JP3092689B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3092689B2
JP3092689B2 JP06101874A JP10187494A JP3092689B2 JP 3092689 B2 JP3092689 B2 JP 3092689B2 JP 06101874 A JP06101874 A JP 06101874A JP 10187494 A JP10187494 A JP 10187494A JP 3092689 B2 JP3092689 B2 JP 3092689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に用いられる
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置など、スタンバ
イ状態(待機状態)が設定される装置では、その電源と
してスイッチング電源などが用いられている。この電源
は、スタンバイ時および動作時に常に立ち上り、この電
源からの電力供給が行われている。また、主電源の一次
側を電話回線からの呼出信号などにより直接に制御する
ことによって、電力の省電力化が図られている。
【0003】これに対し、他の装置として、主電源と、
スタンバイ時用のサブ電源とを有する装置がある。この
装置では、スタンバイ時にサブ電源のみが立ち上がり、
動作時に主電源が立ち上がるように設定され、低消費電
力化が図られている。
【0004】さらに、同じくスタンバイ時の低消費電力
化を目的とした全く新しいシステム(特願平5−101
108号)が提案されている。このシステムでは、主電
源(スイッチング電源)の起動および停止が主電源制御
手段で制御され、この主電源制御手段への電力供給はス
タンバイ時に二次電池から行われ、動作時に主電源から
行われる。スタンバイ時、主電源は停止し、主電源制御
手段のみが動作(スタンバイ)し、動作時、主電源制御
手段からの制御信号が主電源に与えられ、この制御信号
によって主電源からの電力供給が行われる。よって、さ
らに低消費電力化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の新たに
提案されているシステムを用いたファクシミリ装置にお
いては、原稿検出センサに発光素子からなるフォトセン
サが用いられているとき、このフォトセンサに動作電流
として数mAの電流が通電されるから、スタンバイ時に
おける原稿検出には常に少なくても数mA分の電力が消
費され、二次電池の消耗が速い。
【0006】二次電池の消耗を抑えるために、フォトセ
ンサに代えて機械式スイッチを原稿検出センサとして用
いることが考えられる。しかし、機械式スイッチを原稿
検出スイッチとして用いるとき、この機械式スイッチは
電力を消費しないが、フォトセンサが原稿検出の作動力
を必要としないことに対し、機械式スイッチの作動力は
非常に大きく、原稿検出に対する信頼性がフォトセンサ
の信頼性より低い。
【0007】本発明の目的は、通信装置上に、原稿検出
に対する信頼性を損なうことなく、原稿検出動作による
消費電力を少なくすることが可能な電源システムを構築
することができる電源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿を読み取る読取手段を含む複数の手段を有する通信
装置に用いられる電源装置において、外部から交流電力
を入力して前記通信装置の各手段へ電力を供給する主電
源と、フォトセンサにより前記読取手段における前記原
稿の有無を検出し、該検出結果を示す検出信号を出力す
る原稿検出手段と、前記原稿検出手段からの検出信号に
応じて前記主電源をオンし、所定の条件に基づき前記主
電源をオフする主電源制御手段と、前記主電源がオフで
あるときに前記主電源制御手段および前記原稿検出手段
に電力を供給する電池とを備え、前記主電源制御手段
は、前記主電源がオフであるとき、前記フォトセンサの
発光部の発光動作を間欠的に行うように制御するととも
に、前記原稿検出手段からの検出信号の読み出す動作を
連動させることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電池は、前記主電源により充電可
能な二次電池を含むことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電池は太陽電池を含むことを特徴
とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載の電
源装置において、前記主電源がオンであるときには、前
記主電源は前記二次電池を充電することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電池は、二次電池と太陽電池とを
含み、前記太陽電池が電力を出力しているときには、前
記主電源制御手段は前記太陽電池から供給された電力を
受け、前記太陽電池が電力を出力していないときには、
前記主電源制御手段は前記二次電池から供給された電力
を受けることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の電
源装置において、前記太陽電池は前記二次電池を充電す
ることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の電
源装置において、前記主電源がオンであるときには、前
記二次電池は前記主電源により充電され、前記主電源が
オフでありかつ前記太陽電池が電力を出力していないと
きには、前記二次電池は前記太陽電池により充電される
ことを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項2記載の電
源装置において、前記主電源制御手段は、起動信号の入
力に応じて前記主電源をオンし、または前記二次電池を
充電するように前記主電源をオンするように制御するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項8記載の電
源装置において、前記起動信号は、前記通信装置の各手
段の中の対応する手段から前記主電源制御手段に入力さ
れることを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
電源装置において、前記起動信号は、前記通信装置に接
続された回線からの呼出信号、前記通信装置に設けられ
た操作手段からのキー入力信号、前記通信装置に設けら
れたハンドセットのオフフックに対する検知信号のいず
れかの信号であることを特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記通信装置は、該通信装置の各手
段を制御する本体制御手段を有し、前記主電源制御手段
は、前記本体制御手段からの制御信号に基づき前記主電
源をオフすることを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の電源装置において、前記電池は前記主電源により充電
可能な二次電池を含み、前記本体制御手段は、前記通信
装置の通信動作終了に応じて前記制御信号を前記主電源
制御手段へ出力し、前記主電源制御手段は前記制御信号
に基づき前記主電源をオフして前記主電源による前記二
次電池の充電を終了させることを特徴とする。
【0020】請求項13記載の発明は、請求項2記載の
電源装置において、さらに、前記主電源による前記二次
電池の充電時間を計測するタイマ手段を有し、前記主電
源制御手段は、前記タイマ手段により計測された前記充
電時間が所定時間に到達すると、前記主電源をオフして
前記主電源による前記二次電池の充電を終了させること
を特徴とする。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項2記載の
電源装置において、さらに、前記二次電池の電圧を検出
する電圧検出手段を有し、前記主電源制御手段は、前記
電圧検出手段の検出結果に応じて前記主電源をオン、オ
フ制御して前記主電源による前記二次電池の充電を制御
することを特徴とする。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記主電源制御手段は、前記主電源
がオンであるときには前記フォトセンサの発光部の発光
動作を連続的に行うように制御することを特徴とする。
【0023】請求項16記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記主電源は、スイッチング電源か
らなることを特徴とする。
【0024】請求項17記載の発明は、請求項1記載の
電源装置において、前記通信装置は、ファクシミリ装置
であることを特徴とする。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を参照しながら
説明する。
【0026】図1は本発明の電源装置の一実施例が用い
られているファクシミリ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0027】本実施例のファクシミリ装置1は、図1に
示すように、マイクロプロセッサなどから構成されるC
PU2を備える。CPU2は、ROM3に記憶されてい
るプログラムに従ってRAM4、不揮発性RAM5、キ
ャラクタジェネレータ(以下、CGという)6、読取部
7、記録部8、モデム部9、網制御ユニット(以下、N
CUという)10、操作部13および表示部14を制御
する。
【0028】RAM4は、読取部7によって読みとられ
た2値化画像データまたは記録部8に記録される2値化
画像データを格納する。読取部7で読み取られた2値化
画像データはモデム部9によって変調され、この変調さ
れた信号はNCU10を介して電話回線11に出力され
る。これに対し、記録部8に記録される2値化画像デー
タは、電話回線11から入力されたアナログ波形信号を
NCU10およびモデム部9を介して復調することによ
って得られるデータである。
【0029】不揮発性RAM5は、ファクシミリ装置1
の電源が遮断された状態にあるときに、保存すべきデー
タ(例えば、短縮ダイヤル番号など)を確実に格納する
記憶手段から構成される。
【0030】CG6は、JISコード、ASCIIコー
ドなどのキャラクタを格納するROMからなり、このR
OMからはCPU2の制御に基づき必要に応じて2バイ
トのデータで所定コードに対応するキャラクタデータが
取り出される。
【0031】読取部7は、DMAコントローラ、画像処
理IC、イメージセンサおよびCMOSロジックICな
どから構成され、CPU2の制御に基づいてコンタクト
センサ(CS)を利用して読みとったデータを2値化
し、その2値化データを順次RAM4に送る。なお、こ
の読取部7に対する原稿のセット状態は、原稿の搬送路
に設けられた原稿センサ(操作部13に含まれる)によ
って検出され、原稿のセット状態を示す原稿検出信号は
主電源制御部15に入力される。原稿センサにはフォト
センサが用いられている。
【0032】記録部8は、DMAコントローラ、インク
ジェット記録装置、CMOSロジックICなどから構成
され、CPU2の制御によってRAM4に格納されてい
る記録データを取り出し、ハードコピーとして記録出力
する。
【0033】モデム部9は、G3、G2モデムとこれら
のモデムに接続されたクロック発生回路となどから構成
され、CPU2の制御に基づいてRAM4に格納されて
いる送信データを変調し、NCU10を介して電話回線
11に出力する。また、モデム部9は電話回線11のア
ナログ信号をNCU10を介して導入し、その信号を変
調して2値化データをRAM4に格納する。
【0034】NCU10はCPU2の制御により電話回
線11をモデム部9または電話機12のいずれかに切り
換えて接続する。NCU10は呼出信号(CI)を検出
する手段を有し、呼出信号が検出されたときに着信信号
を主電源制御部15へ送る。
【0035】電話機12はファクシミリ装置1と一体化
されている。具体的には、電話機12は、ハンドセット
およびスピーチネットワーク、ダイヤラ、テンキーない
しワンタッチキーなどから構成されている。
【0036】操作部13は、画像送信、受信などをスタ
ートさせるキーと、送受信時におけるファイン、標準、
自動受信などの操作モードを指定するモード選択キー
と、ダイヤリング用のテンキーないしワンタッチキー
と、原稿センサ(図2の30)などから構成されてい
る。これらのキーが押下されるかまたは原稿検出センサ
が原稿を検出すると、ON信号または原稿検出信号が主
電源制御部15に入力される。
【0037】表示部14は、時計表示用の7セグメント
および各種モードを表示する絵文字LCDと5×7ドッ
ト16桁×1行の表示が可能なドットマトリクスLCD
とを組み合わせたLCDモジュール、およびLEDなど
から構成され、絵文字LCDとドットマトリクスLCD
とはそれぞれ互いに独立している。
【0038】主電源制御部15は、ファクシミリ装置1
全体の各部(ブロック)への通電(電力供給)を制御す
るための回路からなり、この回路は、1チップマイクロ
コンピュータ、コンデンサタイプの二次電池などから構
成される。主電源制御部15は、前記二次電池からの供
給電力で駆動可能に設定されている。主電源制御部15
は、操作部13からの原稿検出信号、NCU10からの
着信信号または操作部13からのON信号が入力される
と、起動信号を主電源16に送る。また、表示部14の
絵文字LCDの表示は主電源制御部15のマイクロコン
ピュータによって制御され、表示部14のドットマトリ
クスLCDの表示はCPU2によって制御される。
【0039】主電源16は交流電力(AC)を入力とす
るスイッチング電源からなる。主電源16は外部からの
スイッチングによるオン、オフ制御が可能なスイッチン
グ電源から構成され、このスイッチング電源は主電源制
御部15からの起動信号、停止信号によってそれぞれ電
力供給、電力供給停止を行う。
【0040】次に、主電源制御部15の概略構成とその
周辺の構成とについて図2を参照しながら説明する。図
2は図1のファクシミリ装置に用いられている主電源制
御部の概略構成とその周辺の構成を示す回路図である。
【0041】電圧Vccは、図2に示すように、DC−
DCコンバータ22を介して3系統の電力供給源から供
給される。1つ目の電力供給源は+5Vの電圧を供給す
る主電源16、2つ目の電力供給源は太陽電池23、3
つ目の電力供給源はコンデンサタイプの二次電池19で
ある。これら3つの電源の優先度は、それぞれの電圧
と、二次電圧19の充電状態、逆流防止用ショットキー
バリアダイオード20、逆流防止用ダイオード29とに
より決定される。
【0042】主電源16からの電圧は逆流防止用ショッ
トキーバリアダイオード20により4.8Vに設定さ
れ、太陽電池23からの電圧は逆流防止用ダイオード2
9により4.6Vに設定され、二次電池19からの電圧
はその充電状態に応じて設定される。また、逆流防止用
ショットキーバリアダイオード20および逆流防止用ダ
イオード29の向きにより、主電源16の立ち上がり状
態ではその電力供給が最優位となり、抵抗21を通して
二次電池19を充電するとともにDC−DCコンバータ
22を介してVccとしての電力を供給する。この電力
供給時、太陽電池23は低電位となり、太陽電池23か
らの電流の流込みはない。
【0043】主電源16が動作しておらず太陽電池23
が電力を供給している場合、すなわち主電源16は動作
していないが光エネルギーが供給されている場合、二次
電池19の電位が太陽電池23の電位より高ければ、二
次電池19からDC−DCコンバータ22を介してVc
cとしての電力が供給され、太陽電池23からは電力が
供給されない。二次電池19の電位が太陽電池23の電
位より低いとき、太陽電池23からDC−DCコンバー
タ22を介してVccとしての電力が供給され、同時に
二次電池19は抵抗21を通して充電される。
【0044】主電源16が動作しておらず、かつ太陽電
池23からの電力供給が行われていない場合、二次電池
19がDC−DCコンバータ22を介してVccとして
の電力を供給する。このように、電力供給に優先順位を
設けることによって、Vccから常に安定した電力供給
が行われる。
【0045】マイコン17は、超低消費電力で動作可能
な8ビットの1チップマイクロコンピュータからなり、
このマイクロコンピュータには時計用タイマ手段が内蔵
されている。マイコン17は、シリアルインターフェー
スsI/Oを通じてCPU2とデータのやり取りを行
う。
【0046】太陽電池23が電力を供給しているか否か
の検出はその電圧を電圧検出回路27で検出することに
よって行われ、その電圧が2.5Vより大きいとき、電
圧検出回路27のOUTがH(High)レベルとな
り、2.5V以下の時は27のOUTがL(Low)レ
ベルとなる。電圧検出回路27のOUTからの出力はマ
イコン17のIN8へ入力される。
【0047】二次電池19の放電状態の電圧は電圧検出
回路24によって検出され、その電圧が1.2Vより大
きいとき、電圧検出回路24のOUTがHレベルとな
り、1.2V以下のとき、電圧検出回路24のOUTが
Lレベルとなる。電圧検出回路24のOUTからの出力
はマイコン17のIN9へ入力される。
【0048】二次電池19の満充電状態の電圧は電圧検
出回路28によって検出され、その電圧が4.8Vより
大きいとき、電圧検出回路28のOUTがHレベルとな
り、4.8V以下のとき、電圧検出回路28のOUTは
Lowレベルとなる。電圧検出回路28のOUTからの
出力はマイコン17のIN13へ入力される。
【0049】DC−DCコンバータ22は、入力電圧が
出力電圧より高いときにシリーズレギュレータとして、
入力電圧が出力電圧より低いときに昇圧型スイッチング
レギュレータ+シリーズレギュレータとして動作する。
DC−DCコンバータ22の出力電圧は5Vまたは3V
のいずれか一方に選択され、入力ポートSELがHレベ
ルのとき、5Vが、Lレベルのとき、3Vがそれぞれ出
力される。DC−DCコンバータ22はその入力Vin
が0.9V以上のとき、出力Voutから5Vまたは3
Vを常に出力する。
【0050】マイコン17のリセットには、電圧検出回
路18の検出結果が用いられる。電圧検出回路18はマ
イコン17をリセットするための電圧検出回路であり、
その出力REはマイコン17のRESETへ入力され
る。DC−DCコンバータ22のVoutの電圧が2.
7V以下のとき、電圧検出回路18のREはLレベルで
ある。DC−DCコンバータ22のVoutの電圧が
2.7Vより大きくなると、電圧検出回路18のREは
マイコン17のリセットに要する時間だけ遅延させてL
レベルを維持し、マイコン17がリセットされた後にH
レベルとなる。
【0051】マイコン17は、表示部14の絵文字LC
D25と、操作部13のキーマトリクス回路26と、操
作部13の原稿検出部30を制御する。
【0052】キーマトリクス回路26は操作部13内の
各種キーのスキャン(押下されたキーの識別)を行い、
マイコン17のソフト制御によって押下されたキーを識
別する。キーマトリクス回路26には、フッキングスイ
ッチ31とが設けられている。
【0053】フッキングスイッチ31はオフフックまた
はオンフックを行うためのスイッチからなる。
【0054】原稿検出部30は、原稿の搬送路に設けら
れ、発光素子が用いられているフォトセンサと、トラン
ジスタとなどから構成され、その駆動電圧として電圧V
ccが供給される。原稿検出部30は、マイコン17の
OUT6からHレベルの信号が与えられるときに、フォ
トセンサを発光させることによって原稿の検出動作を行
い、マイコン17のOUT6からLレベルの信号が与え
られるときに、フォトセンサの発行を停止させることに
よって原稿検出動作を停止する。原稿が有るとき、マイ
コン17のIN13がHレベルになり、原稿が検出され
る。これに対し、原稿がないとき、マイコン17のIN
13がLレベルになる。
【0055】次に、主電源16の概略構成について図3
を参照しながら説明する。図3は主電源の概略構成を示
す回路図である。
【0056】主電源16は、図3に示すように、フィル
タ回路40、整流回路41、平滑回路42を経て交流電
力が供給される絶縁トランス39を有する。絶縁トラン
ス39は1次側巻線36、補助巻線37および2次側巻
線38を含む。一次側巻線36への電圧印加および補助
巻線37への電圧印加は、FET43によりスイッチン
グされる。絶縁トランス39の2次側巻線38に誘起さ
れた電圧は整流・平滑回路52,53を介して+24
V、+5Vの電源としてファクシミリ装置1の各部へそ
れぞれ供給される。
【0057】FET43のゲートは抵抗47を介して制
御IC44のOUT1に接続され、FET43の動作は
制御IC44によって制御される。
【0058】整流・平滑回路52からの電流は電流検出
回路54で検出され、電流検出回路54からの出力はフ
ォトカプラ56を介して制御IC44へフィードバック
される。
【0059】整流・平滑回路53からの電圧は過電圧検
出回路55で検出され、過電圧検出回路55の出力はフ
ォトカプラ57を介して制御IC44へフィードバック
される。
【0060】主電源制御部15のマイコン17からのP
S信号(pwON)は、電流を制限するための抵抗5
1、トランジスタ46およびフォトカプラ45を介して
制御IC44に入力される。
【0061】制御IC44は、絶縁トランス39の1次
側の発振制御を行い、その電源Vddは絶縁トランス3
9の補助巻線37から与えられる。また、制御IC44
は2次側の電流によりPWM制御を行い、過電圧が検出
されたときに全系をシャットダウンするための制御を行
う。制御IC44のOUT1は抵抗50を介して一次側
巻線36の一端に接続されている。
【0062】PS信号がHレベルのとき、トランジスタ
46がオン動作をし、フォトカプラ45に電流が流れ、
フォトカプラ45は電流電圧変換を行う。フォトカプラ
45の発光部は抵抗49を介して電圧Vccに接続さ
れ、その受光部は抵抗48を介して補助巻線37に接続
されている。フォトカプラ45の動作に伴い制御IC4
4の入力ポートIN1はLレベルとなり、これに応じて
制御IC44の出力ポートOUT1が発振する。出力ポ
ートOUT1からの発振信号は抵抗47を介してFET
43に与えられ、FET43はスイッチング動作をす
る。FET43のスイッチング動作によって1次側が発
振し、2次側への電力供給が行われる。2次側への電力
供給によって主電源16は立ち上がり、その動作を開始
する。
【0063】PS信号がLレベルであるとき、トランジ
スタ46がオフ動作をし、制御IC44のIN1はHレ
ベルとなる。このIN1のHレベルに応じて制御IC4
4の出力ポートOUT1はLレベルとなり、FET43
はオフ動作をする。FET43のオフ動作によって1次
側の発振は停止され、主電源16は動作を停止する。例
えば、スタンバイ時にフッキングスイッチ31(図2に
示す)が押下された場合、キーマトリクス回路26から
ON信号が出力され、マイコン17がフッキングスイッ
チ31の押下を認識してOUT1をHレベル、すなわち
PS信号をHレベルとして主電源16を起動させる。主
電源16の起動情報はシリアルインターフェースsI/
Oを通じてCPU2に送られ、CPU2がNCU10を
制御することによってファクシミリ装置1はオフフック
状態になる。
【0064】次に、CPU2およびその周辺の回路構成
について図4を参照しながら説明する。図4は図1のフ
ァクシミリ装置に用いられているCPUとその周辺の回
路構成を示す図である。
【0065】CPU2のリセット動作には、図4に示す
ように、電圧検出回路60が用いられている。電圧検出
回路60はCPU2をリセットするための回路であり、
その出力REはCPU2のRESETへ入力される。主
電源16からの電圧が4.5V以下のとき、電圧検出回
路60のREの出力レベルはLレベルである。これに対
し、主電源16からの電圧が4.5Vより大きくなる
と、電圧検出回路60のREの出力レベルはCPU2の
リセットに要する時間だけ遅延させてLレベルを維持
し、CPU2がリセットされた後にHレベルとなる。ま
た、REからの出力はマイコン17のIN10へも入力
されてモニターされる。
【0066】次に、NCU10の一部の回路構成につい
て図5を参照しながら説明する。図5は図1のファクシ
ミリ装置に用いられているNCUの一部の回路構成を示
す図である。
【0067】NCU10は、図5に示すように、発光部
が電話回線11にモジュラージャック34を介して接続
され、受光部が抵抗58を介して電圧Vccに接続され
ているフォトカプラ32と、発光部が電話機12にモジ
ュラージャック35を介して接続され、受光部が抵抗5
9を介して電圧Vccに接続されているフォトカプラ3
3とを有する。
【0068】フォトカプラ32は呼出信号(CI信号)
を検出するためのフォトカプラであり、このフォトカプ
ラ32は、電話回線11を通じて呼出信号が受けると、
着信信号(Lレベル)がマイコン17のIN12へ入力
されるように動作をする。スタンバイ時に呼出信号が受
けると、着信信号(Lレベル)がマイコン17へ入力さ
れ、マイコン17がそれを認識してOUT1をHレベ
ル、すなわちPS信号をHレベルとして主電源16を起
動させる。主電源16の起動情報はシリアルインターフ
ェースsI/Oを通じてCPU2に送られ、CPU2は
その情報に応じて各ブロックを制御する。
【0069】フォトカプラ33は電話機12のオフフッ
クを検出するためのフォトカプラであり、このフォトカ
プラ33は、電話機12がオフフックされると、Lレベ
ルがマイコン17のIN11へ入力されるように動作を
する。スタンバイ時に電話機12がオフフックされる
と、Lレベルがマイコン17へ入力され、マイコン17
がそれを認識してOUT1をHレベル、すなわちPS信
号をHレベルとして主電源16を起動させる。この主電
源16の起動情報はシリアルインターフェースsI/O
を通じてCPU2に送られ、CPU2はその情報に応じ
て各ブロックを制御する。
【0070】次に、本実施例のファクシミリ装置の動作
について図を参照しながら説明する。
【0071】まず、図6を参照しながらスタンバイ状態
における動作を説明する。図6は図1のファクシミリ装
置のFAXスタンバイ状態における動作を示すフローチ
ャートである。
【0072】AC入力が開始される(ステップS10
1)と、まず主電源16が立ち上げられる(ステップS
102)。次いで、マイコン17のイニシャライズ(ス
テップS103)、CPU2のイニシャライズ(ステッ
プS104)が順次に行われる。マイコン17のイニシ
ャライズが完了した時点でファクシミリ装置1のスタン
バイ状態となる。
【0073】CPU2のイニシャライズの完了後、二次
電池19の充電が開始され(ステップS105)、この
二次電池19の充電はスタンバイ状態で続行される。
【0074】次いで、電圧検出回路28の出力および充
電継続時間に基づき二次電池19の充電が完了したか否
かの判定が行われる(ステップS106)。
【0075】充電が完了したとの判定は、電圧検出回路
28の出力がHレベルであるときに、またはマイコン1
7に内蔵されている時計用タイマ手段で計測された充電
時間が1時間経過したときに行われる。
【0076】前者の場合、マイコン17のIN13がH
レベルとなるから、それに従ってマイコン17がOUT
5、すなわちPS信号をLレベルとすることによって主
電源16の動作を停止させ(ステップS107)、主電
源16の動作停止に伴い電圧検出回路60のREがLレ
ベルとなり、CPU2がリセットされる(ステップS1
08)。次いで、二次電池19および太陽電池23だけ
による電力供給が開始される(ステップS109)。
【0077】後者の場合には、割り込みが発生し、それ
に従ってマイコン17がOUT5、すなわちPS信号を
Lレベルとすることによって主電源16の動作を停止さ
せる(ステップS107)。主電源16の動作停止に伴
い電圧検出回路60のREがLレベルとなり、CPU2
がリセットされる(ステップS108)。次いで、二次
電池19および太陽電池23による電力供給が開始され
る。
【0078】二次電池19および太陽電池23からの電
力供給開始後、太陽電池23が供給する電力の内の余剰
電力で二次電池19の充電が行われる(ステップS11
0)。
【0079】次いで、太陽電池23の電位が二次電池1
9の電位より低いか否かの判定が行われる(ステップS
111)。太陽電池23の供給電力の減少によりその電
位が二次電池19の電位より低いとき、二次電池19の
電圧が1.2V以下であるか否かの判定が行われる(ス
テップS112)。太陽電池23の供給電力の減少によ
りその電位が二次電池の電位より低くなり、二次電池1
9の電圧が1.2V以下になると、電圧検出回路24の
OUTのレベルがLレベルになることによってマイコン
17のIN9のレベルがLレベルとなるから、それに従
ってマイコン17はOUT5をHレベル、すなわちPS
信号をHレベルとする。このHレベルのPS信号によっ
てトランジスタ46がオンとなり、フォトカプラ45が
オンし、制御IC44のIN1がLレベルとなる。この
IN1のレベルがLレベルになることによって制御IC
44のOUT1が発振し、FET43の動作によって1
次側が発振し、2次側に電力が供給される。2次側への
電力供給によって主電源16が立ち上がる(ステップS
113)。主電源16が立ち上がると、電圧検出回路6
0によってCPU2がイニシャライズされるとともに主
電源16による二次電池19の充電が開始される。よっ
て、FAXスタンバイ状態が保持されながら、再び二次
電池19の充電が行われ、このサイクルが繰り返され
る。
【0080】次に、FAXスタンバイ状態におけるFA
X送信時の割り込みルーチンについて図7を参照しなが
ら説明する。図7はFAXスタンバイ状態におけるFA
X送信時の割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0081】FAXスタンバイ状態時に原稿が挿入され
たとき(ステップS201)、フッキングボタンが押下
されたとき(ステップS202)、または受話器がオフ
フックされたとき(ステップ203)、原稿検出スイッ
チ30、フッキングスイッチ31、フォトカプラ33が
それぞれオンとなり、それぞれのON信号または原稿検
出信号がマイコン17へ入力され、割り込みが開始され
る(ステップS204)。マイコン17がOUT5をH
レベル、すなわちPS信号をHレベルとしてフォトカプ
ラ45をオン動作させる。フォトカプラ45がオンとな
ると、制御IC44がFET43を介して1次側を発振
させ、2次側に電力を供給することによって主電源16
が立ち上がる(ステップS205)。
【0082】主電源16が立ち上がると、二次電池19
の充電が開始され(ステップS206)、主電源16の
動作中、二次電池19は常に充電されている。主電源1
6の立上り情報がシリアルインターフェースsI/Oを
通じてCPU2へ送られ、その後ファクシミリ装置1の
動作制御はCPU2を中心として行われる。この状態で
相手装置に電話をかけ(ステップS207)、回線が捕
捉される(ステップS208)と、通常のファクシミリ
送信が行われる(ステップS209)。送信が終わり
(ステップS210)、回線が切断される(ステップS
211)と、シリアルインターフェースsI/Oを通じ
てその情報がマイコン17に送られ、これに従ってマイ
コン17がPS信号をLレベルとして主電源16の動作
を停止させる(ステップS212)。次いで、二次電池
19の充電が終了され(ステップS213)、割り込み
が終了する(ステップS214)。割り込み終了後、F
AXスタンバイ状態となり、処理がステップS109
(図6に示す)に戻る。
【0083】次に、FAXスタンバイ状態におけるFA
X受信時の割り込みルーチンについて図を参照しながら
説明する。図8はFAXスタンバイ状態におけるFAX
受信時の割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0084】FAXスタンバイ状態時にフッキングボタ
ンが押されたとき(ステップS301)、または受話器
がオフフックされたとき(ステップS302)、フッキ
ングスイッチ31、フォトカプラ33がそれぞれオンと
なり、それぞれのON信号がマイコン17へ入力され、
割り込みが開始される(ステップS304)。
【0085】割り込み開始に伴いマイコン17はOUT
5をHレベル、すなわちPS信号をHレベルとすること
によってフォトカプラ45をオン動作させる。フォトカ
プラ45がオンすると、制御IC44がFET43を介
して1次側を発振させ、2次側に電力が供給され主電源
16が立ち上がる。
【0086】これに対し、呼出信号(CI信号)が検出
されたとき(ステップS303)、フォトカプラ32が
オン動作をし、このオン信号がマイコン17へ入力され
ることによって割り込みが開始される(ステップS31
6)。割り込み開始に伴いマイコン17はOUT5をH
レベル、すなわちPS信号をHレベルとすることによっ
てフォトカプラ45をオン動作させる。フォトカプラ4
5がオン動作すると、制御IC44がFET43を介し
て1次側を発振させ、2次側に電力が供給される。この
2次側への電力供給によって主電源16が立ち上がる
(ステップS317)。
【0087】FAXスタンバイ状態時にフッキングボタ
ンが押されたとき(ステップS301)、受話器がオフ
フックされたとき(ステップS302)、または呼出信
号が検出されたとき(ステップS303)、主電源16
の立ち上がりに伴い二次電池19の充電が開始され、主
電源16の動作中、二次電池19は常に充電されてい
る。次いで、この情報がシリアルインターフェースsI
/Oを通じてCPU2へ送られ、その後、ファクシミリ
装置1の動作の制御はCPU2を中心として行われる。
【0088】フッキングボタンが押されたとき、または
受話器がオフフックされたとき、相手FAXに電話をか
け(ステップS307)、NCU10によって回線が捕
捉される(ステップS308)と、通常のファクシミリ
受信が行われる。
【0089】呼出信号が検出されたとき、NCU10が
回線を捕捉し、自動受信でファクシミリ受信が行われ
る。
【0090】受信が終わり回線が切断される(ステップ
S310)と、シリアルインターフェースsI/Oを通
じてその情報がマイコン17に送られ、マイコン17が
PS信号をLレベルとすることによって主電源16の動
作を停止させる(ステップS312)。
【0091】次いで、二次電池19の充電が終了され
(ステップS313)、割り込みが終了する(ステップ
S314)。割り込み終了後、FAXスタンバイ状態と
なり(ステップS315)、処理がステップS109に
戻る。
【0092】次に、FAXスタンバイ状態における原稿
検出の割り込みルーチンについて図9を参照しながら説
明する。図9は図1のファクシミリ装置のFAXスタン
バイ状態における原稿検出の割り込みルーチンを示すフ
ローチャートである。
【0093】FAXスタンバイ状態で主電源16の動作
が停止しているとき、図9に示すように、マイコン17
がOUT6のレベルをHレベルにすることによって原稿
検出部30のフォトセンサの発光を開始させる(ステッ
プS401)。
【0094】次いで、フォトセンサの発光によって原稿
検出の有無に対する判定(ステップS402)およびフ
ォトセンサの発光持続時間が1ms経過したか否かの判
定(ステップS403)が順次に行われる。原稿が検出
されると、ステップS204(図7に示す)からの処理
が行われる。原稿が検出されないとき、フォトセンサの
発光は1ms時間持続される。フォトセンサの発光持続
時間が1ms経過すると、マイコン17のOUT6がL
レベルにされ、原稿検出部30のフォトセンサの発光が
停止される(ステップS404)。
【0095】フォトセンサの発光停止時間が計測され
(ステップS405)、この停止時間が500msを経
過すると、再びフォトセンサの発光が開始され、原稿検
出動作が行われる。このフォトセンサの発光およびその
停止を繰り返すことによって、期間500msの間に1
回、1ms期間の原稿検出が行われるから、原稿検出に
要する消費電力を少なくすることができ、二次電池19
の消耗を抑えることができる。また、フォトセンサの発
光時間が少なくなり、フォトセンサの寿命を延ばすこと
ができる。さらに、原稿検出動作の停止時間が500m
sに設定され、原稿検出動作時間がその停止時間より短
い1msに設定されているから、消費電力をさらに少な
くすることができ、二次電池の消耗をさらに抑えること
ができる。さらに原稿検出動作時間およびその停止時間
がそれぞれ一定に設定されているから、効率的なシステ
ム構築を行うことができる。さらに、原稿検出動作停止
時間を500msに設定したことは、絵文字LCD25
の時計表示を変えるために、マイコン17に500ms
毎に1回時計用タイマ割り込みが発生するタイミングに
あわせたためであり、これにより効率的なシステム構築
を行うことができるとともに無駄な電力消費を防止する
ことができる。さらに、原稿挿入時の原稿検出を考える
と、500msの原稿検出動作停止時間はユーザに違和
感を与えない時間である。
【0096】主電源16が動作しいているとき、マイコ
ン17のOUT6はHレベルに保持され、原稿検出部3
0のフォトセンサの発光によって原稿検出が行われ、動
作中の原稿搬送時における原稿の誤検出が防止される。
【0097】さらに、DC−DCコンバータ22で主電
源制御部15のマイコン17への供給電圧が二次電池1
9の充電状態に関わらず一定に保持されるから、マイコ
ン17を広域動作電圧に対応するタイプにする必要がな
い。
【0098】さらに、DC−DCコンバータ22の出力
電圧を低く設定することによって、主電源制御部15の
消費電力を少なくすることができ、二次電池19の電力
の余分な消耗を抑えることができる。
【0099】さらに、二次電池19の充電開始電圧をマ
イコン17の動作可能な最低電圧より低い電圧に設定す
ることができ、二次電池19の容量を十分に利用するこ
とができる。その結果、放電サイクルを長くすることが
でき、充電の頻度を抑えることができる。
【0100】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
電源装置によれば、外部から交流電力を入力して前記通
信装置の各手段へ電力を供給する主電源と、フォトセン
サにより読取手段における原稿の有無を検出し、該検出
結果を示す検出信号を出力する原稿検出手段と、原稿検
出手段からの検出信号に応じて主電源をオンし、所定の
条件に基づき前記主電源をオフする主電源制御手段と、
主電源がオフであるときに主電源制御手段および原稿検
出手段に電力を供給する電池とを備え、主電源制御手段
は、主電源がオフであるとき、フォトセンサの発光部の
発光動作を間欠的に行うように制御するとともに、原稿
検出手段からの検出信号の読み出す動作を連動させるか
ら、通信装置上に、原稿検出に対する信頼性を損なうこ
となく、原稿検出動作による消費電力を少なくすること
が可能な電源システムを構築することができる。
【0101】請求項2記載の電源装置によれば、電池が
主電源により充電可能な二次電池を含むから、充電すれ
ば二次電池を何度も使用することができ、電池交換の手
間を省くことができる。
【0102】請求項3記載の電源装置によれば、電池が
太陽電池を含むから、外部交流電源からの電力消費を抑
えることができる。
【0103】請求項5ないし7記載の電源装置によれ
ば、電池が二次電池と太陽電池とを含み、太陽電池が電
力を出力しているときには、主電源制御手段は太陽電池
から供給された電力を受け、太陽電池が電力を出力して
いないときには、主電源制御手段は二次電池から供給さ
れた電力を受けるから、二次電池の使用により、電池交
換の手間を省くことができるとともに、太陽電池の使用
により、外部交流電源からの電力消費を抑えることがで
きる。
【0104】請求項8ないし10記載の電源装置によれ
ば、主電源制御手段は、起動信号の入力に応じて主電源
をオンし、または二次電池を充電するように主電源をオ
ンするように制御するから、電池の放電に起因して起動
不能に陥ることを未然に防止することができる。
【0105】請求項14記載の電源装置によれば、さら
に、二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を有し、主
電源制御手段は、電圧検出手段の検出結果に応じて主電
源をオン、オフ制御して主電源による二次電池の充電を
制御するから、二次電池による主電源制御手段の動作可
能時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の一実施例が用いられている
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置における主電源制御部
とその周辺回路との構成を概略的に示す回路図である。
【図3】図1のファクシミリ装置に用いられている主電
源の構成を概略的に示す回路図である。
【図4】図1のファクシミリ装置に用いられているCP
Uとその周辺の回路構成を示す図である。
【図5】図1のファクシミリ装置に用いられているNC
Uの回路構成を部分的に示す図である。
【図6】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態における動作を示すフローチャートである。
【図7】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態におけるFAX送信時の割り込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態におけるFAX受信時の割り込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図9】図1のファクシミリ装置のFAXスタンバイ状
態における原稿検出の割り込みルーチンを示すフローチ
ャートである。
【符号の簡単な説明】
2 CPU 10 NCU 13 操作部 15 主電源制御部 16 主電源 17 マイコン 18,24,27,28,60 電圧検出回路 19 二次電池 22 DC−DCコンバータ 23 太陽電池 26 キーマトリクス回路 30 原稿検出部 31 フッキングスイッチ 32,33,45 フォトカプラ 39 絶縁トランス 43 FET 44 制御IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−185961(JP,A) 特開 昭58−20058(JP,A) 特開 昭62−287763(JP,A) 特開 昭61−270967(JP,A) 特開 平5−284275(JP,A) 実開 平3−103668(JP,U) 実開 平5−20452(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取る読取手段を含む複数の手
    段を有する通信装置に用いられる電源装置において、 外部から交流電力を入力して前記通信装置の各手段へ電
    力を供給する主電源と、フォトセンサにより前記読取手段における前記原稿の有
    無を検出し、該検出結果を示す検出信号を出力する原稿
    検出手段と、 前記原稿検出手段からの検出信号に応じて前記主電源を
    オンし、所定の条件に基づき前記主電源をオフする主電
    源制御手段と、 前記主電源がオフであるときに前記主電源制御手段およ
    び前記原稿検出手段に電力を供給する電池とを備え、 前記主電源制御手段は、前記主電源がオフであるとき、
    前記フォトセンサの発光部の発光動作を間欠的に行うよ
    うに制御するとともに、前記原稿検出手段からの検出信
    号の読み出す動作を連動させる ことを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電池は、前記主電源により充電可能
    な二次電池を含むことを特徴とする請求項1記載の電源
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電池は太陽電池を含むことを特徴と
    する請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記主電源がオンであるときには、前記
    主電源は前記二次電池を充電することを特徴とする請求
    項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記電池は、二次電池と太陽電池とを含
    み、前記太陽電池が電力を出力しているときには、前記
    主電源制御手段は前記太陽電池から供給された電力を受
    け、前記太陽電池が電力を出力していないときには、前
    記主電源制御手段は前記二次電池から供給された電力を
    受けることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記太陽電池は前記二次電池を充電する
    ことを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記主電源がオンであるときには、前記
    二次電池は前記主電源により充電され、前記主電源がオ
    フでありかつ前記太陽電池が電力を出力していないとき
    には、前記二次電池は前記太陽電池により充電されるこ
    とを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記主電源制御手段は、起動信号の入力
    に応じて前記主電源をオンし、または前記二次電池を充
    電するように前記主電源をオンするように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記起動信号は、前記通信装置の各手段
    の中の対応する手段から前記主電源制御手段に入力され
    ることを特徴とする請求項8記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記起動信号は、前記通信装置に接続
    された回線からの呼出信号、前記通信装置に設けられた
    操作手段からのキー入力信号、前記通信装置に設けられ
    たハンドセットのオフフックに対する検知信号のいずれ
    かの信号であることを特徴とする請求項9記載の電源装
    置。
  11. 【請求項11】 前記通信装置は、該通信装置の各手段
    を制御する本体制御手段を有し、前記主電源制御手段
    は、前記本体制御手段からの制御信号に基づき前記主電
    源をオフすることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  12. 【請求項12】 前記電池は前記主電源により充電可能
    な二次電池を含み、前記本体制御手段は、前記通信装置
    の通信動作終了に応じて前記制御信号を前記主電源制御
    手段へ出力し、前記主電源制御手段は前記制御信号に基
    づき前記主電源をオフして前記主電源による前記二次電
    池の充電を終了させることを特徴とする請求項11記載
    の電源装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記主電源による前記二次電
    池の充電時間を計測するタイマ手段を有し、前記主電源
    制御手段は、前記タイマ手段により計測された前記充電
    時間が所定時間に到達すると、前記主電源をオフして前
    記主電源による前記二次電池の充電を終了させることを
    特徴とする請求項2記載の電源装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記二次電池の電圧を検出す
    る電圧検出手段を有し、前記主電源制御手段は、前記電
    圧検出手段の検出結果に応じて前記主電源をオン、オフ
    制御して前記主電源による前記二次電池の充電を制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  15. 【請求項15】 前記主電源制御手段は、前記主電源が
    オンであるときには前記フォトセンサの発光部の発光動
    作を連続的に行うように制御することを特徴とする請求
    項1記載の電源装置。
  16. 【請求項16】 前記主電源は、スイッチング電源から
    なることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 前記通信装置は、ファクシミリ装置で
    あることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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