JP3085181U

JP3085181U - 水門又は樋門の浄化装置並びに当該等に用いるスクリーンショベル又はクレーン用ショベル装置

Info

Publication number: JP3085181U
Application number: JP2001006721U
Authority: JP
Inventors: 堅春笠原
Original assignee: 堅春笠原
Priority date: 2001-09-06
Filing date: 2001-09-06
Publication date: 2002-04-19
Anticipated expiration: 2007-09-06

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】水門、樋門の少ない水流でもいつも沈下水を
流し、水位を安定させ浄化を図るスクリーンショベル
は、幅、深さのある堰、ダム等に装備でき、一度で多く
の芥等を掬い排除でき、太くて長い木材等も容易に採
取、排除できる。クレーン用スクリーンショベルは、深
い水中等において芥、土砂、魚貝類等を採取、排除、排
泄等ができる。板ショベルで高所に土砂等を上げ下ろし
できる。クレーン車で土砂等を積み降ろしできて、地面
等を掘る事ができる。【解決手段】上方のゲート１弁３と下部のゲート１弁
３との間隔の水路Ａにポンプの吸出し入り口Ｃを設け
る。上湖４の沈下水が流れるよう上方の弁３を開口
（Ｅ）して、下方の弁３の上部Ｄから沈下水を下湖５に
流す。又、吸出し入り口Ｃからポンプで沈下水を下湖５
に流す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、水門、樋門のゲートと弁を二重以上を備えた浄化装置並びに当該等の装置に用いる二枚以上のスクリーン枠、板枠を蝶番状にしてＬ字形、三角形、四角形等の柄杓形にして芥、土砂等を掬い包み、そして、下垂して直線状に開けて芥、土砂等を吐き出し採取、***、排除等をするスクリーンショベル又はクレーン用ショベル装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の水門、樋門において、二重ゲート、二重弁はあるものの二重弁を調節して下方の弁の上部から沈下水を流す事はしてない。また、別の水門、樋門に洪水時等にポンプの吸出し入り口に、スクリーン枠の周囲を回るコンベヤーのスクリーン装置を設け、溜まった水、芥を掻い出し流し排除している。

【０００３】従来の幅のある水門、樋門、堰、ダム等のスクリーン装置は、スクリーンに浮き具を装備してスクリーンの両端を両岸につなぎ止めている。また、従来のクレーン用ショベルは箱形を傾けて土砂等を掬う用になっている。あるいは土砂等を挟むような機能になっている。

【０００４】

【考案が解決しよとする課題】

従来の水門、樋門にあっては、たとえ二重ゲート、二重弁が設けていても、ポンプの吸出し入り口、スクリーン装置は、水門、樋門の別の場所にあるため沈下水はあまり流れない問題点があった。また、二重弁を調節して沈下水を流す機能はないので沈下水はあまり流れない問題点がある。

【０００５】従来の幅のある水門、樋門、堰、ダム等のスクリーン装置は、スクリーンに浮き具を装備して両端を両岸に繋ぎ止めているため芥等は回収困難である。また、スクリーン枠の周囲を回るコンベヤー装置は太くて長い木材等は回収困難で小形船も往来できない問題点かある。そうして、幅がある堰、水門、樋門等と深いダム等は設備困難である。また、従来のクレーン用ショベルは取り外しが困難で重量がある問題点があった。

【０００６】本考案は、水門、樋門のゲート（１，１）、弁（３，３）を二重以上を設け、水門上湖（４）、樋門上湖（４）の水位を図り、湖底（Ｇ）に溜まる比重がある泥水等の沈下水を流れるようにして、芥等を掬い、魚類を多くして浄化を図ることを目的としており、船舶の往来できる事を目的とする。

【０００７】さらに当該装置等に用いられる、スクリーンショベルは幅と深さのある堰、ダム等も容易に装備でき、一度で多くの芥等を排除でき、太くて長い木材等も容易に排除できることを目的とする。また、クレーン用ショベルは、直線に垂下して下げて地面等を掘る事が出来る、移動クレーン車、船舶クレーン等に容易に装備でき、軽量化を図り、高所では砂等を上げ下ろしできる。深い水中において、砂利、魚貝類、芥等を採取、***、排除等をすることを提供する事を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するため手段】

上記目的を達成するために本考案は、ゲート（１，１）、弁（３，３）を二重に設備して間隔の水路（Ａ）にポンプの吸出し入り口（Ｃ）を設ける。上方のゲート（１）の弁（３）の丈より下方のゲート（１）の弁（３）の丈を低く、両岸（１３，１３）の高さよりも下方のゲート（１）の弁（３）の高さを低くする。

【０００９】上記の当該等のスクリーンショベルにおいて説明すれば、三枚のスクリーン枠（２，２，２）を蝶番軸（７，７）で繋ぎ合せ蝶番状にする。その中部のスクリーン枠（２）の横端に三角、四角のガード盤（８，８）を取り付ける。上部のスクリーン枠（２）の上端の両端に閂枠（２Ｂ，２Ｂ，２Ｂ，２Ｂ）を設けて閂滑車（９，９）と閂軸（１２，１２）を備える。そして、二本のロープ（６，６）の間にストッパー（１０，１０）を設けて、下部のロープ（６，６）をスクリーン枠（２）の枠軸（７Ａ）の両端に連結して、上部のロープ（６，６）を閂滑車（９，９）に掛け天井クレーンのホイスト（Ｓ，Ｓ）に連結して備え。そして、天井クレーンのシャフト（Ｆ）の両端にフック（１１，１１）を懸垂して備え。そして、三角形、四角形の柄杓形のスクリーン枠（２，２，２）の降り設置場所を逆山状の三角溝（Ｚ）、Ｕ字溝（Ｚ）の状態にして備える。

【００１０】

【考案の実施の形態】

上記のように構成されているので、上方のゲート（１）の弁（３）の下部の開口（Ｅ）に水門上湖（４）、樋門上湖（４）の沈下水が潜るようにする。その沈下水が上方のゲート（１）の弁（３）と下方のゲート（１）の弁（３）の間隔の水路（Ａ）に浮き上がる。その水路（Ａ）に浮き上がった沈下水を吸い出し入り口（Ｃ）からポンプで水門下湖（５）、樋門下湖（５）に流す。または水路（Ａ）に浮き上がった沈下水を下方のゲート（１）の弁（３）の上部（Ｄ）から水門下湖（５）、樋門下湖（５）に流す。

【００１１】そうして、当該等のスクリーンショベルは、上方のゲート（１）の弁（３）の水門上湖（４）、樋門上湖（４）の方に逆山形の三角溝（Ｚ）、Ｕ字溝（Ｚ）に三角形、四角形の柄杓形のスクリーン枠（２，２，２）を据える。芥等が溜まると三角形、四角形の垂直の柄杓形のスクリーン枠（２，２，２）を天井クレーンで吊り上げ、親フック（１１，１１）に閂軸（１２，１２）を懸けると、天井クレーンが前進走行して作業道（Ｘ）上でクレーンのロープ（６Ａ，６Ａ）を緩めて垂下して、直線状に開くことにより芥等を吐き出す行程になる。

【００１２】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１は、二機の天井クレーン、スクリーン装置を設け二連の二重の水門装置である。上方のゲート（１，１）の弁（３，３）と下方のゲート（１，１）の弁（３，３）の間隔に水路（Ａ）を備えポンプの吸出し入り口（Ｃ）を設ける。上方のゲート（１，１）、弁（３，３）の水門上湖（４）方の湖底（Ｇ，Ｇ）に逆山状の三角溝（Ｚ，Ｚ）を形成する。

【００１３】そうして、中部のスクリーン枠（２，２）の両端に三角のカード盤（８，８，８，８）を取り付ける。そして、上方の一方の弁（３）の開口（Ｅ）にに垂直の三角柄杓形のスクリーン枠（２，２，２）を設置して、流れてくる芥等を受け止める。そうして、片方の上方の弁（３）を閉じて、垂直の三角柄杓形のスクリーン枠（２，２，２）に芥等が溜まると吊り上げ、閂軸（１２，１２）が天井クレーンのフック（１２，１２）に懸ける、垂直の三角柄杓形のスクリーン枠（２，２，２）が前進走行して作業道（Ｘ）の上で止めて、クレーンのロープ（６Ａ，６Ａ）を緩めて、垂下して直線状に開け芥等を吐き出す行程にする斜視図。

【００１４】図２、図３に示される実施例は、水門、樋門、堰、ダム、水路用に実施できるスクリーンショベルである。スクリーン枠（２，２，２）を蝶番軸（７，７）で繋ぐ、上部のスクリーン枠（２）の上両端に閂枠（２Ｂ，２Ｂ，２Ｂ，２Ｂ）を取り付け閂滑車（９，９）、閂軸（１２，１２）を備える。中部のスクリーン枠（２）の両横端に四角のガード盤（８，８）を取り付ける。そうして、二本のロープ（６，６）の間に四孔のあるボタン状のストッパー（１０，１０）を設置する。そのロープ（６，６）の下端を下部のスクリーン枠（２）の下端の枠軸（７Ａ）の両端に連結し、ロープ（６，６）の上端を閂滑車（９，９）に掛け天井クレーンのホイスト（Ｓ，Ｓ）に連結する。そして、スクリーン枠（２，２，２）を四角の垂直の柄杓形にして天井クレーンで巻て、フック（１１，１１）に閂軸（１２，１２）を懸けた斜視図（図２）。図３は、クレーンのロープ（６Ａ，６Ａ）を緩めスクリーン枠（２，２，２）を垂下し直線状に開けた正面図である。

【００１５】図４に示される実施例では、クレーン用スクリーンショベルで、スクリーン枠（２，２，２）を蝶番軸（７，７）で繋ぐ、上部のスクリーン枠（２）の上端の中央に閂枠（２Ｂ）を取り付け、その閂枠（２Ｂ）の中上に閂軸（１２）と中下に閂滑車（９）を設備する。中部のスクリーン枠（２）の両横端に三角のガード盤（８，８）を取り付ける。そして、下部のロープ（６）をストッパー（１０）の孔に通して二股にして、下部のスクリーン枠（２）の下端の枠軸（７ａ）の両端に連結する。上部のロープ（６）の下端をストッパー（１０）の孔に連結して閂滑車（９）に掛けクレーンの子用ホイスト（Ｓ）のフック（１１）に連接される。そして、クレーンの親用ホイスト（Ｓ）のフック（１１）にロープ（６ｂ）で閂軸（１２）を連結した傾コ字形の柄杓形にした斜視図である。

【００１６】図５に示される実施例は、格子に板を張り付け板枠（２Ａ，２Ａ，２Ａ）にする。その三枚の板枠（２Ａ，２Ａ，２Ａ）を蝶番軸（７，７）で繋いで、目地に蛇腹になる布地等を貼り付ける。下部の板枠（２Ａ）の両横端に扇形のガード盤（８，８）を接着し、中部の板枠（２Ａ）の両横端に四角のガード盤（８，８）を接着する。上部の板枠（２Ａ）の枠軸（１２）の中央部に閂枠（２Ｂ）を折れ曲がるよう連結する。閂枠（２Ｂ）の中上に閂軸（１２）と中下に閂滑車（９）を備える。そして、下部のロープ（６）を四つ孔のあるストッパー（１０）の孔に通し二股にして、扇形のガード盤（８，８）の山下端の孔に連結する。上部のロープ（６）の下端をストッパー（１０）の孔に連結して、上端を閂滑車（９）に掛けクレーンの子用ホイスト（Ｓ）のフック（１１）に連結きれる。そして、ロープ（６Ｂ）に閂軸（１２）を連結してクレーンの親用ホイスト（Ｓ）のフック（１１）に連結された四角箱形の柄杓形にした斜視図である。

【００１７】図６はスクリーン枠（２，２，２）を蝶番軸（７，７）で繋ぐ。中部のスクリーン枠（２）の両横端に三角のガード盤（８，８）を取り付ける。下部のスクリーン枠（２）の枠軸（７Ａ）の中央部にロープ（６）を連結して、上部のスクリーン枠（２）の枠軸（７Ａ）の中央部のロープ（６）を掛けてホイスト（Ｓ）に通しクレーンの子用ホイスト（Ｓ）のフック（１１）に連接される。そして、上部のスクリーン枠（２）の枠軸（７Ａ）の両端に、枠幅の倍あるロープ（６Ｂ）を枠軸（７Ａ）の両端に連結して、中央を親用ホイスト（Ｓ）のフック（１１）に懸けてスクリーン枠（２，２，２）で囲った三角箱状にした斜視図である。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１９】請求項１においては、水門上湖（４）、樋門上湖（４）の水位はいつも安定しており、湖底（Ｇ）に溜まる泥水等の沈下水はいつも流れて、魚類の生存率よく多くなり浄化する効果がある。また、洪水時もポンプで吸い出すので湖底（Ｇ）になる沈下水はよく流れ、本考案のスクリーンショベルを装備すると清掃する効果もある。そして、下湖（５）に潮位があり、上湖（４）に水位、塩水が関係のない場所において水位を除き上記の効果を得る。下湖（５）より上湖（４）方の湖底（Ｇ）は深くできて沈下水はよく流れる効果がある。

【００２０】請求項２の当該等のスクリーンショベル装置においては、幅と深さのある堰、ダム等に容易に装備できて、一度に多くの芥等を排除できて、太くて長い木材等も容易に排除できる効果がある。筏、船舶等も往来できる運河の機能がある。

【００２１】クレーン用スクリーンショベル図４、図６は、深い水中等の魚貝類、土砂、芥等を容易に採取、排除、***等ができる。板枠ショベル図５は、高所に上げ下ろす事ができ、クレーン車で地面等を堀り土砂等を積み降ろしできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】二機のスクリーン装置に二連の二重の水門装置
の本案の行程斜視図。

【図２】本案に用いるスクリーン枠を懸垂した垂直の四
角柄杓形の斜視図。

【図３】本案に用いる四角柄杓形のスクリーン枠を懸垂
した直線に開けた正面図。

【図４】クレーン用でスクリーン枠の傾コ字形の三角柄
杓形の斜視図。

【図５】クレーン用で板枠に閂枠を折れ曲がる四角箱柄
杓形の斜視図。

【図６】クレーン用でスクリーン枠で囲う三角箱の斜視
図。

【符号の説明】

１はゲート２はスクリーン枠２Ａは板枠２Ｂは閂
枠３は弁４は上湖５は下湖６，６Ａ，６Ｂはロープ７は蝶番軸７Ａ
は枠軸８はガード盤９は閂滑車９Ａは滑車１０はストッパー１１はフ
ック１２は閂軸１３は岸Ａは水路ＢはリンクＣは入り口Ｄは上
部Ｅは開口Ｕは柱ＨはモーターＧは湖底Ｘは作業道Ｓはホイスト
Ｍは軸受Ｗは機械屋ＲはドラムＴは歯車ＹはレールＰはローラーＫ
は台車ＦはシャフトＺは溝ＪはボルトＶは案内車Ｏは車止め

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】水門、樋門のゲート（１，１）、弁
（３，３）を二重以上設備して、上方のゲート（１）の
弁（３）と下方のゲート（１）の弁（３）との間隔の水
路（Ａ）にポンプの吸出し入り口（Ｃ）を備える、水門
上湖（４）、樋門上湖（４）の沈下水が流れるように上
方のゲート（１）の弁（３）の下部を開口（Ｅ）して、
水路（Ａ）に沈下水が浮き上がるようにする、その沈下
水をポンプで吸出し入り口（Ｃ）から水門下湖（５）、
樋門下湖（５）に流すようにする、又、下方の弁（３）
の上部（Ｄ）から水門上湖（４）、樋門下湖（４）の沈
下水を水門下湖（５）、樋門上湖（５）に流すようにし
た水門又は樋門の浄化装置。
【請求項２】スクリーン枠（２）、板枠（２Ａ）を蝶
番軸（７）で繋げ二枚以上の蝶番状にする、スクリーン
枠（２）、板枠（２Ａ）にガード盤（８）を備える、そ
して、ロープ（６）の間にストッパー（１０）を設備し
て、そのロープ（６）を下部のスクリーン枠（２）、板
枠（２Ａ）に連結して、ロープ（６）の上端を閂滑車
（９）、上端の枠軸（７Ａ）に掛けて、子用のホイスト
（Ｓ）のフック（１１）に連結され、引き、吊り等をし
て柄杓形にして、芥、土砂等を掬い包み、そして、親用
フック（１１）に、閂枠（２Ｂ）の閂軸（１２）、上部
のスクリーン枠（２）、板枠（２Ａ）の枠軸（７Ａ）を
連結して垂下して直線状に開け、芥、土砂等を吐き出す
スクリーンショベル又はクレーン用ショベル装置。