JP3098331U - ロック体およびこのロック体を備えた籠 - Google Patents

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滝本 良樹
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孔雀金網株式会社
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Abstract

【課題】低コストで製造することができるロック体およびこのロック体を備えた籠を提供する。
【解決手段】仕切り体2に設けられた開口3の周縁部3aにヒンジ部4を介して一端部5が連結される扉6を閉じた状態でロックするためのロック体Lであって、閉じた状態の扉6の前記一端部5以外の端部8と開口3の周縁部3aとの両方を挟むロック位置と、いずれか一方のみを挟むかまたは両方とも挟まないアンロック位置とにスライド移動するように構成した本体9を有する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ロック体およびこのロック体を備えた籠に関する。
【0002】
【従来の技術】
小鳥や子犬などの小動物を収容するための籠として、天井壁、底壁および側壁を有し、側壁のうちの一面の壁が網状の仕切り体からなり、前記仕切り体に設けられた開口の周縁部にヒンジ部を介して一端部が連結される扉を設け、前記開口を通して小動物を籠の内外に出入りさせるようにしたものがある。
【0003】
そして、前記籠には、扉を閉じた状態でロックするためにロック体が用いられており、そのような従来のロック体として、閉じた状態の扉の端部と開口の周縁部との両方を挟むことができるロック位置に配置されるストッパ部分およびスライド部分と、固定つまみおよび摺動つまみと、この摺動つまみを固定つまみから遠ざける方向に付勢する弾性部材(図示せず)とを備え、前記スライド部分が、前記摺動つまみの摺動に伴って前記ロック位置から退くように構成されたものがある。
【0004】
上記の構成からなるロック体では、前記弾性部材の付勢に逆らって前記摺動つまみを固定つまみに近づける方向に動かすと、前記スライド部分がロック位置から退く。すなわち、前記摺動つまみを操作することで、扉をロックした状態と、扉のロックを解除した状態とに切り換えることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のロック体は、3つ以上の部材からなる複雑な構造を有していたため、その分だけ製造コストが上昇することとなっていた。
【0006】
本考案は上記の点を考慮にいれてなされたものであって、低コストで製造することができるロック体およびこのロック体を備えた籠を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のロック体は、仕切り体に設けられた開口の周縁部にヒンジ部を介して一端部が連結される扉を閉じた状態でロックするためのロック体であって、閉じた状態の扉の前記一端部以外の端部と開口の周縁部との両方を挟むロック位置と、いずれか一方のみを挟むかまたは両方とも挟まないアンロック位置とにスライド移動するように構成した本体を有する(請求項1)。
【0008】
また、前記本体は1つの部材よりなるとしてもよい(請求項2)。
【0009】
上記の構成によれば、低コストで製造することができるロック体を提供することが可能となる。
【0010】
すなわち、前記ロック体は、構造が非常にシンプルであり、本体を1部材のみから構成することができるため、製造コストの低減を図ることが容易となる。
【0011】
また、前記本体が、前記仕切り体または扉に設けられた前記ロック位置からアンロック位置に向けて延びる線状部分によりガイドされるように構成したとしてもよい(請求項3)。この場合には、ロック位置にある扉の前記一端部以外の端部と開口の周縁部との両方に対して垂直な方向に延びる線状部分を利用することができ、そのような線状部分は網状の仕切り体に必然的に形成されていることから、ロック体を網状の仕切り体を有する籠などに広く適用することが可能となり、ロック体が汎用性に優れたものとなる。
【0012】
さらに、前記本体が、前記開口の周縁部または扉の一端部以外の端部に弾性部材を介して連結されており、前記弾性部材によりアンロック位置からロック位置にスライドするように付勢されているとしてもよい(請求項4)。この場合、ロック位置にある前記本体をアンロック位置に移動させる際には、手動により前記弾性部材の付勢に抗して本体をスライドさせる必要があるが、アンロック位置にある本体をロック位置に戻す際には、本体から手を離すだけでよく、これにより、本体が自動的にロック位置に戻ることとなり、それだけ扱いが容易で便利なものとなる。
【0013】
また、前記アンロック位置が仕切り体内にあるとしてもよく(請求項5)、前記アンロック位置が扉内にあるとしてもよい(請求項6)。前記アンロック位置が仕切り体内にある場合には本体を仕切り体側に取り付け、アンロック位置が扉内にあるとした場合には本体を扉側に取り付けることとなる。すなわち、ロック体を取り付ける位置は、仕切り体および扉の構造などに応じて臨機応変に設定することが可能である。
【0014】
一方、本考案の籠は、請求項1〜6のいずれかに記載のロック体を備えた(請求項7)。
【0015】
上記の構成からなる籠では、上述したロック体によって得られる効果を同様に得ることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を、図を参照しながら説明する。
図1は、本考案の一実施例に係るロック体Lを備えた籠1の構成を概略的に示す斜視図、図2は、前記籠1の前面部の構成を概略的に示す正面図である。
籠1は、小鳥や子犬などの小動物を収容するためのものであり、天井壁1a、底壁1bおよび側壁1cを有するほぼ直方体形状または立方体形状をしており、四面ある前記側壁1cのうちの一面(本実施例では前面部)が網状の仕切り体2によって構成されている。
【0017】
そして、前記仕切り体2にはほぼ矩形状の開口3が設けられており、この開口3の周縁部3aにヒンジ部4を介して一端部(本実施例では下端部)5が連結される扉6を設け、前記開口3を通して小動物を籠1の内外に出入りさせるように構成してある。
【0018】
前記ヒンジ部4は、扉6の一端部(下端部)の両端付近にそれぞれ設けられた環状部分からなり、前記開口3の周縁部3aを構成する線状部分7が前記ヒンジ部4を挿通するように構成してある。
【0019】
図3および図4は、表側および裏側からみた前記ロック体Lの構成を概略的に示す斜視図である。
前記ロック体Lは、仕切り体2に設けられた開口3の周縁部3aにヒンジ部4を介して一端部5が連結される扉6を閉じた状態でロックするためのものであり、閉じた状態の扉6の前記一端部5以外の端部(本実施例では一端部5の反対側の端部である上端部)8と開口3の周縁部3aとの両方を挟むロック位置と、いずれか一方のみを挟むかまたは両方とも挟まないアンロック位置とにスライド移動するように構成した本体9を有する。なお、本実施例において、前記アンロック位置は、仕切り体2内(仕切り体2の上部)に設けられている。
【0020】
前記本体9は、例えば射出成形により成形された1つの部材よりなり、前記仕切り体2または扉6(本実施例では仕切り体2)に設けられた前記ロック位置からアンロック位置に向けて延び、互いに平行な2つの線状部分10によりガイドされるように構成してある。なお、前記線状部分10は、ロック位置にある前記端部8および周縁部3aの両方と垂直な方向に延びている。
【0021】
そして、前記本体9には、前記線状部分10を挿通させるように適宜の部分に切り欠き溝11が設けられており、また、線状部分10によるガイドが外れることを防止するための断面ほぼL字形状のガイド受け部分12が設けられている。
【0022】
また、前記本体9には、閉じた状態の扉6の前記一端部5以外の端部8と開口3の周縁部3aとの両方を挟むための挟み込み部13を有している。この挟み込み部13は、本体9の一面側(表側)付近から側方に向けて連設された板部分13aと、本体9の他面側(裏側)付近から側方に向けて連設された2つの板部分13bとからなり、正面視において前記2つの板部分13bが板部分13aを挟むように構成されている。
【0023】
さらに、前記本体9は、前記開口3の周縁部3aまたは扉6の前記一端部5以外の端部8(本実施例では扉6の端部8)に弾性部材14を介して連結されており、前記弾性部材14によりアンロック位置からロック位置にスライドするように付勢されている。なお、前記弾性部材14は、例えば、両端に係止部を有する引っ張り用のコイルばねからなり、その一端が前記端部8に係止し、他端が本体9のほぼ中央に設けられた被係止部15に係止する。
【0024】
次に、上記の構成からなるロック体Lを用いて扉6のロックとその解除を行う方法について説明する。
図2は、ロック体Lを用いて扉6をロックした状態を示している。そして、この状態から扉6を開けることができるようにロックを解除した状態とするには、ロック位置にある前記ロック体Lを前記弾性部材14の付勢に抗してアンロック位置へと動かす(本実施例では、前記ロック体Lを上方に持ち上げる)だけでよい。この操作により、前記扉6のロックは解除された状態となる。その後、持ち上げたロック体Lを離すと、前記弾性部材14の付勢によってロック体Lは再びロック位置戻る。
【0025】
一方、開閉自在な状態の扉6をロックした状態とするには、まず、ロック位置にある前記ロック体Lを前記弾性部材14の付勢に抗してアンロック位置へと動かす(本実施例では、前記ロック体Lを上方に持ち上げる)。続いて、扉6を閉めた状態とし、最後に、持ち上げておいたロック体Lを離し、前記弾性部材14の付勢によってアンロック位置に退いていたロック体Lをロック位置に戻すだけでよい。この操作により、扉6はロックされた状態となる。
【0026】
なお、本実施例のロック体Lでは、その成形の都合上、図3に示すように、ロック体Lの表側において前記ガイド受け部分12および被係止部15を設けた位置と対応する位置にそれぞれ開口12a,15aが形成されているが、図5に示すように、前記開口12a,15aを形成しないように構成してもよい。
【0027】
また、本実施例では、前記ロック体Lを仕切り体2側に取り付けて、アンロック位置が仕切り体2内にあるように構成してあるが、このような構成に限られず、例えば、図6に示すように、前記ロック体Lを扉6側に取り付けて、アンロック位置が扉6内にあるように構成してもよい。
【0028】
ここで、前記ロック体Lをガイドする前記線状部分10に相当する部分が仕切り体2や扉6に存在しない場合には、線状部分10に相当する部分を形成すればよい。
【0029】
また、上記の構成からなるロック体Lは、本体9と弾性部材14との2部材のみからなるが、見栄えをよくするために、本体9の裏側を覆う化粧板(図示せず)を設けるようにしてもよい。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、低コストで製造することができるロック体およびこのロック体を備えた籠を提供することが可能となる。
【0031】
すなわち、前記ロック体は、構造が非常にシンプルであり、本体を1部材のみから構成することができるため、製造コストの低減を図ることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るロック体を備えた籠の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】前記籠の前面部の構成を概略的に示す正面図である。
【図3】表側からみた前記ロック体の構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】裏側からみた前記ロック体の構成を概略的に示す斜視図である。
【図5】表側からみた前記ロック体の変形例の構成を概略的に示す斜視図である。
【図6】前記ロック体の取り付け位置を変えた籠の前面部の変形例の構成を概略的に示す正面図である。
【符号の説明】
2…仕切り体、3…開口、3a…周縁部、4…ヒンジ部、5…一端部、6…扉、8…端部、9…本体、L…ロック体。

Claims (7)

  1. 仕切り体に設けられた開口の周縁部にヒンジ部を介して一端部が連結される扉を閉じた状態でロックするためのロック体であって、閉じた状態の扉の前記一端部以外の端部と開口の周縁部との両方を挟むロック位置と、いずれか一方のみを挟むかまたは両方とも挟まないアンロック位置とにスライド移動するように構成した本体を有することを特徴とするロック体。
  2. 前記本体が1つの部材よりなる請求項1に記載のロック体。
  3. 前記本体が、前記仕切り体または扉に設けられた前記ロック位置からアンロック位置に向けて延びる線状部分によりガイドされるように構成した請求項2に記載のロック体。
  4. 前記本体が、前記開口の周縁部または扉の一端部以外の端部に弾性部材を介して連結されており、前記弾性部材によりアンロック位置からロック位置にスライドするように付勢されている請求項2または3に記載のロック体。
  5. 前記アンロック位置が仕切り体内にある請求項2〜4のいずれかに記載のロック体。
  6. 前記アンロック位置が扉内にある請求項2〜4のいずれかに記載のロック体。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のロック体を備えたことを特徴とする籠。
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