JP3090192U - カレンダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】カレンダー上に記入した前月分の予定や行事を
写し替えないで使用できるカレンダー。 【解決手段】３ヶ月分掲示したカレンダーであって、各
月間に折り線を設け、月が過ぎたときに３ヶ月目のカレ
ンダーを表面の上段に残して繰り上げ表面に残すため、
前月に記入した予定や行事を写し替える手間が省け、便
利に使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は当月や翌月の日毎に記入した予定は勿論のこと前月分の記入した行為 まで一目で見られるカレンダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来一般に使用されているカレンダーは日めくり式のもの、１月毎に１枚で示 されているもの、或は２ヶ月毎に１枚に示されているもの、更には１年分１２ヶ 月を１枚で表わしたもの等様々のカレンダーが使用されている。

【０００３】 しかし、この中で１年分１２ヶ月を１枚で表わしたカレンダーを除いてすべて のカレンダーは、その月が終れば破いて破棄し、次の月、或は日を掲示するもの が普通である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

一般にカレンダーには先の予定などを記入して忘れないようにすることが常で ありこのため少しの余白を設けてあるカレンダーが便利に使用されて人気がある 。

【０００５】 しかし、前記したようにカレンダーは月或は日が終れば破いて破棄するもので あるから前月に何があったかという過去の行事や行為については思い出せないこ とが多い。このため日を置いて繰返して行事や行為があり、これを予定としてカ レンダーに記入する場合には破棄する前に、この前月に記入した事項を写し換え なければならず、手間がかかり、また忘れて破棄してしまい不便を感じることが しばしばある。

【０００６】 また前記のように１年分１２ヶ月を１枚で表わしたカレンダーは大形の紙面を 使用しているが、それでも１２ヶ月表示されているため予定事項など記入する余 白はなく、このような目的に利用するには不向であった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

考案者はこのような点に鑑み種々試作研究を重ねた結果、本考案のカレンダー に到達したものであって、本考案のカレンダーＡは図示されているように細長い １枚の用紙に１月から翌年の１月までの１３ヶ月のカレンダーを記載し、これを 月毎に折り重ねて置き、台紙（１０）上に３ヶ月分のカレンダーＡを掲示し、日 が過ぎたときには、３ヶ月目のカレンダーを掲示面に残して折り目Ｈ−１を利用 して次頁の最上段に繰り上げて掲示するものである。

【０００８】 したがって、本考案のカレンダーＡによるときは常に前月のカレンダーが掲示 面の最上段に残るため、月が換っても前月の記入した事項や予定を写し換える必 要がなく手間が省けるばかりか、月が過ぎたカレンダーを破棄して後悔すること がない。

【０００９】

【考案の実施の形態】

添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図１は本考案のカレンダー Ａの３ヶ月分のカレンダーを掲示した平面図であり、図２は図１のＸ−Ｘ断面図 を示している。図３は図１のカレンダーを終って下段の３ヶ月目のカレンダーを 折り目Ｈ−１を利用して繰り上げたときのカレンダーＡ−１の平面図を示すもの である。また図４は図３のＹ−Ｙ断面図である。図３，図４において矢印Ｄは、 折り目Ｈ−１を利用して繰り上げる操作線を示している。図５は台紙（１０）の 裏面の平面図であり、裏面から見たフック（８）の位置を示している。

【００１０】

【実施例】

図面により本考案のカレンダーＡの形状及びその使用操作を説明すると、図１ において、図は年初めのカレンダーＡの平面図であって、（１）は１月のカレン ダー、（２）は２月のカレンダー、（３）は３月のカレンダーをそれぞれ示して いる。（７）は月毎のカレンダーの上辺、下辺に設けた穴であって、台紙（１０ ）に設けたカレンダー懸架用のフック（８）に挿通することによってカレンダー を懸架して掲示している。

【００１１】 図中のＨ，Ｈ−１は月毎のカレンダー（１），（２），（３）……間の折り目 を示すものであって、この折り目を利用して本考案の月毎のカレンダーは折り重 ねられて、台紙（１０）の下方にフック（８）によって蓄積されている。

【００１２】 そして、この月毎のカレンダーは１月分（１）から、２月分（２），３月分（ ３）と続き図示していないが翌年１月分まで１３枚が折り目Ｈ，Ｈ−１によって 折り重ねられている。

【００１３】 この上記の状態は図２によって説明する。図２は図１のＸ−Ｘ断面図であって 、図示されているように台紙（１０）上の下方にカレンダー懸架用のフック（８ ）により懸架蓄積されている。そして１月のカレンダーを台紙（１０）上方のフ ック（８）に懸架することによって、図示するように１月から３月までの３ヶ月 分が台紙（１０）上に掲示されている。

【００１４】 したがって本考案のカレンダーＡは、同じ大きさの月毎のカレンダーが３月分 掲示されている。このため予定などの記載面が大きく本考案のカレンダーＡにあ っては、例えば１月の使用にあっては２ヶ月先までの予定や覚書等をカレンダー 上に記入することができる。

【００１５】 図３，図４により本考案のカレンダーＡの使用を説明する。図においてＡ−１ は次頁をめくり上げたカレンダーを示すもので、図１において過月したカレンダ ーの２月分と３月分の間の折り目Ｈ−１を持ち上げ、１月分と２月分との間の折 り目Ｈを内側に折り込んで、それぞれの穴（７）を利用して上方のフックに懸け る。

【００１６】 これによって次頁のカレンダーは図３に示すように上方から３月、４月、５月 の３ヶ月分の掲示となる。図中に示すＤは繰り上げ動作を示す。また図４は図３ の側面図を示すものである。

【００１７】 図６により本考案のカレンダーの具体的な使用例を示すと、図６の図はカレ ンダーのスタートの掲示で１，２，３月が掛っていて２月あるいは３月が終了し ましたら折り線Ｈ−１を利用して３，４，５月の順で折り込んで上方のフック（ ８）に懸ける。

【００１８】 したがって本考案のカレンダーＡは常に奇数月が上部に来るようになる。そし てこの操作を繰り返すことによってカレンダーの最終頁は、上から１１月、１２ 月、翌年の１月分が掲示されるようになる。

【００１９】 なお図５はカレンダー台紙（１０）の裏面図であって上下のフック（８）の位 置を示している。

【００２０】

【考案の効果】

上述のように本考案のカレンダーＡは、３ヶ月分のカレンダーを掲示しておき 、日が過ぎたときに、３ヶ月目のカレンダーを表面の上段に残して繰上げるため 、カレンダー上に書込んだ前月の記載が一目で知ることができ、月が換っても前 月の記入した事項や予定を写し換える手間が省けると共に、月が過ぎたカレンダ ーを破棄することがなくなるという、従来のカレンダーに比較して何かと使用上 の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】初めに使用したときのカレンダーＡの平面図

【図２】図１のＸ−Ｘ断面図

【図３】月が終ってカレンダーを繰上げたときのカレン
ダーＡ−１の平面図

【図４】図３のＹ−Ｙ断面図

【図５】台紙の裏面の平面図

【符号の説明】

（１）…初めの月のカレンダー （２）…次の月のカレンダー （３）…３ヶ月目のカレンダー （７）…フック（８）に懸架する穴 （８）…台紙に設けたフック （１０）…台紙 Ｈ，Ｈ−１…カレンダー間の折り目

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年７月１日（２００２．７．１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】初めに使用したときのカレンダーＡの平面図

【図２】図１のＸ−Ｘ断面図

【図３】月が終ってカレンダーを繰上げたときのカレン
ダーＡ−１の平面図

【図４】図３のＹ−Ｙ断面図

【図５】台紙の裏面の平面図

【図６】実施例図 図は通常の状態 図は月が移行するとき

【符号の説明】 （１）…初めの月のカレンダー （２）…次の月のカレンダー （３）…３ヶ月目のカレンダー （７）…フック（８）に懸架する穴 （８）…台紙に設けたフック （１０）…台紙 Ｈ，Ｈ−１…カレンダー間の折り目

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】イ．縦長の台紙（１０）の長手方向上端の
   左右及び台紙（１０）の中間位置の左右にカレンダー懸
   架用のフック（８−１），（８−２）を設けること。 ロ．台紙（１０）の下方にフック（８−２）を利用して
   １月から翌年１月までの月毎の１３枚カレンダーを折り
   目を利用して折り重ねて蓄積すること。 ハ．月毎のカレンダーの上端左右及び下端の左右に懸架
   用の穴（７−１），（７−２）を設けること。 ニ．前記蓄積したカレンダーの上から３ヶ月分を台紙
   （１０）上部のフック（８−１）にカレンダー上端の穴
   （７−１）或は（７−２）を利用して掲示すること。 上記イ〜ニの構成を具備したことを特徴とした折り線Ｈ
   −１を利用して破らずにめくり送るカレンダー。