JP3085266U - カラーダイヤモンド - Google Patents

カラーダイヤモンド

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JP3085266U
JP3085266U JP2001006550U JP2001006550U JP3085266U JP 3085266 U JP3085266 U JP 3085266U JP 2001006550 U JP2001006550 U JP 2001006550U JP 2001006550 U JP2001006550 U JP 2001006550U JP 3085266 U JP3085266 U JP 3085266U
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政史 久光
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有限会社ソフィアアベニール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有色の輝きを完全に発揮しかつ特殊な装置を
使用せずにハートアンドアロー現象を確認できる高付加
価値のカラーダイヤモンドを提供すること。 【解決手段】 クラウン12とパビリオン14の境界で
あるガードル15を含む円周半径に対して、テーブル1
1の中心から最外部まで長さの範囲が53%〜58%で
あり、テーブル11からキューレット13まで長さが円
周直径に対して59%〜63%の範囲であり、かつキュ
ーレット13からささめ点18までの長さが笹目点18
からガードルまでの長さの35%〜50%の範囲であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、強い有色の輝きを発揮するカラーダイヤモンドに関し、特に一定照 明条件下において有色の美しいハートアンドアローの投影図が観察されるカラー ダイヤモンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在市場で販売されている一般的な天然ダイヤモンドの色合いは無色透明なも のがほとんどであるが、なかには、天然ピンクダイアモンドや天然グリーンダイ アモンドも市場に出回っている。しかし、大部分の宝飾用ダイアモンドは無色透 明で産出され、宝飾品に使用で可能な有色天然ダイヤモンドは供給量が極めて少 なく非常に高価なものである。 そこで、最近では、本来、工業用に供されるくすんだ色合いで安価な天然ブラウ ンダイアモンドを、コバルト60等で照射して、着色天然ダイヤモンドを製造す ることも最近ではしばしば行われている。
【0003】 一方、現在、ダイアモンド原石のほとんどは、図1に示すような、平坦なテー ブル11を有する略円錐台形状のクラウン12と鋭角なキューレット13を有す る略円錐形状のパビリオン14と、該クラウン12と該パビリオン14との境界 周面には帯状のガードル15を有し、合計54面のファセットから形成される、 いわゆるラウンドブリリアント形状10にカットされている。
【0004】 昨今では、特に無色透明のダイアモンド原石のうち内包物の少ない高級品は、 ラウンドブリリアント形状10の中でも、宝石鑑定学上のエクセレント評価であ るようにカットされることが多い。かかるエクセレント評価とは、フェアー、ミ ディアム、グッド、ベリーグッド、エクセレントと分類される宝石鑑定学上のカ ット評価のうち最高に位置するものであり、図1及び図2に示すような、前記テ ーブル11の中心点iからその最外部までの長さfが、該テーブル11の中心点 iより前記ガードル15までの長さeに対して約53%〜58%の範囲であり、 ダイアモンド石全体の高さbが、ダイアモンド石の直径aに対して約59%〜6 3%の範囲であり、前記パビリオン14の高さdがダイアモンド石の直径aに対 して約59%〜63%の範囲であり、かつ前記ガードル15に対する前記クラウ ン12の傾斜角度が34〜35°の範囲であることを主な特徴とするもので、一 定量のダイアモンド原石から得られるダイアモンド石の重量は著しく減少するも のの、光の屈折率との関係からダイアモンド石が輝きを最も発揮し、市場で高額 に販売することができるからである。
【0005】 さらに、ダイアモンド石のパビリオン14に形成されるローアーガードルファ セット16とパビリオンファセット17との境界点である笹目点18について、 例えば、前記キューレット13から該笹目点18までの長さhを、該笹目点18 より前記ガードル15までの長さgに対して30%から35%程度の比率に形成 する場合には、カラーフィルターを組み込んだ照明による拡大視装置を使用して フェイスアップ方向(テーブル11を上側にした方向)から観察すると、図4に 示すようなアロー現象が投影され、フェイスダウン方向(テーブル11を下側に した方向)から観察すると、図5に示すようなハート現象が投影されることも確 認されている(特許第1984996号)。
【0006】 このハートアンドアロー現象は、ダイアモンド石がエクセレントカットされる ことと共に、その輝きが優れていることの証明としてセールスポイントに多く使 用されているものであるが、無色透明の天然ダイアモンドにおいては白色と黒色 あるいはカラーフィルターの色の模様が投影される学術的要素が中心となるもの で、決して趣味感に優れたものとはいえなかった。
【0007】 ここで、前記有色天然ダイヤモンド石は、高価な有色ダイアモンド原石から得 られるダイアモンド重量をできる限り大きく取ることを主眼点とするためエクセ レント評価にカットする手法は従来には存在しなかった。 また、前記着色天然ダイヤモンド石についても、安価なブラウン原石を使用して いる関係上、カッティング費用が安価なラフカッティングが多く、エクセレント 評価にまで丹念にカットする手法は従来には存在しなかった。 その結果、従来の有色天然ダイヤモンド石、着色天然ダイヤモンド石のいずれも が、ピンク、ブルー、イエロー等の有色な輝きを十分に発揮させることはできな かった。
【0008】 特に、有色天然ダイヤモンド石、着色天然ダイヤモンド石は、無色透明のダイ アモンド原石より若干硬度が高いのが一般的でカッティングが困難であることよ り、前記笹目点18の位置の調整はほとんど行われておらず、ハートアンドアロ ー現象を投影するような有色天然ダイヤモンド石、着色天然ダイヤモンド石は従 来には全く存在しなかった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、有色の輝きを完全に発揮させ ることができるカラーダイヤモンドを提供することを目的とする。また、カラー フィルターを組み込んだ拡大視装置を必要とせずに有色のハートアンドアロー現 象を投影することができるカラーダイヤモンドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述までの課題を解決するために請求項1に記載された本考案は、中央に平坦 なテーブルを有する略円錐台形状のクラウンと、中心に鋭角なキューレットを有 する略円錐形状のパビリオンと、該クラウンと該パビリオンとの境界周面には帯 状のガードルを有し、合計54面のファセットから形成されるダイアモンド石に おいて、該ダイアモンド石は有色透明な色合いを有しかつ宝石鑑定学上のカット 評価がエクセレントであるカラーダイヤモンドであることを特徴とする。請求項 2に記載された本考案は、前記ダイアモンド石は、少なくとも、平面図において 、前記テーブルの中心点iから該テーブルの最外部までの長さが、該テーブルの 中心点iより前記ガードルまでの長さに対して53%〜58%の範囲であり、側 面図において、前記テーブルから前記キューレットまでの長さ(ダイアモンド石 の全体の高さ)が、前記ガードルの長さ(ダイアモンド石の直径)に対して59 %〜63%の範囲であり、前記パビリオンの高さが前記ガードルの長さ(ダイア モンド石の直径)に対して約42%〜44%の範囲であり、かつ前記ガードルに 対する前記クラウンの傾斜角度が34〜35°の範囲のカラーダイヤモンドであ ることを特徴とする。したがって、有色の輝きを強く発揮させることができ高付 加価値のカラーダイヤモンドを提供することができる。
【0011】 また、請求項3に記載された本考案は、前記ダイアモンド石は、底面図におい て、前記キューレットから笹目点(前記パビリオンにそれぞれ形成されるローア ーガードルファセットとパビリオンファセットとの境界点)までの長さが、該笹 目点より前記ガードルまでの長さに対して35%〜50%の範囲の請求項1又は 請求項2記載のカラーダイヤモンドであることを特徴とする。したがって、特殊 な器具を必要とせずに有色のハートアンドアローの現象を投影でき、セールスポ イントにも優れたカラーダイアモンドを提供できる。
【0012】 さらに、請求項4に記載された本考案は、前記ダイヤモンド石は、少なくとも ピンク色透明、イエロー色透明、ブルー色透明、グリーン色透明、及びオレンジ 色透明を含む有色群より選ばれたいずれか一つの色合いからなる有色天然ダイヤ モンドで請求項1から請求項3のいずれかに記載のカラーダイヤモンドであるこ とを特徴とする。したがって、有色の輝きを強く発揮できる有色天然ダイヤモン ドという極めて稀少性のあるカラーダイアモンドを提供することができる。
【0013】 くわえて、請求項5に記載された本考案は、前記ダイヤモンド石は、少なくと もピンク色透明、イエロー色透明、ブルー色透明、グリーン色透明、及びオレン ジ色透明を含む有色群より選ばれたいずれか一つの色合いからなる着色天然ダイ ヤモンドで請求項1から請求項3のいずれかに記載のカラーダイヤモンドあるこ とを特徴とする。請求項6に記載された本考案は、前記ダイヤモンド石は、少な くともピンク色透明、イエロー色透明、ブルー色透明、グリーン色透明、及びオ レンジ色透明を含む有色群より選ばれたいずれか一つの色合いからなる着色イミ テーションダイヤモンドで請求項1から請求項3のいずれかに記載のカラーダイ ヤモンドあることを特徴とする。したがって、着色天然ダイヤモンドあるいは着 色イミテーションダイヤモンドを使用して、安価でかつ有色の輝きを強く発揮さ せることができるカラーダイアモンドを提供することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本考案に係るカラーダイヤモンドの一実施例を示す側面図である。図 2は、その平面図であり、また、図3は、その底面図である。 カラーダイヤモンド2は、略円錐台形状(断面略台形状)であるクラウン12と 、略円錐形状(断面略三角形状)であるパビリオン14と、クラウン12とパビ リオン14との境界周面には帯状のガードル15を有し、合計54面のファセッ トから形成されるラウンドブリリアント形状10にカットされている。
【0015】 カラーダイアモンド2のクラウン12には、ガードル15を含む円形の中央( 図2における斜線部)に平坦なテーブル11(図2における斜線部)が形成され 、テーブル11の周囲には8面のスターファセット19、続いて菱形の8面のベ ゼルファセット20、さらに16面のアッパーガードルファセット21が形成さ れている。また、カラーダイアモンド2のパビリオン14には、鋭角なキューレ ット13を中心として8面のパビリオンファセット17(図3に示す斜線部)が 形成され、続いて16面のローアーガードルファセット16が形成されている。
【0016】 本考案に係るカラーダイヤモンド2は、鑑定学上のカット評価においてはエク セレントが付与されるものである。エクセレントカットとは、具体的には、カラ ーダイアモンド2の各ファセット部分の比率等が以下の条件を満たす必要がある 。
【0017】 カラーダイヤモンド2は、鑑定学上のテーブル比が53%〜58%の範囲でな ければならない。具体的には、図2において、テーブル11は、その中心点iか ら最外部までの長さfが、その中心点iよりガードル15までの長さe(図1で はa/2)に対して53%〜58%の範囲内であることが必要である。
【0018】 カラーダイヤモンド2は、鑑定学上の深さが60%〜62%の範囲でなければ ならない。具体的には、図1において、テーブル11からキューレット13まで の長さ、すなわちダイアモンド石の全体の高さb(クラウン11の高さcとパビ リオン14の高さdの和))が、ガードル15の長さ、すなわちダイアモンド石 の直径aに対して59%〜63%の範囲内であることが必要である。
【0019】 カラーダイヤモンド2は、鑑定学上のパビリオン深さが43%〜45%の範囲 でなければならない。具体的には、図1において、パビリオン14の高さdが、 ガードル15の長さ、すなわちダイアモンド石の直径aに対して、43%〜45 %の範囲内であることが必要である。
【0020】 カラーダイヤモンド2は、鑑定学上のクラウン角度が約34〜35°でなければ ならない。具体的には、図1において、前記ガードル15の水平面に対する前記 クラウン12の稜線部の傾斜角度θ2が約34〜35°の範囲内であることが必 要である。
【0021】 カラーダイヤモンド2は、鑑定学上のガードル厚さがTHIN〜SL.THI CK(減点1以内)の範囲であることが望ましい。具体的には、図1において、 ガードル15、すなわちダイアモンド石の直径aに対するガードル15の高さ( 縦幅)が適当なものでなければならない。
【0022】 カラーダイヤモンド2は、鑑定学上のキューレット13の大きさがNONE〜 MEDIUMUの範囲でああることが望ましい。また、鑑定学上のシンメトリー がEXECELLENT〜VERYGOODの範囲であることが望ましい。さら に、鑑定学上のポリッシュがEXECELLENT〜VERYGOODの範囲で あることが望ましい。
【0023】 前記までの条件を満たすことにより、カラーダイアモンド2には、鑑定学上の カット評価におけるエクセレントが付与される。このようなカラーダイアモンド 2は、光の屈折率との関係で反射光をきわめた多く放ち、従来のカラーダイアモ ンドには存在しなかった有色の輝きを強く発揮することができる。
【0024】 天然ブラウンダイヤモンドなどを後記する方法で着色(グリーン、ブルー、ピ ンク、イエロー等)したダイアモンド石をカラーダイアモンドとする場合には、 無色透明のダイアモンド石より一般的に硬度が高くなり、カッティングが困難と なることが多い。したがって、前記鑑定学上のエクセレント評価とするためのカ ッティング費用がかさむが、そもそも安価なダイヤモンド石から極めて魅力的な カラーダイアモンド2を提供することができるので、採算面では有色天然ダイア モンドを使用するよりむしろ有利である。
【0025】 また、本考案に係るカラーダイアモンド2は、図3において、パビリオン外側 (図1では、パビリオン上方側)に形成されるローアーガードルファセット16 とパビリオン内側(図1では、パビリオン下方側)に形成されるパビリオンファ セット17との境界点である笹目点18が形成され、前記キューレット13より 該笹目点18までの長さhが、該笹目点18より前記ガードル15までの長さg に対して35%〜50%の範囲に形成されたものである。
【0026】 笹目点18を前記比率で形成することにより、カラーダイアモンド2フェイス アップ方向に観察する場合には、図4に示すようなアロー現象22が確認され、 フェイスダウン方向に観察する場合には図5に示すようなハート現象23が確認 される。 この場合、カラーダイアモンド2が有色であることより、無色透明ダイアモン ドのハートアンドアロー現象の観察に使用されたカラーフィルターを組み込んだ 拡大視装置は必要とされない。 カラーダイアモンド2におけるハートアンドアロー現象は、例えば、ブルーカ ラーダイアモンドにおいては、全体がブルーの下地にハートやアローの模様が投 影されるきわめて美しいものである。
【0027】 従来から、ハートアンドアロー現象は優れた輝きを示すダイアモンドのセール スポイントに使用されていたが、無色透明の天然ダイアモンドにおける白色と黒 色あるいはカラーフィルターの色の模様が投影されるだけの学術的なものとは異 なり、有色の趣味感にあふれたハートアンドアロー現象を投影することができる 。これにより、高付加価値のカラーダイヤモンド2を提供することができる。
【0028】 なお、カラーダイヤモンド2においては、無色透明のダイアモンドに比し、一 定照明条件下でもやや石が暗くなるため、ハートアンドアロー現象が確認し難い 場合もある。 したがって、パビリオンファセット17を無色透明のダイアモンドのエクセレ ントカットより太く形成すること、すなわち、前記笹目点18の位置を前記比率 が少なくとも40%以上となるように形成することが望ましい。
【0029】 本考案においてカラーダイアモンド2に使用されるダイヤモンド原石としては 、有色天然ダイヤモンド、着色天然ダイヤモンド、着色ダイアモンドイミテーシ ョンの全てが可能である。
【0030】 天然の有色ダイヤモンド原石には、天然ピンク、天然イエロー、天然ブルー、 天然オレンジ等が挙げられる。これらの有色ダイヤモンドは極めて貴重なもので あるから、有色の輝きを強く発揮しかつ稀少性に優れたカラーダイヤモンド2を 提供できる。
【0031】 一方、天然のくすんだイエロー又はブラウンダイヤモンド原石を人工的に着色 する方法としては、例えば、コバルト60のγ線を照射する放射線処理等の方法 による。この方法を用いることにより、天然のイエロー又はブラウンダイヤモン ド原石をグリーンやブルーに着色することが可能である。また、他の放射線を用 いることにより、ピンクやイエローの着色を施すことも可能である。現在では、 γ線よりもエネルギーが大きい電子加速器を用いた処理で行うこともできる。
【0032】 天然の着色ダイヤモンド原石は、そもそもは工業用に使用される安価なもので あるから、有色の輝きを強く発揮しかつ高付加価値のカラーダイヤモンド2を提 供できる。
【0033】 さらに、本考案におけるカラーダイアモンド2には、着色ダイヤモンドイミテー ション石を使用することができ、具体的には、有色キュービックコニア等が挙げ られる。これらのダイヤモンドイミテーション原石は、光の屈折率や硬度等の特 性が天然ダイアモンド原石にかなり近いもので、エクセレントカットされた場合 には、同様に有色の強い輝きを発揮できる。コスト的には非常に安価であり、硬 度が若干低くカッティングが容易で、きわめて低価格のカラーダイヤモンド2を 提供できる。
【0034】 なお、本考案は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可 能である。
【0035】
【考案の効果】
請求項1及び請求項2に記載された本考案によれば、有色の輝きを完全に発揮 させることができるカラーダイヤモンドを提供できる。 請求項3に記載された本考案によれば、特殊な器具を必要とせず、種々の色彩で 趣味感に優れたハートアンドアロー現象を投影するカラーダイヤモンドを提供で きる。 請求項4に記載された本考案によれば、有色の輝きを強く発揮しかつ稀少性に 優れたカラーダイヤモンドを提供できる。 請求項5に記載された本考案によれば、有色の輝きを強く発揮しかつ高付加価 値のカラーダイヤモンドを提供できる。 請求項6に記載された本考案によれば、有色の輝きを強く発揮しかつ低価格の カラーダイヤモンドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係るカラーダイヤモン
ドを示す正面図である。
【図2】本考案の一実施の形態に係るカラーダイヤモン
ドをクラウン側から見た平面図である。
【図3】本考案の一実施の形態に係るカラーダイヤモン
ドをパビリオン側から見た底面図である。
【図4】本考案案のカラーダイアモンドにおけるアロー
現象を示す平面図である。
【図5】本考案案のカラーダイアモンドにおけるハート
現象を示す底面図である。
【符号の説明】
2 カラーダイアモンド 10 ラウンドブリリアントカット 11 テーブル 12 クラウン 13 キューレット 14 パビリオン 15 ガードル 16 ローアーガードルファセット 17 パビリオンファセット 18 ささめ点 19 スターファセット 20 ベゼルファセット 21 アッパーガードルファセット 22 アロー現象 23 ハート現象
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月27日(2001.11.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に平坦なテーブルを有する略円錐台
    形状のクラウンと、中心に鋭角なキューレットを有する
    略円錐形状のパビリオンと、該クラウンと該パビリオン
    との境界周面には帯状のガードルを有し、合計54面の
    ファセットから形成されるダイアモンド石において、該
    ダイアモンド石は有色透明な色合いを有しかつ宝石鑑定
    学上のカット評価がエクセレントであることを特徴とす
    るカラーダイヤモンド。
  2. 【請求項2】 前記ダイアモンド石は、少なくとも、平
    面図において、前記テーブルの中心点iから該テーブル
    の最外部までの長さが、該テーブルの中心点iより前記
    ガードルまでの長さに対して53%〜58%の範囲であ
    り、側面図において、前記テーブルから前記キューレッ
    トまでの長さ(ダイアモンド石の全体の高さ)が、前記
    ガードルの長さ(ダイアモンド石の直径)に対して59
    %〜63%の範囲であり、前記パビリオンの高さが前記
    ガードルの長さ(ダイアモンド石の直径)に対して約4
    2%〜44%の範囲であり、かつ前記ガードルに対する
    前記クラウンの傾斜角度が34〜35°の範囲であるこ
    とを特徴とするカラーダイヤモンド。
  3. 【請求項3】 前記ダイアモンド石は、底面図におい
    て、前記キューレットから笹目点(前記パビリオンにそ
    れぞれ形成されるローアーガードルファセットとパビリ
    オンファセットとの境界点)までの長さが、該笹目点よ
    り前記ガードルまでの長さに対して35%〜50%の範
    囲であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    カラーダイヤモンド。
  4. 【請求項4】 前記ダイヤモンド石は、少なくともピン
    ク色透明、イエロー色透明、ブルー色透明、グリーン色
    透明、及びオレンジ色透明を含む有色群より選ばれたい
    ずれか一つの色合いからなる有色天然ダイヤモンドであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載のカラーダイヤモンド。
  5. 【請求項5】 前記ダイヤモンド石は、少なくともピン
    ク色透明、イエロー色透明、ブルー色透明、グリーン色
    透明、及びオレンジ色透明を含む有色群より選ばれたい
    ずれか一つの色合いからなる着色天然ダイヤモンドであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載のカラーダイヤモンド。
  6. 【請求項6】 前記ダイヤモンド石は、少なくともピン
    ク色透明、イエロー色透明、ブルー色透明、グリーン色
    透明、及びオレンジ色透明を含む有色群より選ばれたい
    ずれか一つの色合いからなる着色イミテーションダイヤ
    モンドであることを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載のカラーダイヤモンド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06270805A (ja) * 1993-03-19 1994-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 鉄道車両の車体傾斜制御のフェイルセーフ方法

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