JP3095820B2 - 表面状態検出装置 - Google Patents

表面状態検出装置

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JP3095820B2 JP03225052A JP22505291A JP3095820B2 JP 3095820 B2 JP3095820 B2 JP 3095820B2 JP 03225052 A JP03225052 A JP 03225052A JP 22505291 A JP22505291 A JP 22505291A JP 3095820 B2 JP3095820 B2 JP 3095820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面状態検出装置、特
に、被検査面に予め所定の明暗勾配となるように設定さ
れる光を照射し、その被検査面からの反射光を捕らえて
受光画像を作成し、該受光画像中の明暗勾配変化に基づ
いて被検査面の凹欠陥、凸欠陥を検出する表面状態検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、車体に対す
る塗装完了後に塗装面の表面状態の検査、即ち、該塗装
面上における塗装欠陥の有無が検査されることになる。
そして、上記塗装面等の表面状態を検査する技術とし
て、例えば特開昭62−233710号公報には、検査
対象物の被検査面に光を照射して、その反射光をスクリ
ーン上に投影させ、その投影像の鮮映度から被検査面の
表面欠陥を自動的に検出する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に被検査面に対して光源より光を照射し、その反射光を
カメラにより捕らえて受光画像を作成し、この受光画像
に基づいて被検査面上の表面欠陥を検出する場合に、カ
メラの据え付け位置によっては、該カメラ自体が画像中
に写り込み、この写り込み部分については表面欠陥を検
査することが困難となる。そこで、カメラの自己写り込
みを防止するために、従来においては、図8に示すよう
に、カメラ1を光源2より離反させ、且つ傾斜させて配
置し、このカメラ1により被検査面3からの反射光を捕
らえて受光画像を作成し、この受光画像中の明度変化に
基づいて被検査面3上における凸欠陥Aおよび凹欠陥
A′を検出していた。この場合、上記カメラ1が被検査
面3に対して傾斜状態にあり、このため、画像のピント
合わせが困難となり、また、その画像に歪みが生じるこ
とになって、被検査面3上の表面欠陥の検出精度が低下
することになる。
【0004】更に、上記カメラ1と光源2とを離反させ
て配置している関係上、この種の表面状態検出装置が大
型化することになる。
【0005】そこで本発明は、光源より被検査面に光を
照射し、その被検査面からの反射光をカメラにより捕ら
えて受光画像を作成し、この受光画像中の明度変化に基
づいて被検査面の表面状態を検査する装置として、上記
カメラの自己写り込みを確実に防止し、且つ検査精度を
向上させることができると共に、当該装置の全体をより
コンパクトに構成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、被検査面に予め所定の明暗勾配と
なるように設定される光を照射し、その被検査面からの
反射光を捕らえて受光画像を作成し、該受光画像中の
暗勾配変化に基づいて被検査面の凹欠陥、凸欠陥を検出
する表面状態検出装置において、上記被検査面に対して
検査光を照射する面光源と、該面光源の中心部に配置さ
れて上記被検査面からの反射光を捕らえて該検査面の表
面状態に応じた明暗ある受光画像を作成するカメラとを
設けると共に、上記面光源の検査光を該面光源における
カメラが配置された中心部より周囲に向けて暗から明に
同芯状に光度が次第に増加するように設定したことを特
徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明の構成に加えて、カ
メラにより作成された受光画像中の明るさが周囲とは大
きく異なる箇所を識別することにより、被検査面の凹欠
陥、凸欠陥を検出する画像処理手段を設けたことを特徴
とする。
【0009】
【作用】第1発明によれば、面光源の検査光が該面光源
のカメラが配置された中心部より周囲に向けて暗から明
同芯状に光度が次第に増加するように設定されてお
り、この明暗光が照射された被検査面上における照射領
域の中心部に暗部が構成され、この暗部に相当する面光
源の中心部にカメラが配置されているので、該カメラの
自己写り込みが防止されることになる。そして、上記被
検査面上における照射領域中に表面欠陥がある場合に
は、その部位での明暗光の反射状態が変化し、この状態
が面光源の中心部に配置されたカメラにより捕らえられ
ることになる。従って、上記面光源により照射された被
検査面上における照射領域の全域にわたって表面状態を
検査することが可能となり、検査精度ならびに検査能率
が向上する。
【0010】また、面光源の中心部に配置されたカメラ
の自己写り込みが防止されることにより、該カメラを自
己写り込みを防止するために被検査面に対して傾斜させ
て配置する必要がなく、これにより、該カメラのピン
合わせが容易且つ極めて正確に行い得ると共に、受光画
像の歪みが確実に防止されることになって、該受光画像
がより鮮明なものとなり、表面状態の検出精度が一段と
向上することになる。
【0011】更に、面光源の中心部にカメラが配置され
てその両者が一体化されているので、当該検査装置の全
体がよりコンパクトに構成されることになる。
【0012】特に、第2発明によれば、上記カメラによ
り作成された受光画像中の明るさが周囲とは大きく異な
る箇所を識別して、被検査面の凹欠陥、凸欠陥を検出す
る画像処理手段が設けられているので、受光画像中の
暗勾配変化を目視により識別して表面状態を検査する場
合に比べて、その検査精度がより一層向上することにな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1に示すように、塗装検査ステーション
Sに搬送された車体10の近傍には、該車体10の塗膜
面10aを検査して塗装欠陥部の有無を検出する表面状
態検出装置11が配置されており、この検出装置11
は、台座12に載置されたロボット装置13を有し、該
ロボット装置13の先端アーム13aに光照射手段14
と、CCDカメラ15とが支持金具16を介して取り付
けられ、これらの光照射手段14とCCDカメラ15と
が、塗装ステーションSに搬入された車体10の表面、
即ち、該車体10の塗膜面10aをトレースし、その
際、上記光照射手段14により照射された光が車体10
の塗膜面10aで反射されてCCDカメラ15に受光さ
れるようになっている。
【0015】また、上記のような光照射手段14とCC
Dカメラ15とによる塗装欠陥検査においては、ホスト
コンピュータ17によって与えられる指令によりロボッ
トコントローラ18制御され、このロボットコントロ
ーラ18の信号がロボット装置13に送られて、該ロボ
ット装置13に内蔵された所定のアクチュエータ(図示
せず)が駆動され、これにより、ロボット装置13は光
照射手段14およびCCDカメラ15が車体10の塗膜
面10aをなぞるようにそれらを移動させると共に、上
記CCDカメラ15により得られる受光画像を画像処理
プロセッサ19に送る。そして、この画像処理プロセッ
サ19は、CCDカメラ15からのビデオ信号を増幅す
ると共に微分し、その微分信号を解析して、その結果を
示すデータをホストコンピュータ17に伝送する。これ
により、車体10の塗膜面10a上の塗装欠陥の有無な
らびに欠陥箇所の座標および塗装欠陥の形状、その大小
を検出するように構成されている。
【0016】次に、上記の光照射手段14の構成につい
て説明すると、この光照射手段14は、図2に示すよう
に、一側面が解放されたボックス20内に設けられた光
源としての複数の蛍光灯(特に蛍光灯に限定されるもの
ではない)21…21と、これらの蛍光灯21の前面に
設けられてボックス20の一側面を閉塞する光フィルタ
22および拡散スクリーン23とを有し、全体として比
較的広い範囲に光を照射する面光源に構成されている。
そして、上記ボックス20の裏面中央部には、上記CC
カメラ15が配置されていると共に、上記光フィルタ
22および拡散スクリーン23の中心部には、上記CC
Dカメラ15のレンズ15aが挿通される孔22a,2
3aがそれぞれ形成されている。
【0017】一方、上記光フィルタ22は、各蛍光灯2
1により照射される光を明から暗に変化する明暗光に変
換し得るように、透過場所によって光の透過率が異なる
ように構成されている。即ち、本実施例においては、例
えば矢印X,Yで示すように、上記CCDカメラ15が
配置された中心部より周囲に向けて暗から明に光度を次
第に増加させるように、その透過率が設定されており、
これにより、図3に示すように、上記XもしくはY方向
に沿って所定の明暗勾配で暗から明に光度が変化する明
暗光が形成され、この明暗光が上記車体10の塗膜面1
0aに照射されるようになっている。
【0018】また、上記拡散スクリーン23は、光フィ
ルタ22を透過した光を拡散させて車体10の塗膜面1
0aにムラなく明暗光を照射するためのものである。
【0019】なお、上記光フィルタ22により構成され
る明暗光の勾配は、塗装欠陥を精度良く検出するため
に、予め所定の明暗勾配となるように設定されているの
であるが、車体10aの塗膜面10aの形状が曲面形状
とされている場合には、その曲率の大小により反射光量
が変化することになり、CCDカメラ15により得られ
る受光画像中の明暗勾配が大きく変化することになる。
このため、受光画像中の明暗勾配が、塗装欠陥の検出精
度を低下させることない所定の勾配となるように、曲
面形状とされた塗膜面10aの曲率の大小に応じてその
塗膜面10aに照射する明暗光の勾配を変化させるよう
に、該塗膜面10aの曲率に応じた明暗勾配の明暗光を
形成することのできる透過率の異なる光フィルタ22が
使用されるようになっている。
【0020】以上のように構成された表面状態検出装置
11では、塗装ステーションSに塗装済みの車体10が
搬入されるのに伴い欠陥検査作業が開始さることにな
る。即ち、上記ロボット装置13が、ロボットコントロ
ーラ18に制御されて、光照射手段14とCCDカメラ
15とを一定の間隔で保った状態で、且つこれらを塗膜
面10aに対して適切な距離を確保した状態で該塗膜面
10aに沿って移動させる。そして、そのときに上記光
照射手段14により、図4に示すように、CCDカメラ
15の視野Fをカバーする比較的広い塗膜面10aに対
して該カメラ15のレンズ15aが配置された中心部よ
り周囲に向けて暗から明に光度が次第に増加する明暗光
14aが照射される。このため、上記塗膜面10a上に
は、暗から明への明度変化のある光照射領域が形成さ
れ、また、該光照射領域からの反射光を受光する上記C
CDカメラ15には、図5に示すように、上記明暗光1
4aの暗から明への変化方向に対応する方向に暗から明
に同芯状に変化する明暗ある受光画像24が作成される
ことになる。
【0021】なお、図5において、線の密度が粗である
程、明度が高く、線の密度が密である程、明度が低いこ
とを示している。
【0022】従って、車体10の塗膜面10aの照射領
域に欠陥があると、該欠陥に対応する一変化領域からの
明暗光14aにより、その欠陥の形状に応じて該欠陥部
の明度が変化し、例えば、図4に示すような凸欠陥Aの
場合には、その凸欠陥Aの凸面鏡作用により、図5に示
すように、受光画像24中に該画像中心部側に暗部a1
が他側部に明部a2が隣合わせとなった明暗勾配変化の
ある凸欠陥部aが認識されることになり、また、図4に
示すような凹欠陥A′の場合には、その凹欠陥A′の凹
面鏡作用により、図5に示すように、受光画像24中に
該画像中心部側に明部a1′が他側部に暗部a2′が隣
合わせとなった明暗勾配変化のある凹欠陥部a′が認識
されることになる。
【0023】そして、上記CCDカメラ15は、その受
光画像24の明るさの変化に応じて変化するビデオ信号
を画像処理プロセッサ19に出力し、このビデオ信号に
基づいて画像処理プロセッサ19は、塗装欠陥の位置の
座標、形状および大きさを検出し、これをホストコンピ
ュータ17内のメモリーに記憶する。
【0024】次に、上記画像処理プロセッサ19による
塗装欠陥の検出動作を、図6に示すフローチャートに基
づいてより詳細に説明すると、まず、ステップS1にお
いてCCDカメラ15により作成された受光画像24を
取り込み、ステップS2では、受光画像24を、例えば
図5に示す矢印x方向に走査することにより、そのビデ
オ信号を微分する。この場合、塗装欠陥があると、ビデ
オ信号のレベルが変化し、この変化の度合いを予め設定
された閾値と比較することにより欠陥の有無、該欠陥の
大小を検出する。次いで、ステップS3においては、ス
テップS2で検出した塗装欠陥にその位置座標に応じた
番号付けを行う。そして、ステップS4では、各塗装欠
陥の微分信号に基づいて、受光画像24の中心に対する
各塗装欠陥の明部および暗部の位置を算出し、ステップ
S5においては、ステップS4の結果に基づいて各塗装
欠陥の形状、即ち、個々の塗装欠陥が凸欠陥であるか凹
欠陥であるかを識別する。その後、ステップS6では、
ステップS2,ステップS3およびステップS6により
求めたデータをホストコンピュータ17に出力して、該
ホストコンピュータ17内のメモリーに記憶させる。そ
して、塗装欠陥の補修時には、メモリー内の記憶内容を
取り出し、その欠陥の種類に応じた所定の補修動作が実
行されることになる。
【0025】以上のような塗装欠陥検出時には、面光源
としての光照射手段14よりCCDカメラ15が配置
された中心部より周囲に向けて暗から明に同芯状に光度
が次第に増加する明暗光14aが照射されることになる
ので、この明暗光14aが照射された塗膜面10a上に
おける照射領域の中心部に暗部が構成され、この暗部に
相当する面光源としての光照射手段15の中心部にCC
Dカメラ15が配置されているので、該カメラ15の自
己写り込みが防止されることになる。そして、上記塗膜
面10a上における明暗光14aの照射領域中に塗装欠
陥がある場合には、その部位での明暗光14aの反射状
態が変化し、この状態が光照射手段15の中心部に配置
されたCCDカメラ15により捕らえられることにな
る。従って、上記塗膜面10a上における照射領域の全
域にわたって塗装欠陥を検査することが可能となり、検
査精度ならびに検査能率が向上することになる。
【0026】また、面光源としての光照射手段15の中
心部に配置されたCCDカメラ15の自己写り込みが防
止されることにより、CCDカメラ15を自己写り込み
を防止するために塗膜面10aに対して傾斜させて配置
する必要がなく、図4に示すように、該カメラ15を塗
膜面10aと所定の間隔を隔てて平行に配置することが
でき、これにより、該カメラ15のピン合わせが容易
且つ極めて正確に行い得ると共に、受光画像24の歪み
が確実に防止されることになって、該受光画像24がよ
り鮮明なものとなり、表面状態の検出精度が一段と向上
することになる。
【0027】特に、上記光照射手段15の中心部にCC
Dカメラ15が配置されてその両者が一体化されている
ので、当該表面状態検出装置11の全体をよりコンパク
トに構成することができる。
【0028】なお、本実施例においては、上記CCDカ
メラ15からのビデオ信号を画像処理プロセッサ19に
より解析することにより、塗膜面10a上の塗装欠陥A
ないしA′を検出する場合について説明したが、例え
ば、図5に示す上記CCDカメラ15により作成された
受光画像24中の明暗勾配変化を目視することにより、
上記塗装欠陥A,A′を検出することが可能であること
は言うまでもない。
【0029】また、図7は上記面光源としての光照射手
段の他の実施例を示すもので、この実施例における光照
射手段34は、ボックス40の前面に、光源としての多
数の発光ダイオード41a…41aがX方向およびY方
向に所定の間隔で行列配置された面光源としてのマトリ
ックス光源41を有し、上記ボックス40の裏面中央部
にCCDカメラ35が配置されていると共に、上記マト
リックス光源41の前面には、CCDカメラ35のレン
ズ35aが挿通される孔43aが設けられ拡散スクリ
ーン43が設けられたものであり、上記各発光ダイオー
ド41aはそれぞれ光度調整が可能とされており、本実
施例においては、上記第1実施例の場合と同様に、CC
Dカメラ35が配置されたマトリックス光源41の中心
部から周囲に向けて暗から明に光度が次第に増加する明
暗光を照射するように構成されたものある。これによれ
ば、面光源としての光照射手段35の光度を被検査面と
しての塗膜面(図示せず)等の形状に応じて適切に可変
制御することが可能となり、検査精度の向上と共に汎用
性が向上することになる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、面光
源の検査光が該面光源のカメラが配置された中心部より
周囲に向けて暗から明に同芯状に光度が次第に増加する
ように設定されており、この明暗光が照射された被検査
面上における照射領域の中心部に暗部が構成され、この
暗部に相当する面光源の中心部にカメラが配置されてい
るので、該カメラの自己写り込みが防止されることにな
って、上記面光源により照射された被検査面上における
照射領域の全域にわたって表面状態を検査することが可
能となり、検査精度ならびに検査能率が向上することに
なる。
【0031】また、面光源の中心部に配置されたカメラ
の自己写り込みが防止されることにより、該カメラを自
己写り込みを防止するために被検査面に対して傾斜させ
て配置する必要がなく、これにより、該カメラのピン
合わせが容易且つ極めて正確に行い得ると共に、受光画
像の歪みが確実に防止されることになって、該受光画像
がより鮮明なものとなり、表面状態の検出精度が一段と
向上することになる。
【0032】更に、面光源の中心部にカメラが配置され
てその両者が一体化されているので、当該検出装置の全
体をよりコンパクトに構成することができる。
【0033】特に、第2発明によれば、上記カメラによ
り作成された受光画像中の明るさが周囲とは大きく異な
る箇所を識別して、被検査面の凹欠陥、凸欠陥を検出す
る画像処理手段が設けられているので、受光画像中の
暗勾配変化を目視により識別して表面状態を検査する場
合に比べて、その検査精度がより一層向上することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表面状態検出装置の全体斜視
図。
【図2】 光照射手段の分解斜視図。
【図3】 明暗光の明度変化を示すグラフ。
【図4】 照射状態および受光状態を示す拡大図。
【図5】 受光画像の部分拡大図。
【図6】 画像処理プロセッサによる欠陥検出動作を
示すフローチャート図。
【図7】 他の実施例の光照射手段の斜視図。
【図8】 従来の表面状態検出装置におけるカメラの
配置状態を説明する概略構成図。
【符号の説明】
10 車体 10a 塗膜面 11 表面状態検出装置 14,34 光照射手段 14a 明暗光 15,35 CCDカメラ 17 ホストコンピュータ 19 画像処理プロセッサ 24 受光画像 A,A′ 塗装欠陥

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査面に予め所定の明暗勾配となるよ
    うに設定される光を照射し、その被検査面からの反射光
    を捕らえて受光画像を作成し、該受光画像中の明暗勾配
    変化に基づいて被検査面の凹欠陥、凸欠陥を検出する表
    面状態検出装置であって、上記被検査面に対して検査光
    を照射する面光源と、該面光源の中心部に配置されて上
    記被検査面からの反射光を捕らえて該検査面の表面状態
    に応じた明暗ある受光画像を作成するカメラとが備えら
    れていると共に、上記面光源の検査光が該面光源におけ
    るカメラが配置された中心部より周囲に向けて暗から明
    に同芯状に光度が次第に増加するように設定されている
    ことを特徴とする表面状態検出装置。
  2. 【請求項2】 被検査面に予め所定の明暗勾配となるよ
    うに設定される光を照射し、その被検査面からの反射光
    を捕らえて受光画像を作成し、該受光画像中の明暗勾配
    変化に基づいて被検査面の凹欠陥、凸欠陥を検出する表
    面状態検出装置であって、上記被検査面に対して検査光
    を照射する面光源と、該面光源の中心部に配置されて上
    記被検査面からの反射光を捕らえて該検査面の表面状態
    に応じた明暗ある受光画像を作成するカメラと、該カメ
    ラにより作成された受光画像中の明るさが周囲とは大き
    く異なる箇所を識別することにより、被検査面の凹欠
    陥、凸欠陥を検出する画像処理手段とが備えられている
    と共に、上記面光源の検査光が該面光源におけるカメラ
    が配置された中心部より周囲に向けて暗から明に同芯状
    に光度が次第に増加するように設定されていることを特
    徴とする表面状態検出装置。
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