JP3082687U - カメラ用のストラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 片手でカメラを安定支持させる機能を有する
カメラ用ストラップを提供する。 【解決手段】 一端にカメラ取付部を有する紐部分２
と、この紐部分に取り付けた長さ調節具４とカメラ支持
具５からなり、このカメラ支持具５がカメラの三脚孔の
雌ねじに適合するサイズの雄ねじ５１を有する。前記紐
部分２はテープ状のストラップ本体２１と、それよりも
細い補助紐２２からなり、前記カメラ取付部が補助紐２
２にあることが好ましい。長さ調節具４は「コードロッ
ク」という名称で知られるものであることが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はカメラ用のストラップに関する。カメラには、一般のカメラだけでな くビデオカメラも含む。一般にこの種のストラップはカメラの紛失や落下による カメラの破損を予防するのに使用される。

【０００２】

【従来の技術】

従来、カメラのストラップは、カメラの両側部を結ぶ長い紐であって首にかけ られるようにしてあるものが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

カメラの紛失や落下によるカメラの破損を予防するためには、この従来型のス トラップで十分である。しかし、昨今のデジタルビデオカメラなどでは片手で撮 影するタイプのものが増えているので、首に掛ける形式のストラップは使いにく いものとなっている。

【０００４】 本考案では、カメラの紛失や落下によるカメラの破損を予防する他に、片手で カメラを安定支持させる機能をも持たせたストラップを提供することを目的とす る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のカメラ用のストラップは、一端にカメラ取付部を有する紐部分と、こ の紐部分に取り付けた長さ調節具とカメラ支持具からなり、このカメラ支持具が カメラの三脚孔の雌ねじに適合するサイズの雄ねじを有することを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の態様】

前記紐部分がテープ状のストラップ本体と、それよりも細い補助紐からなり、 前記カメラ取付部が補助紐にあることが好ましい。ストラップ本体は普通テープ 状であってカメラに取り付けにくいからである。

【０００７】 長さ調節具は「コードロック」という名称で知られるものが好ましい。これは 市販されており、さまざまな形状、大きさのものが容易に入手可能である。

【０００８】

【実施例】

以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明する。

【０００９】 図１は、本考案のストラップの使用状態を示す斜視図である。

【００１０】 図２（ａ）は、本考案のストラップ全体の側面図、図２（ｂ）は同平面図であ る。ある特定の実施例では、ストラップの全長は約６０ｃｍである。

【００１１】 ストラップの紐部分２は、長さ約５５ｃｍ、幅約１ｃｍのテープ状のストラッ プ本体２１と、長さ約５ｃｍ、幅１−２ｍｍの補助紐２２からなる。ストラップ 本体２１は図面の右端で折り返して、ストラップ本体の左端でストッパ３により 止められている。このストッパ３から短く細い補助紐２２がリング状に突出して いる。

【００１２】 ストラップ本体２１及び補助紐２２の末端はストッパ３の中に埋設固定されて いる。すなわち、熱可塑性樹脂を使用して金型（図示せず）内で射出成形する際 に、ストラップ本体２１と補助紐２２の末端を金型内に置き、樹脂でこれらを被 覆してしまうのである。射出成形圧力により、ストラップ本体が移動しないよう に、金型内にはストラップ本体を押さえつけるピンが設けられている。そのため 、ストッパにはそのピンに相当する形状の孔３１が開いている。

【００１３】 ストラップ本体２１には、長さ調節具４とカメラ支持具５が取り付けられてい る。

【００１４】 長さ調節具４は、いわゆる「コードロック」と呼ばれるタイプのもので、それ 自体公知であるので、詳細な説明は省略する。一般に、コードロックは、ハウジ ング４１と、その中で、ばね付勢され、スライド可能なスライダー４２からなり 、ハウジングとスライダーは共に貫通孔４３，４４を有する。指でスライダー頭 部を押すことにより、スライダーのばねに逆らってこの貫通孔４３，４４を揃え て紐を通し、その後で指を離すとばねの復元力により２つの貫通孔の位置がわず かにずれて紐が固定される。

【００１５】 カメラ支持具５は、図３に示すように、一端に雄ねじ５１を有し、他端にスト ラップ本体通過用のリング５２を有する円柱５３である。ある特定の実施例では 、雄ねじ５１を含めて約４ｃｍの長さである。雄ねじは、カメラ底部の雌ねじ（ 図示せず）にねじ込んで固定される。カメラ底部には三脚取付用の雌ねじが必ず 設けられており、しかも、この雌ねじのサイズは各メーカー共通である。円柱５ ３の底部には指でもねじ込みやすいようにギザギザ５４が設けられている。もっ としっかり取り付けるときのために、円柱の頭部にはドライバー頭部用の溝５５ が設けられている。好ましくは、この溝は、ドライバーだけでなく、硬貨でも回 転できるようなサイズとしておく。

【００１６】 本考案のストラップは図１のようにしてカメラに取り付ける。すなわち、カメ ラ側部に補助紐２２のカメラ取付部２３を取り付け、カメラ底部にカメラ支持具 ５を取り付ける。

【００１７】 使用するときには、図４に示すように、カメラ支持具５と長さ調節具４により 形成される二重ストラップの間に手のひらを差し込む。緩いようであれば長さ調 節具４よりストラップの長さを調節する。ビデオカメラ７は片手で持つことが多 いが、そのようなとき、カメラ支持具５を小指で支えながら残りの４指でカメラ を支持する。

【００１８】

【考案の効果】 本考案によれば、片手でもカメラ７が安定的に支持され、ぶれが少なくなる。 カメラ撮影していないときにはこのストラップを使用してカメラを首に掛けてお くこともできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案のカメラ用ストラップをカメラに取り
付けた状態の斜視図である。

【図２】 （ａ）は、本考案のストラップ全体の側面
図、（ｂ）は同平面図である。

【図３】 カメラ支持具の（ａ）平面図、（ｂ）正面
図、（ｃ）左側面図、（ｄ）底面図である。

【図４】 本考案のカメラ用ストラップの使用状態を示
す参考図である。

【符号の説明】

２ 紐部分 ２１ ストラップ本体 ２２ 補助紐 ２３ カメラ取付部 ３ ストッパ ３１ 孔 ４ 長さ調節具 ４１ ハウジング ４２ スライダー ４３，４４ 貫通孔 ５ カメラ支持具 ５２ リング ５３ 円柱 ５４ ギザギザ ５５ 溝 ７ カメラ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端にカメラ取付部（２３）を有する紐
   部分（２）と、この紐部分（２）に取り付けた長さ調節
   具（４）とカメラ支持具（５）からなり、 前記カメラ支持具（５）がカメラの三脚孔の雌ねじに適
   合するサイズの雄ねじ（５１）を有することを特徴とす
   る、カメラ用のストラップ。
2. 【請求項２】 前記紐部分（２）がテープ状のストラッ
   プ本体（２１）と、それよりも細い補助紐（２２）から
   なり、前記カメラ取付部（２３）が補助紐（２２）にあ
   る、カメラ用の請求項１記載のストラップ。
3. 【請求項３】 長さ調節具（４）は「コードロック」と
   いう名称で知られるものである、カメラ用の請求項１又
   は２記載のストラップ。