JP3097712B2 - ホウ酸濃度制御方法 - Google Patents

ホウ酸濃度制御方法

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JP3097712B2
JP3097712B2 JP04079764A JP7976492A JP3097712B2 JP 3097712 B2 JP3097712 B2 JP 3097712B2 JP 04079764 A JP04079764 A JP 04079764A JP 7976492 A JP7976492 A JP 7976492A JP 3097712 B2 JP3097712 B2 JP 3097712B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ホウ素−10対ホウ素−
11の同位体原子比が天然に生成するホウ酸溶液中に見
られるような19.8:80.2よりも大きい濃縮ホウ酸
溶液を用いる原子炉制御系に関するものである。本発明
は、出力運転中の原子炉一次冷却材溶液として濃縮ホウ
酸溶液を用い、そして燃料交換目的には天然ホウ酸溶液
を用いて、燃料交換後の原子炉冷却材系に必要な補給用
濃縮ホウ酸溶液の量が最小であるようにする原子炉プラ
ントの運転に関するものである。
【0002】
【発明の背景】原子炉は原子炉出力を制御するための系
を備えていなければならない。発電用原子炉の炉心設計
に意識的に取り入れられる過剰反応度を制御する多くの
方法が公知である。これ等の方法には、炉心に挿入した
り炉心から引き抜いたりすることができる中性子吸収制
御棒の使用や、軽水冷却材/減速材における水素の密度
を変化させ、それ故水素の高速中性子減速と熱中性子吸
収速度との両方を変化させる減速材温度の調節や、炉心
格子に直接含まれる(可燃性毒物棒又は燃料ペレット被
覆として)か、“化学的シム”として一次冷却材/減速
材中に溶解される、固体もしくは溶解中性子吸収毒物物
質の使用がある。化学的シムは通常、ホウ酸溶液であ
る。原子炉の制御にこのようなホウ酸溶液を用いる系
は、米国特許第3,380,889号明細書及び米国特許
第3,666,626号明細書に記載されている。これ等
の冷却材系はホウ素−10(B−10)対ホウ素−11
(B−11)の最大原子比19.8:20.2を含む天然ホ
ウ酸溶液を用いる。
【0003】この先行技術は、原子炉冷却材系中におい
て化学的シムとして用いられる天然ホウ酸溶液を濃縮す
る精製方法を含む。この濃縮は、原子炉サイクルの始動
時における中性子捕獲化合物の高濃度溶液の必要性や、
原子炉サイクル中のB−10物質(核)の喪失に対する
補償の必要性や、放射性廃棄物を含む廃水流量を最小に
する必要性のために必要である。米国特許第4,073,
683号明細書は、天然ホウ酸溶液を再濃縮しながら、
炉心の反応度を制御するために希天然ホウ酸溶液をも生
ずるイオン交換系を開示している。米国特許第4,22
5,390号明細書は、化学的シムがやはり天然ホウ酸
である、炉心の反応度を制御するための複合イオン交換
/蒸発系を開示している。また、この米国特許第4,2
25,390号明細書は、天然ホウ酸溶液を用いて原子
炉を負荷に追随させる方法を開示している。これ等の方
法は、天然ホウ酸溶液の“濃縮”を含む、即ちこれ等の
方法は溶液中の天然ホウ酸量を増大又は低下させるが、
一次冷却材として“濃縮”ホウ酸を用いる原子炉をどの
ようにして運転するかについては開示していない。“濃
縮”という用語は、B−10対B−11の原子比が1
9.8:20.2の天然生成比を越えるようなホウ酸溶液
を意味する。
【0004】B−10同位体が原子炉中の過剰熱中性子
又は近熱中性子の吸収に実質的に寄与するホウ素主成分
毒物中の唯一つの同位体であることは公知である。この
理由は、B−10同位体が熱領域において比較的大きい
中性子捕獲断面積を有するからである。また、典型的な
発電用原子炉中のホウ素を主成分とする毒物化合物の存
在が、炉心や関連する原子力蒸気供給系の他の重要な構
成要素に対して、例えば腐食及び摩耗のような既知の有
害な効果を生ずることは公知である。従って、B−10
対B−11の同位体比を増大させ、それによって出力運
転中のあらゆる時に一次原子炉冷却材系中のホウ素主成
分毒物質の総量を有意に減ずるならば、化学的シムを含
む先行技術の原子炉冷却材系を凌駕する明白な利点が得
られることになる。このような系は、原子炉の制御を可
能にし、原子炉を構成する物理的元素もしくは要素に対
する有害な効果を減ずると考えられる。
【0005】本発明は、原子炉の炉心設計に意識的に取
り入れられる過剰反応度を制御するためにホウ素−10
同位体が濃縮されたホウ酸溶液を含む点で先行技術の系
とは異なる、加圧水型原子炉冷却材系(RCS)を提供
する。このホウ酸溶液(ここではEBAと呼ぶ)は、ホ
ウ素−10同位体が濃縮されていて、天然比19.8:
80.2を越えるB−10対B−11の同位体原子比を
有する。このような溶液は原子炉冷却材系の総ホウ酸濃
度の低下を可能にするので、原子炉冷却材系溶液として
好ましい。この低いホウ酸濃度は原子炉冷却材系のpH
制御に少量の水酸化リチウムが必要であることを意味す
る。このような原子炉冷却材系は先行技術の冷却材系よ
りも処理しやすい化学物質を有し、ホウ酸貯蔵系に維持
すべき最低温度の低下を可能にする。低濃度のホウ酸と
水酸化リチウムは原子炉冷却材系を構成する構成要素の
寿命の延長をもたらす。
【0006】従って、本発明の目的は、炉心サイクルの
出力運転中に原子炉冷却材系にEBA溶液を用いること
によって、原子炉の過剰反応度を制御する装置を提供す
ることである。
【0007】本発明の別の目的は、EBA溶液を含む原
子炉冷却材系を用いると共に、原子炉冷却材系と天然ホ
ウ酸溶液を含む燃料交換水系との混合を最小にして原子
炉を運転できる方法を提供することである。
【0008】本発明の原子炉制御系は、炉心を通って循
環する原子炉一次冷却材溶液を有する原子炉を含む。こ
の冷却材溶液は、同位体濃縮されたホウ素−10のホウ
酸溶液、即ちEBAからなる。EBA溶液は、19.
8:80.2より大きく、原子炉サイクルの始動時には
95:5程度の大きさのホウ素−10対ホウ素−11同
位体原子比を有する。
【0009】本発明の原子炉制御系は天然ホウ酸溶液を
含む燃料交換水貯蔵系を用いる。この系の貯蔵タンクは
原子炉容器に接続されていて、燃料交換作業中に用いら
れる。
【0010】本発明の原子炉制御系は、EBA溶液であ
る原子炉一次冷却材の一部を冷却材系からホウ素−10
貯蔵系に取り出すことによって、通常の出力運転モード
中に作動される。炉心の反応度が低下した時に、EBA
溶液のホウ酸濃度を減じて、濃縮ホウ酸をホウ素−10
貯蔵系に貯蔵する。炉心サイクルの終了時に、冷却材溶
液中のホウ素−10濃度は約0〜10ppmである。従
って、ホウ素−10物質の大部分はホウ素−10貯蔵系
に含まれる。
【0011】本発明によるEBA溶液冷却材系の運転方
法によると、燃料交換中及び燃料交換後に生ずる、EB
A溶液と燃料交換水溶液との混合は最小になる。燃料交
換中には、天然ホウ酸(ここでは、NBAと呼ぶ)の燃
料交換水貯蔵タンク溶液が原子炉冷却材系中で原子炉冷
却材溶液(0〜10ppmのホウ素−10を含む)と混
合する。燃料交換後及び燃料棒の交換終了時に、原子炉
容器を閉じる。次に、原子炉冷却材系中のホウ酸溶液を
濃縮ホウ酸と交換する。本発明はこの交換工程中のEB
A溶液の希釈を減ずる装置及びを提供する。
【0012】原子炉冷却材系中のホウ酸溶液の濃縮ホウ
酸との交換は次のようにして行われる。燃料交換用キャ
ナル内の溶液をドレン系を介して燃料交換水貯蔵タンク
に排出する。原子炉容器と原子炉冷却材系内にある溶液
の一部をタンクに排出する。原子炉容器と原子炉冷却材
系内の残留溶液を交換用EBA溶液によって、混合を最
小にするために好ましくはプラグ流れ(plug flow)の条
件下で、置換する。これによって、原子炉は次のサイク
ルを開始する状態になる。
【0013】燃料交換水貯蔵溶液とEBA溶液との混合
を最小にする好ましい方法が提供されている。一旦燃料
交換用キャナル内の溶液がドレン系を介して燃料交換水
貯蔵タンクに移されたならば、残留熱除去系(RHR
系)を用いて、容器内の残留溶液の一部を原子炉ホール
ドアップタンクに排出する。このRHR系は原子炉容器
を蒸気発生系に接続する原子炉冷却材ループに接続され
ている。ある量の原子炉冷却材が、原子炉冷却材系から
RHR系を介して、最も好ましくは、炉心の冷却及び運
転停止余裕を維持するために原子炉容器に最少量の冷却
材が残されるようなレベルまで、排出された後、交換が
開始される。EBA溶液との交換は、流入するEBA溶
液と流出する原子炉容器の残留冷却材溶液の両方を導く
RHR系配管を用いて実施することが好ましい。流入E
BA溶液は流出する原子炉容器溶液よりもかなり低温で
あるので、この交換は感温装置を用いて監視することが
できる。また、監視はB−10同位体分析器によって行
うこともできる。
【0014】燃料交換後の原子炉容器中の溶液と置換す
るためのEBA溶液は、イオン交換樹脂を通して高温溶
液を導くことによって又は蒸発系からの濃縮EBA溶液
を用いることによって供給される。EBA溶液の補給材
料は、この置換工程中のEBA希釈に対して補償するた
めに原子炉冷却材系に供給される。
【0015】
【好適な実施例の説明】本発明の制御系は、原子炉出力
を制御するためにホウ素を主成分とする化学的シムを用
いる、どんな設計の原子炉にも使用可能である。好まし
い原子炉系は加圧水型原子炉プラントについて設計され
ているが、その理由は、これ等の原子炉プラントは制御
流体中に溶解する可溶性中性子捕獲物質を用いるのによ
り適しているからである。
【0016】図1に示す原子炉プラントのフローダイア
グラムを参照すると、原子炉冷却材系(RCS)に濃縮
B−10を用いて加圧水型原子炉を運転するプロセスの
諸ステップが開示されている。原子炉冷却材系は、当該
技術で既知のように、炉心へ及び炉心から冷却材を搬送
させるために必要な設備からなる。フローダイアグラム
の最左端で、ブロック2において、プロセスは新しい原
子炉サイクルを開始する。新しい原子炉サイクルでは新
しい燃料棒が原子炉容器に供給されていることに特徴が
ある。この段階において、必要なレベルのB−10ホウ
素同位体が原子炉冷却材系にある。このB−10ホウ素
レベルは、核反応が一旦進行した時に、新しい燃料棒か
らの出力を制御するのに十分な高さでなければならな
い。原子炉冷却材系は、B−10対B−11の最大同位
体比が19.8:80.2以下である天然生成ホウ酸溶液
におけるよりも大きいB−10対B−11同位体比を有
する濃縮B−10ホウ酸溶液を含むと言われている。原
子炉冷却材系は他の中性子捕獲物質をも含みうるが、好
ましい原子炉冷却材系は中性子捕獲物質としてEBA溶
液のみを含む。
【0017】一旦核反応が進行したならば、原子炉冷却
材系溶液は原子炉容器を通って循環して、反応を制御
し、熱エネルギを蒸気発生系(図示せず)に伝達する。
原子炉燃料が核***性物質を減損し始めた後、原子炉冷
却材系溶液中の中性子捕獲物質レベルは、制御可能なエ
ネルギの最大出力が原子炉から得られるように、減少す
る。原子炉冷却材溶液中のB−10ホウ素物質の濃度を
制御するために原子炉冷却材系に貯蔵系が用いられてい
る。ブロック4に示すように、原子炉容器を通って循環
する、EBA溶液を含む冷却材溶液の一部を冷却材系か
ら抽出する。
【0018】抽出したEBA溶液を選択的に貯蔵系又は
濃縮系に導く。ブロック6に示すように、EBA(より
重要には、B−10物質又は分子)はイオン交換層に貯
蔵されることが好ましい。イオン交換層は、流入するE
BA流の温度に基づいてEBA溶液を貯蔵又は放出する
塩基性陰イオン交換樹脂物質の一定量を含む。従って、
原子炉サイクルが進行すると、EBA溶液は実際に貯蔵
もしくは“バンク”され、炉心の過剰反応度は低下す
る。或は、抽出されたEBA溶液をブロック8に示すよ
うに、濃縮系に導くことができる。好ましい濃縮系は蒸
発系である。抽出されたEBA溶液を蒸発系を用いて再
濃縮し、再濃縮EBA溶液が原子炉系によって必要にさ
れるときに後に使用するために貯蔵することができる。
【0019】イオン交換系と蒸発系の両方は、制御され
た量のEBA溶液を原子炉容器を循環する原子炉冷却材
溶液に戻すように配列することができる。戻された冷却
材溶液は任意の所望レベルのB−10ホウ酸にまで濃縮
することができるが、B−10:B−11の濃縮のレベ
ルは増大しない。イオン交換層を出るブロック6の溶液
は、ブロック10に示すような原子炉冷却材系に戻す
か、又はブロック8内の蒸発系に導いて、濃縮すること
ができる。好ましくは21.1〜65.5℃(70〜15
0゜F)の加熱溶液と、好ましくは水もしくはEBA溶液
とをブロック38を介してイオン交換系(ブロック6)
に供給する場合には、イオン交換層は高濃度EBA溶液
を放出することもできる。イオン交換樹脂から濃縮ホウ
酸溶液を溶離するための温度上限は用いる樹脂によって
限定される。この濃縮EBA溶液はブロック12に示す
濃縮EBA貯蔵系に導くことができる。ブロック8内の
蒸発系は、濃縮EBA溶液を濃縮EBA貯蔵系(ブロッ
ク12)に供給するか、又は希EBA溶液をブロック1
4に示す希EBA貯蔵系に供給することができる。濃縮
系に生じた溶液は、循環して、ブロック16に示すよう
に原子炉冷却材系に戻ることができる。
【0020】原子炉燃料棒の一部がそれ等の核***性物
質を殆ど減損した時に、炉心反応サイクルは終了する。
この時点において原子炉容器を循環する原子炉冷却材中
のB−10レベルは0〜10ppm近くになる。この時
点でB−10物質の全ては貯蔵されるか、又はイオン交
換樹脂層中にもしくは濃縮EBA貯蔵設備中に“バン
ク”されるか、又は中性子粒子との反応によって失われ
る。使用済み原子炉冷却材溶液の濃縮をブロック18に
示す。
【0021】一旦原子炉がそのサイクルの最後に達した
ならば、原子炉燃料棒の一部を交換しなければならな
い。先ず、原子炉冷却材系はブロック19に示すように
“ホウ素化”される。この工程は“送給と放出(feed a
nd bleed)"手順によって達成され、NBA溶液が原子炉
冷却材に供給され、原子炉冷却材系中の使用済み原子炉
冷却材が取り出される。次に、原子炉冷却材系を原子炉
フランジレベルにまで排出する。次に原子炉容器の蓋体
を取り去り、燃料交換用キャナルと原子炉容器キャビテ
ィとに、ブロック20に示すように、燃料交換水貯蔵タ
ンクからのNBA溶液を多量に注入する。一旦燃料交換
が行われたならば、燃料交換溶液の一定量をドレン系を
介して燃料交換水貯蔵タンクに戻し(ブロック22)、
原子炉容器蓋体を再装着する。
【0022】原子炉冷却材系(原子炉容器を含む)中に
このとき存在する溶液を、好ましくはできる限り最大限
に、排除してから、次のサイクルの核反応を制御するた
めに必要なEBA溶液を導入する。原子炉冷却材系の溶
液の一部を燃料交換水貯蔵タンク又は好ましくは原子炉
ホールドアップタンクに送る。この工程は、ブロック2
6及び28として図示されている。
【0023】ドレンの最低レベルは、炉心が常に適当に
冷却され、制御されることを確実にするための安全率に
依存する。原子炉ホールドアップタンクに移送される溶
液を更に処理して、天然ホウ酸を再濃縮することができ
る。プロセスの次の工程は、原子炉冷却材系中及び原子
炉容器中の残留溶液を、ブロック30に示すように、原
子炉冷却材系に用いるEBA溶液と置換することであ
る。置換時に、原子炉冷却材系(及び原子炉容器)を出
る溶液は、ブロック32に示すように、原子炉ホールド
アップタンクに移送される。
【0024】原子炉冷却材系中に残留する残留天然ホウ
酸溶液の置換に用いられるEBA溶液は原子炉プラント
内の種々の系によって供給される。第一に、EBA溶液
は濃縮EBA貯蔵系(ブロック12)から得ることがで
きる。EBA溶液の代替源はブロック36に示すように
EBA補給系を用いることである。このEBA補給系
は、高濃度の濃縮ホウ酸溶液を供給できる複数の処理ユ
ニットの単なる組み合わせである。
【0025】次に、原子炉冷却材系全体に、燃料交換用
NBA溶液の排除用と同じEBA源を用いて、EBA溶
液(ブロック34)をリフィル即ち再充填する。次のサ
イクルの開始は、ブロック2に示すように進めることが
できる。原子炉冷却材系におけるホウ素−10対ホウ素
−11同位体比は原子炉サイクルの開始時に19.8:
80.2より大きい値から95:5まで変化しうる。
【0026】原子炉サイクル中には原子炉冷却材系に比
較的少量の補給EBAを導入しなければならない。この
理由は原子炉サイクル中にB−10核子が中性子と反応
するという事実であり、原子炉冷却材溶液の全てが燃料
交換中に排出されるとは限らず、そのために燃料交換が
行われる時に原子炉冷却材系中のEBA溶液の若干の希
釈が生ずるからでもある。それ故、EBA補給の供給源
がブロック36に示されるように必要になる。
【0027】原子炉冷却材系中の残留燃料交換用NBA
溶液をEBA溶液と置換して、2溶液の混合を最小にす
るための好ましい方法の工程を更に詳しく説明するため
に、図2を参照する。炉心25を含む原子炉容器90と
その蓋体91は、原子炉容器90が反応を制御するため
に流体レベル84として代表的に示す最小レベルの溶液
を含んで、図示されている。燃料交換のこの段階は図1
のブロック26に対応する。随意に設けられるループ止
め弁31、41が原子炉冷却材系のポンプ35の下流及
び蒸気発生系40の上流に示されている。
【0028】EBA溶液を切り替える前に、原子炉容器
90内のNBA溶液を残留熱交換噐ポンプ60によって
残留熱交換噐50に循環させることによって炉心温度を
維持する。弁51、52を開いて、NBA溶液をこの残
留熱交換噐ループに通流することができる。特定の原子
炉プラント構造がループ止め弁31、41を含む場合に
は、これ等の弁が閉じられる。このNBA炉心冷却運転
中にEBA燃料交換弁53が開く。図1のブロック2
6、28に示すように、EBA溶液との置換前に、原子
炉容器90を最低レベルまで排水するプロセス工程は、
原子炉ホールドアップタンク弁81を開き、原子炉容器
90中の溶液の一部を原子炉ホールドアップタンク80
に排出することによって実施することが好ましい。
【0029】NBA燃料交換溶液をEBA溶液と置換す
るために、EBA溶液源の弁71と原子炉ホールドアッ
プタンク弁81とを開き、EBA燃料交換弁53を閉じ
る。これは原子炉容器90を出る溶液を原子炉ホールド
アップタンク80に導き、EBA溶液源70からの流入
EBA溶液が原子炉容器90を充填する。EBA溶液源
70はイオン交換系、蒸発系、濃縮EBA貯蔵系又はE
BA補給系に結合した流れでありうるが、濃縮EBA貯
蔵系に結合することが好ましい。ループ止め弁31、4
1を用いることによって、原子炉冷却材系に入るNBA
溶液量は最小に維持される。EBA溶液がNBA燃料交
換溶液と置換した時に、EBA溶液源の弁71と原子炉
ホールドアップタンク弁81は閉じる。次に、通常の操
作手順に従って、原子炉を電力発生のオンラインに戻
す。結局、原子炉を電力発生モードに戻す準備をする場
合に、RHR系を必要になるまで運転停止することがで
きる。弁51、52は閉弁する。弁53は任意に再開放
することができる。残留熱交換ポンプ60は停止する。
ループ止め弁31、41を用いる場合には、この時にこ
れ等の弁を再開放する。従って、残留熱除去系を必要に
なるまで停止する。図2に唯一つの残留熱除去ループを
示すが、複数のこのような残留熱除去ループを配置する
ことも当該技術において公知であり、各残留熱除去ルー
プに本発明を用いることができる。原子炉容器90中の
NBA燃料交換溶液のEBA交換溶液による置換は、2
方法によって監視することができる。第一に、流入EB
A交換溶液がNBA燃料交換溶液とは異なる温度である
場合には、原子炉ホールドアップタンク80に導かれる
溶液の出口温度がほぼ交換EBA溶液の温度になると、
置換は停止される。排出溶液とEBA溶液との温度差が
ほぼ予定値になる時に、置換を停止することができる。
この処理工程を容易にするために、2溶液の温度差を最
大にすることが好ましい。排出溶液のホウ素−10濃縮
を監視して、原子炉ホールドアップタンク80に導かれ
る溶液のホウ素−10濃縮が交換EBA溶液のレベルに
近づいた時に置換を中断する。ホウ素−10濃縮レベル
の温度は分析器83によって監視する。温度を検出する
場合には、分析器83は温度センサである。ホウ素−1
0濃縮レベルを検出する場合に、分析器83は質量スペ
クトロメータである。両検出系を任意に代替設計として
用いることができる。交換濃縮ホウ酸溶液の温度とB−
10濃縮レベルを、図示しない同様の分析器によって測
定する。
【0030】EBA交換溶液とNBA燃料交換溶液との
混合はプラグ流置換プロセスに依存する。EBA溶液と
混合し、ループ止め弁31、41を用いない置換後に原
子炉冷却材溶液中に存在する、NBA溶液の大体の割合
は約30%である。即ち、最終原子炉冷却材系量の30
%は燃料交換工程からのNBA溶液であり、約70%は
交換EBA溶液である。ループ止め弁31、41を用い
ると、約10%の燃料交換後のNBA量を原子炉冷却材
系中に生じ、残りの90%がEBA溶液である。
【0031】原子炉冷却材系においてEBA溶液を用い
る原子炉運転は原子炉冷却材系内により緩和な化学物質
の維持を可能にする。NBA溶液を用いる先行技術の原
子炉運転方法は高いホウ酸濃度と、そのため高い濃度の
水酸化リチウムとをpH均衡のために必要とした。本発
明のEBAプロセスは、付随する制御能力を有しながら
原子炉冷却材において同じ有効B−10濃度を可能にす
るが、そのレベルのB−10同位体の供給に必要な総ホ
ウ酸濃度を減ずる。NBA溶液に比べてEBA溶液の費
用が高いために、本発明は一次原子炉冷却材系中のEB
A溶液と他方のホウ酸系中のNBA溶液との混合を最小
にする方法を提供する。これは、EBA溶液を用いて、
従って関係する利点を利用し、上述したような原子炉の
運転に付随するコスト上昇を最小にする、原子炉プラン
トの運転を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた加圧水型原子炉の運転に用いら
れるプロセス工程をブロック形式で示すプロセス流れ
図。
【図2】原子炉冷却材系中の天然ホウ酸溶液を濃縮ホウ
酸溶液と交換するために用いられる代表的な原子炉プラ
ント構造を示すプロセス流れ図。
【符号の説明】
25 炉心 90 原子炉容器 91 蓋体 RCS 原子炉冷却材系 EBA ホウ酸溶液
フロントページの続き (72)発明者 ジョゼフ・アントニー・バッタグリア アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、ピ ッツバーグ、ビビントン・ロード 222 (72)発明者 ジョン・ウイリアム・ファスナット アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、グ リーンスバーグ、バリー・コート 69 (72)発明者 ジョージ・ゲイリー・コノプカ アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、イ ースト・マッキースポート、ブロードウ ェイ・エグジット 546 (56)参考文献 特開 平5−100069(JP,A) 特開 平2−287193(JP,A) 特開 昭61−169793(JP,A) 特開 昭57−86783(JP,A) JOST M L.,”Enrich ed boric acid prom ises greater flexi bility for PWR ope rators.”Nucl.Eng.I nt.,Vol.34,No.423 p. 47(1989) CRESPO A,et.al.," Isotopic depletion of soluble boron in a PWR.”Trans Am Nucl Soc.,Vol.57 p.314−315(1988) ASAI N,et.al.,”Ev aluation of boron− 10 depletion during pressurized water reactor operatio n.”Trans Am Nucl S oc.,Vol.44,No.Suppl 1 p.70−71(1983) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 7/22 G21C 9/033 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉における、少なくとも20:80
    のホウ素−10対ホウ素−11の同位体原子比を有する
    濃縮ホウ酸溶液からなる供給ホウ素−10濃縮ホウ酸冷
    却材の濃度を制御するための方法であって、 (a)ホウ素−10対ホウ素−11の最大同位体原子比
    19.8:80.2を有する天然ホウ酸溶液を燃料交換水
    系に供給し、 (b)原子炉容器を通って循環する前記ホウ素−10濃
    縮ホウ酸冷却材を原子炉冷却材系に供給し、 (c)前記原子炉容器の燃料交換前に前記供給冷却材
    らのホウ素−10の一部をホウ素−10貯蔵手段に溜
    め、 (d)前記原子炉の運転を停止し、前記原子炉容器の蓋
    体を除去し、前記原子炉容器の燃料交換中に前記原子炉
    冷却材系と燃料交換用キャナルとに天然ホウ酸溶液を充
    満させて燃料交換溶液とし、 (e)前記燃料交換用キャナルを排水し、前記原子炉容
    器の蓋体を再び取り付け、 (f)前記燃料交換溶液を濃縮ホウ酸によって排除し
    て、排除溶液を出し、 (g)前記濃縮ホウ酸を用いて前記原子炉冷却材系の
    を増大させる、 諸ステップからなるホウ酸濃度制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも20:80のホウ素−10対
    ホウ素−11同位体原子比を有する濃縮ホウ酸溶液を含
    んでいる原子炉の原子炉冷却材系におけるホウ素−10
    濃縮ホウ酸溶液濃度を制御する方法であって、 (a)該冷却材系から所定量のホウ素−10材をホウ素
    −10貯蔵手段に導き、そして複数の燃料棒の核***性
    物質が実質的に減損したときに該ホウ素−10貯蔵手段
    を出る流体が低濃度のホウ素−10材を含有する減損冷
    却材になる程度まで前記所定量の一部をその中に貯蔵
    し、 (b)制御棒及び実質的に天然ホウ酸からなるホウ酸を
    溶解させたホウ酸水溶液を用いて原子炉を停止し、原子
    炉容器を開放し、天然ホウ酸溶液からなる燃料交換水貯
    蔵タンク溶液の一部で前記冷却材系を溢れさせ、これに
    より該燃料交換水貯蔵タンク溶液の一部と前記減損冷却
    材の一部とからなる燃料交換溶液を生成し、 (c)該原子炉容器内の燃料を交換し、前記燃料交換溶
    液の一部を前記燃料交換水貯蔵タンクへ移送し、 (d)前記原子炉容器を閉じ、 (e)前記燃料交換溶液の一部を廃溶液受け入れ手段に
    排出して該冷却材系に該溶液の残りを残留させ、 (f)少なくとも20:80のホウ素−10対ホウ素−
    11同位体原子比を有するホウ素−10濃縮ホウ酸溶液
    を含有する置換溶液で前記溶液の残りの一部を排除す
    る、 諸ステップからなるホウ酸濃度制御方法。
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