JP3086497U - 予備効能を備える散熱システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 故障したノアン単体が病気を生じるのを防ぐ
ことが出来て予備効能を備える直列ファン予備散熱シス
テムを提供する。 【解決手段】 直列ファン予備散熱システムであって、
少なくとも、フレーム３００と第一回転装置と第二回転
装置２００と、からなる。フレームは第一ベース３１０
と第二ベース３２０とを備える。第二ベースは第一ベー
スの下表面に結合する。第一回転装置は第一ベースの上
表面に位置し、第一ファンブレード構造１１０を備え
る。第二回転装置は第二ベースの上表面に位置し、第二
ファンブレード構造２１０を備える。第二回転装置は第
一回転装置の故障により回転速度を増加させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、予備散熱システムに関するもので、特に、直列ファンの予備散熱シ ステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

公知の散熱システム中、通常は数個の予備ファン単体を備えて、故障時に対応 している。しかし、公知の散熱システム中の数個のファン単体は多くは独立した 存在か、或いは並列方式で設置され、即ち、これらのファン単体は各自フレーム 及び独立した給気口と排気口を備えている。これにより、一つのファン単体が故 障した時、その他のファン単体の回転速度を上昇させる方式で散熱能力の損失を 補うことができるけれども、この故障したファン単体がシステム中で漏気して、 全体の散熱能力を煩わせることは避けられない。

【０００３】 この他、公知技術中、既に直列接続のファンの技術が存在し、それにより風量 を増加させているが、公知技術中の直列ファンは予備の散熱システムとするもの ではない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

公知の散熱システム中、ファン単体は電気上で互いに連動する関係があるが、 注意しなければならないのは、これらのファン単体は各自フレーム及び独立した 給気口と排気口を備えることである。即ち、これらのファン単体は実際上は連結 関係がないことである。これにより、一つのファン単体が故障した時、その他の ファン単体の回転速度を上昇させる方式で散熱能力の損失を補うことができるけ れども、この故障したファン単体がシステム中で漏気して、全体の散熱能力は低 下してしまう。

【０００５】 簡単に言えば、公知技術と異なる点は、本考案の予備散熱システム中のファン 単体は直列接続の配置になっていることである。注目すべきことは、本考案は２ つの各自独立したファン（それぞれフレームと、独立した給気口、排気口を備え る）をただ単に組み合わせるのではないことである。これは、多くの煩雑な連結 構造が必要で、その上、組み立ても容易でなく費用もかかる。

【０００６】 これにより、本考案は、予備効能を備える散熱システムを提供し、故障したフ ァン単体が漏気を生じるのを防ぐことを目的とする。本考案は直列ファンの予備 散熱システムにより、上述の目的を達成する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の直列ファンの予備散熱システムは、少なくとも、一つのフレームと、 第一回転装置及び第二回転装置、からなる。前記フレームは第一ベースと第二ベ ースとを備え、前記第二ベースは前記第一ベースの下表面に結合されている。前 記第一回転装置は前記第一ベースの上表面上に位置し、第一ファンブレード構造 を備える。前記第二回転装置は前記第二ベースの上表面上に位置し、第二ファン ブレード構造を備える。前記第二回転装置は前記第一回転装置の故障により回転 速度を増加させる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

上述した本考案の目的、特徴、及び長所をより一層明瞭にするため、以下に本 考案の好ましい実施の形態を挙げ、図を参照にしながらさらに詳しく説明する。

【０００９】 図１を参照する。本考案の直列ファンの予備散熱システムは少なくとも、フレ ーム３００と、第一回転装置１００及び第二回転装置２００からなる。第一回転 装置１００及び第二回転装置２００は直流ブラッシュレスモーターであるが、こ れに限定されない。フレーム３００は第一ベース３１０及び第二ベース３２０を 更に備え、第二ベース３２０は第一ベース３１０の下表面に結合されている。第 一回転装置１００は第一ベース３１０の上表面に位置し、第一ファンブレード構 造１１０に結合されて第一ファンになる。第二回転装置２００は第二ベース３２ ０の上表面に位置し、第二ファンブレード２１０に結合されて第二ファンになる 。上述のように、第二ベース３２０は第一ベースの下表面に結合される為、前記 第一ファンと前記第二ファンは直列配置になる。好ましい実施例中、この第一回 転装置１００及び第一ファンブレード１１０、第二回転装置２００及び第二ファ ンブレード構造２１０は共に、軸流ファンを構成している。

【００１０】 図２で示されるように、本考案中、第一回転装置１００は第一制御回路１２０ 及び第一信号出力端１３０を更に備え、第二回転装置２００は第二制御回路２２ ０及び第二信号出力端２３０を更に備える。第一信号出力端１３０は第二制御回 路２２０に結合され、第二信号出力端２３０は第一制御回路１２０に結合される 。第一信号出力端１３０と第二信号出力端２３０が出力する信号は回転速度が正 常であるかどうかを示す信号である。例えば、回転速度が正常な時、信号はロジ ック“１”で、異常な時は“０”である。回転速度が正常な時、信号は“０”、 異常な時は“１”としてもよい。

【００１１】 引き続き図２を参照する。第一回転装置１００と第二回転装置２００とが共に 正常な時、第一回転装置１００と第二回転装置２００は低回転速度で運転する。 しかし、一つの回転装置が故障した場合、もう一つの回転装置が回転速度を増加 させる。例えば、第一回転装置１００が故障した時、前記第二制御回路は第一信 号出力端１３０が出力する信号によって、第二回転装置２００の回転を増加させ て、損失した散熱能力を補償する。

【００１２】 本考案が強調したいのは、公知の散熱システム中のファン単体は電気上で相互 に連動する関係を備えるが、これらのファン単体はフレームと独立した給気口及 び排気口を備えることである。即ち、これらのファン単体は実際上の連結関係が ない。本考案のファン単体は電気上の相互連動関係がない以外に、機械構造から 言って、単一のフレームに結合して直列接続し、公知技術中の問題（漏気）を解 決することができる。本考案中の第一回転装置１００と第二回転装置２００は同 一のフレーム中に位置し、直列されている。従って、一つの回転装置が故障した 時、もう一つの回転装置は直ちに回転速度を増加させることが出来、且つ故障し た回転装置は漏気を生じない。

【００１３】 本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に 限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域 を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本考案の保護 範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。

【００１４】

【考案の効果】

故障したファン単体が漏気を生じるのを防ぐ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のファン単体及び直列接続配置を示す図
である。

【図２】本考案のブロック図である。

【符号の説明】

１００ 第一回転装置 １１０ 第一ファンブレード構造 １２０ 第一制御装置 １３０ 第一信号出力端 ２００ 第二回転装置 ２１０ 第二ファンブレード構造 ２２０ 第二制御回路 ２３０ 第二信号出力端 ３００ ファンフレーム ３１０ 第一ベース ３２０ 第二ベース

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 直列ファンの予備散熱システムであっ
   て、 フレームと、 前記フレーム中に結合された第一ファンと、 前記フレーム中に結合され、前記第一ファンと直列接続
   である第二ファンと、を有し、前記第一ファンが故障し
   た時、前記第二ファンが回転を増加させることを特徴と
   する直列ファンの予備散熱システム。
2. 【請求項２】 前記第一ファンは第一制御回路、前記第
   二ファンは第二制御回路をそれぞれ更に備え、前記第一
   ファンが故障した時、前記第一制御回路は前記第二制御
   回路に信号を出力し、前記第二制御回路は前記第二ファ
   ンを駆動して回転速度を増加させることを特徴とする請
   求項１に記載のシステム。
3. 【請求項３】 前記第一ファンは第一軸流ファンであ
   り、前記第二ファンは第二軸流ファンであることを特徴
   とする請求項１に記載のシステム。
4. 【請求項４】 前記第一軸流ファンは第一制御回路、前
   記第二軸流ファンは第二制御回路をそれぞれ更に備え、
   前記第一軸流ファンが故障した時、前記第一制御回路は
   前記第二制御回路に信号を出力し、前記第二制御回路は
   前記第二軸流ファンを駆動して回転速度を増加させるこ
   とを特徴とする請求項２に記載のシステム。
5. 【請求項５】 直列ファンの予備散熱システムであっ
   て、 第一ベース及び第二ベースとを備え、前記第二ベースが
   前記第一ベースの下表面に結合するフレームと、 前記第一ベースの上表面上に位置し、第一ファンブレー
   ド構造を備える第一回転装置と、 前記第二ベースの上表面上に位置し、第二ファンブレー
   ド構造を備える第二回転装置と、を有し、前記第一回転
   装置が故障した時、前記第二回転装置は前記第一回転装
   置の信号によって回転速度を増加させることを特徴とす
   るシステム。
6. 【請求項６】 前記第一回転装置は第一制御回路、前記
   第二回転装置は第二制御回路をそれぞれ更に備え、前記
   第一回転装置が故障した時、前記第一制御回路は前記第
   二制御回路に信号を出力し、前記第二制御回路は前記第
   二回転装置を駆動して回転速度を増加させることを特徴
   とする請求項５に記載のシステム。