JP3088942U - 木質ペレット燃焼用ガンタイプバーナ - Google Patents

木質ペレット燃焼用ガンタイプバーナ

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JP3088942U
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宏 呉本
渉 小林
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九州オリンピア工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質ペレットの燃焼装置において、比較的簡
単なバーナ構造で、且つ、ペレットの供給、着火・燃焼
・消火を自動的に行える取り扱いの容易なガンタイプバ
ーナを得る。 【解決手段】 風箱1側にペレット供給口15と燃料ガ
イド板13および着火用油バーナ6を取り付け、出口側
にペレットが適切に燃焼し、且つ、燃焼後の灰分が残留
しない高さの堰5と底部に1次燃焼空気を供給する目皿
穴10を設けた内筒と出口に絞り円錐板4を取り付けた
外筒3からなる1次燃焼室をもつバーナで、1次2次の
燃焼空気比率を絞り円錐板4の位置で適切に制御しなが
ら、1次燃焼室に不要な灰分を残すことなく木質ペレッ
トをガンタイプのような火炎を形成しながら燃焼さし、
油バーナよる短時間着火・適切な燃料供給による燃焼と
消火を自動的に行うことで上記課題を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、木質系バイオマスから造粒されたペレットを燃焼する熱機器に係わ るものであり、詳しくは、ペレットを任意の速度で連続的、且つ、自動的に燃焼 するバーナ器機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、環境保全の観点から、再生可能なバイオマス資源の有効利用を 促進するため廃材・残材等からペレットを作り、給湯・暖房用燃料として使用さ れているが、この木質ペレットはガス・油燃料に比べ単位重量当たりの発熱量が 油の約半分であるため、輸送・貯蔵性に劣るだけでなく、同一熱量を得るために は燃焼室が大きくなる。
【0003】 また、燃焼制御における取り扱い性の悪さ、燃焼で生じる灰分等の問題から、 燃焼機器の構造が複雑で機器の価格が高くなるばかりか、保全に手間がかかるた め、小型機器での自動化は進んでおらず、ガス・油燃焼と同様な取り扱いができ る安価なバーナの供給が求められている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
木質ペレットは固体燃料であるがゆえにそれ自体が着火・燃焼を開始するには 、油・ガス燃料に比べ大量の熱と時間が必要になるばかりでなく、安定燃焼に入 るまでに煙が発生しやすい。
【0005】 連続燃焼時でも、燃焼室内での燃料の積層状態によっては、安定した固定燃焼 層ができず煙の発生・火の粉の飛散がおこり易い。
【0006】 木質ペレットは不燃分を含むため、連続燃焼時および燃焼後に残る灰分を連続 的に排出し、クリンカーの生成を抑える必要がある。
【0007】 これらを、解決しようと従来の機器は燃焼室が大きく小型化が難しい。
【0008】 本考案は、上記の必要な要件を克服し、比較的簡単な構造で、自動運転が可能 な小型の木質ペレットバーナを供給しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案の装置は同軸2重円筒からなる1次燃焼室 もつバーナで、この燃焼室上流端にペレット供給口と点火用圧力噴霧小型バーナ を持ち、2重円筒の内筒には下部に目皿状の穴があり、下流端には燃料ペレット がこぼれ落ちず、且つ適当な嵩積み高さになるような堰がある。2重円筒の外筒 下流端には円錐形の絞り板があり、板の位置を調整することにより、内筒内に目 皿穴を通して入る1次燃焼空気とバーナ下流へ吹き込む2次空気の割合を調整で きる構造としたものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1において、風箱1に内筒2と外筒3からなる同軸2重円筒の1次燃焼管を 取り付ける。内筒2の風箱側端面にはペレット供給管7からダクト14を通し供 給されるペレットが1次燃焼管に入る供給口15と点火に必要な熱を供給する小 型の圧力噴霧バーナ6の噴出し口16を設ける。1次燃焼管内筒2の底辺にはこ の上に堆積するペレットを部分燃焼さすための1次空気が噴出す目皿穴10を適 当な間隔で開ける。1次燃焼管外筒3の風箱側は燃焼空気が入る口17を設けて 風箱1に取り付け、もう一方には絞り円錐板4を取り付ける。絞り円錐板4の取 り付け位置は任意に調整できるようにし、その位置で2次燃焼空気量と目皿穴1 0から1次燃焼室に入る1次燃焼空気量の比率を調整する。圧力噴霧バーナ6に 必要な空気はバーナ用燃焼空気調整口9の開度を調整することにより行う。ペレ ットの供給ラインへ可燃ガス・高温燃焼排ガスの逆流を防ぐために逆火防止用シ ール空気供給口11をペレット供給ダクト14に設け、供給口15付近のダクト 内にペレットを1次燃焼室の適当な位置に適量堆積できるよう大きさを決めた燃 料ガイド板13を取り付ける。1次燃焼室に供給されたペレットが下流の燃焼室 に転げ落ちないよう1次燃焼室先端に堰板5を付ける。風箱1への空気の供給は 送風機接続口8を通し、送風機から供給する。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0012】 請求項1により、比較的簡単な構造で安定的な燃焼ができ、油バーナの如く簡 単に扱うことができる小型のガンタイプバーナとなる。
【0013】 請求項目2により、ペレットが着火・安定燃焼になるまでの時間が短縮されるだ けでなく、点火棒や電熱器による着火のような着火時の煙発生がなくなる。
【0014】 請求項目3により、燃焼時における飛び火と灰分堆積を最少にし、消火時1次 燃焼室に残留するペレットが完全に燃えきるまで燃焼し、残留灰分からクリンカ ーが生成するのを抑える。
【0015】 請求項目4により、1次燃焼室で適当なペレットの堆積層による安定的な固定 燃焼層が作れ、十分なガス化・燃焼が図れるとともにペレット供給管への熱気の 逆流および逆流防止用空気の節減が図れる。
【0016】 請求項目5により、1次燃焼室のペレット堆積層と下流の燃焼室に対し、適当 な比率で燃焼空気を配分でき、ペレットの完全燃焼と1次燃焼室での余分な灰分 の残留防止が図れるとともに、ガンタイプバーナとしてのきれいな火炎が得られ る。
【0017】 請求項目6により、ペレットの連続または少量頻発投入が可能になり、バーナ の自動運転による運転員の作業軽減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる1次燃焼室と風箱に燃料ペレ
ットの供給ダクト・管及び着火装置である圧力噴霧式油
バーナを取り付けた例を説明する図面である。
【図2】これは、1次燃焼室内筒の目皿穴に穴数の分布
をつけた例を説明する図面である。
【符号の説明】
1 風箱 2 1次燃焼室内筒 3 1次燃焼室外筒 4 絞り円錐板 5 堰板 6 着火用圧力噴霧バーナ 7 ペレット供給管 8 送風機接続口 9 着火バーナ用燃焼空気調整口 10 目皿穴 11 逆火防止用シール空気供給口 12 2次空気噴出し口 13 燃料ガイド板 14 ペレット供給ダクト 15 ペレット供給口 16 バーナ取り付け口 17 燃焼空気取り込み口 18 1次燃焼室内筒底部 19 目皿穴の分布

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガンタイプバーナのようにガン先端から
    火炎が噴出す形の木質ペレットを燃焼する装置におい
    て、バーナは同心2重壁構造からなる1次燃焼室とペッ
    レト供給口と点火装置を内装する風箱および送風機・ペ
    レット供給装置から構成され、この環状部に空気を流す
    ことにより、2重構造内壁の材温が過度に上昇するのを
    防ぎ、外壁を通じて放出される熱量を最少に抑へ、か
    つ、その空気の1部は供給されたペレットがこの1次燃
    焼室内で着火・部分燃焼・ガス化するようペレット積層
    下部より適量供給され、残りはこの1次燃焼室から吹き
    出る可燃性ガスを下流の熱機器の燃焼室内で完全燃焼す
    るよう1次燃焼室下流端から2次燃焼空気として吹き込
    む構造をもつ装置。
  2. 【請求項2】 請求項目1において、燃焼開始時にペレ
    ットの着火に必要な熱を油焚きバーナまたはガス焚きバ
    ーナの火炎により供給するようにした装置。
  3. 【請求項3】 請求項目1において、同心2重壁の下部
    内壁に設けた目皿状1次燃焼空気供給口の穴数分布を上
    流に多くし、堰に向かって少なくした分布を持つ装置。
  4. 【請求項4】 請求項目1において、1次燃焼室に供給
    されるペレットが1次燃焼室の適当な位置に適量堆積で
    きるよう燃料ガイド板を取り付けた装置。
  5. 【請求項5】 請求項目1において、1次燃焼室の外壁
    下流端部に絞り円錐板を設け、絞り円錐板の取り付け位
    置を変えることにより、1次燃焼室の環状部を通り、目
    皿状1次燃焼空気供給口から1次燃焼室に入る燃焼空気
    と絞り板部から下流の燃焼室に吹き込まれる2次燃焼空
    気の割合を調整できるようにした装置。
  6. 【請求項6】 請求項目1において、燃料供給、点火、
    燃焼、消火操作を自動制御できるようにした装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090802A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Sunpot Co Ltd 木質ペレット状燃料燃焼装置
JP2009198090A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Sunpot Co Ltd 木質燃料燃焼装置
JP2009198071A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Yazaki Corp 木質ペレット燃焼装置
JP2010243096A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Yamamoto Yasushi 木材その他のバイオマス素材を燃料とする低コスト暖房・給湯システム

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