JP3084606B2 - 木質板材の製造方法とその装置 - Google Patents
木質板材の製造方法とその装置Info
- Publication number
- JP3084606B2 JP3084606B2 JP08063831A JP6383196A JP3084606B2 JP 3084606 B2 JP3084606 B2 JP 3084606B2 JP 08063831 A JP08063831 A JP 08063831A JP 6383196 A JP6383196 A JP 6383196A JP 3084606 B2 JP3084606 B2 JP 3084606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- embossing
- roll
- pattern
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B44—DECORATIVE ARTS
- B44C—PRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
- B44C3/00—Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing ornamental structures
- B44C3/08—Stamping or bending
- B44C3/085—Stamping or bending stamping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B44—DECORATIVE ARTS
- B44F—SPECIAL DESIGNS OR PICTURES
- B44F9/00—Designs imitating natural patterns
- B44F9/02—Designs imitating natural patterns wood grain effects
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベニヤ単板など
の単板、該ベニヤ単板の端部をフィンガージョイント加
工を施して長さ方向に継ぎ合わせたロール状突板、前記
突板の積層で形成されるＬＶＬ（単板積層材）などの合
板および木材を製材して得た所定の厚みの板材などの各
種の木質素材の表面に、所望の木目模様を顕出させるこ
とのできる木質板材の製造方法と、これに用いる製造装
置に関するものである。
の単板、該ベニヤ単板の端部をフィンガージョイント加
工を施して長さ方向に継ぎ合わせたロール状突板、前記
突板の積層で形成されるＬＶＬ（単板積層材）などの合
板および木材を製材して得た所定の厚みの板材などの各
種の木質素材の表面に、所望の木目模様を顕出させるこ
とのできる木質板材の製造方法と、これに用いる製造装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】単板や合板、製材で得た板材などの木質
素材の表面に高級感のある天然木の木目に似せた木目模
様を印刷する方法としては、たとえば、特開平３−２１
８８０１号公報に開示されているように、導管孔や髄線
などの木肌模様が比較的少ないか、あるいは木肌模様が
見られない木質板の表面にエンボスロールなどによって
導管孔などの木肌模様を凹部として形成し、この木肌模
様の凹部にも浸透するように着色下地塗料を塗布して乾
燥し、ついで透明なサンディングシーラーを塗布して乾
燥したのち、その表面を平滑とし、木目模様を印刷する
化粧板の製造方法がある。
素材の表面に高級感のある天然木の木目に似せた木目模
様を印刷する方法としては、たとえば、特開平３−２１
８８０１号公報に開示されているように、導管孔や髄線
などの木肌模様が比較的少ないか、あるいは木肌模様が
見られない木質板の表面にエンボスロールなどによって
導管孔などの木肌模様を凹部として形成し、この木肌模
様の凹部にも浸透するように着色下地塗料を塗布して乾
燥し、ついで透明なサンディングシーラーを塗布して乾
燥したのち、その表面を平滑とし、木目模様を印刷する
化粧板の製造方法がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の化粧板の製造方
法は、ラミンやアユースなど木肌が白く、導管孔などの
木目模様のない単板や突板に適用することによって高級
感のある化粧板を製造することができる点において有利
である。しかしながら、その製造方法は前記公開特許公
報に記載された実施例から明らかなように、木目模様を
印刷せんとする木質板の表面をサンディングによって下
地調整したのち、その表面に透明な塗料を塗布して乾燥
させ、ついで、得ようとする木目模様に合った導管模様
をエンボス加工によって凹部として形成し、その表面に
下地着色塗料を木質板の表面全体と凹部に圧入、浸透さ
せながら塗布して乾燥させる。しかるのち、下地着色塗
料の表面にさらに透明な塗料を塗布して乾燥させたのち
サンディングを実施して下地調整を完全に行ったのち、
グラビアオフセット印刷によって木目模様を印刷し、最
後に透明塗料を塗布して仕上げるというきわめて煩瑣な
工程を経る必要がある。
法は、ラミンやアユースなど木肌が白く、導管孔などの
木目模様のない単板や突板に適用することによって高級
感のある化粧板を製造することができる点において有利
である。しかしながら、その製造方法は前記公開特許公
報に記載された実施例から明らかなように、木目模様を
印刷せんとする木質板の表面をサンディングによって下
地調整したのち、その表面に透明な塗料を塗布して乾燥
させ、ついで、得ようとする木目模様に合った導管模様
をエンボス加工によって凹部として形成し、その表面に
下地着色塗料を木質板の表面全体と凹部に圧入、浸透さ
せながら塗布して乾燥させる。しかるのち、下地着色塗
料の表面にさらに透明な塗料を塗布して乾燥させたのち
サンディングを実施して下地調整を完全に行ったのち、
グラビアオフセット印刷によって木目模様を印刷し、最
後に透明塗料を塗布して仕上げるというきわめて煩瑣な
工程を経る必要がある。
【０００４】この発明は、各種の木質素材の表面に得ん
とする木目模様をきわめて簡単かつ容易に印刷すること
のできる木質板材の製造方法とその装置を提供せんとす
るものである。
とする木目模様をきわめて簡単かつ容易に印刷すること
のできる木質板材の製造方法とその装置を提供せんとす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の請求項１に記載の発明は、板状の木質素
材の表面に導管孔などの木肌模様をエンボス加工するに
際し、得んとする木目模様に適合した木肌模様を表面に
突出させて形成したエンボスロールを使用し、木質素材
の表面に木肌模様をエンボス加工すると同時に、該エン
ボス加工部にインキを墨入したのち、その表面に当該木
肌模様と一致する木目模様を転写ロールによって印刷す
ることを特徴とする木質板材の製造方法である。
め、この発明の請求項１に記載の発明は、板状の木質素
材の表面に導管孔などの木肌模様をエンボス加工するに
際し、得んとする木目模様に適合した木肌模様を表面に
突出させて形成したエンボスロールを使用し、木質素材
の表面に木肌模様をエンボス加工すると同時に、該エン
ボス加工部にインキを墨入したのち、その表面に当該木
肌模様と一致する木目模様を転写ロールによって印刷す
ることを特徴とする木質板材の製造方法である。
【０００６】また、この発明の請求項３に記載の発明
は、得んとする木目模様と一致する木肌模様を表面に突
出させて形成したエンボスロール、該エンボスロールに
よる木質素材へのエンボス加工と同時に当該木肌模様に
墨入れするためのインキ供給装置及び前記エンボスロー
ルと対をなし、エンボス加工される木質素材をエンボス
ロール側に押圧する圧ロールとからなるエンボス加工機
構と、該エンボス加工機構で木肌模様がエンボス加工さ
れ、かつ前記エンボス加工部に墨入れされた木質素材の
表面に前記木肌模様と一致する木目模様を印刷する印刷
機構とを具備したことを特徴とする木質板材の製造装置
である。
は、得んとする木目模様と一致する木肌模様を表面に突
出させて形成したエンボスロール、該エンボスロールに
よる木質素材へのエンボス加工と同時に当該木肌模様に
墨入れするためのインキ供給装置及び前記エンボスロー
ルと対をなし、エンボス加工される木質素材をエンボス
ロール側に押圧する圧ロールとからなるエンボス加工機
構と、該エンボス加工機構で木肌模様がエンボス加工さ
れ、かつ前記エンボス加工部に墨入れされた木質素材の
表面に前記木肌模様と一致する木目模様を印刷する印刷
機構とを具備したことを特徴とする木質板材の製造装置
である。
【０００７】
【実施の態様】この発明において、木質素材とは、天然
木材でも木目模様が明確でないため低級とされているラ
ミン，メラピー，アユース，サンディーなどの輸入木材
からなるものであるが、ナラ，タモ，チーク，ローズウ
ッド，グビンカなどの木目模様のはっきりした高級銘木
であってもよい。
木材でも木目模様が明確でないため低級とされているラ
ミン，メラピー，アユース，サンディーなどの輸入木材
からなるものであるが、ナラ，タモ，チーク，ローズウ
ッド，グビンカなどの木目模様のはっきりした高級銘木
であってもよい。
【０００８】これらの木質素材は、加工によってロール
状に巻回することができる厚さが約０．２〜１．０ｍｍ
のベニア単板、該ベニア単板の繊維方向への接続（縦ハ
ギ）又は横方向への接続（横ハギ）された突板、あるい
はこれら突板に紙や不織布を裏打ちしたもの、さらには
厚さ約２〜３０ｍｍのＬＶＬなどの合板、厚さ約３〜５
０ｍｍの製材による板材などとして使用に供するもので
ある。
状に巻回することができる厚さが約０．２〜１．０ｍｍ
のベニア単板、該ベニア単板の繊維方向への接続（縦ハ
ギ）又は横方向への接続（横ハギ）された突板、あるい
はこれら突板に紙や不織布を裏打ちしたもの、さらには
厚さ約２〜３０ｍｍのＬＶＬなどの合板、厚さ約３〜５
０ｍｍの製材による板材などとして使用に供するもので
ある。
【０００９】なお、これら木質素材は、素材が同一の種
類であっても天然の木であるため色合いが必ずしも同一
ではないため、使用に際しては溶剤系又は水溶系の顔料
や染料を用いてベースコーティングし、地色を均一化す
ることが好ましい。
類であっても天然の木であるため色合いが必ずしも同一
ではないため、使用に際しては溶剤系又は水溶系の顔料
や染料を用いてベースコーティングし、地色を均一化す
ることが好ましい。
【００１０】この木質素材の表面に印刷する木肌模様と
は、この発明においては導管孔，髄線，節などを意味
し、木目模様とは板目や柾目など材面の状態を意味す
る。しかして、木質素材の表面に印刷する木目模様は、
木目模様自体がきわめてはっきりしている高級銘木のナ
ラ，タモなどの柾目又は板目とし、木肌模様はこれらナ
ラやタモなどの銘木が有するものと一致させるものであ
る。
は、この発明においては導管孔，髄線，節などを意味
し、木目模様とは板目や柾目など材面の状態を意味す
る。しかして、木質素材の表面に印刷する木目模様は、
木目模様自体がきわめてはっきりしている高級銘木のナ
ラ，タモなどの柾目又は板目とし、木肌模様はこれらナ
ラやタモなどの銘木が有するものと一致させるものであ
る。
【００１１】木肌模様の木質素材への形成は、エンボス
ロールによって行う。このエンボスロールは、印刷せん
とする木目模様をロールに転写し、該木目模様が本来有
する木肌模様に該当する部位を凸状に突出形成したもの
で、木質素材をエンボスロールと、該エンボスロールと
対をなす圧ロール間に送り込むことによって木質素材に
木肌模様を凹状にエンボス加工するものである。
ロールによって行う。このエンボスロールは、印刷せん
とする木目模様をロールに転写し、該木目模様が本来有
する木肌模様に該当する部位を凸状に突出形成したもの
で、木質素材をエンボスロールと、該エンボスロールと
対をなす圧ロール間に送り込むことによって木質素材に
木肌模様を凹状にエンボス加工するものである。
【００１２】この発明は、木質素材に木肌模様をエンボ
ス加工すると同時に、該エンボス加工部に墨入れを行う
もので、この墨入れは具体的には、エンボスロールに突
出して形成した各凸状部にインキ供給孔を設け、木肌模
様をエンボス加工すると同時にインキ供給孔からインキ
をエンボス加工部に供給して行う手段と、エンボスロー
ルの外周上にインキローラを配置し、このインキローラ
によってエンボスロールに形成された凸状部にインキを
塗布し、インキをエンボス加工部に転写して行う手段と
がある。
ス加工すると同時に、該エンボス加工部に墨入れを行う
もので、この墨入れは具体的には、エンボスロールに突
出して形成した各凸状部にインキ供給孔を設け、木肌模
様をエンボス加工すると同時にインキ供給孔からインキ
をエンボス加工部に供給して行う手段と、エンボスロー
ルの外周上にインキローラを配置し、このインキローラ
によってエンボスロールに形成された凸状部にインキを
塗布し、インキをエンボス加工部に転写して行う手段と
がある。
【００１３】表面に凹状に木肌模様をエンボス加工し、
かつ該エンボス加工部に墨入れされた木質素材は適宜手
段、たとえば一対の送りローラによって乾燥機に送ら
れ、墨入れされたインキを乾燥させたのち、グラビアオ
フセット印刷による木目印刷を行う。この木目印刷は、
前記の木肌模様と一致する木目を写真撮影し、これをロ
ールに転写した印刷ロールと該印刷ロールと対をなす印
刷機構によって行う。その際、印刷ロールは、表面の印
刷模様がロールの一回転を単位として分断せずに回転に
よって連続した木目模様となるように構成することが好
ましい。
かつ該エンボス加工部に墨入れされた木質素材は適宜手
段、たとえば一対の送りローラによって乾燥機に送ら
れ、墨入れされたインキを乾燥させたのち、グラビアオ
フセット印刷による木目印刷を行う。この木目印刷は、
前記の木肌模様と一致する木目を写真撮影し、これをロ
ールに転写した印刷ロールと該印刷ロールと対をなす印
刷機構によって行う。その際、印刷ロールは、表面の印
刷模様がロールの一回転を単位として分断せずに回転に
よって連続した木目模様となるように構成することが好
ましい。
【００１４】木目印刷が完了した木質素材は印刷インキ
を乾燥させたのち、着色塗装ローラと圧ロールとからな
る塗装機構によって印刷面に所望の色彩を着色塗装し、
一旦乾燥させたのち、クリヤ塗装ローラと圧ロールとか
らなるクリア塗装機構に送り込み、着色された面にさら
にクリア塗装を実施して乾燥することによって木目模様
が明瞭に顕出した木質板材を得ることができる。
を乾燥させたのち、着色塗装ローラと圧ロールとからな
る塗装機構によって印刷面に所望の色彩を着色塗装し、
一旦乾燥させたのち、クリヤ塗装ローラと圧ロールとか
らなるクリア塗装機構に送り込み、着色された面にさら
にクリア塗装を実施して乾燥することによって木目模様
が明瞭に顕出した木質板材を得ることができる。
【００１５】
【作用】この発明の木質板材の製造方法は、木質素材の
表面に導管などの木肌模様をエンボスローラによって形
成するに際し、木肌模様となる凹状部の成形と同時に、
当該凹状部に所定の色の墨入れを実施するので、木目の
はっきりしない木質素材に所望の木目模様を有する木質
板材を簡単かつ容易に得ることができる。
表面に導管などの木肌模様をエンボスローラによって形
成するに際し、木肌模様となる凹状部の成形と同時に、
当該凹状部に所定の色の墨入れを実施するので、木目の
はっきりしない木質素材に所望の木目模様を有する木質
板材を簡単かつ容易に得ることができる。
【００１６】一方、この発明の木質板材の製造装置は、
木質素材の表面に所望の木目模様と一致する木肌模様を
凹状にエンボス加工すると同時に、形成されたエンボス
加工部に所望のインキを墨入れするエンボス加工機構を
設けたので、木質素材の表面に木肌模様を形成すると同
時に当該木肌模様に墨入れを行うことができ、所望の木
目模様を有する優れた品質の木質板材を安価に量産する
ことができる。
木質素材の表面に所望の木目模様と一致する木肌模様を
凹状にエンボス加工すると同時に、形成されたエンボス
加工部に所望のインキを墨入れするエンボス加工機構を
設けたので、木質素材の表面に木肌模様を形成すると同
時に当該木肌模様に墨入れを行うことができ、所望の木
目模様を有する優れた品質の木質板材を安価に量産する
ことができる。
【００１７】
【実施例】以下、この発明の木質板材の製造方法と、こ
れに用いる製造装置の実施例を添付の図面に基づいて具
体的に説明する。図１は、この発明の木質板材の製造方
法に使用する製造装置１の一実施例を示すもので、この
製造装置１は、木質素材の表面に木肌模様を凹状に形成
し、かつ当該凹状部に墨入れすることのできるエンボス
加工機構２と、エンボス加工された木質素材Ａ1 に木目
印刷を施す印刷機構７および木目印刷された木質素材Ａ
2を塗装して目的の木質板材を得る塗装機構１２とから
構成されている。
れに用いる製造装置の実施例を添付の図面に基づいて具
体的に説明する。図１は、この発明の木質板材の製造方
法に使用する製造装置１の一実施例を示すもので、この
製造装置１は、木質素材の表面に木肌模様を凹状に形成
し、かつ当該凹状部に墨入れすることのできるエンボス
加工機構２と、エンボス加工された木質素材Ａ1 に木目
印刷を施す印刷機構７および木目印刷された木質素材Ａ
2を塗装して目的の木質板材を得る塗装機構１２とから
構成されている。
【００１８】前記エンボス加工機構２は、下側に水平に
配置され、かつ表面に得ようとする木目模様と一致する
木肌模様を凸状に形成したエンボスロール３と、その上
部に前記エンボスロール３との間隔を自在に調整するこ
とができるよう配置される圧ロール４と、前記エンボス
ロール３に形成される凸状の木肌模様にインキを供給す
るインキロール５および墨入れされたインキを乾燥する
ための乾燥機６とから構成される。なお、木質素材Ａ1
に形成された木肌模様たる凹状部（エンボス加工部）に
インキを墨入れする手段は、図示しないがエンボスロー
ル３の凸部にインキ供給孔を設け、エンボスロール３内
から凸部を介して木肌模様である凹状部に供給する方法
でもよい。
配置され、かつ表面に得ようとする木目模様と一致する
木肌模様を凸状に形成したエンボスロール３と、その上
部に前記エンボスロール３との間隔を自在に調整するこ
とができるよう配置される圧ロール４と、前記エンボス
ロール３に形成される凸状の木肌模様にインキを供給す
るインキロール５および墨入れされたインキを乾燥する
ための乾燥機６とから構成される。なお、木質素材Ａ1
に形成された木肌模様たる凹状部（エンボス加工部）に
インキを墨入れする手段は、図示しないがエンボスロー
ル３の凸部にインキ供給孔を設け、エンボスロール３内
から凸部を介して木肌模様である凹状部に供給する方法
でもよい。
【００１９】なお、乾燥機６は、内部にヒータなどの加
熱機能を有し、エンボス加工された木質素材を通過さ
せ、木肌模様に墨入れされたインクを乾燥するものであ
る。
熱機能を有し、エンボス加工された木質素材を通過さ
せ、木肌模様に墨入れされたインクを乾燥するものであ
る。
【００２０】印刷機構７は、エンボス加工された木質素
材Ａ1 に木目模様を印刷するための印刷ロール８と、こ
の印刷ロール８の上方に印刷ロール８との間隔を自在に
調整することができるよう配置された圧ロール９と、そ
の後方に配置される乾燥機１１によって構成されるもの
で、乾燥機１１は前記乾燥機７と同様のもので、木目印
刷に使用したインキを乾燥させるものである。前記印刷
ロール８は、周面に木肌模様と一致する天然木の板面に
形成される柾目あるいは板目などの木目模様を写真製版
によって形成して印刷版面としたもので、印刷ロール８
へのインキの供給はインキロール１０によって行われ
る。
材Ａ1 に木目模様を印刷するための印刷ロール８と、こ
の印刷ロール８の上方に印刷ロール８との間隔を自在に
調整することができるよう配置された圧ロール９と、そ
の後方に配置される乾燥機１１によって構成されるもの
で、乾燥機１１は前記乾燥機７と同様のもので、木目印
刷に使用したインキを乾燥させるものである。前記印刷
ロール８は、周面に木肌模様と一致する天然木の板面に
形成される柾目あるいは板目などの木目模様を写真製版
によって形成して印刷版面としたもので、印刷ロール８
へのインキの供給はインキロール１０によって行われ
る。
【００２１】塗装機構１２は、インキロール１５と周接
する着色塗装ローラ１３と、この着色塗装ローラ１３と
の間隔を自在に調整することができるよう上方に配置さ
れる圧ロール１４とその後方に配置された乾燥機１６、
およびクリヤ塗装ロール１７とその上部に配置される圧
ロール１８と、その後方の乾燥機２０とからなるもので
ある。なお、図中１９はクリア塗装ロール１７と周接す
るインキロールである。
する着色塗装ローラ１３と、この着色塗装ローラ１３と
の間隔を自在に調整することができるよう上方に配置さ
れる圧ロール１４とその後方に配置された乾燥機１６、
およびクリヤ塗装ロール１７とその上部に配置される圧
ロール１８と、その後方の乾燥機２０とからなるもので
ある。なお、図中１９はクリア塗装ロール１７と周接す
るインキロールである。
【００２２】以下、上記の構成からなる製造装置１を使
用して木質素材に木目模様を印刷する方法を説明する。
この実施例おいては、木質素材は木目が薄くかつ全体が
白っぽいラミンをスライスして得た単板を横ハギして所
定の幅とすると共に、繊維方向の小口をフィンガージョ
イント加工によって相互に連結して所定の長さとし、裏
面に不織布を裏打ちして得た厚さ約０．５ｍｍ×幅約５
００ｍｍのロール状突板を使用した。なお、エンボスロ
ール３には高級銘木であるナラの木肌模様が凸状に形成
されたものを、印刷ロール８にはこのナラの木肌模様と
一致する木目模様を写真製版によって転写したものを使
用した。
用して木質素材に木目模様を印刷する方法を説明する。
この実施例おいては、木質素材は木目が薄くかつ全体が
白っぽいラミンをスライスして得た単板を横ハギして所
定の幅とすると共に、繊維方向の小口をフィンガージョ
イント加工によって相互に連結して所定の長さとし、裏
面に不織布を裏打ちして得た厚さ約０．５ｍｍ×幅約５
００ｍｍのロール状突板を使用した。なお、エンボスロ
ール３には高級銘木であるナラの木肌模様が凸状に形成
されたものを、印刷ロール８にはこのナラの木肌模様と
一致する木目模様を写真製版によって転写したものを使
用した。
【００２３】まず、製造装置１のエンボスロール３と圧
ロール４との間を前記ロール状突板Ａ1 の厚さに適合す
るよう調整したのち、エンボス加工機構２を駆動し、ロ
ール状突板Ａ1 を表面が下側となるようにして引き出し
ながらエンボスロール３と圧ロール４との間に供給する
と、ロール状突板Ａ1 は回転するエンボスロール３と圧
ロール４によって左方に移送されつゝエンボスロール３
に形成した凸状の木肌模様によって凹状部が形成される
と同時に、エンボスロール３がインキロール５と周接し
ているため、ロール状突板Ａ1 に形成された凹状の木肌
模様に墨入れが行われ、導管などの木肌模様が印刷され
る。
ロール４との間を前記ロール状突板Ａ1 の厚さに適合す
るよう調整したのち、エンボス加工機構２を駆動し、ロ
ール状突板Ａ1 を表面が下側となるようにして引き出し
ながらエンボスロール３と圧ロール４との間に供給する
と、ロール状突板Ａ1 は回転するエンボスロール３と圧
ロール４によって左方に移送されつゝエンボスロール３
に形成した凸状の木肌模様によって凹状部が形成される
と同時に、エンボスロール３がインキロール５と周接し
ているため、ロール状突板Ａ1 に形成された凹状の木肌
模様に墨入れが行われ、導管などの木肌模様が印刷され
る。
【００２４】エンボスロール３によって木肌模様が形成
され、かつ墨入れされたロール状突板Ａ1 はついで乾燥
機６に送られ、墨入れされたインキを乾かしたのち印刷
機構７を構成する印刷ロール８と圧ロール９との間に供
給される。なお、乾燥機６による乾燥時間は温度６０℃
で約１分程度である。印刷機構７における印刷ロール８
と圧ロール９との間に供給されたロール状突板Ａ1 は印
刷ロール８によって木肌模様と一致する木目模様が印刷
されたのち、乾燥機１１に送られ温度６０℃で約５分間
乾燥し、塗装機構１２に送られる。
され、かつ墨入れされたロール状突板Ａ1 はついで乾燥
機６に送られ、墨入れされたインキを乾かしたのち印刷
機構７を構成する印刷ロール８と圧ロール９との間に供
給される。なお、乾燥機６による乾燥時間は温度６０℃
で約１分程度である。印刷機構７における印刷ロール８
と圧ロール９との間に供給されたロール状突板Ａ1 は印
刷ロール８によって木肌模様と一致する木目模様が印刷
されたのち、乾燥機１１に送られ温度６０℃で約５分間
乾燥し、塗装機構１２に送られる。
【００２５】塗装機構１２に送られた木肌模様および木
目模様を印刷されたロール状突板Ａ 2 は、着色塗装ロー
ル１３と圧ロール１４の間に供給され、前記印刷面にナ
ラ材が有する色彩と同一の色彩の塗料によって着色塗装
が施され、ついで、乾燥機１６に通されて塗装面を乾燥
したのち、クリヤ塗装ロール１７と圧ロール１８の間に
供給され、塗装面に透明なクリア塗料によるクリア塗装
が施される。透明クリア塗装されたロール状突板Ａ
2 は、乾燥機２０を経て乾燥されてナラと同一の木目模
様が印刷された木質板材が製造される。
目模様を印刷されたロール状突板Ａ 2 は、着色塗装ロー
ル１３と圧ロール１４の間に供給され、前記印刷面にナ
ラ材が有する色彩と同一の色彩の塗料によって着色塗装
が施され、ついで、乾燥機１６に通されて塗装面を乾燥
したのち、クリヤ塗装ロール１７と圧ロール１８の間に
供給され、塗装面に透明なクリア塗料によるクリア塗装
が施される。透明クリア塗装されたロール状突板Ａ
2 は、乾燥機２０を経て乾燥されてナラと同一の木目模
様が印刷された木質板材が製造される。
【００２６】かくて得られたロール状突板は、当初の木
目模様が顕著でなく、しかも色も薄いロール状突板がナ
ラの木目模様と色彩を有する高級なものに変化するの
で、これを所要の大きさに切断して、たとえば家具の表
面にラッピングすることによってナラの木目模様を有す
る高級感のある家具を得ることができる。
目模様が顕著でなく、しかも色も薄いロール状突板がナ
ラの木目模様と色彩を有する高級なものに変化するの
で、これを所要の大きさに切断して、たとえば家具の表
面にラッピングすることによってナラの木目模様を有す
る高級感のある家具を得ることができる。
【００２７】なお、上記の実施例は木質素材としてロー
ル状突板を使用し、エンボス加工からクリア塗装まで一
貫して行うものとして説明したが、各工程をバッチ処理
して行ってもよく、木質素材は所定の大きさのベニヤ単
板やＬＶＬなどの合板であってもよいことは勿論であ
る。また、エンボス加工と同時に木肌模様となる凹状部
に墨入れができれば、墨入れの手段は実施例に限定され
るものではない。さらに、実施例においては、エンボス
ロール３、印刷ロール８、着色塗装ロール１３およびク
リア塗装ロール１７をいずれも下側に配置して実施して
いるが、これは各ロールに塗布されるインキを木質素材
の表面に余分に塗布しないために有効な手段であるが、
木質素材へのインキの塗布量をコントロールすることが
できれば圧ロールを下方にし、各ロールを上方に配置し
てもよい。
ル状突板を使用し、エンボス加工からクリア塗装まで一
貫して行うものとして説明したが、各工程をバッチ処理
して行ってもよく、木質素材は所定の大きさのベニヤ単
板やＬＶＬなどの合板であってもよいことは勿論であ
る。また、エンボス加工と同時に木肌模様となる凹状部
に墨入れができれば、墨入れの手段は実施例に限定され
るものではない。さらに、実施例においては、エンボス
ロール３、印刷ロール８、着色塗装ロール１３およびク
リア塗装ロール１７をいずれも下側に配置して実施して
いるが、これは各ロールに塗布されるインキを木質素材
の表面に余分に塗布しないために有効な手段であるが、
木質素材へのインキの塗布量をコントロールすることが
できれば圧ロールを下方にし、各ロールを上方に配置し
てもよい。
【００２８】
【発明の効果】この発明の木質板材の製造方法は、木質
素材へのエンボス加工による木肌模様の形成に際して、
エンボス加工と同時にエンボスされた部位に墨入れを行
うことができるので、木質素材への木目模様印刷を効率
的に実施できる。また、木質素材に形成される各エンボ
ス部に墨入れを確実に実施することができるので、得ら
れた木質板材は所定の天然木材に酷似した鮮明な木肌模
様と木目模様を有する高級なものとすることができる。
素材へのエンボス加工による木肌模様の形成に際して、
エンボス加工と同時にエンボスされた部位に墨入れを行
うことができるので、木質素材への木目模様印刷を効率
的に実施できる。また、木質素材に形成される各エンボ
ス部に墨入れを確実に実施することができるので、得ら
れた木質板材は所定の天然木材に酷似した鮮明な木肌模
様と木目模様を有する高級なものとすることができる。
【００２９】一方、この発明の木質板材の製造装置は、
木質素材に木肌模様をエンボス加工するに際し、エンボ
スロールにインキ供給装置を付設し、エンボス加工と同
時に当該エンボス部に墨入れを行うことができるので、
より鮮明な木肌模様を木質素材に形成することができ、
該木肌模様と一致させて木目模様を印刷することができ
るので、所定の天然木材に酷似した鮮明な木目を有する
優れた品質の木質板材を安価に量産することができるも
のである。
木質素材に木肌模様をエンボス加工するに際し、エンボ
スロールにインキ供給装置を付設し、エンボス加工と同
時に当該エンボス部に墨入れを行うことができるので、
より鮮明な木肌模様を木質素材に形成することができ、
該木肌模様と一致させて木目模様を印刷することができ
るので、所定の天然木材に酷似した鮮明な木目を有する
優れた品質の木質板材を安価に量産することができるも
のである。
【図１】この発明の木質板材の製造方法の一例を示す工
程図である。
程図である。
１ 木質板材の製造装置 ２ エンボス加工機構 ３ エンボスロール ４，９，１４，１８ 圧ロール ５，１０，１５，１９ インキロール ６，１１，１６，２０ 乾燥機 ７ 印刷機構 ８ 印刷ロール １２ 塗装機構 １３ 着色塗装ロール １７ クリヤ塗装ロール Ａ1 ロール状突板 Ａ2 木肌模様及び木目模様が印刷さ
れたロール状突板
れたロール状突板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｅ０４Ｆ 13/08 Ｅ０４Ｆ 13/08 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41M 3/06 B32B 21/06 B41M 1/24 B41M 1/38 B44C 3/02 E04F 13/08
Claims (7)
- 【請求項１】 板状の木質素材の表面に導管孔などの木
肌模様をエンボス加工するに際し、得んとする木目模様
に適合した木肌模様を表面に突出させて形成したエンボ
スロールを使用し、木質素材の表面に木肌模様をエンボ
ス加工すると同時に、該エンボス加工部にインキを墨入
したのち、その表面に当該木肌模様と一致する木目模様
を転写ロールによって印刷することを特徴とする木質板
材の製造方法。 - 【請求項２】 板状の木質素材の表面に導管孔などの木
肌模様をエンボス加工するに際し、得んとする木目模様
に適合した木肌模様を表面に突出させて形成したエンボ
スロールを使用し、木質素材の表面に木肌模様をエンボ
ス加工すると同時に、該エンボス加工部にインキを墨入
したのち、その表面に当該木肌模様と一致する木目模様
を印刷し、ついでその表面にクリア塗料による仕上げ塗
膜を形成することを特徴とする木質板材の製造方法。 - 【請求項３】 得んとする木目模様と一致する木肌模様
を表面に突出させて形成したエンボスロール、該エンボ
スロールによる木質素材へのエンボス加工と同時に当該
木肌模様に墨入れするためのインキ供給装置及び前記エ
ンボスロールと対をなし、エンボス加工される木質素材
をエンボスロール側に押圧する圧ロールとからなるエン
ボス加工機構と、該エンボス加工機構で木肌模様がエン
ボス加工され、かつ前記エンボス加工部に墨入れされた
木質素材の表面に前記木肌模様と一致する木目模様を印
刷する印刷機構とを具備したことを特徴とする木質板材
の製造装置。 - 【請求項４】 得んとする木目模様と一致する木肌模様
を表面に突出させて形成したエンボスロール、該エンボ
スロールによる木質素材の表面への木肌模様の形成と同
時に当該木肌模様にインキを墨入れするためのインキ供
給装置、前記エンボスロールと対をなし、エンボス加工
される木質素材をエンボスロール側に押圧する圧ロール
とからなるエンボス加工機構と、該エンボス加工機構で
木肌模様がエンボス加工され、かつ前記エンボス加工部
に墨入れされた木質素材の表面に前記木肌模様と一致す
る木目模様を印刷する印刷ロールおよび該印刷ロールと
対をなす圧ロールとからなる印刷機構と、印刷された木
質素材の印刷面に着色塗装と、その表面にクリア塗料に
よる仕上げ塗膜を順次形成するための塗装ロールと圧ロ
ールとらかなる塗装機構によって構成されたことを特徴
とする木質板材の製造装置。 - 【請求項５】 前記印刷ロールは、表面に形成する印刷
模様が、印刷ロールの一回転を単位として回転によって
連続した木目模様となるように構成したものであること
を特徴とする請求項３又は４記載の木質板材の製造装
置。 - 【請求項６】 エンボス加工によって木質素材の表面に
エンボス加工される木肌模様に墨入れするためのインキ
供給装置は、エンボスロール内に配置されたインキタン
クからのインキをエンボスロールの表面に送り出すこと
によって行うことを特徴とする請求項３又は４記載の木
質板材の製造装置。 - 【請求項７】 エンボス加工によって木質素材の表面に
エンボス加工される木肌模様に墨入れするためのインキ
供給装置は、前記エンボスロールと周接して回転し、エ
ンボスロールに突出して形成した木肌模様部にのみイン
キを塗布することのできるインキローラと該インキロー
ラにインキを供給するインキタンクとから構成されたこ
とを特徴とする請求項３又は４記載の木質板材の製造装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08063831A JP3084606B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 木質板材の製造方法とその装置 |
| EP96306573A EP0791480A3 (en) | 1996-02-26 | 1996-09-10 | Method and apparatus for manufacturing woody plate material having appearance of wood |
| IDP963426A ID18769A (id) | 1996-02-26 | 1996-11-26 | Peralatan dan metoda untuk membuat bahan papan kayu yang memiliki corak kayu |
| CA002207844A CA2207844A1 (en) | 1996-02-26 | 1997-06-17 | Method and apparatus for manufacturing woody plate material having appearance of wood |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08063831A JP3084606B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 木質板材の製造方法とその装置 |
| CA002207844A CA2207844A1 (en) | 1996-02-26 | 1997-06-17 | Method and apparatus for manufacturing woody plate material having appearance of wood |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09226226A JPH09226226A (ja) | 1997-09-02 |
| JP3084606B2 true JP3084606B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=25679428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08063831A Expired - Fee Related JP3084606B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 木質板材の製造方法とその装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0791480A3 (ja) |
| JP (1) | JP3084606B2 (ja) |
| CA (1) | CA2207844A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104290478A (zh) * | 2013-07-17 | 2015-01-21 | 白纱科技印刷股份有限公司 | 以同线操作完成压花印纹的印刷方法及其印制品 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2283274A1 (en) * | 1998-01-30 | 1999-08-05 | Springs Window Fashions Division, Inc. | Apparatus and method for embossing and valley printing elongated substrates |
| DE10031030B4 (de) * | 2000-06-26 | 2005-08-04 | Bauer, Jörg R. | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen flächiger Bauteile mit vorbestimmtem Oberflächenaussehen und flächiges Bauteil, insbesondere Frontplatte eines Küchenelements |
| KR100665792B1 (ko) * | 2006-02-06 | 2007-01-09 | (주) 테크윈 | 내외장용 목질 합판재의 표면처리기 |
| DE102006007976B4 (de) * | 2006-02-21 | 2007-11-08 | Flooring Technologies Ltd. | Verfahren zur Veredelung einer Bauplatte |
| EP1839883B1 (de) | 2006-03-08 | 2016-08-24 | Homag Holzbearbeitungssysteme AG | Verfahren und vorrichtung zum bedrucken plattförmiger werkstücke |
| US8051886B2 (en) | 2009-12-14 | 2011-11-08 | Unilin Flooring Nc Llc | Distressing process and apparatus for applying such process |
| DE102013216113A1 (de) | 2013-08-14 | 2015-03-05 | Homag Holzbearbeitungssysteme Gmbh | Beschichtungsaggregat |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1105365A (en) * | 1965-12-01 | 1968-03-06 | Lawrence Graham Buckley | Improvements in producing a visible and tactile grained pattern upon a surface of wood |
| DE1928943A1 (de) * | 1968-06-15 | 1969-12-18 | Marco Minelli | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Relief-Praegungen und Einfaerbung der Praegung bei Holzgegenstaenden |
| DE2139231A1 (de) * | 1971-08-05 | 1973-05-17 | Rosner Ohg Lackfabrik L | Verfahren zum kontrastreichen beizen von durch sandstrahl vorbehandelten holzoberflaechen |
| US3908588A (en) * | 1972-09-11 | 1975-09-30 | Masonite Corp | Apparatus for making decorative panels |
| NZ184341A (en) * | 1976-06-09 | 1981-05-29 | Toppan Printing Co Ltd | Decorative laminate wood grain film on wood base |
| US4237087A (en) * | 1979-10-05 | 1980-12-02 | Armstrong Cork Company | Method of embossing wood composition board |
| AU6314280A (en) * | 1979-11-13 | 1981-05-21 | Formica Corporation | Decorative laminate by ink coated release medium |
| DE3107798A1 (de) * | 1981-02-28 | 1982-09-16 | wf rational Anbauküchen GmbH + Co, 4520 Melle | Gedruckte nachbildung von naturholzstreifen und verfahren zur herstellung von eindruecken |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP08063831A patent/JP3084606B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-09-10 EP EP96306573A patent/EP0791480A3/en not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-06-17 CA CA002207844A patent/CA2207844A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104290478A (zh) * | 2013-07-17 | 2015-01-21 | 白纱科技印刷股份有限公司 | 以同线操作完成压花印纹的印刷方法及其印制品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0791480A3 (en) | 1998-04-29 |
| CA2207844A1 (en) | 1998-12-17 |
| JPH09226226A (ja) | 1997-09-02 |
| EP0791480A2 (en) | 1997-08-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU739583B2 (en) | Flat-skinned door the simulates a three-dimensional molded skin door and corresponding method | |
| US4284453A (en) | Method of imparting color highlights or shadows to a textured decorative laminate | |
| US3486919A (en) | Panel embossing and printing process | |
| JP3084606B2 (ja) | 木質板材の製造方法とその装置 | |
| US4135962A (en) | Apparatus for decorating sheet material | |
| US20210245544A1 (en) | Method for producing reliefs by means of digital printing and digital printing machine | |
| JP2022066171A (ja) | 装飾デザインを備えた基材を製造するためのシステム | |
| US3738854A (en) | Process for making decorative boards | |
| GB1581599A (en) | Method and apparatus for decorating cigar wrapper material and decorated cigar wrappers | |
| KR200320985Y1 (ko) | 승화열전사 칼라 및 엠보싱 동조 시트지 | |
| US278212A (en) | Manufacture of wall-paper | |
| US249429A (en) | Frederick walton | |
| JP3905792B2 (ja) | 化粧板の製造方法 | |
| JPS5833817B2 (ja) | ケシヨウバンノセイゾウホウ | |
| JPH0550408A (ja) | 化粧用建材の製造方法 | |
| JP2862292B2 (ja) | 化粧材の製造方法及び製造装置 | |
| KR970007346B1 (ko) | 나무결이 다른 가구/건구용 문양지 및 그 제조방법 | |
| KR20010054508A (ko) | 무늬목의 형성방법 | |
| JPS6240076B2 (ja) | ||
| JPS5815164Y2 (ja) | 化粧板 | |
| JPS626512B2 (ja) | ||
| SU1729825A1 (ru) | Способ получени декоративного материала | |
| JPS6144658B2 (ja) | ||
| JPS5913977B2 (ja) | 化粧板の製造法 | |
| TH26173A (th) | วิธีและอุปกรณ์สำหรับการผลิตวัสดุแผ่นที่เป็นไม้ที่มีการปรากฎของเนื้อไม้ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |