JP3096235U

JP3096235U - お守り

Info

Publication number: JP3096235U
Application number: JP2003001897U
Authority: JP
Inventors: 美範景山
Original assignee: 有限会社美景
Priority date: 2003-03-03
Filing date: 2003-03-03
Publication date: 2003-09-12
Anticipated expiration: 2009-03-03

Abstract

(57)【要約】【課題】干支に因む仏・菩薩を守り本尊として、願が
叶うようそれに対面し拝みやすくしたお守りを提供す
る。【解決手段】十二支に因む千手観音菩薩、虚空蔵菩
薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明
王、阿弥陀如来のうちの少なくとも１個のミニチュア像
からなり、ミニチュア像を安定して立て得るように、像
の脚部の下に台座を一体に形成するとともに、台座に後
ろへの支えとなる突出部を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】【０００１】【考案の属する技術分野】この考案は、干支に因む仏・菩薩を守り本尊とするお守りに関する。【０００２】【従来の技術】お守りは、いい人に巡り合いたい、危険の多い毎日を無事に過ごしたい、夢を叶えたい等の願や希望を持って所持するものである。ずっと昔の旧石器時代から存在していたことが確かめられており、これは当時の人々が純粋に自然の力、あるいは目に見えない力を信じていたことによる証で、このように信じる力を源泉として人類が幾重にも困難を克服して現在に至っている。そして、現在では、身に付けるものから、飾りのように車内に吊るすもの、置物とするもの等、これと言って無いくらいに非常に多種多様なお守りが用いられる。十二支に因む仏・菩薩を守り本尊とするお守りもその一態様である。【０００３】十二支に因んだ仏・菩薩については、子年生まれが「千手観音菩薩」、丑年生まれが「虚空蔵菩薩」、寅年生まれが「虚空蔵菩薩」、卯年生まれが「文殊菩薩」、辰年生まれが「普賢菩薩」、巳年生まれが同じく「普賢菩薩」、午年生まれが「勢至菩薩」、未年生まれが「大日如来」、申年生まれも「大日如来」、酉年生まれが「不動明王」、戌年生まれが「阿弥陀如来」、亥年生まれも同じく「阿弥陀如来」となる。そこで、従来、各人の生まれ年に合わせてこれらのいずれかの仏・菩薩を守り本尊としたお守りが用いられることがあったが、それは、硬貨の如く盤体にその本尊を浮き彫りに形成したもので、吊り紐付きであって、前面が像を表す凹凸で立体的であるが、裏面は全体的に平たい形状であった。【０００４】【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の干支に因む仏・菩薩を守り本尊とするお守りによれば、吊り紐により首に掛けたり、ハンドバックに吊り下げたりして携帯するもので、平面上に立て得る形状ではなかったので、願いを込めやすく対面して静かに置くことはできなかった。しかし、お守りの本体が普通には願いながら拝む対象で、有り難い仏・菩薩であることを考えると、従来のこの種のお守りにはその点の配慮に欠けていたと言える。【０００５】この考案は、上記のような実情に鑑みて、干支に因む仏・菩薩を守り本尊として、願が叶うようそれに対面し拝みやすくしたお守りを提供することを目的とした。【０００６】【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的を達成するために、十二支に因む千手観音菩薩、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来のうちの少なくとも１個のミニチュア像からなり、ミニチュア像を安定して立て得るように、像の脚部の下に台座を一体に形成するとともに、台座に後ろへの支えとなる突出部を設けたことを特徴とするお守りを提供するものである。【０００７】お守りを上記のように構成したから、干支に因む仏・菩薩の小さなミニチュア像でありながら、鎮座するよう静かに立てて拝み手の姿勢をとりながら心行くまで願を込めて拝することができる。【０００８】【考案の実施の形態】次に、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。【０００９】図１および図２は一実施の形態を示したもので、そのお守りＰａは、十二支のうちの未年と申年に因む大日如来のミニチュア像１であって、像１の脚部３の下に台座５を一体に形成し、台座５が全周に外側へ突出しているために、後面にも支えの突出部７を有する。ペンダントとして首に吊るし、飾りのように手首やハンドバック等に吊るして携帯されるが、この突出部７のために台座５が安定し、像１が転倒することなく立て得るので、時には外して向かい合わせに置いて拝みながら願いを込めることができる。【００１０】像１の背後には光背９が形成されるが、上記のように吊るし得るように、光背９の上端に吊り部１３がリング状に一体に形成され、吊り部１３にさらにリング状の金具１５を掛け、それを介して吊り紐１１が装着される。吊り紐１１には組紐が使用され、上端部がループとなっているが、吊り紐の代わりに例えば指輪のような吊り輪を取り付けても良い。背面１７は、光背９の裏側であって平たい垂直面に形成され、その垂直な背面１７に「大日如来」と窪みの刻印状に仏・菩薩の名称が記載される。そして、台座５の突出部７がその垂直な背面１７から後ろへ突出して形成されるので、安定性が良好である。【００１１】この形態のお守りは、各人の生まれ年の干支に属する仏・菩薩のお守りを所持するのに適する。しかし、干支が変わる毎の通年のお守りとして提供することもできる。なお、背面１７が垂直にしたが、立体的に形成することもある。また、吊り部１３は次の実施の形態のように設けないこともある。【００１２】図３および図４は別の実施の形態を示したもので、そのお守りＰｂは、仏・菩薩が勢揃いした置物としてのお守りであって、アクリル樹脂からなる左右に長い透明な陳列ケース１９の中に８種類の仏・菩薩のミニチュア像２１，２２，２３，２４，２５，２６，２７，２８を配置し、透かし見て拝み得るようにしたものである。その仏・菩薩は、符号の順番に、千手観音菩薩、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来であって、干支について前記したように、これで十二支に因む仏・菩薩が全部揃っている。したがって、例えば、家族全員のお守り、年ごとのお守りに適する。【００１３】各ミニチュア像２１，２２，２３，２４，２５，２６，２７，２８は、それぞれ仏・菩薩のお姿ではあるものの、前記ミニチュア像１と同じ形態であって、脚部３の下に台座５を設け、台座５に後ろへ支えとなる突出部７が形成され、光背９を有する。なお、台座５は、不動明王では石座であるが、その他は蓮座である。【００１４】陳列ケース１９は、陳列台３１と、それに被さるキャップ３３とからなるもので、陳列台３１の下端にキャップ３３の受けとなる鍔座３５が一体に形成され、陳列台３１の上には敷物３７の上にミニチュア像２１〜２８が置かれ接着される。【００１５】【考案の効果】以上説明したように、この考案のお守りによれば、干支に因む仏・菩薩をミニチュア像として、その脚部の下の台座に後ろ支えの突出部を設けたので、転倒しないように安定した立てながら対面でき、自分の生まれ年や、迎えた年の干支に該当する仏・菩薩に願を込めるお守りとして最適であるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】【図１】この考案の一実施の形態を示すお守りの正面図
である。【図２】同お守りを横から見た側面図である。【図３】この考案の他の実施の形態を示すお守りの正面
図である。【図４】図４のＡ−Ａ線矢視の断面図である。【符号の説明】Ｐａ，Ｐｂお守り１ミニチュア像３脚部５台座７突出部１９陳列ケース２１，２２，２３，２４，２５，２６，２７，２８ミ
ニチュア像

Claims

【実用新案登録請求の範囲】【請求項１】十二支に因む千手観音菩薩、虚空蔵菩
薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明
王、阿弥陀如来のうちの少なくとも１個のミニチュア像
からなり、ミニチュア像を安定して立て得るように、像
の脚部の下に台座を一体に形成するとともに、台座に後
ろへの支えとなる突出部を設けたことを特徴とするお守
り。