JP3095825U - マッサージ機能付き携帯品用ネックストラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のネックストラップでは、重みのあるもの
を首から吊り下げるため、首に負担がかかり、血液循環
の阻害から肩凝りや、首部への加重による姿勢の悪化な
どの原因となっていた。そこで、本考案の目的は、首に
吊り下げているだけでマッサージ効果をもたらすととも
に、何時でも何処でも簡単に首部周辺のストレッチ連動
をできるネックストラップを提供することにある。 【解決手段】ネックストラップの本体の両端に指を掛け
て引っ張ることができる輪を取り付け、本体が首に当た
る部分には突起物を設け、必要なときには両端の輪に指
を掛けてストレッチ運動を実行できるとともに、ネック
ストラップとして使用する際には、本体両端の輪を、携
帯品へ取り付けるための吊り下げ紐をキーホルダー用金
具やナスカンなどの着脱可能な留め具を介して２つ合わ
せて留め、首から吊り下げられるようにしたことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は、携帯電話や携帯灰皿、小型カメラなどの被 吊体に対して取り付けられる吊紐、いわゆるネックストラップに関し、特に首部 周辺を刺激することにより、血液循環促進、視神経の活性化、首部柔軟性と頭部 の安定性を導き、身体バランスの安定、肩凝りの解消、老廃物の排出促進を導く ストレッチ運動が、何時でも何処でも簡単に実行できる携帯品用ネックストラッ プに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、携帯電話や携帯灰皿、小型カメラなどを持ち運ぶ手段とし てネックストラップが広く用いられている。そのストラップの機能に関しても、 ファッション性はもちろんのこと、携帯品の取り外しが簡単なもの（実登第３０ ７５７５３号）、不要なときには巻き取って邪魔にならないようにしたもの（実 登第３０７０７８９号）、一度に多数のものを吊り下げられるようにしたもの（ 実登第３０６７６０５号）など、多数発明、考案されているが、ストレッチ器具 として用いることができる製品は、未だ開発されていない。

【０００３】また、これまでストレッチ器具の分野でも、携帯性に優れたものは 多く発明、考案されてはいるものの、人前で実際に気軽に使用できるほどの機能 性、ファッション性を備えたものは知られていない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】従来のネックストラップでは、重みのあるもの を首から吊り下げるため、首に負担がかかり、血液循環の阻害から肩凝りや、首 部への加重による姿勢の悪化などの原因となっていた。

【０００５】そこで、本考案の目的は、首に吊り下げているだけでマッサージ効 果をもたらすとともに、必要なときには何時でも何処でも簡単に首部周辺のスト レッチ運動をできるネックストラップを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本考案は、以上の問題点を解決するために、ネッ クストラップの紐状もしくは帯状、糸状などからなっている本体（以下本体と呼 ぶ）の両端に指を掛けて引っ張ることができる輪を取り付け、本体が首に当たる 部分には突起物を設け、必要なときには両端の輪に指を掛けてストレッチ運動を 実行できるとともに、ネックストラップとして使用する際には、本体両端の輪を 、携帯品へ取り付けるための吊り下げ紐をキーホルダー用金具やナスカンなどの 着脱可能な留め具を介して２つ合わせて留め、首から吊り下げられるようにした ことを特徴とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明 する。図１は、本考案にかかるマッサージ機能付き携帯品用ネックストラップの 、第一の実施の形態の構成を示した図で、本体１の両端に指を掛けて引っ張るこ とができる程度の大きさの輪２を取り付け、首に当たる部分には指圧の効果を有 する突起物３を取り付けている。また、本体１両端の輪２のいずれか一端の輪２ には、キーホルダー用金具やナスカンなどの着脱可能な留め具５を介して携帯品 へ取り付けることができる吊り下げ紐４を取り付けている。この時、本体１及び 輪２、突起物３、吊り下げ具４、留め具５はそれぞれ独立して構成されている。

【０００８】図２はネックストラップとして使用する際の構成を示した図で、携 帯品へ取り付けることができる吊り下げ紐４を、上記留め具５で本体１両端の輪 ２と合わせて留めることで、本体１が一つのリング状となり、吊り下げ紐４を介 して首から携帯品を吊り下げることができる。

【０００９】第二の実施の形態は図示しないが、上記の本体１、輪２、突起物３ が、可撓性を有する例えばシリコンゴム等で一体形に成形されており、上記同様 、留め具５で吊り下げ紐４と本体１両端の輪２を留めることにより首から吊り下 げられるようにしたマッサージ機能付き携帯品用ネックストラップである。

【００１０】

【実施例】具体的な実施例を説明すると、本体１は、リング状にして首から携帯 品を吊り下げた時、携帯品が胸から鳩尾あたりに来る程度の長さの紐状のものが 好ましいが、十分な耐久性を保つことができるならば、糸状のものや、帯状のも のでも良い。また使用者の身長や体型などにより、本体１の最適な長さは異なる 。またその素材に関しても、一般のネックストラップに用いられているような合 成繊維はもちろん、十分な耐久性と可撓性を有するならば合成樹脂、シリコンゴ ム、皮革などを用いることができる。

【００１１】輪２は、指が２本入る程度の大きさがあれば十分で、本体１の両端 に容易に外れないように取り付け、または本体１と一体成形とする。素材は、ス トレッチ運動時には指を掛けて引っ張るので、フィット感のあるものが好ましい が、普段はここに留め具５を介して吊り下げ具４を取り付けて携帯品を吊り下げ るので、あまり柔らかすぎると変形する恐れがある。上記の点を考慮すれば、鉄 やアルミなどの金属はもちろん、塩化ビニールやシリコンゴム、合成樹脂、皮革 などを用いても良い。また、図３に示すように、この輪２を押し広げて、例えば 飲料用のペットボトル６の口金に直接取り付け、吊り下げることができるように しても良い。

【００１２】突起物３は、本体１を首から吊り下げたときに首を刺激するための ものなので、適度な硬さと柔軟性がある素材が好ましいが、例えば磁気や遠赤外 線を常温で発生させるような天然鉱石を用いれば効果はさらに増す。その時、大 きさ及び形状は本体１からはみ出さない程度の半球状が、安全面を考慮した場合 最も好ましく、具体的には半径５ｍｍ程度の半球状のものが良い。しかし、円柱 状や立方体、平方体状など、首部周辺へ刺激を加えることができるならば、形状 及び大きさは上記の限りではない。

【００１３】吊り下げ紐４及び留め具５は、携帯電話や携帯灰皿、小型カメラな どの携帯品へ取り付けるための器具及び本体１との接続具であるが、吊り下げ紐 ４及び留め具５の替わりに例えばワイヤーコードなどを用いて、携帯品と輪２を 直接留めることができる構造でも良いものとする。

【００１４】上記の形態を有する本考案にかかる携帯品用ネックストラップは、 本体１の両端に取り付けられた輪２と、携帯品へ取り付けることができる吊り下 げ紐４を留め具５で留め、首から吊り下げて携帯品用ネックストラップとして利 用できる。この時、歩行運動などの振動により突起物３が首に適度な刺激を与え る。

【００１５】また、特に肩が凝ったときなどには、図４に示すように、留め具５ で留められている輪２のうち、片方の輪２を留め具５から外して両端の輪２を指 に掛けて、本体１を首の後ろに当たるように引っ張りながら、首を回す運動を行 うことで、首部周辺のストレッチ運動をいつでもどこでも行うことができる。

【００１６】

【考案の効果】本考案にかかるマッサージ機能付き携帯品用ネックストラップを 用いて携帯品を首から吊り下げるだけで、これまでのネックストラップでは負担 になっていたものが、首周辺へ適度な刺激を与えることができ、視神経の活性化 、肩凝りの軽減をもたらす効果を発揮する。

【００１７】また、携帯品と一緒に身に付けることができ、取り外しが簡単なの で、何時でも何処でも首部周辺のストレッチ運動を簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかるネックストラップの一実施例を
示した正面図である。

【図２】本考案にかかるネックストラップの一実施例を
示した全体図である。

【図３】本考案にかかるネックストラップの一実施例を
示した全体図である。

【図４】本考案にかかるネックストラップを用いたスト
レッチ運動の一実施例を示した図である。

【符号の説明】

１ ネックストラップ本体 ２ 輪 ３ 突起物 ４ 携帯品用吊り下げ具 ５ 留め具 ６ 飲料用のペットボトル

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【手続補正書】

【提出日】平成１５年３月１９日（２００３．３．１
９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯品を首から吊り下げるためのネックス
   トラップに関し、該ネックストラップを首から下げたと
   きに、首に当たる部分に突起物を設けた事を特徴とする
   ネックストラップ。
2. 【請求項２】前記ネックストラップにおいて、ストラッ
   プ本体の両端に輪を設け、該輪を合わせて携帯品の吊り
   下げ紐を介した留め具で着脱可能にしたことを特徴とす
   るネックストラップ。