JP3086311U

JP3086311U - 汚染空気等浄化脱臭清浄装置

Info

Publication number: JP3086311U
Application number: JP2001008565U
Authority: JP
Inventors: 伊藤　　博
Original assignee: 有限会社サンコムコーポレーション
Priority date: 2001-11-27
Filing date: 2001-11-27
Publication date: 2002-06-14
Anticipated expiration: 2007-11-27

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】超音波発信装置、多孔板及びスクラバー（水）
を作用させる事により汚染空気又は汚染排気ガスから有
害物質の除去、分解を行わせしめる空気浄化装置。【解決手段】汚染気体吸入導引部１に粘性媒質液体の貯
蔵蒸発室２を設け、反応室３を接続させる。反応室３に
は底部に超音波発信体４を設置固定させ、その上方に孔
を一定数開けた金属の多孔板５を角度をつけて設置す
る。反応室３の天井部にスクラバーノズル７を一定の角
度をもって設置する。排出部１２の一定の位置に排水ド
レイン９を接続し、排水ドレイン９を取り囲む形でフィ
ルター室１０を設置し、フィルター室１０の底部に貯水
槽８に通じるドレインパイプを接続する。排出部１２の
先端にサイクロン室１１を設置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

（イ）この考案は汚染空気、汚染排気ガスを浄化させ、クリーンな空気又は排気ガスにする浄化方法に関するものである。（ロ）産業上の利用分野は広く、あらゆる汚染空気及び汚染排気ガスの発生する分野に適応が可能である。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）汚染空気及び汚染排気ガスに対して、これと言った浄化装置はなかった。（ロ）各種工場の排気ガスや煤煙、或いは自動車等の排気ガスはフィルターで捕集し、二次燃焼させる装置はあるが、生成される科学物質を分解する能力が弱かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

（イ）各種工場、自動車、建設機械、船舶等より排出される汚染空気或いは汚染排気ガスの浄化が難しい。（ロ）公共施設、病院、一般家庭より排出される汚染排気ガスの浄化が難しい。この考案はそれら汚染空気及び汚染排気ガスの浄化が難しかったのを解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決する手段】

（イ）汚染空気又は汚染排気ガス等を吸入する吸入導引部（１）に粘性媒質液体の貯蔵蒸発室（２）を設け、反応室（３）と吸入導引部（１）を接続させる。（ロ）反応室（３）には底部に超音波発信体（４）を固定させ、反応室（３）の超音波発信体（４）の上方に一定の間隔をもって、孔の径を徐々に大きくし、孔を一定数開けた金属の多孔板（５）を角度をつけて設置する。（ハ）反応室（３）の天井部にスクラバー（水）の循環パイプの先端に設置されたスクラバーノズル（７）を一定の角度をもって設置する。（ニ）貯水槽（８）よりスクラバーを動力でもって循環させる為のスクラバー循環パイプ（６）を取り付け、又、反応室（３）に接続された排出部の一定の位置に排水ドレイン（９）を接続し、排水ドレイン（９）を取り囲む形でフィルター室（１０）を設置し、フィルター室（１０）の底部に貯水槽に通じるドレインパイプを接続する。（ホ）排出部の先端にサイクロン室（１１）を設置する。本考案は、以上のような構成よりなる汚染空気等浄化脱臭清浄装置である。

【０００５】

【作用】

（イ）汚染空気及び汚染排気ガスを吸入させ、粘性媒質液体の噴霧体と混合させる。（ロ）混合気体を反応室に導き、混合気体にスクラバーを放射させながら超音波を作用させ、かつ多孔板で超音波エネルギーを増幅させ、汚染混合気体を物質別に凝固、乳化、分解をさせる。（ハ）物質別に凝固、乳化、分解された気体は排出部を通り、サイクロン室に導かれ、水分を除去された後、放出される。（ニ）凝固した物質はスクラバーと共に排出部の排水ドレインより放出され、フィルター室で濾過される。濾過されたスクラバーはフィルター室のドレインを通り、貯水槽に戻る。この一連の作用により汚染空気又は汚染排気ガスは浄化される。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）汚染空気又は汚染排気ガス等を吸入する吸入導引部（１）に粘性媒質液体の貯蔵蒸発室（２）を設け、反応室（３）と吸入導引部（１）を接続させる。（ロ）反応室（３）には底部に超音波発信体（４）を固定させ、反応室（３）の超音波発信体（４）の上方に一定の間隔をもって、孔の径を徐々に大きくし、孔を一定数開けた金属の多孔板（５）を角度をつけて設置する。（ハ）反応室（３）の天井部にスクラバーの循環パイプの先端に設置されたスクラバーノズル（７）を一定の角度をもって設置する。（ニ）貯水槽（８）よりスクラバーを動力でもって循環させる為のスクラバー循環パイプ（６）を取り付け、又、反応室（３）に接続された排出部の一定の位置に排水ドレイン（９）を接続し、排水ドレイン（９）を取り囲む形でフィルター室（１０）を設置し、フィルター室（１０）の底部に貯水槽（８）に通じるドレインパイプを接続する。（ホ）排出部（１２）の先端にサイクロン室（１１）を設置する。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は以上のような構造で、汚染空気又は汚染排気ガスを吸入し、超音波発生装置の電源及び循環スクラバーの動力の電源を入れることにより作動し、汚染空気又は汚染排気ガス等を浄化清浄させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の左右上部図である。

【符号の説明】

１・吸入導引部２・粘性媒質液体貯蔵蒸発室３・反応室４・超音波発信体５・多孔板６・スクラバー循環パイプ７・スクラバーノズル８・貯水槽９・排水ドレイン１０・フィルター室１１・サイクロン室１２・排出部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）吸入導引部（１）に粘性媒質液体
貯蔵蒸発室（２）を設け、反応室（３）と吸入導引部
（１）を接続させる。（ロ）反応室（３）には底部に超音波発信体（４）を
固定させ、反応室底部より一定の間隔をもって、孔の径
を徐々に大きくし、金属板に一定数の孔を開けた多孔板
（５）を角度をつけて設置する。（ハ）反応室（３）の上部にスクラバー循環パイプ
（６）の先端に設置されたスクラバーノズル（７）を一
定の角度をもって設置する。（ニ）貯水槽（８）よりスクラバー（水）を動力をも
って循環させる為のスクラバー循環パイプ（６）を取り
付け、又、反応室（３）に接続された排出部（１２）の
一定の位置に排水ドレイン（９）を接続し、排水ドレイ
ン（９）を取り囲む形でフィルター室（１０）を設置
し、フィルター室（１０）の底部に貯水槽に通じるドレ
インパイプを接続する。（ホ）排出部（１２）の先端にサイクロン室（１１）
を設置する。以上のごとく構成された汚染空気等浄化脱臭清浄装置。