JP3097195U - 腰部電動マッサージ機付き便座 - Google Patents

Abstract

【課題】便秘症者の排便時の苦痛を衛生的に緩和し、排便をしやすくする。
【解決手段】便座の蓋１の裏面に電動マッサージ機２を取り付け、使用者の腰部にマッサージ作用を与えるようにした。
【選択図】　図２

Description

【０００１】
【従来の技術】
従来、便秘症の者が洋式便座を使用して排便を行う際、排便促進、排便補助を行わしめる器具、装置としての考案は、実用新案公開平０７−０３９６９８指圧器具（Ａと称する）と、登録実用新案第３０１９３７５号洋式便器排便補助装置（Ｂと称する）がある。以上、Ａ、Ｂ以外には、便座使用時に排便を促進し、補助する用具、装置は未だ考案されていない。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】
【０００１】で示したＡの考案用具の作動実態は、使用者の両坐骨、または尾てい骨近傍を指圧器具によって指圧する方法である。これは、人体の局部近傍の肌に器具が直接接触することになるために、衛生面から、専属使用者以外の者、不特定多数の者には敬遠される問題点があった。Ｂの装置は、排便時の使用者の姿勢に関する考案であり、本考案の理学療法的発想とは分野を異にするものである。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
本考案は、人体の腰部マッサージが、大腸、直腸を刺激して通便を促し、便秘症を改善する効果があることに着目し、洋式便座の蓋１の裏面の人体腰部に当る位置に電動マッサージ機（マッサージ機と称する）２を取り付けて、排便時に使用者の腰部にマッサージ作用を与えるようにした。マッサージ機２は衣類の上から使用可能なため衛生面の問題点も解決した。
【０００４】
【考案の効果】
腰部電動マッサージ機付き便座を使用することにより、便秘症で苦しんでいる者の腰部にマッサージ効果で快感を与え、衛生的に通便を促し、排便をし易くすることができる。
【０００５】
【使用方法の説明】
通常の便器使用の手順で便座の蓋１を開け、便器後部に位置する水洗用水槽容器面に立てかけて排便姿勢３で着座し、マッサージ機２の電源スイッチを入れる（スイッチ位置は図示せず）。
【０００６】
マッサージ機２を取り付ける便座の蓋について、既製のものを使用する場合は必要があれば補強、構造加工をする。また、マッサージ機２に替わるものとしてバイブレーター、または按摩機等でもよい（図示せず）。
【０００７】
マッサージ機２の取り付け部所については、本考案では簡便性及び経済的、構造的観点から便座の蓋の裏面にしてあるが、マッサージ機２が腰部に接触し、所期の作用目的が達成されるものであれば、蓋から独立した構造物でもよい（図示せず）。またマッサージ機２の取り付け基部をスライド構造にすることによって、当該器の位置の上下調整、移動が可能になる（図示せず）。
【図面の簡単な説明】
【図１】便座の蓋にマッサージ機を取り付けた便座の斜視図である。
【図２】使用者が便座に腰掛け、マッサージ機を使用している側面図である。
【符号の説明】
１　便座の蓋
２　マッサージ機
３　使用者

Claims (1)

1. 洋式トイレの便座に電動マッサージ機２を取り付けて、便座使用時に使用者の腰部に作用せしめ、排便の促進、補助を行う装置。

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