JP3093333U - 果樹枝強制変位用ロープ固定具 - Google Patents

果樹枝強制変位用ロープ固定具

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JP3093333U JP2002006424U JP2002006424U JP3093333U JP 3093333 U JP3093333 U JP 3093333U JP 2002006424 U JP2002006424 U JP 2002006424U JP 2002006424 U JP2002006424 U JP 2002006424U JP 3093333 U JP3093333 U JP 3093333U
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繁雄 塚田
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有限会社 アイデア工業
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 果樹枝にロープを掛け強制変位させてワイヤ
ーに固定する際、ロープの固定を行うことが容易で、着
脱が可能、しかも太さの異なるロープにも対応しロープ
を確実に固定することが可能な果樹枝強制変位用ロープ
固定具を提供すること。 【解決手段】 帯状体の長手方向の中央部に形成された
折り曲げ部6と、この折り曲げ部の両側に連設され、前
記折り曲げ部を曲げたときに入れ子となり狭窄を発生さ
せるようにそれぞれにリブ2a,3aが形成された挟持
部と、前記帯状体の一端に形成されたロック爪4aと他
端に形成されたロック穴とで前記折り曲げ部を曲げた状
態でロックするロック部4とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、梨等の枝をワイヤー等で構成される棚に誘引し強制するロープを固 定するための果樹枝強制変位用ロープ固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
梨園において、一般の客が梨を採取する際に梨が取りやすい位置に生っている ことが望まれる。そのような要望に応えるために梨園業者は、梨園に複数の支柱 間にワイヤーを掛けた棚を設けて、図6に示す概略図のように梨の枝にロープを 掛けそのロープを用いて枝をワイヤーに誘引しロープをワイヤーに固定して枝を 強制変位させて梨を取りやすい位置に配置することを行っていた。また、その固 定に際してはロープを手で結んで行っていた。また、使用するロープは梨園業者 により太さが異なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、梨園内の多くの枝一本一本についてロープを掛け、手で結ぶという作 業を梨園業者は行っていたのであるが、この作業には手間や時間が多くかかり、 人手も必要であった。
【0004】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 果樹枝にロープを掛け強制変位させてワイヤーに固定する際、ロープの固定を行 うことが容易で、着脱が可能、しかも太さの異なるロープにも対応しロープを確 実に固定することが可能な果樹枝強制変位用ロープ固定具を提供することにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、帯状体の長手方向の中央 部に形成された折り曲げ部と、この折り曲げ部の両側に連設され、前記折り曲げ 部を曲げたときに入れ子となり狭窄を発生させるようにそれぞれにリブが形成さ れた挟持部と、前記帯状体の一端に形成されたロック爪と他端に形成されたロッ ク穴とで前記折り曲げ部を曲げた状態でロックするロック部とを備えたことを特 徴としている。
【0006】 また、請求項2記載の考案は、前記ロック爪は、前記ロックするための第1の 係止部と第2の係止部を有し、前記第2の係止部でロックしたときの前記狭窄は 前記第1の係止部でロックしたときの前記狭窄より狭いことを特徴としている。
【0007】 また、請求項3記載の考案は、帯状体の中央部に薄肉に形成された折り曲げ部 と、前記帯状体の一端に底部から上方に突出するように形成された一対の爪部と 、前記帯状体の他端に、前記帯状体が前記折り曲げ部を境にして曲げられた際前 記爪部を係止するための穴部と、前記折り曲げ部に連設し、前記帯状体の中央に 前記帯状体底部から上方に突出するように形成された第1の突出部と、前記第1 の突出部とは前記折り曲げ部を挟んで反対側に連設し、前記帯状体の両側端に一 対の前記帯状体底部から上方に突出するように形成された第2の突出部とを備え たことを特徴としている。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図に基づいて具体的に説明する。図1は本考案 の果樹枝強制変位用ロープ固定具1を示し、同図(a)はその平面図、同図(b )は正面図、同図(c)は左側面図、同図(d)は右側面図である。
【0009】 これらの図において、本考案の果樹枝強制変位用ロープ固定具1は帯状体に一 体で例えば合成樹脂により成型されたものである。その中央に折り曲げ部6が形 成され、折り曲げ部6は薄肉になっていて図2に示すように曲がるようになって いる。さらにその折り曲げ部6から図1(a)の左方向には帯状体の中央に横長 楕円形状に図1(b)の上方向に突出するリブ2a(第1の突出部)が形成され たロープ押さえ部2が、図1(a)の右方向には帯状体の幅の両端に図1(b) の上方向に突出する一対のリブ3a(第2の突出部)が形成されたロープ押さえ 部3連設されている。このリブ2a及び一対のリブ3aは、折り曲げ部6を境に して曲げたときにリブ2aが2つのリブ3aと入れ子になる。また、このロープ 押さえ部2及びロープ押さえ部3は本考案の挟持部を形成する。
【0010】 更に帯状体の図1(a)では左側の端部には上下一対の図1(b)底部から上 方向に突出するロック爪(爪部)が形成されたロック部4が、図1(a)では右 側の端部には図1(b)の上下方向に貫通するロック爪掛かり穴5a(穴部)と 一対のリブ3aから延設されリブ3aより突出する高さの低いリブ5bが形成さ れたロック部5が設けてある。このロック部4とロック部5とで本考案のロック 部が構成される。ロック爪4aの先端部に第1斜面部4bと図1(c)に示す第 1斜面部4bの左端に第1係止部4cが形成され、折り曲げ部6を境にして曲げ ることにより第1斜面部4bがロック爪掛かり穴5aに達し、更に折り曲げ部6 を境にして曲げることにより第1斜面部4bがロック爪掛かり穴5a端部に案内 されロック爪4aはロック爪掛かり穴5aの内方向に撓みながらロック爪掛かり 穴5aに入り、第1斜面部4bがロック爪掛かり穴5aを通過すると撓んでいた ロック爪4aは穴5aの外方向に開き第1係止部4cがロック爪掛かり穴5a端 部に係止されロックされるようになっている(図3(a))。また、本実施の形 態においては図1(c)に示す第1係止部4cの左側に第2斜面部4dと図1( c)に示す第2斜面部4bの左端に第2係止部4eが形成され、第1係止部4c がロック爪掛かり穴5a端部に係止されさらに折り曲げ部6を境にして曲げるこ とにより第2斜面部4dがロック爪掛かり穴5aを通過すると第2係止部4eが ロック爪掛かり穴5a端部に係止された状態でロックされるようになっている( 図3(b))。
【0011】 図4はロープ7を固定した状態を示すものである。図4(a)に示すように、 本実施の形態の果樹枝強制変位用ロープ固定具1はロープ7を挟むように折り曲 げ部6を境にして曲げてロック爪4aを穴5aに固定してロープ押さえ部2及び ロープ押さえ部3とで挟んで挟持する。この際ロープ7を2本挟持しているのは ロープ7で後述するループを形成するためである。さらに、ロープ7が挟持され ている様子を図4(b)に示す同図(a)A−Aにおける断面図を用いて説明す る。図4(b)によれば、折り曲げ部6を境にして曲げることによりロック部4 とロック部5とでロックした状態において、ロープ押さえ部2とロープ押さえ部 3との間にはリブ2aとリブ3aが互いに対向するために狭窄が生じる。この狭 窄の中にロープ7が固定されることにより、ロープ押さえ部2とロープ押さえ部 3間でロープ7は挟持固定される。また、通常ロック爪4aの第1係止部4cを ロック爪掛かり穴5a端部に係止しロックして使用するが、細いロープの場合に は第2係止部4eをロック爪掛かり穴5a端部に係止してロックし更に狭い狭窄 を生じさせて使用することにより細いロープであっても挟持固定することが可能 となる。
【0012】 また、ロックされたロック爪4aを図3における内側に互いに撓ませ傾倒させ て第1及び第2の係止部4c、eの係止状態を解除しロック爪4aを穴5aから 抜くことにより、ロープ押さえ部2とロープ押さえ部3とを開いてロープ7を外 すことができるので、本実施の形態の果樹枝強制変位用ロープ固定具1は再度使 用する事が可能である。
【0013】 ここで、従来の技術で示した図6のようにロープ7を梨の枝に掛けてワイヤー 8に固定し梨の枝を強制変位させるのであるが、ロープ7を果樹枝強制変位用ロ ープ固定具1で固定する方法は、例えば図5(a)に示すように果樹枝強制変位 用ロープ固定具1でロープ7を一つのループにして固定する方法や、図5(b) に示すようにロープ7の両端にそれぞれ果樹枝強制変位用ロープ固定具1を用い 両端にループを形成して一方を梨の枝に他の一方をワイヤー8に掛けて固定する 方法で行われる。
【0014】
【考案の効果】
上述のような果樹枝強制変位用ロープ固定具によれば、果樹枝にロープを掛け 強制してワイヤーに固定する際、ロープの固定を行うことが容易で、着脱が可能 、しかも太さの異なるロープにも対応してロープを確実に固定することが可能で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の果樹枝強制変位用ロープ固定具を示
す、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面
図、(d)は右側面図である。
【図2】図1に示す折り曲げ部を曲げた様子を示す説明
図である。
【図3】図1に示すロック爪の固定された状態を示す断
面図である。
【図4】本考案の果樹枝強制変位用ロープ固定具でロー
プを挟持固定した状態を示す、(a)は正面図、(d)
は断面図である。
【図5】(a)、(b)ともロープ7を果樹枝強制変位
用ロープ固定具で固定する方法の一例を示す概略図であ
る。
【図6】従来の枝の強制変位させた状況を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 果樹枝強制変位用ロープ固定具 2 ロープ押さえ部 2a リブ 3 ロープ押さえ部 3a リブ 4 ロック部 4a ロック爪 4b 第1斜面部 4c 第1係止部 4d 第2斜面部 4e 第2係止部 5 ロック部 5a ロック爪掛かり穴 5b リブ 6 折り曲げ部 7 ロープ 8 ワイヤー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状体の長手方向の中央部に形成された
    折り曲げ部と、 この折り曲げ部の両側に連設され、前記折り曲げ部を曲
    げたときに入れ子となり狭窄を発生させるようにそれぞ
    れにリブが形成された挟持部と、 前記帯状体の一端に形成されたロック爪と他端に形成さ
    れたロック穴とで前記折り曲げ部を曲げた状態でロック
    するロック部とを備えたことを特徴とする果樹枝強制変
    位用ロープ固定具。
  2. 【請求項2】 前記ロック爪は、前記ロックするための
    第1の係止部と第2の係止部を有し、前記第2の係止部
    でロックしたときの前記狭窄は前記第1の係止部でロッ
    クしたときの前記狭窄より狭い請求項1に記載の果樹枝
    強制変位用ロープ固定具。
  3. 【請求項3】 帯状体の中央部に薄肉に形成された折り
    曲げ部と、 前記帯状体の一端に底部から上方に突出するように形成
    された一対の爪部と、 前記帯状体の他端に、前記帯状体が前記折り曲げ部を境
    にして曲げられた際前記爪部を係止するための穴部と、 前記折り曲げ部に連設し、前記帯状体の中央に前記帯状
    体底部から上方に突出するように形成された第1の突出
    部と、 前記第1の突出部とは前記折り曲げ部を挟んで反対側に
    連設し、前記帯状体の両側端に一対の前記帯状体底部か
    ら上方に突出するように形成された第2の突出部とを備
    えたことを特徴とする果樹枝強制変位用ロープ固定具。
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