JP3086525U - 伸縮収納可能な携帯式記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮収納可能な携帯式記憶装置の提供。 【解決手段】 ケースカバーが記憶装置本体のコネクタ
ヘッドを具えた一端に套設され、該ケースカバーのもう
一端に貫通孔が設けられて、コネクタヘッドを外向きに
凸伸させられ、且つケースカバーの二側に内向きに凸伸
するストッパ板が設けられ、記憶装置本体の二側中段に
それぞれ外向きに凸伸する側凸塊が設けられ、ストッパ
板が側凸塊の外向きのスライドを制限し、有効にケース
カバーと記憶装置本体の相対伸縮スライドを規制し、コ
ネクタヘッドが外向きに凸伸或いは内縮する動作変化可
能で、並びに設定位置に位置決めされ、使用に便利で収
納携帯に便利な機能を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の伸縮収納可能な携帯式記憶装置に係り、特に、体積が小さく、 携帯し易く使用が簡便で、保護性が良好な伸縮収納可能な携帯式記憶装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

コンピュータ及び関連情報製品の発明は、人々の生活習慣を改変し、情報の快 速流通と情報処理能力の増加により、社会環境と形態も快速に変遷した。上述の 情報の流通には多くの方式があり、例えば、現在極めて流行しているインターネ ット、ＬＡＮ、無線伝送、無線ネットワーク伝送等がある。そのうち、伝送効率 、コスト、回路延伸密度及びデータ伝送の安定性等を考慮すると、ネットワーク 応用には未だ克服されていないネックがあり、このため、適当な記憶装置で必要 な情報を保存し、並びに携帯できる特性を持たせることは、現在の情報保存及び 流通のもう一つの思考方向である。

【０００３】 さらに、科学技術の進歩と流行の影響により、各種の生活必需製品（特に電器 、情報製品）はすでに軽薄短小化の方向に発展しており、この前提下で、上述の 各種の情報処理或いはデータ保存を満足させる記憶装置もまた、体積が小さく、 使用が簡便で、携帯しやすい特性を持たなければ、市場での競争力を有するため の基本要求を達成できない。例えば現在広く歓迎されているフラッシュＲＡＭモ ジュールは、ＵＳＢでパソコン、ノートパソコンに連接される記憶装置製品であ り、それは十分に上述の体積が小さく、使用が簡便で、携帯しやすい特性を満足 させ、大衆の需要に符合する。

【０００４】 しかし、関連して発生する一つの問題があり、即ち、上述の記憶装置は使用が 簡便で、携帯しやすいことを第一に考えられているが、その携帯時に、一般にポ ケット或いはバッグに収容され、行動中に発生する揺れや衝突或いは不正常な異 物による圧迫により、露出部品（特にＵＳＢコネクタ）の損傷を形成する。この ため、露出部品（ＵＳＢコネクタ）外に別にカバーを設けて遮蔽する設計により 、損害を防止している。しかし、実際の応用上、このカバーは使用時に分離して 取り外さねばならず、記憶モジュールの使用時間及び関係環境がいずれも極めて 複雑であり、反復し結合し、取り外して別に放置するうちに、カバーを遺失する ことがあり、もとの露出部品保護の機能を失墜した。ゆえに、いかに製品の完全 性と保護機能を確保する前提下で使用が簡便で携帯しやすい目的を達成するかが 、関係業者が努力すべき課題であった。

【０００５】 本考案は周知の携帯式記憶装置の有する上述の欠点を鑑み、その改善のために 提供される。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一種の伸縮収納可能な携帯式記憶装置を提供することを課題とし、そ れは、ケースカバーが記憶装置本体のコネクタヘッドを具えた一端に套設され、 該ケースカバーのもう一端に貫通孔が設けられて、コネクタヘッドを外向きに凸 伸させられ、ケースカバーと記憶装置本体の相対伸縮スライドに、ケースカバー 内と記憶装置本体外側に対応設置されたストッパ板、側凸塊が組み合わされるこ とにより、コネクタヘッドが外向きに凸伸或いは収縮する動作変化可能とされ、 並びに設定位置に位置決めされ、使用に便利で収納携帯に便利な機能を達成する 。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、 記憶装置本体とされ、一端部に凸伸するコネクタヘッドが設けられ、該記憶装 置本体の二側中段それぞれに外向きに突出する側凸塊が設けられた、上記記憶装 置本体と、 ケースカバーとされ、その一端に開口が設けられて、前述の記憶装置本体の伸 入に供され、ケースカバーの別端に貫通孔が設けられ、該記憶装置本体のコネク タヘッドの外向きに凸伸に供され、該ケースカバーの二内側中段それぞれに内向 きに凸伸するストッパ板が設けられ、該ストッパ板が前述の記憶装置本体の側凸 塊の外向きの滑脱を阻止し、記憶装置本体をケースカバー内に保持して往復スラ イドさせ、且つコネクタヘッドが貫通孔より外向きに凸伸するか或いは内向きに 収納される位置変化を形成可能とされた、上記ケースカバーと、 を少なくとも具えたことを特徴とする、伸縮収納可能な携帯式記憶装置として いる。 請求項２の考案は、前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、ケースカバ ー内に伸入するストッパ板が二つの側装飾条の中段部分にそれぞれ設置され、ケ ースカバーの二側の側装飾条と結合する部分の中段に対応して側開口が設けられ 、側装飾条とケースカバーが結合される時、ストッパ板がケースカバー内に伸入 することを特徴とする、請求項１に記載の伸縮収納可能な携帯式記憶装置として いる。 請求項３の考案は、前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、少なくとも 一つの側装飾条の二端部分にＴ形断面を呈するフック板が設けられ、ケースカバ ーの対応する結合部分に拡張開口が設けられ、並びに拡張開口の傍らより案内溝 が延伸され、フック板が拡張開口に伸入し、並びに案内溝に沿ってスライドし、 フック板が案内溝内に係止される時、側装飾条がしっかりとケースカバーの二側 に結合されることを特徴とする、請求項２に記載の伸縮収納可能な携帯式記憶装 置としている。 請求項４の考案は、前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、一つの側装 飾条の一端に記憶装置本体のスライド方向に沿って長孔が設けられ、且つ該長孔 の一辺側に隔板が設けられ、もう一辺側に単側フック板が設けられ、ケースカバ ーの対応する結合部分に拡張開口が設けられ、並びに拡張開口の傍らより案内溝 が延伸され、該隔板と単側フック板が拡張開口に伸入し、並びに案内溝に沿って スライドし、単側フック板により案内溝内側に係止され、側装飾条がしっかりと ケースカバーの側部に結合され、並びに長孔を経由してケースカバー内と連通す る空間が形成されたことを特徴とする、請求項３に記載の伸縮収納可能な携帯式 記憶装置としている。 請求項５の考案は、前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、記憶装置本 体の中段周縁に少なくとも一つの凸塊が設けられ、ケースカバーの内縁の対応位 置に案内滑り溝が設けられて、該凸塊の嵌入に供され、並びに記憶装置本体のケ ースカバー内でのスライドを案内することを特徴とする、請求項１に記載の伸縮 収納可能な携帯式記憶装置としている。 請求項６の考案は、前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、記憶装置本 体のケースカバーの一端より露出する部分に少なくとも一つのフック孔が設けら れ、縄或いはキーホルダーを通すのに供されることを特徴とする、請求項１に記 載の伸縮収納可能な携帯式記憶装置としている。 請求項７の考案は、前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置において、コネクタヘ ッドがＵＳＢコネクタとされたことを特徴とする、請求項１に記載の伸縮収納可 能な携帯式記憶装置としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の記憶装置本体の分解斜視図である。図２の側面分解構造表示図 も参照されたい。本考案は、記憶装置本体１、ケースカバー２及び二つの側装飾 条３、４を具えている。そのうち、記憶装置本体１の一端に外向きに拡張する凸 係止部１１が設けられ、そのもう一端に凸伸するコネクタヘッド１２（ＵＳＢイ ンタフェースとされうる）が設けられ、該凸係止部１１の周縁に少なくとも一つ のフック孔１１１が設けられて、縄或いはキーホルダを通すのに供される。記憶 装置本体１の二側中段にそれぞれ外向きに突出する側凸塊１４が設けられ、且つ 記憶装置本体１の上側（或いは底側）に少なくとも一つの凸塊１３が設けられ、 記憶装置本体１の前述の二つの側凸塊１４の傍らに別に駆動スイッチ１５が設け られ、記憶装置本体１内のメモリユニットが書き込み動作を実行するか否かの制 御に用いられ、ケースカバー２の一端に開口２１が設けられ、前述の記憶装置本 体１のコネクタヘッド１２端に套設され、ケースカバー２の別端に貫通孔２２が 設けられ、記憶装置本体１のコネクタヘッド１２が外向きに凸伸可能とされ、該 ケースカバー２の二外側にそれぞれ開口２１端より別側に向けて延伸された側開 口２３１、２４１が設けられ、且つ側開口２３１、２４１の二端部分に拡張開口 ２３２、２３３、２４２、２４３が設けられ、傍らに開口２１の同側に向けて案 内溝２３２１、２３３１、２４２１、２４３１が設けられ、そのうち、ケースカ バー２が完全に記憶装置本体１に套設される時、駆動スイッチ１５と対応する拡 張開口２３３（及び案内溝２３３１）と、その一辺側が平直を保持し、ケースカ バー２内の記憶装置本体１の凸塊１３と対応する部分に、開口２１より内向きに 延伸された案内滑り溝２５が設けられ、側装飾条３がケースカバー２の側滑り溝 ２３側に套設され、その二端部分にＴ形断面を呈するフック板３２と長孔３３が 設けられ、該長孔３３の、ケースカバー２の拡張開口２３３の平直辺側に対応す る一側に隔板３３２が設けられ、もう一側に単側フック板３３１が設けられ、側 装飾条３の中段のフック板３２、長孔３３間にストッパ板３１が設けられ、側装 飾条４がケースカバー２の側滑り溝２４側に結合され、その二端部分にＴ形断面 を呈するフック板４２、４３が設けられ、側装飾条４中段のフック板４２、４３ 間にストッパ板４１が設けられる。

【０００９】 図３から図８には本考案のコネクタヘッドの収縮或いは凸伸使用時の各動作の 立体、平面断面状態が示される。各図に示されるように、組立時には、まず、記 憶装置本体１のコネクタヘッド１２が開口２１よりケースカバー２内に挿入され （凸塊１３が案内滑り溝２５内に伸入し案内を形成する）、並びにコネクタヘッ ド１２が貫通孔２２より伸出し、さらに側装飾条３、４が側滑り溝２３、２４を 被覆するよう結合され、フック板３２、４２、４３がそれぞれ拡張開口２３２、 ２４２、２４３内に伸入し、側装飾条３の隔板３３２、単側フック板３３１がケ ースカバー２の拡張開口２３３内に伸入し、並びに案内溝２３３１内に滑り込み 、単側フック板３３１が案内溝２３３１の辺側に係止され、側装飾条３、４がそ れぞれケースカバー２の二側の側滑り溝２３、２４に位置決めされ、このとき、 側装飾条３のストッパ板３１と側装飾条４のストッパ板４１がちょうど開口２３ １、２４１より凸伸しケースカバー２内に伸入する。

【００１０】 使用時、上述の側装飾条３のストッパ板３１、側装飾条４のストッパ板４１が 記憶装置本体１の二側の側凸塊１４とケースカバー２の開口２１の間に凸伸し、 隔離を形成し、この時、手で凸係止部１１を握持しケースカバー２を押し引きす ることにより、ケースカバー２と記憶装置本体１に相対する伸縮スライドを形成 させることができ、コネクタヘッド１２を貫通孔２２より外向きに凸伸させるか 或いは収縮させる位置変化を形成でき、ストッパ板３１、４１が二つの側凸塊１ ４をストップすることにより、有効に記憶装置本体１の過度の外向きのスライド によるケースカバー２からの離脱を防止する。

【００１１】

【考案の効果】

以上から分かるように、本考案の伸縮収納可能な携帯式記憶装置は、確実に使 用が簡便で、携帯しやすく且つ保護効果が良好である機能を達成し、且つその構 造は従来にはなく、実用新案登録の要件を具備している。なお、本考案に基づき なしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとす る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の別側からみた分解斜視図である。

【図３】本考案のコネクタヘッド収納時の動作表示図で
ある。

【図４】本考案のコネクタヘッド凸伸時の動作表示図で
ある。

【図５】本考案のコネクタヘッド収納時の平面断面図で
ある。

【図６】本考案のコネクタヘッド凸伸時の平面断面図で
ある。

【図７】本考案のコネクタヘッド収納時の側面断面図で
ある。

【図８】本考案のコネクタヘッド凸伸時の側面断面図で
ある。

【符号の説明】

１ 記憶装置本体 ２３１、２４１ 側開口 １１ 凸係止部 ２３２、２３３、２４２、２
４３ 拡張開口 １１１ フック孔 ２３２１、２３３１、２４２
１、２４３１ 案内溝 １２ コネクタヘッド ２５ 案内滑り溝 １３ 凸塊 ３、４ 側装飾条 １４ 側凸塊 ３１、４１ ストッパ板 １５ 駆動スイッチ ３２、４２、４３ フック板 ２ ケースカバー ３３ 長孔 ２１ 開口 ３３１ 単側フック板 ２２ 貫通孔 ３３２ 隔板 ２３、２４ 側滑り溝

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 伸縮収納可能な携帯式記憶装置におい
   て、 記憶装置本体とされ、一端部に凸伸するコネクタヘッド
   が設けられ、該記憶装置本体の二側中段それぞれに外向
   きに突出する側凸塊が設けられた、上記記憶装置本体
   と、 ケースカバーとされ、その一端に開口が設けられて、前
   述の記憶装置本体の伸入に供され、ケースカバーの別端
   に貫通孔が設けられ、該記憶装置本体のコネクタヘッド
   の外向きに凸伸に供され、該ケースカバーの二内側中段
   それぞれに内向きに凸伸するストッパ板が設けられ、該
   ストッパ板が前述の記憶装置本体の側凸塊の外向きの滑
   脱を阻止し、記憶装置本体をケースカバー内に保持して
   往復スライドさせ、且つコネクタヘッドが貫通孔より外
   向きに凸伸するか或いは内向きに収納される位置変化を
   形成可能とされた、上記ケースカバーと、 を少なくとも具えたことを特徴とする、伸縮収納可能な
   携帯式記憶装置。
2. 【請求項２】 前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置にお
   いて、ケースカバー内に伸入するストッパ板が二つの側
   装飾条の中段部分にそれぞれ設置され、ケースカバーの
   二側の側装飾条と結合する部分の中段に対応して側開口
   が設けられ、側装飾条とケースカバーが結合される時、
   ストッパ板がケースカバー内に伸入することを特徴とす
   る、請求項１に記載の伸縮収納可能な携帯式記憶装置。
3. 【請求項３】 前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置にお
   いて、少なくとも一つの側装飾条の二端部分にＴ形断面
   を呈するフック板が設けられ、ケースカバーの対応する
   結合部分に拡張開口が設けられ、並びに拡張開口の傍ら
   より案内溝が延伸され、フック板が拡張開口に伸入し、
   並びに案内溝に沿ってスライドし、フック板が案内溝内
   に係止される時、側装飾条がしっかりとケースカバーの
   二側に結合されることを特徴とする、請求項２に記載の
   伸縮収納可能な携帯式記憶装置。
4. 【請求項４】 前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置にお
   いて、一つの側装飾条の一端に記憶装置本体のスライド
   方向に沿って長孔が設けられ、且つ該長孔の一辺側に隔
   板が設けられ、もう一辺側に単側フック板が設けられ、
   ケースカバーの対応する結合部分に拡張開口が設けら
   れ、並びに拡張開口の傍らより案内溝が延伸され、該隔
   板と単側フック板が拡張開口に伸入し、並びに案内溝に
   沿ってスライドし、単側フック板により案内溝内側に係
   止され、側装飾条がしっかりとケースカバーの側部に結
   合され、並びに長孔を経由してケースカバー内と連通す
   る空間が形成されたことを特徴とする、請求項３に記載
   の伸縮収納可能な携帯式記憶装置。
5. 【請求項５】 前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置にお
   いて、記憶装置本体の中段周縁に少なくとも一つの凸塊
   が設けられ、ケースカバーの内縁の対応位置に案内滑り
   溝が設けられて、該凸塊の嵌入に供され、並びに記憶装
   置本体のケースカバー内でのスライドを案内することを
   特徴とする、請求項１に記載の伸縮収納可能な携帯式記
   憶装置。
6. 【請求項６】 前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置にお
   いて、記憶装置本体のケースカバーの一端より露出する
   部分に少なくとも一つのフック孔が設けられ、縄或いは
   キーホルダーを通すのに供されることを特徴とする、請
   求項１に記載の伸縮収納可能な携帯式記憶装置。
7. 【請求項７】 前記伸縮収納可能な携帯式記憶装置にお
   いて、コネクタヘッドがＵＳＢコネクタとされたことを
   特徴とする、請求項１に記載の伸縮収納可能な携帯式記
   憶装置。