JP3090039U - 粉塵回収装置 - Google Patents

粉塵回収装置

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JP3090039U JP2002002834U JP2002002834U JP3090039U JP 3090039 U JP3090039 U JP 3090039U JP 2002002834 U JP2002002834 U JP 2002002834U JP 2002002834 U JP2002002834 U JP 2002002834U JP 3090039 U JP3090039 U JP 3090039U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 粉塵回収装置の提供。 【解決手段】 吸出しファン11で気流を吸い込み粉塵
Dを遠心筒21中に吸入し、気流に遠心筒中で強大な渦
作用を発生させ気流中に混入した粉塵を渦の発生する遠
心力により放り出し、並びに渦と分離して気流中より析
出し、析出した粉塵を遠心筒筒壁に沿って集塵槽215
中に落とし、該気流は直接遠心筒内壁に沿って斜めに遠
心筒中に進入し、気流を遠心筒内壁に沿って回転させ渦
作用を発生させ、先行して大部分の粉塵を析出した後に
後続の渦発生器22中に進入し、渦作用時間を延長し、
気流中の比較的軽い粉塵を析出除去し、気体を浄化する
目的効果を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の粉塵回収装置に係り、特に空気中に混入した細微な粉塵を有効 に析出収集する粉塵回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
木工加工場或いはその他の切削、研磨加工場にあっては、加工する材料が器械 加工過程で大量の削屑及び粉塵を発生し、その削屑と粉塵は体積が細小であり気 流により全体の作業場所に飛散しやすく、このため作業場所にいる人が粉塵を吸 入して調子が悪くなったり、長期にわたると人体に対して極度の傷害を形成しう る。
【0003】 作業場所内の空気中に飛散した削屑を減少するために、一般にはいわゆる吸塵 装置が設置されて発生する削屑を吸入し、作業場所の空気を浄化するが、周知の 吸塵装置は粗いフィルタネットで濾過する方式で直接気体中の削屑を吸入してフ ィルタで削屑を隔離し一つの容器内にため込むため、回収する削屑が比較的細小 である時は、有効にフィルタネットで削屑を捕らえることができず、再度空気中 に放出してしまう。一般に粉塵を回収する集塵器は有効に比較的細かい粉塵を収 集する目的を達成するため、不織布フィルタ或いは集塵バッグが増設され、体積 が比較的小さい粉塵をキャッチできる。しかし、フィルタネット或いは集塵バッ グは集塵器の風圧を損ない且つフィルタネットが詰まりやすく、常時交換が必要 であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は一種の粉塵回収装置を提供することを課題とし、それは吸出しファン により気体を遠心筒中に吸入し、並びに気体に遠心筒中で強大な渦作用を発生さ せ、気体中に混入した粉塵を渦の発生する遠心力により放り出し、並びに遠心筒 の筒壁に沿って集塵槽中に落ちるようにし、これにより粉塵を回収し並びに気体 を浄化する機能を達成するものとする。
【0005】 本考案はまた一種の粉塵回収装置を提供することを課題とし、それは気流を直 接遠心筒内壁に沿って斜めに遠心筒中に吸い込む方式を採用することにより、気 流を遠心筒の内壁に沿って回転させて渦作用を発生させ、先行して質量の比較的 重い粉塵を放り出し、その気流をさらに吸出しファンの吸出し作用により上昇さ せて遠心筒中段の渦発生器に進入させ、渦発生器の羽根の案内により、気流に続 けて渦を発生させ、渦作用時間を延長して比較的軽い粉塵を析出除去するものと する。
【0006】 本考案はさらに一種の粉塵回収装置を提供することを課題とし、それは複数の 遠心筒を連接延伸配置し、渦作用時間を延長し、有効に細微な粉塵を回収し大幅 に粉塵回収効果を高めたものとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、粉塵回収装置において、少なくとも、 重力遠心ユニットとされ、直立設置された遠心筒を具え、該遠心筒の内部に渦 発生器が設けられ、遠心筒の下方に集塵槽が組み合わされた、上記重力遠心ユニ ットと、 吸出しユニットとされ、吸出しファンが遠心筒後段に設けられ、粉塵を吸い込 む気流を発生し、該吸出しファンと遠心筒の間が導風管で連接され、並びに吸出 し管により粉塵発生部分に通じ、該吸出し管が遠心筒中に連接された、上記吸出 しユニットと、 を具え、粉塵が気流により遠心筒中に吸い込まれる時、渦発生器の発生する渦 作用により、気流中に混入した粉塵が渦の発生する遠心力により放り出され並び に筒壁に沿って集塵槽中に落ち、粉塵回収と空気浄化を達成することを特徴とす る、粉塵回収装置としている。 請求項2の考案は、請求項1に記載の粉塵回収装置において、重力遠心ユニッ トにあって若干の遠心筒が連続配置され、これにより重力遠心ユニットの気流に 対して発生する渦作用の時間を延長し、粉塵析出の効果を高めたことを特徴とす る、粉塵回収装置としている。 請求項3の考案は、請求項1に記載の粉塵回収装置において、渦発生器が遠心 筒の中段位置に設けられ、吸出しファンの吸出し管が渦発生器の下部に連接され 、且つ吸出し管の遠心筒に進入する管口部分に適当な傾斜度を有する斜切口が設 けられ、気流を案内して遠心筒内壁に沿って斜めに遠心筒中に吸い込み、遠心筒 内壁に沿って回転させ渦作用を発生させ、該遠心筒がその筒体の傍らに主バイパ ス管と副バイパス管を具え、主バイパス管が吸出し管の遠心筒に進入するセクシ ョンの上部及び集塵槽間に接続され、副バイパス管が遠心筒の渦発生器の上部及 び集塵槽の間に接続され、気流が渦作用により遠心筒内で回転する時、比較的大 きな粉塵が渦と離脱して気流中より析出され並びに遠心筒底端の集塵槽中に落ち 、その気流が上昇する時、未析出の粉塵が主、副バイパス管を経由して集塵槽中 に落ち、粉塵の回収効果を高めたことを特徴とする、粉塵回収装置としている。 請求項4の考案は、請求項3に記載の粉塵回収装置において、吸出し管及び渦 発生器の入気口部分にフィルタネットが設置され、且つ導風管の適当なセクショ ンに回風管が設置され、該回風管は導風管のバイパス構造を形成し、それは、導 風管の主管路の開閉を制御する第1回風ゲート、及び導風管のバイパス管路の開 閉を制御する第2回風ゲートを具え、全体装置が正常に運転している時、第1回 風ゲートは開いた状態とされ、第2回風ゲートは閉じた状態とされ、吸出しファ ンにより気流を吸出し管より遠心筒中に吸入でき、第2回風ゲートが開き並びに 第1回風ゲートが閉じる時、回風管前段の遠心筒が吸出しファンの吸い出し作用 を受けず、渦発生器の気流入口部分のフィルタネット上の異物が自然に集塵槽中 に落下することを特徴とする、粉塵回収装置としている。 請求項5の考案は、請求項3に記載の粉塵回収装置において、主バイパス管と 副バイパス管の管路が接続され、その接続部分に排さゲートが設けられ、排さゲ ートの上方セクションに透視セクションが設けられ、全体装置が正常に運転して いる時、排さゲートは閉じられ、気流の干渉の発生を防止し、並びに透視セクシ ョンにより排さゲート上の粉塵蓄積状態を観察でき、これにより相当量の粉塵が 排さゲートに溜まった時に、排さゲートを開いて集塵槽中に粉塵を落とすことが できることを特徴とする、粉塵回収装置としている。 請求項6の考案は、請求項1に記載の粉塵回収装置において、吸出しファンが 吸出し管の遠心筒に進入する前段部分に設置され、その強大な吸い込み力により 粉塵を直接重力遠心ユニットの遠心筒中に吸い込み、強大な気流が遠心筒内で発 生する遠心作用により粉塵を析出し、並びに遠心筒下方の集塵槽内に落とし、該 遠心筒の上方の導風管後段が直接水浴装置に連接され、排出された気流が水浴装 置で処理されて気流中の細微分子が析出され、空気浄化と構造の簡易化を達成す ることを特徴とする、粉塵回収装置としている。 請求項7の考案は、請求項1に記載の粉塵回収装置において、吸出しファンの 気流排出用の排風管の後段に水浴装置が設けられ、該水浴装置が適当な水位高度 の水浴槽を主体とし、水浴槽の一側に別に入水制御セットが設けられ、水浴槽内 に収容室が設けられ、該収容室に上述の排風管の出風口が挿入され、排風管の出 風口部分に集流蓋が設けられ、集流蓋に水位孔が設けられ、水浴槽の底部に外向 きに出水管及び洩水管が連接され、出水管に出水流量を制御するスイッチが設け られ、水浴槽内の出水管及び洩水管は集流蓋の下方に設けられ、そのうち、出水 管の高さは基本水位と略等高とされ、洩水管の高さは集流蓋内縁の上端に接近し 、入水制御セットが入水管と水位制御室を具え、入水管は電磁弁及びボールバル ブを介して水浴槽下方に連接され、これにより入水及び入水量が制御され、並び に水浴槽内がある基本水位に維持され、該入水管は別に水位制御室と連接され、 水位制御室内にフロートが設けられ、その底部が連通管により水浴槽底部に導通 することを特徴とする、粉塵回収装置としている。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の全体装置の構造組成は図1に示されるようであり、基本的には、吸出 しユニット1と重力遠心ユニット2を具え、該吸出しユニット1は吸出しファン 11により粉塵を吸い込む気流を発生し、並びに吸出し管13により粉塵発生部 分に通じ、吸い込んだ粉塵を気流に付帯して重力遠心ユニット2に設置された遠 心筒21中に吸い込み、気流に遠心筒21内で遠心作用を発生させて粉塵を析出 し、遠心筒21の下方に集塵槽215が配置されて重力作用により落下する粉塵 を収集する。それは、気流を吸い込む吸出しファン11が遠心筒21の気流出口 後段部分に設けられ、吸い込んだ気流に対してまず遠心筒21で粉塵を析出除去 した後さらに吸出しファン11中に進入させ、吸出しファン11の羽根への粉塵 付着を防止し、常に吸出しファンの作業効率を維持できるようにする。該吸出し ファン11の排風管14後段に水浴装置3が設けられ、排出した気流が該水浴装 置3で処理され、気流中に混入した細微分子を析出し、空気浄化の効果を増加す る。
【0009】 図1、2を共に参照されたい。該重力遠心ユニット2は、遠心筒21内に渦発 生器22が設けられ、渦発生器22は遠心筒21内に設けられ並びに円筒状の構 造とされ、該渦発生器22の中心は気流の入口とされ、その周縁に若干の、一側 に傾いた羽根222が設けられ、気流の進入の対応面に気流を順調に周囲に導く 導風錐221が設けられている。気流が渦発生器22の中心に進入する時、気流 は羽根222の案内により遠心筒21内で強大な渦作用を発生し並びに遠心筒2 1の内壁に沿って回転し、吸出しファン11の吸い込みにより遠心筒21と連接 された導風管12より排出される。
【0010】 該渦発生器22は遠心筒21の中段位置に設けられ、吸出しファン11の吸出 し管13は遠心筒21の渦発生器22の下部に設置され、該吸出し管13は遠心 筒21に進入する管口部分に適当な傾斜度の斜切口131を有し、斜切口131 の案内作用により気流を直接遠心筒21内壁に沿って斜めに遠心筒21中に進入 させ気流を遠心筒21内壁に沿って回転させ渦作用を発生させ、これにより先行 して質量の比較的重い粉塵を放り出し、その気流はさらに吸出しファン11の吸 い込み作用により上向きに遠心筒21中段の渦発生器22中に進入し、渦発生器 22の羽根222の案内により続けて渦を発生し並びに渦作用時間を延長し、気 流中の比較的軽い粉塵を析出除去する。該気流のほとんどの粉塵が先行して析出 除去された後、気流がさらに渦発生器22に進入するため、羽根222に付着す る粉塵の量が減少し、渦発生効果を維持できる。当然、該吸出し管13の入口部 分及び渦発生器22の気流入口部分にはフィルタネット132、23を組み合わ せることができ、これにより異物の進入を防止して全体装置の正常作業を維持す ることができる。
【0011】 さらに、遠心筒21はその筒体の傍らに別に主バイパス管211及び副バイパ ス管212が設けられ、主バイパス管211は吸出し管13の遠心筒21に進入 するセクションの上部及び集塵槽215の間に接続され、副バイパス管212は 遠心筒21の渦発生器22の上方エリア及び集塵槽215の間に接続され、気流 が渦作用により遠心筒21内で回転する時、気流中に混入した粉塵Dが渦の発生 する遠心力により渦より離脱し気流中より析出され、その析出された粉塵Dは並 びに重力作用により遠心筒21の筒壁に沿って直接遠心筒21底端の集塵槽21 5中に落ち、上昇気流の未析出の粉塵Dは主バイパス管211或いは副バイパス 管212により集塵槽215中に落ち、こうして比較的軽い粉塵の回収効果を高 めている。特に、副バイパス管212と主バイパス管211の管路が相互に接続 され、並びに接続部分に排さゲート213が設けられ、並びに排さゲート213 の上方セクションに透視セクション214が設けられ、全体装置が正常に運転す る時、該排さゲート213は閉じられて気流の干渉を防止し、透視セクション2 14により排さゲート213の粉塵の蓄積状態を観察でき、排さゲート213上 の粉塵が集中して相当量になった時、全体装置の運転を停止し、排さゲート21 3を開いて粉塵を集塵槽215中に落とす。
【0012】 該粉塵回収装置は複数の遠心筒21を導風管12で連接し延伸配置でき、複数 の遠心筒21の配置により渦作用時間を延長し、これにより有効に細小な粉塵を 回収し、大幅に粉塵回収効果を高めることができる。それは導風管12の適当な セクションに回風管24を設け、回風管24は導風管12のバイパス構造を形成 し、それは導風管12の主管路の開閉を制御する第1回風ゲート241及び導風 管12のバイパス管路の開閉を制御する第2回風ゲート242を具え、全体装置 が正常に運転している時、第1回風ゲート241は開いた状態とされ、第2回風 ゲート242は閉じた状態とされ、吸出しファン11により気流を吸出し管13 より遠心筒21中に吸入できる。反対に、回風管24前段の遠心筒21に異物が あり吸出しファン11の吸い込みにより渦発生器22の気流入口部分のフィルタ ネット23に引っ掛かった時、第2回風ゲート242が開き並びに第1回風ゲー ト241が閉じ、これにより回風管24前段の遠心筒21が吸出しファン11の 作用を受けないようにし、フィルタネット23上の異物を自然に集塵槽215中 に落とし、その後、さらに回風管24の第1回風ゲート241を開き、第2回風 ゲート242を閉じて、全体の粉塵装置を正常な運転状態に回復させる。
【0013】 本考案の吸出しファン11が起動する時、その発生する風圧作用により気流が 吸出し管13より遠心筒21中に吸入され、気流は吸出し管13の斜切口131 の案内により遠心筒21中で強大な渦作用を発生し、このとき気流中の質量の比 較的重い粉塵は先行して放り出され並びに集塵槽215中に落ち、該気流は風圧 の作用により回転しながら上昇し、上昇の過程で一部の粉塵が主バイパス管21 1中に放り出され、さらに主バイパス管211より集塵槽215中に落ち、その 気流はさらに渦発生器22中に吸入され、続けて遠心筒21上部セクション中で 渦作用を発生し、続いて気流中に混入した粉塵が放り出され、該粉塵Dもまた気 流に伴い副バイパス管212中に溜まり、並びに適当な蓄積量となった気流、吸 出しファン11がオフとされ、排さゲート213を開いて副バイパス管212中 に溜まった粉塵が集塵槽215中に落とされる。遠心筒21が上向きに案内する 気流は導風管12を経由してもう一つの遠心筒21中に進入し、これにより再度 遠心筒21中の渦発生器22の発生する気流により、気流中の細小な粉塵が放り 出され並びに集塵槽215中に落ち、その気流が並びに導風管12を経由して吸 出しファン11に吸入され、吸出しファン11の排風管14により水浴装置3中 に排出され、水浴装置3により気流中に混入した細微分子が析出され、水浴装置 3によりその排出する気体を完全に浄化する効果を達成する。
【0014】 図3に示されるように、上述の排風管14後段に組み合わされる水浴装置3の 構造は、適当な水位高度を有する水浴槽31を主体とし、水浴槽31の一側に別 に入水制御セット32が設けられ、水浴槽31内に収容室が形成され、該収容室 に排風管14の出風口端が挿入され、排風管14の出風口部分に集流蓋141が 設けられている。水浴槽31の底部に外向きに出水管311及び洩水管312が 連接され、出水管311に出水流量を制御するスイッチ313が設けられている 。水浴槽31内の出水管311及び洩水管312は集流蓋141の下方に設けら れ、そのうち、出水管311の高さは基本水位と略等高とされ、洩水管312の 高さは集流蓋141内縁の上端に接近する。
【0015】 該入水制御セット32は入水管322と水位制御室321を具え、入水管32 2は電磁弁323及びボールバルブ325を介して水浴槽31下方に連接され、 これにより入水及び入水量が制御され、並びに水浴槽31内がある基本水位に維 持される。該入水管322は別に水位制御室321と連接され、水位制御室32 1内にフロート324が設けられ、その底部が連通管326により水浴槽31底 部に導通し、これにより水浴槽31内の基本水位が保持される。
【0016】 これにより、入水管322より水浴槽31内に入水する時、その入水量は出水 管311の出水量より大きく、水浴槽31内の水位が上昇して出水管311より 高くなり、出水管311が持続的に排水して水流循環状態を呈する。気流が排風 管14の出風口より排出される時、集流蓋141の斜面に沿って水面を通過した 後に上向きに移動し、気流が水浴槽31の上方に移動した時に水浴槽31内の水 分子と結合し、気流中の微分子が水中に落ちる。また、水浴槽31の上方部分に 止水手段33が設けられ、水が気流の吹き上げにより上に飛び散るのを防止し、 該水浴槽31の上部に並びにフィルタネット34を設置することにより不純物の 濾過除去効果を強化でき、並びに異物が水浴槽31中に落ちるのを防止できる。
【0017】 前述の入水管322の入水量は出水管311の出水量より大きく、水浴槽31 内の水が持続的に出水管311より排出されると共に、その水位が徐々に上昇し 、水位が上昇する時、水が風圧の影響を受けて不断に集流蓋141内に進入し、 集流蓋141内の空気を洩水管312により外向きに排出する。集流蓋141内 の空気が全て排出された時、水は洩水管312より外向きに排出され(サイホン 原理)、大量排水の状態を形成し、速やかに汚水を排出できる。
【0018】 このほか、水浴槽31内の水が速やかに洩水管312により外向きに排出され る時、水浴槽31内の水位は不断に下降し、水が集流蓋141の水位孔142ま で下がると、空気が水位孔422より集流蓋141内に進入し、サイホン現象を 破壊し、こうして洩水管312の続けての外向きの排水が防止され、水位が出水 管311まで下がると、出水管311が排水を停止し、この時水浴槽31内の水 位は基本水位より低くなる。水浴槽31内の水位が基本水位より低くなった時、 水位制御室321が迅速に吸水し、入水管322が持続給水状態に回復し、水浴 槽31内の水位が迅速に基本水位に回復し、こうして反復する入、出水の循環状 態が形成され、水のきれいさを保持する。
【0019】 図4は本考案のもう一つの実施例の構造表示図である。図に示されるように、 その吸出しファン11もまた吸出し管13が設置されて遠心筒21の前段部分に 進入し、その強大な吸い込み力により粉塵を直接遠心ユニット2の遠心筒21中 に吸い込み、強大な気流により遠心筒21内で遠心作用を発生して粉塵を析出し 、並びに遠心筒21下方の集塵槽215内に集める。該遠心筒21の上方の導風 管12の後段に直接水浴装置3が連接され、これにより排出した気流を水浴装置 3により処理して気流中に混入した細微分子を析出し、空気浄化及び構造の簡易 化の目的を達成する。
【0020】
【考案の効果】
本考案は一種の粉塵回収装置を提供し、それは吸出しファンにより気体を遠心 筒中に吸入し、並びに気体に遠心筒中で強大な渦作用を発生させ、気体中に混入 した粉塵を渦の発生する遠心力により放り出し、並びに遠心筒の筒壁に沿って集 塵槽中に落ちるようにし、これにより粉塵を回収し並びに気体を浄化する機能を 達成する。
【0021】 本考案はまた一種の粉塵回収装置を提供し、それは気流を直接遠心筒内壁に沿 って斜めに遠心筒中に吸い込む方式を採用することにより、気流を遠心筒の内壁 に沿って回転させて渦作用を発生させ、先行して質量の比較的重い粉塵を放り出 し、その気流をさらに吸出しファンの吸出し作用により上昇させて遠心筒中段の 渦発生器に進入させ、渦発生器の羽根の案内により、気流に続けて渦を発生させ 、渦作用時間を延長して比較的軽い粉塵を析出除去する。
【0022】 本考案はさらに一種の粉塵回収装置を提供し、それは複数の遠心筒を連接延伸 配置し、渦作用時間を延長し、有効に細微な粉塵を回収し大幅に粉塵回収効果を 高めている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体粉塵回収装置の構造外観図であ
る。
【図2】本考案の構造断面図である。
【図3】本考案中の水浴装置の構造断面図である。
【図4】本考案のもう一つの実施例の構造表示図であ
る。
【符号の説明】
D 粉塵 422 水位孔 221 導
風錐 1 吸出しユニット 2 遠心ユニット 22
2 羽根 11 吸出しファン 21 遠心筒 23
フィルタネット 12 導風管 211 主バイパス管 24
回風管 13 吸出し管 212 副バイパス管 24
1 第1回風ゲート 131 斜切口 213 排さゲート 24
2 第2回風ゲート 132 フィルタネット 214 透視セクション 3
水浴装置 14 排風管 215 集塵槽 3
1 水浴槽 141 集流蓋 22 渦発生器 3
11 出水管 312 洩水管 322 入水管 3
26 連通管 313 スイッチ 323 水位スイッチ 3
3 止水手段 32 入水制御セット 324 フロート 3
4 フィルタネット 321 水位制御室 325 ボールバルブ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵回収装置において、少なくとも、 重力遠心ユニットとされ、直立設置された遠心筒を具
    え、該遠心筒の内部に渦発生器が設けられ、遠心筒の下
    方に集塵槽が組み合わされた、上記重力遠心ユニット
    と、 吸出しユニットとされ、吸出しファンが遠心筒後段に設
    けられ、粉塵を吸い込む気流を発生し、該吸出しファン
    と遠心筒の間が導風管で連接され、並びに吸出し管によ
    り粉塵発生部分に通じ、該吸出し管が遠心筒中に連接さ
    れた、上記吸出しユニットと、 を具え、粉塵が気流により遠心筒中に吸い込まれる時、
    渦発生器の発生する渦作用により、気流中に混入した粉
    塵が渦の発生する遠心力により放り出され並びに筒壁に
    沿って集塵槽中に落ち、粉塵回収と空気浄化を達成する
    ことを特徴とする、粉塵回収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粉塵回収装置におい
    て、重力遠心ユニットにあって若干の遠心筒が連続配置
    され、これにより重力遠心ユニットの気流に対して発生
    する渦作用の時間を延長し、粉塵析出の効果を高めたこ
    とを特徴とする、粉塵回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の粉塵回収装置におい
    て、渦発生器が遠心筒の中段位置に設けられ、吸出しフ
    ァンの吸出し管が渦発生器の下部に連接され、且つ吸出
    し管の遠心筒に進入する管口部分に適当な傾斜度を有す
    る斜切口が設けられ、気流を案内して遠心筒内壁に沿っ
    て斜めに遠心筒中に吸い込み、遠心筒内壁に沿って回転
    させ渦作用を発生させ、該遠心筒がその筒体の傍らに主
    バイパス管と副バイパス管を具え、主バイパス管が吸出
    し管の遠心筒に進入するセクションの上部及び集塵槽間
    に接続され、副バイパス管が遠心筒の渦発生器の上部及
    び集塵槽の間に接続され、気流が渦作用により遠心筒内
    で回転する時、比較的大きな粉塵が渦と離脱して気流中
    より析出され並びに遠心筒底端の集塵槽中に落ち、その
    気流が上昇する時、未析出の粉塵が主、副バイパス管を
    経由して集塵槽中に落ち、粉塵の回収効果を高めたこと
    を特徴とする、粉塵回収装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の粉塵回収装置におい
    て、吸出し管及び渦発生器の入気口部分にフィルタネッ
    トが設置され、且つ導風管の適当なセクションに回風管
    が設置され、該回風管は導風管のバイパス構造を形成
    し、それは、導風管の主管路の開閉を制御する第1回風
    ゲート、及び導風管のバイパス管路の開閉を制御する第
    2回風ゲートを具え、全体装置が正常に運転している
    時、第1回風ゲートは開いた状態とされ、第2回風ゲー
    トは閉じた状態とされ、吸出しファンにより気流を吸出
    し管より遠心筒中に吸入でき、第2回風ゲートが開き並
    びに第1回風ゲートが閉じる時、回風管前段の遠心筒が
    吸出しファンの吸い出し作用を受けず、渦発生器の気流
    入口部分のフィルタネット上の異物が自然に集塵槽中に
    落下することを特徴とする、粉塵回収装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の粉塵回収装置におい
    て、主バイパス管と副バイパス管の管路が接続され、そ
    の接続部分に排さゲートが設けられ、排さゲートの上方
    セクションに透視セクションが設けられ、全体装置が正
    常に運転している時、排さゲートは閉じられ、気流の干
    渉の発生を防止し、並びに透視セクションにより排さゲ
    ート上の粉塵蓄積状態を観察でき、これにより相当量の
    粉塵が排さゲートに溜まった時に、排さゲートを開いて
    集塵槽中に粉塵を落とすことができることを特徴とす
    る、粉塵回収装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の粉塵回収装置におい
    て、吸出しファンが吸出し管の遠心筒に進入する前段部
    分に設置され、その強大な吸い込み力により粉塵を直接
    重力遠心ユニットの遠心筒中に吸い込み、強大な気流が
    遠心筒内で発生する遠心作用により粉塵を析出し、並び
    に遠心筒下方の集塵槽内に落とし、該遠心筒の上方の導
    風管後段が直接水浴装置に連接され、排出された気流が
    水浴装置で処理されて気流中の細微分子が析出され、空
    気浄化と構造の簡易化を達成することを特徴とする、粉
    塵回収装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の粉塵回収装置におい
    て、吸出しファンの気流排出用の排風管の後段に水浴装
    置が設けられ、該水浴装置が適当な水位高度の水浴槽を
    主体とし、水浴槽の一側に別に入水制御セットが設けら
    れ、水浴槽内に収容室が設けられ、該収容室に上述の排
    風管の出風口が挿入され、排風管の出風口部分に集流蓋
    が設けられ、集流蓋に水位孔が設けられ、水浴槽の底部
    に外向きに出水管及び洩水管が連接され、出水管に出水
    流量を制御するスイッチが設けられ、水浴槽内の出水管
    及び洩水管は集流蓋の下方に設けられ、そのうち、出水
    管の高さは基本水位と略等高とされ、洩水管の高さは集
    流蓋内縁の上端に接近し、入水制御セットが入水管と水
    位制御室を具え、入水管は電磁弁及びボールバルブを介
    して水浴槽下方に連接され、これにより入水及び入水量
    が制御され、並びに水浴槽内がある基本水位に維持さ
    れ、該入水管は別に水位制御室と連接され、水位制御室
    内にフロートが設けられ、その底部が連通管により水浴
    槽底部に導通することを特徴とする、粉塵回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117052369A (zh) * 2023-10-12 2023-11-14 大庆信辰油田技术服务有限公司 一种撬装井口气回收装置

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