JP3092049U - 携帯情報端末 - Google Patents

携帯情報端末

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JP3092049U JP2002005068U JP2002005068U JP3092049U JP 3092049 U JP3092049 U JP 3092049U JP 2002005068 U JP2002005068 U JP 2002005068U JP 2002005068 U JP2002005068 U JP 2002005068U JP 3092049 U JP3092049 U JP 3092049U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯情報端末を所有する利用者が、無線LAN
を用いて、録画機器のない場所でも、自分の録画した番
組を見ることができる携帯情報端末を提供することを目
的とする。 【解決手段】携帯情報端末を携帯する利用者が、携帯情
報端末を探知する特定エリアを通過するときに、無線通
信を介して無線LANエージェントサーバーから情報が
送られる携帯情報端末において、利用者が予め設定した
テレビ番組の録画したデータを通信回線を介して前記無
線LANエージェントサーバーに自動的に転送したデー
タを提供するための特定地点に、利用者の所有する携帯
情報端末を検知するアンテナを設置しておき、携帯情報
端末を持つ利用者が前記特定エリアを通過するときに、
無線LANエージェントサーバーより無線で前記データ
を受信する手段、を備えた携帯情報端末である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯情報端末を所有する利用者が、無線LANを用いて情報を受信 することができる携帯情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯情報端末(PDA<Personal Digital(Data) Assistants>)は一般には 手のひらに収まるサイズの、バッテリで駆動する電子機器で、液晶ディスプレイ 、ペン入力機能などを備えた特殊化されたコンピュータ装置である。また、画像 表示可能な多機能な携帯電話も携帯情報端末の一種といえる。
【0003】 携帯パソコン(ポータブルパーソナルコンピュータ)は小型軽量化が進んでい る。しかし小型軽量化され、鞄に入れて持ち運びが可能であるといっても、パソ コンとしてフル機能を有する携帯パソコンはポケットや鞄に入れて常時持ち運び するには大きいし、重たすぎる。これに対して一般に携帯情報端末は手のひらサ イズであるために、ポケットPCとしての利用が可能である。とくに最近では、 無線LANと結び付けることによって、その利用範囲を広げている。例えば、食 堂におけるメニューの注文システムである。このシステムは、客からの注文をペ ンで携帯情報端末に打ち込むと、その注文内容が無線LANを通じてサーバーに 入力されるというものである。大がかりなシステムとしては、無線LANとイン ターネット(専用回線も可)を結び付けた注文生産システムがある。例えば店頭 で自動車の車種、ボディーの色、装備品などの注文を携帯情報端末に入力すると 、注文は店内の無線LANサーバーに送信され、さらに無線LANサーバーから インターネットを通じて工場の受注エントリサーバーに送信される。工場では受 注した自動車の細かな注文内容をもとに生産が行われる。このように携帯情報端 末と無線LANとを結び付けたシステムの利点は、携帯情報端末が小型軽量であ り、しかも配線を必要としないために、現場でデータ入力が行え、なおかつ双方 向通信が可能なことである。
【0004】 携帯電話やPHSを使ったメールは、いまや人気のある通信システムとなって いる。とくにインターネットに接続することによって、インターネット上で提供 している情報を携帯電話やPHSで受信することができる。電車の運行表やタウ ン情報を携帯電話のディスプレイ上に表示することによって、見知らぬ土地の名 店街、ホテル情報、名所旧跡などをガイドブックなしで自由に閲覧できるように なってきている。携帯情報端末の一部にはウェイクオンリング機能(Wake-on Ri ng<WOR>)があり、電源が切られていてもリモートでスイッチオンにし、ス リープモードからの復帰を可能にすることができる。これは、ラジオやテレビな どでサービスしている緊急時のスイッチオン機能と同じものであり、完全に本体 の電源が切れる場合(例えば、携帯端末のバッテリ切れやテレビの電源コンセン トが抜けている場合)はもちろん使えない。なお、WORはコンピュータの場合 、WOL(Wake-on LAN)などとも呼ばれている。それぞれの用語にはニュアン スの違いはあるが、本稿ではWORで統一記述する。
【0005】 WORを携帯情報端末に応用したシステムは実用化の段階を迎えている。例え ば、駅の改札口に無線LAN用のアンテナを設置し、携帯情報端末を携帯した利 用者が改札口を通過するときに携帯情報端末のWOR機能が働き、自動的に新聞 や雑誌の記事を携帯情報端末に送信するシステムなどが提唱されている。
【0006】 現在、TVチューナ内蔵のパソコンなどが登場しており、パソコンで直接テレ ビが楽しめるようになった。テレビ番組をパソコンのハードディスクに録画する こともできる。データ形式は一般にMPEG−2が多く用いられている。テレビ ジョンからビデオテープに録画するのと違い、MPGE−2ではデジタルデータ であるために、画像の劣化がなく、またダイレクトアクセスが可能となっている のも、デジタル+ハードディスクのメリットである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
現在、携帯情報端末として普及しているのは、携帯電話(あるいはPHS)と 携帯情報端末である。携帯電話は割合広範囲の領域をカバーしているが、その目 的は人とのコミニュケーションにあるために、画面が小さい。最近ではインター ネット情報の取得、あるいは電子メールやテレビ電話としての新たな機能が加わ っているが、これもコミュニケーションの一環として利用されている。PHSも 基本的に携帯電話と同じ目的から生じているために、その機能と性能は携帯電話 とほぼ同じものといえる。これに対して携帯情報端末は、情報端末として誕生し ているために、小型のコンピュータ機能を備えている。また入力装置としての機 能も備えていて、ペンによる入力も可能となっている。画面も、手のひらサイズ といっても、携帯電話やPHSに比べてかなり大きくて見やすい。大容量のメモ リも確保しやすく、小型版の携帯パソコンに近い機能を有している。
【0008】 無線LANを用いてサーバーからデータを取り出すと、他の方式に比べて短時 間に大量のデータを取得できる。しかし、どのようなデータを必要とするか選択 することが難しい。データ転送時間は短いが、蓄積できるデータ量には限界があ るので、必要であることが予測されるあらゆるデータを転送するわけには行かな い。
【0009】 テレビ放送は現在のところ、必要なときに任意の番組を見られるようにはなっ ていない。放送を録画すれば任意の時間に見ることができるが、録画機器のある 場所で見なければならない。本考案は、無線LANを用いて、録画機器のない場 所でも、自分の録画した番組を見ることができる携帯情報端末を提供することを 目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の本考案は、携帯情報端末を携帯す る利用者が、携帯情報端末を探知する特定エリアを通過するときに、無線通信を 介して無線LANエージェントサーバーから情報が送られる携帯情報端末におい て、利用者が予め設定したテレビ番組の録画したデータを通信回線を介して前記 無線LANエージェントサーバーに自動的に転送したデータを提供するための特 定地点に、利用者の所有する携帯情報端末を検知するアンテナを設置しておき、 前記携帯情報端末を所有する利用者が前記特定エリアを通過するときに、前記無 線LANエージェントサーバーより無線で前記テレビ番組の録画したデータを受 信する手段、を備えたことを特徴とする携帯情報端末であるとする。
【0011】 請求項2記載の本考案は、携帯情報端末を携帯する利用者が、携帯情報端末を 探知する特定エリアを通過するときに、無線通信を介して無線LANエージェン トサーバーから情報が送られる携帯情報端末において、利用者が予め設定したテ レビ番組の録画したデータを通信回線を介して前記無線LANエージェントサー バーに自動的に転送したデータを提供するための特定地点に、利用者の所有する 携帯情報端末を検知するアンテナを設置しておき、前記携帯情報端末を所有する 利用者が前記特定エリアに入ったときに、前記無線LANエージェントサーバー より無線で前記テレビ番組の録画したデータをストリーム受信する手段、を備え たことを特徴とする携帯情報端末であるとする。
【0012】 請求項3記載の本考案は、前記無線LANエージェントサーバーが個人毎の配 信管理手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の携帯情報端末 であるとする。
【0013】 請求項4記載の本考案は、前記データ転送が前記携帯情報端末に適合した形式 に情報を減縮させて行われることを特徴とする請求項1乃至3記載の携帯情報端 末であるとする。
【0014】 請求項5記載の本考案は、前記携帯情報端末が携帯電話であることを特徴とす る請求項1乃至4記載の携帯情報端末であるとする。
【0015】 最近のテレビチューナ(TVチューナ)内蔵パソコンは、パソコンでテレビ番 組が楽しめ、かつハードディスクビデオに録画が可能である。本考案は、パソコ ンにTVチューナとハードディスクビデオレコーダ(内蔵型も可)を接続し、利 用者が自宅のパソコンで予約録画したテレビ番組を無線LANエージェントサー バーに自動送信して保存管理する。また、このような機能を有する一体型の機器 としても良い。
【0016】 一方、利用者は外出時、自宅で予約録画したテレビ番組を観たいときには、無 線LANを通して該サーバーより利用者の携帯情報端末に取り込まれた番組を携 帯情報端末の画面で録画番組を楽しむ。また予約申し込みを該サーバーに電子メ ールで送信しておけば、インターネットにつながった自宅のパソコンが予約時間 が来たときに、自動録画を始める手段も用意しておく。
【0017】 利用者がテレビチューナを備えたパソコンで予約録画したテレビ番組をコンピ ュータ通信ネットワークを経由して無線LANエージェントサーバーに送信する 。利用者は該サーバーより録画・転送されたテレビ番組を無線LANを介して携 帯情報端末で受信して観ることが出来る。テレビチューナはパソコン内蔵型でも よいし、外付け型でもよい。記録装置としては、ハードディスクやDVD等、適 当なものを用いることができる。
【0018】 外出先で急に観たい番組ができたり、あるいは予定の時間に家に帰れなくなっ たような場合、観たいテレビ番組があったときに、予約録画できれば、便利であ る。このようなとき、利用者は無線LANエージェントサーバー(LANサーバ ー)より携帯情報端末に予め配信された番組表から利用者が番組を調べ、観たい 番組がある場合、利用者はLANサーバーに携帯情報端末から予約を申し込むと 、番組予約メールがLANサーバーより作成され、インターネットに接続された パソコンがLANサーバーより該番組予約メールを取得して番組予約を完了し、 収録時間が来たときに自動的に番組を録画する。もちろんこの場合も、LANサ ーバーの記録装置に録画すると同時に、収録番組を送信することができ、無線L AN経由で携帯情報端末に取り込んで観ることもできる。
【0019】 録画テレビ番組を携帯情報端末に落とす(ダウンロードする)場合、無線LA Nを通じて収録内容をすべて携帯情報端末のメモリにダウンロードされる。従っ て、いったんダウンロードしてしまえば、あとは無線LANと無関係に番組を何 度でも楽しむことができる。しかし、すべてのデータをダウンロードするとなる と、大量のデータを携帯情報端末に送信することは時間的にもメモリ的にも無理 がある。幸い、携帯情報端末の画面は小さいために、録画したデータを圧縮して 使うことができる。もちろん画質は落ちるが、画面が小さいために、画質の劣化 は感じられない。
【0020】 データをダウンロードしてから番組を見る以外に、サーバーからストリーミン グ配信を行って、通信しながら番組を再生することもできる。
【0021】 通常、コンピュータで録画する場合、MPEG−2のデータ形式が使われてい る。このデータ形式からLANサーバーに送信するときに、携帯情報端末用のデ ータ形式に圧縮する(ここでいう圧縮は通常使われるデータの圧縮という意味よ り、データの縮小<データの間引き>を意味する)。従って、少ないデータ量で 送受信が行え、時間的にもメモリ的にも効率化が図れる。もちろん自宅のパソコ ンで録画した番組はMPEG−2形式であるために、パソコンで録画番組を観る 場合には鮮明な画像が再現されている。
【0022】 以上、テレビ番組についての配信システムを述べてきたが、最近はラジオ、C ATV、ビデオテープ、DVDなどからも音楽や映像のデータをパソコンに取り 込むことができる。本考案では、このようなメディアに対しても、そのまま応用 でききる。もちろん、それぞれ異なるメディアを使うために、それぞれのメディ アに対応する機器が必要となる。
【0023】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本考案の携帯情報端末 を用いた携帯情報端末無線LANサービスシステムのシステム構成図である。利 用者の自宅1には常時インターネット9に接続されたパソコン110(PC)があり 、パソコン110にはテレビチューナ130(TVチューナ)とハードディスクビデオ レコーダ140(HDVR)が取り付けられている。配信データ管理センター2には 無線LANエージェントサーバー210(LANサーバー)が据え付けられていて 、インターネット9で利用者パソコン110と接続されている。またLANサーバー 210には利用者管理データベース221と配信データ管理データベース222が接続さ れている。前者は該サーバーを利用する利用者の個人データを管理するデータベ ースであり、後者は利用者のパソコンから送られていくる映像データを保存管理 している。
【0024】 これまで無線LANの設置場所について触れてこなかったが、本考案は、日常 生活の生活活動内での利用形態が中心となると思われる。そこで最も有効な無線 LANの据え付け場所としては、利用者が日常的に頻繁に利用するJR、地下鉄 、私鉄などの駅の改札口やホームなどが好ましい。またコンビニエンスストアは 24時間営業であり、多くの人が日常的に利用するために、このような施設に設 置しておくと効率的である。図において、無線LAN据付施設3には端末(図示 略)が設置されていて、インターネット9でLANサーバー210と接続されている 。また端末から配線によってアンテナ310が延びており、携帯情報端末150を所有 する利用者がアンテナの発する電波8の範囲に入ったとき、パソコン110で録画さ れた映像データの送信が行われる。アンテナの発する電波の有効範囲は半径約5 0メートルの円内である。このとき、送信方法には二通りある。一つは、WOR 機能を使って自動的に最新の録画映像データを配信データ管理データベース222 から読みだして送信する方法である。もちろん携帯情報端末に電源が入っている 場合にはWORを使わなくてもすぐにデータ送信できる。
【0025】 もう一つは、録画済みの番組一覧表のみを送信し、利用者に番組を選ばせて、 選択した番組を送信する方法である。いずれにしろ、LANサーバーから映像デ ータを送信する場合には、録画した単位ですべてのデータが携帯情報端末のメモ リにダウンロードされる。録画時間の長い番組の場合には、利用者は無線LAN の電波の範囲内に一時的に立ち止まっていなければならないこともある。その意 味においても、駅のホームで電車待ち時間にダウンロードする形を取ると効率的 なデータ取得が行える。
【0026】 図2は、パソコンで入力する録画予約表の一例である。1行目に“8月15日 (木)午前6:25”とあるのは、現在の日付と時間である。この例では入力項 目は、日付、開始(時間)、終了(時間)、CH、モード、送信、保存期間、リ ピートとなっている。CHはチャンネルを指定し、モードは録画モードを表して いる。例えば高画質HQモードなら“HQ”、標準画質モードなら“SP”、長 時間録画のLPモードなら“LP”というように指定する。送信はLANサーバ ーに録画番組を送信するかどうかの指定で、“する/しない”のいずれかを選択 する。送信した録画番組の保存期間はLANサーバーの配信データ管理データベ ースにどれだけの期間保存しておくかの指定で、デフォルトは1日である。送信 を“しない”を選んだ場合には、この欄に記述した内容は無視される。
【0027】 リピートは毎日繰り返しこの時間の番組を録画するかの指定で、“する/しな い”のいずれかの選択になる。例えば図の1行目の例では、8月15日の6時3 0分から7時まで1チャンネルの番組をHQモードで録画し、LANサーバーに 送信するとなる。またリピートを“する”としているために、指定した15日だ けでなく、毎日この時間になると自動的に録画が行われ、データ送信が行われる ことになる。便利な指定ではあるが、ハードディスクビデオレコーダのメモリを 大量に使う危険性も伴うのでこの項目をなくしてもよい。一方、図の例ではタイ トルを入れていないが、タイトル欄を用意して、タイトルで録画した番組の情報 を探すこともできる。どのような予約表にするかは本考案の請求外であるが、L ANサーバーに送るかどうかの項目と保存期間は最低必要となる。
【0028】 参考までにハードディスクビデオレコーダに搭載のハードディスク容量ごとの 録画モードの違いによる録画時間を表1に載せておく。120GBのハードディ スクの場合、標準のSPモードで約45時間の録画ができる。1日2時間の録画 なら、約22日間の録画が可能である。
【0029】
【表1】
【0030】 利用者は家庭のパソコンでテレビ番組を観るときには、必ずしも録画する必要 はなく、直接パソコンのディスプレイ120に番組を映して観ることができる。ま たハードディスクビデオレコーダで録画した番組を直接ディスプレイで観る場合 には、携帯情報端末で観る必要がないため録画予約表の送信を“しない”として おけばよいことになる。携帯情報端末で観たいときのみ、送信を“する”と指定 する。本考案では録画予約の仕方として、携帯情報端末から行うこともできる。
【0031】 携帯情報端末から録画予約をLANサーバーに送信する方法は二通りある。一 つは、LANサーバーから送られてきたテレビ番組表を調べ、ペンで番組を選択 する方法である。番組表から選ぶ方法では録画開始時間、終了時間、録画チャン ネルは自動的に分かるから、あとは録画モード、携帯情報端末に送信するかどう かの選択項目のみを付加しておくだけでよい。この点も、デフォルト値を決めて おき、デフォルト値で処理するなら、入力する必要はない。もう一つは、図2の 録画予約表に直接録画の日時や録画モードなどを埋めて、電子メールとしてLA Nサーバーに送信する方法である。
【0032】 携帯情報端末からLANサーバーに送られた録画予約表は、電子メールの形と して整えられ、パソコンに送信される。録画予約表の電子メールは、パソコンが 定期的にメールボックスにアクセスしているので、LANサーバーにメールがあ る場合にパソコンに送信されることになる。録画予約表を入手すると、パソコン は図2に示す録画予約表に電子メールのデータを移す。こうしておけば、録画時 間が来れば自動的にTVチューナとハードディスクビデオレコーダが作動し、録 画が開始される。携帯情報端末への送信指定がある場合には、録画と同時に録画 番組がLANサーバーに送信される。パソコンで録画予約した形態とまったく同 じ経過をたどる。
【0033】 本考案では、ハードディスクに録画しながら、同時に(並行して)LANサー バーに録画データを送信することもできる。ハードディスクに高画質HQモード で録画指定しても、LANサーバーに送信するデータは画質を落として送信する ことになる。図3に示すように携帯情報端末画面は、ディスプレイ画面に比べて はるかに小さいために、データ量を落としても見た目ではそれほどの画質の劣化 を感じない。従って、ハードディスクビデオレコーダで再生するときは高画質の 映像が楽しめ、携帯情報端末ではデータ量が圧縮された(凝縮された)映像を観 ることになる。これによって、送信時間の短縮と、携帯情報端末メモリと配信デ ータ管理データベースの記録データ量の節約が可能となっている。
【0034】 なお、携帯情報端末から録画予約する場合には、無線LANの設置されている 場所へ行かなければならない。従って、携帯電話で録画予約電子メールをLAN サーバーに送信するルートも設けておくと、録画予約に幅のある活用が可能とな る。
【0035】 以上、テレビ番組の録画予約と携帯情報端末での観賞方法について述べてきた 。しかし、LANサーバーでは配信データのソース(発生元)は問わないから、 音楽やビデオテープからのデータもLANサーバーに送信しておけば、携帯情報 端末で再生することができる。この場合、機器やアプリケーション上の対応をパ ソコンと携帯情報端末でとらなければならないが、LANサーバーでの対応は基 本的に不要である。例えばビデオテープもデジタル化してパソコンのハードディ スクに録画することが可能であり、この場合には、ハードディスクコピーすると 同時にLANサーバーにデジタル化した映像データを送信すれば、テレビ番組と 同様にLANサーバーからの配信映像データを携帯情報端末で観賞することがで きる。ビデオテープのアナログデータをデジタルデータに変換するアプリケーシ ョンをパソコンにインストールしておかなければならないが、デジタル化された 映像データはテレビ番組と同様にLANサーバーと携帯情報端末で対応すること ができる。もちろん対象が音である場合も、同様な方法で利用が可能である。
【0036】
【考案の効果】
携帯情報端末は携帯電話やPHSに比べてコンピュータとしての機能に優れて いる。また画面も携帯電話やPHSに比べて大きい。しかし通信を行う場合の問 題は、基地局の設置である。この点に関して、人が日常よく利用する場所に設置 すれば、問題は解決する。その候補の一つが鉄道の駅であり、もう一つはコンビ ニエンスストアである。とくにビジネスパーソンにとっては、これらの場所は日 常的に利用するものであるから、本考案の無線LANを有効に利用することがで きる設置場所といえる。WOR機能を使って、鉄道の改札口や駅構内で自動的に 携帯情報端末に映像データをダウンロードすることも可能であり、利用者に無理 のない利用方法が可能となる。
【0037】 本考案では録画予約と携帯情報端末への映像データ送信を同時に行うシステム であるために、効率的なデータ処理を可能にしている。携帯情報端末へのデータ 送信は、携帯情報端末の画面に合わせたデータの縮小を行っているために、送信 時間の短縮化ができ、無線LANエージェントサーバーでの映像データの保存管 理を効率的に行うことができる。
【0038】 利用者にとっては、家庭で観ることができないテレビ番組を好きなときに好き な場所で観ることができるという利点がある。とくにビジネスパーソンにとって 、朝の忙しい時間にニュースや外国語講座などのテレビ番組を通勤電車の中で観 られるという利点がある。しかも番組単位で携帯情報端末にダウンロードされる ために、いったんダウンロードしてしまえば、再度無線LANの設置場所に行く 必要もなく、ダウンロードした番組を繰り返し観ることもできる。
【0039】 一方、録画予約は基本的にハードディスクビデオレコーダに高画質(ただし予 約時のモード指定によって画質は異なる)の映像を、LANサーバーに送信する と同時に録画収録しているために、家に戻ってハードディスクビデオレコーダで 再生すれば、鮮明な映像でテレビ番組を楽しむこともできる。また録画予約は外 出先からでも行えるために、予め家で録画予約しておかなくても、観たい番組を 見逃すことがない。しかもデジタルデータであるために、何度観ても画質の劣化 は起こらない。それなりの機器の装備は必要となるが、録画したデジタルデータ をDVDに落として保存管理することも可能である。
【0040】 本考案はデジタル化されたデータならそのまま扱えるために、ラジオや有線放 送などにも応用範囲が広げられるというメリットがある。もちろん、パソコンや 携帯情報端末でのアプリケーションやそれなりの機器の準備は必要となるが、セ ンター(LANサーバー)側での対応はほとんど同じシステムで対応することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の携帯情報端末を用いた携帯情報端末無
線LANサービスシステムのシステムブロック図であ
る。
【図2】本考案の携帯情報端末を用いた携帯情報端末無
線LANサービスシステムで録画予約する場合の予約表
の一例を説明するための図である。
【図3】本考案の携帯情報端末を用いた携帯情報端末無
線LANサービスシステムでパソコンから無線LANエ
ージェントサーバーに映像データを送信する場合のデー
タ量の縮小を説明するためのパソコンディスプレイと携
帯情報端末ディスプレイの画面図である。
【符号の説明】
1 自宅(利用者宅) 110 パソコン(PC) 120 ディスプレイ 130 テレビチューナ(TVチューナ) 140 ハードディスクビデオレコーダ(HDVR) 150 携帯情報端末(PDA) 2 配信データ管理センター 210 無線LANエージェントサーバー(LANサ
ーバー) 221 利用者管理データベース 222 配信データ管理データベース 3 無線LAN据付施設 310 無線LAN用のアンテナ 8 無線(電波) 9 インターネット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯情報端末を携帯する利用者が、携帯
    情報端末を探知する特定エリアを通過するときに、無線
    通信を介して無線LANエージェントサーバーから情報
    が送られる携帯情報端末において、 利用者が予め設定したテレビ番組の録画したデータを通
    信回線を介して前記無線LANエージェントサーバーに
    自動的に転送したデータを提供するための特定地点に、
    利用者の所有する携帯情報端末を検知するアンテナを設
    置しておき、前記携帯情報端末を所有する利用者が前記
    特定エリアを通過するときに、前記無線LANエージェ
    ントサーバーより無線で前記テレビ番組の録画したデー
    タを受信する手段、を備えたことを特徴とする携帯情報
    端末。
  2. 【請求項2】 携帯情報端末を携帯する利用者が、携帯
    情報端末を探知する特定エリアを通過するときに、無線
    通信を介して無線LANエージェントサーバーから情報
    が送られる携帯情報端末において、 利用者が予め設定したテレビ番組の録画したデータを通
    信回線を介して前記無線LANエージェントサーバーに
    自動的に転送したデータを提供するための特定地点に、
    利用者の所有する携帯情報端末を検知するアンテナを設
    置しておき、前記携帯情報端末を所有する利用者が前記
    特定エリアに入ったときに、前記無線LANエージェン
    トサーバーより無線で前記テレビ番組の録画したデータ
    をストリーム受信する手段、を備えたことを特徴とする
    携帯情報端末。
  3. 【請求項3】 前記無線LANエージェントサーバーが
    個人毎の配信管理手段を備えていることを特徴とする請
    求項1または2記載の携帯情報端末。
  4. 【請求項4】 前記データ転送が前記携帯情報端末に適
    合した形式に情報を減縮させて行われることを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の携帯情報端末。
  5. 【請求項5】 前記携帯情報端末が携帯電話であること
    を特徴とする請求項1乃至4記載の携帯情報端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325229A (ja) * 2003-06-26 2006-11-30 Sony Corp 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2006325230A (ja) * 2003-06-26 2006-11-30 Sony Corp 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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