っている編糸の
上を越えてフロントベッドの針Cに目移しされる。針C
には編地1を構成する前コースの編目153が係止され
た状態であるため、フロントベッドの針Cには2つの編
目が係止された状態となる(図32−3)。次に図31
−4では給糸口2を反転させ、バックベッドの針dに編
糸を供給して編目154を形成するとともに結び目15
5を形成する(図32−4)。この状態では第3−1実
施例の図22−3に示す状態と比較して、バックベッド
の編目を係止している針だけが異なる。以降第3−1実
施例の図21−5から図21−6と同じ編成が行われ
る。第5実施例により形成される結び目155は図22
−3に示される第3−1実施例の結び目104と同じで
ある。第5実施例においては、第3−1実施例に示され
る割り増やしを行うことのできない編機においても解れ
止めを行うことができる。なお、第5実施例においても
第3−1実施例と同様に図31−4に示される編成を行
った後、図21−5に示される編成を行う前に、フロン
トベッドの針Cとバックベッドの針dを引き下げ結び目
155を引き締めるようにしてもよい。このようにする
ことで、図32−4に示すように結び目155を形成す
る空針ニットの編目151および編目154を形成する
編糸がそれぞれ矢印UおよびVの方向に引かれることに
より結び目155が引き締められる。
【0034】なお、上記した第1、第3、第4、第5実
施例においては、編成領域毎に異なる編糸を使用して編
成するインターシャ編地を編成する場合を例に説明した
が、本発明はインターシャ編地を編成する場合だけに限
られるものではなく、例えば同色の編糸を使用して身頃
部にポケットを形成するために糸入れまたは糸出しを行
うような場合にも本発明を実施することができる。ま
た、第1、第4実施例においては、糸入れまたは糸出し
を行う給糸口により形成した空針ニットの編目を対向す
る針床の針に目移しするために、空針を作成する工程を
含めて説明を行ったが、4枚ベッド編機を使用して本発
明を実施する場合は編地の編成に使用されない針を使う
ことでこの工程を省略できる。また同様に、編成する柄
等により予め空針が存在する場合にも前記工程を省略で
きる。また、第1、第3、第4、第5実施例において
は、編地1の内部に編成領域Pが1箇所のみ存在する柄
を例に説明したが、同じ給糸口で編成される編成領域
が、編地1内に複数存在する場合でも各編成領域間に渡
る渡り糸に対し、本発明の方法を実施できることはもち
ろんである。また、上記した第1、第2、第4実施例に
おいては、結び目を形成した渡り糸を編地の編成完了
後、手作業により渡り糸を編地から引き出す方向に引っ
張ることにより結び目を引き締める場合を例に説明を行
ったが、編機に結び目を引き締める機構を設けた場合に
は、渡り糸の解け止めの後処理を自動化することができ
る。なお、上記第3、第4、第5実施例で行ったつけあ
がりを防止するための編成は、実施例1および実施例2
にも追加可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記したように、編地の始端部
や終端部あるいは編地編成途中に出し入れされる給糸口
によって供給される編糸により結び目が自動的に形成さ
れる。また、糸入れまたは糸出しにより生じた渡り糸を
編地の近傍箇所で切断するだけで効率的に処理すること
ができ、従来のように切断した渡り糸の残りの部分をか
がり針等で周辺にかがり付ける等の処理を施す必要な
く、渡り糸の解け出しを防止することができる。また、
本発明の渡り糸の解れ止め方法を、編地を構成する編目
を係止する針から編目を対向する針床の針へ移動させる
ことで空針とした針を使用することにより行った場合に
は、任意の箇所で糸出しまたは糸入れを行うことが可能
である。また、編地の編成完了後、渡り糸を編地から引
き出す方向に引っ張り、結び目を引き締めた状態で渡り
糸を編地の近傍箇所で切断するようにした場合には、渡
り糸をより確実に保持することができ、渡り糸の解け出
しを防止することができる。また、割り増やしにより結
び目となる編目を形成した場合には、編成コース数を減
らすことができ、解れ止めを行うための編成を効率よく
行うことができるという効果がある。また、編成に使用
されない一方の針床の針を使用して結び目を形成するよ
うにした場合には、結び目の形成に使用する針に係止さ
れている編目を移動させる必要がなく、編成を効率的に
行えるという効果がある。また、結び目を形成した後、
対向する針床の針に目移しした空針ニットの編目を係止
している編針および新たに形成した編目を係止している
編針を引き下げ、結び目を引き締めるようにした場合に
は、編機上の編成において自動的に結び目を引き締めら
ることができ、編地の編成完了後、渡り糸を切断するだ
けで効率的に解れ止め処理を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の解け止め方法により編成される編
地の編成完了後の状態を示す平面図である。
【図2】同実施例における糸入れを行う場合を示す編成
コース図である。
【図3】同実施例における糸入れを行う場合を示す編成
コース図である。
【図4】同実施例における糸入れを行う場合の針と供給
される編糸の状態を示す概略図である。
【図5】同実施例における糸入れを行う場合の編地編成
完了後の状態を示す概略ループ図である。
【図6】同実施例における糸出しを行う場合を示す編成
コース図である。
【図7】同実施例における糸出しを行う場合を示す編成
コース図である。
【図8】同実施例における糸出しを行う場合の針と供給
される編糸の状態を示す概略図である。
【図9】同実施例における糸出しを行う場合の編地編成
完了後の状態を示す概略ループ図である。
【図10】第1実施例の変形例による解け止め方法にお
ける糸入れを行う場合を示す編成コース図である。
【図11】同変形例における糸入れを行う場合を示す編
成コース図である。
【図12】同変形例における糸出しを行う場合を示す編
成コース図である。
【図13】同実施例における糸出しを行う場合を示す編
成コース図である。
【図14】第2実施例の解け止め方法により編成される
編地の編成完了後の状態を示す平面図である。
【図15】同実施例における編み始め部の編成コース図
である。
【図16】図15の編成により編まれた編み始め部の概
略ループ図である。
【図17】同実施例における編み終わり部の編成コース
図である。
【図18】同実施例における編み終わり部の編成コース
図である。
【図19】図19−Aは図17及び図18の編成により
編まれた編み始め部の概略ループ図である。図19−B
は図19−Aの状態から編糸の終端部を引き出し結び目
を緊縮させた状態を示す部分図ある。
【図20】本発明の方法を実施したマフラーを示した図
である。
【図21】第3−1実施例の解れ止め方法を示す編成コ
ース図である。
【図22】同実施例における針と供給される編糸の状態
を示す概略図である。
【図23】第3−2実施例の解れ止め方法を示す編成コ
ース図である。
【図24】同実施例における針と供給される編糸の状態
を示す概略図である。
【図25】第3−3実施例の解れ止め方法を示す編成コ
ース図である。
【図26】同実施例を示す編成コース図である。
【図27】第3−1実施例を利用して第3−3実施例を
行った場合を示す概略ループ図である。
【図28】第3−2実施例を利用して第3−3実施例を
行った場合を示す概略ループ図である。
【図29】第4実施例の解れ止め方法を示す編成コース
図である。
【図30】同実施例における針と供給される編糸の状態
を示す概略図である。
【図31】第5実施例の解れ止め方法を示す編成コース
図である。
【図32】同実施例における針と供給される編糸の状態
を示す概略図である。
【図33】割り増やし編成を示す図である。
【図34】従来技術により編成された編地の編成完了後
の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・編地 2・・・給糸口 3・・・編成領域Qの編目 6・・・空針ニットの編目 7・・・ニット編目 8・・・結び目 9・・・編成領域Pで最初に形成された編目 10・・・渡り糸 11・・・編成領域Pで最後に形成された編目 14・・・空針ニットの編目 15・・・ニット編目 16・・・結び目 17・・・編成領域Qの編目 18・・・渡り糸 20・・・レースパイプ 40・・・紐状編地 70・・・マフラー 104・・・結び目 117・・・結び目 147・・・結び目 155・・・結び目 300・・・従来技術により編成された編地

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも前後一対の針床を有し、その何
    れか一方または双方が左右摺動可能な横編機を使用して
    編地を編成する際に、編糸により編成される編地の編成
    始端部または編成終端部の解れ止め方法において、 給糸口(2)を移動させて前後何れか一方の針床の所定
    の針に編糸を供給して編目(6,14,50,57)を
    形成する工程、 前記形成された編目(6,14,50,57)から給糸
    口(2)に延びる側の編糸(5,12,66,68)が
    前記編目(6,14,50,57)から他方に延びる側
    の編糸(4,13,65,67)の下側を通過し編糸同
    士が交差するように、給糸口(2)を反転移動させて前
    記編目(6,14,50,57)の前を通過させること
    と、前記編目(6,14,50,57)を前後針床間で
    受渡しすることを適宜順序で行う工程、 前記交差した状態から給糸口(2)を移動させて前記編
    目(6,14,50,57)を係止する針に編糸を供給
    して前記編目(6,14,50,57)に続く編目
    (7,15,51,58)を形成することで新たに形成
    された編目(7,15,51,58)を越えてノックオ
    ーバーする先に形成された編目(6,14,50,5
    7)により結び目(8,16,54,64)を形成させ
    る工程、を含むことを特徴とする編地の解れ止め方法。
  2. 【請求項2】少なくとも前後一対の針床を有し、その何
    れか一方または双方が左右摺動可能な横編機で糸入れま
    たは糸出し等を行う際に生じる渡り糸の解れ止めを行う
    方法であって、 糸入れまたは糸出しを行う給糸口(2)により、前後何
    れか一方の針床の空針に編糸を供給して空針ニットの編
    目(6,14)を形成する工程、 給糸口(2)を反転させ、前記空針ニットを行った編針
    を越えて移動させる工程、 空針ニットの編目(6,14)を対向する針床の空針に
    目移しする工程、 前記空針ニットの編目(6,14)を係止した針に再度
    給糸口により編糸を供給してニット編目(7,15)を
    形成することにより、新たに形成された前記ニット編目
    (7,15)を越えてノックオーバーされる空針ニット
    の編目(6,14)により結び目(8,16)を作る工
    程、 前記形成したニット編目(7,15)を編地を構成する
    編目(3,11)と重ねる工程、 編目が重ねられた状態で係止している編針に編糸を供給
    し、次コースの編目(9,17)を形成する工程、を含
    むことを特徴とする渡り糸の解れ止め方法。
  3. 【請求項3】少なくとも前後一対の針床を有し、その何
    れか一方または双方が左右摺動可能に構成された横編機
    で糸入れまたは糸出しを行う際に生じる渡り糸の解れ止
    めを行う方法であって、 前後何れか一方の針床の空針に給糸口(2)により編糸
    を供給して空針ニットの編目(141)を形成する工
    程、 給糸口を(2)反転させ、前記空針ニットの編目(14
    1)を形成した編針を越えて移動させる工程、 再度給糸口(2)を反転させ、前記空針ニットの編目
    (141)を形成した針に再度編糸を供給して次コース
    の編目(142)を形成する工程、 前記次コースの編目(142)を係止している編針に編
    糸を供給して次コースの編目(143)を形成する工程
    新たに形成した次コースの編目(143)を編地(1)
    を構成する編目(144)と重ねた状態で次コースの編
    目(145)を形成する工程、を含むことを特徴とする
    渡り糸の解れ止め方法。
  4. 【請求項4】前記請求項1乃至請求項3の何れか一つの
    項に記載の解れ止め方法により形成された編地の糸入れ
    または糸出しを行う際に生じた渡り糸を編地から引き出
    す方向に引っ張り、結び目を引き締めた後、渡り糸を編
    地の近傍箇所で切断することを特徴とする渡り糸の解れ
    止め方法。
  5. 【請求項5】前記解れ止め方法は、編地を構成する編目
    を係止する針から編目を対向する針床の針へ移動させる
    ことにより空針とした針を使用することにより行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の渡り糸の解れ止め方法。
  6. 【請求項6】側面の一側に目移し用羽根部材を有する編
    針を複数植設した針床を少なくとも前後一対に設け、そ
    の何れか一方または双方が左右摺動可能に構成された横
    編機で糸入れまたは糸出しを行う際に生じる渡り糸の解
    れ止めを行う方法であって、 給糸口(2)を結び目(104)を形成する編針の目移
    し用羽根部材(202)が設けられる側と逆方向に移動
    させ、前後何れか一方の針床の空針に編糸を供給して空
    針ニットの編目(101)を形成する工程、 給糸口(2)を反転させ、前記空針ニットの編目(10
    1)を形成した編針を越えて移動させる工程、 再度給糸口(2)を反転させ、前記空針ニットの編目
    (101)を係止した編針に割り増やしを行うことによ
    り、空針ニットの編目(101)を対向する針床の編針
    に目移しすると同時に空針ニットの編目(101)を係
    止していた編針に編糸を供給して新たに編目(102)
    を形成するとともに結び目(104)を形成する工程、 前記目移しした空針ニットの編目(101)および前記
    新たに形成した編目(102)に次コースの編目(10
    6,107)を形成する工程、を含むことを特徴とする
    渡り糸の解れ止め方法。
  7. 【請求項7】少なくとも前後一対の針床を有し、その何
    れか一方または双方が左右摺動可能に構成された横編機
    で糸入れまたは糸出しを行う際に生じる渡り糸の解れ止
    めを行う方法であって、 前後何れか一方の針床の2本の空針に給糸口(2)によ
    り編糸を供給してそれぞれ空針ニットの編目(151,
    152)を形成する工程、 給糸口(2)を反転させ、前記空針ニットの編目(15
    1,152)を形成した編針を越えて移動させる工程、 前記空針ニットの編目(151,152)を形成した針
    の内、前記移動させた給糸口(2)側に位置する針の空
    針ニットの編目(151)を対向する針床の針に目移し
    する工程、 給糸口(2)を反転させ、前記もう一方の空針ニットの
    編目(152)を係止している針に編糸を供給して新た
    に編目(154)を形成するとともに結び目(155)
    を形成する工程、 前記対向する針床に移した空針ニットの編目(151)
    および新たに形成した編目(154)のそれぞれに次コ
    ースの編目を形成する工程、を含むことを特徴とする渡
    り糸の解れ止め方法。
  8. 【請求項8】結び目(104,155)を形成する工程
    が対向する針床の針に目移しした空針ニットの編目(1
    01,151)を係止している編針および新たに形成し
    た編目(102,154)を係止している編針を編糸を
    供給することなく引き下げ、結び目(104,155)
    を引き締める工程を含むことを特徴とする請求項6また
    は請求項7の何れか一つの項に記載の解れ止め方法。
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