JP3091660U - マイナスイオン発生器付きエアータオル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の手を乾かす機能に加え、トイレ等の空
気中の臭い成分，雑菌等を分解し消臭する機能を具備す
るとともに、健康維持に効果のあるマイナスイオンを適
時手軽に摂取できるようにし、エアータオルの付加価値
を増大させる。 【解決手段】 キャビネット３の下辺奥部に殺菌灯１２
が設けられ、該キャビネット内に送風機６と電熱ヒータ
８と赤外線センサ１１が設けられ、該キャビネットの下
辺前部に開口した吹出口９に手を近づけることにより、
温風が吹き出すようにした壁面取付型のエアータオルで
あって、キャビネット内の送風機の近くにマイナスイオ
ン発生器１８を内蔵し、温風とともに吹出口からマイナ
スイオンが吹き出すようにした。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は公共のトイレ等に設置されるマイナスイオン発生器付きエアータオル に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 エアータオルは、周知のように、殺菌灯と送風機と電熱ヒータと赤外線センサ が内蔵され、吹出口に手を近づけることにより、該赤外線センサが感知して殺菌 灯が点灯するとともに送風機およびヒータが作動し、温風が吹き出すように構成 したもので、従来から飲食店，病院，ホテル，オフイスビル，デパート等の公共 のトイレの壁面に取り付けて使用されている。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 ところで、従来のエアータオルは、手を乾かし殺菌する機能を持つものもので あったが、本発明はこのような機能にとどまらず、使用時にマイナスイオンが放 出され消臭機能を有するようにすることで、さらなる付加価値を備えたマイナス イオン発生器付きエアータオルを提供するものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 そのために本考案は、キャビネットの下辺奥部に殺菌灯が設けられ、該キャビ ネット内に送風機と電熱ヒータと赤外線センサが設けられ、該キャビネットの下 辺前部に開口した吹出口に手を近づけることにより、温風が吹き出すようにした 壁面取付型のエアータオルであって、キャビネット内の送風機の近くにマイナス イオン発生器を内蔵し、温風とともに吹出口からマイナスイオンが吹き出すよう に構成したことを特徴とする。 【０００５】 【考案の実施の形態】 次に本考案の実施の形態を図面に従い説明する。図１はこのエアータオルの外 観斜視図、図２はその部分断面正面図、図３は縦断面図、図４はその前面カバー １を外した状態の斜視図である。このエアータオルは壁面に取り付けられる長方 形状のケーシング２に前面カバー１をビス止めすることによりキャビネット３が 形成され、該キャビネット内にモータ４により回転するシロッコ型のファン５を 備えた送風機６がビス１０により固着され、該送風機の下向きに設けられた吹出 筒７内に電熱ヒータ８が設けられる。そして、該吹出筒７は前記カバー１の下辺 前部に開口した吹出口９に対峙している。なお、１１はキャビネット３内に開口 する該送風機の吸気口である。また、１２は吹出筒７上に固着され吹出口８の内 側に対峙するように設けられた赤外線センサである。１３はキャビネット３の下 辺奥部に相当するケーシング２の下辺部に設けられた紫外線殺菌灯である。 【０００６】 また、１４はキャビネット３内に設けられたモータ４の電源周波数切換スイッ チ、１５は該切換スイッチの切換に関連しモータ４の回転数を初期設定するため の切換スイッチである。 また、１６はケーシング２の外側面に設けられた電源スイッチ、１７はモータ ４の回転数を無段階に微調整する摘子である。 【０００７】 しかして、１８はキャビネット３内の送風機６の近くに設けられたマイナスイ オン発生器で、該マイナスイオン発生器は電源部１９により数千ボルトの高圧直 流電源を印加することによりコロナ放電が起きマイナスイオンを発生する。 【０００８】 このエアータオルは、利用者が吹出口８に手を近づけることで、赤外線センサ １１がそれを感知して電熱ヒータ８，モータ４，殺菌灯１２，マイナスイオン発 生器１８を作動させる。このため、吹出口８から吹き出す温風により手を乾かす ことができ、殺菌灯１２から放射される紫外線によって手に付いた雑菌が殺菌で きるとともに、マイナスイオン発生器１８で発生したマイナスイオンがキャビネ ット３内にて送風機６の吸気口１１から吸引され温風とともに吹出口８から吹き 出すので、トイレ，洗面所等の室内にマイナスイオンは放出され、空気中の臭い 成分を分解する消臭効果、および空気中を浮遊する雑菌，カビ菌等を消去する効 果がある。また、手をかざすだけで健康によいマイナスイオンを浴びることがで き、温風による急激な乾燥と殺菌灯の紫外線照射から来る手肌の損傷がそのマイ ナスイオンによって緩和されることから肌荒れも予防される。 【０００９】 【考案の効果】 このように本考案は、キャビネットの下辺奥部に殺菌灯が設けられ、該キャビ ネット内に送風機と電熱ヒータと赤外線センサが設けられ、該キャビネットの下 辺前部に開口した吹出口に手を近づけることにより、温風が吹き出すようにした 壁面取付型のエアータオルであって、キャビネット内の送風機の近くにマイナス イオン発生器を内蔵し、温風とともに吹出口からマイナスイオンが吹き出すよう に構成したので、従来の手を乾かす機能に加えてトイレ等の空気中の臭い成分， 雑菌等を分解し消臭する機能を具備し、健康維持にも効果があるなど、エアータ オルの付加価値を増大させる有益な効果がある。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の実施形態を示したマイナスイオン発生
器付きエアータオルの斜視図。 【図２】図１のエアータオルの部分断面正面図。 【図３】図１のエアータオルの縦断面図。 【図４】図１のエアータオルの前面カバーを外した状態
の斜視図。 【符号の説明】 １ 前面カバー ３ キャビネット ６ 送風機 ８ 電熱ヒータ ９ 吹出口 １１ 赤外線センサ １２ 紫外線殺菌灯 １８ マイナスイオン発生器

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 キャビネットの下辺奥部に殺菌灯が設け
   られ、該キャビネット内に送風機と電熱ヒータと赤外線
   センサが設けられ、該キャビネットの下辺前部に開口し
   た吹出口に手を近づけることにより、温風が吹き出すよ
   うにした壁面取付型のエアータオルであって、キャビネ
   ット内の送風機の近くにマイナスイオン発生器を内蔵
   し、温風とともに吹出口からマイナスイオンが吹き出す
   ように構成したことを特徴とするエアータオル。