JP3095039B2 - ビデオ信号記録装置 - Google Patents

ビデオ信号記録装置

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JP3095039B2
JP3095039B2 JP04158510A JP15851092A JP3095039B2 JP 3095039 B2 JP3095039 B2 JP 3095039B2 JP 04158510 A JP04158510 A JP 04158510A JP 15851092 A JP15851092 A JP 15851092A JP 3095039 B2 JP3095039 B2 JP 3095039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば回転ヘッドによ
りビデオ信号を磁気テープに対して記録する場合に用い
て好適なビデオ信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号を磁気テープに対して記録す
るいわゆるVTRにおいては、ヘリカルスキャン記録時
において、再生時の隣接トラックからのクロストークを
軽減するために、回転ヘッドを構成する第1のヘッド
(1chヘッド)および第2のヘッド(2chヘッド)
に対して、それぞれ例えば±10度のアジマスを設けて
いる。従って、ビデオ信号を記録するに際して、奇数
(ODD)および偶数(EVEN)のフィールドをそれ
ぞれ前記1chヘッドおよび2chヘッドによって磁気
テープに対して記録することにより、これを再生した場
合、画像の切り替わり目(継ぎ撮り部分)にスキューが
発生しない再生映像を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状の民生
用機器においては、前記ODD/EVENのフィールド
に同期をとってビデオ信号を記録できるように配慮され
たものは提供されておらず、画像の切り替わり目にスキ
ューが発生し再生画像に乱れを生じさせる結果となって
いた。
【0004】また業務用機器の一部において、前記OD
D/EVENのフィールドに同期をとってビデオ信号を
記録できるように配慮されたものも存在する。しかしな
がら、このような業務用機器においては、取り扱われる
入力ビデオ信号が、予めODD/EVENのフィールド
に乱れのないことを前提としたものであり、しかもOD
D/EVENフィールドに対しての回転ヘッドの位置関
係の調整を十分な時間をとって制御するように成される
ことが前提となっている。このために、この種の業務用
機器においては、機器の立上げ後に即座に記録開始を行
わせるといった操作には対応できず、即応性にある程度
の限界を有している。
【0005】一方、取り扱われる入力ビデオ信号のOD
D/EVENフィールドの規則性が保証できない民生用
機器において、記録待機(REC PAUSE)状態に
おいて常時ODDフィールドに1chヘッドが対応し、
EVENフィールドに2chヘッドが対応するように、
例えばPLLを用いて同期をとるようにしようとした場
合には、記録待機状態において、頻繁にPLLがロック
から外れるため、ビデオ信号の記録が開始できないとい
う問題点が発生し得る。
【0006】本発明は、この様な点に鑑みて成されたも
のであり、回転ドラムの回転が起動された直後の所定時
間内において、入力ビデオ信号のODDフィールドに回
転ドラムの位相を合わせるようにし、以降はODDまた
はEVENフィールドのいずれか一方に同期して前記回
転ドラムに回転サーボを与えることで、記録待機状態か
ら記録開始までの時間を延ばすことなくODD/EVE
Nフィールドを合わせた記録が可能なビデオ信号記録装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に成された本発明の請求項1に記載のビデオ信号記録装
置は、回転ドラムに巻回された磁気テープに対して、回
転ヘッドによってビデオ信号を記録するビデオ信号記録
装置において、記録すべきビデオ信号の奇数または偶数
の所定のフィールドに同期するように回転ドラムに回転
サーボを与える第1回転サーボ手段と、記録すべきビデ
オ信号の奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれ
か一方に同期するように回転ドラムに回転サーボを与え
る第2回転サーボ手段と、第1回転サーボ手段と第2回
転サーボ手段とを切替えるタイミングを示す切替信号を
発生する切替信号発生手段と、切替信号発生手段により
発生された切替信号に対応して、第1回転サーボ手段と
第2回転サーボ手段とを切替える切替手段とを具備した
点に特徴を有する。
【0008】前記第1回転サーボ手段には、記録すべき
ビデオ信号の奇数または偶数の所定のフィールドに同期
した同期信号を内蔵するPLL回路に供給し、PLL回
路によって回転ドラムに回転サーボを与えさせるように
することができる。前記切替信号は、PLL回路が位相
ロックされたことを示すロックイン出力とすることがで
きる。
【0009】前記第2回転サーボ手段には、PLL回路
を内蔵させ、記録すべきビデオ信号の奇数フィールドま
たは偶数フィールドのいずれか一方に同期したPLL回
路の位相ロック出力によって回転ドラムに回転サーボを
与えさせるようにすることができる。
【0010】
【作用】請求項1に記載のビデオ信号記録装置において
は、第1回転サーボ手段によって、記録すべきビデオ信
号の奇数または偶数の所定のフィールドに同期するよう
に回転ドラムに回転サーボが与えられ、第1回転サーボ
手段に続く第2回転サーボ手段によって記録すべきビデ
オ信号の奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれ
か一方に同期するように回転ドラムに回転サーボが与え
られ、第1回転サーボ手段と第2回転サーボ手段とを切
替えるタイミングを示す切替信号が発生され、発生され
た切替信号に対応して、第1回転サーボ手段と第2回転
サーボ手段とが切替えられるように成される。
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例に基づいて説明
する。図1は、本発明のビデオ信号記録装置の一実施例
の構成をブロック図で示したものであり、カメラ一体型
VTRに適用した例を示している。図1において、CC
D1は撮像レンズ(図示せず)によって結像された映像
を受けて、これを電気信号に変換するものであり、この
CCD1には、CCD駆動信号発生回路2よりもたらさ
れるCCD駆動用のタイミングパルスおよびそのタイミ
ングパルスに同期したHD(Horizontal D
rive)信号、VD(Vertical Driv
e)信号が供給される。
【0014】前記CCD駆動信号発生回路2からは、ビ
デオ信号変換回路3に対して前記HD信号およびVD信
号が供給されており、このビデオ信号変換回路3には、
前記CCD1からの読み出し信号が供給され、HD信号
およびVD信号を含むビデオ信号が生成される。以上の
ようにして生成されたビデオ信号変換回路3より供給さ
れるカメラ側ビデオ信号は、ビデオ入力切り換えスイッ
チ4に供給され、ライン入力端子5に供給されるライン
入力側ビデオ信号との間で、ビデオ信号が択一的に選択
される。
【0015】ビデオ入力切り換えスイッチ4によって選
択されたビデオ信号は、RF信号変換回路6に供給さ
れ、ここでRFビデオ信号に変換される。RF信号変換
回路6によって変換されたRFビデオ信号は、録画再生
切り換えスイッチ7を介してヘッド切り換えスイッチ8
に供給される。ヘッド切り換えスイッチ8は、後述する
マイクロコントローラからのヘッド切り換え制御信号を
受けて1chおよび2ch入力端子に択一的に切り換え
られ、回転ドラム9に配置された2つの回転ヘッドであ
る1chヘッド10および2chヘッド11に対してビ
デオRF信号を供給する。そして回転ドラム9に巻回さ
れ、移送される磁気テープTに対してヘリカルスキャン
によるビデオ信号の記録が成される。
【0016】前記1chヘッド10および2chヘッド
11は、それぞれ回転ドラム9に対して180度の間隔
で、しかも互いに異なる所定のアジマスを設けて配置さ
れており、また回転ドラム9からは、ドラム9の回転ス
ピードを表わすためのDRUM.FG信号、およびドラ
ム9の絶対位置を表わすためのDRUM.PG信号を発
生する。
【0017】一方、ビデオ信号を再生する場合において
は、2つの回転ヘッドである1chヘッド10および2
chヘッド11によって再生されたヘッド出力が、それ
ぞれヘッド切り換えスイッチ8に供給され、後述するマ
イクロコントローラからのヘッド切り換え制御信号を受
けて連続したRFビデオ信号として再生される。このR
Fビデオ信号は、録画再生切り換えスイッチ7を介して
ビデオ信号復調回路12に供給され、ここで複合ビデオ
信号に変換される。ビデオ信号復調回路12によって復
調された複合ビデオ信号は前記ビデオ入力切り換えスイ
ッチ4からの入力または再生ビデオ信号の切り換えスイ
ッチ13を介してライン出力端子14に対して出力され
る。
【0018】前記切り換えスイッチ13には同期信号分
離回路15が接続されており、この同期信号分離回路1
5によってビデオ信号に含まれる複合同期信号が分離さ
れる。この同期信号分離回路15によって分離された複
合同期信号は、マイクロコントローラ16に供給され、
ここでビデオ信号の垂直同期信号VSYNCのタイミン
グが生成され、またビデオ信号の奇数(ODD)フィー
ルドおよび偶数(EVEN)フィールド情報をそれぞれ
検出する。
【0019】前記マイクロコントローラ16には、同期
信号分離回路15によって分離された同期信号の他に、
カメラ一体型VTRの各種操作キー(図示せず)によっ
て得られるKEY入力信号、回転ドラム9から得られる
DRUM・FG信号およびDRUM・PG信号、さらに
はメカ情報等が入力される。そしてマイクロコントロー
ラ16からは、前記切り換えスイッチ4,7,8,13
をそれぞれ切り換え制御する切り換え制御信号SW1乃
至SW4を発生すると共に、ドラム制御信号、キャプス
タン制御信号、ローディングモータ制御信号等のメカニ
ズムの制御信号、またヘッドの位置に応じた各種の制御
信号、或いはビデオ信号系の制御信号等を出力する。
【0020】以上の構成において、先ずカメラ側ビデオ
信号を記録するモードにおいては、操作キーの操作に基
づくKEY入力信号によって前記マイクロコントローラ
16より、前記切り換えスイッチ4,7,13に対して
それぞれ切り換え制御信号が供給され、スイッチ4をビ
デオ信号変換回路3側に切り替え、またスイッチ7をR
F信号変換回路6側(録画側)に切り替え、さらにスイ
ッチ13を前記切り換えスイッチ4の出力側にそれぞれ
切り替え制御する。
【0021】従って、ビデオ信号変換回路3より供給さ
れるビデオ信号は、切り替えスイッチ4を介してRF信
号変換回路6に印加され、ここでRFビデオ信号に変換
される。そしてRF信号変換回路6によって得られたR
Fビデオ信号は、切り替えスイッチ7を介してヘッド切
り換えスイッチ8に供給される。一方ビデオ信号変換回
路3より供給されるビデオ信号は、切り替えスイッチ1
3を介して同期分離回路15に供給され、ここでビデオ
信号に含まれる複合同期信号が分離される。この同期信
号分離回路15によって分離された同期信号は、マイク
ロコントローラ16に供給され、ビデオ信号の垂直同期
信号VSYNC、およびビデオ信号の奇数(ODD)フ
ィールドおよび偶数(EVEN)フィールド情報がそれ
ぞれ生成される。
【0022】ここで、磁気テープTに対しビデオ信号を
記録する場合には、テープへの記録フォーマットの関係
で、図2に示すように磁気テープTの所定位置にビデオ
信号のVSYNCを記録するように同期をとる必要があ
る。すなわち図2において矢印T1は回転ヘッドのトレ
ースパターンを示しており、T2はVSYNCの記録位
置を示している。
【0023】この様なフォーマットに従ってビデオ信号
を記録するに際しては、記録待機時および記録時におい
ては、回転ドラムの回転位相を、記録するビデオ信号の
VSYNCのタイミングに一致させる必要が生ずる。図
3はその様子を示したものであり、(A)はヘッドの切
り替え信号を示すRFSWPを示しており、これは図1
におけるヘッド切り換えスイッチ8を切り替え制御する
ものである。また(B)は記録すべきビデオ信号のVS
YNCを示しており、前記RFSWPのアップエッジタ
イミングでは、2chヘッドがテープTの上端に、また
1chヘッドがテープTのビデオ信号記録開始位置に対
応して記録される。
【0024】ここで、前記回転ドラム9の回転位相と、
入力(記録)されるビデオ信号のVSYNCの合わせ込
み処理の例が図4に示されている。すなわち図4におい
て、(A)は前記したRFSWPであり、(B)は記録
されるビデオ信号のVSYNCを示している。そして
(B)に示すビデオ信号のVSYNCに基づいて、その
奇数(ODD)フィールド、すなわちODDフィールド
を残して1/2に間引かれたビデオ信号のVSYNCに
同期した同期信号をPLL回路に供給する。このためP
LL回路は、その位相引込み作用により、(A)に示す
RFSWPと(C)に示すドラム内部位相基準信号の時
間差tが規定時間になるように、前記回転ドラム9に対
して、所定時間またはPLL回路がロック状態となるま
で回転サーボを与える。(第1回転サーボ手段)
【0025】なおPLL回路は図1におけるマイクロコ
ントローラ16に内蔵されており、その詳細な構成は後
述する。
【0026】図5は、記録待機状態から記録状態に遷移
する場合の作用を説明するものである。例えば8mmV
TRによる継ぎ撮りにおいては、前記したように回転ド
ラム9をVSYNCに同期させた状態とし、テープTの
記録開始トラックの10数フィールド前でキャプスタン
(図示せず)を停止させた状態で待機(矢印T3)して
いる。そしてキー入力により、記録開始の指示が出る
と、記録開始トラックの直前までキャプスタンを再生サ
ーボをかけながら駆動し、記録開始トラック(矢印T
4)を通過する瞬間からビデオ信号の記録を開始する。
【0027】一般に、記録を開始する待ち時間は0.3
乃至0.5秒程度と短く、また下地のヘッドアジマス、
REF PILOT信号(4fパイロット信号)に対し
て重ね書き(継ぎ撮り)する信号がつながるように成さ
れる。
【0028】なおここで、図4に示した第1回転サーボ
手段によってODD/EVENフィールドをch1/c
h2ヘッドに合わせられており、従って継ぎ撮り点での
ODD/EVENフィールドの不連続点の無い状態でビ
デオ信号が記録され得る状態となる。
【0029】以上のようにしてビデオ信号の記録が開始
され得る状態となるが、ビデオ信号の記録モードに移行
した場合には、たとえ入力ビデオ信号のODD/EVE
Nフィールドに不連続が発生し、図6に示すようにOD
Dフィールドがch2ヘッドに供給され、EVENフィ
ールドがch1ヘッドに供給されるように位相が逆転し
ても、ODD/EVENフィールドをch1/ch2ヘ
ッドに合わせ直すように回転サーボを加えることはしな
い。これは磁気テープTに記録されるビデオ信号のVS
YNCの記録位置が規定の位置から外れてしまうためで
ある。
【0030】従って、ビデオ信号の記録が開始された後
においては、PLL回路を記録すべきビデオ信号のOD
DフィールドまたはEVENフィールドのいずれか一方
に位相ロックせしめ、PLL回路の位相ロック出力によ
って前記回転ドラムに回転サーボを与えるように成され
る。(第2回転サーボ手段)
【0031】図7乃至図9は、マイクロコントローラ1
6に内蔵された前記した第1回転サーボ手段および第2
回転サーボ手段の詳細について説明するものである。図
7はそのタイミング関係を示したものであり、ビデオ信
号記録装置の停止状態から記録状態に移行する場合の各
部の動作を示している。
【0032】図7において、(A)は記録すべきビデオ
信号の切り替わりポイントを示しており、例えばJ点に
おいてカメラ側ビデオ信号の記録モードに成されたとす
ると、第1回転サーボ手段による回転ドラムのサーボ作
用が開始する。すなわち(E)に示すようにODDフィ
ールドを残して1/2に間引かれたビデオ信号のVSY
NCに同期した同期信号がPLL回路に供給され、PL
L回路はその位相引込み作用を開始する。
【0033】そして(C)に示すようにドラム9の回転
が起動され、ドラムの回転スピードが加速される。この
時、回転ドラム9のサーボは(B)に示すように、回転
ドラム9より供給されるDRAM・FG信号によるスピ
ードサーボのみが作用する。DRAM・FG信号による
スピードサーボにより、回転ドラム9の回転数がほぼ一
定の値に達した所定時間経過後のK点において、第2回
転サーボ手段による回転ドラムのサーボ作用が開始す
る。すなわち(E)に示すようにビデオ信号の奇数フィ
ールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に同期した
PLL回路の位相ロック出力によって前記回転ドラム9
に回転サーボを与えるようになる。そしてM点におい
て、(B)に示すように回転ドラム9は、DRAM・F
G信号によるスピードサーボに対し、DRAM・PG信
号による位相制御サーボが加えられる。従って(D)に
示すようにドラム位相差信号は、N点において規定の回
転速度に収束し、このN点以降において、ビデオ信号の
記録開始可能な状態となる。
【0034】図8は、前記マイクロコントローラ16に
内蔵された第1回転サーボ手段および第2回転サーボ手
段を司るPLL回路の一例をブロック図で示したもので
あり、また図9の(A)乃至(G)は、図8における各
部の電気的波形を示したものである。同期信号分離回路
15よりもたらされる同期信号は、入力端161に供給
され、分離回路162によってVSYNCタイミング信
号(A)およびODD/EVENフィールド情報(B)
が抽出される。
【0035】前記ODD/EVENフィールド情報
(B)は、切り替え制御回路163に供給され、また前
記VSYNCタイミング信号(A)は1/2分周分配回
路164に供給される。1/2分周分配回路164は、
図9に(C)および(D)として示すようにVSYNC
タイミング信号(A)の1/2分周出力を180度ずら
せたタイミングをもって出力するものであり、これらは
前記切り替え制御回路163に供給されると共に、第1
のPLL回路165および第2のPLL回路166にそ
れぞれ同期信号として供給される。
【0036】これら、第1および第2のPLL回路16
5および166による出力(C´)および(D´)は、
切り替え制御回路163からの制御信号によって択一的
に選択される切り換えスイッチ167にそれぞれ供給さ
れ、出力端168に対してサーボ信号として出力される
よう成されている。
【0037】ここで図9に示すように、回転ドラム9の
回転起動時には、第1のPLL回路165の位相引込み
作用によって、PLL回路165の出力(C´)は、P
LL165に供給される(C)として示す同期信号に序
々に引込まれいく。また同様に第2のPLL回路166
の位相引込み作用によって、PLL回路166の出力
(D´)は、PLL166に供給される(D)として示
す同期信号に序々に引込まれいく。
【0038】そして、第1回転サーボ手段を形成する図
9のK点以前(図中K点の左側)においては、前記切り
換えスイッチ167は第1のPLL回路165の出力を
選択するように切り替え制御回路163より制御信号が
もたらされる。これにより出力端168には図9(E)
として示す出力が発生し、ODDフィールドに同期する
ようにドラム9に対して回転サーボが加えられる。
【0039】また、第2回転サーボ手段を形成する図9
のK点以降(図中K点の右側)においては、前記切り替
え制御回路163は、これに供給されるODD/EVE
Nフィールド情報(B)および同期信号(C)(D)に
基づいて次のような判断が行われる。すなわち切り換え
スイッチ167が、第1のPLL回路165の出力を選
択する状態に成されているとき、第1のPLL回路16
5に供給される同期信号(C)に対応する位置に、OD
D/EVENフィールド情報(B)におけるODDのア
ップエッジタイミングが存在した場合には、合わせ込み
が終了しており、切り換えスイッチ167の切り替え制
御は行わない。また第1のPLL回路165に供給され
る同期信号(C)に対応する位置に、ODD/EVEN
フィールド情報(B)におけるEVENのアップエッジ
タイミングが存在した場合には、切り換えスイッチ16
7を、第1のPLL回路165の出力から第2のPLL
回路166の出力に切り替える。これにより出力端16
8には図9(F)として示す出力が発生し、この(F)
として示す出力信号によってドラム9は回転サーボを受
けることになる。
【0040】以上説明した実施例は、回転ドラムの回転
が起動された直後の所定時間内において第1回転サーボ
手段を働かせ、前記所定時間経過後において第2回転サ
ーボ手段を働かせるように成されているが、第1回転サ
ーボ手段において、PLL回路が位相ロックされたこと
を示すロックイン出力を受けた時に、第2回転サーボ手
段を働かせるようにすることもできる。
【0041】例えば図8において、第1のPLL回路1
65および第2のPLL回路166からは、それぞれP
LL回路が位相ロックされた場合に発生するロックイン
出力が切り替え制御回路163に対して供給されるよう
に成されている。そして切り替え制御回路163は前記
ロックイン出力を受けて、第1回転サーボ手段から第2
回転サーボ手段に切り替える動作を行う。
【0042】なお以上の説明は、CCD1によって得ら
れるカメラ側ビデオ信号を記録するモードに基づいて行
ったが、ライン入力端子5に供給される外部ビデオ信号
を記録する場合においても同様の作用になる。この場合
には、操作キーの操作に基づくKEY入力信号によって
前記マイクロコントローラ16より、前記切り換えスイ
ッチ4,7,13に対してそれぞれ切り換え制御信号が
供給され、スイッチ4がライン入力側に切り替えられ
る。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載のビデオ信号記録装置によれば、第1回転サーボ
手段によって、記録すべきビデオ信号の奇数または偶数
の所定のフィールドに同期するように前記回転ドラムに
回転サーボが与えられ、第1回転サーボ手段に続く第2
回転サーボ手段によって記録すべきビデオ信号の奇数フ
ィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に同期す
るように前記回転ドラムに回転サーボが与えられ、第1
回転サーボ手段と第2回転サーボ手段とを切替えるタイ
ミングを示す切替信号が発生され、発生された切替信号
に対応して、第1回転サーボ手段と第2回転サーボ手段
とが切替えられるように成される。この結果、回転ドラ
ムはその起動時にビデオ信号の奇数または偶数の所定の
フィールドに同期して回転サーボが与えられることとな
り、従って記録待機状態から記録開始までの時間を延ば
すことなくODD/EVENフィールドを合わせた記録
が可能となる。
【0044】
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオ信号記録装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】磁気テープに対して記録されるビデオ信号の記
録フォーマット図である。
【図3】ヘッド切り替え信号とVSYNC信号との関係
を示したタイミング図である。
【図4】ドラムの回転サーボの作用を説明するタイミン
グ図である。
【図5】継ぎ撮りを行う場合の磁気テープに対する記録
フォーマット図である。
【図6】回転ヘッドと記録フィールドとの位相が一致し
ない場合を示したタイミング図である。
【図7】停止状態から記録状態に至る各部の状態を示す
タイミング図である。
【図8】ドラムの回転サーボ回路の構成を示すブロック
図である。
【図9】図8における各部の状態を示すタイミング図で
ある。
【符号の説明】
1 CCD 2 CCD駆動信号発生回路 3 ビデオ信号変換回路 4,7,8,13 切り換えスイッチ 5 ライン入力端子 6 RF信号変換回路 9 回転ドラム 10 回転ヘッド(1chヘッド) 11 回転ヘッド(2chヘッド) 12 ビデオ信号復調回路 14 ライン出力端子 15 同期信号分離回路 16 マイクロコントローラ 161 入力端 162 分離回路 163 切り替え制御回路 164 分周分配回路 165 第1PLL回路 166 第2PLL回路 167 切り換えスイッチ 168 出力端 T 磁気テープ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに巻回された磁気テープに対
    して、回転ヘッドによってビデオ信号を記録するビデオ
    信号記録装置において、記録すべきビデオ信号の 奇数または偶数の所定のフィー
    ルドに同期するように前記回転ドラムに回転サーボを与
    える第1回転サーボ手段と、記録すべきビデオ信号の 奇数フィールドまたは偶数フィ
    ールドのいずれか一方に同期するように前記回転ドラム
    に回転サーボを与える第2回転サーボ手段と、前記第1回転サーボ手段と前記第2回転サーボ手段とを
    切替えるタイミングを示す切替信号を発生する切替信号
    発生手段と、 前記切替信号発生手段により発生された切替信号に対応
    して、前記第1回転サーボ手段と前記第2回転サーボ手
    段とを切替える切替手段と を具備したことを特徴とする
    ビデオ信号記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1回転サーボ手段は、記録すべき
    ビデオ信号の奇数または偶数の所定のフィールドに同期
    した同期信号を内蔵するPLL回路に供給し、前記PL
    L回路によって前記回転ドラムに回転サーボを与える
    とを特徴とする請求項1に記載のビデオ信号記録装置。
  3. 【請求項3】 前記切替信号は、前記PLL回路が位相
    ロックされたことを示すロックイン出力である ことを特
    徴とする請求項2に記載のビデオ信号記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2回転サーボ手段は、PLL回路
    を内蔵し、記録すべきビデオ信号の奇数フィールドまた
    は偶数フィールドのいずれか一方に同期した前記PLL
    回路の位相ロック出力によって前記回転ドラムに回転サ
    ーボを与える ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ
    信号記録装置。
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