JP3093282B2 - 二段階染み除去法 - Google Patents

二段階染み除去法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、布帛(布地)から染みを除去するのに使用
することができる装置に関する。この方法は、ドライク
リーニング作業の一部として特に有用であるが、布帛か
らのスポット除去が所望なあらゆる状況で用いることも
できる。
発明の背景 古典的定義によれば、「ドライクリーニング」という
用語は、非水性溶媒を用いて織物をクリーニングする工
程を記載するのに用いられてきた。ドライクリーニング
は、古くからある技術であり、溶媒クリーニングは1860
年代に最初に英国で記録されている。典型的には、ドラ
イクリーニング工程は、水性洗濯槽で収縮しやすく、極
めて貴重でありまたは極めて繊細であるので水性洗濯工
程に暴露することができない羊毛製品のような衣類で使
用される。様々な炭化水素やハロゲン化炭素溶媒が、伝
統的に浸漬式ドライクリーニング工程で用いられてきて
おり、これらの溶媒を処理し、再生利用する必要がある
ことから、従来のドライクリーニングの実施は主として
商業的体制に限定されていた。
溶媒を基剤とするドライクリーニング工程は、油汚れ
や染みを除去するのに極めて効果的であるが、粘土汚れ
のような粒状物を除去するには最適ではなく、タンパク
質性汚れを除去するには特別な処理条件を必要とするこ
とがある。理想的には、粒状物やタンパク質性汚れは、
洗剤成分および通常のドライクリーニングよりは水性洗
濯工程に類似している操作条件を用いて布帛から除去さ
れる。
クリーニング機能に加えて、ドライクリーニングは、
重要な「リフレッシュ」効果も提供する。例えば、ドラ
イクリーニングは、好ましくない臭気や衣類からの毛髪
や糸屑のような異物を除去し、これらは通常は続いて折
り畳まれまたはプレスされて皺を伸ばし、元の形状を回
復する。勿論、このようなリフレッシュ効果は、水性洗
濯工程によっても得られる。
前記の説明から分かるように、羊毛製品のようなある
種の布帛に対する効果は別として、布帛クリーニングま
たはリフレッシュに関して溶媒を基剤とする浸漬式ドラ
イクリーニングには水性クリーニング工程と比較して特
別な固有の利点はない。更に、衣類当たりでは、商業的
ドライクリーニングは、水性クリーニング工程よりはる
かに高価である。従って、過程で用いることができる非
浸漬式ドライクリーニング工程を提供することは消費者
にとってかなり有利であろう。
家庭用ドライクリーニングシステムの1つの型は、様
々なクリーニング薬剤とプラスチックバッグを含むキャ
リヤーシートとを含んでなる。クリーニングを行う衣類
をシートと一緒にバッグに入れた後、通常の衣類乾燥機
で反転させる。商業的態様では、複数の一回使用の平ら
なシートと1個の多数回使用のプラスチックバッグがセ
ットになって提供される。不運なことには、このような
工程は、ドライクリーニングを行う布帛のひどい汚れま
たは「スポット」の付着した部分から汚れを十分に取り
去ることはできない。
周知のように、汚れのひどい衣類は、クリーニングの
前にいわゆる「スポット除去」組成物を用いて「予備染
み抜き」を行うことができる。布帛の汚れ部分に水性ス
ポット除去組成物を用いることにより、幾つかの型の染
みや布帛に対して最適以下の(sub−optimal)クリーニ
ング性能を生じることができる。反対に、非水性組成物
は、他の染みや布帛に対して最適以下であることが分か
った。更に、予備染み抜き法は、典型的にはクリーニン
グ組成物とタオル、スポンジまたは他の手段で衣類を前
後に激しく摩擦することを含むことも注目されている。
更に、このような摩擦は、布帛を損傷し、過度に磨滅す
ることがあることも決定された。
本発明により、使用者が非水性および水性クリーニン
グ組成物の両方を用いて布帛の予備染み抜きをすること
ができる二段階法が提供される。好ましい態様では、こ
の方法は、制御された機械的作用により染みを緩めて、
除去する装置を用いることによって摩擦する方策をとる
ことなく、これによって布帛を損傷することなく行われ
る。以後に明らかになるように、この装置は、処理を行
う布帛に関してZ軸力学だけを緩やかに実行するように
設計されている。
背景技術 ドライクリーニング法は、1991年5月29日に公表され
たleigh et al.の欧州特許第429,172A1号公報、および1
993年8月24日発行のSmith et al.の米国特許第5,238,5
87号公報に開示されている。ドライクリーニング組成物
および方法並びに布帛の皺の処理に関する他の文献とし
ては、英国特許第1,598,911号公報、および米国特許第
4,126,563号、第3,949,137号、第3,593,544号、第3,64
7,354号、第3,432,253号、および第1,747,324号公報、
およびドイツ国特許出願第2,021,561号、および第2,46
0,239号、第0,208,989号、および第4,007,362号公報が
挙げられる。クリーニング/予備スポッティング組成物
および方法は、例えば米国特許第5,102,573号、第5,04
1,230号、第4,909,962号、第4,115,061号、第4,886,615
号、第4,139,475号、第4,849,257号、第5,112,358号、
第4,659,496号、第4,806,254号、第5,213,624号、第4,1
30,392号、および第4,395,261号公報にも開示されてい
る。洗濯乾燥機で用いられるシート基剤は、カナダ国特
許第1,005,204号公報に開示されている。米国特許第3,9
56,556号および第4,007,300号公報は、衣類乾燥機での
布帛のコンディショニングのための穿孔シート(perfor
ated sheets)に関する。米国特許第4,692,277号公報に
は、液体クリーナーでの1,2−オクタンジオールの使用
が開示されている。米国特許第3,591,510号、第3,737,3
87号、第3,764,544号、第3,882,038号、第3,907,496
号、第4,097,397号、第4,102,824号、第4,336,024号、
第4,606,842号、第4,758,641号、第4,797,310号、第4,8
02,997号、第4,943,392号、第4,966,724号、第4,983,31
7号、第5,004,557号、第5,062,973号、第5,080,822号、
第5,173,200号公報、欧州特許第0 213 500号公報、
欧州特許第0 261 718号公報、英国特許第1,397,475
号公報、WO91/09104号公報、WO91/13145号公報、WO93/2
5654号公報、およびHunt,D.G.およびN.H.Morris「PnBお
よびDPnBグリコールエーテル(PnB and DPnB Glycol Et
hers)」,HAPPI,1989年4月,77〜82頁も参照されたい。
発明の概要 本において、使用者は、様々な種類の染みや汚れを除
去する能力について選択することができるクリーム組成
物の選択が与えられる。従って、有機溶媒を含んでなる
実質的に非水性クリーム組成物を用いて、油性の染み、
特にレーヨンアセテートまたはポリエステル繊維上の油
性の染みを除去することができる。使用者は、水性クリ
ーニング組成物、好ましくは以後に開示される組成物を
用いて、粒状汚れおよび染みを効果的に除去すること、
すなわち「二段階」クリーニング系も可能である。好ま
しい態様では、本発明の方法は、最初に非水性クリーニ
ング組成物を用い、続いて水性クリーニング組成物を用
いることによって行う。
本発明は、スポット除去装置、特に手で握って使用す
るようにデザインされた装置であって、 (a) 凸面状の処理前面とその処理面から反対側に設
けられた裏面を有する基材部材、 (b) 前記処理面から外側にのびている1個以上の処
理部材、および (c) 場合によっては、前記裏面に取り付けた握り を含んでなる処理手段を用いて行うのが好ましい。
本明細書における好ましい装置は、処理前面が実質的
に半球状であるか、あるいは半球の断面が内接している
ものである。
この装置の一態様では、面は、スポンジ、パッドなど
のような吸収剤材料を含んでなる処理部材を有する。も
う一つの態様では、この処理部材は、棘のような複数の
突出部を含んでなる。この装置の更にもう一つの態様で
は、処理部材は、外側に伸びている複数の突出部を有す
るスポンジ基剤を含んでなる。
他の余り好ましくない態様では、処理手段は前記のよ
うな装置の部分となる必要はないが、単純なパッド、シ
ート(例えば、使い捨て可能な紙タオル地)、布製布
巾、スポンジなど、布帛の汚れた部分に押し付けること
ができるものであることができる。
本発明は、布帛の染みの付いた部分から染みを除去す
る方法であって、 (a) 非水性クリーニング組成物を前記の染み付いた
部分に塗布し、 (b) 段階(a)と同時にまたは連続的に、布帛の汚
れた部分を、好ましくは前記のような凸面装置を用い
て、処理手段と接触させ、 (c) 特に装置に与えられた搖動またはローリング運
動を用いて、装置に圧縮力を加え、 (d) 水性クリーニング組成物を用いて、段階
(a)、(b)および(c)を繰り返す 段階を含んでなる方法も包含する。
図について説明する。この好ましい態様では、固定ト
レーまたは他の適当な容器をクリーニング組成物の収納
系として用いて、この工程を行なう。これにより、装置
によって与えられる機械的攪拌を、「マイクロ」洗濯機
と類似のクリーニング組成物で飽和または部分的に飽和
した環境で行うことができる。
本発明は、布帛表面の面積全体を処理するための全般
的ドライクリーニング法であって、本発明による予備ス
ポッティング操作を含んでなり、 (i) 布帛の局部的に染みの付いた部分で、前記の段
階(a)〜(d)に準じて染み除去工程を行ない、 (ii) 段階(i)からの全部の布帛を水性クリーニン
グ組成物を含むキャリヤーと共に容器バッグに入れ、 (iii) バッグを、攪拌を行う装置、例えば熱空気衣
類乾燥機に入れて、乾燥機を熱および反転で操作し、 (iv) 布帛をバッグから取り出す 全段階を含んでなる方法も包含する。
前記のように、本発明の方法は、ドライクリーニング
法の染み除去段階で特に有用であるが、これは、スタン
ド・アローン(stand−alone)式染み除去法で、または
他の通常の洗濯法と関連した染み除去法として用いるこ
ともできる。従って、本発明は、本発明による予備スポ
ッティング操作を含んでなり、 (i) 布帛の局部的に染みの付いた部分で、前記の段
階(a)〜(d)に準じて染み除去工程を行ない、 (ii) 段階(i)からの全部の布帛を通常の水性洗濯
工程で洗濯する 全段階を含んでなる、布帛の全洗濯法も包含する。
本発明は、ドライクリーニングキットであって、 (a) 非水性ドライクリーニング組成物を含む複数の
単回使用シート、 (b) 水性ドライクリーニング組成物を含む複数の単
回使用シート、 (c) 再使用可能な収納バッグ、 (d) 場合によっては、本明細書に開示されている布
帛クリーニング装置、および (e) 場合によっては、再使用可能な固定トレー を含んでなるドライクリーニングキットも包含する。
本明細書における総ての百分率、比および割合は、特
に断らない限り、重量によるものである。引用した総て
の書類は、関連部分において、その内容は、その開示の
一部として本明細書に引用される。
図面の簡単な説明 図は、手で圧力を加えて染み(2)をスポット処理す
るための凸面装置(1)を用いる本発明の方法の透視図
である。この手順では、固定トレー(4)を、処理を行
なう布帛(3)の下に置き、クリーニング組成物を放出
可能に含むシート基剤をトレーに入れる。次に、処理を
行なう布帛をシート基剤上に置き、装置を染みの付いた
部分で前後に搖動する。クリーニング組成物の一部が、
シート基剤から布帛の染みの付いた部分へと放出され
る。装置の処理面の処理部材は、緩やかにではあるが効
果的にクリーニング組成物と協力して作用して、布帛か
ら染みを解放して除去する。この同じ手順は、本発明の
「二段階」工程で用いられる非水性および水性クリーニ
ング組成物の両方で行う。
発明の詳細な説明 本発明の装置の成分およびそれらの使用法を、以下に
おいて更に詳細に説明する。このような開示は、例示の
ためのものであり、装置およびそれらの使用を制御する
ものではない。
本明細書における「非水性」クリーニング組成物と
は、主として有機溶媒を含んでなり、水はほとんどまた
は全く含まない組成物を意味する。
本明細書において「水性」クリーニング組成物とは、
主要部分が水であり、これにクリーニング溶媒、界面活
性剤など、特に以下に開示されるものを含んでなる組成
物を意味する。
本明細書において「突出部」とは、処理装置の表面か
ら外側に伸びている握り、繊維または同様の構造を意味
する。装置のこのような要素は、スポットクリーニング
(「予備スポッティング」)を行う布帛と接触して、機
械クリーニング作用を提供する。
「染みの付いた部分と接触」とは、突出部、パッド、
スポンジなど処理手段または装置を含んでなるものが染
みの付いた部分と当たることによってもたらされる接触
を意味する。この接触により、実質的に下向きの力、す
なわちX−およびY−方向の辺から辺へのスクラビング
運動よりは染みの表面に対して実質的に垂直な力を生
じ、布帛の損傷や「磨滅」が最小限に抑えられる。好ま
しくは、この接触は、装置による搖動またはローリング
運動と共同することによって、装置の湾曲面がZ−方向
の力を生じるのである。
ドライクリーニング組成物 本発明の装置および工程においてクリーニング機能を
提供するのに用いられる化学組成物は、その所期の用途
にとって安全かつ効果的な成分を含んでなる。本明細書
のドライクリーニング工程は、水での濯ぎ段階を伴わな
いので、クリーニング組成物は、本明細書に開示される
やり方で用いるときに望ましくない残渣が残らない成分
を用いている。通常の洗濯洗剤は、典型的には綿および
綿/ポリエステル布帛を良好にクリーニングするが、本
発明のクリーニング組成物は、ウール、絹、レーヨンア
セテートなどの布帛を安全かつ効果的にクリーニングし
て、再生するように処方されねばならない。
また、本発明のクリーニング組成物は、特別に選択さ
れ、処方されて、クリーニングを行う布帛からの染料の
除去が最小限に止まるようにする成分を含んでなる。こ
れに関して、浸漬ドライクリーニング工程で典型的に用
いられる溶媒は、ある型の布帛からある種の染料の幾分
かを除去する可能性がアルコキシルとが認められてい
る。しかしながら、浸漬法では、染料が布帛表面から比
較的均一に除去されるので、このような除去は許容可能
である。対照的に、布帛表面の特異的な部位にある種の
クリーニング成分が高濃度になると、許容できないほど
局部的な染料の除去が生じる可能性がアルコキシルとが
認められた。本発明の好ましいクリーニング組成物は、
この問題点を最小限または回避する目的で処方されてい
る。
本発明のクリーニング組成物の染料除去特性を、写真
または光度測定法を用いて、または担樹であるが効果的
な、目視等級化試験によって、当該技術分野に開示され
ているクリーナーと比較することができる。数値得点単
位を割り当てて、目視等級化を行い、所望ならばデータ
の統計処理を行うことができる。従って、一つのこのよ
うな試験では、着色した衣類(典型的には、絹であっ
て、ほとんどのウールやレーヨン布帛より染料が落ちや
すいもの)を、吸収剤の白色紙製手ぬぐいを用いるパッ
ディング・オン・クリーナー(padding−on cleaner)
によって処理する。手で圧力を加え、白いタオルに移る
染料の量を目視により評価する。(1)「タオルに染料
がほとんど見えないと思う」;(2)「タオルに幾らか
の染料が見えるのが分かる」;(3)「タオルに多量の
染料が見える」;(4)「タオルに極めて多量の染料が
見えるのが分かる」という数値単位がパネリストによっ
て付与される。
前記の考察に加えて、本明細書で用いられるクリーニ
ング組成物は、好ましくは、装置が扱い難くなったりま
たは使用困難になるほど粘着性ではないように処方され
る。しかしながら、本発明を制限しようとするものでは
ないが、本明細書で開示される好ましいクリーニング組
成物は、本発明による装置と共に用いると効果的かつ美
観上好ましいスポットクリーニング工程を提供する。
前記の考察を考慮し、下記に本発明のドライクリーニ
ング組成物に用いる成分を例示するが、それを制限しよ
うとするものではない。
水性組成物 (a) 溶媒 組成物は、好ましくは溶媒を少なくとも
約4重量%、典型的には約5重量%〜約25重量%含んで
なる。目的は、クリーニングを行う布帛1kg当たり溶媒
を少なくとも約0.4g、好ましくは約0.5g〜約2.5g提供す
ることである。
(b) 乳化剤 組成物は、成分(a)、(b)および
(d)を含んでなる安定で均質な組成物を提供するのに
十分な乳化剤を含んでなる。以後に開示される好ましい
乳化剤について、0.05重量%程度、好ましくは0.07重量
%〜約0.20重量%の濃度で十分である。余り効率的でな
い乳化剤を用いるときには、約2重量%までの濃度を用
いることができるが、布帛上に幾らかの検出可能な残渣
が残ることがある。ある組合わせでは、乳化剤を必要と
しないことがある。
(c) 水 組成物は、水を少なくとも約60重量%、典
型的には約80重量%〜約95重量%含んでなる。換言すれ
ば、目的は、クリーニングを行う布帛1kg当たり水を少
なくとも約6g提供することである。
(d) 任意成分 本発明の組成物は、香料、通常の界
面活性剤などのような各種の任意成分を含んでなること
がある。このような任意成分を用いるときには、これら
は、クリーニングする布帛上の残渣を十分に考慮した上
で典型的には組成物の約0.1重量%〜約10重量%とな
る。
1,2−オクタンジオール(「OD」)は、本発明のクリ
ーニング組成物の処方に特に有利であることが認められ
ている。美観の観点からは、ODは比較的無害でありかつ
低臭気材料である。更に、ODは、目に見える残渣を残さ
ずに布帛表面から揮発すると思われる。このことは、リ
ンス段階なしで行われる本発明の型のドライクリーニン
グ工程において特に重要である。性能の観点から、ODは
グリース/油性染みの溶媒として、および粒状汚れや水
溶性の染みの「擬似界面活性剤」と呼ばれるようなもの
として作用するものと思われる。物理化学的理由がどの
ようなものであれ、ODは、家庭用クリーニング組成物お
よび工程ではクリーニングおよび使い易さのいずれに関
しても優れた湿潤剤であることを見出だした。ODを用い
る場合には、これは、本発明のクリーニング組成物の少
なくとも約0.05重量%、典型的には約0.1重量%〜約1.5
重量%で含まれる。
本明細書で好ましい溶媒は、約等量の異性体の混合物
として商業的量で入手可能なブトキシプロポキシプロパ
ノール(BPP)である。その異性体および混合物が、本
明細書で用いられる。異性体の構造は、下記の通りであ
る。
n−C4H9−O−CH2CH2CH2−O−CH2CH2CH2−OH BPPはクリーニングに優れており、極めて効果的であ
るので、比較的高価な1,2−オクタンジオールの量を最
小限にすることができる。更に、通常の界面活性剤を用
いることなく、本発明の有効なクリーニング組成物を処
方することができる。重要な点は、BPPの臭気が、通常
の香料成分によって比較的容易にマスキングすることが
できる程度および特徴であることである。BPPは水と完
全に混和性ではないので、本発明のクリーニング組成物
の工程に負の影響を与える可能性があるが、この潜在的
な問題点は、以後に開示されるPEMULEN型ポリアクリレ
ート乳化剤によって解決することができた。
本明細書で用いられるBPP溶媒は、好ましくは前記の
異性体の混合物である。好ましい態様では、クリーニン
グ組成物は、1,2−オクタンジオールとBPPをOD:BPPの重
量比が約1:250〜約2:1、好ましくは約1:200〜約1:5の範
囲の混合物を含んでなる。
本発明の極めて好ましい乳化剤は、PEMULEN(The B.
F.Coodrich Company)という商品名で発売されており、
米国特許第4,758,641号公報および第5,004,557号公報に
記載されており、前記の特許明細書の内容は、その開示
の一部として本明細書に引用される。PEMULENポリマー
性乳化剤は、高分子量ポリアクリル酸ポリマーである。
PEMULENの構造は、油に親和性を有する(親油性)の小
部分と、大きな水に親和性を有する(親水性)部分を含
んでいる。この構造により、PEMULENが主要な水中油乳
化剤として働くことができる。親油性部分は油−水海面
で吸着し、親水性部分は水中で膨潤して油滴の周囲に網
状構造を形成してエマルションを安定化する。本明細書
でこのようなポリアクリル酸塩を使用することの重要な
利点は、水溶性でないかまたは容易には水と混和しない
溶媒または溶媒の濃度を含むクリーニング組成物を調製
することができることである。もう一つの利点は、PEMU
LEN型乳化剤を極めて低使用量(0.05〜0.2%)で用いて
効果的な乳化を行うことによって、生成物の使用後に布
帛上に残った残渣の量を最小限にすることができること
である。比較のため、水中油エマルションを安定化する
には、典型的には通常のアニオン性またはノニオン性界
面活性剤約3〜7%が必要であり、これは、布帛上に残
渣が残る可能性が増加する。もう一つの利点は、乳化
(加工)を室温で効果的に行うことができることであ
る。
本発明のクリーニング組成物は、1,2−オクタンジオ
ール、BPP、PEMULENおよび水だけで極めて良好に機能す
るが、それらは場合によっては洗剤用界面活性剤を含
み、それらのクリーニング性能を更に向上させることも
できる。C12〜C16アルキル硫酸塩およびアルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、C12〜C16エトキシル化(EO0.5〜10平
均値)アルコール、C12〜C14N−メチルグルカミドなど
のような多種多様な洗剤用界面活性剤を本明細書で用い
ることができるが、高グリース/油除去を提供する界面
活性剤を用いるのが特に好ましい。このような好ましい
界面活性剤には、C12〜C16エトキシ硫酸塩(AES)、特
にそのマグネシウム塩の形態のもの、およびC12〜C16
メチルアミンオキシドが挙げられる。特に好ましい混合
物は、MgAE1S/MgAE6.5S/C12ジメチルアミンオキシドを
約1:1:1の重量比で、およびMgAE1S/C12ジメチルアミン
オキシドを約2:1の重量比で含んでなる。このような界
面活性剤を用いるときには、これらの界面活性剤は、典
型的には本発明のクリーニング組成物の約0.05重量%〜
約2.5重量%となる。
前記に開示した好ましい溶媒および乳化剤の他に、本
発明のクリーニング組成物は、香料、防腐剤、補助溶
媒、増白剤、粘度調節用塩、pH調節剤または緩衝剤、Na
tional Starch and Chemical Company製のVERSAFLEX 15
7またはVERSAFLEX 2004のような帯電防止剤、柔軟剤、
着色料、防虫剤、昆虫忌避剤などの様々な任意成分を含
んでなることができる。プロテアーゼ、アミラーゼ、リ
パーゼおよびそれらの混合物のような酸素を、組成物の
約0.0001%〜約1%の濃度で用いることもできる。下記
に、本明細書で用いられるクリーニング組成物の好まし
い範囲を例示するが、それらを制限しようとするもので
はない。
成分 %(重量)処方範囲 BPP 5〜25% 1,2−オクタンジオール 0.1〜7% PEMULEN** 0.05〜0.20% Neodol 23−6.5*** 0.1〜2.5% 香料 0.01〜1.5% 水 残部 pH範囲約6〜約8 本明細書で用いることができる他の溶媒または補助溶
媒としては、Carbitol、メチルCarbitol、ブチルCarbit
ol、プロピルCarbitol、およびヘキシルCellosolveのよ
うな商品名で発売されている材料、および具体的にはメ
トキシプロポキシプロパノール(MPP)、エトキシプロ
ポキシプロパノール(EPP)、プロポキシプロポキシプ
ロパノール(PPP)、およびMPP、EPPおよびPPPのそれぞ
れ総ての異性体および混合物など、およびそれらの混合
物のような各種のグリコールエーテルが挙げられる。実
際に、幾分好ましくはないが、MPP、EPPおよびPPPをそ
れぞれ、前記のクリーニング組成物でBPP溶媒に代える
ことができる。これらの溶媒の濃度、および1,2−オク
タンジオールとのそれらの比は、好ましいBPP溶媒の場
合と同じである。所望ならば、家庭用の安全性および臭
気を十分に考慮すれば、各種の通常の塩素化および炭化
水素ドライクリーニング溶媒を用いることもできる。こ
れらには、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、イソパラフィン、およびそれらの混合物が挙げられ
る。** 米国特許第4,758,641号公報および第5,004,557号公
報に開示されるように、このようなポリアクリル酸塩と
しては、様々な程度まで架橋することができる並びに非
架橋のホモポリマーが挙げられる。本発明で好ましいも
のは、分子量が約100,000〜約10,000,000、好ましくは2
00,000〜5,000,000の範囲のホモポリマーである。*** C12〜C13アルコール平均エキトシレート(EO)6.
5;Shell社の商標。
非水性組成物 本明細書で用いられる非水性クリーニング組成物は、
前記の有機溶媒およびそれらの混合物、またはスポット
除去および/またはドライクリーニング工程で用いられ
ることが知られている他の有機溶媒のいずれかを含んで
なることができる。好ましい非水性クリーニング組成物
は、BPP、およびBPPとブトキシプロパノール(BP)をBP
P:BPが約10:1〜約1:10、最も好ましくは9BPP:BPの重量
比の混合物を含んでなる。本発明の非水性クリーニング
組成物は、水を使用することなく処方される。幾らかの
水を非水性組成物に導入することができるが、これは主
として有機溶媒の微量の混入の結果として起こる。一般
に、本発明の非水性クリーニング組成物は、水を「実質
的に含まない」、すなわち水約5重量%未満、好ましく
は約1重量%未満、最も好ましくは0重量%を含む。
キャリヤー 本発明の型のドライクリーニング操作で用いるときに
は、前記クリーニング組成物は、キャリヤーと組合わせ
て用いて、クリーニングを行う布帛の表面がキャリヤー
の表面と接触するときに、クリーニング組成物がその機
能を行なうようにするのが好ましい。キャリヤーは、ク
リーニング組成物を放出可能に含んでいる。「放出可能
に」とは、クリーニング組成物がキャリヤーから本発明
のスポット除去およびドライクリーニング工程の一部と
して効果的に放出されることを意味する。
キャリヤーは、粉末、薄片、断片などの任意の所望な
形態であることができる。しかしながら、このような粉
砕されたキャリヤーはクリーニング工程の終了時に布帛
から分離しなければならないことが分かるであろう。従
って、キャリヤーは、クリーニング工程を通じてその構
造上の完全性を実質的に維持する完全なパッドまたはシ
ートの形態であることが極めて好ましい。このようなパ
ッドまたはシートは、例えば木材パルプ、綿、レーヨ
ン、ポリエステル繊維およびそれらの混合物のような材
料を用いて不織布、紙タオル、繊維状バット、包帯のコ
ア、おむつおよび月経帯などを製造する周知の方法を用
いて調製することができる。布パッドを用いることもで
きるが、価格の点から不織布パッドより好ましいとは思
われない。完全なキャリヤーパッドまたはシートを、天
然または合成スポンジ、フォームなどから調製すること
もできる。
キャリヤーは、本発明の方法の所期の操作条件下で完
全かつ効果的であるように設計される。キャリヤーは、
工程中に可燃性であってはならず、クリーニング組成物
とまたはクリーニングを行う布帛と有害な相互作用を行
わないものであるべきである。一般に、不織布ポリエス
テルを基剤としたパッドまたはシートが、本発明のキャ
リヤーとして用いるのに特に適している。
本明細書で用いられるキャリヤーは、最も好ましくは
非リンティング(non−linting)である。「非リンティ
ング」とは、本明細書では、クリーニングを行う布帛上
に目に見える繊維または微小繊維の脱落(shedding)、
すなわち「リント」として通常の用語で知られているも
のの堆積に抗するキャリヤーを意味する。キャリヤー
は、暗青色羊毛布の切れ端で擦り、リント残渣について
布を目視検査することによってその非リンティング性に
関する許容可能性について容易にかつ適正に判定するこ
とができる。
本明細書で用いられるシートまたはパッドキャリヤー
の非リンティング性は、繊維の単一ストランドからキャ
リヤーを調製する、不織布材料で普通に用いられる既知
の結合技術、例えば、点結合、プリント結合、接着剤/
樹脂飽和結合、接着剤/樹脂噴霧結合、ステッチ結合、
および結合剤繊維を用いる結合を用いるなどの幾つかの
手段によって行うことができるが、これらに限定されな
い。別の態様では、キャリヤーは、吸着剤コアを用いて
調製することができ、このコアは、それ自身が脱落して
リントとなる材料から製造される。次に、このコアを、
クリーニング組成物を通過させることができるが、コア
からのリントは通過することができない細孔度を有する
多孔性の非リンティング材料のシート内に包む。このよ
うなキャリヤーの一例は、不織布ポリエステル織物に包
まれたセルロースまたはポリエステル繊維コアを含んで
なる。
キャリヤーは、キャリヤーの表面とクリーニングを行
う布帛の表面との間で効果的な接触を行うのに十分な表
面積を提供する大きさのものであるべきである。勿論、
キャリヤーの大きさは、使用者が取り扱いにくいほど大
きいものであってはならない。典型的には、キャリヤー
の大きさは、巨視的ひょ面積(キャリヤーの両側)が少
なくとも約360cm2であり、好ましくは約360cm2〜約3000
cm2の範囲を提供するのに十分なものである。例えば、
四角形のキャリヤーは、(X方向)約20cm〜約35cmであ
り、(Y方向)約18cm〜約45cmの大きさを有することが
できる。
キャリヤーは、所期の目的に有効であるのに十分な量
のクリーニング組成物を含むことを意図される。クリー
ニング組成物のキャリヤーの容量は、目的とする用途に
よって変化する。例えば、単回使用を目的とするキャリ
ヤー/クリーニング組成物パッドまたはシートは、複数
回使用を目的とするパッドやシートよりも容量が少なく
て済む。所定の型のキャリヤーについて、クリーニング
組成物の容量は、主としてシートまたはパッドの厚みま
たは[キャリパー」(Z方向、乾燥状態)が変化する。
例示のためには、本明細書で用いられる典型的な単回使
用のポリエステルシートは、厚みが約0.1mm〜約0.7mmの
範囲であり、基本重量が約30g/cm2〜約100g/cm2の範囲
である。本発明の典型的な複数回使用のポリエステルパ
ッドは、厚みが0.2mm〜約1.0mmの範囲であり、基本重量
が約40g/cm2〜約150g/cm2の範囲である。オープンセル
シートでは、厚みが約0.1mm〜約1.0mmの範囲である。勿
論、前記の大きさは、クリーニング組成物の所望な量が
キャリヤーによって効果的に提供される限り変化するこ
とがある。
本発明の好ましいキャリヤーは、結合剤なし(また
は、場合によっては、低結合剤)のヒドロエンタングル
ド(hydroentangled)吸収剤材料,特にセルロース、レ
ーヨン、ポリエステルおよび任意の二成分繊維の混合物
から処方される材料を含んでなる。このような材料は、
Dexter,Non−Wovens Divisions,The Dexter Corporatio
nからHYDRASPUN 、特にGrade 10244として発売されて
いる。このような材料の製造は、本発明の部分を形成せ
ず、すでに文献に開示されている、例えば、191年4月2
3日のViazmensky et al.の米国特許第5,009,747号公
報、および1994年3月8日のViazmensky et al.の第5,2
92,581号公報を参照されたい。これらの特許明細書の内
容は、その開示の一部として本明細書に引用される。本
明細書で用いられる好ましい材料は、下記の物性を有す
る。
米国特許第5,009,747号公報および第5,292,281号公報
に開示されているように、ヒドロエンタングリング(hy
droentangling)工程は、セルロース繊維と好ましくは
少なくとも約5重量%の合成繊維を含んでなり、湿潤強
度と湿潤靱性を向上させる湿潤強度増強剤は2%未満で
済む。
意外なことには、このヒドロエンタングルドキャリヤ
ーは、本発明のクリーニング組成物の単なる受動的吸収
剤ではなく、クリーニング性能を実際に最適になる。理
論によって制限しようとするものではないが、このキャ
リヤーは、汚れた布帛にクリーニング組成物を送達する
のに一層効果的であると思われる。または、この特定の
キャリヤーは、繊維の混合物であるため、汚れた布帛と
接触することによって汚れを除去するのに一層良好とな
る。理由はともあれ、改良されたドライクリーニング性
能が確保される。
改良されたクリーニング性能の他に、このヒドロエン
タングルドキャリヤー材料は、その弾性により追加の予
想外の利益も提供することを見出だした。使用時には、
本発明のドライクリーニングシートは、実質的にオープ
ン形状で機能するように設計されている。しかしなが
ら、シートは包装されており、折り畳まれた形状で消費
者に発売される。通常の材料から作成したキャリヤーシ
ートは、望ましくないことには使用時にその折り畳んだ
形状に逆戻りしやすい。この好ましくない効果は、この
シートに穴を開けることによって解決することができる
が、これには追加の加工段階が必要である。本発明のキ
ャリヤーシートを形成するのに用いたヒドロエンタング
ルド材料は、使用時に再度折り畳まれる傾向はなく、従
ってこのような穴開けを必要としない(しかしながら、
所望ならば、穴開けを用いることができることは勿論で
ある)。従って、この新たに見出だしかつ予想外な本発
明のキャリヤー材料の効果により、これらを本発明の方
法で使用するのに最適となる。
制御放出キャリヤー 本発明で用いることができる他のキャリヤーは、液体
クリーニング組成物を吸収して、それらを制御した方法
で放出する能力を特徴とする。このようなキャリヤー
は、単層または複数層のラミネートであることができ
る。一つの態様では、このような制御放出キャリヤー
は、1991年4月23日にT.W.Osborn IIIに発行された「薄
い柔軟な生理用ナプキン(Thin,Flexible Sanitary Nap
kin)」という標題の、The Procter & Gamble Company
に譲渡された米国特許第5,009,653号公報に開示されて
いる吸収剤コア材料を含んでなることができ、前記特許
明細書の内容は、その開示の一部として本明細書に引用
される。本発明の制御放出キャリヤーのもう一つの具体
例は、ウェブに均一または不均一に分散したポリマー性
ゲル化材料の粒子を有する繊維(前記に開示した)のヒ
ドロエンタングルドウェブを含んでなる。好適なゲル化
材料としては、Osbornの第5および6欄に詳細に開示さ
れているもの、並びに1987年3月31日にBrandt,Goldman
およびInglinに発行された米国特許第4,654,039号公報
が挙げられる。本明細書で用いられる他のキャリヤーと
しては、Grain Processing Corporation of Muscatin,
アイオワから発売されているWATER−LOCK L−535が挙
げられる。Choli Company,東大阪,日本からLANSEALと
いう商品名で発売されているアクリル酸塩の繊維状材
料、およびHercules,Inc.,ウィルミングトン,デラウェ
アからAQUALON Cという商品名で発売されているカルボ
キシメチルセルロース繊維状材料のような非粒状超吸収
剤を、本発明で用いることもできる。これらの繊維状の
超吸収剤は、ヒドロ−エンタングルド−型ウェブで用い
るのも便利である。
もう一つの態様では、制御放出キャリヤーは、セルロ
ース繊維の吸収剤バットまたはヒドロエンタングルド繊
維の複数層、例えば前記のHYDRASPUNシートを含んでな
ることができる。この態様では、通常は2〜約5枚のシ
ートのHYDRASPUNであって、場合によってはスポット結
合またはスポット接着して凝集性の多層構造を提供する
ものが、吸収剤ゲル化材料を必要とすることなく本明細
書で用いる吸収剤キャリヤーを提供するが、ゲル化材料
を所望ならば用いることができる。他の有用な制御放出
キャリヤーとしては、天然または合成スポンジ、特にオ
ープン・セルポリウレタンスポンジおよび/またはフォ
ームが挙げられる。どのような制御放出キャリヤーを選
択しても、これは本発明の液体クリーニング組成物を完
全に吸収しかつ圧力または熱を加えるとそれらを放出す
るものであるべきである。典型的には、本発明の制御放
出キャリヤーは、湿った感じ、または好ましくは幾分湿
った〜ほぼ乾燥した感触があり、クリーニング組成物10
〜30gを支持するときに滴が垂れるほどの湿りではな
い。
カバーシート 任意の態様では、液体透過性のカバージとをキャリヤ
ー上に重ね合わせる。一つの態様では、カバーシート
は、このカバーシートをキャリヤーの表面に噴霧接着に
よりキャリヤーと結合している。このカバーシートは、
好ましくは柔軟で柔らかな感触を有する材料である。更
に、このカバーシートは、液体および/または気体透過
性であり、クリーニング組成物をその厚みを通して移行
させることができる。適当なカバーシートは、ポリマー
性材料、成形した熱可塑性フィルム、開口を有するプラ
スチックフィルム、多孔性フィルム、網状フォーム、天
然繊維(例えば、羊毛または綿繊維)、織布または不織
合成繊維(例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン
繊維)のような広汎な材料から、または天然および合成
繊維の組合わせから製造することができ、開口を有する
成形フィルムが好ましい。開口を有する成形フィルム
は、液体クリーニング組成物(または、気体)および非
吸収剤に対しても透過性であるため、カバーシートに好
ましい。従って、布帛と接触している成形フィルムの表
面は比較的乾燥したままであり、水スポッティングや染
料移行が減少する。好適な形成フィルムは、1975年12月
30日にThompsonに発行された「テーバー付き毛細管を有
する吸収性構造(Absorptive Structure Having Tapere
d Capillaries)」という標題の米国特許第3,929,135号
公報、1982年4月13日にMullaneおよびSmithに発行され
た「耐染みカバーシートを有する使い捨て可能な吸収剤
製品(Disposable Absorbent Article Having A Stain
Resistant Coversheet)」という標題の米国特許第4,32
4,246号公報、1982年8月3日にRadelおよびThompsonに
発行された「繊維様特性を示す弾性プラスチックウェブ
(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber−Like Pro
perties)」という標題の米国特許第4,342,314号公報、
および1984年7月31日にAhr,Louis,MullanedおよびOuel
leteに発行された「非光沢の目立つ表面および布様触感
を示す巨視的に伸長した三次元プラスチックウェブ(Ma
croscopically Expanded Three−Dimensional Plastic
Web Exhibiting Non−Glossy Visible Surface and Glo
th−Like Tactile Imepression)」という標題の米国特
許第4,463,045号公報に記載されており、前記特許明細
書の内容は、その開示の一部として本明細書に引用され
る。
本発明の好まいし態様では、カバーシートの外および
/または内表面は親水性である。カバーシートの表面
は、カバーシートの表面中に実質的に均一かつ完全に分
布した界面活性剤で処理することによって親水性にする
ことができる。これは、当業者に周知の普通に用いられ
る手法のいずれかによって行うことができる。例えば、
界面活性剤を、噴霧、パッディング、または移動ロール
の使用によってカバーシートに塗布することができる。
更に、界面活性剤を成形したフィルムカバーシートのポ
リマー材料に配合することができる。このような方法
は、前記の米国特許第5,009,653号公報に開示されてい
る。
スポット除去装置 本発明の装置は、低および高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン−6、ナイロン−6,6、アクリル
樹脂、アセタール、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど
のポリマーを用いる射出成形によって製造することがで
きる。高密度ポリエチレンおよびポリプロピレンはこの
範囲内にあり、本発明で用いるのに好ましい。
本発明の装置の処理部材は、天然および合成剛毛、天
然および合成スポンジ、綿、レーヨン、再生セルロース
などの吸収剤パッド、並びに前記のHYDRASPUN を含ん
でなることができる。様々な有用な材料は、通常の刷毛
および歯ブラシ(米国特許第4,637,660号公報を参照さ
れたい)、および各種のクリーニング器具におけるクリ
ーニング技術において、総て周知である。スポンジ、パ
ッドなどは、典型的には厚みが約1mm〜約1.25cmであ
り、装置の凸面の処理前面に接着することができる。好
ましくは、スポンジ、パッド、植毛パッドなどは、典型
的には実質的に全処理面と同じ広がりを有する。
本発明の突出部は、丸みを帯びたまたは丸い刷毛の状
態で、これは全処理面の沿って均一にまたは房状に設け
ることができる。突出部はモノフィラメントループの形
状であることができ、これは環状、卵形または細長い形
であることができ、または切断ループであることができ
る。突出部は、捩じれた繊維束、突出した塊、成形した
指様付加物、動物の毛髪、網状フォーム、部材の綿に成
形された皺などを含んでなることができる。モノフィラ
メント繊維から作成した突出部は、直線状、捩じれてま
たは縮れていてもよい。
一つの態様では、処理部材は、複数の成分を含んでな
ることができる。特に、処理部材は、例えば、天然また
は合成スポンジ、吸収剤セルロースシートまたはパッド
などであることができる吸収基剤を含んでなることがで
きる。この基剤と接触して、外側に伸びているのは、前
記開示の複数の突出部である。この態様の具体例は、ス
ポンジベース層から突出しているモノフィラメント繊維
から作成された複数のループ状突出部を含んでなる処理
部材である。この態様では、吸収剤基剤層は、突出部に
クリーニング組成物を供給する溜めとして働く。
各種の任意の態様では、本発明の装置の凸面上にある
処理部材は、外側に伸びている複数の繊維状要素を有す
る繊維層のスポンジ様の弾性裏地材料を含んでなる多層
複合体を含んでなることができる。このような複合体
は、永久的にまたは反応永久的に接着剤または他の通常
の手段を用いて処理部材に付着させることができ、典型
的には処理部材の面と実質的の同じ広がりを有する。こ
のような複合体は、通常の材料、例えば厚みが約0.5〜2
0mmのスポンジ、フォームまたは他の吸収性基剤パッド
材料、および長さが約0.05mm〜約20mmの繊維を有する通
常の塗装工のパッドのような繊維の層から作成すること
ができる。
本発明の突出部は、典型的にベッドまたはマットとし
て設けられ、Z方向に伸びている複数のストランドまた
はループを含んでなる。好ましいかつよく用いられる供
給源としては、パイルカーペット型材料、ペンキパッド
型材料などが挙げられる。このような態様では、処理部
材は数千の突出部/cm2を含んでなる。本発明の好ましい
ループ状の突出部では、典型的には10〜500、好ましく
は約60〜150個のループ/cm2がある。供給源の選択、突
出部の形および数は、製造業者の最良の問題であり、前
記の例示は本発明を制限しようとするものではない。
突出部は、好ましくは処理部材の面から外側に少なく
とも約0.2mmの距離だけ伸びている。この長さには上限
はないが、突出部を約1.25cmより伸ばす機能上の理由は
本質的にない。
突出部は、クリーニング組成物の存在下で安定なプラ
スチック、ゴム、または任意の他の好都合な弾性材料か
ら製造することができる。繊維上突出部は、天然または
合成繊維から作成することができる。繊維直径は、典型
的には0.1ミル(0.0025mm)〜20ミル(0.5mm)の範囲に
あることができる。また、これは選択の問題であり、制
限を意図するものではない。
一つの態様では、突出部は、複数の硬化した卵形の環
状繊維であって、処理面から外側に伸びている形状をし
ている。このループ状繊維は、例えば裏地材料の面から
外側に少なくとも約0.03インチ(0.76mm)、典型的には
約2.0mm〜約1.5cm伸びているポリプロピレンの7ミル
(0.18mm)のモノフィラメントループを含んでなること
ができる。最大幅点でのループの直径は、約1.3mmであ
る。前記の環状の突出部の好都合な材料はAPLIX Inc.か
ら発売されており、Number 200,Unshaved Loop,Part N
o.DM32M000−QYである。この材料は、表面から伸びてい
る1平方インチ当たり約420ループ(65のループ/cm2
を有するナイロン裏地を含んでなる。
本発明の装置は、各種のプラスチック、ガラス、木材
などの材料から製造することができ、製造業者の希望に
従って様々な全般的形状、装飾などを有する。勿論、装
置は、クリーニング組成物で用いる各種の成分によって
影響されない材料から製造されるのが好ましい。装置の
大きさは、全く任意である。大きめの装置(例えば、20
0〜1000cm2の凸面処理面)が、商業的なクリーニング屋
に設けて使用するのに適していると考えられる。家庭で
の使用には、装置は手に握って使用しようとするもので
あり、その大きさは一般に幾分小さめであり、典型的に
は、家庭用の凸面処理面の表面積は約10cm2〜約200cm2
の範囲になる。本明細書で例示された凸面処理面は主と
して球の断面であり、装置の凸面はデスク型インキ・ブ
ロッターの方法であることもできる。換言すれば、装置
の前処理面は、その操作面に亙って外側に湾曲させるこ
とができるが、その側部に沿っては平坦である。
処理部材の表面積は製造業者の望みによって調節する
ことができるが、手で握る家庭用装置では、表面積が約
25cm2〜約70cm2の範囲である処理面を有するのが好都合
である。
染み除去および湿式クリーニング工程 本発明の二段階予備スポッティング工程を、通常の洗
濯工程のスポット除去予備処理段階で用いることができ
る。従って、染みの付いた部分を、最初に染みが緩みま
たは実質的に除去されるまで本発明の方法で処理する。
次に、全布帛を水槽中で通常のやり方で洗濯を行うこと
ができる。
湿式クリーニング工程の洗濯段階で用いるのに適する
洗剤組成物は、典型的にはC12〜C14アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、C10〜C18アルキル硫酸塩、C10〜C18エトキ
シル化アルコール、C10〜C18アルキルエトキシ硫酸塩、
C12〜C18ポリヒドロキシ脂肪酸アミドなどのような1種
類以上の洗剤用界面活性剤を含んでなる。このような組
成物は、ゼオライト、リン酸塩、クエン酸塩などのビル
ダーを含んでなることもある。洗剤酵素、過炭酸塩また
は過ホウ酸塩漂白剤、漂白活性剤などのような他の成分
を含むこともできる。市販の洗剤の例は周知である。他
の例は、1995年9月19日の発行のWhiteの米国特許第5,4
51,341号公報、および米国特許第5,288,431号、第4,96
8,451号、第4,597,898号および第4,515,705号公報に開
示されている。
染み除去およびドライクリーニング工程 本発明の二段階工程は、布帛から染みを除去しようと
するあらゆる場合、例えば前記のような通常の水洗洗濯
工程のスポット除去段階で用いることができるが、以後
に更に詳細に説明するように、家庭でのドライクリーニ
ング工程で特に有用である。
図に示すように、キャリヤー上の装置および非水性ク
リーニング組成物を最初に、例えば典型的には手で圧力
を加えて染み上で装置を搖動またはローリングすること
によって染みと接触させる。装置で横方向に擦ること
は、繊維の損傷の可能性をできるだけ少なくするために
回避するのが好ましい。軽い染みには、接触を1〜10秒
間維持し、濃いまたは頑固な染みには、1〜5分間維持
する。次に、この工程を水性クリーニング組成物を用い
て繰り返す。染みが記載したやり方で緩んだ後、緩んだ
染みの部分と過剰のクリーニング組成物を、タオルまた
はティシュで緩やかにパッディングによって除去するの
が好ましい。
全工程の第二段階は、好ましくは熱の存在下で反転装
置で行うの。通常の態様では、キャリヤー/水性クリー
ニング組成物を有し、ドライクリーニングを行う予備ス
ポッティングした布帛を包んでいるナイロン容器バッグ
を閉じて、40℃〜150℃の温度の自動熱空気衣類乾燥機
のドラムに入れる。ドラムを回転させ、バッグに反転作
用と、反転と同時にその内容物の攪拌を行う。この攪拌
により、布帛がクリーニング組成物を含むキャリヤーと
接触する。反転と加熱を少なくとも約10分間、典型的に
は約20分〜約30分間行う。この段階は、使用者の必要に
従って、布帛の汚れの程度および種類、汚れの性質、布
帛の性質、布帛量、加える熱の量などの因子によって、
より長時間またはより短時間行うことができる。
下記の実質的により、本発明を更に詳細に説明する
が、発明を制限しようとするものではない。
実施例I シート状のドライクリーニング製品を、シート基剤、
および下記の成分を混合することによって調製した水性
クリーニング組成物を用いて組み立てる。
成分 %(重量) BPP 7.0 1,2−オクタンジオール 0.5 PEMULEN TR−1** 0.125 KOH 0.08 C12〜C13EO(6.5) 1.0 香料 0.75 水および微量成分*** 残部 異性体混合物、Dow Chemical Co.から発売。** PEMULEN TR−2,B.F.Goodrichを代わりに用いること
ができる。*** KATHON のような防腐剤を含む。
非リンティングキャリヤーシートを、前記の素材HYDR
ASPUN Grade 10244布帛を用いて調製する。布帛を、約
9インチ(22.9cm)×10インチ(25.4cm)の正方形のキ
ャリヤーシート、すなわち580.6cm2のシートに切断す
る。
前記のクリーニング組成物10〜30gを、ローラーまた
はサジを用いて手で圧力を加えてシート上に広げること
によってシート上に均一に塗布する。別の態様では、ク
リーニング組成物を、基剤に浸漬または噴霧することに
よって組成物を塗布した後、ローラーまたは一対のニッ
プローラーで絞りだすことによって、すなわち「浸漬−
絞りだし」または「噴霧−絞りだし」によって塗布する
ことができる。シートの外部表面は湿りを帯びている
が、触れても粘着性ではない。完成したシートを折り畳
んで包装し、本明細書に開示のやり方で広げて使用する
とき、シートは望ましい広げた形状のままになる。
同様に用いることができる他の有用な水性組成物は、
下記の通りである。
好ましくは、C8〜C18エトキシル化(EO1〜15)アルコ
ールまたは相当するエトキシル化アルキルフェノールで
ある本発明のクリーニング組成物における任意のノニオ
ン性界面活性剤の他に、組成物はクリーニング性能を更
に高めるため酵素を含むことができる。リパーゼ、アミ
ラーゼおよびプロテアーゼ酵素、またはその混合物を用
いることができる。このような酵素を用いる場合には、
典型的には組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ま
しくは約0.01重量%〜約1重量%である。LIPOLASE、ES
PERASE、ALCALASE、SAVINASEおよびTERMAMY(いずれもN
OVE製)、およびMAXATASEおよびRAPIDASE(Internation
al Bio−Synthesis,Inc.製)のような市販の洗剤酵素を
用いることができる。
帯電防止効果が所望ならば、本明細書で用いられる組
成物は、帯電防止剤を含むことができる。このような帯
電防止剤を用いるときには、典型的には、組成物の少な
くとも約0.5重量%であり、典型的には約2重量%〜約
8重量%となる。好ましい帯電防止剤としては、Nation
al Starch and Chemical CompanyからVERSAFLEX 157,20
7,1001,2004および7000として発売されている一連のス
ルホン化ポリマーが挙げられる。
本発明の組成物は、場合によってはKATHON のような
通常の防腐剤を0.0001重量%〜1重量%の濃度で用いて
保管用に安定化することができる。
前記のように、9部のBPP溶媒と1部のBP溶媒を含ん
でなり、水は添加していない混合物10〜30gを含んでな
るHYDRASPUN布帛のシートを個別に調製する。
布帛上の染みの付いた部分を、前記のやり方で非水性
および水性組成物を用いて二段階予備スポッティング段
階で処理する。
好ましくは、両段階を、図に示したトレー装置を用い
て行う。シートを印を付け、色分けなどを行い、使用者
にどのシートを最初に使用し、どれを二番目に使用する
かに関して指示することができる。局在化した染みをこ
のやり方で実質的に除去した後、布帛を以下に記載のや
り方で自動衣類乾燥機中で更にクリーニングを行うこと
ができる。
予備スポッティングした布帛およびシート製品を、次
に柔軟なバッグ(最も好ましくは1〜3ミルのナイロン
フィルムから調製した)に、水性クリーニング組成物を
含むシートと共に入れる。バッグを閉じて、Velcro
ファスナーを用いてしっかりと閉じる。ナイロンジッパ
ーやZip−Lok 型ファスナーのような他のファスナーを
用いることもできる。典型的な態様では、バッグは、容
積が約25,000cm3であり、乾燥布帛約2kgまでを収納す
る。布帛と乾燥クリーニングシートをバッグに入れる
と、バッグを閉じてシールする前に空気を絞りださない
のが好ましい。これによりバッグが膨らむとにより、布
帛とクリーニングシートが互いに自由に反転するのに十
分な空間が提供される。次に、バッグを閉じてシール
し、通常の熱空気衣類乾燥機に入れる。乾燥機を始動し
て、バッグを約40℃〜約150℃の範囲の乾燥機空気温度
で20〜30分間反転させる。この時間中に、シートが布帛
と接触する。乾燥機のサイクルが完了した後、バッグと
その内容物を乾燥機から取り出し、消費したドライクリ
ーニングシートを廃棄した。ナイロンバッグは、再使用
し続ける。布帛をクリーニングして、再生する。クリー
ニング組成物に含まれる水は、布帛の皺を最小限にする
働きをする。本発明の好ましいクリーニング組成物約3g
〜約50gを、クリーニングを行う布帛1kgに対して用いる
と、優れた全般的クリーニングが確保される。
実施例II 下記に、典型的なドライクリーニングキットを例示す
るが、発明を限定しようとするものではない。
本明細書に開示されている再使用可能な予備スポッテ
ィング装置と、非水性クリーニング組成物を放出可能に
含むシートを含んでなる複数の(典型的には、5〜10
個)単回使用ドライクリーニング製品と、別個に水性ク
リーニング組成物を放出可能に含む複数の(典型的に
は、5〜10個)シートであって、総てが本明細書に記載
されている種類のものを、シール可能で再使用可能な耐
熱性容器バッグと一緒に、小売り販売に適する通常のボ
ール箱を含んでなる包装中で包装して、ドライクリーニ
ングキットを組み立てる。別の態様では、これらの製品
は、球または多面体の形態であることができる。更にも
う一つの態様では、再使用可能な固定トレーを、図に示
すように使用する目的で、キットに設ける。
実施例III BPP:BPの9:1混合物を約17g含む実施例Iに記載のHYDR
ASPUN布帛のシートを、図に示されるようなトレーに入
れる。第一段階では、布帛の染みの付いた部分を平らに
置き、シートと接触させる。装置は、本明細書では布帛
と接触させて置き、染みが実質的に除去されるまで手で
圧力を加えて前後に搖動する。横方向へは、摩擦しない
ようにする。
第二段階では、布帛の染みの付いた部分を、水を基剤
としたクリーニング組成物(前記)を含むシート上に置
き、本明細書の装置を用いる処理を繰り返す。
染みを実質的に除去した後、布帛を水性クリーニング
組成物を含むシート(再度、前記実施例のいずれかに記
載されている)と共に置き、閉じ込めバッグに入れ、熱
空気衣類乾燥機中で反転させる。
この態様では、閉込めバッグは一連の穴または開孔を
備え、熱空気衣類乾燥機中で蒸気を制御放出することに
より、皺をできるだけ抑える。典型的には、6対の直径
が2mmの開孔を、25000cm3のナイロンバッグに開けて、
本明細書で使用する。開孔の量は、例えば水を基剤とす
るクリーニング組成物の1X(23g)使用についての6対
の2mmの穴から、3Xの組成物の使用についての15対の6mm
の穴まで変化させることができる。
別の態様では、本発明の工程の最初の予備スポッティ
ング段階を、通常の市販のスポット除去組成物を用いて
行う。このような組成物は、スティック、ゲル、スプレ
ーなどとして発売されている。従って、通常の非水性ス
ポット除去剤を布帛の染みの付いた部分に付けて、本発
明の装置の搖動作用によって染みに緩やかに作用させ
る。次いで、布帛を前記のやり方で更に処理する。
実施例IV 別の態様では、前記実施例のいずれかで用いたHYDRAS
PUN布帛を、以後「制御放出キャリヤー」と記載する吸
収剤パッド構造に代える。場合によっては、好ましく
は、前記のように、生成するパッドを開口のある成形フ
ィルムカバーシートで被覆する。非水性および水性クリ
ーニング組成物を別個に含んでなる生成する製品を、本
明細書に開示の方法で用いて、布帛クリーニングする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−94305(JP,A) 特開 昭50−188(JP,A) 特表 平7−509629(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06L 1/00 - 1/22 C11D 1/00 - 19/00 A47L 25/08 D06F 58/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布帛の染みの付いた部分から染みを除去す
    る方法であって、 (a) 非水性クリーニング組成物を前記の染みの付い
    た部分に塗布し、 (b) 段階(a)と同時にまたは連続的に、布帛の汚
    れた部分を処理手段と接触させ、 (c) 前記処理手段に圧縮力を加え、 (d) 水性クリーニング組成物を用いて、段階
    (a)、(b)および(c)を繰り返す 段階を含み、前記非水性クリーニング組成物が、ブトキ
    シプロポキシプロパノールとブトキシプロパノールの混
    合物を含んでなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記処理手段が、手で握られる装置の凸面
    の処理面に付着されている、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】装置に伝えられた搖動またはローリング運
    動を用いて圧縮力を加える、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】水性クリーニング組成物が、水、ブトキシ
    プロポキシプロパノールと1,2−オクタンジオールを含
    んでなる、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】布帛表面の面積全体を処理するための全般
    的ドライクリーニング法であって、請求項1に記載の予
    備スポッティング操作を含んでなり、 (i) 布帛の局部的に染みの付いた部分で、請求項1
    の段階(a)〜(d)に準じて染み除去工程を行ない、 (ii) 段階(i)からの全部の布帛を水性クリーニン
    グ組成物を含むキャリヤーと共に容器バッグに入れ、 (iii) 前記バッグを、攪拌を行う装置に入れて前記
    バッグを撹拌し、 (iv) 前記布帛を前記バッグから取り出す 全段階を含んでなる方法。
  6. 【請求項6】段階(iii)を熱空気衣類乾燥機で行う、
    請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の予備スポッティング操作
    を含んでなり、 (i) 布帛の局部的に染みの付いた部分で、請求項1
    の段階(a)〜(d)に従って染み除去工程を行ない、 (ii) 段階(i)からの全部の布帛を通常の水性洗濯
    工程で洗濯する 全段階を含んでなる、布帛の全洗濯法。
  8. 【請求項8】ドライクリーニングキットであって、 (a) 非水性ドライクリーニング組成物を含む複数の
    単回使用シート、 (b) 水性ドライクリーニング組成物を含む複数の単
    回使用シート、 (c) 再使用可能な収納バッグ、および (d) 場合によっては、再使用可能な固定トレー を含んでなり、前記非水性クリーニング組成物が、ブト
    キシプロポキシプロパノールとブトキシプロパノールの
    混合物を含んでなることを特徴とする、ドライクリーニ
    ングキット。
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