JP3089316B2 - データ集約方法及びデータ集約システム - Google Patents

データ集約方法及びデータ集約システム

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JP3089316B2
JP3089316B2 JP06275301A JP27530194A JP3089316B2 JP 3089316 B2 JP3089316 B2 JP 3089316B2 JP 06275301 A JP06275301 A JP 06275301A JP 27530194 A JP27530194 A JP 27530194A JP 3089316 B2 JP3089316 B2 JP 3089316B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/002Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems with telemetering systems

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ集約方法及びデ
ータ集約システムに係り、特に、網に不必要な負担をか
けずに、かつセンタ窓口の処理能力を十分に活用して効
率的に不特定多数の端末からデータをセンタに集約する
ためのデータ集約方法及びデータ集約システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来のデータ集約システムの
構成を示す。同図に示す構成は、センタ10、複数の端
末20及び公衆網30から構成される。センタ10は、
個々の端末20からデータを受け取り、1つの纏まった
データとして集約する。端末201 〜20n は、公衆網
30を介してデータをセンタ10に送信する。
【0003】図20は、従来のシステムのセンタの構成
を示す。センタ10は、複数のデータ受信部111 〜1
n 、データ集約部12、集約データ送信部13より構
成される。データ受信部111 〜11n は、個々の端末
20からのデータの着信に対応し、公衆網30を介して
データを受け取る。データ集約部12は、各データ受信
部111 〜11n によって得られたデータを集約する。
集約データ送信部13は、データ集約部12により1つ
に纏められた集約データを送信する。
【0004】図21は、従来のシステムの端末の構成を
示す。端末20は、端末データ入力部21、端末データ
蓄積部22、端末データ送信部23、話中時対処部24
及び発呼動作指示部25より構成される。端末データ入
力部21は、端末20へデータを入力する。端末データ
蓄積部22は、端末データ入力部21から入力されたデ
ータを送信が完了するまで保持する。端末データ送信部
23は、センタ10へ発呼し、端末データ蓄積部22に
蓄積されたデータを送信する。話中時対処部24は、発
呼の結果、話中になったかどうかを判定し、もし話中で
あれば、発呼動作を繰り返すような指示を発呼動作指示
部25に出す。発呼動作指示部25は、端末データ送信
部23に対して発呼動作の起動を行う。
【0005】図21に示す構成において、端末データ入
力部21から入力されたデータは、端末データ蓄積部2
2に蓄積される。端末データ蓄積部22は、送信すべき
データが蓄積されると、データの準備ができたことを発
呼動作指示部25に通知し、端末データ送信部23にデ
ータを送信するために待機する。発呼動作指示部25
は、発呼する契機が与えられると、発呼の指示を端末デ
ータ送信部23に転送する。端末データ送信部23は、
発呼動作指示部25から発呼指示を受けるとセンタ10
に向けて発呼し、接続に成功したら端末データ蓄積部2
2に蓄積されているデータを読み取り送信する。話中時
対処部24は、通信回線の状態を監視し、もし、端末デ
ータ送信部23の発呼により話中であることを検出した
ら、発呼動作指示部25へ再発呼が必要であることを通
知する。
【0006】図22は、従来のシステムの端末における
発呼動作指示部と話中時対処部の構成を示す。発呼動作
指示部25は、発呼するまでの待機時間を決定する待機
時間決定部251を有する。話中時対処部24は、呼接
続を試みた結果、話中になったかどうかを調べる話中状
態検出部241と、話中になったため再発呼が必要であ
ることを発呼動作指示部25へ通知する再発呼指示部2
42より構成される。
【0007】発呼動作指示部25の待機時間決定部25
1は、送信するデータの準備が済んでいることを端末デ
ータ蓄積部22から通知されると、適当な時間間隔の長
さを取決め、その時間間隔だけ待機した後に、端末デー
タ送信部23に発呼を指示する。その後話中時対処部2
4の話中状態検出部241で話中が検出され、再発呼指
示部242により再発呼を指示された場合には、再び、
待機時間決定部251は適当な時間間隔を取決め、時間
間隔だけ待機した後に、発呼を端末データ送信部23に
指示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステム
は、不特定多数の端末データを集める場合、各端末のア
ドレスリストをセンタは持っていないので、センタ側か
らのポーリングによってデータを集めることはできな
い。そこで、従来のシステムのように、各端末側からセ
ンタに向けて発呼する形態になる。しかしながら、従来
のシステムでは不特定多数の端末に対してセンタの混み
具合を知らせる方法はない。そのため、計画性なしに、
一方的に端末側から公衆網を介してセンタに発呼するこ
とになる。
【0009】しかし、多数の端末がセンタ窓口の処理能
力を上回る発呼を行うと、網は溢れた呼に対して呼損処
理を行わなくてはならない。即ち、網に対してデータの
送受信とは直接関係のない処理による負担が増大する。
これを避けるために、各端末は、待機する時間間隔をロ
ーカルに取決めておき、接続が成功するまで発呼を繰り
返す。しかし、この方法を用いる場合は、各端末がロー
カルに時間間隔を取り決めておかなければならないこ
と、発呼を希望する端末の総数をローカルな端末は知る
ことができないために、端末群全体から一時に生じる発
呼の総量をセンタ窓口数に近い量に制御することは困難
である。つまり、センタ窓口の処理能力を十分に引出し
かつ、網に不必要な負担をかけない限度の量に制御する
ことは、困難である。
【0010】一方、センタ窓口が限界まで稼働しなけれ
ば、データの収集時間は長くなる。一方、センタ窓口の
処理能力を大きく上回り、負担がかかるようになると、
網はデータ収集に関わる接続処理に専念することができ
ないため、やはり、データの収集時間は長くなるという
問題が残る。本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、網における呼損処理を必要最小限
とし、かつセンタ窓口の処理能力をフルに利用すること
のできるデータ集約方法及びデータ集約システムを提供
することである。
【0011】また、本発明の更なる目的は、センタ窓口
の処理能力をフルに利用することにより効率のよいデー
タ集約方法及びデータ集約システムを提供することであ
る。また、本発明の更なる目的は、センタの混雑状況を
把握し、その混雑状況を改善の方向に推移させることが
可能なデータ集約方法及びデータ集約システムを提供す
ることである。
【0012】また、本発明の更なる目的は、センタ窓口
から溢れた呼損数をカウントし、発呼を希望する端末を
予測し、その予測に基づいて端末に発呼を調整させるこ
とが可能な集約方法及びデータ集約システムを提供する
ことである。また、本発明の更なる目的は、端末からの
呼がセンタ窓口を占有する時間や、端末が実際にセンタ
に着信するまでのタイムラグ等を考慮して適応的に発呼
を制御することが可能なデータ集約方法及びデータ集約
システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
【0014】
【0015】
【0016】図1は、本発明の原理を説明するためのシ
ーケンスチャート(その1)である。本発明(請求項
1)のデータ集約方法は、公衆網を介して複数の窓口を
有するセンタに不特定多数の端末群から送信されるデー
タを集約するデータ集約方法において、センタにおい
て、窓口への着信数に基づいて次に発呼する端末の総数
と発呼のタイミングを調整する制御情報である発呼確率
値の初期値を設定し(ステップ1001)、発呼確率値
をある時間間隔で端末に放送し(ステップ1002)、
端末において、センタから放送された発呼確率値を受信
し(ステップ1003)、受信した発呼確率値に基づい
て発呼するか否かを判定し、発呼しない場合は、発呼確
率値の受信を待機し、発呼する場合には、センタ窓口へ
接続を試み(ステップ1004)、該センタ窓口が話中
か否かを判定し(ステップ1005)、話中である場
合、発呼確率値の受信を待機し、話中でなく接続に成功
した場合には、端末データをセンタに送信し(ステップ
1007)、センタにおいて、所定の時間内に実際に端
末から着信した呼の数をカウントする(ステップ100
6)と共に、端末からのデータを受け取り、前回に放送
した発呼確率値と着信した呼の数から発呼を希望してい
る端末の総数を見積もり(ステップ1008)、見積も
られた端末の総数と、所定のセンタ窓口の数から次回端
末群に放送する発呼確率値を設定し(ステップ100
9)、設定された発呼確率値をある時間間隔で端末
放送する(ステップ1010)。本発明(請求項2)の
データ集約方法は、端末は受信した発呼確率値に基づい
て発呼する際に、乱数を生成し、生成された該乱数と発
呼確率値を比較して発呼するか否かを決定する。
【0017】図2は、本発明の原理を説明するためのシ
ーケンスチャート(その2)である。 本発明(請求項
3)のデータ集約方法は、呼損の総数を集計する手段を
有する公衆網を介して、複数の窓口を有するセンタに、
不特定多数の端末群からデータを集約する集約方法にお
いて、 センタにおいて、 窓口への着信数に基づいて次に
発呼する端末の総数と、発呼のタイミングを調整する制
御情報である発呼確率値の初期値を設定し(ステップ2
001)、 発呼確率値をある時間間隔で端末に放送し
(ステップ2002)、 端末において、 センタから放送
された発呼確率値を受信し(ステップ2003)、 受信
した発呼確率値に基づいて発呼するか否かを決定し、発
呼しない場合は、発呼確率値の受信を待機し、発呼する
場合には、センタ窓口へ接続を試み(ステップ200
4)、該センタ窓口が話中か否かを判定し(ステップ2
006)、話中である場合に、公衆網へ呼損のカウント
を依頼して発呼確率値の受信を待機し(ステップ200
7)、話中でなく接続に成功した場合には、端末データ
をセンタに送信し(ステップ2008)、 センタにおい
て、所定の時間内に実際に端末から着信した呼の数をカ
ウントすると共に、端末からデータを受け取り(ステッ
プ2005)、センタ窓口から溢れた呼損の数の情報を
公衆網から受け取り(ステップ2009)、前回放送し
た発呼確率値と実際に着信した呼の数と呼損の数から発
呼を希望している端末の総数を見積もり(ステップ20
10)、 見積もられた端末の総数と所定のセンタ窓口の
数から次回端末群に放送する発呼確率値を設定し(ステ
ップ2011)、 設定された発呼確率値を端末にある時
間間隔で放送する(ステップ2012)。
【0018】本発明(請求項4)のデータ集約方法は、
次回発呼確率値を設定する際に、センタは、センタ窓口
の混雑状況の情報の他に、公衆網の混雑状況の情報を該
公衆網より受信し、もし、公衆網が輻輳を起こしそうな
状況にある場合には、放送する発呼確率値を低く抑え
る。
【0019】本発明(請求項5)のデータ集約方法は、
次回発呼確率値を設定する際に、見積もられた端末の総
数とその瞬間に空き状態にあるセンタの窓口の数から次
回発呼確率値を求める。
【0020】本発明(請求項6)のデータ集約方法は、
次回発呼確率値を設定する際に、各端末は、データリン
クを確立したらすぐにデータ送信に要するサービス時間
の見積をセンタに通知し、センタは、端末からの通知に
基づいて発呼確率値を不特定多数の端末に放送し、該端
末から実際にセンタ窓口に着信するまでに係るタイムラ
グの時間内に、現在データの送信中の端末がデータ送信
を終了し、回線を切断し終わると予測される場合に、該
センタ窓口を空き状態にあるセンタ窓口と見做す。
【0021】本発明(請求項7)のデータ集約方法は、
発呼を希望している端末数を見積る際に、各々の回に見
積もった発呼を希望している端末数(発呼希望者数)の
履歴を保持し、発呼希望数の増減の傾向を利用して、次
回の予測発呼希望者数を予想する。 本発明(請求項8)
のデータ集約方法は、センタが、各々の回において予測
した発呼希望者数の履歴を保持し、2回先の発呼希望者
数を1回前の放送時点で予測する。
【0022】本発明(請求項9)のデータ集約方法は、
センタにおいて、所定の時間内にセンタに実際に着信し
た呼の数をカウントしてセンタ窓口の混雑状況を測定す
る際に、単位時間間隔中にそれぞれの呼がセンタ窓口を
占有するサービス時間の分布を測定し、測定されたサー
ビス時間分布に応じて次回発呼確率値を端末に放送する
時間間隔を設定する。本発明(請求項10)のデータ集
約方法は、各端末が、センタ窓口と端末装置とのデータ
リンクが確立したらすぐに、各端末からセンタへデータ
を送信するために要するサービス時間の見積をセンタに
通知し、センタは、サービス時間の見積と発呼確率値の
放送から着信までのタイムラグを考慮して端末に放送す
る時間間隔を定める。
【0023】図3は、本発明の原理構成を示す。 本発明
(請求項11)は、公衆網を介して複数の窓口を有する
センタに不特定多数または、特定の端末群から送信され
るデータを集約するデータ集約システムであって、 セン
タ100は、 端末からセンタ窓口への着信に対してデー
タを受信するデータ受信手段110と、 データ受信手段
110で受信したデータの1つのデータとして集約する
データ集約手段120と、 センタ窓口の混雑状況を測定
する場合に、ある特定の時間間隔を単位として単位時間
間隔中にセンタ窓口に着信した呼の数をカウントするカ
ウント手段140と、 カウント手段140により測定さ
れた混雑状況情報に基づいて、接続されているセンタ窓
口に余裕がある場合には、放送した発呼確率値と実際に
単位時間中にセンタに着信した呼の総数から発呼を希望
している残りの端末の総数を推定する手段と、発呼総数
の期待値がセンタ窓口数と等しくなるように次回に放送
する次回発呼確率値を決定する手段と、センタ窓口に余
裕がない場合には、発呼確率値を減少させる手段とを有
する制御情報生成手段150と、発呼確率値を制御情報
として端末にある時間間隔で放送する制御情報送信手段
160とを有し、 端末200はセンタ100から放送
された制御情報を受信する制御情報受信手段210と、
センタ100より受信した発呼確率値に従って、確率的
に発呼するか否かを決定する発呼動作制御手段220
と、 センタ窓口に発呼し、データを送信するデータ送信
手段250と、 センタ窓口が話中の場合に、発呼確率値
の受信を再開して発呼確率値に基づいて発呼の再開の要
否を判断する(話中対処)手段260とを有する。
【0024】本発明(請求項12)のデータ集約システ
ムは、発呼動作制御手段220において、乱数を生成
し、生成された該乱数と受信した発呼確率値との比較に
より発呼するか否かを決定する。
【0025】本発明(請求項13)のデータ集約システ
ムは、公衆網においてセンタ窓口から溢れた呼損の総数
を集計する手段を有し、 センタ200はある特定の時
間間隔を単位として単位時間間隔中にセンタ窓口に着信
した呼の数をカウントし、呼損の総数を公衆網より取得
する混雑状況測定手段140と、 放送した発呼確率値と
実際に単位時間間隔中にセンタに着信した呼の総数と、
センタ窓口から溢れた呼損の総数から発呼を希望してい
る残りの端末の総数を推定し、発呼総数の期待値がセン
タ窓口数と等しくなるように次回に放送する発呼確率値
を設定する制御情報生成手段150とを有し、 端末20
は、センタ窓口が話中の時に、話中によって生じた呼
損をカウントするように公衆網に依頼する話中対処手段
260を有する。
【0026】本発明(請求項14)は、データ集約手段
において、集約されたデータを特定の宛先に送信する集
約データ送信手段を有する
【0027】本発明(請求項15)のデータ集約システ
ムは、制御情報生成手段150において、発呼を希望し
ている残りの端末の総数の履歴を保持する履歴蓄積手段
と、総数の履歴を参照して次回の予測発呼希望者数を補
正する手段を含む。
【0028】本発明(請求項16)のデータ集約システ
ムは、制御情報生成手段150において、発呼を希望し
ている残りの端末の総数の履歴を保持する履歴蓄積手段
と、履歴の総数を参照して2回先の発呼希望者数を1回
前の放送時点で予測する予測手段とを有する。
【0029】本発明(請求項17)のデータ集約システ
ムは、制御情報生成手段150において、単位時間間隔
中にそれぞれの呼がセンタの窓口を占有するサービス時
間の分布を測定し、測定されたサービス時間分布に応じ
て次回発呼確率値を端末に放送する時間間隔を設定する
手段を有する。
【0030】本発明(請求項18)のデータ集約システ
ムは、制御情報送信手段150において、センタ窓口と
端末とのデータリンクの確立時にデータを送信するため
に要するサービス時間の見積を各端末から受信し、次回
に送信する発呼確率値を放送する単位時間間隔を該サー
ビス時間の分布に基づいて決定し、端末200に送信す
る。
【0031】
【作用】請求項1の発明は、次に発呼する端末の発呼の
タイミングを調整する制御情報として、前回センタが端
末群に放送した確率と実際に着信した呼の数から発呼を
希望している端末の総数を見積もり、見積もられた端末
の総数と用意されているセンタ窓口の数から次回に放送
する発呼確率値を求め、これを制御情報とするものであ
り、見積数とセンタ窓口数が近似するように設定するこ
とにより着信効率が向上する。
【0032】請求項2の発明は、乱数値と発呼確率値と
の比較により発呼するか否かを決定するものである。
【0033】請求項3の発明は、次に発呼する端末の発
呼のタイミングを調整する制御情報として、センタ窓口
から溢れた呼損の数を網から取得し、前回センタが放送
した確率と実際に着信した呼の数とセンタ窓口で溢れた
呼損の数から発呼を希望している端末の総数を見積も
り、見積もられた端末の総数と用意されているセンタ窓
口の数から次回に放送する発呼確率値を求め、これを制
御情報とすることにより、端末の発呼を制御し、センタ
窓口に対して適切な発呼量となるよう制御する。
【0034】請求項4の発明は、次回に放送する発呼確
率値を定める際に、センタ窓口の混雑状況の情報の他に
網の混雑状況の情報を網から受け取り、もし、網が輻輳
を起こしそうな状況である場合には、放送する発呼確率
値を低く抑えることにより、輻輳の回避が可能となる。
請求項5の発明は、次回に放送する発呼確率値を定める
際に、見積もられた端末の総数と用意されているセンタ
の窓口の数からではなく、見積もられた端末の総数とそ
の瞬間に空き状態にあるセンタ窓口の数から次回に放送
する発呼確率値を設定し、長時間に渡ってセンタ窓口を
占有する端末が混在しても効率的にセンタ窓口を運用す
ることが可能である。
【0035】請求項6の発明は、次回に放送する発呼確
率値を定める際に、データリンクを確立したらすぐに、
各端末からデータ送信に要するサービス時間の見積もり
を通知してもらい、その通知に基づいて発呼確率値が不
特定多数の端末に放送され、端末が実際にセンタに着信
するまでにかかるタイムラグの時間内に、現在データ送
信中の端末がデータ送信を終了すると予測される場合に
は、その窓口を空き状態にあるセンタ窓口と見做すこと
によりセンタ窓口を有効に使用することが可能である。
【0036】請求項7の発明は、端末の総数を見積もる
際に、発呼を希望している端末数の履歴に基づいて、端
末数の増減傾向により、より正確な発呼確率値を求め、
時間的な変動の適応力を強化している。
【0037】請求項8の発明は、発呼希望者数の履歴情
報に基づいて発呼希望者数の時間的な変動情報により、
早い段階で制御情報を生成し、早めに制御情報を端末に
送り届けて端末の発呼処理に対して時間的なゆとりを与
える。
【0038】請求項9の発明は、単位時間間隔中にそれ
ぞれの呼が窓口を占有するサービス時間の分布を測定
し、その分布に応じて次回からの発呼確率値を端末に放
送する時間間隔を定めることにより適応的に単位時間間
隔を定める。
【0039】請求項10の発明は、端末から見積として
自己申告されているデータ送信に係る時間の分布により
次回発呼確率値を端末に放送する間隔を定めることによ
り、適的に単位時間間隔を定める。
【0040】請求項11の発明は、センタからある時間
間隔で放送される制御情報に発呼確率値を用いて各端末
が発呼すべきか否かを判断させる。さらに、次にセンタ
が放送または同報する制御情報について、センタ窓口が
満席でない場合には、放送し発呼確率値と実際に単位時
間中にセンタに着信した呼の総数から発呼を希望してい
る残りの端末の総数を推定し、発呼総数の期待値がセン
タ窓口数と等しくなるような発呼確率値を制御情報と
し、センタ窓口が満杯の場合には、発呼確率値を徐々に
減少させることにより、制御情報を調整する。
【0041】請求項13の発明は、話中に対処するもの
として、話中により発生した呼損をカウントするよう
に、網に依頼して単位時間間隔中にセンタに着信した
の総数と、センタ窓口から溢れた呼損総数から発呼を希
望している残りの端末の総数を推定することが可能であ
る。請求項14の発明は、センタにおいて集約されたデ
ータを特定の宛先に送信する。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。 [第1の実施例] 図は、本発明の第1の実施例のシステム構成を示す。
同図に示すシステムは、センタ100、端末装置群20
0、公衆網300及び、放送回線500より構成され
る。
【0043】センタ100は、公衆網300に接続され
た各端末装置200よりデータを収集する。放送回線5
00は、センタ100、端末200間の通信を行うもの
で、有線回線または無線回線のいずれであっても構わな
い。図は、本発明の第1の実施例のセンタの構成を示
す。センタ100は、複数のセンタ窓口であるデータ受
信部110、データ集約部120、集約データ送信部1
30、センタ混雑状況測定部140a、制御情報生成部
150及び制御情報放送部160より構成される。
【0044】センタ100のデータ受信部110は、公
衆網300を介して各端末200からデータを受信し、
データ集約部120及びセンタ混雑状況測定部140a
に入力する。データ集約部120は、各データ受信部1
10からのデータを集約して1つのまとまったデータと
し、集約データ送信部130に入力する。集約データ送
信部130は、データ集約部120より入力された集約
されたデータを予めセンタ100により決められている
宛先に送信する。センタ混雑状況測定部140aは、セ
ンタ100内のデータ受信部110から通知される受信
数によりセンタ100への着呼の総数を測定する。制御
情報生成部150は、センタ窓口の混み具合に応じて発
呼確率値を定める。制御情報放送部160は、制御情報
生成部150で決定された発呼確率値を不特定多数の端
末群00へ向け放送する。
【0045】次に、図に示す構成のセンタ動作を説明
する。 (1)データ受信部110は、データを受信すると、当
該データをバスを介してデータ集約部120に入力する
と共に、着信があったとことをバスを介してセンタ混雑
状況測定部140aに通知する。 (2)データ集約部120は、データ受信部110で受
信したデータを1つの纏まったデータとして集約し、そ
の集約データを集約データ送信部130に入力する。集
約データ送信部130は、入力された集約データを特定
の宛先に送信する。なお、集約データ送信部130は、
データを集約するセンタ100と集約データを実際に活
用してサービスを提供する場所が離れている場合に、集
約されたデータを送信するために必要となるが、センタ
100と同じ場所で集約されたデータを活用したサービ
スを提供する場合には、不要となる。
【0046】(3)制御情報生成部150は、着信数を
情報として利用し、発呼確率値を定め、制御情報放送部
160に入力する。制御情報放送部160は、入力され
た制御情報を放送回線500に出力する。この放送回線
500を介して端末200が制御情報を受け取る。図
は、本発明の第1の実施例のデータ集約部の構成を示
す。データ集約部120は、データ直列格納部121と
通し番号発行部122より構成される。データ直列格納
部121は、到着したデータを1つのまとまったデータ
として格納する。通し番号発行部122は、データ直列
格納部121からの要求に応じてデータに通し番号を与
える。
【0047】データ直列格納部121は、データ受信部
110からデータを受け取ると、通し番号発行部122
へ通し番号の発行を要求し、発行された通し番号をイン
デックスとして、配列に整然とデータを格納する。デー
タ直列格納部121の配列に集約されたデータは纏めて
集約データ送信部130に入力される。図は、本発明
の第1の実施例のセンタ混雑状況測定部と制御情報生成
部の構成を示す。センタ混雑状況測定部140aは、単
位時間毎に信号を発生する単位時間クロック発生部14
1とデータ受信部110からの着信数をカウントする着
信数カウンタ142を有し、制御情報生成部150は、
前回の単位時間間隔に端末200に放送した発呼確率値
を保持する前回放送確率値記憶部151及び次回放送す
る次回放送確率値として放送する値を決定する次回放送
確率値決定部152を有する。
【0048】センタ混雑状況測定部140aの着信数カ
ウンタ142は、データ受信部110から着信を通知さ
れる度にカウンタをインクリメントする。着信カウンタ
142は、単位時間間隔の区切りを表す信号を単位時間
クロック発生部141から受け取ると、その時点におけ
るカウンタの値を次回放送確率値決定部152へ通知
し、カウンタの値をリセットする。
【0049】制御情報生成部150の次回放送確率値決
定部152は、センタ窓口を溢れない程度の適度に小さ
い値を初期値として持っている。最初の単位時間間隔に
対しては、この初期値を発呼確率値の値とする。2回目
にこの各単位時間間隔に対しては、以下のようにして発
呼確率値を設定する。着信カウンタ142から通知され
る着信数をa、前回放送確率値記憶部151が保持する
値をPa、センタ100の窓口数をCとする。
【0050】[a=C(着信数とセンタ窓口数が等しい
場合)] この場合には、制御情報生成部150は、呼損が発生し
ていることが予想されるため、適切な値D(0<D<
1)を決めて、次回発呼確率値Pを、 P=Pa×D により求める。例えば、それ以前の単位時間間隔の全て
において、a=Cとなっていた場合には、窓口数Cと着
信数aが等しいため、適切な値Dは0と1の中間のD=
0.5とし、そうでない場合はD=0.99とする。そ
れ以前の単位時間間隔の全てにおいてa=Cとなってい
た場合には、放送した発呼確率値は、全くの的はずれの
値であったかもしれないため、値を半分にし、一方、以
前にa<Cとなったことがある場合には、放送した発呼
確率値は、それほど外れていないと考えられるので、ほ
んの少しだけ値を落としている。
【0051】[a<C(着信数がセンタ窓口より少ない
場合)] もし、Pa=1かつa=0の場合には、発呼を希望して
いる者は、全くいないことになるので、センタ100の
処理を終了させる。また、Pa<1かつa=0の場合
は、放送した確率値が小さすぎたために、たまたま着信
数が0だったかもしれないので、制御情報生成部150
は、発呼確率値Pの値を大きくして制御情報放送部16
0に入力する。制御情報放送部160は、この発呼確率
値Pを制御情報として、再度放送を行う。
【0052】例えば、前回放送確率値をPaとして、次
回放送確率値PをP=Pa×2によって定める。但し、
Pは確率値であるので、Pa×2が1を越えた時は、次
回放送確率値P=1とする。a>0の場合は、着信数a
と前回放送確率値Paから潜在的に発呼を希望している
端末の総数Nを、 N=(a/Pa)−a によって予測する。ここで、着信数aを減じているの
は、着信したa本の呼に関しては、データの収集が完了
しているためである。そして、窓口数Cと予測されたN
から発呼確率値Pを P=C/N により定める。但し、Pは、確率値なので、N<Cの場
合には、P=1とする。
【0053】決定された発呼確率値Pは、制御情報放送
部160と前回放送確率値記憶部151へ送られる。前
回放送確率値記憶部151は、受け取った値P(確率
値)を記憶する。図は、本発明の第1の実施例の端末
の構成を示す。同図に示す端末200は、センタ100
から放送されている制御情報のデータをセンタ100よ
り受信する制御情報受信部210、発呼の起動を促す発
呼動作指示部220、送信すべきデータを入力する送信
端末データ入力部230、入力されたデータの送信が完
了するまで保持する端末データ蓄積部240、データを
端末200からセンタ100に向けて送信する端末デー
タ送信部250、センタ100への接続が失敗して話中
になった時に対処する話中時対処部260aより構成さ
れる。
【0054】末データ入力部230に入力されたデー
タは、端末データ蓄積部240に入力され、蓄積され
る。端末データ蓄積部240は、送信すべきデータがす
べて蓄積されると、制御情報受信部210に受信を開始
するように指示し、いつでも端末データ送信部250へ
データを送信できるように待機する。制御情報受信部2
10は、端末データ蓄積部240から受信の開始指示を
受けると、センタ100から放送されている発呼確率値
を受信し、当該発呼確率値を発呼動作指示部220へ転
送する。制御情報受信部210は、一度制御情報を受信
すると、特に、発呼動作指示部220または、話中時対
処部260から受信再開の指示がない限り以降の制御情
報は受信しない。発呼動作指示部220は、受信した発
呼確率値に基づいて発呼するか否かを制御情報(発呼確
率データ)を受け取る毎に決定する。もし、発行しない
ことに決定した場合は、制御情報受信部210に受信再
開の指示を出す。一方、もし、発呼することに決定され
た場合には、端末データ送信部250へ発呼するように
指示する。端末データ送信部250は、センタ100に
向けて発呼し、端末データ蓄積部240のデータを送信
する。話中になった場合、話中時対処部260aがこれ
を検出し、制御情報受信部210へ受信の再開を指示す
る。制御情報受信部210から再び発呼確率値が送られ
てくることにより、発呼動作指示部220は、再発呼が
必要であることを認識する。
【0055】図は、本発明の第1の実施例の発呼動作
指示部及び話中対処部の構成を示す。端末200の発呼
動作指示部220は、確率データ到着検出部221、乱
数発生部222、発呼起動条件検出部223より構成さ
れる。端末200の話中対処部260aは、話中状態検
出部262と受信再開指示部261より構成される。
【0056】発呼動作指示部220の確率データ到着検
出部221は、発呼確率値をデータとして受け取ると、
乱数発生部222へ信号を送り、同時に、発呼確率値を
発呼起動条件検出部223に入力する。乱数発生部22
2は、信号を受け取ると乱数範囲0.0〜1.0の乱数
値Rを生成し、発呼起動条件検出部223に生成した乱
数値Rを入力する。発呼起動条件検出部223は、受け
取った乱数値Rが発呼確率値P以下(R≦P)の場合
に、発呼指示を端末データ送信部250に転送する。
【0057】話中時対処部260aの話中状態検出部2
62は、公衆網300を監視し、話中になった場合に、
これを受信再開指示部261に通知する。受信再開指示
部261は、制御情報受信部210へ受信を再開するよ
うに指示する。以下に、センタ100側の動作及び端末
200側の動作を説明する。図10は、本発明の第1の
実施例のセンタ側の要部の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0058】ステップ101) 制御情報生成部150
は、センタ100の最初の単位時間間隔に対して発呼確
率値Pの初期値として、センタ窓口数を越えない、適度
に小さい値を設定する。 ステップ102) 制御情報生成部150から制御情報
放送部160に発呼確率値Pを転送すると、制御情報放
送部160は、最初の単位時間間隔に対してこの発呼確
率値Pを端末群200に放送する。
【0059】ステップ103) 端末200からの着呼
に対応して、センタ100のデータ受信部110が端末
データを受信する。 ステップ104) センタ100のセンタ混雑状況測定
部140aの着信数カンタ142は、センタ窓口に着呼
した呼総数をaをカウントする。着信数カウンタ142
は、呼総数aを次回放送確率値決定部152に入力す
る。
【0060】ステップ105) 制御情報生成部150
の次回放送確率値決定部152は、カウント値aが0で
あるかを判定し、a≠0の場合には、ステップ106に
移行し、a=0の場合には、ステップ114に移行す
る。 ステップ106) 次回放送確率決定部152は、a≠
0のときは、センタ窓口数Cとカウント値aを比較し、
C>aの場合には、ステップ107に移行し、C≦aの
場合には、ステップ111に移行する。
【0061】ステップ107) 次回放送確率決定部1
52は、C>aの場合には、潜在的に発呼を希望してい
る端末200の総数Nを N=(a/Pa)−a により予測する。 ステップ108) ここで、次回放送確率決定部152
は、ステップ107により求められた端末の総数Nとセ
ンタ窓口数Cを比較し、N>Cであれば、ステップ10
9に移行し、N≦Cであれば、ステップ110に移行す
る。
【0062】ステップ109) 次回放送確率決定部1
52は、N>Cの場合には、窓口数Cと予測された端末
数Nから発呼確率値PをP=C/Nし、ステップ102
に移行する。 ステップ110) ステップ108において、次回放送
確率決定部152は、N≦Cの場合には、P=1とし、
ステップ102に移行する。
【0063】ステップ111) ステップ106におい
て、センタ窓口数Cとカウント値aとの関係がC≦aで
あれば、以前にC>aとなったことがあるかを判定す
る。ある場合には、ステップ112に移行し、ない場合
には、ステップ113に移行する。 ステップ112) 以前にC>aとなったことがある場
合には、端末200に放送した発呼確率値はそれほど外
れていないと考えられるので、少しだけ、例えば0.9
9程調整する。即ち、発呼確率値Pとして、以前に設定
された発呼確率値Pa×0.99を発呼確率値Pとし、
ステップ102に移行する。 ステップ113) 以前にC>aとなったことがない場
合には、端末200に放送した発呼確率値は、全く外れ
ている値として発呼確率値Pを半分にする。即ち発呼確
率値をP×0.5とし、ステップ102に移行する。
【0064】ステップ114) ステップ105におい
て、a=0である場合、即ち、全く着呼がない場合に、
発呼確率値P=1であるかを判定し、P=1である場合
には、処理を終了する。P≠1の場合には、ステップ1
15に移行する。 ステップ115) P≠1の場合には、放送した確率値
Pが小さすぎた可能性があるので、発呼確率値Pの値を
大きくする。つまり、発呼確率値Pとして、min (P
×2,1) を設定し、ステップ102に移行する。
【0065】このような制御情報生成部150の動作に
より制御情報が生成されると、制御情報放送部160よ
り端末200に放送される。図11は、本発明の第1の
実施例の端末側の動作を説明するためのフローチャート
である。 ステップ201) 端末200は、センタ100より発
呼確率値Pを受信する。
【0066】ステップ202) 端末200の発呼動作
指示部220の乱数発生部222より0から1までの範
囲の乱数値Rを取得する。 ステップ203) 発呼動作指示部220は、発呼確率
値Pが乱数値R以上であるかを判定し、P≧Rである場
合には、ステップ204に移行し、P<Rである場合に
はステップ201に移行する。
【0067】ステップ204) 発呼動作指示部220
は、端末データ送信部250に対して発呼するように指
示し、端末データ送信部250は、センタ100のセン
タ窓口に接続を試みる。 ステップ205) ここで、端末200はセンタ100
のセンタ窓口が話中であるかを判定し、話中である場合
には、ステップ201に移行し、話中ではない場合に
は、ステップ206に移行する。
【0068】ステップ206) 話中でなければ、端末
データ送信部250は、端末データ蓄積部240よりデ
ータを読み出してセンタ100に送信する。 ステップ207) センタ100に対するデータ送信が
終了したらデータリンクを切断する。 本実施例では、測定されたセンタ100の混雑状況を改
善方向へ推移させるための制御情報、即ち、次回発呼確
率値をセンタ100側で算出するが、混雑状況をそのま
まの形で各端末200へ放送し、各端末200側がその
混雑情報及び予め通知されたセンタ窓口数から次回発呼
確率値を導き出すようにしても上記と同様の効果を得る
ことができる。
【0069】また、発呼を希望する端末の数が時間的に
変化することもあり得る。センタ100は、毎回予測さ
れる発呼希望端末数の履歴を保持し、発呼希望端末数の
時間的な変化を予測することによって、適応力を強化す
ることができる。発呼希望端末の数の典型的な推移のし
かたが経験的に分かっている時は、それを利用すると有
効である。
【0070】センタ100への着呼数を測定する単位時
間間隔は、予め定められていて、一定の時間間隔を用い
たが、この例に限定されることなく、単位時間間隔中に
おいて、センタ窓口を占有するサービス時間の分布を測
定し、その分布のしかたに応じて次回からの発呼確率値
の単位時間間隔を適的に設定することにより、適応的
に単位時間間隔を変化させることも可能である。例え
ば、各窓口のサービス時間が単位時間間隔中で前方にの
み集中している場合は、次回からの単位時間は短めに設
定される。
【0071】また、上記のセンタ100においてサービ
ス時間の分布を測定する例に限定されることなく、端末
200側にセンタ窓口とのデータリンクが確率したら直
ぐに、端末200からデータ送信にかかるサービス時間
の見積の情報を通知してもらうことによっても適応的に
単位時間間隔を定めることも可能である。この場合、セ
ンタ100は、サービスが完了していなくともサービス
時間は認識できる。そのため、発呼確率値の放送から端
末200が、発呼確率値に応えてセンタ100へ着呼す
るためのタイムラグを考慮して早めにセンタ100側よ
り発呼確率値を放送することが可能となる。
【0072】また、センタ100からの発呼確率値の放
送から、端末200がそれに答えて、センタ100に着
呼するまでのタイムラグが長い場合、センタ100側で
は放送した発呼確率値に応答した端末200からセンタ
100への着呼数をカウントし、次回の発呼確率値を定
める処理が遅れ気味になってしまう。そのため、発呼確
率値計算処理が設定された短めの単位時間間隔内に終了
しないこともあり得る。そのような場合には、毎回予測
していた発呼希望端末数の履歴から2回先の発呼希望端
末数を1回前の時点で予測することより、早めに制御情
報を端末に送り届けて端末の発呼処理に対して時間的な
ゆとりを与える。
【0073】また、本実施例では、各端末200から送
信されるデータ量が同量の場合に、センタ窓口が効率的
に運用されるが、一部の端末が大きなデータを送信する
ような場合には、単位時間間隔を長めに設定することに
なり、他の窓口が有効に利用されなくなる。しかし、次
回に放送する発呼確率値を、センタ100側において測
定された着呼数と、窓口数からではなく、測定された着
呼数とその瞬間に空き状態にある窓口の数から設定する
ことにより、長時間窓口を占有する端末が混在している
場合には、センタ窓口を効率的に運用することができる
ようになる。即ち、見方を変えれば、センタ100の窓
口数が時間的に変化していると考えるものである。
【0074】センタ100から発呼確率値を放送し、そ
の発呼確率値を端末200が受信して発呼し、センタ1
00へ呼するまでにいくらかのタイムラグがある。そ
の間に、現在窓口を占有している呼が終了すると、その
窓口は遊休状態となる。そこで、更に、端末200から
センタ100に最初にデータ送信が完了するまでの時間
の見積を通知させるようにし、センタ100から端末2
00への発呼確率値の放送から、端末200からセンタ
100への着呼までの時間内に、その呼が終了すると見
込まれる場合には、そのセンタ窓口は空いていると見做
すようにすると、より効率的にセンタ窓口を運用するこ
とができる。
【0075】[第2の実施例] 次に、本発明の第2の実施例について説明する。図12
は、本発明の第2の実施例のシステム構成を示す。前述
の第1の実施例の図と異なる点は、センタ100と公
衆網300との間にテレゴング契約回線600(電話投
票サービス)を有することである。その他のシステム構
成要素は第1の実施例と同様である。
【0076】テレゴング契約回線600は、特定の電話
番号への呼をカウント集計・通知する既存のサービスで
ある。センタ100において、センタ窓口から溢れて話
中となった呼損数がこのテレゴング契約回線600を介
して公衆網300から送られる。図13は、本発明の第
2の実施例のセンタ100の構成を示す。同図に示すセ
ンタ100は、複数のセンタ窓口であるデータ受信部1
10、データ集約部120、集約データ送信部130、
センタ混雑状況測定部140b、制御情報生成部150
及び制御情報放送部160より構成される。同図におい
て、第1の実施例の図と異なるのは、センタ混雑状況
測定部140にテレゴング契約回線600が接続されて
いる点である。
【0077】データ受信部110は、公衆網300を介
して各端末200からデータを受信し、データ集約部1
20及びセンタ混雑状況測定部140bに入力する。デ
ータ集約部120は、各データ受信部110からのデー
タを集約して1つのまとまったデータとして、集約デー
タ送信部130に入力する。集約データ送信部130
は、データ集約部120より入力された集約されたデー
タを予めセンタ100により決められている宛先に送信
する。センタ混雑状況測定部140bは、センタ100
内のデータ受信部110から通知される受信数によりセ
ンタ100への着呼の総数を測定すると共に、テレゴン
グ契約回線600から入力される呼損総数を受信する。
制御情報生成部150は、センタ窓口の混み具合に応じ
て発呼確率値を定める。制御情報放送部160は、制御
情報生成部150で決定された発呼確率値Pを不特定多
数の端末群00へ向け放送する。
【0078】図14は、本発明の第2の実施例のセンタ
混雑状況測定部と制御情報生成部の構成を示す。センタ
混雑状況測定部140bは、単位時間クロック発生部1
41、着信数カウンタ142、テレゴング契約回線60
0から通知される呼損総数を受信する網情報受信部14
3、網情報受信部143で受信した呼損総数を保持する
呼損数格納部144より構成される。
【0079】制御情報生成部150は、前回放送確率値
記憶部151と次回放送確率決定部152より構成され
る。同図において、第1の実施例の図と比較するとセ
ンタ混雑状況測定部140bに網情報受信部143と呼
損数格納部144が追加されている点が異なる。制御情
報生成部150の次回放送確率値決定部152は、セン
タ窓口を溢れない、適度に小さい値を初期値として持っ
ている。最初の単位時間間隔に対しては、この初期値を
発呼確率値とする。2回目移行の各単位時間間隔に対し
ては、以下のようにして発呼確率値を定める。センタ混
雑状況測定部140bの着信数カウンタ142から知ら
される着信数をa、前回放送確率記憶部151が保持す
る値をPa、呼損数格納部144から通知される呼損数
をb、センタの窓口数をCとする。以下に発呼確率値を
求める方法を説明する。
【0080】図15は、本発明の第2の実施例のセンタ
側の動作(発呼確率値算出)を説明するためのフローチ
ャートである。 ステップ301) 初期値として、センタ100は、セ
ンタ窓口から溢れない程度の値を初期値とし、この初期
値を発呼確率値Pとして設定する。 ステップ302) センタ100は、設定された発呼確
率値Pを端末200に放送する。
【0081】ステップ303) センタ100のデータ
受信部110は、端末200からの着呼に対応して端末
データを受け取り、データ集約部120でデータの集約
処理を行う。 ステップ304) センタ100のセンタ混雑状況測定
部140bの着信数カウンタ142はセンタ窓口に着呼
した呼の総数aをカウントし、そのカウント値aを制御
情報生成部150の次回放送確率値決定部152に入力
する。
【0082】ステップ305) カウンタaが0でない
場合(a≠0)には、ステップ306に移行し、カウン
タaが0の場合(a=0)にはステップ311に移行す
る。 ステップ306) センタ混雑状況測定部140bの網
情報受信部143は網よりセンタ窓口から溢れた呼数の
総数bを取得する。取得した呼損数bは呼損数格納部1
44に格納される。
【0083】ステップ307) 次回放送確率値決定部
152は、呼損格納部144より呼損数を取得し、潜在
的に発呼を希望している端末の総数Nを、 N=((a+b)/Pa)−a により予測する。 ステップ308) 次回放送確率値決定部152は、窓
口数Cと予測されたNを比較し、N>Cであれば、ステ
ップ309に移行し、N≦Cであれば、ステップ310
に移行する。
【0084】ステップ309) N>Cであるとき、次
回放送確率値を窓口数Cを端末総数Nで除したC/Nと
し、ステップ302に移行する。 ステップ310) N≦Cであるとき、次回放送確率値
を1(P=1)とし、ステップ302に移行する。 ステップ311) ステップ305において、カウント
値aが0である場合には、発呼確率値Pが1であるかを
判断し、P=1である場合には、発呼を希望している者
は全くいないことになるので、センタ100の処理を終
了する。P≠1、つまりa=0,Pa<1の場合には、
ステップ312に移行する。
【0085】ステップ312) a=0,Pa<1の場
合には放送した発呼確率値が小さすぎたために、たまた
ま着信数のカウントaが0であったかもしれないので、
発呼確率値Pの値を大きくして再度、端末200に放送
を行う。例えば、前回放送確率値をPaとし、次回放送
確率値Pを、 P=Pa×2 により設定する。但し、Pは確率値であるので、Pa×
2が1を越えた時は、P=1とする。
【0086】次に、第2の実施例の端末200について
説明する。図16は、本発明の第2の実施例の端末の構
成を示す。端末200は、制御情報受信部210、発呼
動作指示部220、端末データ入力部230、端末デー
タ蓄積部240、端末データ送信部250及び話中時対
処部260bより構成される。同図において、第1の実
施例の図と比較すると、話中時対処部260bが端末
データ送信部250と同じ通信回線を共有している部分
が異なる。話中時対処部260bは、話中を検出する
と、制御情報受信部210に受信の再開を指示するだけ
でなく、公衆網300を介してテレゴングサービスを利
用し、話中になったことを公衆網300に通知し、公衆
網300においてカウントする。
【0087】図17は、本発明の第の実施例の発呼動
作指示部と話中時対処部の構成を示す。発呼動作指示部
220は、確率データ到着検出部221、乱数発生部2
22及び発呼起動条件判定部223より構成される。話
中時対処部260bは、受信再開指示部261、話中状
態検出部262、及び呼損カウント依頼部263より構
成される。
【0088】前述の第1の実施例の図の構成と比較す
ると、話中時対処部260bに呼損カウント依頼部26
3が追加されている部分が異なる。話中状態対処部26
0bは、公衆網300を監視し、話中になった場合にこ
れを受信再開指示部261に伝えると同時に、呼損カウ
ント依頼部263に信号を送る。呼損カウント依頼部2
63は、信号を受け取ると、公衆網300を介してテレ
ゴングサービスを利用し、公衆網300に発生した呼損
のカウントを依頼する。話中となった端末200の数
は、網上のテレゴングサービスにより集計され、テレゴ
ング契約回線600を介してセンタ100に通知され
る。
【0089】図18は、本発明の第2の実施例の端末間
の動作を説明するためのフローチャートである。 ステップ401) 端末200の制御情報受信部210
は、センタ100より発呼確率Pを受信すると、発呼動
作指示部220の確率データ到着検出部221に出力す
る。
【0090】ステップ402) 確率データ到着検出部
221は、発呼確率Pが到着したことを検出すると、乱
数発生部222及び発呼起動条件検出部223に通知す
る。これにより、端末200の発呼動作指示部220の
乱数発生部222では、乱数0.0〜1.0の範囲の乱
数値Rを生成し、発呼起動条件検出部223に入力す
る。
【0091】ステップ403) 発呼起動条件検出部2
23は、センタ100から取得した発呼確率Pと乱数発
生部222より入力された乱数値Rを比較し、P≧Rで
あればステップ404に移行し、P<Rであれば、ステ
ップ401に移行する。 ステップ404) 発呼起動条件検出部223は、発呼
確率値Pが乱数値R以上である場合を発呼起動条件と
し、端末データ送信部250に発呼起動を通知し、端末
データ送信部250は、センタ100に発呼してセンタ
窓口への接続を試みる。
【0092】ステップ405) ここで、話中時対処部
260bの話中状態検出部262がセンタ窓口が話中で
あることを検出した場合には、ステップ406に移行
し、話中でない場合には、ステップ407に移行する。 ステップ406) 話中時対処部260bの呼損カウン
ト依頼部263は、テレゴングサービスを利用して公衆
網300に呼損のカウントを依頼し、ステップ401に
移行する。
【0093】ステップ407) センタ100と端末2
00が接続された場合には、端末200の端末データ蓄
積部240に蓄積された端末データを端末データ送信部
250を介してセンタ100に送信する。 ステップ408) 端末データの送信が終了したら、セ
ンタ100と端末200とのデータリンクを切断し、端
末200の処理を終了する。
【0094】また、テレゴングサービスは、呼の数をカ
ウントしつつ、一部の呼を所定の割合でセンタ窓口へ接
続するサービスも提供している。このサービスは、カッ
トスルーと呼ばれる。端末データ送信部250における
センタ100への接続を試みる処理と、呼損カウント依
頼部263における話中時に呼損のカウントを依頼する
処理を別々に行う代わりに、テレゴングサービスにおい
て、このカットスルーを利用してセンタ100への接続
を試みつつ、同時に発呼数のカウントを行うことによ
り、上記の実施例と同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0095】また、上記の実施例に基づいて提供される
データ集約システムは、そのシステム自身に起因する輻
輳は、基本的に起こらない。しかし、そのシステムとは
全く独立の別のシステムによって引き起こされた輻輳に
巻き込まれることはあり得る。従って、本発明の第2の
実施例では、当システムのセンタ窓口から溢れ呼損の数
のみを網から通知してもらうようにしているが、これを
改造して他のシステムによって生じる網の混雑状況を含
めた総合的な混雑情報の情報の通知を取得すれば、他の
システムによって輻輳が発生しそうな状態になった時、
放送する発呼確率を低く抑えることにより、輻輳の発生
を回避することが可能である。
【0096】本発明は、上記の第1の実施例及び第2の
実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々
変更・応用が可能である。
【0097】
【発明の効果】上述のように、本発明は、不特定多数の
端末群からの発呼量がセンタ窓口の処理能力に見合った
量となるように制御することにより、センタ窓口をフル
稼働させ、かつ網にとって不必要な負担である呼損処理
を最小現に抑えることが可能である。センタ窓口がフル
に稼働しつつ、網に負担がかからないようになると、網
はデータ収集に関わる接続処理に専念することができる
ため、データの収集時間を短くすることができる。従っ
て、同じ数のデータを収集するのであれば、より早くデ
ータを収集することができる、同じ時間をかけるのであ
れば、より多くのデータの収集が可能である。
【0098】特に、センタから端末に放送する制御情報
を発呼確率値とすることにより、センタ窓口の容量が限
界でない場合には、実際にセンタへ着信した呼の量とそ
の際に放送した発呼確率値から潜在的に発呼を希望して
いる端末の総数を見積もることができる。これにより、
センタ窓口をフル稼働させ、かつ網に負担をかけない発
呼量となる発呼確率値として、どの値を次に放送する発
呼確率値としてとればよいかを簡単に決めることができ
る。これにより、素早く上方修正することができる。
【0099】さらに、センタ窓口から溢れた呼損の量を
情報として得られるようにすると、センタ窓口が満杯の
場合においてさえも、潜在的に発呼希望している端末の
総数を見積もることができる。これにより、上方修正の
みならず、下方修正も素早く行うことができる。発呼を
希望する不特定多数の端末群の需要規模を予め推測する
ことが困難な場合、本発明のデータ集約システムは、特
に有効である。また、潜在的な発呼規模端末数が時間的
に変化する場合において、本発明のデータ収集システム
は容易に対処できる。
【0100】なお、不特定多数の場合のみならず、特定
多数の場合においてもセンタ側からの個々の端末に問い
合わせをしてデータの送信を要求したり、空き回線を見
つけて回線を選択する等のポーリングが不適当な場合が
あり得る。例えば、センタ側から端末側に発呼するため
の設備が網に十分に用意されていない場合は、発呼側に
課金測定するシステムしか網に用意されていない場合等
である。このような場合には、端末側から発呼すること
になり、本発明を適用するセンタ側からのアクセスす
る場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するためのシーケンスチャ
ート(その1)である。
【図2】本発明の原理を説明するためのシーケンスチャ
ート(その2)である。
【図3】本発明の原理構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例のシステム構成図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例のセンタの構成図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施例のデータ集約部の構成図
である。
【図7】本発明の第1の実施例のセンタ混雑状況測定部
と制御情報生成部の構成図である。
【図8】本発明の第1の実施例の端末の構成図である。
【図9】本発明の第1の実施例の発呼動作指示部及び話
中対処部の構成図である。
【図10】本発明の第1の実施例のセンタ側の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施例の端末側の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例のシステム構成図であ
る。
【図13】本発明の第2の実施例のセンタの構成図であ
る。
【図14】本発明の第2の実施例のセンタ混雑状況測定
部と制御情報生成部の構成図である。
【図15】本発明の第2の実施例のセンタ側の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施例の端末の構成図であ
る。
【図17】本発明の第2の実施例の発呼動作指示部と話
中時対処部の構成図である。
【図18】本発明の第2の実施例の端末側動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図19】従来のデータ集約システムの構成図である。
【図20】従来のシステムのセンタの構成図である。
【図21】従来のシステムの端末の構成図である。
【図22】従来のシステムの端末における発呼動作指示
部と話中時対処部の構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 晴史 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−268761(JP,A) 特開 平7−30673(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 3/22 - 3/36

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網を介して複数の窓口を有するセン
    タに不特定多数の端末群から送信されるデータを集約す
    るデータ集約方法において、 前記センタは、 窓口への着信数に基づいて次に発呼する端末の総数と発
    呼のタイミングを調整する制御情報である発呼確率値の
    初期値を設定し、 前記発呼確率値をある時間間隔で端末に放送し、 前記端末は、 前記センタから放送された前記発呼確率値を受信し、 受信した前記発呼確率値に基づいて発呼するか否かを判
    定し、発呼しない場合は、該発呼確率値の受信を待機
    し、発呼する場合には、センタ窓口へ接続を試み、該セ
    ンタ窓口が話中か否かを判定し、話中である場合、発呼
    確率値の受信を待機し、話中でなく接続に成功した場合
    には、端末データを前記センタに送信し、 前記センタは、 所定の時間内に実際に前記端末から着信した呼の数をカ
    ウントすると共に、該端末からのデータを受け取り、 前回に放送した前記発呼確率値と前記着信した呼の数か
    ら発呼を希望している端末の総数を見積もり、 見積もられた前記端末の総数と所定の前記センタ窓口の
    数から次回端末群に放送する発呼確率値を設定し、 設定された前記発呼確率値をある時間間隔で前記端末群
    に放送することを特徴とするデータ集約方法。
  2. 【請求項2】 前記端末は受信した前記発呼確率値に基
    づいて発呼する際に、 乱数を生成し、生成された該乱数と前記発呼確率値を比
    較して発呼するか否かを決定する請求項1記載のデータ
    集約方法。
  3. 【請求項3】 呼損の総数を集計する手段を有する前記
    公衆網を介して、複数の窓口を有する前記センタに、不
    特定多数の端末群から送信されるデータを集約するデー
    タ集約方法において、 前記センタは、 窓口への着信数に基づいて次に発呼する端末の総数と発
    呼のタイミングを調整する制御情報である発呼確率値の
    初期値を設定し、 前記発呼確率値をある時間間隔で前記端末に放送し、 前記端末は、 前記センタから放送された前記発呼確率値を受信し、 受信した前記発呼確率値に基づいて発呼するか否かを決
    定し、発呼しない場合は、該発呼確率値の受信を待機
    し、発呼する場合には、センタ窓口へ接続を試み、該セ
    ンタ窓口が話中か否かを判定し、話中である場合、前記
    公衆網へ呼損のカウントを依頼して発呼確率値の受信を
    待機し、話中でなく接続に成功した場合には、端末デー
    タを前記センタに送信し、 前記センタは、 所定の時間内に実際に前記端末から着信した呼の数をカ
    ウントすると共に、該端末からのデータを受け取り、 前記センタ窓口から溢れた呼損の数の情報を前記公衆網
    から受け取り、 前回に放送した前記発呼確率値と前記着信した呼の数と
    前記個尊の数から発呼を希望している端末の総数を見積
    もり、 見積もられた前記端末の総数と所定の前記センタ窓口の
    数から次回端末群に放送する発呼確率値を設定し、 設定された前記発呼確率値をある時間間隔で前記端末群
    に放送する請求項1記載のデータ集約方法。
  4. 【請求項4】 前記次回発呼確率値を設定する際に、 前記センタは、前記センタ窓口の混雑状況の情報の他
    に、前記公衆網の混雑状況の情報を該公衆網より受信
    し、 もし、前記公衆網が輻輳を起こしそうな状況にある場合
    には、放送する発呼確率値を低く抑える請求項3記載の
    データ集約方法。
  5. 【請求項5】 前記次回発呼確率値を設定する際に、 見積もられた端末の総数とその瞬間に空き状態にあるセ
    ンタの窓口の数から前記次回発呼確率値を求める請求項
    記載のデータ集約方法。
  6. 【請求項6】 前記次回発呼確率値を設定する際に、 前記各端末は、データリンクを確立したらすぐにデータ
    送信に要するサービス時間の見積を前記センタに通知
    し、 前記センタは、端末からの通知に基づいて発呼確率値を
    不特定多数の端末に放送し、該端末から実際にセンタ窓
    口に着信するまでに係るタイムラグの時間内に、現在デ
    ータの送信中の端末がデータ送信を終了し、回線を切断
    し終わると予測される場合に、該センタ窓口を空き状態
    にあるセンタ窓口と見做す請求項1記載のデータ集約方
    法。
  7. 【請求項7】 前記センタは、 発呼を希望している端末数を見積る際に、 各々の回に見積もった発呼を希望している端末数(発呼
    希望者数)の履歴を保持し、 前記発呼希望数の増減の傾向を利用して、次回の予測発
    呼希望者数を補正する請求項1記載のデータ集約方法。
  8. 【請求項8】 前記センタは、 各々の回において予測した前記発呼希望者数の履歴を保
    持し、2回先の発呼希望者数を1回前の放送時点で予測
    する請求項1記載のデータ集約方法。
  9. 【請求項9】 前記センタは、所定の時間内に前記セン
    タに実際に着信した呼の数をカウントして前記センタ窓
    口の混雑状況を測定する際に、 単位時間間隔中にそれぞれの呼が前記センタ窓口を占有
    するサービス時間の分布を測定し、測定されたサービス
    時間分布に応じて前記次回発呼確率値を前記端末に放送
    する時間間隔を設定する請求項1記載のデータ集約方
    法。
  10. 【請求項10】 前記各端末装置は、前記センタ窓口と
    のデータリンクが確立したらすぐに、該端末から前記セ
    ンタへデータを送信するために要するサービス時間の見
    積を該センタに通知し、 前記センタは、前記サービス時間の見積と発呼確率値の
    放送から着信までのタイムラグを考慮して前記端末に放
    送する前記時間間隔を定める請求項1記載のデータ集約
    方法。
  11. 【請求項11】 公衆網を介して複数の窓口を有するセ
    ンタに不特定多数または、特定の端末群から送信される
    データを集約するデータ集約システムであって、 端末から前記センタ窓口への着信に対してデータを受信
    するデータ受信手段と、 前記データ受信手段で受信したデータを1つのデータと
    して集約するデータ集約手段と、 ある特定の時間間隔を単位として単位時間間隔中に前記
    センタ窓口に着信した呼の数をカウントするカウント手
    段と、 前記カウント手段により測定された混雑状況情報に基づ
    いて、接続されている前記センタ窓口に余裕がある場合
    には、放送した発呼確率値と実際に単位時間中に前記セ
    ンタに着信した呼の総数から発呼を希望している残りの
    端末の総数を推定する手段と、発呼総数の期待値がセン
    タ窓口数と等しくなるように次回に放送する発呼確率値
    を決定する手段と、前記センタ窓口に余裕がない場合に
    は、発呼確率値を減少させる手段とを有する制御情報生
    成手段と、 前記発呼確率値を制御情報として前記端末にある時間間
    隔で放送する制御情報送信手段とを有し、 前記端末は、 前記センタから放送された前記制御情報を受信する制御
    情報受信手段と、 前記センタより受信した前記発呼確率値に従って、確率
    的に発呼するか否かを決定する発呼動作制御手段と、 前記センタ窓口に発呼し、データを送信するデータ送信
    手段と、 前記センタ窓口が話中の場合に、前記発呼確率値の受信
    を再開して前記発呼確率値に基づいて発呼の再開の要否
    を判断する手段とを有することを特徴とするデータ集約
    システム。
  12. 【請求項12】 前記発呼動作制御手段は、 乱数を生成し、生成された該乱数と受信した前記発呼確
    率値との比較により発呼するか否かを決定する請求項1
    1記載のデータ集約システム。
  13. 【請求項13】 前記公衆網は、前記センタ窓口から溢
    れた呼損の総数を集計する手段を有し、 前記センタは、 ある特定の時間間隔を単位として単位時間間隔中に前記
    センタ窓口に着信した呼の数をカウントし、前記呼損の
    総数を前記公衆網より取得する混雑状況測定手段と、 放送した発呼確率値と実際に単位時間間隔中に前記セン
    タに着信した呼の総数と、前記センタ窓口から溢れた呼
    損の総数から発呼を希望している残りの端末の総数を推
    定し、発呼総数の期待値がセンタ窓口数と等しくなるよ
    うに次回に放送する発呼確率値を設定する制御情報生成
    手段とを有し、 前記端末は、 前記センタ窓口が話中の場合に、話中によって生じた呼
    損をカウントするように前記公衆網に依頼する話中対処
    手段とを有する請求項11記載のデータ集約システム。
  14. 【請求項14】 前記データ集約手段は、 集約されたデータを特定の宛先に送信する集約データ送
    信手段を有する請求項11記載のデータ集約システム。
  15. 【請求項15】 前記制御情報生成手段は、 前記発呼を希望している残りの端末の総数の履歴を保持
    する履歴蓄積手段と、 前記総数の履歴を参照して次回の予測発呼希望者数を補
    正する請求項11記載のデータ集約システム。
  16. 【請求項16】 前記制御情報生成手段は、 前記発呼を希望している残りの端末の総数の履歴を保持
    する履歴蓄積手段と、 前記履歴の総数を参照して2回先の発呼希望者数を1回
    前の放送時点で予測する予測手段とを有する請求項11
    記載のデータ集約システム。
  17. 【請求項17】 前記制御情報生成手段は、 単位時間間隔中にそれぞれの呼が前記センタの窓口を占
    有するサービス時間の分布を測定し、測定されたサービ
    ス時間分布に応じて前記次回発呼確率値を端末に放送す
    る時間間隔を設定する手段を有する請求項11記載のデ
    ータ集約システム。
  18. 【請求項18】 前記制御情報送信手段は、 前記センタ窓口と前記端末とのデータリンクの確率時に
    データを送信するために要するサービス時間の見積を前
    記各端末から受信し、次回に放送する発呼確率値を放送
    する単位時間間隔を該サービス時間の分布に基づいて決
    定し、前記端末に送信する請求項11記載のデータ集約
    システム。
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