JP3090897U - 健康装身具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】嵩張ってしまい、携行に不便であり、また、貼
着テープ等の止着手段を用いないと身体に固定できず、
装飾具としての装飾性にも乏しい。 【解決する手段】ベルト状の経路刺激体１と該経路刺激
体１を被装するチューブ状の外装部材２とを備える。経
路刺激体１は、銅、銀等の金属材で線状若しくは帯状等
に成形したものを使用するものであり、特に銅線と銀線
とを縒り合わせたものを用いるのが良い。外装部材２
は、例えば、経路刺激体の表面を被装すべくシリコンで
成形された軟性チューブを使用する。これにより、手首
や足首に巻いて両遊端側を捻るだけで簡単に携行できる
他、時間の経過と共に、経路刺激体１を構成する銅線と
銀線のイオン（電子特性）が皮膚の経穴経路の外輪に刺
激を与えるため、経路部位を通じて自律神経細胞や末梢
神経細胞の異常電位を正常に調整し、血液の活性化及び
循環を良好になし自然治癒力をも高めることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は主として肩凝りに効き目のある健康装身具の改良に関し、更に詳しく は、手首や足首に手軽に装着できて、自律神経、末梢神経の調整、刺激を図り、 肩凝りや痛みを軽減、治癒することができる有用な健康装身具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に、人間の生存活動は、生理医学的に診ると、体内の神経細胞による情 報伝達により行われており、その伝達の仕組みは電気信号によってなされている 。従って、その伝達の過程において異常が起きた時には種々の病気が発生し、更 には体内に何か異常が起きた時は異常な信号が伝達されることが電子細胞医学に おいても知られており、常套法として人体の皮膚の経穴経路、痛み等の部位に、 シリコン等の半導体や皮膚当接電極体（以下、単に健康装身具という）を当接し て、自律神経等の調整を図ることが行われている。

【０００３】 従来、斯かる健康装身具としては、例えば、特開昭５４−１５８０８８号に開 示のものが従来例として周知である。この従来の健康装身具は、電気治療機器か ら発せられる電流を人体に対して通電させる皮膚当接電極体を備えており、該皮 膚当接電極体に半導体を介して前記電流を人体に対して通電させるように構成さ れている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来の健康装身具にあっては、皮膚当接電極体及び半 導体が、ケース状（箱状）の外装体に収納されるタイプであるため、嵩張ってし まい、携行に不便であり、また、貼着テープ等の止着手段を使用しないと身体に 固定できないといった問題があり、装飾具としての装飾性にも乏しいといった欠 点を有するものである。

【０００５】 本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、嵩張ることがなく、また、貼 着テープ等の止着手段を介することなく、簡単かつ気軽に手首や足首に装着でき ると共に、自律神経、末梢神経の調整、刺激を図り、肩凝りや痛みを軽減、治癒 することができる他、装飾具としても兼用できるデザイン効果に優れた有用な健 康装身具を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、身体の足首や手首等の必要部位に着脱自在に装着されるバンド状の 経路刺激体を備えてなる健康装身具に存する。

【０００７】 また、延いては、身体の足首や手首等の必要部位に巻き止めされるバンド状の 経路刺激体と、該経路刺激体の少なくとも表面を被装する外装部材とを備えてな るのが良い。

【０００８】 更に、本考案は、シリコン若しくは軟性の合成樹脂材で成形してなる中空状の 外装部材内に、銅線と銀線とで紐、帯状に縒り合わせた経路刺激体若しくは網状 に編成された経路刺激体を挿着してなる健康装身具に存する。

【０００９】 このように構成される本考案の健康装身具は、身体の足首や手首等の必要部位 に着脱自在に装着されるバンド状の経路刺激体を備えたこと、延いては、該経路 刺激体の少なくとも表面を被装する外装部材を備えてなることによって、手首や 足首に軽く巻き止めるだけで、皮膚の経穴経路の外輪に刺激を与えると共に、経 路部位を通じて自律神経細胞や末梢神経細胞の異常電位を正常に調整し、血液が 活性化されてその循環をも良好になし得ることとなる。

【０００１０】 また、シリコン若しくは軟性の合成樹脂材で成形してなる中空状の外装部材内 に、銅線と銀線とで紐、帯状に縒り合わせた経路刺激体若しくは網状に編成され た経路刺激体を挿着してなることによって、丈夫で、かつ、止着手段を用いるこ となく変幻自在に手首や足首に巻き止めし得ると共に、手首や足首に巻き止めた 際に、締付感がなく身体に優しくフィットし得ることとなる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Ａは、本考案 に係る健康装身具であり、この健康装身具Ａは、バンド状の経路刺激体１と、該 経路刺激体１を被装するチューブ状の外装部材２と、該外装部材２の両端に装着 された装飾部材３とを備えている。

【００１２】 経路刺激体１は、足首や手首に巻き止めし易いように、銅、銀、金、錫等の金 属材若しくはセラミック、マグネット、鉱物又はこれらの全て又は何れかを選択 又は組み合わせてベルト状に成形したものを使用するものであるが、特には、図 ３に示すように、銅線１ａと銀線１ｂとを互いに縒り合わせたもの（又は螺旋状 に巻回したもの）を用いるのが良い。

【００１３】 尚、本明細書において「バンド状」とは、線状、紐状、帯状のみならず、細長 く網状、管状、板状等に成形されたものを総称するものであり、足首や手首に着 脱自在に装着できる全ての形状、形態を包摂するものである。

【００１４】 一方、外装部材２は、例えば、経路刺激体１の表面を被装すべく形成されたシ リコン、ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、不織布、紙材等の軟性材からな り、好ましくはシリコンで成形された軟性チューブを使用するのが良い。

【００１５】 装飾部材３は、例えば、水晶、真珠、トルマリン、磁性体、ガラス、合成樹脂 材等の適宜素材にて球体（玉）に成形してなり、経路刺激体１の両端に取り付け ることにより外装部材３の抜け止めをしている。

【００１６】 このように構成される本考案の健康装身具Ａは、手首や足首に巻いて両遊端側 を捻るだけで簡単に装着できると共に、時間の経過と共に、経路刺激体１を構成 する銅線１ａと銀線１ｂのイオン（電子特性）が皮膚の経穴経路の外輪に刺激を 与えるため、経路部位を通じて自律神経細胞や末梢神経細胞の異常電位を正常に 調整し、血液の活性化及び循環を良好になし、自然治癒力をも高めることができ る。

【００１７】 特に、図４に示すように、手首に「輪」を作るように軽く巻き止めるだけで、 心臓、心包、肺、大腸、三隹、小腸等に刺激を与え、機能回復に役立つと共に、 痛みや肩凝りなどが解消する。

【００１８】 また、図５に示すように、足首に同様に巻き止めるだけで、腎臓、脾臓、肝臓 、胃、胆嚢、膀胱等に刺激を与え、機能回復に役立つと共に、手首同様に、痛み や肩凝りなども解消する。

【００１９】 而して、痛みの伝達システムは、人体に痛みが発生する際、痛みの活動電位が 生じ、それが痛みのインプルスとして痛みの中枢神経へと伝達されることが解明 されているが、本考案の健康装身具Ａを装着することにより、痛みが軽減、治癒 するのは、その異常な電気信号や伝達が、銀、銅の原子から放出される金属イオ ン（銀イオン、銅イオン）の電子特性が皮膚から体内に導入されて神経細胞の異 常電位を正常に調整するからだと推測される。

【００２０】 また、肩凝りは、末梢神経の刺激により乳酸が発生し、筋肉が緊張を起こすこ とに起因して血液の循環が悪くなることが原因といわれているが、本考案の健康 装身具Ａを装着することにより、電気刺激（銀イオン、銅イオンの電子特性）に より末梢神経に刺激を与え、乳酸が分解されると共に、血液の活性化及び循環を 良好になすことにより、肩凝りを解消できるのである。

【００２１】 因に、装着時間としては、個人差はあるものの、手首では、約１０〜１５分程 、足首では１５〜２０分程度が好ましい。尚、神経反射は各自違うため、ユーザ ーが自分で使用時間を調整することが大事であり、統計的には週２回程度の使用 でも良好な効果が得られる。

【００２２】 尚、本考案はこれら実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自 由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。 例えば、本実施例では、経路刺激体１及び外装部材２を線状に形成しているが、 これに限定されることなく、もっと幅を持たせて帯状に形成したり、時計バンド 的に使用たり或いはキャラクターの象形（デザイン）に模して成形しても良いも のである。

【００２３】 また、装飾部材３は、本考案にとって必須構成要件ではないが、本実施例で示 した球体（色、形、大きさ等）に限定されることなく、外装部材２等と同様、Ｔ ＰＯ等に合わせて様々な形態に成形されることはいうまでもない。

【００２４】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成され、身体の足首や手首等の必要部位に着脱自在に 装着されるバンド状の経路刺激体を備えたこと、延いては、該経路刺激体の少な くとも表面を被装する外装部材を備えることによって、手首や足首に軽く巻き止 めるだけで（嵩張ることなく）簡単に携行できると共に、皮膚の経穴経路の外輪 に刺激を与え、経路部位を通じて自律神経細胞や末梢神経細胞の異常電位を正常 に調整できるため、血液の活性化及び循環が良好になり、肩凝りがほぐれるなど の優れた効果を奏するものである。

【００２５】 また、シリコン若しくは軟性の合成樹脂材で成形してなる中空状の外装部材内 に、銅線と銀線とで紐、帯状に縒り合わせた経路刺激体若しくは網状に編成され た経路刺激体を挿着してなることによって、丈夫で、かつ、止着手段を使用する ことなく誰にでも簡単に変幻自在に手首や足首に巻き止めることができると共に 、手首や足首に巻き止めた際に、締付感がなく身体に優しくフィットできるとい った効果を奏するものである。

【００２６】 このように本考案の健康装身具は、嵩張ることなく、簡単かつ気軽に手首や足 首に装着できるため、携行に便利であり、また、自律神経、末梢神経の調整、刺 激を図り、肩凝りや痛みを軽減、治癒することができる他、デザイン効果にも優 れた有用な健康装身具を提供できるものであり、また、構成が単純であるため大 量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できるなど、本考案を実施 することはその実益的価値が甚だ大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る健康装身具を示す斜視図である。

【図２】同健康装身具を示す正面図である。

【図３】同健康装身具の組立分解図である。

【図４】同健康装身具を手首に装着した状態を示す説明
図である。

【図５】同健康装身具を足首に装着した状態を示す説明
図である。

【符号の説明】

１ 経路刺激体 １ａ 銅線 １ｂ 銀線 ２ 外装部材 ３ 装飾部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】身体の足首や手首等の必要部位に着脱自在
   に装着される線状、紐状若しくは帯状（以下、単にバン
   ド状という）の経路刺激体を備えてなることを特徴とす
   る健康装身具。
2. 【請求項２】身体の足首や手首等の必要部位に巻き止め
   されるバンド状の経路刺激体と、該経路刺激体の少なく
   とも表面を被装する外装部材とを備えてなることを特徴
   とする請求項１に記載の健康装身具。
3. 【請求項３】シリコン若しくは軟性の合成樹脂材で成形
   してなる中空状の外装部材内に、銅線と銀線とで紐、帯
   状に縒り合わせた経路刺激体若しくは網状に編成された
   経路刺激体を挿着してなることを特徴とする健康装身
   具。