JP3088107U - 電子機器の警告発生装置 - Google Patents

電子機器の警告発生装置

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JP3088107U JP2002000827U JP2002000827U JP3088107U JP 3088107 U JP3088107 U JP 3088107U JP 2002000827 U JP2002000827 U JP 2002000827U JP 2002000827 U JP2002000827 U JP 2002000827U JP 3088107 U JP3088107 U JP 3088107U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】警告の発生のためのハードウエアを追加するこ
となく、音でもって警告を行う。 【解決手段】ユーザに所望される音声信号を出力する音
声信号出力手段1と、音声信号出力手段1から出力され
る音声信号を増幅し、出力する増幅手段3と、増幅手段
3の増幅率を制御する制御手段5とを備えた構成におい
て、制御手段5は、警告を発生するタイミングとなった
ときには、増幅手段3の増幅率を所定幅内において繰り
返し変化させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、記録媒体の再生による音声信号あるいは放送の受信による音声信号 などの、ユーザに所望される音声信号のレベルを、繰り返し変化させることでも って、警告の報知とした電子機器の警告発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザにより設定された時刻が到来したことを示すビープ音、あるいは、ユー ザにより設定された期間が経過したことを示すビープ音を発生する方法として、 従来では、図5に示す構成が用いられていた。すなわち、増幅回路92の増幅率 の制御などを行うマイクロコンピュータ91の出力ポート94を、抵抗R1,R 2からなる分圧回路とコンデンサC1とを介して、音声信号の経路95に導いて いる。このため、出力ポート94のレベルをHレベルとLレベルとに所定周期で 変化させると、スピーカ93からは、警告を示すビープ音が送出されることにな る(第1の従来技術とする)。
【0003】 また、設定時刻となったときなどに警告を発生する従来技術の1つに、特開2 000−267681号として提案された技術がある。すなわち、この技術にお いては、ユーザによって予め設定された時刻より所定期間だけ前の時刻(例えば 10分前)となったとき、音量の低下をユーザに気づかせないようにするため、 30秒に0.5dB程度のゆっくりとした割合で、スピーカやヘッドホンの音量 を下降させている。そして、設定された時刻となったときには、音声信号をミュ ートするとともにビープ音を発生させるようになっている。従って、例えば、C Dの音声をヘッドホンから出力させている場合を例にとると、ビープ音の発生前 では、CDの再生音量が充分に小さな音量になる。そして、再生音量が充分に小 さな音量となった状態において、ヘッドホンからビープ音が送出される。従って 、周囲の者に迷惑をかけることのないように、ビープ音を小さな音量とするとき にも、そのビープ音は、ユーザに充分に聞こえるビープ音となる。つまり、設定 された時刻となったことが、ユーザに確実に伝達されることになる(第2の従来 技術とする)。
【0004】 また、特開2001−134870号として提案された従来技術では、装置の 動作状態が適正ではないと判断すると、複数種のメッセージのうちから、警告の 重要度の段階に対応するメッセージを発生するようになっている。且つ、前回の 警告時と同じメッセージを出力する事態が生じたときには、前回にメッセージを 出力したときの音量より大きい音量でもってメッセージを出力するようになって いる。また、音源基板を用いた自動演奏を行っているときに、メッセージを出力 する必要が生じた場合、自動演奏の音量を低下させた状態において、メッセージ を出力するようになっている。そして、上記した方法により出力されるメッセー ジについては、自動演奏を行うための音源基板を用いて生成している(第3の従 来技術とする)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の従来技術を用いた場合には、以下に示す問題を生じてい た。すなわち、出力ポート94のレベルをHレベルとLレベルとに所定周期で変 化させたとき、スピーカ93から出力されるビープ音は、矩形波に近い波形とな っている。このため、ビープ音は、聞く者にとって不快な音となり、警告音にも 快適さを要求される最近の傾向に反した音となっている。また、抵抗R1,R2 とコンデンサC1とを必要とするので、これらの素子の価格分だけ、部品原価の 上昇を招いている。なお、警告音の不快さを解消するため、音源回路を用いて警 告用の信号を発生させる場合では、音源回路の価格分だけ、部品コストが増加す る。
【0006】 また、上記したような第1の従来技術における問題、すなわち、部品点数の増 加による部品原価の上昇に関しては、第2の従来技術を用いる場合にも、同様に 発生する。また、第3の従来技術においては、自動演奏が可能な音源基板を用い て、警告のためのメッセージを生成しているので、部品原価はさらに大幅に上昇 することになる。
【0007】 なお、現在一般的となっているテレビジョン受信装置などのように、画面にメ ッセージの重畳表示が可能な装置では、画面にメッセージを表示することによっ て、警告を報知することができる。また、このような警告報知を用いる場合、警 告報知のためのハードウエアの追加を必要としないので、部品原価の上昇が発生 しない。しかし、画面に表示されるメッセージを用いた警告報知では、画面以外 の部分にユーザが眼を向けているようなときでは、警告をユーザに知らせること ができず、警告の伝達の確実さが低下する。このため、警告については、音によ る報知が望まれることになる。
【0008】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、その目的は、警告 の発生のためのハードウエアを追加することなく、音でもって警告を行うことの でき、且つ、変化する音量の最大値を適切な音量とすることのでき、且つ、ユー ザが音量を小さくしているときにも、音量が変化していることをユーザに確実に 知らせることのでき、且つ、ユーザが音量を小さくしているときにも、変化する 音量の最大値を適切な音量とすることのでき、且つ、ミュート状態にあるときに も、適切な音量でもって警告を与えることのでき、且つ、音量の変化がユーザに 不快感を与えることを防止することのでき、且つ、ユーザが警告に注意する度合 いを、時間が経過する程に強めることのでき、且つ、警告の内容を知らせること のでき、且つ、警告を解除する操作を行うのみで、警告発生前の状態に戻すこと のできる電子機器の警告発生装置を提供することにある。
【0009】 また本考案の目的は、増幅手段の増幅率を繰り返し変化させることによって、 音量の繰り返しの変化を生じさせることにより、警告の発生のためのハードウエ アを別途に追加することなく、音でもって警告を行うことのできる電子機器の警 告発生装置を提供することにある。
【0010】 また、上記目的に加え、音量の変化時の最大値を、警告を発生するタイミング となったときの音量の近傍値とすることにより、変化する音量の最大値を適切な 音量とすることのできる電子機器の警告発生装置を提供することにある。
【0011】 また、上記目的に加え、警告を発生するタイミングとなったときの音量が所定 値より小さいときには、このときの音量より大きい音量を、変化する音量の最大 値とすることにより、ユーザが音量を小さくしているときにも、音量が変化して いることをユーザに確実に知らせることのできる電子機器の警告発生装置を提供 することにある。
【0012】 また、上記目的に加え、ユーザが設定した音量が所定値より小さい場合、ユー ザが設定した音量に所定値を加えた値を、変化する音量の最大値とすることによ り、ユーザが音量を小さくしているときにも、変化する音量の最大値を適切な音 量とすることのできる電子機器の警告発生装置を提供することにある。
【0013】 また、上記目的に加え、警告を発生するタイミングとなったときの状態がミュ ート状態であるときには、ミュート状態となる前に設定されていた音量に基づく 制御を行うことにより、ミュート状態にあるときにも、適切な音量でもって警告 を与えることのできる電子機器の警告発生装置を提供することにある。
【0014】 また、上記目的に加え、音量の変化を階段状の変化とすることにより、音量の 変化がユーザに不快感を与えることを防止することのできる電子機器の警告発生 装置を提供することにある。
【0015】 また、上記目的に加え、警告の開始時点からの経過時間に対応して、音量の変 化速度を速めることにより、ユーザが警告に注意する度合いを、時間が経過する 程に強めることのできる電子機器の警告発生装置を提供することにある。
【0016】 また、上記目的に加え、警告を解除する操作が入力された場合、増幅手段の増 幅率を、警告を発生する前の状態に戻すことにより、警告を解除する操作を行う のみで、警告発生前の状態に戻すことのできる電子機器の警告発生装置を提供す ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案に係る電子機器の警告発生装置は、映像を表示 する表示手段と、記録媒体を再生することにより得られる音声信号あるいは放送 を受信することにより得られる音声信号などのように、ユーザに所望される音声 信号を出力する音声信号出力手段と、音声信号出力手段から出力される音声信号 を増幅し、出力する増幅手段と、増幅手段の増幅率を制御する制御手段とを備え た電子機器の警告発生装置において、制御手段は、警告を発生するタイミングと なったときには、増幅手段の増幅率を所定幅内において繰り返し変化させ、且つ 、前記所定幅の最大値を、警告を発生するタイミングとなったときに設定されて いた増幅率であるユーザ設定増幅率の近傍値とし、且つ、ユーザ設定増幅率が予 め設定された下限値より小さいときには、前記所定幅の最大値を、ユーザ設定増 幅率に所定値を加算した値とし、且つ、制御手段は、警告を発生するタイミング となったときの状態が、音声信号の出力を停止しているミュート状態であるとき には、ミュート状態となる前に設定されていた増幅率をユーザ設定増幅率と見な し、且つ、制御手段は、増幅率を、複数段の階段状に変化させるとともに、増幅 率の繰り返しの変化を開始したときからの経過時間に対応して、増幅率を変化さ せる変化速度を速くし、且つ、制御手段は、増幅手段の増幅率を繰り返し変化さ せるときには、警告の内容を示すメッセージを前記映像に重畳表示し、且つ、制 御手段は、増幅率を繰り返し変化させている状態において、警告を解除する操作 が入力された場合、増幅手段の増幅率を、警告を発生する前の状態に戻すととも に、前記メッセージの重畳表示を停止させる。
【0018】 すなわち、警告時においては、音量が、音声信号出力手段から出力される音声 信号に従った変化とは異なった変化を示すので、警告の発生を知ることができる 。また、警告の発生を可能とするためのハードウエアを追加する必要がない。且 つ、音量変化における音量の最大値は、ユーザが設定していた音量の近傍値とな る。且つ、ユーザが音量を小さく設定しているときでは、音量変化における音量 の最大値が、ユーザが設定した音量より大きくなる。且つ、ユーザが音量を小さ く設定しているときでは、音量変化における音量の最大値は、ユーザが設定した 音量に対し、常に、一定量だけ大きくした音量となる。且つ、ミュート状態にあ るときにも、ミュート状態を解除したときの音量に基づいて定まる値を最大値と して、音量が繰り返し変化する。且つ、音量が滑らかに変化する。且つ、警告が 開始されて後、時間が経過するほど、音量の変化が急激となる。且つ、警告の解 除のための操作を行うのみで、音量が元の状態に復帰し、警告を示すメッセージ が消去される。
【0019】 また本考案に係る電子機器の警告発生装置は、記録媒体を再生することにより 得られる音声信号あるいは放送を受信することにより得られる音声信号などのよ うに、ユーザに所望される音声信号を出力する音声信号出力手段と、音声信号出 力手段から出力される音声信号を増幅し、出力する増幅手段と、増幅手段の増幅 率を制御する制御手段とを備えた電子機器の警告発生装置において、制御手段は 、警告を発生するタイミングとなったときには、増幅手段の増幅率を所定幅内に おいて繰り返し変化させる。
【0020】 すなわち、警告時においては、音量が、音声信号出力手段から出力される音声 信号に従った変化とは異なった変化を示すので、警告の発生を知ることができる 。また、警告の発生を可能とするためのハードウエアを別途に追加する必要がな い。
【0021】 また、上記構成に加え、前記所定幅の最大値を、警告を発生するタイミングと なったときに設定されていた増幅率であるユーザ設定増幅率の近傍値としている 。すなわち、音量変化における音量の最大値は、ユーザが設定していた音量の近 傍値となる。
【0022】 また、上記構成に加え、ユーザ設定増幅率が予め設定された下限値より小さい ときには、前記所定幅の最大値を、ユーザ設定増幅率より大きい値である補正最 大値としている。すなわち、ユーザが音量を小さく設定しているときでは、音量 変化における音量の最大値が、ユーザが設定した音量より大きくなる。
【0023】 また、上記構成に加え、補正最大値を、ユーザ設定増幅率に所定値を加算した 値としている。すなわち、ユーザが音量を小さく設定しているときでは、音量変 化における音量の最大値は、ユーザが設定した音量に対し、常に、一定量だけ大 きくした音量となる。
【0024】 また、上記構成に加え、制御手段は、警告を発生するタイミングとなったとき の状態が、音声信号の出力を停止しているミュート状態であるときには、ミュー ト状態となる前に設定されていた増幅率をユーザ設定増幅率と見なした制御を行 っている。すなわち、ミュート状態にあるときにも、ミュート状態を解除したと きの音量に基づいて定まる値を最大値として、音量が繰り返し変化する。
【0025】 また、上記構成に加え、制御手段は、増幅率を、複数段の階段状に変化させて いる。すなわち、音量が滑らかに変化する。
【0026】 また、上記構成に加え、制御手段は、増幅率の繰り返しの変化を開始したとき からの経過時間に対応して、増幅率を変化させる変化速度を速くする。すなわち 、警告が開始されて後、時間が経過するほど、音量の変化が急激となる。
【0027】 また、上記構成に加え、制御手段は、増幅率を変化させている状態において、 警告を解除する操作が入力された場合、増幅手段の増幅率を、警告を発生する前 の状態に戻している。すなわち、警告の解除のための操作を行うのみで、音量が 元の状態に復帰する。
【0028】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係る電子機器の警告発生装置の一実施形態を、1つのチュー ナを備えるビデオカセットレコーダ一体型テレビジョン受信装置(以下では、テ レビデオと称する)に適用した場合の電気的構成を示すブロック線図である。
【0029】 図において、破線1により示すブロックは、ユーザにより所望される音声信号 、すなわち、記録媒体であるビデオカセットテープを再生することにより得られ た音声信号、または、商用のテレビ放送を受信することにより得られた音声信号 を出力する音声信号出力手段となっている。また、破線2により示すブロックは 、受信回路15から出力される映像信号、または、ビデオカセットレコーダ部( 以下ではVCR部と称する)16から出力される映像信号を表示する表示手段2 となっている。
【0030】 なお、表示手段2は、信号処理回路11、CRT駆動回路13、および、CR T14を備えており、音声信号出力手段1は、受信回路15、VCR部16、お よび、スイッチ17を備えている。
【0031】 信号処理回路11は、受信回路15から送出される映像信号に対して所定処理 を行うことにより、映像信号を輝度信号と色信号とに分離するブロックとなって いる。そして、分離した輝度信号と色信号とをVCR部16に送出する。また、 分離した輝度信号と色信号とから、3つの原色色信号を生成し、CRT駆動回路 13に送出する。また、ビデオカセットテープの再生を行うときでは、VCR部 16から出力される輝度信号と色信号とから、3つの原色色信号を生成し、CR T駆動回路13に送出する。
【0032】 また、信号処理回路11は、その内部に、警告の内容を示すメッセージなどを CRT14に重畳表示するためのオンスクリーンディスプレイ回路(以下ではO SD回路と称する)12を備えている。
【0033】 CRT駆動回路13は、信号処理回路11から出力される3つの原色色信号を 増幅し、増幅した原色色信号でもってCRT14を駆動するブロックとなってい る。
【0034】 受信回路15は、商用のテレビ放送を受信するブロックとなっており、チュー ナ、中間周波増幅回路、検波回路などを備えている。そして、テレビ放送を受信 することにより得られた映像信号を信号処理回路11に送出し、音声信号をVC R部16とスイッチ17とに送出する。
【0035】 VCR部16は、信号処理回路11から出力される輝度信号と色信号、および 、音声信号を記録再生するブロックとなっており、再生した輝度信号と色信号と を信号処理回路11に出力する。また、再生した音声信号をスイッチ17に出力 する。
【0036】 増幅手段3は、電子ボリュームや増幅回路などを備えたブロックとなっており 、音声信号出力手段1のスイッチ17から出力される音声信号、すなわち、VC R部16から出力される音声信号、あるいは、受信回路15から出力される音声 信号を、制御手段5により設定された増幅率でもって増幅し、スピーカ4に出力 する。なお、増幅率は数値によって設定されるようになっており、設定可能な数 値は、0〜255の256段階となっている。
【0037】 入力手段6は、図4に示す装置本体21の前面パネルに設けられた複数のキー スイッチや、リモートコントローラ7から出力される赤外線を受光する受光部な どを備えたブロックとなっており、ユーザによる操作が入力される。そして、操 作されたキースイッチに対応する信号を制御手段5に出力する。
【0038】 制御手段5は、マイクロコンピュータを主要部として構成されたブロックとな っており、テレビデオとしての主要動作を制御する。すなわち、入力手段6のキ ースイッチやリモートコントローラ7のキースイッチの操作に従って、受信回路 15が受信するチャンネルを制御する。また、VCR部16の動作や増幅手段3 の増幅率を制御する。
【0039】 また、制御手段5は、警告を発生するタイミングとなったとき、増幅手段3の 増幅率を所定幅内において繰り返し変化させる制御を行う。すなわち、タイマ録 画の曜日や時刻が設定されているにもかかわらず、予約キーが操作されていない ため、録画を行うことができない状態にあり、且つ、録画の時刻が近くなったと き(例えば、10分前等)には、警告を発生するタイミングになったとして、増 幅手段3の増幅率を繰り返し変化させる。つまり、スピーカ4から出力される音 声の音量を繰り返し変化させることによって、タイマ録画の時刻が近づいている ことをユーザに警告する。
【0040】 なお、上記した増幅率の繰り返し変化においては、変化範囲の最大値には、警 告を発生するタイミングになったときに設定されていた増幅手段3の増幅率(以 下では、ユーザ設定増幅率と称する)が採用される。また、変化の最小値には0 が採用される。また、ユーザ設定増幅率が、予め設定された下限値より小さいと きには、増幅率の変化範囲の最大値を、ユーザ設定増幅率より大きい値である補 正最大値とする。
【0041】 なお、補正最大値には、ユーザ設定増幅率に所定値(例えば、音量の10dB の増加に対応する値)を加算した値が採用されるようになっている。また、警告 を発生するタイミングとなったときの状態が、音声信号の出力を停止しているミ ュート状態であるときには、ミュート状態となる前に設定されていた増幅率をユ ーザ設定増幅率と見なした制御を行う。
【0042】 また、制御手段5は、増幅手段3の増幅率を、複数段の階段状に変化させる。 且つ、増幅率の繰り返しの変化を開始したときからの経過時間に対応して、増幅 率を変化させる変化速度を速くする。また、増幅率を繰り返し変化させるときに は、OSD回路12を制御することによって、警告の内容を示すメッセージ、す なわち、タイマ録画の時刻が近づいていることを示すメッセージを、CRT14 の画像に重畳表示する。
【0043】 図2は、実施形態の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図 を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
【0044】 タイマ録画の曜日と時刻とが、リモートコントローラ7のキー操作などによっ て既に設定されているとする。また、ユーザがテレビ放送を見るための操作を行 ったことから、受信回路15から出力される映像信号がCRT14に表示され、 受信回路15から出力される音声信号が、スピーカ4から音声として出力されて いるとする。この状態において、タイマ録画の10分前になると、制御手段5は 、挿入口23に挿入されているビデオカセットに録画してもよいかどうかの確認 と、10分後には、設定されていたチャンネルに自動的に受信チャンネルが変更 されることを知らせるため、警告の発生を行う。
【0045】 警告の発生を行うとき、制御手段5は、設定されていた増幅手段3の増幅率を 調べる(ステップS1)。設定されていた増幅率が所定値より大きい場合には、 このときの増幅率を、増幅率の変化範囲の最大値とする(ステップS2)。また 、タイマ録画が近づいていることや、現在挿入されているビデオカセットに録画 が行われること、チャンネルが自動で変更されることなどを示すメッセージを、 CRT14の画面上のエリア22に表示する制御を行う(ステップS3)。
【0046】 また、制御手段5は、増幅手段3の増幅率を変化させるときの変化速度を初期 値に設定する(ステップS4)。このときの変化速度は、図3の51に示したよ うに、増幅率が変化範囲の最大値から0に変化するまでに要する期間t1、ある いは、増幅率が0から変化範囲の最大値に変化するまでに要する期間t3が、例 えば、0.5秒となる速度となっている。また、変化の周期t4は約2秒となっ ている。なお、この約2秒の周期t4は、増幅率の変化速度が変わるときにも、 変化しないようになっている。
【0047】 変化速度の初期値の設定が完了すると、制御手段5は、増幅手段3の増幅率を 、0に向かって、5段階の階段状に変化させる(ステップS5)。そして、増幅 率を0まで下降させた後には、約0.5秒の期間t2が経過したとき、増幅率を 、変化範囲の最大値に向かって、5段階の階段状に変化させる(ステップS6) 。増幅率を変化範囲の最大値まで変化させた後には、警告を解除するキー操作が 行われたかどうかを調べる(ステップS7)。
【0048】 警告を解除するキー操作が行われなかった場合、次に、制御手段5は、所定期 間が経過したかどうかを調べる(ステップS8)。この所定期間が経過したかど うかの判定は、次の変化速度に移行するタイミングとなったかどうかを知るため の判定となっている。一方、本実施形態では、30秒が経過する毎に、増幅率の 変化速度を速める構成となっている。このため、ステップS8においては、増幅 率の変化を開始したときから30秒が経過したかどうかが判定される。
【0049】 このときでは、30秒が経過していないので、動作はステップS5に戻る。以 後、警告を解除するキー操作が行われなかった場合には、30秒が経過するまで の期間において、ステップS5〜S8のループ動作が実行される。その結果、ス ピーカ4から出力される音声の音量は、約2秒の周期でもって、聞こえたり、聞 こえなくなったりする。また、このときには、音量は、0.5秒の時間をかけて 、0から変化範囲の最大値に、あるいは、変化範囲の最大値から0に変化する。 このため、ユーザは、圧迫感や不快感などを感じることなく、この音量変化を警 告として受け取ることができる。また、警告の内容を、CRT14のエリア22 に表示されたメッセージから知ることができる。
【0050】 上記音量変化を用いた警告に従って、タイマ録画が可能となるように、ユーザ が所定操作を行った場合、あるいは、警告を解除するためのキー操作を行った場 合、動作は、ステップS7からステップS10に移行する。ステップS10に移 行したときには、制御手段5は、増幅手段3の増幅率を、警告の開始以前の値に 戻す。また、エリア22のメッセージの表示を停止させる。
【0051】 一方、上記警告にもかかわらず、ユーザからの操作が行われなかった場合、3 0秒が経過すると、動作は、ステップS7,S8,S9と移行し、制御手段5は 、増幅率の変化速度を、初期値から、1段早い速度に変更する。そして後、ステ ップS5〜S8のループ動作を実行する。このときでは、増幅手段3の増幅率は 、図3の52に示したように、以前より速い速度で変化する。従って、このとき の音量変化は、ユーザの注意を、以前より強く引き付けることになる。
【0052】 以後、30秒が経過すると、音量は、53に示す変化となり、さらに30秒が 経過すると、音量は、54に示す変化となる。すなわち、音量の変化が、より急 峻な変化となり、ユーザの注意を、より強く引き付けるようになっている。
【0053】 なお、音量変化の速度は4種となっており、54に示す音量変化を用いて警告 するときにも、対応する操作がユーザから入力されなかった場合、54に示す音 量変化を用いた警告が、以後では続くことになる(54に示す音量変化を用いた 警告が30秒より長く続く場合の動作については、図2では図示が省略されてい る)。
【0054】 また、上記した音量の変化による警告が発生している状態において、警告解除 のキー操作を行うと、動作は、ステップS7からステップS10に移行し、状態 が警告発生前の状態に戻される。すなわち、エリア22のメッセージの表示が停 止される。また、スピーカ4からの音量が、警告前の音量に復帰する。
【0055】 以上に述べたように、警告を発生するタイミングとなったときに、ユーザによ り設定されていた増幅率(ユーザ設定増幅率)が、所定値より大きい場合には、 上記した動作が実行されるが、ユーザ設定増幅率が所定値より小さい場合、上記 した動作によって、増幅率を、ユーザ設定増幅率と0との間で変化させても、音 量の最大値が小さくなるため、増幅率の変化により生じる音量変化が、ユーザに 気付かれない可能性が生じる。
【0056】 このため、ユーザ設定増幅率が所定値より小さい場合、動作は、ステップS1 からステップS11に移行し、まず、ミュート状態であるかどうかが調べられる 。このときでは、ミュート状態でないため、動作がステップS12に移行し、ユ ーザ設定増幅率に所定の値を加算した値が、増幅率の変化範囲の最大値に設定さ れる(このとき加算される値は、既に説明したように、音量を約10dB増加さ せるのに必要な値となっている)。そして後、動作は、ステップS3に移行し、 既に説明した動作と同一の動作が実行される。
【0057】 その結果、増幅率が最大値となるときには、充分にユーザに聞こえる音量でも って、音声がスピーカ4が出力される。このため、ユーザは、容易に、音量の変 化、すなわち、警告の発生を知ることができる。また、音量の変化における最大 値も、ユーザ設定増幅率に基づく音量を約10dB増加させた音量となるので、 音量が最大となるときにも、うるさく感じられることが回避される。
【0058】 なお、上記した音量の変化による警告が発生している状態において、警告解除 のキー操作を行うと、動作は、ステップS7からステップS10に移行し、状態 が警告発生前の状態に戻される。すなわち、エリア22のメッセージの表示が停 止される。また、スピーカ4からの音量が、小音量の状態に復帰する。
【0059】 以下に、警告を発生するタイミングとなったときに、ユーザにより設定されて いた状態がミュート状態の場合の動作を説明する。この場合では、ユーザ設定増 幅率は、ミュート状態であるので、値0である。従って、動作は、ステップS1 から、ステップS11,S13と移行する。このため、制御手段5は、ミュート 状態に設定される前のユーザ設定増幅率を取り出す。そして、取り出したユーザ 設定増幅率を、警告を発生するタイミングとなったときに、ユーザにより設定さ れていた増幅率と見なした制御を行う。
【0060】 従って、以後に続く動作は、既に説明した動作と同一となる。すなわち、取り 出したユーザ設定増幅率が所定値より大きい場合、取り出したユーザ設定増幅率 を最大値として、音量を変化させる制御が行われる。また、取り出したユーザ設 定増幅率が所定値より小さい場合、取り出したユーザ設定増幅率に、音量を約1 0dB増加させる値を加算した値を最大値として、音量を変化させる制御が行わ れる。
【0061】 なお、上記した音量の変化による警告が発生している状態において、警告解除 のキー操作を行うと、動作は、ステップS7からステップS10に移行し、状態 が警告発生前の状態に戻される。すなわち、エリア22のメッセージの表示が停 止される。また、音声の出力が停止するミュート状態となる。
【0062】 上記した動作は、VCR部16が再生動作を行っている場合であっても、同様 となる。すなわち、ビデオカセットを再生している最中においても、タイマ録画 の時刻の10分前になると、音量の変化を用いた警告が発せられる。
【0063】 なお、本考案は上記実施形態に限定されず、VCR部16を省略した構成、す なわち、テレビジョン受信装置にも、同様に適用することができる。
【0064】 また、音声信号出力手段が、ラジオ放送を受信する受信回路により構成される 場合、すなわち、電子機器がラジオである場合にも、同様に適用することができ る。また、音声信号出力手段が、CDやMDを再生するディスク再生装置により 構成される場合にも、同様に適用することができる。但し、これらの装置の場合 では、タイマ録画を行うことはないので、ユーザにより設定された期間が経過し たとき、または、ユーザにより設定された時刻となったときに、警告を発生する 構成とする。また、これらの装置が、電池を電源とする場合では、電池切れとな るときにも、併せて、警告を発生する構成とすることができる。
【0065】 また、増幅率の変化の最小値については、0とした場合について説明したが、 スピーカ4からの音量が小さくなる範囲では、任意の値とすることができる。ま た、階段状の変化の段数については、5段とした場合について説明したが、その 他の任意の段数とすることができる。また、ユーザ設定増幅率に加算する値につ いては、音量を約10dB増加させる値とした場合について説明したが、その他 の任意の値とすることができる。また、ユーザ設定増幅率の近傍値については、 ユーザ設定増幅率に等しい値とした場合について説明したが、ユーザ設定増幅率 に、音量を約3dB増加させる値などのように、その他の小さな値を加算した値 、あるいは減算した値とすることができる。
【0066】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、ユーザに所望される音声信号を出力する音 声信号出力手段と、音声信号出力手段から出力される音声信号を増幅し、出力す る増幅手段と、増幅手段の増幅率を制御する制御手段とを備えた構成において、 制御手段は、警告を発生するタイミングとなったときには、増幅手段の増幅率を 所定幅内において繰り返し変化させ、且つ、前記所定幅の最大値を、警告を発生 するタイミングとなったときに設定されていた増幅率であるユーザ設定増幅率の 近傍値とし、且つ、ユーザ設定増幅率が予め設定された下限値より小さいときに は、前記所定幅の最大値を、ユーザ設定増幅率に所定値を加算した値とし、且つ 、制御手段は、警告を発生するタイミングとなったときの状態が、音声信号の出 力を停止しているミュート状態であるときには、ミュート状態となる前に設定さ れていた増幅率をユーザ設定増幅率と見なし、且つ、制御手段は、増幅率を、複 数段の階段状に変化させるとともに、増幅率の繰り返しの変化を開始したときか らの経過時間に対応して、増幅率を変化させる変化速度を速くし、且つ、制御手 段は、増幅手段の増幅率を繰り返し変化させるときには、警告の内容を示すメッ セージを前記映像に重畳表示し、且つ、制御手段は、増幅率を繰り返し変化させ ている状態において、警告を解除する操作が入力された場合、増幅手段の増幅率 を、警告を発生する前の状態に戻すとともに、前記メッセージの重畳表示を停止 させる。このため、警告の発生のためのハードウエアを追加することなく、音で もって警告を行うことができ、且つ、変化する音量の最大値を適切な音量とする ことができ、且つ、ユーザが音量を小さくしているときにも、音量が変化してい ることをユーザに確実に知らせることができ、且つ、ユーザが音量を小さくして いるときにも、変化する音量の最大値を適切な音量とすることができ、且つ、ミ ュート状態にあるときにも、適切な音量でもって警告を与えることができ、且つ 、音量の変化がユーザに不快感を与えることを防止することができ、且つ、ユー ザが警告に注意する度合いを、時間が経過する程に強めることができ、且つ、警 告の内容を知らせることができ、且つ、警告を解除する操作を行うのみで、警告 発生前の状態に戻すことができる。
【0067】 また本考案では、ユーザに所望される音声信号を出力する音声信号出力手段と 、音声信号出力手段から出力される音声信号を増幅し、出力する増幅手段と、増 幅手段の増幅率を制御する制御手段とを備えた構成において、制御手段は、警告 を発生するタイミングとなったときには、増幅手段の増幅率を所定幅内において 繰り返し変化させる。従って、警告時においては、音量が、音声信号出力手段か ら出力される音声信号に従った変化とは異なった変化を示すので、ユーザは警告 の発生を知ることができる。このため、警告の発生のためのハードウエアを別途 に追加することなく、音でもって警告を行うことができる。
【0068】 また、さらに、所定幅の最大値を、警告を発生するタイミングとなったときに 設定されていた増幅率であるユーザ設定増幅率の近傍値としている。従って、音 量変化における音量の最大値は、ユーザが設定していた音量の近傍値となるので 、変化する音量の最大値を適切な音量とすることができる。
【0069】 また、さらに、ユーザ設定増幅率が予め設定された下限値より小さいときには 、前記所定幅の最大値を、ユーザ設定増幅率より大きい値である補正最大値とし ている。従って、ユーザが音量を小さく設定しているときでは、音量変化におけ る音量の最大値が、ユーザが設定した音量より大きくなるので、ユーザが音量を 小さくしているときにも、音量が変化していることをユーザに確実に知らせるこ とができる。
【0070】 また、さらに、補正最大値を、ユーザ設定増幅率に所定値を加算した値として いる。従って、ユーザが音量を小さく設定しているときでは、音量変化における 音量の最大値は、ユーザが設定した音量に対し、常に、一定量だけ大きくした音 量となるので、ユーザが音量を小さくしているときにも、変化する音量の最大値 を適切な音量とすることができる。
【0071】 また、さらに、制御手段は、警告を発生するタイミングとなったときの状態が 、音声信号の出力を停止しているミュート状態であるときには、ミュート状態と なる前に設定されていた増幅率をユーザ設定増幅率と見なした制御を行っている 。従って、ミュート状態にあるときにも、ミュート状態を解除したときの音量に 基づいて定まる値を最大値として、音量が繰り返し変化するので、ミュート状態 にあるときにも、適切な音量でもって警告を与えることができる。
【0072】 また、さらに、制御手段は、増幅率を、複数段の階段状に変化させている。従 って、音量が滑らかに変化するので、音量の変化がユーザに不快感を与えること を防止することができる。
【0073】 また、さらに、制御手段は、増幅率の繰り返しの変化を開始したときからの経 過時間に対応して、増幅率を変化させる変化速度を速くしている。従って、警告 が開始されて後、時間が経過するほど、音量の変化が急激となるので、ユーザが 警告に注意する度合いを、時間が経過する程に強めることがができる。
【0074】 また、さらに、制御手段は、増幅率を変化させている状態において、警告を解 除する操作が入力された場合、増幅手段の増幅率を、警告を発生する前の状態に 戻している。従って、警告の解除のための操作を行うのみで、警告発生前の状態 に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子機器の警告発生装置の一実施
形態を、1つのチューナを備えるビデオカセットレコー
ダ一体型テレビジョン受信装置に適用した場合の電気的
構成を示すブロック線図である。
【図2】実施形態の主要動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】音量の変化速度を示す説明図である。
【図4】装置本体の正面の形状を示す説明図である。
【図5】従来技術におけるビープ音発生手段を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 音声信号出力手段 2 表示手段 3 増幅手段 5 制御手段 S2 ユーザ設定増幅率の近傍値を変化範囲の最大値に
設定するステップ S3 警告内容を示すメッセージを表示するステップ S5,S6 増幅率を繰り返し変化させるステップ S9 増幅率の変化速度を速めるステップ S10 増幅率を警告前の状態に戻すステップ S12 補正最大値を求めるステップ S13 ミュート状態となる前の増幅率を得るステップ

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する表示手段と、 記録媒体を再生することにより得られる音声信号あるい
    は放送を受信することにより得られる音声信号などのよ
    うに、ユーザに所望される音声信号を出力する音声信号
    出力手段と、 音声信号出力手段から出力される音声信号を増幅し、出
    力する増幅手段と、 増幅手段の増幅率を制御する制御手段とを備えた電子機
    器の警告発生装置において、 制御手段は、警告を発生するタイミングとなったときに
    は、増幅手段の増幅率を所定幅内において繰り返し変化
    させ、 且つ、前記所定幅の最大値を、警告を発生するタイミン
    グとなったときに設定されていた増幅率であるユーザ設
    定増幅率の近傍値とし、 且つ、ユーザ設定増幅率が予め設定された下限値より小
    さいときには、前記所定幅の最大値を、ユーザ設定増幅
    率に所定値を加算した値とし、 且つ、制御手段は、警告を発生するタイミングとなった
    ときの状態が、音声信号の出力を停止しているミュート
    状態であるときには、ミュート状態となる前に設定され
    ていた増幅率をユーザ設定増幅率と見なし、 且つ、制御手段は、増幅率を、複数段の階段状に変化さ
    せるとともに、増幅率の繰り返しの変化を開始したとき
    からの経過時間に対応して、増幅率を変化させる変化速
    度を速くし、 且つ、制御手段は、増幅手段の増幅率を繰り返し変化さ
    せるときには、警告の内容を示すメッセージを前記映像
    に重畳表示し、 且つ、制御手段は、増幅率を繰り返し変化させている状
    態において、警告を解除する操作が入力された場合、増
    幅手段の増幅率を、警告を発生する前の状態に戻すとと
    もに、前記メッセージの重畳表示を停止することを特徴
    とする電子機器の警告発生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を再生することにより得られる
    音声信号あるいは放送を受信することにより得られる音
    声信号などのように、ユーザに所望される音声信号を出
    力する音声信号出力手段と、 音声信号出力手段から出力される音声信号を増幅し、出
    力する増幅手段と、 増幅手段の増幅率を制御する制御手段とを備えた電子機
    器の警告発生装置において、 制御手段は、警告を発生するタイミングとなったときに
    は、増幅手段の増幅率を所定幅内において繰り返し変化
    させることを特徴とする電子機器の警告発生装置。
  3. 【請求項3】 前記所定幅の最大値を、警告を発生する
    タイミングとなったときに設定されていた増幅率である
    ユーザ設定増幅率の近傍値としたことを特徴とする請求
    項2記載の電子機器の警告発生装置。
  4. 【請求項4】 ユーザ設定増幅率が予め設定された下限
    値より小さいときには、前記所定幅の最大値を、ユーザ
    設定増幅率より大きい値である補正最大値とすることを
    特徴とする請求項3記載の電子機器の警告発生装置。
  5. 【請求項5】 補正最大値を、ユーザ設定増幅率に所定
    値を加算した値としたことを特徴とする請求項4記載の
    電子機器の警告発生装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、警告を発生するタイミング
    となったときの状態が、音声信号の出力を停止している
    ミュート状態であるときには、ミュート状態となる前に
    設定されていた増幅率をユーザ設定増幅率と見なした制
    御を行うことを特徴とする請求項3から請求項5までの
    いずれかに記載の電子機器の警告発生装置。
  7. 【請求項7】 制御手段は、増幅率を、複数段の階段状
    に変化させることを特徴とする請求項2から請求項6ま
    でのいずれかに記載の電子機器の警告発生装置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、増幅率の繰り返しの変化を
    開始したときからの経過時間に対応して、増幅率を変化
    させる変化速度を速くすることを特徴とする請求項7記
    載の電子機器の警告発生装置。
  9. 【請求項9】 制御手段は、増幅率を変化させている状
    態において、警告を解除する操作が入力された場合、増
    幅手段の増幅率を、警告を発生する前の状態に戻すこと
    を特徴とする請求項2から請求項8までのいずれかに記
    載の電子機器の警告発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009205593A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 警報器

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