JP3095138U - Rotary kiln - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質系廃棄物を原料として炭化物を製造する
炭化炉や廃棄物を焼却する焼却炉に用いられるロータリ
キルンにおいて、ロータリキルン内に吹き込まれる処理
用空気がロータリキルン内に堆積する原料や廃棄物の層
を適切に通気して、効率的で安定した操業を可能とする
ロータリキルンを提供する。 【解決手段】 ロータリキルン１の前段部には、第１空
気挿入口１３に接続した前段用送気管９を経由して炭化
処理用空気を送り、後段部には、第２空気挿入口１４に
接続した後段用送気管１０を経由して炭化処理用空気を
送り、送られた炭化処理用空気が原料２０の堆積する側
の空気吹き込み孔１１からロータリキルン１内に吹き出
すようにするとともに、その円周方向の吹き出し範囲を
前段部に比べて後段部が狭くなるようにする。 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide processing air blown into a rotary kiln in a carbon kiln used in a carbonization furnace for producing a carbide using woody waste as a raw material or an incinerator for incinerating waste. Provided is a rotary kiln capable of efficiently and stably operating a layer of raw materials and wastes deposited on a bed, by appropriately ventilating the layers. SOLUTION: To a front part of a rotary kiln 1, air for carbonization treatment is sent via a front air supply pipe 9 connected to a first air insertion port 13, and to a rear part thereof, a second air insertion port 14 is provided. The air for carbonization is sent through the connected air supply pipe 10 for the subsequent stage, and the sent air for carbonization is blown into the rotary kiln 1 from the air blowing hole 11 on the side where the raw material 20 is deposited. The blowing range in the circumferential direction is set so that the rear part is narrower than the front part.

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、建設廃木材等の木質系廃棄物を原料として炭化物を製造する炭化炉 や一般廃棄物・産業廃棄物を焼却する焼却炉に用いられるロータリキルンに関す るものである。 【０００２】 【従来の技術】 通常、木質系廃棄物を原料として炭化物を製造する炭化炉や廃棄物を焼却する 焼却炉においては、ロータリキルンが用いられることが多い。 【０００３】 ロータリキルンは、一定方向に回転しながら、一端に設けられた入口部から被 処理対象物が供給され、他端に設けられた出口部から処理によって生じた被処理 固形物と発生ガスを排出するようになっている。 【０００４】 炭化炉に用いられる場合には、被処理対象物として木質系廃棄物からなる原料 が供給され、炭化処理によって生じた炭化物と乾留ガスが排出される。また、焼 却炉に用いられる場合には、被処理対象物として廃棄物が供給され、焼却処理に よって生じた燃焼灰と燃焼排ガスが排出される。 【０００５】 そのロータリキルンにもいくつかの形式があるが、その一つとして、ロータリ キルンの内壁に複数の噴射孔を設け、その噴射孔から吹き出す炭化処理用空気に よって木質系廃棄物からなる原料を炭化処理する形式のものがある。（例えば、 特許文献１参照。）。 【０００６】 なお、［考案が解決しようとする課題］の欄において、本出願人の未公開先行 出願について説明するが、その出願番号をここに記載しておく。すなわち、特願 ２００１−３７０９２０号（未公開出願１）である。 【０００７】 【特許文献１】 特開平１１−１２５７３号公報 【０００８】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上述の特許文献１に記載されたロータリキルンにおいては、ロ ータリキルンの内壁に設けられた全ての噴射孔から炭化処理用空気が吹き出すよ うになっている。そのため、ロータリキルン内の下部に堆積する原料層を通気す ることによって炭化処理に有効に作用する炭化処理用空気以外に、原料層を通気 しない炭化処理用空気を多量にロータリキルン内に吹き込むこととなり、効率的 な炭化処理を維持できないという問題がある。 【０００９】 そこで、上記の問題を解決するために、出願人は、前記未公開出願１において 、原料の炭化処理のために供給された炭化処理用空気が、ロータリキルンの内壁 に設けられた複数の空気吹き込み孔のうち原料の堆積する側の空気吹き込み孔か らのみ吹き出して原料層を通気するようにしたロータリキルンを提案している。 【００１０】 しかし、このロータリキルンにおいては、ロータリキルンの入口部から出口部 まで全長にわたって円周方向に同一の角度範囲から炭化処理用空気が吹き出すよ うにしているので、高温度で炭化し炭化の収率が１０％以下まで少なくなるよう な場合や供給された廃棄物を全量燃焼する燃焼炉として用いる場合等のように、 ロータリキルン内に堆積する原料や廃棄物がロータリキルンの出口部近辺で非常 に少なくなる場合には、ロータリキルンの出口部近辺では原料層を通気しないで ロータリキルン内に吹き込まれる炭化処理用空気の割合が大きくなってしまう。 【００１１】 その状況を図６〜図８に示す。図中、３０はロータリキルン、２０は原料、４ ０は炭化処理用空気である。図６の縦断面図に示すように、ロータリキルン３０ の一端にある入口部から原料２０が供給され、ロータリキルン３０内の下部に堆 積する原料層２０を炭化処理用空気４０が通気することによって炭化処理がなさ れ、ロータリキルン３０の他端にある出口部から炭化物が排出されるようになっ ている。しかし、図７（ａ）に示す入口部の縦断面図、図７（ｂ）に示す中央部 の縦断面図、図７（ｃ）に示す出口部の縦断面図、図８に示す円周方向に展開し た展開図から分かるように、ロータリキルン３０の入口部から出口部に向かって 、ロータリキルン３０内の原料２０の堆積範囲が徐々に狭くなっているのに対し て、炭化処理用空気４０は入口部から出口部に向かって同一の範囲で吹き込まれ ているため、中央部から出口部にかけて、原料層２０を通気しないでロータリキ ルン３０内に吹き込まれる炭化処理用空気４０の割合が大きくなっている。その 結果、ロータリキルン内の温度を低下させてしまう等の問題が発生しやすくなる 。 【００１２】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、木質系廃棄物を原料とし て炭化物を製造する炭化炉や廃棄物を焼却する焼却炉に用いられるロータリキル ンにおいて、ロータリキルン内に吹き込まれる処理用空気がロータリキルン内に 堆積する原料や廃棄物の層を適切に通気して、効率的で安定した操業を可能とす るロータリキルンを提供することを目的とするものである。 【００１３】 【課題を解決するための手段】 上記の問題を解決するために、本考案は以下の特徴を有する。 【００１４】 ［１］一定方向に回転しながら、一端に設けられた入口部から被処理対象物が 供給され、他端に設けられた出口部から処理によって生じた被処理固形物と発生 ガスが排出されるロータリキルンにおいて、前記被処理対象物の処理のために供 給された処理用空気が、ロータリキルンの内壁に設けられた複数の空気吹き込み 孔のうち前記被処理対象物の堆積する側の空気吹き込み孔から吹き出すようにす るとともに、その円周方向の吹き出し範囲をロータリキルンの入口部から出口部 に向かって段階的に狭くなるようにしたことを特徴とするロータリキルン。 【００１５】 【考案の実施の形態】 本考案の一実施形態を図１〜図５に示す。図1は縦断面図、図２は図１のＡ− Ａ断面図、図３は図１のＢ−Ｂ断面図、図４は図１のＣ−Ｃ断面図、図５は円周 方向に展開した展開図である。ここでは、ロータリキルンを炭化炉に用いた場合 を例に説明する。 【００１６】 図１において、１はロータリキルンであり、図中の左端が入口部１ａで、右端 が出口部１ｂとなっており、全体的には長手方向に一様な胴径を有しているが、 入口部１ａでは胴径が絞られている。そして、ローラー１２に支えられて、外部 の駆動機構（図示せず）によって、一定方向に回転するようになっている。 【００１７】 そして、投入ホッパー２に木質系廃棄物からなる原料２０が投入され、スクリ ューフィーダー３によって連続的に切り出されて、入口部１ａからロータリキル ン１の内部に供給されるようになっている。入口部１ａから供給された原料２０ は、ロータリキルン１の内部を入口部１ａから出口部１ｂに向かって徐々に移動 するようになっている。一方、炭化処理用空気が、ロータリキルン１の内壁に設 けられた空気吹き込み孔１１のうち所定の位置にある空気吹き込み孔１１からロ ータリキルン１の内部に吹き出すようになっている。これによって、ロータリキ ルン１の内部の原料２０が炭化処理され、炭化物と乾留ガスが生じる。炭化物は 、ロータリキルンの出口部１ｂの出口フード６に設けられている炭化物取り出し 口７から取り出され、乾留ガスは乾留ガス出口８から排出される。 【００１８】 そして、本考案の一実施形態に係るロータリキルンは、ロータリキルン１の内 壁に設けられた空気吹き込み孔１１のうち所定の位置にある空気吹き込み孔１１ からロータリキルン１の内部に吹き出すようにするために、以下のような構造を 有している。 【００１９】 まず、ロータリキルン１の入口部１ａの胴径が絞られた個所にロータリジョイ ント３が取り付けられている。ロータリジョイント３はロータリキルン１の回転 によって回転しないように基礎に支持されており、ロータリジョイント３の内面 がロータリキルン入口部１ａの外面と摺動するようになっている。そして、ロー タリジョイント３には、第１空気挿入口１３と第２空気挿入口１４の２個の炭化 処理用空気の挿入口が取り付けられている。 【００２０】 一方、ロータリキルン内壁の耐火物１５の内部には、炭化処理用空気の挿入口 から挿入された炭化処理用空気をロータリキルン１の内壁に設けられた空気吹き 込み孔１１に送るための送気管が設けられている。 【００２１】 この実施形態では、ロータリキルン１を長手方向に２つに区分し、入口部１ａ に近い側の前段部には、第１空気挿入口１３に接続された前段用送気管９を経由 して炭化処理用空気が送られ、出口部１ｂに近い側の後段部には、第２空気挿入 口１４に接続された後段用送気管１０を経由して炭化処理用空気が送られるよう になっている。ここでは、図２のＡ−Ａ断面図に示すように、１６本づつの前段 用送気管９と後段用送気管１０が円周方向に交互に設けられている。それぞれの 前段用送気管９には、ロータリキルン１の入口部１ａから中央部にかけて、所定 の間隔で、ロータリキルン１内への空気吹き込み孔１１が設けられており、それ ぞれの後段用送気管１０には、ロータリキルン１の中央部から出口部１ｂにかけ て、所定の間隔で、ロータリキルン１内への空気吹き込み孔１１が設けられてい る。 【００２２】 そして、図３のＢ−Ｂ断面図に示すように、ロータリジョイント３の第１空気 挿入口１３が取り付けられた個所には、円周方向に所定の角度範囲を切り欠いた 切り欠き部１６が設けられており、切り欠き部１６に面した前段用送気管９にの み、第１空気挿入口１３から挿入された炭化処理用空気が切り欠き部１６を経由 して送気管入口１７から前段用送気管９に送給されるようになっている。ここで は、切り欠き部１６の円周方向の角度範囲が１８０°としており、１６本の前段 用送気管９のうち、図中、ロータリキルン１が反時計回りに回転するとして、ロ ータリキルン１内で原料２０が堆積する右斜め下方の位置に対応するように、右 斜め下方に位置する８本の前段用送気管９にのみ炭化処理用空気が送給されるよ うになっている。 【００２３】 同様に、図４のＣ−Ｃ断面図に示すように、ロータリジョイント３の第２空気 挿入口１４が取り付けられた個所にも、円周方向に所定の角度範囲を切り欠いた 切り欠き部１８が設けられており、切り欠き部１８に面した後段用送気管１０に のみ、第２空気挿入口１４から挿入された炭化処理用空気が切り欠き部１８を経 由して送気管入口１９から後段用送気管１０に送給されるようになっている。こ こでは、切り欠き部１８の円周方向の角度範囲が７０°になっており、１６本の 前段用送気管９のうち、図中、ロータリキルン１が反時計回りに回転するとして 、ロータリキルン１内で原料２０が堆積する右斜め下方の位置に対応するように 、右斜め下方に位置する４本の後段用送気管１０にのみ炭化処理用空気が送給さ れるようになっている。 【００２４】 これによって、図５の展開図に示すように、ロータリキルン１の内壁に所定の 間隔で設けられている空気吹き出し孔１１のうち、一点鎖線で囲んだ範囲の空気 吹き出し孔１１から炭化処理用空気がロータリキルン１の内部に吹き出すことに なる。すなわち、ロータリキルン１の前段部に比べて後段部では、円周方向の吹 き出し範囲が半分に狭くなっている。 【００２５】 この結果、ロータリキルン１内に堆積する原料２０がロータリキルンの出口部 １ｂ近辺で非常に少なくなる場合でも、ロータリキルン１内に吹き込まれる炭化 処理用空気の多くの部分が原料層２０を通気して、炭化処理に有効に作用するよ うになるので、効率的で安定した炭化処理を行うことができる。 【００２６】 さらに、それに伴って、炭化物の製造効率も向上するため、ロータリキルンの 内容積も小さくすることができ、コンパクトな設計が可能となる。 【００２７】 なお、この実施形態では、ロータリキルンを長手方向に前段部と後段部の２段 に区分しているが、必要によって、ロータリキルンを長手方向に３段以上に区分 し、その区分数に対応した空気挿入口と送気管を設けて、炭化処理用空気の円周 方向の吹き出し範囲をロータリキルンの入口部から出口部に向かって、より細か く段階的に狭くなるようにしてもよい。 【００２８】 また、上記では、本考案に係るロータリキルンを炭化炉に用いた場合を例に説 明したが、本考案に係るロータリキルンを焼却炉に用いる場合は、被処理対象物 が一般廃棄物や産業廃棄物になり、処理によって生じるものが焼却灰と燃焼排ガ スに替わるだけであり、炭化炉に用いた場合と同様の効果を得ることができる。 【００２９】 【考案の効果】 この考案においては、ロータリキルンの内壁に設けられた複数の空気吹き込み 孔のうち、被処理対象物の堆積する側の空気吹き込み孔から吹き出すようにする とともに、その円周方向の吹き出し範囲をロータリキルンの入口部から出口部に 向かって段階的に狭くなるようにしているので、ロータリキルン内に吹き込まれ る処理用空気の多くの部分が被処理対象物の層を通気するようになり、効率的で 安定した操業を行うことができる。また、ロータリキルンの内容積を小さくする ことができ、コンパクトな設計が可能となる。[Detailed description of the invention]       [0001]     [Technical field to which the invention belongs]   The present invention provides a carbonization furnace that produces carbide from woody waste such as construction waste wood. Of rotary kilns used in incinerators for incineration of municipal and industrial waste Things.       [0002]     [Prior art]   Usually, carbonization furnaces that produce char from woody waste and incineration of waste Rotary kilns are often used in incinerators.       [0003]   The rotary kiln is rotated in a certain direction while being covered from an inlet provided at one end. The object to be processed is supplied, and the processing object generated by the processing from the outlet provided at the other end It discharges solid matter and generated gas.       [0004]   When used in a carbonization furnace, raw materials consisting of woody waste Is supplied, and carbides and carbonization gas generated by the carbonization treatment are discharged. Also baked When used in incinerators, waste is supplied as an object to be treated and is used for incineration. The resulting combustion ash and combustion exhaust gas are discharged.       [0005]   There are several types of rotary kilns, one of which is the rotary kiln. A plurality of injection holes are provided on the inner wall of the kiln. Therefore, there is a type in which a raw material composed of woody waste is carbonized. (For example, See Patent Document 1. ).       [0006]   In the column of [Problems to be solved by the invention], the applicant's undisclosed prior The application will be described, and the application number is described here. That is, a special application No. 2001-370920 (Unpublished application 1).       [0007]         [Patent Document 1]           JP-A-11-12573       [0008]     [Problems to be solved by the invention]   However, in the rotary kiln described in Patent Document 1 described above, Air for carbonization blows out from all the injection holes provided on the inner wall of the Swelling. Therefore, the raw material layer deposited in the lower part of the rotary kiln is ventilated. In addition to air for carbonization, which effectively acts on carbonization by A large amount of air for carbonization is blown into the rotary kiln, There is a problem that it is not possible to maintain a proper carbonization treatment.       [0009]   Therefore, in order to solve the above-mentioned problem, the applicant has disclosed in the aforementioned unpublished application 1. The air for carbonization supplied for carbonization of raw materials is supplied to the inner wall of the rotary kiln. Of the multiple air blowing holes provided in the A rotary kiln has been proposed in which only the raw material is blown out to ventilate the raw material layer.       [0010]   However, in this rotary kiln, from the inlet to the outlet of the rotary kiln, Air for carbonization blows out from the same angular range in the circumferential direction over the entire length up to Carbonization at a high temperature to reduce the carbonization yield to 10% or less. In some cases, such as when the furnace is used as a combustion furnace that burns all the supplied waste, Raw materials and waste accumulated in the rotary kiln are extremely close to the rotary kiln exit. Do not ventilate the raw material layer near the outlet of the rotary kiln. The proportion of the carbonization air blown into the rotary kiln increases.       [0011]   The situation is shown in FIGS. In the figure, 30 is a rotary kiln, 20 is a raw material, 4 0 is air for carbonization treatment. As shown in the vertical sectional view of FIG. Raw material 20 is supplied from an inlet at one end of the rotary kiln 30, The carbonization treatment is performed by passing the carbonization air 40 through the raw material layer 20 to be stacked. The carbide is discharged from the outlet at the other end of the rotary kiln 30. ing. However, a vertical cross-sectional view of the entrance shown in FIG. 7 (a) and a central part shown in FIG. 7 (b) 7C, a longitudinal sectional view of the outlet portion shown in FIG. 7C, and a circumferential direction shown in FIG. As can be seen from the developed view, from the entrance to the exit of the rotary kiln 30 However, while the deposition range of the raw material 20 in the rotary kiln 30 is gradually narrowed, The carbonization air 40 is blown in the same range from the inlet to the outlet. The raw material layer 20 is not ventilated from the center to the outlet, The ratio of the carbonization air 40 blown into the rune 30 is large. That As a result, problems such as lowering the temperature in the rotary kiln are likely to occur. .       [0012]   The present invention has been made in view of such circumstances, and uses wood-based waste as a raw material. Rotary killers used in carbonization furnaces that produce carbonized materials and incinerators that incinerate waste Process air blown into the rotary kiln at the Proper ventilation of layers of raw materials and waste to be deposited enables efficient and stable operation It is an object of the present invention to provide a rotary kiln.       [0013]     [Means for Solving the Problems]   In order to solve the above problem, the present invention has the following features.       [0014]   [1] While rotating in a certain direction, an object to be processed is moved from an entrance provided at one end. The solid matter to be processed and generated by the processing from the outlet provided at the other end In a rotary kiln from which gas is discharged, the rotary kiln is used for processing the object to be processed. The supplied processing air is blown through a plurality of air blowers provided on the inner wall of the rotary kiln. The air is blown out from the air blowing hole on the side on which the object to be treated is deposited. And the circumferential blowing range from the inlet to the outlet of the rotary kiln. A rotary kiln characterized in that it gradually narrows toward.       [0015]     [Embodiment of the invention]   One embodiment of the present invention is shown in FIGS. 1 is a longitudinal sectional view, and FIG. A sectional view, FIG. 3 is a BB sectional view of FIG. 1, FIG. 4 is a CC sectional view of FIG. 1, and FIG. It is a development view developed in the direction. Here, the case where a rotary kiln is used for a carbonization furnace Will be described as an example.       [0016]   In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a rotary kiln, the left end in the figure is an entrance 1a, and the right end. Is an outlet 1b, and has a uniform body diameter in the longitudinal direction as a whole, The body diameter is reduced at the entrance 1a. And, supported by the rollers 12, Is rotated in a fixed direction by a driving mechanism (not shown).       [0017]   Then, the raw material 20 composed of woody waste is charged into the input hopper 2 and Is continuously cut out by the feeder 3 and is rotary-killed from the entrance 1a. 1 is supplied to the interior of the housing. Raw material 20 supplied from inlet 1a Moves gradually from the inlet 1a to the outlet 1b inside the rotary kiln 1. It is supposed to. On the other hand, air for carbonization is installed on the inner wall of the rotary kiln 1. The air blow hole 11 at a predetermined position among the blown air blow holes 11 The air blows into the interior of the kiln 1. This allows the rotary The raw material 20 inside the rune 1 is carbonized to produce carbides and carbonized gas. Carbides For removing carbides provided in the outlet hood 6 of the outlet 1b of the rotary kiln The carbonized gas is taken out from the port 7 and discharged from the carbonized gas outlet 8.       [0018]   The rotary kiln according to the embodiment of the present invention includes the rotary kiln 1. The air blow hole 11 at a predetermined position among the air blow holes 11 provided in the wall In order to blow out from inside the rotary kiln 1, the following structure Have.       [0019]   First, a rotary joy is placed at a place where the body diameter of the inlet 1a of the rotary kiln 1 is reduced. 3 is attached. The rotary joint 3 rotates the rotary kiln 1 The inner surface of the rotary joint 3 is supported by the foundation so as not to rotate. Slides on the outer surface of the rotary kiln inlet 1a. And low The tally joint 3 has two carbonized ports, a first air inlet 13 and a second air inlet 14. An inlet for processing air is installed.       [0020]   On the other hand, inside the refractory 15 on the inner wall of the rotary kiln, there is an air inlet for carbonization treatment. Of the carbonizing treatment air inserted from the air blower provided on the inner wall of the rotary kiln 1 An air supply pipe for sending the air to the insertion hole 11 is provided.       [0021]   In this embodiment, the rotary kiln 1 is divided into two parts in the longitudinal direction, and the entrance 1a Via the pre-stage air supply pipe 9 connected to the first air insertion port 13 Then, the air for carbonization is sent, and a second air is inserted into the rear part near the outlet part 1b. The air for carbonization treatment is sent via the downstream air supply pipe 10 connected to the port 14. It has become. Here, as shown in the AA sectional view of FIG. The air supply pipes 9 and the rear air supply pipes 10 are provided alternately in the circumferential direction. each From the inlet 1a of the rotary kiln 1 to the center, a predetermined The air blow holes 11 into the rotary kiln 1 are provided at intervals of Each of the downstream air supply pipes 10 extends from the center of the rotary kiln 1 to the outlet 1b. The air blowing holes 11 are provided at predetermined intervals in the rotary kiln 1. You.       [0022]   Then, as shown in the BB cross-sectional view of FIG. At a place where the insertion opening 13 is attached, a predetermined angle range is cut out in a circumferential direction. A notch 16 is provided, and a notch 16 is provided in the front-stage air supply pipe 9 facing the notch 16. Only, the air for carbonization inserted from the first air insertion port 13 passes through the notch 16 Then, the air is supplied from the air supply pipe inlet 17 to the upstream air supply pipe 9. here Indicates that the angular range of the notch 16 in the circumferential direction is 180 °, Assuming that the rotary kiln 1 rotates counterclockwise in FIG. Right so as to correspond to the diagonally lower right position where the raw material 20 is deposited in the The air for carbonization is supplied only to the eight pre-stage air supply pipes 9 located diagonally below. Swelling.       [0023]   Similarly, as shown in the CC cross-sectional view of FIG. A predetermined angular range is also notched in the circumferential direction at the place where the insertion port 14 is attached. A notch 18 is provided, and the rear air supply pipe 10 facing the notch 18 is provided. Only the air for carbonization treatment inserted from the second air insertion port 14 passes through the notch 18. Thus, the air is supplied from the air supply pipe inlet 19 to the downstream air supply pipe 10. This Here, the angular range of the notch 18 in the circumferential direction is 70 °, and 16 Assuming that the rotary kiln 1 rotates counterclockwise in FIG. So as to correspond to a position obliquely below and to the right where the raw material 20 is deposited in the rotary kiln 1. , Air for carbonization is supplied only to the four rear-stage air supply pipes 10 located diagonally below and to the right. It is supposed to be.       [0024]   Thereby, as shown in the developed view of FIG. Of the air outlet holes 11 provided at intervals, the air within the range surrounded by the dashed line The air for carbonization is blown out of the rotary kiln 1 through the blowout holes 11. Become. That is, in the rear part of the rotary kiln 1 in the rear part, the blowing in the circumferential direction is larger. The extraction range has been reduced by half.       [0025]   As a result, the raw material 20 deposited in the rotary kiln 1 is discharged from the outlet of the rotary kiln. Even if it becomes very low around 1b, carbonization blown into the rotary kiln 1 A large part of the processing air passes through the raw material layer 20 and effectively acts on the carbonization processing. Therefore, an efficient and stable carbonization process can be performed.       [0026]   In addition, the production efficiency of carbides is also improved, and the rotary kiln The internal volume can be reduced, and a compact design can be achieved.       [0027]   In this embodiment, the rotary kiln is longitudinally moved in two stages, a front stage and a rear stage. The rotary kiln is divided into three or more stages in the longitudinal direction as necessary. Air inlets and air supply pipes corresponding to the number of sections are provided to Direction from the inlet to the outlet of the rotary kiln. It may be made smaller gradually.       [0028]   In the above, the case where the rotary kiln according to the present invention is used in a carbonization furnace is described as an example. However, when the rotary kiln according to the present invention is used for an incinerator, Becomes general and industrial waste, and the waste generated by the treatment is incineration ash and combustion exhaust gas. The same effect can be obtained as in the case of using in a carbonization furnace.       [0029]     [Effect of the invention]   In this invention, a plurality of air blowers provided on the inner wall of the rotary kiln Out of the holes, the air is blown out from the air blow hole on the side where the object to be processed is deposited At the same time, the circumferential blowing range extends from the entrance to the exit of the rotary kiln. It gradually blows into the rotary kiln. Much of the processing air that is flowing through the layer of the work piece Stable operation can be performed. Also, reduce the internal volume of the rotary kiln And a compact design is possible.

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の一実施形態における縦断面図である。 【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。 【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である。 【図４】図１のＣ−Ｃ断面図である。 【図５】本考案の一実施形態における展開図である。 【図６】従来技術を説明するための縦断面図である。 【図７】従来技術を説明するための横断面図である。 【図８】従来技術を説明するための展開図である。 【符号の説明】 １ ロータリキルン ２ ホッパー ３ ロータリジョイント ５ フィーダ ６ 出口フード ７ 炭化物取り出し口 ８ 乾留ガス出口 ９ 前段用送気管 １０ 後段用送気管 １１ 空気吹き込み孔 １２ ローラー １３ 第１空気挿入口 １４ 第２空気挿入口 １５ 耐火物 １６ 切り込み部 １７ 送気管入口 １８ 切り込み部 １９ 送気管入口 ２０ 原料[Brief description of the drawings] FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG. FIG. 3 is a sectional view taken along line BB of FIG. 1; FIG. 4 is a sectional view taken along the line CC of FIG. 1; FIG. 5 is a development view of the embodiment of the present invention. FIG. 6 is a longitudinal sectional view for explaining a conventional technique. FIG. 7 is a cross-sectional view for explaining a conventional technique. FIG. 8 is a development view for explaining a conventional technique. [Explanation of symbols] 1 rotary kiln 2 Hopper 3 rotary joint 5 Feeder 6 Exit hood 7 Carbide outlet 8 Carbonization gas outlet 9 Front-stage air supply pipe 10 Air tube for the latter stage 11 Air blow hole 12 rollers 13 First air inlet 14 Second air inlet 15 Refractory 16 Notch 17 Inlet pipe inlet 18 Notch 19 Inlet pipe inlet 20 Raw materials

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 一定方向に回転しながら、一端に設けら
れた入口部から被処理対象物が供給され、他端に設けら
れた出口部から処理によって生じた被処理固形物と発生
ガスが排出されるロータリキルンにおいて、前記被処理
対象物の処理のために供給された処理用空気が、ロータ
リキルンの内壁に設けられた複数の空気吹き込み孔のう
ち前記被処理対象物の堆積する側の空気吹き込み孔から
吹き出すようにするとともに、その円周方向の吹き出し
範囲をロータリキルンの入口部から出口部に向かって段
階的に狭くなるようにしたことを特徴とするロータリキ
ルン。[Claim 1] While rotating in a certain direction, an object to be processed is supplied from an inlet provided at one end, and an object generated by processing from an outlet provided at the other end. In the rotary kiln from which the processing solids and the generated gas are discharged, the processing air supplied for processing the processing target is supplied to the processing kiln among a plurality of air blowing holes provided on an inner wall of the rotary kiln. A rotary blower that blows air from an air blow hole on a side on which an object is deposited, and that a circumferential blowing range is gradually reduced from an inlet to an outlet of the rotary kiln. Kiln.