JP3088219U - 椅子用カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は椅子用カバーに関し、簡単な取扱い
操作により確実に椅子に装着したり、取外すことがで
き、身の回りの品物を背もたれ後面カバー部のポケット
部内に収納し、整理整頓を行うようにしたものである。 【解決手段】 座部２と背もたれ部３とを有する椅子１
に着脱可能に装着される椅子用カバー４にして、柔軟性
を有する表面部材にて形成され、座部２の少なくとも表
面側に被せられる座部カバー部５と、座部カバー部５の
表面側基端に連設され背もたれ部３の表面側を覆う背も
たれ前面カバー部６Ａおよび背もたれ前面カバー部の背
部に適宜連結懸架手段７を介して対向して連結され適宜
形状、適宜個数のポケット部８が装設された背もたれ後
面カバー部６Ｂにより形成される背もたれカバー部６と
より成り、背もたれ３が背もたれカバー部６内に挿脱可
能に挿入される開口部９を背もたれ後面カバー部６Ｂの
背面側下縁に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は椅子用カバーに関し、簡単な取扱い操作により確実に椅子に装着した り、取外すことができ、身の回りの品物を背もたれ後面カバー部に設けたポケッ ト部内に収納し、整理整頓を行うようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、背もたれを備えた椅子があるが、大きさ、形状はさまざまである。 そして、このような背もたれを備えた椅子では、座部や背もたれの汚れを防止 したり、表装材の摩耗を防止するために表面を覆う椅子用カバーがある。この椅 子用カバーは、座部と背もたれ部とを連続して覆うものとして例えば全体形状が 略矩形をなし、カバーの外縁には椅子に対する取付用の紐を適宜複数対設けたも のがある。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

しかしながら、上記従来の椅子用カバーは例えば全体形状が略矩形をなし、外 縁には取付用の紐を適宜複数対設けたことによりこの紐を結束して椅子に対する 取付を行うものであるので、椅子用カバーの椅子に対する取付と交換等の取り外 しには紐を結束したり、紐の結束を解くために多くの時間と手間がかかる。 しかも、椅子用カバーは、全体形状が略矩形のものが椅子の座部と背もたれ部 とに分担されて覆われ、カバーの外縁に備えた紐を結束してカバーを椅子に取付 るのにすぎないので、使用者が幾度か重ねて着座することにより荷重が座部およ び背もたれ部に加わったり、立ったりする等の繰り返しの使用がされると、紐の 結束に緩みを生ずる等して椅子に対してカバーがずれ動く。従って、カバーの表 面に皺を生じたり、カバーの外縁部がめくり上がりを生ずることがあった。 このため、使用者は異物感を覚え、座り心地が悪くなるという不都合を生じて いた。 また、使用者は新聞、雑誌、眼鏡、筆記具、携行用の音響機器、テレビ受像器 等のリモート・コントロール用のスイッチ、テット・ボトル等の飲み物のように 必要な身の回りの品物は、一度着座した椅子から席を立って所望の品物を探し出 したり、取りに行かなければならないという煩わしさがあった。

【０００４】 本考案は上記従来の椅子用カバーの欠点を解決し、椅子に対するカバーの取付 と交換等の取り外しが簡単な取扱い操作により短時間に多くの手間がかからずに 迅速かつ確実に行え、また椅子の所定位置にカバーをずれ動くことなく取付が行 え、しかも使用者の使用回数が度重なる場合にも、カバーの表面に皺を生じたり 、カバーの外縁部がめくり上がりを生ずることなく座り心地が良好であり、また 必要な身の回りの品物を常時、身近に備え置くことができ、さらには構造簡単で 量産向きであり、製作コストも安価な椅子用カバーを提供しようとする。

【０００５】

【課題を解決しようとする手段】

本考案は上記課題に鑑みなされたものであり、請求項１に記載の考案は座部と 背もたれ部とを有する椅子に着脱可能に装着される椅子用カバーにして、柔軟性 を有する表面部材にて形成され、前記座部の少なくとも表面側に被せられる座部 カバー部と、該座部カバー部の表面側基端に連設され前記背もたれ部の表面側を 覆う背もたれ前面カバー部および該背もたれ前面カバー部の背部に適宜連結懸架 手段を介して対向して連結され適宜形状、適宜個数のポケット部が装設された背 もたれ後面カバー部により形成される背もたれカバー部とより成り、背もたれ部 が前記背もたれカバー部内に挿脱可能に挿入される開口部を背もたれ後面カバー 部の背面側下縁に設けたことを特徴とするという手段を採用した。

【０００６】 また、本考案の請求項２に記載の考案は、請求項１において前記座部および背 もたれ部に対応する前記表面部材内にはポリウレタン・フォーム、棉、合成棉、 または繊維屑の何れか等よりなるクッション材が内設されたことを特徴とすると いう手段を採用した。

【０００７】 また、本考案の請求項３に記載の考案は、請求項１または請求項２の何れかに おいて前記座部カバー部は椅子の座部が挿入される略袋状に形成されることを特 徴とするという手段を採用した。

【０００８】 また、本考案の請求項４に記載の考案は、請求項１,請求項２,または請求項３ の何れかにおいて前記座部カバー部の基端側裏面と背もたれ後面カバー部の下縁 とは前記開口部において尾錠が装着された所望複数本のバンド体により分離可能 に結合されたことを特徴とするという手段を採用した。

【０００９】 また、本考案の請求項５に記載の考案は、請求項１,請求項２,請求項３,また は請求項４の何れかにおいて前記連結懸架手段は、前記背もたれ部の左右の肩部 に背部上方から左右の側縁部にわたり斜め下方に前方へ巻き回されて懸架される 伸縮性を有するゴムバンドまたはバンドの何れかであることを特徴とするという 手段を採用した。

【００１０】 また、本考案の請求項６に記載の考案は、請求項１,請求項２,請求項３,請求 項４,または請求項５の何れかにおいて前記ポケット部の上方部の背もたれ後面 カバー部には伸縮可能なゴム紐が適宜編成法により張設されることを特徴とする という手段を採用した。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、図に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 図１ないし図３は本考案の一実施形態を示し、１は椅子であり、この椅子１は 座部２と背もたれ部３とを有するものであり、成人の一般的体形を想定して形成 されるものならば、その形状、大きさは図示するものに限られない。

【００１２】 ４は椅子１に着脱自在に装着される本実施形態の椅子用カバーであり、この椅 子用カバー４は柔軟性を有する表面部材にて形成され、前記座部２の少なくとも 表面側Ａに被せられる座部カバー部５と、該座部カバー部５の表面側基端に連設 され、前記背もたれ部３の表面側Ａを覆う背もたれ前面カバー部６Ａおよび該背 もたれ前面カバー部６Ａの背部に適宜連結懸架手段７を介して対向して連結され 適宜形状、適宜個数のポケット部８が装設された背もたれ後面カバー部６Ｂによ り形成される背もたれカバー部６とにより成り、背もたれ部３が前記背もたれカ バー部６内に挿脱可能に挿入される開口部９を背もたれ後面カバー部６Ｂの背面 側下縁に設けている。

【００１３】 椅子用カバー４を形成するための柔軟性を有する表面部材としては、合成樹脂 軟質ビニール、合成繊維布、皮革、合成皮革、天然繊維よりなる布帛がある。 また、座部２および背もたれ部３に対応する前記表面部材内にはポリウレタン ・フォーム、棉、合成棉、または繊維屑の何れか等よりなるクッション材１０が 内設されることにより緩衝性を高める。

【００１４】 前記座部カバー部５は椅子１の座部２が挿入される略袋状に形成される。

【００１５】 １１Ａ,１１Ｂ；１１Ａ,１１Ｂは前記開口部９の端縁に装着された所望複数本 、図では左右２本のバンド体であり、このうちバンド体１１Ｂ;１１Ｂには尾錠 １２が装着されることにより前記座部カバー部５の基端側裏面と背もたれ後面カ バー部６Ｂの下縁とは前記開口部９において分離可能に結合される。従って、座 部２と背もたれ部３とを有する椅子１が成人の一般的体形を想定して形成された ものなら、その形状、大きさは例示するものに限らず、如何様であっても尾錠１ ２によりバンド体１１Ａ,１１Ｂ；１１Ａ,１１Ｂの長さを長短調整することによ り椅子用カバー４の長さ方向Ｘの丈を調整させ、座部２に座部カバー部５を一致 させるとともに背もたれ部３の前面に背もたれカバー部６の背もたれ前面カバー 部６Ａを一致し、背もたれ部６の後面に背もたれ後面カバー部６Ｂをそれぞれ一 致して取付ることができる。

【００１６】 前記連結懸架手段７は、前記背もたれ部３の左右の肩部３ａ,３ａに背部上方 から左右の側縁部にわたり斜め下方に前方へ巻き回されて懸架される例えば伸縮 性を有するゴムバンド１３,１３が使用されるか、または図には示さないバンド の何れかが使用される。そして、背もたれ部３を背もたれカバー部６内に開口部 ９から上方へと挿入することによりその背もたれ部３の前面に背もたれ前面カバ ー部６Ａを一致させ、背もたれ部３の後面に背もたれ後面カバー部６Ｂを一致さ せて背もたれ部３に背もたれカバー部６を取付る。しかも、前述のように背もた れ部３に背もたれカバー部６を取付後は、例えば図２に示すように背もたれ部３ の左右の肩部３ａ,３ａにゴムバンド１３,１３が背部上方から左右の側縁部にわ たり斜め下方に前方へ巻き回されて懸架されるので、このゴムバンド１３,１３ が伸縮性を発揮して背もたれ部３の左右の肩部３ａ,３ａを弾力的にしかも抱え 込むように保持することにより背もたれ部３の前面から背もたれ前面カバー部６ Ａがずれ動いたり、位置ずれを生ずるのが防止されるとともにめくり上がりが防 止される。また、背もたれ部３の後面から背もたれ後面カバー部６Ｂがずれ動い たり、位置ずれを生ずるのを防止することができるとともにめくり上がりが防止 される。

【００１７】 １４は前記ポケット部８の上方部の背もたれ後面カバー部６Ｂに適宜編成法に より張設されるは伸縮可能なゴム紐である。１５はゴム紐１４の絞り込みを強弱 調整するための絞具である。

【００１８】 本考案の一実施形態は以上の構成からなり、例えば合成樹脂軟質ビニール、合 成繊維布、皮革、合成皮革、天然繊維よりなる布帛等で形成された柔軟性を発揮 する椅子用カバー４を椅子１の座部２と背もたれ部３とに取付るには、座部カバ ー部５の基端側裏面と背もたれ後面カバー部６Ｂの下縁との間に形成される開口 部９の端縁に装着された所望複数本のバンド体１１Ａ,１１Ｂ;１１Ａ,１１Ｂの 尾錠１２,１２に対する締め込みを調整してバンド体１１Ａ,１１Ｂ;１１Ａ,１１ Ｂを分離した後この開口部９から椅子用カバー４の略袋状の座部カバー部５内に 座部２を前方へと挿入するとともに開口部９から背もたれカバー部６内に背もた れ部３を上方へと挿入する。

【００１９】 この際、座部２と背もたれ部３とを有する椅子１が成人の一般的体形を想定し て形成されたものであり、その形状、大きさは図示するものに限らず、如何様で あったとしても尾錠１２の締め付けによりバンド体１１Ａ,１１Ｂ;１１Ａ,１１ Ｂの長さを長短調整させて椅子用カバー４の長さ方向Ｘの丈を長短調整して座部 ２に一致することができる。

【００２０】 しかも、背もたれ前面カバー部６Ａと背もたれ後面カバー部６Ｂとは前後対向 して連結懸架手段７としての例えばゴムバンド１３,１３により連設されている ので、開口部９から背もたれカバー部６に背もたれ部３を挿入すると、左右のゴ ムバンド１３,１３は伸縮性が発揮されて背もたれ部３の左右の肩部３ａ,３ａに 背部上方から左右の側縁部にわたり斜め下方に前方へ巻き回されて懸架されるた め、背もたれ部３の前面に背もたれ前面カバー部６Ａを一致させて取付ることが できるとともに背もたれ部３の後面に背もたれ後面カバー部６Ｂを一致させて背 もたれカバー部６を取付ることができる。しかも、前述のように背もたれ部３に 背もたれカバー部６を取付後は、背もたれ部３の左右の肩部３ａ,３ａにゴムバ ンド１３,１３が背部上方から左右の側縁部にわたり斜め下方に前方へ巻き回さ れて懸架されるので、このゴムバンド１３,１３が伸縮性を発揮して背もたれ部 ３の左右の肩部３ａ,３ａを弾力的にしかも抱き込むように保持することにより 背もたれ部３の前面に対して背もたれ前面カバー部６Ａがずれ動くのが防止され るとともにめくり上がりが防止され、また背もたれ部３の後面に対して背もたれ 後面カバー部６Ｂのずれ動きを防止されるとともにめくり上がりが防止される。 このようにして、座部２と背もたれ部３とを有する椅子１に椅子用カバー４を 取付ることができる。

【００２１】 また、背もたれ後面カバー部６Ｂには適宜形状、適宜個数のポケット部８が装 設されているので、使用者は新聞、雑誌、眼鏡、筆記具、携行用の音響機器、テ レビ受像器等のリモート・コントロール用のスイッチ、テット・ボトル等の飲み 物の容器のように必要な身の回りの品物をポケット部８内に収納することができ る。従って、使用者は一度着座した椅子１から席を立って所望の品物を探し出し たり、取りに行かなければならないという煩わしさがなくなって着座が行え、し かも整理整頓に役立ち、紛失することもない。 しかも、ポケット部８の上方部の背もたれ後面カバー部６Ｂには伸縮可能なゴ ム紐１４が適宜編成法により張設されるので、新聞、雑誌、テレビ受像器等のリ モート・コントロール用のスイッチ、テット・ボトルのように長くポケット部８ から突出される品物である場合にもゴム紐１４により弾力的に抑えられ、ポケッ ト８部内から脱落されるのが防止される。

【００２２】 そして、椅子用カバー４が汚れて洗濯を行う場合とか、古くなり椅子用カバー ４を取り外すのには、座部カバー部５の基端側裏面と背もたれ３の後面カバー部 ６Ｂの下縁との間に形成される開口部９の端縁に装着した所望複数本のバンド体 １１Ａ,１１Ｂ;１１Ａ,１１Ｂの尾錠１２の締め付けを解いてバンド体１１Ａ,１ １Ｂ;１１Ａ,１１Ｂの結合を解いて分離し、その後この開口部９から椅子用カバ ー４の略袋状の座部カバー部５を座部２に対して抜き出すとともに開口部９から 背もたれカバー部６を背もたれ部３に対して抜き出すことにより椅子用カバー４ を取り外すことができる。

【００２３】 図示する上記実施形態では、座部カバー部５は略袋状に形成されたものを代表 的に説明したが、これは例示であり、図示するものに限ることなく例えば座部カ バー部５は裏面側の大部分が省略されることにより座部２に対して少なくとも表 面側Ａのみに被されるものであってもよい。

【００２４】 また、ポケット部８の形状の変更は自由に行え、しかもポケット部８の設置個 数の増減変更、および配列組み合わせは自由に行える。

【００２５】

【考案の効果】

以上のように本考案の請求項１に記載の考案は、座部と背もたれ部とを有する 椅子に着脱可能に装着される椅子用カバーにして、柔軟性を有する表面部材にて 形成され、前記座部の少なくとも表面側に被せられる座部カバー部と、該座部カ バー部の表面側基端に連設され前記背もたれ部の表面側を覆う背もたれ前面カバ ー部および該背もたれ前面カバー部の背部に適宜連結懸架手段を介して対向して 連結され適宜形状、適宜個数のポケット部が装設された背もたれ後面カバー部に より形成される背もたれカバー部とより成り、背もたれが前記背もたれカバー部 内に挿脱可能に挿入される開口部を背もたれ後面カバー部の背面側下縁に設けた ので、椅子に対するカバーの取付と交換等の取り外しが簡単な取扱い操作により 短時間に多くの手間がかからずに迅速かつ確実に行え、また椅子の所定位置にカ バーをずれ動くことなく取付が行え、しかも使用者の使用回数が度重なる場合に も、カバーの表面に皺を生じたり、カバーの外縁部がめくり上がりを生ずること なく座り心地が良好になり、また必要な身の回りの品物を常時、身近に備え置く ことができる。さらには本考案の椅子用カバーは、構造簡単で量産向きであり、 製作コストは安価になる。

【００２６】 また、本考案の請求項２に記載の考案は、請求項１において前記座部および背 もたれ部に対応する前記表面部材内にはポリウレタン・フォーム、棉、合成棉、 または繊維屑の何れか等よりなるクッション材が内設されたことを特徴とするの で、着座した場合に有効に緩衝性が発揮され、保温性が発揮される。

【００２７】 また、本考案の請求項３に記載の考案は、請求項１または請求項２の何れかに おいて前記座部カバー部は椅子の座部が挿入される略袋状に形成されることを特 徴とするので、座部に対する取付と取り外しが容易に行える。

【００２８】 また、本考案の請求項４に記載の考案は、請求項１,請求項２,または請求項３ の何れかにおいて前記座部カバー部の基端側裏面と背もたれ後面カバー部の下縁 とは前記開口部において尾錠が装着された所望複数本のバンド体により分離可能 に結合されたことを特徴とするので、座部と背もたれ部とを有する椅子の形状、 大きさが如何様であったとしても尾錠の締め付けによりバンド体の長さを長短調 整することにより椅子用カバーの長さ方向の丈を調整して座部に一致することが できる。

【００２９】 また、本考案の請求項５に記載の考案は、請求項１,請求項２,請求項３,ま たは請求項４の何れかにおいて前記連結懸架手段は、前記背もたれ部の左右の肩 部に背部上方から左右の側縁部にわたり斜め下方に前方へ巻き回されて懸架され る伸縮性を有するゴムバンドまたはバンドの何れかであることを特徴とするので 、開口部から背もたれカバー部に背もたれ部を挿入すると、左右のゴムバンドま たはバンドは背もたれ部の左右の肩部に背部上方から左右の側縁部にわたり斜め 下方に前方へ巻き回されて懸架されるため、背もたれ部の前面に背もたれ前面カ バー部を、また背もたれ部の後面に背もたれ後面カバー部を一致させて背もたれ カバー部を取付ることができる。しかも、背もたれカバー部を取付後は、背もた れ部の左右の肩部にゴムバンドやバンドが背部上方から左右の側縁部にわたり斜 め下方に前方へ巻き回されて懸架されることにより、左右の肩部を保持するので 、背もたれ部に対して背もたれ前面カバー部と背もたれ後面カバー部とのずれ動 きとめくり上がりを防止することができる。

【００３０】 また、本考案の請求項６に記載の考案は、請求項１,請求項２,請求項３,請求 項４,または請求項５の何れかにおいて前記ポケット部の上方部の背もたれ後面 カバー部には伸縮可能なゴム紐が適宜編成法により張設されることを特徴とする ので、新聞、雑誌、テレビ受像器等のリモート・コントロール用のスイッチ、テ ット・ボトルのように長くポケット部から突出される品物である場合にもゴム紐 により弾力的に抑えられポケット部内から脱落されるのが防止される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の椅子用カバーの一実施形態を示し、椅
子に装着した使用状態を示す断面図である。

【図２】同じく背面図である。

【図３】同じく椅子から外した状態の椅子用カバーの斜
静図である。

【符号の説明】

１ 椅子 ２ 座部 ３ 背もたれ部 ４ 椅子用カバー ５ 座部カバー ６ 背もたれカバー部 ６Ａ 背もたれ前面カバー部 ６Ｂ 背もたれ後面カバー部 ７ 連結懸架手段 ８ ポケット部 ９ 開口部 １１Ａ バンド体 １１Ｂ バンド体

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 座部と背もたれ部とを有する椅子に着脱
   可能に装着される椅子用カバーにして、柔軟性を有する
   表面部材にて形成され、前記座部の少なくとも表面側に
   被せられる座部カバー部と、該座部カバー部の表面側基
   端に連設され前記背もたれ部の表面側を覆う背もたれ前
   面カバー部および該背もたれ前面カバー部の背部に適宜
   連結懸架手段を介して対向して連結され適宜形状、適宜
   個数のポケット部が装設された背もたれ後面カバー部に
   より形成される背もたれカバー部とより成り、背もたれ
   部が前記背もたれカバー部内に挿脱可能に挿入される開
   口部を背もたれ後面カバー部の背面側下縁に設けたこと
   を特徴とする椅子用カバー。
2. 【請求項２】 前記座部および背もたれ部に対応する前
   記表面部材内にはポリウレタン・フォーム、棉、合成
   棉、または繊維屑の何れか等よりなるクッション材が内
   設されたことを特徴とする請求項１に記載の椅子用カバ
   ー。
3. 【請求項３】 前記座部カバー部は椅子の座部が挿入さ
   れる略袋状に形成されることを特徴とする請求項１また
   は請求項２の何れかに記載の椅子用カバー。
4. 【請求項４】 前記座部カバー部の基端側裏面と背もた
   れ後面カバー部の下縁とは前記開口部において尾錠が装
   着された所望複数本のバンド体により分離可能に結合さ
   れたことを特徴とする請求項１,請求項２,または請求項
   ３の何れかに記載の椅子用カバー。
5. 【請求項５】 前記連結懸架手段は、前記背もたれ部の
   左右の肩部に背部上方から左右の側縁部にわたり斜め下
   方に前方へ巻き回されて懸架される伸縮性を有するゴム
   バンドまたはバンドの何れかであることを特徴とする請
   求項１,請求項２,請求項３,または請求項４の何れかに
   記載の椅子用カバー。
6. 【請求項６】 前記ポケット部の上方部の背もたれ後面
   カバー部には伸縮可能なゴム紐が適宜編成法により張設
   されることを特徴とする請求項１,請求項２,請求項３,
   請求項４,または請求項５の何れかに記載の椅子用カバ
   ー。