JP3087437U - ウォーキングランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォーキングを夜間に行なう場合に、足元を
照らし、また、着色光を発して周囲に注意を促すことの
できるランプを提供する。 【解決手段】 開閉蓋１ａを配して、電池１２を収納し
たケース本体１の上部左右に首吊下げ用のループ状紐３
の両端をそれぞれ連結し、前記ケース本体１の吊下げた
ときに下面となる側に、足元前方を照らす電球４を収納
するとともに、進行方向前面となる側に前記電球４の光
を着色する警告用の有色半透光部６ｂを設けた照明体２
を配置し、前記電池１２と電球４を結ぶ回路７中の前記
ケース本体１と照明体２との間に、スイッチ部８を配置
してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】 本考案は、夜間にウォーキングを行なう際に、 足元を照らすと共に、着色光を発して周囲に注意を促すことのできるウォーキン グランプに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】 健康を維持するために行なうスポーツの一つにウォーキン グがある。ウォーキングは、昼夜を問わず、いつでも気軽に行なうことができる スポーツとして、また、怪我の少ない安全なスポーツとして人気がある。

【０００３】 しかし、このウォーキングを夜間に行なう場合には、危険が伴う。すなわち、 夜間にあっては足元が見え難いので足を石などの障害物にぶつけてしまったり、 また、ウォーキングをして人が周囲から見え難いので、自動車事故等に巻き込ま れてしまい易いといった問題がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】 本考案は、こうした問題に鑑み創案され たもので、ウォーキングを夜間に行なう場合に、足元を照らして障害物を容易に 確認することができ、また、着色光を発して周囲に注意を促すことのできるウォ ーキングランプを提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 図１乃至図６を参照して説明する。本考案 に係るウォーキングランプは、開閉蓋１ａを配して、電池１２を収納したケース 本体１の上部左右に首吊下げ用のループ状紐３の両端をそれぞれ連結し、前記ケ ース本体１の吊下げたときに下面となる側に、足元前方を照らす電球４を収納す るとともに、進行方向前面となる側に電球４の光を着色する警告用の有色半透光 部６ｂを設けた照明体２を配置し、前記電池１２と電球４を結ぶ回路７中の前記 ケース本体１と照明体２との間にスイッチ部８を配置してなるものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】 本考案に係るウォーキングランプの実施形態を、図 １乃至図７に示す。このウォーキングランプは、開閉蓋１ａを配して、一次電池 又は二次電池１２を収納したケース本体１の上部左右に、首１４に掛ける吊下げ 用のループ状紐３の両端をそれぞれ連結している。ウォーキングを行なう際には 、このループ状紐３を図１に示す如く首から吊り下げる。そして、ループ状紐の 両端がケース本体１の上部左右にそれぞれ連結されているので、ケース本体１の 背面が胸に接触し、ウォーキング中に揺れてもループ状紐がぐるぐる捻じ込まれ ることがない。

【０００７】 また、ケース本体１の吊下げたときに下面となる側に、ケース本体１の透光部 ６ａを介して足元前方を照らす電球４および反射鏡５を収納するとともに、進行 方向前面となる側に前記電球４の光を着色する警告用の有色半透光部６ｂを設け た照明体２を回転自在に配置している。この反射鏡５は、電球４の光を反射して 足元をより明るく照らすはたらきをする。なお、有色半透光部６ｂの色は、鮮や かな黄色や橙色或いは赤色のように暗がりで目立つものが好ましい。

【０００８】 そして、電池１２と電球４を結ぶ回路に、ケース本体１と照明体２との間部分 にスイッチ部８を配置し、照明体２を回転させることによって電球４を点灯した り消灯するようにしている。

【０００９】 電池１２と電球４を結ぶ回路７は、ケース本体１に設けられ、基端部が電池１ ２に当接する金属板９と、照明体２の側壁面に刻設した円形状の浅溝１１の約２ ／３に更に埋設した円弧状の導電板１０とで形成している。

【００１０】 そして、スイッチ部８は、金属板９の先端部に円弧状の切欠き９ａを形成し、 その切欠き９ａの先端部分を弾性変形を許すように円弧状に起こして形成した接 触突起９ｂと、導電板１０とが接触する部分で構成される。すなわち、照明体２ を回転させて金属板９の接触突起９ｂと導電板１０とを接触させると回路７に電 流が流れ、電球４が点灯する。また、この状態から照明体２を回転させて接触突 起９ｂと導電板１０との接触を解くと電球４が消灯する。

【００１１】 なお、照明体２の回転は、その両側壁に形成した軸孔部２ａに、二つの金属板 ９に設けた軸部９ｃを嵌入し、その軸部９ｃを中心として行なうようにしている 。金属板９は、軸部９ｃに弾力を付与して軸孔部２ａに嵌込むため、Ｕ形に湾曲 したバネ部９ｄが設けられ、バネ部９ｄから電池１２に接触する電池接触ばね部 ９ｅに至る間はケース１に対して固定部分９ｆとなっている。

【００１２】 夜間にウォーキングを行なう際に、このウォーキングランプを首から吊下げて 使用すると、電球４から発せられる光が足元前方を照らすため、足元の障害物を 目視することができる。従って、足を障害物にぶつけてしまうといった危険性が ない。また、電球４から発せられた光は、有色半透光部６ｂによって着色光を発 するので、周囲から確実に認識される。従って、自動車事故等に巻き込まれる危 険性を回避することができる。

【００１３】

【考案の効果】 本考案に係るウォーキングランプは、夜間にウォーキング を行なう際に、その電球４から発せられる光が足元前方を照らすため、足元の障 害物を確実に目視することができる。従って、ウォーキングを安全に行なうこと ができる。

【００１４】 また、電球４から発せられた光は、有色半透光部６ｂを透って着色光となるの で、周囲から確実に認識される。従って、自動車事故等に巻き込まれる危険性を 回避することができ、ウォーキングをより安全に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の使用状態を示す正面図である。

【図２】 本考案の実施形態を示す正面図である。

【図３】 図２に示す実施形態の下面図である。

【図４】 図２に示す実施形態の側面図である。

【図５】 図３におけるＡ−Ａ切断正面図である。

【図６】 図２に示す実施形態の照明体を示す側面図で
ある。

【図７】 （ａ）は図２に示す実施形態の金属板を示す
部分側面図で、（ｂ）は（ａ）の一部のＥ−Ｅ視図であ
る。

【符号の説明】

１ ケース本体 １ａ 開閉蓋 ２ 照明体 ２ａ 軸孔部 ３ ループ状紐 ４ 電球 ５ 反射鏡 ６ａ 透光部 ６ｂ 有色半透光部 ７ 回路 ８ スイッチ部 ９ 金属板 ９ａ 切欠き ９ｂ 接触突起 ９ｃ 軸部 ９ｄ バネ部 ９ｅ 電池接触ばね部 ９ｆ 固定部分 １０ 導電板 １１ 浅溝 １２ 電池 １３ リード線 １４ 首

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 開閉蓋（１ａ）を配して，電池（１２）
   を収納したケース本体（１）の上部左右に首吊下げ用の
   ループ状紐（３）の両端をそれぞれ連結し、前記ケース
   本体の吊下げたときに下面となる側に，足元前方を照ら
   す電球（４）を収納するとともに，進行方向前面となる
   側に電球の光を着色する警告用の有色半透光部（６ｂ）
   を設けた照明体（２）を配置し、前記電池と電球を結ぶ
   回路（７）中の前記ケース本体と照明体との間にスイッ
   チ部（８）を配置してなるウォーキングランプ。